JPS6320536Y2 - - Google Patents

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JPS6320536Y2
JPS6320536Y2 JP17903779U JP17903779U JPS6320536Y2 JP S6320536 Y2 JPS6320536 Y2 JP S6320536Y2 JP 17903779 U JP17903779 U JP 17903779U JP 17903779 U JP17903779 U JP 17903779U JP S6320536 Y2 JPS6320536 Y2 JP S6320536Y2
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JP
Japan
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grindstone
belt
interference
angular position
pulley
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JP17903779U
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JPS5698560U (ja
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は研削盤における砥石過周速防止装置に
関するもので、その目的とするところは、砥石の
交換時にはベルトの掛け替えを行わなければ大径
砥石の取付けができないようにして砥石の周速度
が過大となるのを防止するとともに、クーラント
等により作動不良を起こさないような構成にして
過周速防止機能を長期に亘つて得られるようにす
ることである。
従来、一般に砥石の外周で工作物を研削する研
削盤において、砥石の回転駆動はモータプーリと
砥石軸プーリとをベルトにより伝動して行われて
いる。従つて砥石軸の回転速度は両プーリ径によ
つて一定であるが、砥石の周速度は砥石が摩耗し
てその径が小さくなるに連れて低下する。砥石周
速が低下すると研削能率が低下するので、普通は
砥石が所定量摩耗した時にモータプーリあるいは
砥石軸プーリを低速プーリから高速プーリに交換
して砥石周速度の回復を計つているが、特にプー
リ交換作業を省略するためにモータプーリおよび
砥石軸プーリをそれぞれ大小径の2段プーリにし
てベルトの掛け替えのみにより砥石周速度の回復
を計ることも行われている。しかしこの場合砥石
径が使用限度の最小径に達してこの小径の砥石を
新しい大径砥石と交換する時点では、高速用であ
る小径の砥石軸プーリが使用される状態になつて
いるので、もしも低速用の砥石軸プーリが使用さ
れる状態にベルトを掛け替えするのを忘れてこの
状態のままで小径砥石を大径砥石に交換して回転
すると砥石の周速度が過大となり、砥石が破壊す
る危険が生じることとなる。
本考案はこのような危険を確実に防止でき、か
つその防止機能を長期に亘つて安定して発揮でき
るようにしたもので、以下その実施例を図面に基
いて説明する。第1図において、1は研削盤の砥
石台で、この砥石台1には前部に砥石軸2が回転
可能に軸承され、この砥石軸2の一端には砥石3
が、他端には大小径部4,5からなる段付の砥石
軸プーリ6が固着されている。砥石台2の側面に
は砥石3を覆う砥石ガード7が取付けられてい
る。砥石台1の後部にはモータベース8が砥石軸
2の軸線と直角な方向に摺動可能に装架され、こ
のベース8上には駆動モータ9が固設されてい
る。この駆動モータ9の出力軸には砥石軸プーリ
6の大小径部4,5にその大小関係を逆にして対
応する大小径部10,11からなる段付のモータ
プーリ12が固着され、このプーリ12はベルト
13を介して砥石軸プーリ6に回転連結されてい
る。14は前記モータベース8に螺合した調整ね
じ軸で、このねじ軸14は砥石台1の後端に固定
した支承部材15に回転可能に軸承され、ハンド
ル16によつて回転されることによりモータベー
ス8を位置調整してベルト13に張力を付与する
ようになつている。
第2図および第3図において、前記砥石台1上
にはその前部上面に支持ブロツク20,21が砥
石軸線方向に間隔を存して固設され、これら支持
ブロツク20,21に作動ロツド22が砥石軸線
と平行な軸線のまわりに回転可能に支承されてい
る。作動ロツド22上にはリンク部材23の一端
が固着され、このリンク部材23の他端にはハン
ドル24が固着されている。かかるリンク部材2
3の回動範囲を所定角度に制限するために、前記
砥石ガード7の側面にはハンドル24の軸部25
に衝合する一対のストツパ26,27が固着され
ている。また砥石ガード7の側面には前記作動ロ
ツド22の軸心から前記2つのストツパ26,2
7の中間を通る線上でかつ作動ロツド22の軸心
より所定量偏倚した位置に支持軸28が作動ロツ
ド22と平行に固着されている。支持軸28には
案内筒29の一端が枢支され、この案内筒29の
他端に前記ハンドル軸25に係止する長溝30が
形成されている。案内筒29内にはハンドル軸2
5と支持軸28との間において圧縮スプリング3
1が圧縮した状態で挿設され、この圧縮スプリン
グ31の発力により前記作動ロツド22はハンド
ル軸25が前記一方のストツパ26に衝合する第
1の角度位置もしくは他方のストツパ27に衝合
する第2の角度位置の2位置に位置決め保持され
るようになつている。
前記作動ロツド22の一端は砥石ガード7内に
突入され、その突入端に砥石3の外周に干渉する
干渉部32を設けたL字形の砥石規制板33が固
着されている。この砥石規制板33の干渉部32
は作動ロツド22が前記第1の角度位置に保持さ
れた状態においては、砥石3の最大径D0部と干
渉しない位置まで退避されているが、作動ロツド
22が前記第2の角度位置に保持された状態にお
いては、砥石3の最大径D0部に進入しプーリ交
替径D1部に近接するようになつている。
また作動ロツド22の他端には前記砥石軸プー
リ6の小径部5に掛けられるベルト13に干渉す
る第1干渉片35と大径部4に掛けられるベルト
13に干渉する第2干渉片36とを作動ロツド2
2の回動角度だけ異ならしめて軸方向に並設した
ベルト規制部材37が固着されている。このベル
ト規制部材37の第1の干渉片35は作動ロツド
22が前記第1の角度位置に保持された状態にお
いては、砥石軸プーリ6の小径部5とモータプー
リ12の大径部10との間に掛けられるベルト1
3に干渉する領域に位置され、第2の干渉片36
は作動ロツド22が前記第2の角度位置に保持さ
れた状態においては、砥石軸プーリ6の大径部4
とモータプーリ12の小径部11との間に掛けら
れるベルト13に干渉する領域に位置されるよう
になつている。
本考案装置は上述したように構成されているの
で、研削加工の繰返しにより砥石3が最大径D0
からプーリ交替径D1まで減少した場合には、ハ
ンドル16の回転操作によりモータベース8を砥
石軸2側に向つて移動させ、ベルト13を緩め
る。しかる状態でハンドル24を操作して作動ロ
ツド22をハンドル軸25がストツパ27に衝合
する第2の角度位置まで回転させた場合に、砥石
規制板33の干渉部32が砥石3の外周面に接触
していないことをもつて砥石3がプーリ交替径D
1まで減少したことを確認する。このようにして
作動ロツド22が第2の角度位置に位置決め保持
されたことにより、ベルト規制部材37の第2干
渉片36が砥石軸プーリ6の大径部4とモータプ
ーリ12の小径部11との間に掛けられるベルト
13に干渉する領域に位置される。
続いて前記ベルト13を砥石軸プーリ6の小径
部5とモータプーリ12の大径部10との間に掛
け替え、しかる後ハンドル16を逆転操作してモ
ータベース8を前記と反対方向に移動させ、ベル
ト13に適当な張力を付与する。これにより砥石
軸2の回転速度が高められ、砥石径の減少によつ
て低下した砥石周速度が回復される。
次に砥石3がその使用限界である最小径D2ま
で減少し、この最小径砥石3を砥石軸2から取外
して新しい最大径砥石3に交換する場合には、前
記した状態のままでは最大径砥石3が砥石規制板
33の干渉部32に干渉して砥石軸2に挿着する
ことができないので、作動ロツド22を第1の角
度位置まで旋回して前記干渉部32を最大径砥石
3との干渉領域から退避させなければならない。
しかしながら、そのためには前もつてベルト13
を前述したと同様な操作により緩ませ、しかる状
態で作動ロツド22を第1の角度位置に復帰させ
る必要がある。これによりベルト規制部材37の
第2干渉片36がベルト13との干渉領域から退
避されるとともに、第1の干渉片35が砥石軸プ
ーリ6の小径部5とモータプーリ12の大径部1
0との間に掛けられるベルト13に干渉する領域
に位置されるので、ベルト13を砥石軸プーリ6
の大径部4とモータプーリ12の小径部11との
間に掛け替えることが必要となり、これにより砥
石3が過周速になるのを確実に防止できるように
なる。
以上述べたように本考案は、大小径2段の砥石
軸プーリおよびモータプーリをベルトの掛け替え
により交替使用して砥石軸の回転数を変換する研
削盤において、砥石軸を回転支承した砥石台に作
動ロツドを砥石軸線と平行な軸線のまわりに2つ
の角度位置の間で回転可能に支承し、この作動ロ
ツドの一端に砥石干渉部を有する砥石規制板を、
他端に2つのベルト干渉片を異なる角度で並設し
たベルト規制部材を設けた構成であるので、これ
ら2つのベルト干渉片によりいかなる場合におい
てもベルトは大小径2段のプーリの何れか一方に
しか掛け渡すことができなくなり、砥石径に相応
しないプーリへのベルト掛けを確実に阻止できる
ようになる。これによつて砥石の交換時および減
径時には必ず規定の周速度に合つたプーリにベル
トを掛け替えなければならず、砥石周速が過大に
なつたり、低下したりするとを確実に防止できる
特徴がある。
しかも本考案は、砥石規制板およびベルト規制
部材を設けた作動ロツドが2つの角度位置の間で
回転する構成であるので、クーラント等によつて
作動ロツドが作動不良を起こすことがなく、過周
速防止機能を長期に亘つて安定して発揮でき、ま
たスプリングによる2位置保持機構により作動ロ
ツドの2位置切替操作も簡単に行い得る効果も併
せて奏せられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案装置を備えた研削盤の側面図、第2図は第
1図の要部拡大図、第3図は第2図の−線矢
視断面図である。 1……砥石台、2……砥石軸、3……砥石、6
……砥石軸プーリ、9……駆動モータ、12……
モータプーリ、13……ベルト、22……作動ロ
ツド、26,27……ストツパ、31……スプリ
ング、32……干渉部、33……砥石規制板、3
5……第1干渉片、36……第2干渉片、37…
…ベルト規制部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に砥石を他端に大小径の砥石軸プーリを取
    付けた砥石軸を砥石台に回転可能に軸承し、この
    砥石軸プーリにベルトを介して連結されるモータ
    プーリを取付けた駆動モータを前記砥石台に設置
    し、前記ベルトの掛け替えにより砥石軸の回転数
    を変換するようにした研削盤において、前記砥石
    台に作動ロツドを砥石軸線と平行な軸線のまわり
    に回転可能に軸承し、この作動ロツドをスプリン
    グの作用によつて第1の角度位置と第2の角度位
    置との2つの角度位置のうちの一方の位置にそれ
    ぞれ安定的に保持する2位置保持機構を備え、前
    記作動ロツドの一端には作動ロツドが前記第1の
    角度位置に保持されているとき最大径の砥石との
    干渉領域から退避され前記第2の角度位置に保持
    されているときその干渉領域に進入する干渉部を
    有する砥石規制板を設け、また前記作動ロツドの
    他端には前記砥石軸プーリの小径部に掛けられる
    ベルトに干渉する第1干渉片および前記砥石軸プ
    ーリの大径部に掛けられるベルトに干渉する第2
    の干渉片を異なる角度で並設したベルト規制部材
    を設け、これら第1および第2干渉片を前記作動
    ロツドの2つの角度位置に応じて、何れか一方が
    ベルトに干渉する角度位置に位置決めされ、他方
    がベルトより逃がされる角度位置に位置決めされ
    るようにしてなる研削盤における砥石過周速防止
    装置。
JP17903779U 1979-12-24 1979-12-24 Expired JPS6320536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17903779U JPS6320536Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17903779U JPS6320536Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5698560U JPS5698560U (ja) 1981-08-04
JPS6320536Y2 true JPS6320536Y2 (ja) 1988-06-07

Family

ID=29689544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17903779U Expired JPS6320536Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24

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JPS5698560U (ja) 1981-08-04

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