JPS6320465Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6320465Y2
JPS6320465Y2 JP5649082U JP5649082U JPS6320465Y2 JP S6320465 Y2 JPS6320465 Y2 JP S6320465Y2 JP 5649082 U JP5649082 U JP 5649082U JP 5649082 U JP5649082 U JP 5649082U JP S6320465 Y2 JPS6320465 Y2 JP S6320465Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
end ring
welding
jig
clamp jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5649082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58160671U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5649082U priority Critical patent/JPS58160671U/ja
Publication of JPS58160671U publication Critical patent/JPS58160671U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6320465Y2 publication Critical patent/JPS6320465Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電動機ロータの溶接治具、特にかご
形誘導電動機ロータのTIG溶接に使用される溶接
治具に関するものである。
かご形誘導電動機ロータはドーナツ状の珪素鋼
板を積層して形成されるロータコアの周縁部を貫
通して、かご形にコンダクタを固定し、このコン
ダクタをロータコアの両端部でエンドリングによ
り接続して形成されている。従来のロータはコン
ダクタとエンドリングをダイカストにより形成し
たもの、ならびにコンダクタとエンドリングを圧
入してハンダ付けしたものなどがあつた。
しかしロータの製造を効率化するために、コン
ダクタとエンドリングを溶接しようとすると、コ
ンダクタがエンドリングにひかれてしまうか、あ
るいは溶け分かれてしまい、ロータとして役目を
果さないため、溶接により製造することができな
かつた。
この考案は、このような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、エンドリングの内
周に接するように挿入されるエンドリングクラン
プ治具と、コンダクタの外周から接してコンダク
タを個々にクランプするコンダクタクランプ治具
とを設けることにより、エンドリングおよびコン
ダクタの入熱を制御して、ひけを防止するととも
に、溶け分かれを防止させ、これにより安定して
きれいな溶接ビードを得ることができる溶接治具
を提供することを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、
第2図はその垂直断面図である。図において、1
はドーナツ状の珪素鋼板を積層して形成されたロ
ータコア、2はこのロータコアの周縁部を貫通し
てかご状に挿入されたコンダクタで、ロータコア
1の周縁部に一定の間隔で多数本がかご状に挿入
されているが、省略して図示されている。3はこ
のコンダクタの上下両端部において、各コンダク
タの内周に接するように挿入されたエンドリン
グ、4はこのエンドリングの上部傾斜壁の内周の
全周にわたつて接するように挿入されるエンドリ
ングクランプ治具であつて、エンドリング3の上
部傾斜壁に対応した傾斜壁を有する円板状の本体
4aおよびこの本体4aに接合されたシヤフト4
bからなる。5は多数本のコンダクタ2のそれぞ
れの外周に接するように配置されるコンダクタク
ランプ治具であるが、省略して1本だけ図示され
ており、コンダクタ2の上部外周との間に空間を
形成するように、先端上部に入熱制御用テーパ部
6を有している。7はコンダクタ2およびエンド
リング3をTIG溶接する溶接トーチ、8はこの溶
接トーチの先端にコンダクタ2およびエンドリン
グ3の突合せ部に対向して設けられた電極、9は
溶接アークである。
上記のように構成された溶接治具においては、
ロータコア1の周縁部に多数本のコンダクタ2を
圧入し、さらにコンダクタ2の両端部内周にエン
ドリング3を圧入し、エンドリング3の内周にエ
ンドリングクランプ治具4を挿入してエンドリン
グ3の全体をクランプし、また個々のコンダクタ
2の外周に接して各コンダクタ2を個々にクラン
プするように、コンダクタクランプ治具5を配置
し、溶接トーチ7の電極8からコンダクタ2とエ
ンドリング3の突合せ部に溶接アーク9を形成さ
せて、コンダクタ2とエンドリング3との間を溶
接する。
溶接アーク9を形成した場合、エンドリングク
ランプ治具4およびコンダクタクランプ治具5が
無いと、コンダクタ2およびエンドリング3へ入
熱が過剰となり、コンダクタ2はエンドリング3
にひかれてコンダクタ2にひけが生じてしまう
か、あるいはコンダクタ2とエンドリング3が溶
け分かれてしまい、正常なロータを形成すること
ができない。特にアルミニウム材料を使用する場
合は、交流TIG溶接で行うので、アークが安定し
ないため、コンダクタ2のひけは多くなる。
これに対し、エンドリングクランプ治具4およ
びコンダクタクランプ治具5を使用することによ
り、溶接ビードを得るのに必要なエネルギー以外
をエンドリングクランプ治具4およびコンダクタ
クランプ治具5により奪い、安定した溶接を行う
ことができる。特にコンダクタクランプ治具5の
先端にテーパ部6を形成すると、コンダクタ2の
上部外周との間に空間を形成するので、コンダク
タ2への入熱を制御して、コンダクタ2の上部に
角が残らないようにし、きれいな溶接ビードを得
ることができる。
エンドリングクランプ治具4およびコンダクタ
クランプ治具5としてはクロム銅製のものを使用
するのが望ましいが、他の材料のものでもよい。
またコンダクタクランプ治具5は各コンダクタ2
に対応して1個づつ配置してもよいが、1個また
は少数のコンダクタクランプ治具5を使用し、こ
れを溶接トーチ7の移動に伴つて移動させ、溶接
部分のコンダクタ2のみをクランプするようにし
てもよい。
なお、エンドリングクランプ治具4およびコン
ダクタクランプ治具5の構造は図示のものに限定
されない。またコンダクタ2、エンドリング3等
の形状、構造、材質等についても制限はなく、各
種のものに適用可能である。さらに上記説明は
TIG溶接について述べたが、他の溶接方法にも同
様に適用することができる。
以上のとおり、この考案によれば、エンドリン
グの内周に接するように挿入されるエンドリング
クランプ治具と、コンダクタの外周から接してコ
ンダクタを個々にクランプするコンダクタクラン
プ治具とにより、エンドリングおよびコンダクタ
をクランプして溶接するように構成したので、エ
ンドリングおよびコンダクタの入熱を制御して、
ひけを防止するとともに、溶け分かれを防止さ
せ、これにより安定してきれいな溶接ビードを得
ることができ、効率的にロータコアを製造できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図はその垂直断面図である。 各図中、同一符号は同一部分を示すものとし、
1はロータコア、2はコンダクタ、3はエンドリ
ング、4はエンドリングクランプ治具、5はコン
ダクタクランプ治具、6はテーパ部、7は溶接ト
ーチ、8は電極である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータコアの周縁部を貫通してかご状に挿入さ
    れたコンダクタおよびこのコンダクタの両端部に
    おいて各コンダクタの内周に接するように配置さ
    れたエンドリングを溶接するための溶接治具にお
    いて、上記エンドリング内周の上部傾斜壁に接す
    るように挿入される傾斜壁を有する円板状の本
    体、およびこの本体に接合されたシヤフトからな
    り、エンドリングへの入熱を制御するエンドリン
    グクランプ治具と、上記コンダクタの上部外周と
    の間に空間を形成するように先端上部にテーパ部
    を有し、かつコンダクタの外周から接してコンダ
    クタを個々にクランプし、コンダクタへの入熱を
    制御するコンダクタクランプ治具とを備えたこと
    を特徴とする溶接治具。
JP5649082U 1982-04-19 1982-04-19 溶接治具 Granted JPS58160671U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5649082U JPS58160671U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 溶接治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5649082U JPS58160671U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 溶接治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58160671U JPS58160671U (ja) 1983-10-26
JPS6320465Y2 true JPS6320465Y2 (ja) 1988-06-07

Family

ID=30067017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5649082U Granted JPS58160671U (ja) 1982-04-19 1982-04-19 溶接治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58160671U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109702403B (zh) * 2017-10-26 2021-02-26 株洲中车机电科技有限公司 一种定子铁心叠压焊接模具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58160671U (ja) 1983-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5843150A (ja) 固定子
JPS6320465Y2 (ja)
JPS61104743U (ja)
JPS59184059A (ja) ステアリングホイルの芯金
JP2526535Y2 (ja) コンデンサモ−タの固定子
JPS61127879U (ja)
JPS5936501B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法
JPS6113990Y2 (ja)
JPS5947242U (ja) 回転電機の固定子鉄心
JPH0735553B2 (ja) エレクトロスラグ再溶解用電極の製造方法
JPS5944949B2 (ja) 積層鉄板の自動溶接方法
JPH0539838Y2 (ja)
JPS6210981U (ja)
JPS63149089A (ja) 電子ビ−ム溶接法
JPS63140643A (ja) 電気機械フレ−ムとステ−タコアとの固定方法
JPS6048986B2 (ja) 誘導電動機回転子の製造方法
JPS6169342A (ja) 回転電機の固定子鉄心およびその製造方法
JPS61199175U (ja)
JPS58193766U (ja) 回転電機の回転子
JPH0383448U (ja)
JPS6260902B2 (ja)
JPS59119750U (ja) 回転電機の鉄心
JPS58128774U (ja) テイグ溶接ト−チ
JPS60114561U (ja) 回転電機の固定子
JPS61156472U (ja)