JPH0539838Y2 - - Google Patents

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JPH0539838Y2
JPH0539838Y2 JP11202388U JP11202388U JPH0539838Y2 JP H0539838 Y2 JPH0539838 Y2 JP H0539838Y2 JP 11202388 U JP11202388 U JP 11202388U JP 11202388 U JP11202388 U JP 11202388U JP H0539838 Y2 JPH0539838 Y2 JP H0539838Y2
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welding
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tube outer
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は溶接用電極に係り、特にプロジエクシ
ヨン溶接時に被溶接部材(以下ワークと称する)
を通電性をよく把持するに好適な溶接用電極に関
する。
〔従来の技術〕
従来のプロジエクシヨン溶接機は概略第3図に
示すように構成されていた。図において溶接機本
体1に設けられたテーブル2上には溶接治具3が
固定されている。この溶接治具3にはワーク、例
えば自動車のシヨツクアブソーバのチユーブアウ
タ4が垂直に取り付けられている。また溶接治具
3に垂直に固定された支柱3aの上部には、前記
チユーブアウタ4の上部を把持する下部電極5が
設けられている。
一方、前記溶接機本体1の上部には流体シリン
ダ6が固定されており、この流体シリンダ6のシ
リンダロツド7の下端には上部電極8が取り付け
られている。そしてこの上部電極8には溶接部材
であるリング9が固定されていて、シリンダ6の
作動によりこのリング9を前記チユーブアウタ4
の上端に加圧し、両電極5,8間に電圧を印加し
てプロジエクシヨン溶接を行なつていた。
そして、この下部電極5は第4図に示すように
5a,5bと2分割されており、中央にそれぞれ
前記チユーブアウタ4を密着して把持する半円状
の切込部5c,5dが形成されている。そしてこ
れら下部電極5a,5bは図示せぬ連結部材によ
つて連結されており、図示せぬ押圧手段によつて
チユーブアウタ4を把持するようになつている。
また、前記両電極5,8間には絶縁部材からな
る一対のガイドバー10と、これらのガイドバー
10に沿つたスプリング11とが設けられてい
る。さらに一方の下部電極5aは支柱3aに固定
されており、他方の下部電極5bと溶接治具3と
はケーブル12で接続されている。そして溶接電
流は上部電極8からリング9、チユーブアウタ4
を通つて下部電極5に至り、さらにこの溶接電流
は一方は矢印Aで示すように支柱3aを通つて溶
接治具3に、他方は矢印Bで示すようにケーブル
12を通つて溶接治具3に流れる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来の電極構造に
よると、チユーブアウタ4などのワークの外形が
変形し、例えば、外形断面が円形であつたものが
楕円形になつた場合、下部電極5の内径形状が予
めワーク外形に整合する円形に形成されているた
め、ワークの外周面が電極の内径面全体に均一に
当たらず、点または線接触となる。
このため、この接触部位に高電流が流れて脆弱
となり、例えば、チユーブアウタ4をシヨツクア
ブソーバとして組み立てたときに、内部にかかる
ガス圧により孔があくことがあるという欠点があ
つた。
また、2つの部分5a,5bで構成されている
下部電極5のうち、ケーブル12が接続されてい
る側の下部電極5bに流れる電流は、ケーブル1
2の電気抵抗が支柱3aの電気抵抗より大きいた
め減少し、大部分の電流は支柱3a側に流れる。
このため下部電極5aとチユーブアウタ4との接
触部位にさらに高電流が流れ、上記の問題はさら
に大きくなる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、ワークの形状が変つた場合でもワークと電極
とがほぼ全面に接触し、均等に電流を流すことが
でき、ワークの損傷の発生を防止して溶接品質を
向上することのできる溶接用電極を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、ワークを
把持する分割された下部電極と、溶接部材が固定
された上部電極との間に電圧を印加し、前記両部
材を圧接して抵抗溶接を行なう抵抗溶接機に設け
られた溶接用電極において、前記下部電極の内周
に放射状に複数個の第1のスリツト溝を形成し、
該下部電極の両面に第1のスリツト溝を連結する
円弧状の第2のスリツト溝を形成するとともに、
前記下部電極を支持する治具を介して溶接電流を
流すようにしたものである。
〔作用〕
上記の構成によると、ワークの外形が変形した
場合にも、このワークを挟持加圧する下部電極に
スリツト溝が形成されているため、下部電極の内
径部が弾性的に変形し、ワークの外周に面接触さ
せることができる。従つて溶接電流が部分的に集
中することなく均一に流れ、ワークの脆化や破損
を防止することができる。
また、溶接電流はすべて直接治具に流れるの
で、溶接電流が一方にかたよることはない。
〔実施例〕
以下、本考案に係る溶接用電極の一実施例を図
面を参照して説明する。
第1図及び第2図に本考案の一実施例を示す。
図において第3図及び第4図に示す従来例と同一
または同等部分には同一符号を付して示し、説明
を省略する。
本実施例の特徴は、下部電極5の構造と、従来
例におけるケーブル12を省略した点にあり、他
の部分は従来例と同様である。下部電極5は第1
図に示すように、2分割された下部電極5a,5
bが連結部材13を介して近接離間可能に連結さ
れている。また各電極5a,5bの中央の対向す
る位置にそれぞれ半円形に形成された切込部5
c,5dが形成され、その内周面に複数個の第1
のスリツト溝14a,14bが放射状に形成され
ている。また各電極5a,5bのそれぞれの上面
及び下面には、切込部5c,5dと同心上に第2
のスリツト溝15a,15b及び16a,16b
(16bは図示せず)が半円弧状に形成されてお
り、それぞれ前記第1のスリツト溝14a,14
bに連結している。また上面に形成された第2の
スリツト溝15a,16aと、下面に形成された
第2のスリツト溝15b,16bとの位置は、下
部電極5の中心からの距離が異なる位置となつて
いる。
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、溶接治具3を溶接機1のテーブル2上に
固定し、溶接治具3上にチユーブアウタ4の下端
をセツトする。同時にチユーブアウタ4の上端近
傍を下部電極5によつて挟持固定し、溶接部材で
あるリング9を上部電極8に固定する。
ワークのセツトが終つた後溶接機1の起動釦を
押すと、流体シリンダ6が作動してシリンダロツ
ド7が下降し、同時に両電極5,8間に電圧が印
加される。そしてリング9がチユーブアウタ4の
外周面に当接すると、この当接点17において瞬
間的に高電流が流れてプロジエクシヨン溶接が行
なわれる。
このとき下部電極5にはスリツト溝14,1
5,16が形成されているので、チユーブアウタ
4の外形が変形した場合でも電極5が弾性的に変
形し、チユーブアウタ4の外周面と電極5の内周
面とは均一に面接触する。
また、溶接電流は上部電極8、リング9、チユ
ーブアウタ4、下部電極5、支柱3aを通つて溶
接治具3に流れる。
本実施例によれば、チユーブアウタ4が変形し
ていても下部電極5が弾性的に変形して全面で均
等に面接触するので、全面に均等に溶接電極が流
れ、チユーブアウタ4が部分的に加熱されて損傷
が発生することを防止できる。また、溶接電流は
治具3の支柱3aを介して一方向に流れるので、
電流の分布のばらつきを減少させることができ、
この結果溶接品質を向上させることができる。
上記実施例ではシヨツクアブソーバのチユーブ
アウタ4にリング9をプロジエクシヨン溶接する
場合について説明したが、他の部材の他の抵抗溶
接によつて溶接する場合に応用しても同様の効果
がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る溶接用電極
によれば、この電極にスリツト溝を形成し溶接電
流を直接溶接治具に流すようにしたので、常にワ
ークと溶接電極とを全面で均等に面接触させるこ
とができ、溶接電流が一方向に流れるので、電流
の分布のばらつきを減少させることができ、溶接
品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る溶接電極の一実施例を示
す斜視図、第2図は第1図の溶接電極を取り付け
た溶接機を示す側面図、第3図は従来の抵抗溶接
機を示す側面図、第4図は従来の溶接電極を示す
斜視図である。 1……溶接機本体、3……溶接治具、4……ア
ウタチユーブ(ワーク)、5……下部電極、8…
…上部電極、9……リング(溶接部材)、14…
…第1のスリツト溝、15,16……第2のスリ
ツト溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接部材を把持する分割された下部電極と、
    溶接部材が固定された上部電極との間に電圧を印
    加し、前記両部材を圧接して抵抗溶接を行なう抵
    抗溶接機に設けられた溶接用電極において、前記
    下部電極の内周に放射状に複数個の第1のスリツ
    ト溝を形成し、該下部電極の両面に第1のスリツ
    ト溝を連結する円弧状の第2のスリツト溝を形成
    するとともに、前記下部電極を支持する治具を介
    して溶接電流を流すようにしたことを特徴とする
    溶接用電極。
JP11202388U 1988-08-26 1988-08-26 Expired - Lifetime JPH0539838Y2 (ja)

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JPH0238184U JPH0238184U (ja) 1990-03-14
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