JPS63204266A - 複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、原稿上の画像の任意の領域を指定してその領
域の複写を行うことのできる複写装置に関する。

「従来の技術」 近年複写装置は益々多機能化し、原稿上の画像の任意の
領域を指定してその領域についてのみ複写を行ったり編
集を行ったりするものが数多く紹介されている（特開昭
６０−２６０９７２号公報）。

このような複写領域を指定する手段としては、原稿上に
一定の座標を想定し、その座標をテンキー（数字入力用
のキー）を使用して入力したり、あるいは圧力を検知し
てこれを電気信号化するボードを使用し、直接位置座標
を入力するようなパネルも各種紹介されている。

［発明が解決しようとする問題点］ さて、このような複写領域の指定作業は、いずれの方式
による場合も比較的煩雑な作業となり、ごく短時間でそ
の指定を終えることは難しい。

このような指定のためにオペレータが複写装置を占有し
ていると、その複写装置を用いて複写を行う他の作業は
妨害されてしまう。すなわちその間、複写装置が稼働し
ないこととなり、このような編集機能等を利用した複写
作業が増加するほど、複写機の稼働率がいっそう低下し
てしまうという問題があった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、複写領域
の指定作業等によって複写装置の稼働率が低下しないよ
う配慮した複写装置を提供することを目的とするもので
ある。

「問題点を解決するための手段」 本発明の複写装置は、原稿上の画像の任意の領−域を指
定して、その領域の複写を行うことができる複写装置に
おいて、この複写装置の本体と分離して、上記領域を指
定するための領域指定手段が設けられ、この領域指定手
段は、指定領域人力部とその指定領域を記憶する記憶媒
体を着脱可能に装着する装着部とを有し、上記複写装置
の本体は、上記記憶媒体を装着して、そこから上記指定
領域を読み取るための記憶媒体読取部を有することを特
徴とするものである。

「作用」 以上の装置においては、領域を指定するための領域指定
手段が複写装置の本体と分離して構成されている。従っ
て、領域指定作業は、複写装置の動作とはまったく独立
して行われる。領域指定作業を行っている間、複写装置
は自由に別の作業に使用される。

領域指定手段には、記憶媒体が着脱可能に装着され、こ
の記憶媒体に指定領域が記憶される。領域の指定作業が
終わると、この記憶媒体を領域指定手段から取り外し、
複写装置の本体の記憶媒体読取部に装着する。そして、
複写装置を動作させれば、複写装置はただちにその指定
領域を読み取って複写動作を開始する。

「実施例」 第１図は本発明の複写装置の領域指定手段の実施例を示
す概略構成図である。

図において、この装置は、指定領域人力部１１と、制御
部１２と、ＩＣカード１４を装着するための装着部１３
とから構成されている。本発明において、このＩＣカー
ド１４を記憶媒体と呼んでいる。

指定領域入力部１１は、例えば第２図に示したような断
面構成のものである。これは、既知のパネル状の座標入
力装置である。

この指定領域入力部１１は、上下面に表面保護シー）１
１１．１１５を有し、その中間に感圧導電ゴム１１３を
配置して、これをＸ座標電極１１２と、Ｙ座標電極１１
４とで挾んだ構成のものである。

この装置の表面保護シート１１１上にペン等を載せて押
圧すると、Ｘ座標電極１１２とＹ座標電極１１４との間
に挾まれた感圧導電ゴム１１３が導通し、その押圧部分
の座標値がケーブル１１０を通じて制御部１２に伝えら
れる構成となっている。

再び第１図に戻って、制御部１２は、入力インターフェ
イス１２１と、出力インターフェイス１２２と、リード
・オンリ・メモリ（ＲＯＭ）１２３と、ランダム・アク
セス・メモリ（ＲＡＭ）１２４と、マイクロプロセッサ
（ＣＰＵ）　１２５と、これらを接続するパスライン１
２６とから構成されている。また、装着部１３は、出力
インターフェイス１２２に接続されて、ＩＣカード１４
を受は入れるためのコネクタから構成されている。

指定領域入力部１１の、例えば、第１図に示したような
４点ＡＳＢ、Ｃ，Ｄをペン等によって押圧すると、その
位置座標Ａ　（Ｙ２．Ｘｉ）、Ｂ（Ｙｌ、Ｘｉ）、Ｃ（
Ｙｌ、Ｘ２）、Ｄ（Ｙ２．Ｘ２）という内容の４点の座
標値が制御部１２に伝達される。制御部１２では、マイ
クロプロセッサ１２５がその座標値を読み取り、その内
容を、複写器の、制御用のデータとして出力インターフ
ェイス１２２および装着部１３を介してＩＣカード１４
に書き込む。

さらに、指定領域入力部１１の周辺部には、位置座標の
入力以外に、いま指定した領域の内側部分について複写
を要求するのか、その領域の内側部分は削除して複写を
行うかの指定や、指定領域の移動、縮倍率の設定を行う
ことができるよう、機能選択部が設けられている。

このような、いわゆる複写条件が人力されたときも、制
御部１２がその内容を読み取り、ＩＣカード１４に書き
込む。

次に第３図には、本発明の複写装置の本体２の概略構成
図を示した。

この複写装置の本体２には、ＩＣカード１４を装着しそ
の内容を読み取るための記憶媒体読取部１５と、信号を
処理するための制御部２１とが設けられている。

記憶媒体読取部１５は、領域指定手段１の装着部１３と
同様のコネクタから構成されている。制御部２１は、入
力インターフェイス２１１と、出力インターフェイス２
１２と、リード・オンリ・メモリ（ＲＯＭ）２１３と、
ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）２１４と、マイ
クロプロセッサ（ＣＰＵ）２１５と、これらを接続する
パスライン２１６とから構成されている。

また、この複写袋装置には、感光ドラム２３とその外周
に配置された帯電器２４と、露光用光学系２５と、消去
ランプ２２と、現像器２６が設けられている。一方、複
写用紙２９は、搬送ローラ２８によって転写器２７に送
り込まれるよう構成されている。

ここで、先に領域指定手段１において、指定領域や複写
条件が書き込まれたＩＣカード１４が記憶媒体読取部１
５に装着される。制御部２１はそのＩＣカード１４に記
憶された指定領域やその他の複写条件を読み取り、その
複写条件に応じて消去ランプ２２を駆動する。この消去
ランプ２２は、第４図に示すように、発光ダイオード２
２１が列状に配置され、それぞれ仕切り板２２２によっ
て光が前方にのみ照射されるよう構成されている。

この消去ランプ２２を、第３図に示すように感光ドラム
２３の回転軸に平行に配置し、その発光ダイオード２２
１を選択的に発光させると、その光が照射された部分に
ついて感光ドラム２３が除電される。すなわち、第３図
において、感光ドラム２３が矢印方向に回転し、帯電器
２４によってその外周面が一様帯電されると、露光用光
学系２４によって複写画像がその感光ドラムの外周面に
結像する。これにより、複写画像に対応する静電潜像が
形成されるが、その不要部分について、消去ランプ２２
が発光し、静電潜像を除電する。

こうして、指定領域以外の静電潜像が消去され、現像・
器２６によって指定領域についての静電潜像が現像され
る。複写用紙２９が搬送ローラ２８によって転写器２７
の部分に達すると、その現像後のトナー像が複写用紙２
９に転写され、図示しない定着器によって定着されて排
出される。このようにして、指定領域についての複写が
行われる。

本発明の複写装置においては、このように、あらかしめ
複写装置本体とは分離して設けられた領域指定手段１に
おいて、ＩＣカード等の記憶媒体に指定領域が書き込ま
れる。この間複写装置本体は、まったく別の複写作業を
実行していてさしつかえない。そして、指定領域の書き
込みが完了したＩＣカードを、複写装置の記憶媒体読取
部に装着し、複写を開始させれば、ただちにその指定に
従った複写が行われる。

このような複写作業を行っている間にも、領域指定手段
１によって、さらに別の指定領域の入力作業を行ってい
てよい。もちろんこの場合、ＩＣカードはもう一枚用意
される。

以上のようにすれば、複写装置本体の稼動率は向上し、
比較的長時間を要する領域の指定作業を、複写装置の動
作と切り離して別個独立に行うことができる。

「変形例」 本発明の複写装置は以上の実施例に限定されない。

上記実施例では、記憶媒体としてＩＣカードを使用した
が、その代わりとして、フロッピィディスクや磁気カー
ドを使用してさしつかえない。

また、指定領域入力部１１については、第２図に示した
ようなものの他、既知の種々の座標入力装置を使用して
さしつかえない。もちろん、テンキ一方式の座標入力を
行ってもさしつかえない。

「発明の効果」 以上説明した本発明の複写装置によれば、複雑な指定領
域の入力作業が、複写装置の本体とは分離して設けられ
た領域指定手段によって行われるので、複写装置本体は
その間自由に別の複写作業を行うことができ、装置の稼
動率を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の複写装置の概略構成図、第２図はその
指定領域入力部の具体例を示す断面図、第３図は本発明
の複写装置の本体の概略構成図、第４図はそこに使用さ
れる消去ランプの一例を示す斜視図である。 １・・・・・・領域指定手段、 ２・・・・・・複写装置の本体、 １１・・・・・・指定領域人力部、 １３・・・・・・装着部、１４・・・・・・記憶媒体、
１５・・・・・・記憶媒体読取部。 出　　願　　人 富士ゼロックス株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿上の画像の任意の領域を指定して、その領域の複写
   を行うことができる複写装置において、この複写装置の
   本体と分離して、前記領域を指定するための領域指定手
   段が設けられ、この領域指定手段は、指定領域入力部と
   その指定領域を記憶する記憶媒体を着脱可能に装着する
   装着部とを有し、前記複写装置の本体は、前記記憶媒体
   を装着して、そこから前記指定領域を読み取るための記
   憶媒体読取部を有することを特徴とする複写装置。