JPS63204134A - 自走車の可塩害テスト環境試験室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、自走車特に自動車の塩害による環境試験室を
行なえる可塩害テスト試験室に関する。

〈従来技術とその欠点〉 塩害によって腐食の影響を受ける海岸線などの走行を想
定した自動車の環境試験は、塩水噴霧装置の設けられた
試験室に自動車を収容して行なわれる。

このような可塩害テスト試験室には、室内の温度を常昨
計測するために温度センサが設けられているほかに、室
内の湿度を計測するための湿度センサが設けられている
。

ところで、試験室内に塩水を噴霧して塩害の影響を調べ
る試験においては、試験室内に設けられた湿度センサに
塩水が付着し、湿度の計測が不可能になる。これは、湿
度センサではセンサの感湿部に被測定空気が接触して湿
度を計測しており、この感湿部に塩水が付着してしまう
と、塩水の含んだ水分の脱水は困難なことから、感湿部
の特性が試験を繰返すごとに悪化してゆき、センサの追
従性や再現性が悪くなることによる。

試験室内の湿度の計測が困難になると、試験室内の湿度
を制御する湿度制御装置へ湿度センサからの正常な計Ｊ
１１信号を供給できなくなり、室内の湿度制御が不能と
なる。

なお、温度センサは塩水による影響は受けない。

く本発明の目的〉 本発明の目的は、種々の空気条件下で各種のテストを行
う環境試験室において塩害の影響テストを行う際、環境
試験室内に設けであるた湿度センサが、塩害テスト用に
噴霧さされる塩水によって特性の劣化を起こすことがな
いようにしたことにある。

またこれにより環境試験室内の湿度の制御を精度よく行
なえるようにしたことにある。

く本発明の構成〉 上記目的を達成するために、本発明に係る自走車の可塩
害テスｉ・環境試験室は、塩水噴霧装置を備え、自走車
の塩害環境試験を行なえる環境試験室において、カバー
開閉機構によって開閉する保護カバーを、」二記環境試
験室内に設けた湿度センサの近傍に配設し、上記環境試
験室内への塩水噴霧時に、上記力グー開閉機構を駆動し
て上記保護カバーを閉ざし、この保護カバーによって、
上記湿度センサが覆われるようにした。

〈実施態様〉 次ぎに本発明の実施例を図面に示す一具体例によって説
明する。

第１図において、自走車のたとえば自動車１が収容され
る可塩害テスト環境試験室２には、空気調和を行なって
環境試験室２内を所望の温度および湿度に設定するため
の空調器３とこれに続くブロア４が設けられている。

空調器３とブロア４を中途部に設けた通気ダクト５の吸
込口６が、環境試験室２内に臨んで開口しているととも
に、この通気ダクト５の吐出ロアが環境試験室２内に開
ＩＤ　している。

また塩害試験時に環境試験室２内に塩水を噴霧するため
の噴霧口８が、環境試験室２内に臨んで設けられており
、この噴霧口８は室外から引き込まれた配管９の先端部
に取り付けられている。

また環境試験室２内の湿度を計測するための湿度センサ
１０と室温を計測する温度センサ１１が、試験室２内の
たとえば壁面２ａに設けられている。

第２図、第３図に示すように、壁面２ａをなす壁体２Ａ
に基部１０ａが埋め込まれて、壁面２ａに垂直に湿度セ
ンサ１０が取り付けられている。またこの壁面２ａには
、湿度センサ１０の側方に温度センサ取付板１３がポル
ト１２により固定されており、この取付板１３の下部水
平板１３ａには、垂直に温度センサ１１が取り付けられ
ている。またこの取付板１３の垂直板１３ｂには、湿度
センサ１０側の板面にシール用のパツキン１４が貼り付
けられている。

また壁体２Ａを貫通して回動自在に設けられた回動軸１
５には、室内側軸部に湿度センサ用の保護カバー１８の
一端部が固定されている。略直方体形のこの保護カバー
１６の壁面側側板１ｆｉａには、このカバー１８が湿度
センサ１０側に回動したときに、湿度センサ１０を逃げ
る半円形状の切欠き１７が形成されている。

また壁体２Ａの室外側の壁面２ｂには、センサカバー駆
動部をなすたとえば流体圧シリンダ１８を支持するため
の支持部材１８が、ポルト２０によって固定されている
。この支持部材１８の上部突出板１９ａには、流体圧シ
リンダ１８の後部の突出板１８ａが軸ピン２１により回
動自在に支持されている。

また上記流体圧シリンダ１８の駆動軸２２の先端部には
、クランク受け２３が取り付けられており、上記回動軸
１５の室外側の軸端に直角に固定したクランクアーム２
４の他端部が、このクランク受け２３に挟まれ、クラン
ク受け２３にピン２５により回動自在に軸支されている
。

つぎに動作を説明すると、噴霧口８から塩水が噴霧され
ていない場合は、駆動軸２２が流体圧シリンダ１８内に
引き込まれた状態にあり、第４図に示すように保護カバ
ー１８は水平状態に保持されている。この状態では、湿
度センサ１０は保護力／＜−１８によって覆われていな
いので、この湿度センサ１０によって環境試験室２内の
湿度を計測することができる。なお、このとき流体圧シ
リンダ１８の前部は壁面２ｂに固定された保持板２６に
載置されて保持され、駆動軸２２の延長線とクランクア
ーム２４のなす角が上向きの角度を保った状態にある。

また噴霧口８から環境試験室２内に塩水が噴霧される場
合は、流体圧シリンダ１８が駆動されて駆動軸２２が前
方に押し出され、第５図中クランクアーム２４が左方向
に回動し、それに伴い回転軸１５に取り付けた保護カバ
ー１６が、取付板１３に貼り付けたパツキン１４に当接
するまで左方向に回動する。このとき、閉ざされた保護
カバー１８によって湿度センサ１０が覆われるので、湿
度センサ１０に塩水が付着することがない。

塩水噴霧終了後は、保護カバー１６を第４図に示すよう
に開き、湿度センサ１０により室内の湿度を計測し、こ
の計測出力に基づいて室内の湿度を所望の設定値に制御
する。

この操作を繰り返すことにより、塩水噴霧に影響される
ことなく、連続的に環境試験室２内の湿度制御を行なう
ことができる。

以上のように、本発明では塩水噴霧によって湿度センサ
１０の特性が劣下することがなく、試験室２内の湿度制
御を精度よく行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す可塩害テスト環境試験
室の全体構成図、 第２図は本発明の要部を示す外観斜視図、第３図は第２
図の側面図。 第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は保護カ
バーを閉ざした状態を示す断面図、である。 図　　　中 ｌ１自動車　　　　２・・環境試験室 ３・・空調器　　　　４・・ブロア ５・壷ダクト　　　　　６１吸込ロ ア・・吐出口　　　　８・・噴霧口 ９１１＃配管　　　　　１０−−湿度センサ１１・・温
度センサ　　１２目ボルト １３・・取付板　　　　１４・・パッキン１５参ｅ回動
軸　　　　１８＠拳保護カバー１７−−切欠き　　　　
！８・・シリンダ１８・拳支持部材　　　２ｏΦφポル
ト２１・拳軸ピン　　　　２２−・駆動軸２３・Ｏクラ
ンク受け　２４・番クランクアーム２５・・ビン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）塩水噴霧装置を備え自走車の塩害環境試験を行な
   える可塩害テスト環境試験室において、カバー開閉機構
   によって開閉する保護カバーを、上記環境試験室内に設
   けた湿度センサの近傍に配設し、上記環境試験室内への
   塩水噴霧時に、上記カバー開閉機構を駆動して上記保護
   カバーを閉ざし、この保護カバーによって上記湿度セン
   サが覆われるようにしてなる自走車の可塩害テスト環境
   試験室。
2. （２）上記カバー開閉機構として、湿度センサを固定し
   た固定板に、シール用パッキンを貼り付けた垂直板を湿
   度センサ近傍に設け、この固定板を垂直に貫通した回動
   軸を設けて、湿度センサ配設面側に突出したこの回動軸
   の軸部に、湿度センサを逃げる切欠きを固定板側の端面
   に形成した保護カバーの一端部を取り付け、固定板の他
   面側に突出した回動軸の軸端にクランクアームを固着し
   、固定板の他面側に取り付けた支持板に、カバー駆動源
   の後部を回動自在に支持し、このカバー駆動源の駆動軸
   に上記クランクアームを回動自在に取り付け、上記駆動
   源の駆動により上記保護カバーが上記垂直板に当接する
   まで回動して閉ざされ、この閉ざされた保護カバーによ
   り上記湿度センサが覆われる構成とした第１項記載の自
   走車の可塩害テスト環境試験室。