JPH0842299A - トンネル内の換気装置 - Google Patents

トンネル内の換気装置

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JPH0842299A
JPH0842299A JP17814594A JP17814594A JPH0842299A JP H0842299 A JPH0842299 A JP H0842299A JP 17814594 A JP17814594 A JP 17814594A JP 17814594 A JP17814594 A JP 17814594A JP H0842299 A JPH0842299 A JP H0842299A
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哲樹 菊地
Yoichiro Nakamura
洋一郎 中村
Takashi Aono
隆 青野
Kiyohisa Okamoto
基予久 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉塵発生などの環境悪化を事前に予測するこ
とで作業環境の悪化へ迅速に対応でき、しかも粉塵量な
どの環境悪化度合いに応じて自動的にファンの回転数を
制御するので効率的に運転でき、手数をかけずに適正制
御が可能なものである。さらに、漏風検知を自動的に行
うので人による点検作業が不要となる。 【構成】 坑内環境の計測センサ10や漏風検知センサ11
の他に粉塵発生を予測するセンサとして音圧レベル計等
による発破検知用センサ12と、トラックミキサー入坑検
知センサ等による吹付検知用センサ13を設け、これらセ
ンサの出力を制御盤での指令回路7に導入し、該指令回
路7はこれらのセンサ出力をもとにファン1の駆動部へ
の回転数指令を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工中のトンネル坑内
の換気を行うトンネル内の換気装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル坑内、特にトンネル施工
中の坑内換気は、コントラファンなどを用いて連続運
転を行う、工種(坑内作業内容)によって、または坑
内環境を検知してファンの回転数を調整し、換気を行
う、予め決められた運転パターンで換気ファンを運転
している、風管の破れなどによる漏風検知を人が目視
で行い、ファンの回転数を調整する、などであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記では、ファンの
回転数の調整が無段階にできないため、坑内の換気が良
好にもかかわらず、過剰運転しなければならず使用電力
に無駄が生じている。
【0004】では、ファンの回転数を人が調整する手
間があり、また、環境悪化を検知してから換気開始とな
るので迅速性にかけるおそれがある。
【0005】では、工種により作業時間がズレること
が頻繁にあり、その結果、決められた運転パターンに合
わないことがある。
【0006】では、人が目視点検を行っているため、
風管側の破れなどチェック漏れがあるとともに手間がか
かる。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、作業環境の悪化へ迅速に対応でき、しかも手数をか
けずに自動的に適正制御が可能なトンネル内の換気装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、坑内環境の計測センサの他に粉塵発生を予測
するセンサを設け、これらセンサの出力を制御盤での指
令回路に導入し、該指令回路はこれらのセンサ出力をも
とにファン駆動部への回転数指令を決定すること、およ
び、粉塵発生を予測するセンサは、音圧レベル計等によ
る発破検知用センサと、トラックミキサー入坑検知セン
サ等による吹付検知用センサからなること、さらに、漏
風検知センサを設け、この漏風検知センサの出力も指令
回路に導入することを要旨とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、粉塵発生を予測するセンサで
環境悪化を事前に予測するので作業環境の悪化へ迅速に
対応でき、しかも、粉塵量などの環境悪化度合いに応じ
て自動的に回転数を制御するため、効率的に運転でき
る。また、漏風検知を漏風検知センサで自動的に行うの
で、人による風管点検作業が不要となる。
【0010】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のトンネル内の換気装置の1実
施例を示すブロック図、図2は発破時の縦断側面図、図
3はコンクリート吹付作業時の縦断側面図である。
【0011】図中1はモータ2で駆動されるファンで、
このファン1はファン架台3に設け、風管4を接続し
て、この風管4はその端はトンネル外へと導出した。な
お、ファン1は駆動部を構成するモータ2とその回転数
を制御するインバータ5によりインバータ制御されるも
ので、制御盤6にはインバータ5とこのインバータ5に
回転数指令信号を送る指令回路7が形成される。
【0012】図中8はコンクリート打設用スライディン
グフォームとしてのセントル、9はコンクリートであ
る。
【0013】本発明は坑内環境の計測センサ10として、
粉塵計、ガスセンサ、温度計、湿度計を設け、この坑内
環境の計測センサ10の計測出力を指令回路7に導入する
ようにした。
【0014】また、漏風検知センサ11として風速計、差
圧計、ピトー管などを設けるが、風速計の場合は風管4
の坑内側と坑口側との2個所に設け、その差により漏風
の有無を判断するものとする。この漏風検知センサ11の
検知出力も指令回路7に導入するようにした。
【0015】さらに、発破検知用センサ12と吹付検知用
センサ13とからなる粉塵発生を予測するセンサを設ける
が、このうち発破検知用センサ12は音圧計、振動計、騒
音計、加速度計などからなる。
【0016】一方、吹付検知用センサ13はトラミキ(ト
ラックミキサー)入坑検知センサ13aやポンプ車や吹付
機可動検知センサ13bによる。これらのうち1つのみで
もよい。
【0017】トラミキ入坑検知センサ13aは一例として
図4、図5に示すようにトラックミキサー14側に磁石15
を設け、このトラックミキサー14が通過する前記ファン
架台3に磁石15に対応するホール素子などを用いた磁気
センサ16と、この磁気センサ16に接続されるアンプ17、
さらにアンプ17に接続されるコントローラ18を設け、こ
のコントローラ18からのトラミキ検知信号を前記制御盤
6に導入することで構成した。
【0018】他の実施例として前記トラミキ入坑検知セ
ンサ13aはリモートカードや光学センサなどで構成する
ことも考えられる。
【0019】ポンプ車や吹付機可動検知センサ13bはコ
ンクリート吹付け機19に併設するポンプ車20の機器回路
の閉を検知するようなセンサである。
【0020】これら発破検知用センサ12と吹付検知用セ
ンサ13の出力も指令回路7に導入するようにした。
【0021】前記指令回路7はこれらのセンサ出力をも
とにファン駆動部への回転数指令を決定するものであ
る。次に使用法および動作をNATMトンネル施工に適
用した例で説明する。
【0022】まず発破作業に関しては、発破があると発
破検知用センサ12がこれを検知して指令回路7に出力す
ると、該指令回路7は図6に示すようにファン1の回転
数を設定値まで上昇させるようにインバータ5に出力
し、このインバータ5はモータ2をインバータ制御す
る。
【0023】設定時間(T)はこの回転数が保持され、
(T)経過後坑内環境の計測センサ10で粉塵濃度を検知
してこの粉塵濃度にファン1の回転数を追従させる。
【0024】その後、ファン1の回転数が低下し、設定
された回転数まで低下させる。
【0025】次に、吹付作業に関しては、トラックミキ
サー14が入坑するとトラミキ入坑検知センサ13aがこれ
を検知してファン1の回転数を設定値まで上昇させるよ
うにインバータ5に出力し、このインバータ5はモータ
2をインバータ制御する。
【0026】設定時間(T)はこの回転数が保持され、
(T)経過後坑内環境の計測センサ10で粉塵濃度を検知
してこの粉塵濃度にファン1の回転数を追従させる。
【0027】その後、ファン1の回転数が低下し、設定
された回転数まで低下させる。
【0028】また、風管4に破れなどが有る場合は漏風
検知センサ11がこれを検知し、ファン1の回転数を上昇
させるとともに警報を発するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明のトンネル内の
換気装置は、粉塵発生などの環境悪化を事前に予測する
ことで作業環境の悪化へ迅速に対応でき、しかも粉塵量
などの環境悪化度合いに応じて自動的にファンの回転数
を制御するので効率的に運転でき、手数をかけずに適正
制御が可能なものである。さらに、漏風検知を自動的に
行うので人による点検作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトンネル内の換気装置の1実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明のトンネル内の換気装置の発破時の縦断
側面図である。
【図3】本発明のトンネル内の換気装置のコンクリート
吹付作業時の縦断側面図である。
【図4】トラミキ入坑検知センサの設置を示す縦断正面
図である。
【図5】トラミキ入坑検知センサの説明図である。
【図6】ファンの運転例を示すグラフである。
【符号の説明】
1…ファン 2…モータ 3…ファン架台 4…風管 5…インバータ 6…制御盤 7…指令回路 8…セントル 9…コンクリート 10…坑内環境の計測
センサ 11…漏風検知センサ 12…発破検知用セン
サ 13…吹付検知用センサ 13a…トラミキ入坑
検知センサ 13b…ポンプ車や吹付機可動検知センサ 14…トラックミキサー 15…磁石 16…磁気センサ 17…アンプ 18…コントローラ 19…コンクリート吹
付け機 20…ポンプ車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 基予久 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 坑内環境の計測センサの他に粉塵発生を
    予測するセンサを設け、これらセンサの出力を制御盤で
    の指令回路に導入し、該指令回路はこれらのセンサ出力
    をもとにファン駆動部への回転数指令を決定することを
    特徴としたトンネル内の換気装置。
  2. 【請求項2】 粉塵発生を予測するセンサは、音圧レベ
    ル計等による発破検知用センサと、トラックミキサー入
    坑検知センサ等による吹付検知用センサからなる請求項
    1記載のトンネル内の換気装置。
  3. 【請求項3】 漏風検知センサを設け、この漏風検知セ
    ンサの出力も指令回路に導入する請求項1または請求項
    2記載のトンネル内の換気装置。
JP17814594A 1994-07-29 1994-07-29 トンネル内の換気装置 Expired - Fee Related JP2802983B2 (ja)

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