JPS63204055A - インバ−タ駆動型ヒ−トポンプ式冷暖房兼用空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、比較的小型の空気調和□、特に被空気調和空
間に居る人の快適性を良改したインバータ駆ｉｌＪ型ヒ
ートポンプ式冷暖房兼用空気調和機に関するものである
。

従来の技術 近年、比較的小型の空気調和機における快適性向上のた
めの技術開発は著しいものがあり、またこれらの技術を
用いた製品が商品化されている。

たとえば、インバータ搭載により圧縮機の回転数を任意
に設定できるインバータエアコンでは、安定時における
圧縮機の運転／ｆ？’止がなくなり、被空調空間の室温
はほとんど変動がなく一定に保たれ、また、起動時にお
いては圧縮機を高速運転させることにより、希望の室温
に到る迄の時間は大幅に短縮された。また、空気調和機
より被空気調和空間に吹き出される風の温度に関する技
術では、暖房運転開始時の冷風吹出し防止を行うという
基本的内容から、暖房時吹出温度を検出してその値によ
って吹出！ＩＡ速を変化させ、居住部分へ温風が到達し
たときの到達ｆｆ１ｍを一定に保つ技術、あるいは暖房
時室温が設定値となり、空気調和機が能力制御を行って
能力を減少させると、吹出温度が低下しコールドドラフ
トを感するので、吹出温度を寒くない程度まで上げるた
めに、吹出ＦＲ量を低下させる技術、あるいは吹出風向
を居住部分以外に向ける技術などが存在している。

発明が解決しようとする問題点 このように従来技術においては、コールドドラフト防止
技術は、起動時および安定時ともに周知の内容となって
いる。しかしながらこの技術は寒くならない技術を提供
してくれるが、暖かさを直接的に提供してはくれない。

すなわち、肌寒いからもう少し暖かくしたいと思った場
合、室温全体を上げなくてはならず、１人で使用の場合
省エネルギーに逆行する面を持っている。また、このＪ
：うにして室温が上がり安定すると、前記同様に吹出温
度は低下し、風速制御が加わり、同様の結果が再現され
ることになる。これらの例から判るように従来技術で解
決できなかった問題点は、室温が安定すると吹出風温が
低下するということであり、また吹出風温を維持しよう
とすると、吹出風速が低下して居住部分に温風が到達せ
ず、空気調和機の近傍のみが暖かくて室温分布の均一性
が崩れるという大きな問題点を有していた。

本発明は上記問題点を解決するもので、室温安定時にお
いて、インバータ特有の能力制御により吹出ｍ温が低下
したときに、ぞの吹出風温を維持できるインバータ駆動
型ヒートポンプ式冷暖房兼用空気調和機を提供すること
を目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するためには、吹出風速を変化させず
に吹出温度を任意に制御できる手段が必要である。すな
わち、能力制御のための基本であるインバータによる圧
縮機の回転数制御と、吹出風速制卸のための空気調和機
より被空調空間へ吹き出す送風機の風量制御と、吹出口
の形状制御とを組み合わせ、任意の吹出温度が得られる
ように制御を行なうことが必要であり、また、吹出口よ
り居住部分速の温度（室温）により吹出口での吹出風の
温度と居住部分に到達したときの風の温度では差がある
ので、本発明は、使用者による吹出温度の選択を行なえ
るように空気調和機の操作部に吹出ｆＡ度選択スイッチ
を設け、機器の本体に設けた吹出風の温度検出器で検出
された吹出Ｊ［を前記吹出温度選択スイッチにより設定
された温度になるように１ＩｉＩＪ御するものである。

作用 上記構成により、従来では４０℃の吹出温度を吹き出す
条件下において、操作部の選択スイッチにて５０℃の吹
出温度を選択したと仮定すると、まず最初に吹出ｆｆ１
ｆｆｉを低下させ、風の温度を１袢させる。しかし、風
の到達距離が低下するので、吹出口の形状をモータなど
の駆動源を用いて上下、左右の風向変更羽根の向きを変
える。プなわら風の吹出方向は同一にしておいて吹出口
の断面積を小さくする。これで風の到達距離も同一の条
件が作り出されたことになるが、暖房能力は吹出風量が
低下することに比例して小さくなる。そこで圧縮機の回
転数を上げて暖房能力の不足を補う。これらの一連の動
作を吹出温度の温度検出器よりの出力すなわち吹田湿度
をフィードバックすることにより、吹出温度５０℃で同
一暖房能力の空気調和機を作り上げることができる。こ
れにより、どのような室温であろうと、居住部分に当る
温風の温度を希望の温度にすることが可能となる。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は分離型ヒートポンプ式冷暖房兼用空気調和機の
室内ユニットの概略一部切欠斜視図を示す。第１図にお
いて、１は上下風向変更羽根、２は石川の左右風向変更
羽根、３は左用の左右風向変更羽根、４は送風機用モー
タ、５は送風機用モータ４で駆動される送［１用横断流
フン・ンである。

また、６は熱交換器、７は熱交換器６の温度を検出する
サーミスタ、８は吹出風のｉｆｌ！庶検出用サーミスタ
、９は操作部であるリモコン、１０はリモコン９に設け
られた吹出温度選択スイッチである。

また、１１は熱交換器６の風上側に配設された吸込温度
（室温）検出用サーミスタである。

次に、リモコン９に装描されている吹出温ｌｆ選選択ス
イッチ０にて、吹出温度を５０℃に選択し、暖房運転を
開始する例をもとにその動作を第２図のフローチャート
を用いて説明する。運転開始時には従来と同様に熱交換
器温度が２０℃以下であれば、冷風吹出防止機能が動作
し、送風機用モータ４を停止して送風は行わない。サー
ミスタ７にて検出した熱交換器６の温度が２０℃以上に
なるとホットスタートを解除し、横断流ファン５を超微
風で回転させる。このとき、居住空間への風の到達は無
い。風の吹き出しが始まると、吹出風の温度をサーミス
タ８にて検出し、この温度をもとに第２図に示でように
フィードバック制御を行う。ここで、送風機用モータ４
の回転数は最低５００ｒｐｍから５０ｒｐｍまたは１０
０　ｒ　ｐｒｇ　＆１みでステップ状に変化が可能であ
り、１０００〜１５０００ｒｐｍが通常の動作範囲であ
る。

また、空気調和機に装備されている風向変更羽根１．２
．３はそれぞれの駆動源である独立したモータ（図示せ
ず）により駆動され、かつ調整が可能である。

まず吹出温度が５０℃以下で４５℃にも達していないと
ぎは、風温を上昇させるために、送風機用モータ４の回
転数を設定回転数より１１００ｒｐ低”Ｆさせ、それに
伴い低下した風速の上昇を、左右風向変更羽根２．３を
第３図に示すように１０゛分集中させてスポット状ｆｆ
１Ａとした風向きに制御することにより、風量を上げず
に行なう。ただし回転数は最低回転数５００ｒｐＨ以下
には低下しない。

ここで、風速を上げ過ぎると風による不快感の増大や、
騒音の増大を招く恐れが大きいため、風速はある一定値
以上にならないように風向変更羽根２，３の位置と送風
機用モータ４の回転数の関連で定められる縮流状態以上
には絞らないものとする。また、上下風向変更羽根１を
併せ調整してもよい。

そして吹出温度が５０℃以下ではあるが４５℃以上にな
ると、送風機用モータ４の回転数を、設定回転数よりの
低下が５０ｒｐｌにとどまるように高める。

ざらに吹出温度が５０℃以上になると、風量を上げ、左
右風向変更羽根２．３を上記スポット状態よりそれぞれ
５゛広角にして元に戻り。

また暖房能力制御については、従来より行なわれている
制御を用いることにより、能力不足時は圧縮機回転数上
昇がなされ、室温一定になる制御がサーミスタ１１を通
して働く。

発明の効果 以上本発明によれば、吹出Ｎ１１ｉ選択スイッチにより
、吹出風の温度を指定でき、上記のようなフィードバッ
ク制御を行なうことにより、任意の吹出温度の暖房運転
を行なうことができ、室温が低い状態でも採暖を行える
ため、立上がり早期で室温がまだ低い状態でも暖かさを
得ることができ、また安定時に従来ではインバータ特有
の能力制御により吹出温度が低下していたものを、高温
の吹出温度を得ることができるようになり、ヒートポン
プ式暖房の包み込むような暖かさとは別に、選択スイッ
チにより燃焼暖房器がもつような高温の風を得ることが
できるようになり、従来の空調暖房器具から採暖器具へ
の変身とみなされるような素晴らしい効果を発揮するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すインバータ駆動型ヒー
トポンプ式冷暖房兼用空気調和機の室内ユニットの一部
切欠斜視図、第２図は同空気調和機による制御のフロー
チャート、第３図は吹出風向をスポット状態とした場合
の風向きを示す説明図である。 １・・・上下風向変更羽根、２・・・左右風向変更羽根
（石川）、３・・・左右風向変更羽根（左用）、４・・
・送風機用モータ、６・・・熱交換器、７・・・熱交換
器温度検出用サーミスタ、８・・・吹出温度検出用サー
ミスタ、９・・・リモコン、１０・・・吹出温度選択ス
イッチ、１１・・・室温検出用サーミスタ。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図 １　　　ｔ／ ２−肚紗幻一狐（艦出） ３、−　　）Ｊ−靭１１ミ１りＰつＡ１七−６２１１片
）ン４〜勃満吊℃づ ！−無ガ支１ ７１．−　熱クシ１ネ」Ｓ、３シＬｔオゆト、β＝、ｈ
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寸−ミ、ス、！ｔｒ　、−％温感Ｈ昂今−ミスタ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、機器の本体に吹出風の温度を検出する温度検出器を
   設け、機器の操作部に被空気調和空間へ吹き出す吹出風
   の温度を指定する吹出温度選択スイッチを設け、前記温
   度検出器の検出温度が前記吹出温度選択スイッチの設定
   温度になるように制御する手段を設けたインバータ駆動
   型ヒートポンプ式冷暖房兼用空気調和機。