JPS63203875A - 湿式抄紙用ポリエステル繊維 - Google Patents
湿式抄紙用ポリエステル繊維Info
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- JPS63203875A JPS63203875A JP3051687A JP3051687A JPS63203875A JP S63203875 A JPS63203875 A JP S63203875A JP 3051687 A JP3051687 A JP 3051687A JP 3051687 A JP3051687 A JP 3051687A JP S63203875 A JPS63203875 A JP S63203875A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、親水性の優れた合成紙を与える湿式抄紙用ポ
リエステル繊維に関するものである。
リエステル繊維に関するものである。
（従来の技術）
従来２紙の材料としては、バルブが主として使用サレ、
一部にビスコースレーヨンやビニロンが使用されてきた
が、近年９紙製品の用途の拡大多様化に伴い、優れた強
度、耐水性１寸法安定性を有し、比較的安価に安定供給
されるポリエステル繊維が多く使用されるようになって
きた。
一部にビスコースレーヨンやビニロンが使用されてきた
が、近年９紙製品の用途の拡大多様化に伴い、優れた強
度、耐水性１寸法安定性を有し、比較的安価に安定供給
されるポリエステル繊維が多く使用されるようになって
きた。
しかし、ポリエステル繊維からの合成紙は、衛生材料用
等に使用するには、親水性が乏しいという問題があった
。
等に使用するには、親水性が乏しいという問題があった
。
ポリエステル繊維からの合成紙の製造は９通常。
少量の界面活性剤を添加した水の中に繊維を分散させて
抄紙する湿式抄紙法により行われる。
抄紙する湿式抄紙法により行われる。
湿式抄紙用ポリエステル繊維において、抄紙性（分散性
）を向上させたり１紙に親水性を与えるために、ポリエ
ステル繊維の表面にブロックコポリエーテルエステルを
付着させることが提案されている （特開昭５８−２０
８５００号、同６０−３４７００号）が。
）を向上させたり１紙に親水性を与えるために、ポリエ
ステル繊維の表面にブロックコポリエーテルエステルを
付着させることが提案されている （特開昭５８−２０
８５００号、同６０−３４７００号）が。
通常のポリエステル繊維の表面に単にこのような親水性
物質を付着させただけでは、これが抄紙時に脱落してし
まい、十分な親水性を有する紙は得られない。
物質を付着させただけでは、これが抄紙時に脱落してし
まい、十分な親水性を有する紙は得られない。
（発明が解決しようとする問題点）
本発明は、親水性の優れた紙を与える湿式抄紙用ポリエ
ステル繊維を提供しようとするものである。
ステル繊維を提供しようとするものである。
（問題点を解決するための手段）
本発明は、上記の目的を達成するもので、その要旨は１
次のとおりである。
次のとおりである。
下記式を満足する多葉断面ポリエステル繊維に。
テレフタル酸、エチレングリコール及びポリエチレング
リコールとから得られたブロックコポリエーテルエステ
ルを０．１重量％以上付着させたことを特徴とする湿式
抄紙ポリエステル繊維。
リコールとから得られたブロックコポリエーテルエステ
ルを０．１重量％以上付着させたことを特徴とする湿式
抄紙ポリエステル繊維。
ｎ−ｐ≧１３０ｆ■
〔ｎは葉数で、５〜１０．ｐは異形度（％）、Ｄは単繊
維の繊度（ｄ）を示す。〕 本発明におけるポリエステル繊維としては、ポリエチレ
ンテレフタレート及びこれを主体とするポリエステルか
らの繊維が好ましく用いられ、必要に応じて艶消剤、難
燃剤等の改質剤を含有させることができる。
維の繊度（ｄ）を示す。〕 本発明におけるポリエステル繊維としては、ポリエチレ
ンテレフタレート及びこれを主体とするポリエステルか
らの繊維が好ましく用いられ、必要に応じて艶消剤、難
燃剤等の改質剤を含有させることができる。
また１本発明におけるポリエステル繊維は、前記式を満
足する多葉断面繊維であることが必要である。
足する多葉断面繊維であることが必要である。
４葉以下では、耐久性のある親水性を付与することがで
きず、 １１葉以上の多葉断面繊維は工業的に安価に製
造することができない。
きず、 １１葉以上の多葉断面繊維は工業的に安価に製
造することができない。
５〜１０葉断面繊維であっても２葉数、異形度及び単繊
維繊度により、親水性の耐久度が左右され。
維繊度により、親水性の耐久度が左右され。
種々実験の結果、前記の式を満足させることが必要であ
ることが分かったのである。
ることが分かったのである。
なお、繊維の異形度（ｐ）は、繊維断面の外接円の直径
に対する外接円の直径と内接円の直径との差の比を百分
率で表したものである。
に対する外接円の直径と内接円の直径との差の比を百分
率で表したものである。
次に１本発明におけるブロックコポリエーテルエステル
としては、テレフタル酸、エチレングリコール及びエチ
レングリコールの０．１〜１倍モルの分子量７００〜３
０００のポリエチレングリコールとから得られた平均重
合度３〜１０のものが好ましく用いられる。
としては、テレフタル酸、エチレングリコール及びエチ
レングリコールの０．１〜１倍モルの分子量７００〜３
０００のポリエチレングリコールとから得られた平均重
合度３〜１０のものが好ましく用いられる。
ブロックコポリエーテルエステルを形成するポリエチレ
ングリコールの分子量が７００未満では、十分な親水性
を与えることができず、 ３０００を超えると１重合度
にもよるが、溶解性が低下し、使用しにくくなる。特に
好ましい分子量範囲は、 １０００〜２０００である。
ングリコールの分子量が７００未満では、十分な親水性
を与えることができず、 ３０００を超えると１重合度
にもよるが、溶解性が低下し、使用しにくくなる。特に
好ましい分子量範囲は、 １０００〜２０００である。
また、ポリエチレングリコールは、エチレングリコール
の０．１〜１倍モル使用することが好ましく、ポリエチ
レングリコールの量があまり少なければ十分な親水性が
得られず、多すぎると処理繊維の表面の粘着性が大きく
なって分散性が悪くなる。
の０．１〜１倍モル使用することが好ましく、ポリエチ
レングリコールの量があまり少なければ十分な親水性が
得られず、多すぎると処理繊維の表面の粘着性が大きく
なって分散性が悪くなる。
さらに、ブロックコポリエーテルエステルは。
重合度３〜１０のものが適当で、３未満では耐久性のあ
る親水性を与えることができず、 １０を超えるもので
は溶解性が悪くなる。
る親水性を与えることができず、 １０を超えるもので
は溶解性が悪くなる。
ブロックコポリエーテルエステルは３０．３〜５重量％
の濃度の水溶液又はエマルジョンの状態にしてポリエス
テル繊維に付与されるが、繊維に対する付着量が０６１
重量％以上となるようにすることが必要である。この付
着量が０．１重量％未満では十分な親水性を与えること
ができない。しかし。
の濃度の水溶液又はエマルジョンの状態にしてポリエス
テル繊維に付与されるが、繊維に対する付着量が０６１
重量％以上となるようにすることが必要である。この付
着量が０．１重量％未満では十分な親水性を与えること
ができない。しかし。
あまり多量に付着させる必要はなく、１重量％以下で十
分である。好ましい付着量は、０．１〜０．５重量％で
ある。
分である。好ましい付着量は、０．１〜０．５重量％で
ある。
本発明のポリエステル繊維は、単独で又はパルプ等の他
の抄紙材料と混合して湿式抄紙に供され。
の抄紙材料と混合して湿式抄紙に供され。
親水性のある合成紙を与える。
（実施例）
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例１〜６及び比較例１〜４
ポリエチレンテレフタレートを常法により、溶融紡糸、
延伸して、第１表に示す多葉断面繊維のノータリンプト
ウを得た。このトウにテレフタル酸、エチレングリコー
ル及びエチレングリコールの０．３倍モルの分子ｆｆ１
１３００のポリエチレングリコ−ルとから得られた平均
重合度６のブロックコポリエーテルエステル（処理剤）
を、濃度２重量％の水溶液の状態にして付与し、１４０
℃で５分間乾燥熱処理した後、長さ５＋ｎにカットして
、第１表に示す湿式抄紙用ポリエステル繊維を得た。
延伸して、第１表に示す多葉断面繊維のノータリンプト
ウを得た。このトウにテレフタル酸、エチレングリコー
ル及びエチレングリコールの０．３倍モルの分子ｆｆ１
１３００のポリエチレングリコ−ルとから得られた平均
重合度６のブロックコポリエーテルエステル（処理剤）
を、濃度２重量％の水溶液の状態にして付与し、１４０
℃で５分間乾燥熱処理した後、長さ５＋ｎにカットして
、第１表に示す湿式抄紙用ポリエステル繊維を得た。
上記のポリエステル繊維の各々と２ｄＸ５ｍｍのポリエ
ステル系バインダー繊維：メルチイー（ユニチカ社商品
名）とを８０ ： ２０の重量比で混合し。
ステル系バインダー繊維：メルチイー（ユニチカ社商品
名）とを８０ ： ２０の重量比で混合し。
水中にバルブ離解機で２５００ ｒ ｐ ｍで攪拌分散
させて１坪ｆｆ１４０ ｇ ／ ｍで抄紙し、ドラム型
ドライヤーで１／１０°Ｃで乾燥、熱処理してポリエス
テル紙を得た。
させて１坪ｆｆ１４０ ｇ ／ ｍで抄紙し、ドラム型
ドライヤーで１／１０°Ｃで乾燥、熱処理してポリエス
テル紙を得た。
得られたポリエステル紙のウェッキング性能（試料紙上
に０．１ｃｃの水滴を１滴落とし、水滴が紙上に留まる
時間）を測定した結果を第１表に示す。
に０．１ｃｃの水滴を１滴落とし、水滴が紙上に留まる
時間）を測定した結果を第１表に示す。
第１表
（発明の効果）
本発明のポリエステル繊維は、特定の多葉断面繊維に、
親水性のブロックコポリエーテルエステルを付着させた
ので、ブロックコポリエーテルエステルが湿式抄紙して
も脱落せず９本発明のポリエステル繊維を使用して湿式
抄紙すれば、親水性のあるポリエステル紙を得ることが
できる。
親水性のブロックコポリエーテルエステルを付着させた
ので、ブロックコポリエーテルエステルが湿式抄紙して
も脱落せず９本発明のポリエステル繊維を使用して湿式
抄紙すれば、親水性のあるポリエステル紙を得ることが
できる。
Claims (2)
- （１）下記式を満足する多葉断面ポリエステル繊維に、
テレフタル酸、エチレングリコール及びポリエチレング
リコールとから得られたブロックコポリエーテルエステ
ルを０．１重量％以上付着させたことを特徴とする湿式
抄紙ポリエステル繊維。 ｎ・ｐ≧１３０■（Ｄ） 〔ｎは葉数で、５〜１０、ｐは異形度（％）、Ｄは単繊
維の繊度（ｄ）を示す。〕 - （２）ブロックコポリエーテルエステルが、テレフタル
酸、エチレングリコール及びエチレングリコールの０．
１〜１倍モルの分子量７００〜３０００のポリエチレン
グリコールとから得られた平均重合度３〜１０のもので
ある特許請求の範囲第１項記載の湿式抄紙用ポリエステ
ル繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3051687A JPS63203875A (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | 湿式抄紙用ポリエステル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3051687A JPS63203875A (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | 湿式抄紙用ポリエステル繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63203875A true JPS63203875A (ja) | 1988-08-23 |
Family
ID=12305973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3051687A Pending JPS63203875A (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 | 湿式抄紙用ポリエステル繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63203875A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5209823A (en) * | 1989-10-05 | 1993-05-11 | Nalco Chemical Company | Water-soluble dispersant which aids in the dispersion of polyester fibers during the preparation of a wet-laid nonwoven fiber mat |
| JP2011074505A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Teijin Fibers Ltd | 湿式不織布用熱接着性複合繊維 |
| JP2011195978A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Teijin Fibers Ltd | 湿式不織布用熱接着性複合繊維およびその製造方法 |
| JP5686491B1 (ja) * | 2014-10-07 | 2015-03-18 | 竹本油脂株式会社 | 抄紙用ポリエステル系繊維の処理剤、不織布の製造方法及び不織布 |
-
1987
- 1987-02-12 JP JP3051687A patent/JPS63203875A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5209823A (en) * | 1989-10-05 | 1993-05-11 | Nalco Chemical Company | Water-soluble dispersant which aids in the dispersion of polyester fibers during the preparation of a wet-laid nonwoven fiber mat |
| JP2011074505A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Teijin Fibers Ltd | 湿式不織布用熱接着性複合繊維 |
| JP2011195978A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Teijin Fibers Ltd | 湿式不織布用熱接着性複合繊維およびその製造方法 |
| JP5686491B1 (ja) * | 2014-10-07 | 2015-03-18 | 竹本油脂株式会社 | 抄紙用ポリエステル系繊維の処理剤、不織布の製造方法及び不織布 |
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