JPS63203157A - リクライニング可能な車椅子装置 - Google Patents

リクライニング可能な車椅子装置

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JPS63203157A
JPS63203157A JP62037691A JP3769187A JPS63203157A JP S63203157 A JPS63203157 A JP S63203157A JP 62037691 A JP62037691 A JP 62037691A JP 3769187 A JP3769187 A JP 3769187A JP S63203157 A JPS63203157 A JP S63203157A
Authority
JP
Japan
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wheelchair
belt
reclinable
bed
roller
Prior art date
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Application number
JP62037691A
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English (en)
Inventor
パウル ディ マツテオ
チャールズ エフ.チューブ
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Nova Technologies Inc
Original Assignee
Nova Technologies Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、横臥中の人をベッドとリクライニングさせた
車椅子との間を移送するために、ベッドと共に作用する
リクライニング式車椅子装置に関する0人を座り位置に
つかせるために、背もたれを上げ、足のせを下ろすこと
ができる。トイレットと共に使用するための装置がある
[従来の技術と解決すべき問題点] 病人を病院ベッドから車椅子や室内便器へ、あるいは病
院内のトイレットや療養院あるいは家庭へ移す一連の作
業、あるいはこの移送を補助する作業は、労働集約的で
あり、高価であっても不思議はない、この仕事はかなり
の力を必要とすることが多く、病人、看護婦または付添
い人に傷を負わせることもある。多くの場合、これらの
問題が、家庭で数品なせずに病人を病院へ入れ、あるい
は療養院へ移す要因となっている。またこれらは、病院
や療養院での看護の費用を上げる原因ともなる。
したがって、本発明の第1の目的は、適宜装置されたベ
ッドと組み合わせて、病人の側では何の努力もせずに、
また介添え人の方には通常の体力と熟練以上のものを必
要とせずに、ベッドと車椅子との間を容易に安全にかつ
快適に病人を移動させることができる装置を備える車椅
子を提供することである。
本発明の他の目的は、病人が車椅子内で室内便器を使用
するための、あるいは車椅子をトイレット便器に位置さ
せた後でトイレットを使用するための手段を提供するこ
とである。
本発明のさらに他の目的は、病院または療養院内はもち
ろん、家庭内の屋外での使用にも好適な車椅子を提供す
ることである。
本発明のさらに他の目的および利点は、添付図面に関連
して、つぎの特定実施例を読むことにより明らかになる
であろう。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本発明は、つぎの構成要
素から成るリクライニング可能な車椅子装置を提供する
背もたれ部、座部および脚もたれ部; 直立の椅子位置から、伸ばした水平表面を有するリクラ
イニング位置へ車椅子を変えるための手段; 人がその上に横臥するための支えに対して、リクライニ
ング状態の車椅子を端と端をつなぐように配置させる手
段; 上記車椅子はその表面に亘って延在するストリップ材を
有する; 上記ストリップ材を車椅子の表面に亘って引張って、上
記支えと車椅子の上記伸ばされた表面との間の上記広の
移動を助けるための手段。
さらに本発明は、つぎの構成要素から成るリクライニン
グ可能な車椅子装置を提供する。
背もたれ部、座部および脚もたれ部; 直立椅子位置と伸ばされた水平表面を有するリクライニ
ング位置との間で、車椅子表面を変化させるための変換
手段; 上記リクライニング位置にある車椅子を、人がその上に
横臥する支えに対して、端と端をつなぐように配置させ
る手段; 上記車椅子は、該車椅子の頭側端および足側端近くのロ
ーラに巻回される可撓性材料の連続ベルトを有する; 該ベルトは上記車椅子の上面と底面とを構成する; 上記ベルトを車椅子の選択された位置に支持するための
拘束手段; 上記ベルトをいずれかの方向へ推進するための回転手段
: 該回転手段を駆動するための推進動力手段。
またさらに本発明は、つぎの構成要素から成るリクライ
ニング可能な車椅子装置を提供する。
背もたれ部、座部および脚もたれ部; 直立椅子位置と伸ばされた水平表面を有するリクライニ
ング位置との間で、車椅子表面を変化させるための変換
手段: 上記リクライニング位置にある車椅子を、人がその上に
横臥する支えに対して、端と端をつなぐように配置させ
る手段; 上記車椅子は、該車椅子の頭側端および足側端近くのロ
ーラに巻回される可撓性材料の連続ベルトを有する; 該ベルトは上記車椅子の上面と底面とを構成する; 上記ベルトを車椅子の選択された位置に支持するための
拘束手段; 上記ベルトをいずれかの方向へ推進するための回転手段
;及び 該回転手段を駆動するための推進動力手段;からなり、 上記支えが、マツトレスに亘って延在するシーツ材を有
するベッドと、該シーツ材を引張って、該シーツ材上に
横臥する人をベッド端までおよびベッド端を越えて移動
させる手段とからなる車椅子と、 マツトレスに亘って延在するシーツ材を有するベッドと
、 該シーツ材を引張って該シール上に横臥する人をベッド
端までおよびベッド端を越えて移動させる手段。
[実施例] 第1図は、本発明の主題であるリクライニング式車椅子
1を、リクライニングさせるとともにかけがね機構49
によりベッド52に取り付けたところを示す斜視図であ
る。ベッドは、ベッド上に横になっている病人51(第
2図に示す)を、リクライニング状態の車椅子l上に移
すことができる移送シーツ機構を備えている。車椅子の
表面は、病人を車椅子に完全に移すように駆動される無
端ベルト6の形態をしている。
第1図によれば、ベッド52は、ベッド上の位置からベ
ッド端までおよびベッド端を越えて病人を移送するため
の装置が取り付けられている点を除いては、家庭または
病院で見かける従来型のベッドとして示されている。上
記装置は頭側端部ローラ54(第2a図に示す)を有す
る。このローラ54の長さはベッドの幅とほぼ等しく、
このローラバヘッドの頭側端部のベッド會フレームに取
り付けられている。同様の足側端部ローラ56は、ベッ
ドの足側端部に配置されている0幅がベッドとほぼ等し
く、長さがベッドの長さの数倍に等しい特別設計のベッ
ド・シーツ57は、頭側端部ローラ54に固定され一部
巻き込まれている。また、他端は、ベッドの足側端部で
足側端部ローラ56に固定されている。遊びローラ58
は、マツトレスの両端間にわたって、頭側および足側端
部ローラヘシーツ57を案内するのに用いられる。電気
モータまたはハンド・クランク(図示せず)が、2つの
ローラを駆動して、一方、のローラにシーツを巻き上げ
るとともに他方からシーツを払い出して、シーツをマツ
トレスの表面上を移動させ、それによって横になってい
る病人をベッド52上の位置からベッド端までおよびベ
ッド端を越えて移動させるために設けられている。
車椅子1上では、座り心地のよいように可撓性の表面を
有する無端ベルト6が、頭側ローラ19および足側ロー
ラ14にかけ巻されている。ベルトは、座部領域に沿っ
て、側部案内レール5および7により支持されており、
ローラ29(第2d図ほかに示す)を介して手動クラン
ク59または後述するモータにより駆動される。ベルト
6はまた、他の詳細とともに後に述べる2つのトイレッ
ト・アクセス用の穴50を有している。
第2a図〜第2h図は、病人51をベッド52上の横臥
位置からリクライニング可能な車椅子l上の座り位置へ
長手方向に移動させる各ステップを概略的に示す。
第2a図では、車椅子lはベッド52から離れた位置に
示されている。第2b図では、車椅子1は、ベッド52
の端に手で位置せしめた後が示されており、第2C図で
は、車椅子1はベッド52の端でリクライニングさせた
状態で示されている。リクライニングさせた状態は、後
述す□るように、手によっても(ハンド・クランク)ま
たはモータ手段によっても形成することができる。病院
ベッドに組み込んだ昇降機構として概略的に示される昇
降機構60は、病人の移動に先立って、ベッド52の高
さを車椅子1の高さに調整するために用いられる。
第2C図は、ベッド52と車椅子1とが同じ高さにあり
、かけかね機構49により結合されているところを示す
、この機構は、病人の移送作業中に車椅子をベッドに堅
固に固定しておくための好ましい手段である。あるいは
、ベッドおよび車椅子に付いている標準装置であり、本
発明におけるベッドあるいは車椅子にもある車輪ブレー
キ(図示せず)を用いて、病人の移送中ベッドと車椅子
とを固定しておくこともできる。ベッドに機械的に結合
されるとともに床上に支えられる適当な支持手段を用い
て、病人の移送中に車が後方に傾かないようにすること
もできる。
第2d図は、同時に回転するシーツを巻き込むとともに
シーツをベッド上に引張るローラ56と、ベルトを車椅
子の表面上推進させるローラ29とを示している。病人
51をベッドから車椅子lへ移すシーツ57とベルト6
の動きは、矢印で示す、この一連の作用中、ローラ54
は自由に回転して、シーツがベッドにわたって引張られ
るのにつれてシーツを払い出す、移動の完了は第2e図
に示す。
第2f図および第2g図は、後述する椅子の背昇降機構
により病人を直立の座り位置に起し上げる作業を示す、
第2h図は移送の完了と病人の運び出しを示す。
車椅子l上の座り位置からベッド52上の横臥位置への
病人移送逆動作は、ローラ54と19が機械的に反時計
方向に回転しローラ56が必要に応じて自由に回転でき
るのであれば、第2h図から第2a図へと順序を逆にす
ることにより行なうことができる。
車椅子1は、第1図では斜視図でリクライニング状態が
示されており、第3図および第4図では部分側面図で持
ち上げ状態が示されている。この車椅子は、車椅子に通
常使用される固定のシート材の代わりに可撓性ベルトを
有している点において、従来の車椅子と異なるものであ
る。このベルトは3つの領域で病人(図示せず)を支え
るもので、脚もたれ組立体2、座部領域3および背もて
れ組立体4である。
持ち上げ位置にある車椅子の部分断面側面図である第4
図、およびリクライニング位置にある車椅子の部分断面
側面図である第5図は、ベルト6の通り路を示す、ベル
ト6は、背もたれ組立体4の端部(すなわち頂部)にあ
る上部ローラ19のまわりを通り、側部案内レール7お
よび5(図示せず)のそれぞれにある上方溝を通って背
もたれフレーム17に沿って通る。ベルトは、座部領域
3に沿い、脚もたれ組立体2の上面に沿い、足部ローラ
14(第4図には示さず)をまわり、脚もたれ組立体の
底面に沿い、上記側部案内レールの各々の下方溝を通り
、遊びローラ71をまわって、プレッシャ・ローラ31
の下側をまわってこれと駆動ローラ29との間を延在し
、遊びローラ70の下を延在して上部ローラ19に戻り
、無端ベルトループを形成する。
第4図および第5図に示すように、座部領域3では、ベ
ルト6は、フレーム8の側部管状部材に取り付けられて
いる側部案内レール7および5(図示せず)により支え
られている。第6図の断面図および第7図の斜視図に示
されるように、ベルト6は、中央部9の両側部に設けら
れた厚肉のヘム状端縁あるいは厚肉端縁10を有する薄
肉中央部9から構成される。この厚肉端縁10は、側部
案内レール5および7のそれぞれの成形溝11内に嵌装
される。薄溝12(各側部案内レール中の)は、ベルト
6の中央部は摺動させるが、ベルト6の厚肉部が抜けて
しまうのを防ぐとともに、座部領域3内の病人(図示せ
ず)の体重を支える。各案内レール5および6は、2つ
の成形溝11と2つの薄溝12とを有し、座部領域にわ
たって、ベルト6の下側および上側の双方を支持する。
第7図は、従来の円筒形状を有する駆動ローラ29とプ
レッシャ拳ローラ31とを示す。
第7a図は、後述するように、パッド、カバー、ヴェル
クロ・ストリップ(Velcro 5trip)または
ベルト表面上の他の材料がローラ間を自由に通過できる
ようにするために、ローラ31および29の中央部が小
径部を有する他の構成を縮小して示す、第7図および第
7a図の構成のいずれにおいても、ベルトはその厚肉端
縁にかかる圧力により駆動される。
第3図に示すように、脚もたれ組立体2は、ベルト6が
巻回されているローラ14を支持するフレーム13から
構成される0脚もたれ組立体は、各側で、フレーム13
の側部材に固定される側部案内レール5および7(図示
せず)にピボット15により取り付けられている0脚も
たれ組立体15はまた、ピボット16により連結リンク
117に固定されている。第4図に示すように、背もた
れ組立体4は、椅子を押すための取り付けハンドル18
を有するフレーム17と、ベルト6が巻回される上部ロ
ーラ19と、一対の背部支持ブラケットとから成る。一
対のブラケットのうち近い方の背部支持ブラケット20
のみが示されている。第3図及び第8図に示すように、
背部支持ブラケッ)20は、昇降ウオーム争ギヤ21に
固定されている。第8図および第9図では、ブラケット
は貫通シャフト22に固定されているところが示されて
いる。車椅子の両側で、背もたれは、背部支持ブラケッ
ト20と昇降ウオーム・ギヤ21と同様の部材により、
同様の方法でシャフト22に連結されている。(もちろ
ん、シャフト22は上記したように駆動されるので、遠
い方の側では、ウオーム・ギヤ歯は必要ではない。)背
もたれ組立体は、ベアリング(後述)を介して側部フレ
ーム8に取り付けられるシャフト22上で枢動する。
第3図に示すように、連結リンク117は、ピボット2
3により背部支持ブラケッ)20に、ピボット16によ
り脚もたれに取り付けられており、このようにしてリン
ク117は4バーリンク仕掛けを構成している。第3図
に示すように、幾何学によれば、背もたれフレーム17
が左に倒れると、脚もたれフレーム13は、第5図に示
すような最終水平位置となるまで右方に上がる。この作
用により、車椅子は第5図において部分断面図で示すよ
うに基本的に水平な状態となり、ベルト6は頭側端部ロ
ーラ19をまわって、倒れた背もたれ組立体4の上面を
横切り、ベルトが側部レール5および7により支持され
ている座部領域3を横切り、足部ローラ14をまわって
、側部案内レール5および7内の下方溝を通って底面に
沿ってもどり、ローラ71,31.29および70をま
わって、上部ローラ19まで通される。
第3図および第10図に示されるような背もたれ昇降お
よびベルト駆動機構の分解斜視図である第8図は、背部
支持20が固定されているウオーム・ギヤ21が貫通シ
ャフト22に結合されるとともにシャフト22上で枢動
することを示している。このシャフトはベアリング28
内に支持され、ベアリング28は、駆動ローラ29の延
在中空シャフト、および側部フレーム部材8に取り付け
られている移送システム支持部材30と同心円的でかつ
支持されている。第8図および第9図はベルト駆動機構
を示す。ベルト6がローラ31から十分な圧力と、駆動
ローラ29との十分な摩擦を受けると、駆動ローラ回転
によりベルト6が推進され、本明細書の他の箇所で記載
されているように病人を椅子へあるいは椅子から運び込
みあるいは運び出す。
第8図、およびベルト駆動システムの断面側面図である
第11図に示されるように、プレッシャ・ローラ32は
調整スライド33内に取り付けられており、調整スライ
ド33は移送システム支持部材30内の溝34内に取り
付けられている。スライド33を動かしそれによってロ
ーラ31を動かして、ローラ29および31間のシーツ
6に適切な圧力を与えるように回転される調整ネジ35
がある。このブラケットおよび調整システムは、椅子(
図示せず)の遠い方の側で反復される。第11図はまた
案内ローラ71を示す。この案内ローラ71はブラケッ
ト(図示せず)により座部の基部でフレーム8に取り付
けられている。
ローラ71は、ベルト6の下方側を案内レール5および
7内の案内溝に導くのを助けるために使用される。第8
図および第11図は遊びローラ70を示す、遊びローラ
70は背部支持ブラケット20上に設けられ、ベルトの
下方側を駆動ローラに導くのを助けるために使用される
第8図および第9図は、駆動ローラ29がどのように回
転するかを示す、支持部材25および26によりベアリ
ング内に支持されるとともにウオーム・ギヤ38と噛合
する駆動ウオーム37は、シャフト36によりギヤ・ボ
ックス45(第3図に示す)を介してベルト番クランク
・ソケット47に連結される。ウオーム・ギヤ38は、
ベアリング28と支持部材30内に取り付けられる内側
ベアリング39とを介してシャフト22により同心まわ
りに回転する。ウオーム嗜ギヤ3Bは駆動ローラ29の
シャフト延長部に堅固に固定されており、駆動ローラ2
9の外表面は、駆動ベルト6に対して十分高い摩擦係数
を有する材料の層または第2表面から形成されている。
ブラケット30とベアリング39および28は、椅子(
図示せず)の遠い方の側でも同様である。ソケット47
を駆動するハンド・クランクまたは後述のモータは、ウ
オーム37、ウオーム・ギヤ38およびローラ29を介
して作用し、ベルト6を推進させる。
i12図は、ハンドφクランクではなく電気モータを用
いて背もたれ昇降機構および移送ベルトを駆動している
点を除いては、第3図と同様の車椅子構成を示す、モー
タ62は、ギヤ舎ボックス61を介してウオーム37(
図示せず)に結合され、ベルトを駆動する。モータ64
は同様にウオーム24に結合され、背もたれおよび足の
せを昇降させる。2つのモータのそれぞれは、コントロ
ール・ボックス63上に示されている3位置バネ復帰瞬
時作動弐トグル・スイッチまたはその均等物により制御
される。コントロール・ボックスは、図示のようにギヤ
eボックス61に設けることができる。スイッチを動か
さないときには、モータはオフとなっている。スイッチ
65を上方向に倒すと、モータが動作して背もたれを上
昇させる。スイッチ65を下方向に倒すと、モータを逆
回転させて背もたれを下降させる。同様に、スイッチ6
0を右方向に倒すと、ベルト6を右方向に(すなわち車
椅子の前方向に駆動し、スイッチ60を左方向に倒すと
、ベルトを左に駆動する。
電源オン−オフ・スイッチ67も安全性のために設けら
れている。ケーブルおよびプラグ122は電源(図示せ
ず)に接続されるが、これについては後述する。上記の
モータ切替えおよびコントロール回路はすべて広く用い
られているものであり、当業者には周知のものである。
ベルト速度を、任意のタイプのベッド移送装置上を移動
するシーツの速度に合わせるために、速度可変の電気駆
動モータおよびコントロール・ボックスを車椅子に設け
ることが必要である。
第12図に示す部分には、モータ62は速度可変の逆回
転可能なモータであり、コントロール・ボックス63は
第12a図に示す新しいコントロール書ボックス115
を置き換えられる。
第12a図では、瞬時作動式の「正−逆」スイッチ66
は従来の「正−逆」トグル・スイッチ118で近き換え
られており、「ベルト速度」コントロールつまみ116
は電位差計(図示せず)に固着されている。組み込まれ
ているモータ速度コントロール回路は、可変速度ドリル
−プレス等の加工工具に通常使用されているのと同様の
ものであり、当業者には周知のものである。この回路は
、所望によりコントロール・ボックス115またはその
他の箇所に実装される。
任意の適当な電源を上記の電気駆動装置に用いることが
できる。従来の壁ソケットまたはベッドに設けたソケッ
トに差し込んだラインコード122から得られる単相1
15V6GHzの電力は、好ましい構成である。あるい
は、車椅子に載せることのできるバッテリ(図示せず)
を使用してもよい。
第12図および第12a図の車椅子昇降機構とベルト駆
動装置の両方に対する電気的駆動手段を示しているが、
いずれかの駆動装置を手動とし他方を電動とすることも
できる。たとえば、車椅子を手動で昇降させ、ベルト駆
動装置を電動としてもよい。
ベルトの穴に嵌まる歯を備えたスプロケットはベルト駆
動装置によく使用される。スプロケット(またはトラク
タ)駆動装置は、上記の駆動ローラの代替手段である。
これは、ローラ29を、ベルト6の両側の穴と係合する
スプロケットまたはこれの均等物で置き換えることによ
り、本発明の他の実施例で採用されている。第13図は
、ベルト6の厚肉端10の穴92を通過する歯を備えた
スプロケット91を示している。シャフト114にキー
とめまたは他の手段で取り付けたスプロケットが第4図
から第11図に示したローラ29と置き換える6第2の
スプロケット91はシャフト114の他端に取り付けら
れ、ベルト6の反対側の厚肉端10の穴と係合する。ス
プロケットの回転により、ベルト6が推進される。スプ
ロケットは、ローラ29を駆動するための前述の機構と
同じ機構で駆動される。スプロケット・シャフト114
およびプレッシャ・ローラ31は、第7a図に示すよう
に、中央部に小径部を設けてもよい。
車椅子lが第3図に示すような直立状態にあるときは、
その概略の構成は従来のリクライニング式座席を有する
手で推進させる車椅子(後輪は、車椅子をリフラインさ
せたときに後方にひつくり返らないように車椅子の十分
後方にある)と同様である。後輪は大きく示し、一方前
輪は小さくキャスタを備えるように示している。しかし
ながら、安全のために適当なホイール参ベースが維持で
きるのであれば、後輪は必要な任意の大きさであってよ
く、前輪または後輪のいずれもがキャスタ上にあっても
よい。車椅子では標準的なブレーキも備えているが、図
面には示していない。
取り外し可能なアーム・レール48は第3図に示されて
いる。これは好ましいものではあるが、本発明の必須要
素ではない、車椅子への乗り降りを容易にするよう枢動
する従来の足のせは図示してはいないが、どの車椅子と
も同じように脚もたれフレームに取り付けることができ
る。他の型の足のせについては後述する。
本発明の目的の1つは、車椅子内の室内便器装置または
バスルーム(図示せず)に置いた便器へのアクセスを提
供することである。第1図は、ベルト6がその上側ベル
トにトイレット使用用の穴50を有しているのを示して
いる。下側のベルトに設けた対応穴は見えない。これは
、整列の問題および汚れの問題を避けるために上方の穴
よりずっと大きくしであるためである。ベッドから車椅
子へ病人を移送開始する前にベルトを正しく位置決めし
ておくことにより、上方の穴を正しく病人の下に位置さ
せることができる。この結果、ベルトがさらに移動する
と、病人は、その臀部がトイレット使用用穴、または室
内便器またはトイレット使用するのに都合のよい車椅子
上の位置に運ばれる。この後、車椅子はベッドから解放
され、前述したような座り位置に直立せしめられる。そ
の後、車椅子を便器の上まで移動し、あるいは車椅子に
設けた室内便器装置を使用することができる。
第14図および第14a図は、ベルトと車椅子使用中の
ベルト上の病人の相対的位置を説明的に示す。第14図
は、車椅子から外してはいるが第1図と同じ位置で示し
ているベルト6の斜視図である。トイレット使用用穴5
0に加えて、ベルトの下側にあるより大きいトイレット
使用用穴93をも示している。
第14a図は、下方のトイレット使用用穴93を通るほ
ぼ真中で切断した後展開したベルト6の上面図を示す、
同図は、トイレットを使用するためにリクライニングさ
せた車椅子に移送されてきた病人106の、ベルト6に
対する長手方向位置を説明的に示す、この条件下で、上
部ローラおよび下部ローラ14(第1図)に対するベル
ト6の位置は、それぞれ、矢印109および110で示
されている。同様に、第14a図はまた、通常の座わる
目的のためにリクライニングさせた車椅子に移送されて
きた病人107のベルト6に対する長手方向位nをも示
す、この条件下で、上部ローラ19および下部ローラ1
4に対するベルトの位置は、矢印111および112に
よりそれぞれ示されている。後者の場合には、トイレッ
ト使用用穴50および93は両方ともローラから離れて
おり、車椅子の下面では邪魔にならないようになってい
る。前者の場合には、背もたれを起こし足のせを下ろし
た後、病人は必要に応じてトイレット使用用穴50およ
び93上に座わることとなる。
ベルト6が正しく指標された位置に整列し、病人の足が
車椅子の頂部に到達すると同時に移動を開始すると、病
人を、トイレット設備を使用するのに適切な車椅子上の
位置に移送することができる。適切に指標するために、
目盛り113をベルト上に記しておいてもよい。
第14a図に示すように、病人106がその臀部が小さ
いトイレット使用用穴上にくるように車椅子上に移送さ
れるならば、そのかかとは目盛り113の「足基準点」
121上にくることとなる。この足基準点は必要に応じ
て後で訂正することができる0足基準点121を使って
、後述するように病人をベルト上のこの位置に正確に移
送できるようにベルト6を位置決めすることができる。
トイレットを使用するために病人106をベッドから車
椅子へ移送するために、目盛113上の選択された足基
準点が上部ローラ19上にくるようにベルト6を位置決
めする。その後、ベッド上のシーツ駆動をスイッチ・オ
ンして移送プロセスを開始する。ベッドから移送されて
くる病人の足がリクライニング状態にある車椅子の頂端
に達すると、車椅子のベルト駆動が手動によりまたは自
動的に開始され、ベルト6は移動しているベッド・シー
ツとほぼ同じ速度で推進される。トイレット使用用穴の
指標マーク119が第15a図に示す側部案内レール5
上の便座指標マークと整列すると、ベルトは停止し、車
椅子の背は起こし上げられる。
同様の手順を使って、病人107を車椅子上の通常の座
り位置に移すことができる。この場合に、さらに他の指
標マークを設けることもできるが、どうしても必要とい
う訳ではない、移送プロセスを開始するために、上方の
トイレット使用用穴50が上部ローラ19下から数イン
チのところにくるようにベルト6を位置決めする。ベッ
ド・シーツ駆動が開始され、病人の足がローラ19に達
するとベルト駆動が開始される。病人の臀部が座部領域
3の真中を記す便座指標マーク120に達すると、ベル
ト6を停止することにより、移送が完了する。
病人を快適にかつベルト6上の所望の位置に置いておく
ために、ベルト速度はシーツ速度とほぼ同じに維持され
る。これは、ベッドにおけるシーツ駆動と車椅子におけ
るベルト駆動とを同じ速度で動作するよう設計しておく
ことにより達成される。シーツ駆動速度がゆっくり変化
するベッドとともに作用して、ベルト速度をシーツ速度
に合わせるように調整される可変速度駆動装置(ベッド
または車椅子のいずれでもよい)提供することも、本発
明の別の実施例である。これは、病人を手であるは自動
的に(図示せず)車椅子に移動させる時に、相対速度を
調整して、動いている病人と動いているベルトとの問い
生じ得るすべりをなくすことにより、容易に行なうこと
ができる。移送速度が遅い場合には1手動のハンド静ク
ランクを可変駆動装置として使用することもできるが、
速度可変の電気駆動装置が好ましい実施態様である。
第1図、第14図および第14a図は、ベルト6の側部
に沿って縫い付けるか他の方法で固定したヴェルクロ片
74を示す、このヴェルクロ片は、種々のパッド、たと
えば洗濯可使な布パッド、防水保護パッド、トイレット
使用用穴に合わせた切欠きを有し、取り替え可能な便座
として作用する防水保護パッド、クッション、トイレッ
ト使用用穴を覆うカバーパッド、ゲル状パッドを含む、
床ずれ(褥槍性潰瘍)防止用の種々のクッションパッド
をベルトに取り付けるのに使用する。このようなパッド
73の1つは、これをベルトに取り付け可能としている
ヴェルクロ片とともに第1図に示されている。パッド7
3が上部車椅子ローラ19を通ることができるほど可撓
性がある場合には、病人が車椅子に移送されてくる際に
、病人の下で移動するように配置することができる。
あるいは、ヴェルクロ片72は、ベルト6を横切るスト
リップの形で、あるいはベルト6の側部に沿った選ばれ
た箇所における短い切片の形で、あるいは所望の他の構
成で設けることができ、あるいは、スナップ、ジッパ、
レーシング等の他の手段を用いてパッドをベルトに固着
することもできる。ベルト6上にパッドを使用する場合
に、無制限のベルト移動が必要であれば、プレッシャ・
ローラ31および駆動ローラ29(または第13図にお
ける駆動スプロケット−シャツ) 114)は、パッド
をローラ間を通過させる第7a図に示す形状を持たなけ
ればならない。
車椅子に設けられる任意的な室内便器装置は、第15図
に示されている。第15図は車椅子の座部を後から見た
部分断面図である。第15図は、座部の各側で、側部案
内レール7とフレーム8の側部管との間に締付けられる
支持側部ブラケー、ト101により保持される寝室用便
器10Oを示す、寝室用便器100は取り外しのために
後方に摺動させることができる。
便座102は、第15図では、ベルト6の上側と下側と
の間に取り付けられているところが示されており、第1
5a図では斜視図で示されている。この便座102は、
トイレット設備の使用中におけるトイレット使用用穴の
下のみならば、車椅子の通常使用時における完全なベル
ト表面下における位置から、座っている病人の体重のか
なりの部分を与えるように設計されている。
便座102は4本の肩付きピン103により支持される
。ピン103は第15a図に示すように、便座に埋め込
まれており、支持ブラケット104により内を摺動する
とともに堅固に保持されている。支持ブラケット104
は、車椅子の各個で、ネジにより取り付けられるが、他
の方法により側部レール7に固定されている0便座10
2は、きれいにするために、ベルト6の大きい方の穴9
3を通って取り外すことができる。同様に、もし所望で
あれば、肩つきピン103を備えて、特別の支持クッシ
ョン、またはクッション面を持っているかあるいは持っ
ていない偏平またはカーブしたシートを便座のかわりに
挿入することもできる。
前記したように、従来の車椅子の足のせを脚もたれ組立
体2上に取り付けることができる。しかしながら、延ば
した車椅子上に横臥している病人の膝の枢動点は、車椅
子の脚もたれ組立体2の枢点15より上方かつ前方であ
るので、脚もたれに取り付けた足のせでは、車椅子の座
り位置およびリクライニング位置のどちらに対しても適
切に位δしないこととなる。
第16図および打16a図は、改良足のせ装置が枢軸7
7を設けることによりこの聞届を解決していることを示
している。枢軸77は、足のせ組立体のピボット15よ
り前方から上方である。車椅子の各側で、足のせ支持部
材75は、ブラケット74にネジ止めされているピボッ
ト・ポルト77により保持されるとともに、そのまわり
を枢動する。ブラケット74は側部案内レール5および
7にポルト、リベットまたは他の方法により固着されて
いる。車椅子にわたって延在する足のせ76は、各側で
、足のせ支持部材75の隣接する孔90を通るネジ山つ
き植込みポルト79につけてナール加工のナツト80に
より保持されている。ネジ山つき植込みポルト79は1
足のせ76が嵌装されるスライド・バー78に溶接その
他の方法で固定されている。スライド・バー78上の肩
つき植込みポルト81は1脚もたれフレーム13の孔8
3に嵌入し、その中を摺動する6足のせ76は、ナール
加エナツ)80をゆるめた後、所望の長さに調整するこ
とができる0脚もたれ組立体2が持ち上げられる時には
1足のせ76は足側ローラ14の方へ摺動し、車椅子が
座り位置あるいはリクライニング位置のいずれかにある
時には最適位置近くに摺動する。
第1図は、病人をベッドと車椅子との間を移送するため
に車椅子1をベッド52に掛は金で留めたところを示し
ている。第17図は、上部ローラ19近傍の背もたれフ
レーム17の一方の側に取り付けた掛は全機構49の側
面図である。同様の掛は全機構が背もたれの他側にも取
り付けられている。この掛は全機構は、第1図(第17
図には示されていない)に示すようにベッドに堅固に取
り付けたバー46にとめられる。掛は全機構は。
図示のようにバー46の方へ押される掛は金84から成
る。掛は金85はビン88のまわりを枢動し、車椅子が
掛は金で留められていない時には、掛は金85はバネ8
6により掛は金84に当接するピン86により所定位置
に保持される。車椅子がバー46に対して動かされると
、掛は金85は、掛は金84がバーのまわりに位置する
まで下方向に振れる。この時点で、掛は金85はバネに
より上に上がり、図示のようにバー46に掛かる。それ
で、車椅子はバー46に係止され、これにより支持され
る。ハンドル89は掛は金を下方向に倒してバーを解放
するのに用いる。
本発明の主要な目的は、ベッドと車椅子との間を移送さ
れる病人に快適さを提供することである。上部ローラ1
9を通過する時の病人の不快さを最小にするために、こ
のローラを硬質材料ではなく軟質のゴム状材料の外層で
形成することもできる。より快適さを与える本発明の他
の実施例は、第18図、第18a図および第19図に示
す。
第18図は、上部ローラ19の代わりに用いることがで
きる上部ローラ組立体構成の主要部の部分斜視分解図を
示す、第18a図は、車椅子をリフラインさせた状態で
の、ローラの軸を通る上記組立体の部分前面断面図であ
る。
第18図は、ベルト6の左端が上部ローラ125に巻回
され、厚肉端10がローラ125の肩部で支持されると
ともに、ベルトの薄肉中央部の一部がローラ125の大
径フランジにより支持されるところを示している。ロー
ラ125は止めネジその他の手段によりシャフト126
に固着され、シャフト126の端は上方案内ブロック1
27を通って突出し、割り保持リング128または他の
手段により締着される。
第18図は、上方案内ブロック127がつぎの点におい
て第6図に示す側部案内ブロック7と類似していること
を示している。すなわち、上方案内ブロック127は、
ベルト6の厚肉端10がその中を摺動するとともに拘束
される大内部分と、ベルト6の薄肉中央部9がその中を
摺動する薄溝130t−備えた案内溝129を有してい
る点である。車椅子への病人の移送時に、ベルト6は案
内溝129の下方部分に入り、ローラ125をまわり、
案内溝129の上方部分から出てくる。
第18a図は、ベルトがローラ125をまわり込むとこ
ろを示す、ローラは案内溝129の動く内表面を形成し
、案内ブロック127は溝129の固定外表面を形成す
る。
病人が車椅子上に移送される際に病人がベルト6上に載
っている時には、病人の体重はベルト6により支えられ
、ベルトをたるませることが、第18a図から明らかで
ある。第18図に示すように、平滑な半剛性プラテン1
31がボルトその他の方法により上部案内ブロック12
7に固定され、必要時にはベルト6にさらに支えを与え
るとともに、病人の体重によりベルト6がシャフト12
6まで下げられた時に生じる不快さを防いでいる。
上部案内ブロック127は、ボルトその他の手段により
背もたれフレーム132に固定されている。この背もた
れフレーム132は、上部ローラ19および案内ブロッ
ク127のための取り付け装置が異なっている点を除い
ては、第3図の背もたれフレーム17と均等的なもので
ある。
第18図および第18a図は、上部ローラ装置の左側を
示している。右側部(図示せず)も同様であり均等的な
ものである。
第19図は、改変構成についての、第18a図と同様の
部分前面断面図である。この改変構成では、上部ローラ
・シャフト126は除去され、ローラ136はシャフト
133により支持されるとともにシャフト133上を回
転する。シャフト133は、ネジ山のついた端部な有し
ており、ナツト134により案内ブロック135にしっ
かりと締着される。案内ブロック135は、案内ブロッ
ク127と同様のものである。この構成では、プラテン
131はなくすことができる。この場合には、ベルト6
の厚肉端10および案内溝137の大きさは、実際には
、より大きな重量を与えるためにより大きくなる。
第19図はさらに、ローラ136が案内ブロック135
により保持されるシャフト133に固着されて、ベルト
の厚肉端10が摺動する固定の半円形溝を形成する別の
構成を示している。
ここに述べた車椅子2は電気推進車椅子に限定する意図
はない、モータ化された車椅子に組み込むことができる
ものであることは明らかである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、適宜装置されたベ
ッドと組み合わせて、病人の側では何の努力もせずに、
また介添え人の方には通常の体力と熟練以上のものを必
要とせずに、ベッドと車椅子との間を容易に安全にかつ
快適に病人を移動させることができる装置を備える車椅
子装置が提供される。
さらに本発明によれば、病人が車椅子内で室内便器を使
用するための、あるいは車椅子をトイレット便器に位置
させた後でトイレットを使用するための手段が提供され
る。
本発明のさらに他の目的は、病院または療養院内はもち
ろん、家庭内の屋外での使用にも好適な車椅子装置を提
供することである。
さらに本発明によれば、病院または療養院内はもちろん
、家庭内や屋外での使用にも好適な車椅子装置が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、病人移送装置の斜視図であり、傾斜させた車
椅子とベッドとを示し、これらはそれぞれ、ベッドと車
椅子間を病人を移送することのできる移送機構を備えて
いる。 第2a図〜第2h図は、本発明の原理に基づいて、ベッ
ドから車椅子へ病人を移す各ステップを示す概略図であ
る。 第3図は、通常すなわち座り位置の車椅子の部分側面図
(背もたれは不完全)である。 第4図は、車椅子の部分側面図であり、通常の座り位置
にある、背もたれ、座部領域および脚もだれを示す。 第5図は、リクライニング位置にある車椅子の部分側面
断面図である。 第6図は、第3図の座部領域の側部を通る部分断面図で
あり、側部案内レールにより移送ベルトを支持する方法
を示す。 第7図は、ベルトおよびベルトを支持する側部案内レー
ルの部分斜視図である。 第7a図は、中央部を小径としたピンチ駆動ローラの斜
視図である。 第8図は、車椅子の背を昇降させるとともに移送ベルト
を駆動する機構を示す斜視図である。 第9図は、第10図を通る断面図である。 第10図は、車椅子の背を昇降させ搬送ベルトを駆動す
る機構の側面図である。 第11図は、第9図を通る断面図である。 第12図は、昇降機構とベルトのための電動モータ駆動
装置を備えた車椅子の部分側面断面図である。 第12a図は、可変速ベルト駆動装置のためのコントロ
ール・ボックスの側面図である。 第13図は、ローラ式駆動装置に代わる。ベルトのため
のスプロケット式駆動装置を示す部分斜視断面図である
。 第14図は、トイレット・アクセス用穴を示す移送ベル
トの斜視図である。 第14a図は、切断し展開した移送ベルトの平面図であ
り、ベルトに対する、リクライニング状態の車椅子上の
病人の位置を示す。 第15図は、トイレット便座と寝室用便器設備とを示す
車椅子の部分裏面断面図である。 第15a図は、便座とその取り付け装置の部分斜視図で
ある。 第16図は、脚もたれと足のせとを示す車椅子の前部分
の部分側面図である。 第16a図は、足のせの分解斜視図である。 第17図は、掛は全機構の側面図である。 第18図は、より一層の快適さを与えるために設計され
た上部ローラ構成の主要部の部分分解斜視図である。 第18a図は、この上部ローラ構成の部分前面断面図で
ある。 第19図は、さらに快適さを与えるために設計された他
の上部ローラ構成の部分前面断面図である。 に車椅子 2:脚もたれ組立体 3:座部領域 4:背もたれ組立体 6:ベルト 52:ベッド 57:シーツ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)つぎの構成要素から成るリクライニング可能な車
    椅子装置: 背もたれ部、座部および脚もたれ部; 直立の椅子位置から、伸ばした水平表面を有するリクラ
    イニング位置へ車椅子を変えるための手段; 人がその上に横臥するための支えに対して、リクライニ
    ング状態の車椅子を端と端をつなぐように配置させる手
    段; 上記車椅子はその表面に亘って延在するストリップ材を
    有する; 上記ストリップ材を車椅子の表面に亘って引張って、上
    記支えと車椅子の上記伸ばされた表面との間の上記人の
    移動を助けるための手段。
  2. (2)つぎの構成要素から成るリクライニング可能な車
    椅子装置: 背もたれ部、座部および脚もたれ部; 直立椅子位置と伸ばされた水平表面を有するリクライニ
    ング位置との間で、車椅子表面を変化させるための変換
    手段; 上記リクライニング位置にある車椅子を、人がその上に
    横臥する支えに対して、端と端をつなぐように配置させ
    る手段; 上記車椅子は、該車椅子の頭側端および足側端近くのロ
    ーラに巻回される可撓性材料の連続ベルトを有する; 該ベルトは上記車椅子の上面と底面とを構成する; 上記ベルトを車椅子の選択された位置に支持するための
    拘束手段; 上記ベルトをいずれかの方向へ推進するための回転手段
    ; 該回転手段を駆動するための推進動力手段。
  3. (3)上記回転手段が、ベルトに形成した穴と係合する
    歯を有するスプロケットに結合したギヤ列から成る特許
    請求の範囲第2項に記載のリクライニング可能な車椅子
    装置。
  4. (4)上記回転手段が、駆動ローラに結合されたギヤ列
    から成り、上記駆動ローラは該駆動ローラとベルト間の
    所定圧力を維持する手段を有している特許請求の範囲第
    2項に記載のリクライニング可能な車椅子装置。
  5. (5)上記駆動ローラとベルトとの間の所定圧力を維持
    する手段は、第2ローラを有し、上記ベルトは上記駆動
    ローラと上記第2ローラとの間を通る特許請求の範囲第
    4項に記載のリクライニング可能な車椅子装置。
  6. (6)上記推進動力手段がハンド・クランクから成る特
    許請求の範囲第2項に記載のリクライニング可能な車椅
    子装置。
  7. (7)上記推進動力手段がコントロール手段を備えたモ
    ータから成る特許請求の範囲第2項に記載のリクライニ
    ング可能な車椅子装置。
  8. (8)上記推進動力手段が可変速コントロールを備えた
    モータから成る特許請求の範囲第2項に記載のリクライ
    ニング可能な車椅子装置。
  9. (9)上記変換手段が、上記背もたれ部に結合されたギ
    ヤ列と、上記背もたれ部と上記脚もたれ部とを連結する
    リンク仕掛け手段とを備え、上記背もたれ部が下げられ
    ると、上記リンク仕掛け手段が上記脚もたれ部を持ち上
    げ、さらに上記ギヤ列を駆動するための変換動力手段を
    備える特許請求の範囲第2項に記載のリクライニング可
    能な車椅子装置。
  10. (10)上記変換動力手段がハンド・クランクから成る
    特許請求の範囲第9項に記載のリクライニング可能な車
    椅子装置。
  11. (11)上記変換動力手段がモータから成る特許請求の
    範囲第9項に記載のリクライニング可能な車椅子装置。
  12. (12)上記支えが、マットレスに亘って延在するシー
    ツ材を有するベッドと、該シーツ材を引張って、該シー
    ツ材上に横臥する人をベッド端までおよびベッド端を越
    えて移動させる手段とから成る特許請求の範囲第2項に
    記載のリクライニング可能な車椅子装置。
  13. (13)上記車椅子をベッドに対して端と端をつなぐよ
    うに配量させる手段が、車椅子につけたキャスタを備え
    た車輪と、該車椅子上にあって、ベッド上の部材と結合
    して該車椅子をベッドに対して支持しかつ保持する手段
    とから成る特許請求の範囲第12項に記載のリクライニ
    ング可能な車椅子装置。
  14. (14)上記拘束手段が、車椅子の構成部材間に結合さ
    れる支持材を含み、該支持材が上記ベルトの上方部の下
    に配置せしめられる特許請求の範囲第2項に記載のリク
    ライニング可能な車椅子装置。
  15. (15)上記拘束手段が遊びローラを含む特許請求の範
    囲第2項に記載のリクライニング可能な車椅子装置。
  16. (16)上記拘束手段が、厚肉端を有するベルトと端部
    案内部材とを含み、厚肉端を有するベルトが上記端部案
    内部材内の案内溝内を摺動し、上記案内部材が車椅子の
    各側部に沿って配置され、各案内溝が狭い外方溝を有し
    、上記ベルトが該溝を通る中央部を有し上記案内溝がよ
    り広い内方溝を有し、上記ベルトの厚肉部が上記より広
    い内方溝を通る特許請求の範囲第2項に記載のリクライ
    ニング可能な車椅子装置。
  17. (17)上記ベルトが、上記車椅子の座部において一方
    が他方の上に位置する2つの大きなトイレット使用用穴
    を有する特許請求の範囲第2項に記載のリクライニング
    可能な車椅子装置。
  18. (18)上記ベルトの上面の下に、取り付け手段ととも
    に取り替え可能なシートをさらに有し、該取り替え可能
    なシートが車椅子上に座わる人を快適に支える形状と、
    堅固さと強さを有している特許請求の範囲第17項に記
    載のリクライニング可能な車椅子装置。
  19. (19)取り付け手段とともに取り替え可能な寝室用便
    器をさらに有する特許請求の範囲第17項に記載のリク
    ライニング可能な車椅子装置。
  20. (20)上記ベルトが、可撓性のシート状材から成る中
    央部を有する特許請求の範囲第2項に記載のリクライニ
    ング可能な車椅子装置。
  21. (21)上記ベルトの表面に記され、人を上記トイレッ
    ト使用用穴へ移送させる際に上記ベルトの位置決めをす
    る目盛りをさらに有する特許請求の範囲第17項に記載
    のリクライニング可能な車椅子装置。
  22. (22)上記ベルトが、車椅子付属品の取り付け手段を
    含む中央部を有する特許請求の範囲第2項に記載のリク
    ライニング可能な車椅子装置。
  23. (23)上記取り付け手段が上記ベルト上のヴェルクロ
    片から成る特許請求の範囲第22項に記載のリクライニ
    ング可能な車椅子装置。
  24. (24)上記ベルトに取り付けた取り替え可能なパッド
    をさらに含む特許請求の範囲第22項に記載のリクライ
    ニング可能な車椅子装置。
  25. (25)背もたれ部、座部および脚もたれ部; 直立椅子位置と伸ばされた水平表面を有するリクライニ
    ング位置との間で、車椅子表面を変化させるための変換
    手段; 上記リクライニング位置にある車椅子を、人がその上に
    横臥する支えに対して、端と端をつなぐように配置させ
    る手段; 上記車椅子は、該車椅子の頭側端および足側端近くのロ
    ーラに巻回される可撓性材料の連続ベルトを有する; 該ベルトは上記車椅子の上面と底面とを構成する; 上記ベルトを車椅子の選択された位置に支持するための
    拘束手段; 上記ベルトをいずれかの方向へ推進するための回転手段
    ;及び 該回転手段を駆動するための推進動力手段;からなり、 上記支えが、マットレスに亘って延在するシーツ材を有
    するベッドと、該シーツ材を引張って、該シーツ材上に
    横臥する人をベッド端までおよびベッド端を越えて移動
    させる手段とからなる車椅子と、 マットレスに亘って延在するシーツ材を有するベッドと
    、 該シーツ材を引張って該シール上に横臥する人をベッド
    端までおよびベッド端を越えて移動させる手段とからな
    るリクライニング可能な車椅子装置。
  26. (26)上記ベルトの外表面と接触するローラを有し、
    該ローラが、上記ベルトの端部下で、該ベルトの他の箇
    所より断面において大きい径を有する特許請求の範囲第
    5項に記載のリクライニング可能な車椅子装置。
  27. (27)上記ベッドの頭側端部にあるローラが軟質材の
    外層を有する特許請求の範囲第2項に記載のリクライニ
    ング可能な車椅子装置。
  28. (28)上記ベッドの頭側端部にあるローラが、2つの
    フランジ付きローラを有し、車椅子の各側に1つのフラ
    ンジ付きローラが配置され、各フランジ付きローラを取
    り付けるためのシャフトをさらに有し、各フランジ付き
    ローラは円筒状の中空部内で上記シャフト上で自由に回
    転が可能であり、該中空部とフランジ付きローラとは一
    緒に狭い外方溝と広い内方溝とを有する案内溝を形成し
    、該案内溝は、厚肉端を有するベルトが、そのベルトの
    厚肉端が上記広い内方溝内を通過するようにローラのま
    わりを回り、上記ベルトは上記狭い外方溝を通過する相
    対的に薄い中央部を有している特許請求の範囲第2項に
    記載のリクライニング可能な車椅子装置。
  29. (29)車椅子に固定されるとともに、上記フランジ付
    きローラ間においてベルトの上面下に配設されて該ベル
    トを支える半剛性部材をさらに、含む特許請求の範囲第
    28項に記載のリクライニング可能な車椅子装置。
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