JPS63202781A - 画像形成装置のクリ−ニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど静電記録プロ
セスを利用する画像形成装置、とくにそのクリーニング
装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体表面に形成した可転写のトナー像を、紙などシ
ート状の転写材に転写する工程をくり返す１周知の画像
形成装置にあっては、転写ごとに、転写に寄与せず像担
持体表面に残る残留トナーを充分にクリーニングするこ
とが必要である。

このためのクリーニング手段としては、従来からクリー
ニングブレード、クリーニングウェブなどしゆじゅなも
のが提案され、一定の効果をあげている。

ところが、残留トナー中には、転写材たる紙から発生し
た微細な紙粉、ロジン、タルクなどの析出物あるいは装
置内の高圧部材の存在にもとすくコロナ生成物など種々
な異物が混在しており、これらの異物は前述のクリーニ
ングブレードなどでは除去し難く、しかもこれら物質が
像担持体に付着すると、とくに高湿環境下においてこれ
が低抵抗化して静電潜像を乱し１画質の劣化を招来する
おそれを免かれなかった。

このような不都合を回避するために、近来、シリコンゴ
ムなどの弾性材料で形成したクリーニングローラを像担
持体に圧接摺擦させ、このさい、該ローラ表面に形成さ
れるトナーの薄層で像担持体表面を研磨することによっ
て、前述のような各種の異物を除去するものが提案され
ており、これと、元来トナー除去機能のすぐれたクリー
ニングブレードを併用することによって、顕著なりリー
ニング効果を得られることが見出されている。

ところで、上述のように、クリーニングローラ表面に薄
層が形成されるように、トナーを該ローラに付着させる
のは、機械的な作用もあるが、主として、クリーニング
ローラとトナーなどとの間に作用する電気的引力による
ものであり、該ローラの表面電位は、その材質、該ロー
ラと像担持体、トナー等との摩擦帯電、該ローラに印加
されるバイアスなど種々な条件によって定まり、またト
ナーの帯電極性はその成分によって定まるが、いずれに
しても、究極的には、トナーなど残留物の帯電極性とは
反対になるように、クリーニングローラの仮面電位を制
御する必要がある。

このためには、たとえば、トナーに外添剤を添加するよ
うな手段が考えられるが、このような手段はトナーの現
像特性を変化させて画質の劣化を招くおそれがある。

このような不具合を避けるためには、クリーニングロー
ラの材質を適当に選定したり、クリーニングローラと像
担持体の間にバイアスをかけるなどの手段を講すること
も可能であるが、前者は。

像担持体の感光層にたいする影響を考慮すると材質選択
の巾を著しく狭め、後者は装置が複雑、大型化していず
れも好ましくない。

本発明は、このような事態に対処すべくなされたもので
あって、構成が簡単で、クリーニングローラの材質選択
の制限、トナーの現像特性への影響がなく、環境の変化
にも耐えて安定した機能を奏し得るクリーニング装置を
提供することを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明は、像担持体に圧接摺擦する弾性ク
リーニングローラを具備するクリーニング装置において
、該クリーニングローラに摩擦帯電制御剤を塗布する手
段を設けたことを特徴とするものである。

このように構成することによって、クリーニングローラ
の材質、トナーの成分などに関係なく。

トナーをクリーニングローラに好適に付着させることが
でき、良好なりリーニング作用を奏することがでる。

（実施例の説明） 第１図は１発明を回転円筒状の像担持体をそなえた複写
機のクリーニング装置に適用した実施例を示すものであ
って、紙面に垂直方向にのびる像担持体１に平行にクリ
ーニング装置２が近接配置しである。

前記像担持体の周辺には、よく知られているように、−
次帯電器、′現像器、転写帯電器その細画像形成に要す
る部材が配設しであることは勿論であるが、それらは、
本発明には直接関係がないので、すべて省略しである。

クリーニング装置２には、クリーニングブレード３が取
着してあり、不図示の転写部位において転写材に転移せ
ず、像担持体表面にのこった残留トナーがこれに到達す
ると、このトナーをかき落すものとする。

像担持体１の走行方向（同図矢印入方向）にみて前記ブ
レード３の上流側には１弾性材料からなるクリーニング
ローラ４が配設してあり、像担持体１に圧接して矢印Ｂ
方向に像担持体と適宜の相対速度差をもって回転してそ
の表面を摺擦している。クリーニングローラ４は軸４ａ
のまわりにゴムのような弾性材を被覆してなり、不図示
の駆動源によって、軸４ａによって駆動されているもの
とする。

像担持体表面の残留トナーその他の異物は、クリーニン
グローラ４によって捕捉され、このとき前述のコロナ生
成物など、像担持体に強固に付着しているものも該ロー
ラによって除去される。

該ローラをくぐり抜けたトナーはクリーニングブレード
３によってかき落され、これらトナーなどはローラ４の
回転にともなって搬送され、スクレーパ５によって装置
内のトナー貯溜部に至り、さらに必要に応じて搬送スク
リュー６のよって排出される。

このようなものにおいて、図示の装置は、一端がクリー
ニング装置のケーシング内適所に取着された弾性部材の
他端に、固形摩擦帯電制御剤を配した帯電制御剤塗布部
材７を、該帯電制御剤がクリーニングローラに圧接する
ように配設したことを特徴とするものである。

第２Ａ図は、前記塗布部材７の拡大図であって、ひとつ
の端部７Ｃがクリーニング装置側に取着される支持部材
７ａの他端部に、固形摩擦帯電制御剤７ｂが配設してあ
り、これが、クリーニングローラ表面に圧接するように
、クリーニング装置内に配置されるものとする。

固形摩擦帯電制御剤は、粉末状の合成高分子絶縁材料を
圧縮固化してなるもので、クリーニングローラとの摺擦
によってこれに順次付着してゆくものである。

このようになっているから、クリーニングローラは帯電
制御剤、像担持体との摺擦によって帯電するが、このと
き、クリーニングローラの表面電位が、トナーの帯電極
性と反対の場合には、該ローラがよくトナーを引き付け
るので良好なりリーニング作用が得られる。

つぎに、帯電制御剤として、各種の高分子物質を使用し
て実験した場合の、クリーニング性能を示す。

この場合、像担持体としてポリカーボネイトを最外層の
バインダとしたＯＰＧ感光層を有するものを用い、トナ
ーとしてはスチレンアクリルをバインダとしたポジトナ
ーを、クリーニングローラには最外層をウレタンゴムで
形成したローラを用い、クリーニングローラの周速を、
像担持体のそれと等速から、１２０％増まで変化させて
実験を行なった。

φポリスチレン　　　−１００〜 ＰＡ＾　　　Δ クリーニング性能欄で、 ○印はクリーニング性能が極めて すぐれているもの、 ０印はすぐれているもの、 Δ印は劣っているもの をそれぞれ示している。

この結果によれば、ポジトナーを使用した場合には、ク
リーニングローラの表面電位が負極性で高いほどクリー
ニング性能が良いことが（ネガトナーの場合はこれと反
対）堆肥でき、帯電制御剤を適当に選定することによっ
て、トナーの帯電特性にかかわらず、良好なりリーニン
グ機能を奏するものを得ることが可能である。

さらに、従来のこの種のクリーニングローラは、高湿摺
壇下においては、水分の付着によってローラ表面が低抵
抗化して帯電量が減少し、クリーニング機能の低下が著
るしかったが、本発明によるときは、このような環境下
においても、クリーニング機能の低下を来たすことがな
く、常時。

良好なりリーニング機能を維持し得ることが判明した。

この点について、帯電制御剤としてポリ塩化ビニルを使
用した実験例を示すと、 湿度（％ＲＨ）　　　　表面電位（Ｖ）高湿９０　　　
　　−５００〜−２０００低湿１０　　　　　　−３０
００以上 常湿６０　　　　　　−３０００以上 のごとくである。

この結果から直ちに判るように、高湿環境下においても
、帯電量の低下は見られるものの、帯電制御剤を有しな
いものに比して、はるかにすぐれたクリーニング作用を
奏し得ることがわかる。

第２Ｂ図は塗布部材の他の構成のものを示すもので、帯
電制御剤８ｂを、ケーシングに取着した保持部材８ａの
一端に設けた、ばね部材８Ｃに取り付けてなるものであ
る。

このように構成することによって、帯電制御剤のクリー
ニングローラへの接触圧を自由に決定することができる
。

以上本発明を複写機に適用した実施例について説述した
が、本発明がこれに限定されるものではなく、他の画像
形成装置にも適用できるものであることは容易に理解で
きるであろう。

（３）発明の効果 本発明は以上説明したように、弾性クリーニングローラ
を像担持体に摺擦するように構成したクリーニング装置
において、きわめて簡単な構成によって、クリーニング
ローラの材質の選択範囲を拡大することができ、トナー
の現像特性に影響を与えることがなく、また環境の変化
による機能の劣化にも耐久性を有し、常時安定したクリ
ーニングを遂行できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例を示す要部側
面図、 第２Ａ図は同上の帯電制御剤塗布部材の拡大側面図、 第２Ｂ図は塗布部材の他の構成のものを示す側面図であ
る。 １・・・像担持体、２Φ・・クリーニング装置、３・・
・クリーニングブレード、４・・・弾性クリーニングロ
ーラ、５・・拳スクレーバ、７・・・帯電制御剤塗布部
材、７ｂ、８ｂ・・拳固形帯電制御剤。 第１　図 、ｔ−１

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行する像担持体に近接配置されて、これに圧接
   摺擦する弾性クリーニングローラをもうけたクリーニン
   グ装置において、 該クリーニングローラに摩擦帯電制御剤を塗布する塗布
   部材を配設してなるクリーニング装置。
2. （２）摩擦帯電制御剤が、弾性クリーニングローラの表
   面電位を、現像剤の帯電極性とは反対極性に制御する固
   形高分子絶縁材料からなる特許請求の範囲第１項記載の
   クリーニング装置。