JPS63202353A - 食物繊維の利用性を高める小麦麸の加工処理法 - Google Patents

食物繊維の利用性を高める小麦麸の加工処理法

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Publication number
JPS63202353A
JPS63202353A JP62032429A JP3242987A JPS63202353A JP S63202353 A JPS63202353 A JP S63202353A JP 62032429 A JP62032429 A JP 62032429A JP 3242987 A JP3242987 A JP 3242987A JP S63202353 A JPS63202353 A JP S63202353A
Authority
JP
Japan
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wheat
gluten
gluten bread
bread
extruder
Prior art date
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Pending
Application number
JP62032429A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Aoe
誠一郎 青江
Masanori Nakaoka
中岡 正令
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Publication of JPS63202353A publication Critical patent/JPS63202353A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮果上皇肌凧立国 本発明は、小麦麩中に含有される生理的に有効な成分で
ある食物繊維の利用性を高めるための小麦麩(フスマ)
の加工処理法に関する。
辣止煎丘貝 小麦麩は、小麦の精選に際して副産物として得られ、従
来、主として家畜の飼料に使用されてきた。
一方、近年、食生活が肉食主体となり、成人病と称せら
れる高脂血症、大腸癌、便秘等の原因が食物繊維摂取の
不足によるものとされている。
このような観点から、最近、小麦麩が安価に入手し得る
食物繊維の供給源として、パン、菓子類に混入されるよ
うになってきている。
小麦麩中に含まれる食物繊維としては、セルロース、ヘ
ミセルロース、リグニン、ペクチン等が挙げられ、これ
ら食物繊維成分には次のような生理作用を呈することが
報告されている。
この食物繊維はヒトの消化酵素で消化されない食物中の
難消化性成分であって、■腸の嬬動連動を活発にし、食
物の腸内通過時間を短縮して過剰栄養素、有害物質の吸
収を抑制する、■糞便の嵩と水分量を増大する、■コレ
ステロール、胆汁酸及び重金属を吸着して排泄する、及
び■腸内細菌による腐敗を抑え、腸内環境を清浄にする
、等の生理上の効果を奏する。
したがって、小麦麩の食物繊維は、上記生理作用を呈す
ることから、便秘の改善、大腸癌の予防、肥満防止に有
効とされている。
しかし、小麦麩は、そのままの形態では食用に適せず、
また、その細胞壁が強固であるため、仮にそのまま摂取
したとしても体内で有効に利用され難いという問題があ
る。
■が解° しようとするM 本発明は、軟土の状況に鑑みなされたものであって、小
麦麩中に含有される食物繊維の損失や破壊を伴うことな
く、それを可食化形態にしてその利用性を高めるための
小麦麩の加工処理法を提供することを課題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
光皿至盪底 本発明の特徴は、小麦麩を膨化処理して可食化形態にす
ることにある。すなわち、小麦麩を、加圧下に加熱し、
急激に圧力を低下させて組織を膨化することにより、小
麦麩中の食物繊維の利用性を向上させることにある。
課 を解゛するための 本発明における小麦麩の膨化処理は、通常の膨化食品と
同様に加圧下に加熱したものを急激に圧力を低下させて
その組織を膨化することにより行い得るが、特にエクス
トルーダーを用いると−そう効率的に膨化することがで
きる。
この膨化処理に際して、エクストルーダーへの原料供給
速度、バレル温度、圧力及びスクリュー回転数等の条件
に応じて、得られる膨化小麦麩の形態、組織及び良悪が
変化するので、上記条件を選択することにより、多様の
製品を得ることができる。囚に、近年、2軸エクストル
ーダーを用いて新しいタイプの加工食品の開発が行われ
ている。
原料小麦麩をエクストルーダーで膨化処理して得られる
加工小麦麩の成分組織を調べた結果を表1に例示する。
なお、膨化処理は、後記実施例1並びに2に示した条件
、すなわち、136℃で24kg/cd並びに160℃
で34kg/−の各条件で行った。
((1)表中の()の値は乾物として表わされたものを
示す。
次に、上述のようにして膨化処理して得られた小麦麩に
ついて、ラットを試験動物として用い、その成長に及ぼ
す影響、タンパク質、脂質、澱粉及び食物繊維の見掛け
の消化吸収率を調べた結果を示す。
試験方法: 体重約57gのウィスター系雄ラット(日本タレア社製
)を1群7匹ずつ4群に分け、表2に示した実験飼料の
各々をそれぞれ投与して26日間飼育した。
なお、飼料及び水は自由に摂取させた。
試験期間中、糞を回収し、タンパク質、脂質、澱粉及び
食物繊維の見掛は吸収率を測定した。
結果は表3に示すとおりである。
表3にみられるとおり、本発明により膨化処理を行った
小麦麩の食物繊維の見掛は上の消化吸収率が向上するこ
とがわかる。
また、上記飼育試験におけるラットの成長状況を添付図
に示した。
図にみられるとおり、膨化処理を行った小麦麩を添加し
た飼料を投与してもラットの成長には何ら悪影響がない
ことが認められる。
以上述べたとおり、本発明によると、小麦麩の食物繊維
の利用性が向上し、加うるに小麦麩自体の食感も改善さ
れるので、利用性の良好な食物繊維の供給素材として好
適な加工小麦麩を提供することができる利点がある。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例1 水分1)%の原料小麦麩(硬質赤色)を、原料供給速度
14kg/hr、バレル温度136℃、圧力24kg/
d及びスクリュー回転数1)00rpの比較的緩和な条
件で、エクストルーダーにより膨化処理を行った。
得られた加工小麦麩は、ソボロ状の形態となり、膨化の
程度はさほど強くない&ll織を呈するが、そのままで
も食用に供することができる。
実施例2 実施例1と同様な原料小麦麩を用い、原料供給速度14
kg/hr、バレル温度160℃、圧力34kg/cd
及びスクリュー回転数100rp−の条件下で、エクス
トルーダーにより膨化処理を行った。
得られた加工小麦麩は、薄いフラットブレッド状を呈し
、歯ざわりは良好である。
実施例3 実施例1と同様な原料小麦麩を用い、これに、つなぎ素
材として小麦麩10%(重量)を加えたものを、原料供
給速度24kg/hr、バレル温度164℃、圧力1.
3kg/−及びスクリュー回転数128rp−の条件下
で、エクストルーダーにより膨化処理を行った。
得られた加工小麦麩はスナック食品様の組織を呈し、良
好な食感を示した。
【図面の簡単な説明】
添付図は、本発明により得られた加工小麦麩をラットに
投与した場合の成長に及ぼす影響を示したものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)小麦麩を膨化処理することを特徴とする小麦麩の
    加工処理法。
  2. (2)膨化処理をエクストルーダーを用いて行う特許請
    求の範囲第(1)項記載の小麦麩の加工処理法。
JP62032429A 1987-02-17 1987-02-17 食物繊維の利用性を高める小麦麸の加工処理法 Pending JPS63202353A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02100644A (ja) * 1988-10-06 1990-04-12 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 食物繊維素材の製造法
JP2016178902A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 花王株式会社 小麦ふすま加工品の製造方法

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JPS58165744A (ja) * 1982-03-26 1983-09-30 Kikkoman Corp 粉粒物質の加熱処理方法及び装置
JPS58183050A (ja) * 1982-04-22 1983-10-26 Nikken Sutamii Kk 食物繊維を主体とする栄養補助食品

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