JPS6320176Y2 - - Google Patents

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JPS6320176Y2
JPS6320176Y2 JP1980180029U JP18002980U JPS6320176Y2 JP S6320176 Y2 JPS6320176 Y2 JP S6320176Y2 JP 1980180029 U JP1980180029 U JP 1980180029U JP 18002980 U JP18002980 U JP 18002980U JP S6320176 Y2 JPS6320176 Y2 JP S6320176Y2
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JP
Japan
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pair
overlapping fixing
tightening operation
plates
overlapping
Prior art date
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JP1980180029U
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JPS57104603U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえば自動車用アンテナ等におけ
るアンテナ収納筒の尾端を車体内部に設置されて
いる取付ベースに固定するためのアンテナ収納筒
固定装置に関する。
従来のこの種のアンテナ収納筒固定装置は、一
般に金属板の一端を略C字状に彎曲させて収納筒
尾端を囲繞する保持部となし、この保持部内に収
納筒尾端を嵌挿した状態でC字状保持部の開口端
縁部をネジ等により締付けて収納筒を保持し、金
属板の他端を車体壁の一部等に別のネジ等により
螺着させて収納筒尾端の固定を行なう如く構成さ
れていた。
上記構成の従来の装置は、少なくとも二箇所で
十分堅固にネジ止め等を行なう必要があり、しか
もアンテナ収納筒を車体内部に設置するものにあ
つては上記ネジ止め作業等を狭小な空間内で行な
わねばならないので作業性が悪く固定作業が甚だ
面倒であつた。またC字状端縁部をネジ止めする
場合、金属板の板厚を相当大きなものにしない限
り、金属板にネジ穴を設けてこれにネジを直接螺
挿することができず、ナツト等を反対側から螺合
させる必要がある。したがつてこの点でも固定作
業が煩雑であつた。
この考案はこのような事情を考慮してなされた
ものであり、その目的は単一箇所へのネジ止め作
業を行なうだけでアンテナ収納筒尾端を取付ベー
スに対し安定かつ確実に固定することができ、た
とえ狭小な空間内での固定作業であつても容易に
固定操作を行なえる上、特に収納筒の緊締力を十
分大きなものとなし得るテーパ式偏位機構を備え
たアンテナ収納筒固定装置を提供することであ
る。
以下この考案の実施例を、図面を参照して説明
する。第1図および第2図はこの考案の一実施例
を示す斜視図と側面図である。収納筒Aを保持す
る保持体1はたとえば金属板を成形加工すること
により、破線で示すアンテナ収納筒Aの外周を囲
繞する如くC字状に彎曲形成したものであり、そ
の両端縁に所定間隙を隔てて相対向する如く一対
の締付操作板2a,2bが上記保持体1と一体的
に設けられている。3a,3bは一対の重合固定
板であり、各一端が前記一対の締付操作板2a,
2bの各端縁に対し結合され、他端部位が上記締
付操作板2a,2bの平面に対し交又する方向へ
延在する如く上記保持体1と一体的に設けられて
おり、その他端部位どうしが取付ベース4に重合
してネジ5によりネジ止めされるものとなつてい
る。下部重合固定板3bには取付ベース4に設け
てあるネジ穴6に合致するネジ挿通用円孔7が設
けてあり、上部重合固定板3aには上記円孔7に
合致するネジ挿通用長孔8が設けてある。
ところで上部重合固定板3aの両側縁には一対
の係合切欠部9a,9bが設けてあり、下部重合
固定板3bの両側縁には上記係合切欠部9a,9
bに係合する傾斜突片部10a,10bが設けて
ある。この傾斜突片部10a,10bは下部重合
固定板3bの両側縁に突設された矩形状片を折曲
して形成したものであり、前記係合切欠部9a,
9b内に係合する直立部と上部重合固定板3aの
上面を覆う如く設けられた抱持部とからなつてい
る。そして上記直立部は第2図から明らかなよう
に一対の重合固定板3a,3bの遊端側(図中左
端側)へ取付ベース4の表面に対し約60゜程度傾
斜したものとなつている。かくしてネジ締付けを
行なう前の状態では第2図に示す如く係合切欠部
9b,9aにおける上部重合固定板3aの結合端
側(図中右端側)の縁部Mは傾斜突片部10b,
10aの傾斜面N上に当接した状態となつてい
る。上記傾斜突片部10a,10b、係合切欠部
9a,9b、ネジ挿通用長孔8等は、一対の重合
固定板3a,3bが取付ベース4に重合してネジ
止めされるとき、上部重合固定板3aを前記一対
の締付操作板相互間の間隙がせばまる方向へ偏位
させるテーパ式偏位機構を構成している。
本装置はこのように構成されたものであるか
ら、例えば自動車の車体にアンテナを取付ける場
合においては次のように使用すればよい。先ずフ
エンダーのアンテナ取付孔に上端を取付けられた
アンテナ収納筒Aの尾端を、車体内部に設置され
た収納筒固定装置の保持体1の中へ嵌挿する。次
にネジ5を上部重合固定板3aのネジ挿通用長孔
8、下部重合固定板3bのネジ挿通用円孔7を通
して取付ベース4のネジ穴6へ螺挿して締付け
る。このようにすると、上部重合固定板3aにお
ける係合切欠部9a,9bの縁部Mは傾斜突片部
10a,10bの傾斜面N上を滑落し、これに伴
い上部重合固定板3a全体は第2図中矢印で示す
如く、結合端側へ偏位する。このため上部重合固
定板3aに連らなつている締付操作板2aが2b
側へ押圧され、2aと2bとの間隙がせばめられ
る。その結果、C字状の保持体1はその内径を小
さく絞られ、収納筒Aの外周を緊締する。上記動
作において、係合切欠部9a,9bの縁部Mと傾
斜突片10a,10bの傾斜面Nとの間には大き
な力が働くが、縁部Mは上部重合固定板3aの両
側縁長手方向に沿つて設けた係合切欠部の一部で
あることから上記縁部Mが欠損等を起こすおそれ
は先ずない。また傾斜面Nは突片部10a,10
bの側縁に設けたものであるから、上記縁部Mか
ら受ける力は傾斜突片部10a,10bの幅方向
に加わることになり、上記力により変形等をおこ
すおそれは全くない。また傾斜突片部10a,1
0bの先端部は上部重合固定板3aを上面を覆う
如くになつているので、ネジ締付操作による上部
重合固定板3aの位置づれ或いは彎曲変形等を最
少限に抑制できる。
なお本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではない。たとえば前記実施例では取付ベース4
に予めネジ穴6を設ける場合について説明した
が、ネジ5をタツピングスクリユーに代え、取付
ベース4に対し直接螺着するようにしてもよい。
また前記実施例では上記重合固定板3aを偏位さ
せるようにした場合を示したが、上部重合固定板
3a側にネジ挿通用円孔7を設け、下部重合固定
板3b側にネジ挿通用長孔8を設けることによ
り、下部重合固定板3b側を偏位させるようにし
てもよい。さらに前記実施例では係合切欠部9
a,9bおよび傾斜突片部10a,10bも重合
固定板3a,3bの両側縁に対設した場合を示し
たが、いずれか一方に設けてもよいし、一対の重
合固定板3a,3bの中央部位に切り起し突片と
スリツトを対応して設けるようにしてもよい。ま
た上、下各重合固定板3a,3bのいずれかの側
縁部に相手側を抱持する抱持片を別設するように
してもよい。このほか本考案の要旨を変えない範
囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
以上説明したように本考案によれば、取付ベー
スに対し一対の重合固定板をネジ止めするとき、
この重合固定板をテーパ式偏位機構によつて一対
の締付操作板の相互間隙がせばまる方向へ相対的
に偏位させ、これによりアンテナ収納筒保持体の
内径を絞つて収納筒の緊締を行なうようにしたの
で、単一箇所へのネジ止め作業を行なうだけで、
収納筒尾端を取付ベースに対し安定かつ確実に固
定することができ、たとえ車体内の狭小な空間内
で固定作業を行なわねばならない場合でも容易に
固定作業を遂行できると共に、テーパ式編位機構
としては一対の重合固定板がネジの締付けにより
互いに接近するのに伴い係合切欠部の縁部が上記
突片部の側縁に設けた傾斜面に沿つて滑落する如
く構成されているので、たとえ傾斜突片部と係合
切欠部との間に大きな力が働いても、これら突片
部や切欠部に変形や損傷を生じるおそれがなく、
アンテナ収納筒の緊締力を十分安定に大きなもの
となし得、加えて上記テーパ偏位機構を重合固定
板の任意な位置に設け得るアンテナ収納筒固定装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す図で、第1図は全体の構成を示す斜視図、第2
図は同側面図である。 A……アンテナ収納筒、1……保持体、2a,
2b……締付操作板、3a,3b……重合固定
板、4……取付ベース、5……ネジ、6……ネジ
穴、7……ネジ挿通用円孔、8……ネジ挿通用長
孔、9a,9b……係合切欠部、10a,10b
……傾斜突片部、M……縁部、N……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンテナ収納筒の外周を囲繞する如くC字状に
    彎曲形成した保持体と、この保持体の両端縁に所
    定間隙を隔てて相対向する如く設けられた一対の
    締付操作板と、この一対の締付操作板に各一端が
    それぞれ結合され上記締付操作板の平面に対し交
    又する方向に延在する他端部位どうしが取付ベー
    スに重合してネジ止めされる一対の重合固定板
    と、この一対の重合固定板が取付ベースに重合し
    てネジ止めされるとき上記一対の重合固定板を前
    記一対の締付操作板相互間の間隙がせばまる方向
    へ相対的に偏位させるテーパ式偏位機構とを具備
    し、前記テーパ式偏位機構は、一方の重合固定板
    の偏位方向に沿つて設けられた傾斜突片部と、こ
    の傾斜突片部に係合する如く他方の重合固定板の
    偏位方向に沿つて設けられた係合切欠部とからな
    り、上記係合切欠部の端縁が上記傾斜突片部の傾
    斜面に沿つて滑落する如く構成されていることを
    特徴とするアンテナ収納筒固定装置。
JP1980180029U 1980-12-17 1980-12-17 Expired JPS6320176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980180029U JPS6320176Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980180029U JPS6320176Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57104603U JPS57104603U (ja) 1982-06-28
JPS6320176Y2 true JPS6320176Y2 (ja) 1988-06-06

Family

ID=29976255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980180029U Expired JPS6320176Y2 (ja) 1980-12-17 1980-12-17

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JP (1) JPS6320176Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942738Y2 (ja) * 1978-10-30 1984-12-15 日本アンテナ株式会社 杆状体取付機構

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Publication number Publication date
JPS57104603U (ja) 1982-06-28

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