JPS6320035A - 耐熱性触媒担体組成物の製造方法 - Google Patents

耐熱性触媒担体組成物の製造方法

Info

Publication number
JPS6320035A
JPS6320035A JP61163807A JP16380786A JPS6320035A JP S6320035 A JPS6320035 A JP S6320035A JP 61163807 A JP61163807 A JP 61163807A JP 16380786 A JP16380786 A JP 16380786A JP S6320035 A JPS6320035 A JP S6320035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
elements
solution
alumina
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61163807A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0638914B2 (ja
Inventor
Makoto Horiuchi
真 堀内
Kazuo Hata
和男 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP61163807A priority Critical patent/JPH0638914B2/ja
Publication of JPS6320035A publication Critical patent/JPS6320035A/ja
Publication of JPH0638914B2 publication Critical patent/JPH0638914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は熱的に安定な耐熱性触媒担体組成物の製造方法
に関するものである。
詳しく述べると、本発明は従来の活性アルミナおよび安
定化アルミナの耐熱性を改良し1000℃を越える高温
に長時間さらされても高表面積を有し続けうる、とくに
具体的には1200℃50時間の焼成処理後においても
少なくとも、10mVgの比表面積を有する安定化アル
ミナ組成物、即ちアルミナ−ランタニド系複合酸化物の
製造方法に関するものである。
〈従来技術〉 活性アルミナは高表面積を有しかつ、耐熱性にもすぐれ
た物質であシ、その特性を生かして自動車排ガス浄化用
触媒、産業排ガス処理用触媒あるいは接触燃焼用触媒を
はじめ各種の触媒の担体などに利用されている。
しかしながら、活性アルミナは1ooo℃程度以上の高
温にさらされた場合、結晶構造の変化によって最終的に
α−アルミナとなり比表面積が低下してしまう欠点を有
しておシ、その防止のため上述の如き利用分野において
は、通常活性アルミナに安定化剤として、アルカリ土類
元素や希土類元素などを酸化物、水酸化物あるいは各種
の化合物の形で添加して用いられている。
この場合、活性アルミナと上述の安定化剤は実質的には
混合物として共存しているにすぎず、1000℃以下の
温度において、あるいは1100〜1400℃の高温で
も数時間程度のごく短時間さらされた場合には、その安
定化効果は認められるものの1000℃を越える高温に
数十時間以上の長時間さらされた場合、結局α−アルミ
ナや安定化剤の酸化物、さらにはスピネルあるいはペロ
ブスカイト構造をもつアルミナと安定化剤との低表面積
複合酸化物を生成し、その比表面積は急激に低下してし
まうことが知られている。
例えば、活性アルミナにランタナとして5〜10重量%
の硝酸塩溶液を添加混合し、乾燥後1000℃で焼成し
たものは約70m2//gの比表面積を有しており、安
定化されているが、これは活性アルミナとランタナとの
混合物である。
又、これを1200℃で5時間焼成したものは一部α−
アルミナの生成が認められるものの比表面積は18mV
、9あり、まだかなυ安定化されている。
しかし、1200℃でさらに100時間曝露すると結局
α−アルミナとペロブスカイト構造をもつランタンアル
ミネート(LaAlOs )になり比表面積は1〜2m
”/9にまで低下する。
一方、上述の如き触媒に求められる耐熱温度は年々高く
な、b 1ooo℃以上の耐熱性が要求されつつある。
特に近年触媒燃焼方式の応用が検討されている大容量の
ボイラーやガスタービンなどにおいては触媒瀧度は10
00〜1200℃、条件によっては1300〜1500
℃の高温に達するため、これらの触媒の担体として従来
の方法で製造された安定化アルミナを使用した場合、触
媒が大きな熱履歴を受けその比表面積は時間の経過とと
もに急激に低下し、その結果触媒活性が低下してしまう
という欠点を有している。又、触媒層にクラックが生じ
触媒活性部位が剥離してしまう恐れもある。
〈発明の目的〉 本発明の目的は上述した活性アルミナあるいは従来方法
で安定化されたアルミナが有する耐熱性における問題点
を克服し、1000℃を越える高温に長時間さらされて
もα−アルミナへの結晶構造の変化が少なく、高表面積
を有し続けうる耐熱性を有し、結果的に触媒性能の低下
の少ない触媒のための担体組成物の製造方法を提供する
ことにある。
〈発明の構成〉 かかる目的を達成するために本発明はアルミナ水和物の
溶液と希土類元素の化合物の溶液とアルカリ土類元素、
第4族元素、第8族元素およびりロムよりなる群から選
ばれた少なくとも1種の元素の化合物の溶液とを混合し
て、アルミナ水和物の溶液をダル化させ、乾燥後焼成す
ることによってアルミナ−ランタニド系複合酸化物から
なる耐熱性触媒担体組成物の製造方法を提供し、しかも
これが1200℃で50時間焼成後においてさえも10
m”79以上の比表面積を有する熱的に安定な触媒担体
組成物となることを開示する。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の特徴は、アルミナ水和物の溶液と希土類元素の
化合物の溶液とアルカリ土類元素、第4族元素、第8族
元素およびクロムよりなる群から選ばれた少なくとも1
種の化合物の溶液とを混合してアルミナ水和物をゲル化
させ、そのダル化物を乾燥後、焼成することにある。
通常、複合酸化物の製造方法には沈殿法、含浸法、混合
法、共沈法などがあり、現在使用されている固体の工業
触媒は大部分これらの方法によって各組成を複合化して
用いられている。
しかし、沈殿法では各組成の溶解度積の差のため、含浸
法では含浸あるいは浸漬によって得られたスラリーを乾
燥、焼成する時の各組成の移動のため、混合法では固相
反応によるため各組成を均一に混合することが困難であ
り、各組成の粒径が不均一のために安定化剤を均一にア
ルミナに分散させることは困難で遊離の状態のアルミナ
と安定化剤が存在することを避けられない。
そして高温で長時間さらされた場合、結果的にはこれら
はα−アルミナと安定化剤の酸化物あるいはアルミネー
トとなり比表面積が低下する原因となる。
又、共沈法による触媒担体組成物は本発明と同様に耐熱
性触媒担体組成物成物となり得る。しかしながら、キャ
リアーとしての希土類元素、アルカリ土類元素、第4族
元素、第8族元素あるいはクロムとアルミニウムの水酸
化物の溶解度積の差が小さくほぼ同時に沈殿が生じるだ
けで、溶解度積の差による可溶状態の金属イオンの吸着
包含による沈殿が完全には起こらず共沈とはなりにくい
ため、沈殿剤、温度、−などの条件に大きく影響をうけ
その操作には厳密性が要求される。
そして工業用として多量に調製する場合、アルミニウム
、希土類元素、アルカリ土類元素、第4族元素、第8族
元素あるいはクロムの高濃度溶液での調製では共沈には
なυにくく単に均一沈殿が生じるのみであるため、低濃
度溶液で複数回調製しなければならず、又、共沈物の粒
径制御が困難でろ過、洗浄等の操作が煩雑であり、実用
的でないと言える。
一方、本発明になる触媒担体組成物はアルミナ水和物の
溶液が希土類元素の化合物、アルカリ土類元素、第4族
元素、第8族元素あるいはクロムの化合物によってゲル
化され、その時にアルミニウムに上記元素が均一にもし
くは一部層状に分散されることになり、これを乾燥熟成
することによって長時間高温焼成後でも高表面積を有す
るものである。
この理由はよくわかっていないが、アルミナ水和物溶液
の安定、存在域に上記元素の化合物の溶液を添加すると
、−変化、カチオン濃度変化が起こり、粒子間の反撥を
起こさせる電気二重層が充分に作用しない条件下で粒子
が会合することになって上記元素を架橋光とした結合が
生じその結果、上記元素を核として、アルミニウムがそ
のまわりをとυかこむように複合化されたり、アルミニ
ウムと上記元素との層状化によるマグネトプランパート
類似の層状アルミネート結晶構造を有するようになり、
耐熱性を有する触媒担体組成物が得られると予想される
さらに、本発明になる触媒担体組成物は添加物である上
記の各種元素の酸化物が酸、アルカリあるいは塩の溶液
の処理によっても溶出することが非常に少なくなり化学
的にも安定であるという長所も有する。
上記元素の化合物によってアルミナ水和物の溶液をゲル
化させる場合40〜200℃の温度域に、より好ましく
は60〜150℃の温度域に保つのが適当である。
2CIO℃を越える温度ではゲル化する際に生じたケ°
ルの乾燥が同時におこり、しかも乾燥速度が速すぎるた
めにアルミナヶ゛ル中の上記元素が固形物の表面層に移
動するようになり偏在化が起こり好ましくない。
又、40℃未満の温度では上記元素の化合物の均一に分
散したゲルができに<<、そのため長時間かけて攪拌混
合する必要があり実用的でない。
さらに、ゲル化の際あるいはゲル化後も少なくとも30
分間、好ましくは1時間以上40〜200℃の温度域に
保って充分混練、攪拌するのが適当である。
これによってほぼ完全に上記元素を核としてそのまわり
にアルミニウムがとりかこむような形態で均一にあるい
は層状に分散することができる。
本発明により耐熱性を有する触媒担体組成物を製造する
場合アルミナ水和物の溶液中へ希土類元素化合物の溶液
とアルカリ土類元素、第4族元素、第8族元素およびク
ロムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素の化
合物の溶液との混合溶液を加えてもよく、又その逆でも
よいが、いずれの場合も均一にケ°ル化するように時間
をかけて除徐に添加するように注意を要する。
ゲル化後の固形物の乾燥では、充分攪拌、混練した後は
熟成は必要でなくすぐに行なってもよい。
乾燥する場合、急激に高温乾燥を行なうと、添加物であ
る希土類元素などが固形物の表面層へ移動するため好ま
しくなく、熱風循環式乾燥器など温度分布の少ない乾燥
器で徐々に昇温し、最終的に150〜200℃で10時
間以上乾燥するのが好ましい。
焼成は該乾燥固形物を500ミクロン程度に粗粉砕後あ
るいは、必要があれば20〜30ミクロン程度に粉砕後
行なってもよい。
そして、その乾燥粉体を500〜1100℃、好ましく
は600〜1000℃の温度範囲にて少なくとも3時間
以上空気存在下で焼成することによって完成触媒担体組
成物を得る。
上記のようにして得られる耐熱性触媒担体組成物はアル
ミナとして60〜98重量%の範囲、好ましくは70〜
95重量%の範囲、希土類元素酸化物として1〜20重
量%の範囲、好ましくは3〜15重量%の範囲、アルカ
リ土類元素、第4族元素、第8族元素およびクロムよシ
なる群から選ばれた少なくとも1種の元素の酸化物とし
て1〜20重量%の範囲、好ましくは2〜15重量%の
範囲の組成を有してなるものが好ましい。
希土類元素酸化物が1重量%未満、アルカリ土類元素、
第4族元素、第8族元素およびクロムよりなる群から選
ばれた少なくとも1種の元素の酸化物として1重量%未
満の場合は、それぞれアルミナの安定化剤としての効果
はほとんど認められず、又、希土類元素酸化物が20重
量%を越え、アルカリ土類元素、第4族元素、第8族元
素およびクロムよりなる群から選ばれた少なくとも1種
の元素の酸化物として20重量%を越える場合も均一分
散がむつかしいため、安定化剤としての効果は少ししか
なく、長時間焼成ではペロブスカイトやスピネル構造を
有するアルミナとの複合酸化物を生成するようになり比
表面積は大きく低下する。
本発明になる触媒担体組成物を製造する場合のアルミナ
原料としては無機酸もしくは有機酸に対して部分溶解性
をもつ非晶質、ベーマイト構造あるいは凝ベーマイト構
造をもつアルミナ水和物が適当でギブサイトあるいはダ
イアスポアなどのアルミナ水和物は好ましくない。
又、希土類元素の化合物としては、ランタン、セリウム
、プラセオジウム、ネオジウム、サマリウムおよびイツ
トリウム化合物が好ましく特にランタンが好ましい。ア
ルカリ土類元素の化合物としてはマグネシウム、カルシ
ウム、ストロンチウム、およびバリウムの化合物が好ま
しい。
第4族元素の化合物としてはケイ素、チタン、ジルコニ
ウム、およびスズの化合物が好ましい。
第8族元素の化合物としては鉄、コバルトおよびニッケ
ルの化合物が好ましい。
これら希土類元素、アルカリ土類元素、第4族元素、第
8族元素およびクロム化合物としては、硝酸塩、炭酸塩
、酢酸塩、蓚酸塩、塩化物アンモニウム塩など水可溶性
であればいずれを用いてもよい。
〈効果〉 本発明の製造方法によって調製されるアルミナ−ランタ
ニド系触媒担体組成物は以下の実施例で明らかにされて
いるように、1200℃で50時間の高温長時間焼成後
でさえも少なくとも10m2/、!7の比表面積を有す
る、優れた耐熱性を有する触媒担体組成物となる。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
ただし、組成、製造法等これに限定するもめではない。
実施例 1 150m2/、!9の比表面積を有するコンデイア社の
ベーマイト(商品名:ディスプーラル)662#を60
%硝酸19.6mZを含む水1830dに添加しホモミ
キサーで1時間攪拌して部分溶解させアルミナゾルを得
た。
次にこのゾルを80℃に加温したニーダ−に移し、攪拌
しながら硝酸ランタン185&、酢酸バリウム42.6
5’を溶解した800−の水を徐々にニーダ−中へ添加
した。
添加後もニーダ−による混線攪拌を2時間続けた後、ゲ
ル化固形物を熱風循環式乾燥器に入れ30℃/時間の昇
温速度で150℃に昇温し同温度で12時間乾燥した。
次いで、乾燥固体をアトマイデーで粉砕して10〜20
ミクロンの粉体にしだ後800℃で5時間仮焼してラン
タナとして11.7重量%、酸化バリウムとして4.3
重量%、アルミナとして84重量%を含有する複合酸化
物を得た。
実施例 2 実施例1と同様にして得たアルミナゾルを80℃に加温
したニーダーに移し、攪拌しながら硝酸ネオジウム12
1.4,9、硝酸ストロンチウム31.9を溶解した8
00−の水を徐々にニーダ−中へ添加した。
次いで実施例1におけると同様にしてネオソミアとして
8.3重量%、酸化ストロンチウムとして2.7重量%
アルミナとして89重量%を含有する複合酸化物を得た
実施例 3 実施例1と同様にして得たアルミナゾルを100℃加温
したニーダーに移し、攪拌しながら硝酸ランタン85.
6F、硝酸プラセオジウム49gを溶解した500rn
tの水とコロイド状シリカ(日量化学工業(株)製 商
品名ニスノーテックス)68Iを徐々にニーグー中へ添
加した。
次いで実施例1におけると同様にしてランタナとして5
.7重量%、酸化プラセオジウムとして3.4重量%シ
リカとして2.4重量%、アルミナとして88.5重量
を含有する複合酸化物を得た。
実施例 4 凝ベーマイト構造の結晶形で245m27Iの比表面積
を有するアルミナゾル(日量化学(株)製)2500g
を150℃に加温したニーダーに入れ攪拌しながら硝酸
ランタン71.8&、硝酸イツトリウム11.2gおよ
び硝酸ジルコニウム45.3gを溶解した1000−の
水を徐々にニーグー中へ添加した。
同温度で1時間混練攪拌した後、150℃に保った乾燥
器に入れ15時間乾燥した。
次いで乾燥固体を20〜50ミクロンの粉体に粗粉砕し
た後、600℃で5時間仮焼してランタナとして4.9
重量%、イツトリアとして0.6重量%、ジルコニアと
して3.8重量%、アルミナとして90.7重量%を含
有する複合酸化物を得た。
実施例 5 実施例4と同様のアルミナゾル200(lを用い、10
0℃に加温したニーダーに入れ攪拌しながら硝酸ランタ
ン96.8g、塩化第−スズ49.99を溶解した10
00−の水を徐々にニーダ−中へ添加した。
次いで実施例3におけると同様にしてランタナとして7
.8重量%、酸化スズとして64重量%、アルミナ85
.8重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 6 水2070dに酢酸を230m1加えた酢酸溶液中にコ
ノコ社のベーマイト(商品名:SBアルミナ)270g
を添加してホモミキサーで2時間攪拌してアルミナゾル
を得た。
このゾルを60℃に加温したニーダ−に移し、攪拌しな
がら酢酸ランタン48.4.li’、酢酸ニッケル38
.39を溶解した500艷の水を徐々に添加した。
次いで実施例1におけると同様にしてランタナとして9
.8重量%、酸化ニッケルとして4.9重量%、アルミ
ナとして85.3重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 7 実施例6と同様にして得たアルミナゾルと酢酸セリウム
7、5.9 、酢酸バリウム12゜8J、酢酸コバルト
13.9を用いて実施例1における操作と同様にしてセ
リアとして3.5重量%、酸化バリウムとして3.5重
量%、酸化コバルトとして2.5重量%、アルミナとし
て90.5重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 8 実施例6と同様にして得たアルミナゾル、酢酸ランタン
29.5.9、重クロム酸アンモニウム36.82を用
いて実施例1における操作と同様にしてランタナとして
5重量%、クロミアとして5重量%、アルミナとして9
0重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 9 硝酸ランタン61.9 !iと硝酸ジルコニウム10.
4Iを溶解した1000−の水とオキンチタンモノアン
モニウムオキサレートの30%711液33.3.9を
60℃に加温したニーダーに移し攪拌しながら実施例4
のアルミナゾル1000gを添加した後、ニーダ−を1
20℃に加温して1時間混練、攪拌を続けた。
次いで実施例1におけると同様にしてランタナとして9
.8重量%、・ジルコニアとして2重量%、チタニアと
して4.2重量%、アルミナとして84重量%を含有す
る複合酸化物を得た。
比較例 1 硝酸ランタン10.9,9.酢酸バリウム6.8gを溶
解した800rntの水を用いた以外は実施例1におけ
ると同様にしてランタナとして0.8重量%、酸化バリ
ウムとして0.8重量%、アルミナとじて98.4重量
%を含有する複合酸化物全稈た。
比較例 2 酢酸ランタン164.1、酢酸ニッケル45!iを溶解
した500−の水を用いた以外は実施例6におけると同
様にしてランタナとして22.5重量%、酸化ニッケル
として4.9重量%、アルミナとして72.6重量%を
含有する複合酸化物を得た。
比較例 3 比表面積120 m2/ iを有する活性アルミナ50
0Iを酢酸ランタン73.79、重クロム酸アンモニウ
ム92.9を溶解した500−の水に浸漬させ混合しな
がら蒸発乾固した。
次いで実施例1における操作と同様にしてランタナとし
て5重量%、クロミアとして5重量%、アルミナとして
90重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 10 実施例1〜9、比較例1〜3によって得た複合酸化物を
1200℃においてそれぞれ5時間、20時間、50時
間、空気雰囲気下で焼成した後、その表面積を窒素ガス
を吸着ガスとしたBET式比表面計で測定した。表面積
の測定結果を表1に示す。
表1より実施例1〜9によって得た複合酸化物は、12
00℃50時間焼成後でも10m2/g以上の比表面積
を有しており、熱的に安定な触媒担体組成物であること
がわかる。
一方、比較例1の希土類元素の酸化物(ランタナ)が1
重量%以下、アルカリ土類元素の酸化物(酸化バリウム
)が1重量%以下添加された複合酸化物はアルミナの安
定化効果はほとんどなく、1200℃5時間の焼成にお
いてα−アルミナとなり比表面積は10 m2/ ji
以下になる。
又、比較例2の希土類元素の酸化物(ランタナ)が20
重量%を越えて添加された複合酸化物は1200℃5時
間焼成からアルミナとの複合化がおこり被ロブスカイト
構造をもつL aA 103が生成するようになり比表
面積も20時間焼成後10 m27 E以下になる。
さらに比較例3の浸漬法による複合酸化物は20時間の
短時間焼成では安定化されて°いるが、さらに長時間に
なるとその安定化効果はなくなっている。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミナ水和物の溶液と希土類元素化合物の溶液
    とアルカリ土類元素、第4族元素、第8族元素およびク
    ロムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素の化
    合物の溶液とを混合して、該アルミナ水和物の溶液をゲ
    ル化させ、乾燥後焼成せしめ、得られた複合酸化物がア
    ルミナとして60〜98重量%の範囲、希土類元素酸化
    物として1〜20重量%の範囲、アルカリ土類元素、第
    4族元素、第8族元素およびクロムよりなる群から選ば
    れた少なくとも1種の元素の酸化物として1〜20重量
    %の範囲である組成を有することを特徴とする耐熱性触
    媒担体組成物の製造方法。
  2. (2)該耐熱性触媒担体組成物の一部がマグネトプラン
    パート類似の層状アルミネート結晶構造を有することを
    特徴とする特許請求の範囲(1)記載の方法。
  3. (3)アルミナ水和物が非晶質、ベーマイト構造または
    凝ベーマイト構造を有し、かつ、酸に対して部分溶解性
    を有するものである特許請求の範囲(1)記載の方法。
  4. (4)アルミナ水和物の溶液のゲル化が40〜200℃
    の温度範囲で行なわれる特許請求の範囲(1)記載の方
    法。
  5. (5)前記希土類元素の化合物の溶液がランタン、セリ
    ウム、プラセオジウム、ネオジウム、サマリウムおよび
    イットリウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の
    元素の化合物の溶液である特許請求の範囲(1)記載の
    方法。
  6. (6)前記アルカリ土類元素の化合物の溶液がマグネシ
    ウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムより
    なる群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物の溶
    液である特許請求の範囲(1)記載の方法。
  7. (7)前記第4族元素の化合物の溶液がケイ素、チタン
    、ジルコニウムおよびスズよりなる群から選ばれた少な
    くとも1種の元素の化合物の溶液である特許請求の範囲
    (1)記載の方法。
  8. (8)前記第8族元素の化合物の溶液が鉄、コバルトお
    よびニッケルよりなる群から選ばれた少なくとも1種の
    元素の化合物の溶液である特許請求の範囲(1)記載の
    方法。
JP61163807A 1986-07-14 1986-07-14 耐熱性触媒担体組成物の製造方法 Expired - Lifetime JPH0638914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61163807A JPH0638914B2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 耐熱性触媒担体組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61163807A JPH0638914B2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 耐熱性触媒担体組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6320035A true JPS6320035A (ja) 1988-01-27
JPH0638914B2 JPH0638914B2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=15781079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61163807A Expired - Lifetime JPH0638914B2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 耐熱性触媒担体組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638914B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02157110A (ja) * 1988-10-24 1990-06-15 American Teleph & Telegr Co <Att> 混合金属酸化物材料およびその材料から成る成形品の製造方法
SG97947A1 (en) * 1999-10-07 2003-08-20 Tonengeneral Sekiyu K K Method for producing hydrotreating catalyst
JP2006175322A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Mazda Motor Corp 排ガス浄化用触媒
WO2009104386A1 (ja) * 2008-02-21 2009-08-27 株式会社エフ・シー・シー 触媒担体の製造方法及び触媒担体
US10906816B2 (en) 2016-07-29 2021-02-02 Sumitomo Chemical Company, Limited Alumina and method for producing automotive catalyst using same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3700865A4 (en) * 2017-10-24 2021-08-04 Sumitomo Chemical Company, Ltd ALUMINUM OXIDE MATERIAL

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61287447A (ja) * 1985-06-11 1986-12-17 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 耐熱性触媒担体組成物の製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61287447A (ja) * 1985-06-11 1986-12-17 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 耐熱性触媒担体組成物の製造法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02157110A (ja) * 1988-10-24 1990-06-15 American Teleph & Telegr Co <Att> 混合金属酸化物材料およびその材料から成る成形品の製造方法
SG97947A1 (en) * 1999-10-07 2003-08-20 Tonengeneral Sekiyu K K Method for producing hydrotreating catalyst
JP2006175322A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Mazda Motor Corp 排ガス浄化用触媒
JP4617867B2 (ja) * 2004-12-21 2011-01-26 マツダ株式会社 排ガス浄化用触媒
WO2009104386A1 (ja) * 2008-02-21 2009-08-27 株式会社エフ・シー・シー 触媒担体の製造方法及び触媒担体
US8461073B2 (en) 2008-02-21 2013-06-11 Kabushiki Kaisha F.C.C. Catalyst support and method of producing same
JP5431158B2 (ja) * 2008-02-21 2014-03-05 株式会社エフ・シー・シー 触媒担体又は触媒及びその製造方法
US10906816B2 (en) 2016-07-29 2021-02-02 Sumitomo Chemical Company, Limited Alumina and method for producing automotive catalyst using same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0638914B2 (ja) 1994-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4406359B2 (ja) 酸化ジルコニウムと、セリウム、ランタン及び他の希土類元素の酸化物とを用いた組成物、その調製方法、並びに触媒としての使用
KR101130908B1 (ko) 지지체 상의 나노미터크기 산화세륨으로 제조된, 높은 환원능을 갖는 조성물, 제조 방법, 및 촉매로서의 용도
JP4053623B2 (ja) ジルコニウム−セリウム系複合酸化物及びその製造方法
US5607892A (en) Zirconium/cerium mixed oxide catalyst/catalyst support compositions having high/stable specific surfaces
JP3016865B2 (ja) 混合セリウムないしジルコニウム酸化物,並びにこれらの製造方法及び使用方法
JP6185912B2 (ja) 酸化アルミニウムおよびセリウム/ジルコニウム複合酸化物の複合体の製造方法
RU2509725C2 (ru) Композиция на основе оксида церия и оксида циркония с особой пористостью, способ получения и применение в катализе
US6051529A (en) Ceric oxide washcoat
JPS62180751A (ja) 耐熱性アルミナ担体
JPH08224469A (ja) 高耐熱性触媒担体とその製造方法及び高耐熱性触媒とその製造方法
JPS61205621A (ja) 安定化されたジルコニアの製造法
JP2003277059A (ja) セリア−ジルコニア系複合酸化物
JP2007031192A (ja) セリア−ジルコニア固溶体ゾル及びその製造方法
JPS6320035A (ja) 耐熱性触媒担体組成物の製造方法
JPH044043A (ja) 排気ガス浄化用耐熱性触媒
JPS60226414A (ja) ランタン・アルミナ系複合酸化物の製造法
JPS62168544A (ja) ジルコニア担体
JPS61204037A (ja) 熱的に安定な触媒担体組成物の製造方法
JPH051057B2 (ja)
JP4061679B2 (ja) ジルコニア微粉末及びその製造方法
JP2005247585A (ja) ジルコニア−セリア複合酸化物粉末の製造方法
JP6497351B2 (ja) 排ガス浄化用触媒の製造方法
JPH051056B2 (ja)
JPH0929098A (ja) 炭化水素の水蒸気改質用触媒
JP3156577B2 (ja) 排ガス浄化触媒用材料及びその製造方法