JPS6320005Y2 - - Google Patents

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JPS6320005Y2
JPS6320005Y2 JP18809580U JP18809580U JPS6320005Y2 JP S6320005 Y2 JPS6320005 Y2 JP S6320005Y2 JP 18809580 U JP18809580 U JP 18809580U JP 18809580 U JP18809580 U JP 18809580U JP S6320005 Y2 JPS6320005 Y2 JP S6320005Y2
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JP
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lamp body
reflector
points
reflecting mirror
attached
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JP18809580U
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【考案の詳細な説明】 本考案は新規な車輌用前照灯に関する。詳しく
は、前面開口に一つのレンズが取着された灯具ボ
デイに対して、二つの反射鏡を傾動可能に支持
し、この二つの反射鏡を灯具ボデイに対して傾動
することにより照準調整をするようにした車輌用
前照灯において、二つの反射鏡夫々とレンズとの
関係を正しく保つことができるようにすることを
目的とするものである。
灯具ボデイに対して反射鏡を傾動可能に支持し
た車輌用前照灯において、従来は、反射鏡を灯具
ボデイに対して3点で連結し、1の連結点を灯具
ボデイとの間隔が固定的である固定支点機構によ
つて連結し、残る2つの連結点を灯具ボデイとの
間隔が可変的である可動支点機構によつて連結し
ていた。このような、連結方法であると、固定支
点部が常に傾動支点となるため、可動支点部での
変位量が大きくなると、反射鏡に固定されている
電球のフイラメントの位置が当初より大きく変位
され、レンズとの相対的位置関係のバランスがく
ずれて、配光の乱れを生ずるという問題点があつ
た。このことを第1図乃至第3図を用いて詳しく
説明する。
第1図乃至第3図において、aは灯具ボデイ、
bは灯具ボデイaの前面を覆うように取着された
レンズ、cは灯具ボデイaに対して傾動可能に支
持された反射鏡、dは反射鏡cに取着された電球
である。そして、反射鏡cは灯具ボデイaに対し
て、正面図(第1図)で見てA,B,Cの3点に
て連結されている。そして、A点における連結
は、灯具ボデイaと反射鏡cとの間隔が固定的で
ある固定支点機構によつて為され、又、B点及び
C点における連結は灯具ボデイaと反射鏡cの間
隔が可変的である可動支点機構によつて為されて
いる。従つて、B点において、反射鏡cと灯具ボ
デイaとの間隔を変更すると、反射鏡cはA点と
C点とを結ぶ線を軸として傾動し、C点におい
て、反射鏡cと灯具ボデイaとの間隔を変更する
と、反射鏡cはA点とB点とを結ぶ線を軸として
傾動する。ところが、A点における支持機構は反
射鏡cと灯具ボデイaとの間隔が固定的であるた
め、第3図で良くわかるように、実線で示す状態
から、2点鎖線で示す状態へと反射鏡cを傾動す
ると、傾動前と傾動後とでフイラメントeの位置
に著しい差が生じてしまう。そして、傾動された
反射鏡cとフイラメントeは灯具ボデイaの前面
開口に取着されたレンズbに対しても偏位される
こととなる。ところが、車輌用前照灯において
は、配光パターンが厳格に定められており、そし
て、配光パターンは光源の光をレンズで制御して
得られるものであるから、レンズと光源との位置
が大きく変ることは、配光パターンの乱れを生ず
る基となる。
本考案は以上のような従来の欠点に鑑みて為さ
れたもので、反射鏡の前面側に配置され、かつ、
灯具ボデイに取着されたレンズを備えた車輌用前
照灯において、反射鏡を灯具ボデイに連結してい
る全ての機構を可動支点機構とすることによつ
て、反射鏡の所定の角度傾動したときのフイラメ
ント位置の変位量を従来のものに比して小さくし
て、配光パターンの乱れを生じないようにした新
規な車輌用前照灯を提供しようとするもので、車
体に固定され、かつ、前方に開口した二つの凹部
が形成された灯具ボデイと、該二つの凹部内に
夫々受け入れられ、かつ、前記灯具ボデイに対し
夫々少なくとも3点にて弾性体で支持された二つ
の反射鏡と、該二つの反射鏡に夫々取着された電
球と、二つの反射鏡の前面側に配置され、かつ、
前記灯具ボデイに取着された一つのレンズとから
成り、前記二つの反射鏡における灯具ボデイへの
支持点はすべて反射鏡と灯具ボデイとの間の間隔
を変更できるようにしたことを特徴とする。
以下に本考案車輌用前照灯の詳細を図示実施例
に従つて説明する。
1は灯具ボデイであり、合成樹脂で形成されて
いる、この灯具ボデイ1は2つの反射鏡2,2を
支持し得るようにされていて、図示しない適当な
支持手段を介して車体に固定されている。2は灯
具ボデイ1に傾動可能に支持される反射鏡であ
り、金属板をプレス加工して形成される。反射鏡
2には3箇所において、例えば正面図(第4図)
で見てD,E,Fの位置に、開口縁から外方へか
つ後方へ向つて突出された取付片3が形成されて
いる。これら3点D,E,Fの配置はEから水平
方向に隔つた位置にDが、Eから垂直方向に隔つ
た位置にFが配置される。
取付片3に合成樹脂例えばナイロン樹脂から成
るナツト4が固定されている。ナツト4は、第6
図で良く解るように、角ブロツク状の主部5と2
つの弾接片6,6とが一体に形成されて成る。主
部5にはこれを貫通して捩じ込み孔7が形成され
ている。弾接片6,6は主部5の一端部から側方
へ張り出すように設けられており、その先端部が
反主部側へ突出するように湾曲されている。主部
5の弾接片6,6が形成された部分から稍孔7形
成部に近寄つた位置で環状の溝8が形成されてい
る。そして、ナツト4は主部5に形成された環状
の溝8を反射鏡2の取付片3に形成された取付孔
9に嵌め合わせることによつて、該取付片3に固
定される。そして、このとき、ナツト4は、主部
5が取付片3の内側に、弾接片6,6が取付片3
の外側にあるように取り付けられる。
灯具ボデイ1には前方へ開口した2つの凹部1
0が並列状に形成されており、この凹部10内に
反射鏡2、特にその開口縁部が受け入れられる。
11は灯具ボデイ1の後壁12を貫通して、か
つ、灯具ボデイ1に対して回転可能に支持された
調整ねじである。そして、この調整ねじ11は反
射鏡2のナツト4に対応して設けられ(図示実施
例では3本)、それぞれナツト4の捩じ込み孔7
に螺合している。13は調整ねじ11に外嵌され
た状態でナツト4と灯具ボデイ1の内面との間で
圧縮されているコイルスプリングである。
しかして、反射鏡2は3本の調整ねじ11を介
して灯具ボデイ1に支持される。そして、調整ね
じ11をナツト4に捩じ込むと、反射鏡12の当
該ナツト4が取り付けられた部分は後方へ移動
し、逆に捩じ戻すと、当該部分は前方へ移動す
る。このようにして、3本の調整ねじ11を適宜
に操作することによつて、反射鏡2は適宜の方向
へ傾動される。即ち、第1図において、D点にお
ける調整ねじ11を操作すると、反射鏡2はE点
とF点とを結ぶ線を軸として傾動し、F点におけ
る調整ねじ11を操作すると、D点とE点とを結
ぶ線を軸として傾動し、又、E点における調整ね
じ11を操作すると、D点とF点とを結ぶ線を軸
として傾動されることになる。
灯具ボデイ1の凹部10の側方を限定する壁の
一部14は反射鏡2に取着されたナツト4に対向
した壁面を構成しており、該壁面14にナツト4
の弾接片6,6、特にその湾曲部6′,6′が弾接
するようになつている。
尚、15は反射鏡2の後部略中央部に形成され
た取付孔16に取着された電球であり、又、17
は反射鏡2の前方を覆うように灯具ボデイ1に取
着されたレンズである。
以上に記載したように、本考案車輌用前照灯に
おいては、二つの反射鏡を一つの灯具ボデイに支
持するのに両者を少なくとも3点にて弾性体で連
結し、すべての支持点において反射鏡と灯具ボデ
イとの間隔を変更できるようにしてあるため、反
射鏡をある方向へ傾動する場合、一の支持点をあ
る方向へ動かすだけでなく、傾動軸を構成する2
つの支持点を反対の方向へ動かすことと同時に行
なえば、電球のフイラメント位置の変位を小さく
抑えることができる。例えば、EFを軸としてD
を後方へ傾動させるような傾きを与えたい場合、
D点を後方へ移動(調整ねじ11をナツト4に捩
じ込む)させると同時にE,F点を前方へ移動
(調整ねじ11をナツト4に対して捩じ戻す)さ
せれば、両者の略中間点にあるフイラメント位置
は殆ど前後に移動しないようにすることができ
る。従つて、反射鏡を傾動した場合でも配光パタ
ーンの乱れが生ずることがなく、常に良好な照射
光を得ることができる。
また、本考案車輌用前照灯によれば、2つの反
射鏡が各別に傾動し得るように灯具ボデイに取着
されているため、予め2つの反射鏡の間でその光
軸を整合させておくことが可能であり、灯具ボデ
イを車体に取り付ける前に反射鏡間の光軸の調整
を行つておけば、車体に取り付けた後は個々の反
射鏡を動かして調整を行なう必要がなく、車体組
立工場内での作業の流れを良くし、その経済的効
果は極めて高くなる。更に、2つの反射鏡ついて
光軸の調整を行なつたために、2つの反射鏡間に
おける夫々の開口縁とレンズとの間隔に大きなず
れが生じても、各反射鏡について全支持点を前後
に移動してやることによつて上記ずれを最小限に
抑えることができる。
尚、上記実施例で示したように、ナツト4の一
部を灯具ボデイ1の壁面14に弾接させるように
すると、耐振性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来の車輌用前照灯の一例
を説明するもので、第1図は正面図、第2図は第
1図の−線に沿う切断端面図、第3図は作用
を示す模型図、第4図乃至第6図は本考案車輌用
前照灯の実施の一例を示し、第4図はレンズを外
した状態の正面図、第5図は第4図の−線に
沿う断面図、第6図はナツトの拡大斜視図であ
る。 符号の説明、1……灯具ボデイ、2……反射
鏡、6……弾性体、10……凹部、15……電
球、17……レンズ、D,E,F……反射鏡にお
ける灯具ボデイへの支持点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固定され、かつ、前方へ開口した二つの
    凹部が形成された灯具ボデイと、該二つの凹部内
    に夫々受け入れられ、かつ、前記灯具ボデイに対
    し夫々少なくとも3点にて弾性体で支持された二
    つの反射鏡と、該二つの反射鏡に夫々取着された
    電球と、二つの反射鏡の前面側に配置され、か
    つ、前記灯具ボデイに取着された一つのレンズと
    から成り、前記二つの反射鏡における灯具ボデイ
    への支持点はすべて反射鏡と灯具ボデイとの間の
    間隔を変更できるようにしたことを特徴とする車
    輌用前照灯。
JP18809580U 1980-12-27 1980-12-27 Expired JPS6320005Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18809580U JPS6320005Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

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JP18809580U JPS6320005Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS57110803U JPS57110803U (ja) 1982-07-08
JPS6320005Y2 true JPS6320005Y2 (ja) 1988-06-03

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