JPS631990B2 - - Google Patents

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JPS631990B2
JPS631990B2 JP55125172A JP12517280A JPS631990B2 JP S631990 B2 JPS631990 B2 JP S631990B2 JP 55125172 A JP55125172 A JP 55125172A JP 12517280 A JP12517280 A JP 12517280A JP S631990 B2 JPS631990 B2 JP S631990B2
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JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
general formula
polyurethane composition
alkyl
Prior art date
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Expired
Application number
JP55125172A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5749653A (en
Inventor
Toshikazu Nakagawa
Mitsuhiro Satoyoshi
Katsuhiro Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP55125172A priority Critical patent/JPS5749653A/ja
Publication of JPS5749653A publication Critical patent/JPS5749653A/ja
Publication of JPS631990B2 publication Critical patent/JPS631990B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、耐熱性、耐候性にすぐれたポリウレ
タン組成物に関する。 ポリウレタンは、光、熱および大気成分に対し
て不安定であることが一般的である。この不安定
性はポリウレタンの構造からくるものであり、強
い変色と機械的性質の大巾な低下をもたらし、そ
の用途は大きく制限されている。このため、ポリ
ウレタンの安定化を目的として、脂肪族ポリアミ
ン、フエノール系などの酸化防止剤;ベンゾフエ
ノンやベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤など
を添加する方法が試みられている。しかしなが
ら、これら従来方法による安定化方法では、未だ
十分満足しうる効果は得られていない。特に活性
水素基含有化合物として、不飽和結合を有する、
たとえばジエン系重合体を用いる場合には、安定
化効果の点でなお不十分なものであつた。しか
も、従来の改良技術では、(1)汚染性(基材を着色
する)である、(2)安定化剤の組合せにより逆に劣
化が促進することがある、(3)アミン系化合物のよ
うに毒性を与えるものがある、などの欠点があつ
た。 本発明者らは上記の欠点を解消すべく鋭意研究
を重ねた結果、特定の添加剤を併用配合するとき
すぐれた安定化効果が得られることを見出し、本
発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明はポリイソシアネート化合物
と活性水素基含有化合物からなるポリウレタン
に、 一般式(1)
【式】(ここでR1は水素、アルキル 基、R2,R3はアルキル基である。) で示される化合物と 一般式(2)
【式】(ここでR4,R5およびR6は同一 もしくは異なるC8〜C22のアルキル基、フエニル
基、C1〜C22のアルキル置換フエニル基である。) で示される化合物を添加混合してなるポリウレタ
ン組成物を提供するものである。 一般にポリウレタンはポリイソシアネート化合
物と通常はポリヒドロキシ含有化合物とを反応さ
せることによつて製造されるもので、弾性体、合
成皮革、塗料など多方面に使用されている。 本発明において用いるポリイソシアネート化合
物としては、たとえばトリレンジイソシアネー
ト、ジフエニルメタンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフ
エニルイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、シクロヘキサンフエニレンジイソシアネー
ト、クロロフエニレンジイソシアネート、ナフタ
リン−1,5−ジイソシアネート、キシリレン−
2,2′−ジイソシアネート、イソプロピルベンゼ
ン−2,4−ジイソシアネート、ポリプロピレン
グリコールまたはトリオールとトリレンジイソシ
アネート付加反応物、トリメチロールプロパン1
モルとトリレンジイソシアネート3モルとの付加
反応物があげられる。 次に活性水素基含有化合物としては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタ
エリスリトールなどの低分子ポリオール;エチレ
ンジアミン、4,4′−メチレン−ビス−2−クロ
ロアニリン、4,4′−メチレン−ビス−2−エチ
ルアニリンなどのアミン化合物または低分子ポリ
オールもしくはアミン化合物にエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシドなどのアルキレンオキシ
ドを付加重合して得られる、たとえばビスフエノ
ールのプロピレンオキシ付加物などのポリエーテ
ルポリオールなどがある。さらにエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オールなどの多価アルコールとフタル酸、マレイ
ン酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、テレフ
タル酸などの多塩基酸との縮合重合物であつて末
端に水酸基を有するポリエステルポリオール、ア
クリルポリオール、ヒマシ油、トール油などもあ
げることができる。また分子末端に水酸基、アミ
ノ基、イミノ基、カルボキシル基、メルカプト基
などの活性水素基を有する液状ゴムがある。 これら液状ゴムとしては、数平均分子量が500
〜25000の炭素数4〜12のジエン重合体、共重合
体さらにはこれらジエンモノマーと炭素数2〜22
のα−オレフイン性付加重合性モノマーとの共重
合体がある。具体的には、ポリブタジエンホモポ
リマー、ポリイソプレンホモポリマー、ブタジエ
ン−イソプレンコポリマー、ブタジエン−スチレ
ンコポリマー、ブタジエン−アクリロニトリルコ
ポリマー、ブタジエン−2−エチルヘキシルアク
リレートコポリマー、ブタジエン−n−オクタデ
シルアクリレートコポリマーなどがある。 本発明のポリウレタン組成物には反応温度の低
下や反応時間の短縮のために反応促進触媒を加え
ることもできる。その具体例としては、ジブチル
スズジラウレート、オクチル酸スズ、オクチル酸
鉛、オクチル酸マンガンなどの有機金属化合物や
トリエチレンジアミン、トリ−n−ブチルアミン
などのアミン化合物およびこれらの塩がある。 さらに補助成分として補強剤、増量剤、軟化
剤、着色剤、帯電防止剤などを配合することがで
きる。補強剤あるいは増量剤としては、カーボン
ブラツク、炭酸カルシウム、微粉ケイ酸、クレ
ー、有機粉末、有機繊維、無機繊維などがあり、
これらはポリウレタン組成物の劣化を促進しない
ものを単独あるいは2以上を組合せて使用する。
これらの配合量は組成物100重量部当り500重量部
以下とすべきである。500重量部以上では組成物
の品質の低下を起させるので好ましくない。 また軟化剤としてはプロセスオイル、アスフア
ルト、石油樹脂、ポリブテンなどがあり、同様に
組成物100重量部当り500重量部以下の範囲で用い
られる。 本発明のポリウレタン組成物は、これらポリウ
レタン中に 一般式(1)
【式】(ここでR1は水素、アルキル 基、R2,R3はアルキル基である。) で示される化合物と 一般式(2)
【式】(ここでR4,R5およびR6は同一 もしくは異なるC8〜C22のアルキル基、フエニル
基、C1〜C22のアルキル置換フエニル基である。) で示される化合物を添加混合してなるものであ
る。 ここにおいて、一般式(1)で示される化合物とし
ては2,5−ジ−t−アミルハイドロキノン、
2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルエーテルフエノー
ルなどを例示することができる。これらのうちで
はR1が水素であるハイドロキノン類、さらにR2
R3のアルキル基が炭素数4以上のものが特に好
ましい。 次に一般式(2)で示される化合物のフオスフアイ
ト類としてはトリス(ノニルフエニル)フオスフ
アイト、トリス(デシルフエニル)フオスフアイ
ト、トリス(ジノニルフエニル)フオスフアイ
ト、トリオクタデシルフオスフアイト、、トリデ
シルフオスフアイト、トリドデシルフオスフアイ
ト、ジオクチル(ノニルフエニル)フオスフアイ
ト、ジオクチル(メチルフエニル)フオスフアイ
ト、ドデシル(ジフエニル)フオスフアイト、ジ
メチルフエニル(ノニルフエニル)フオスフアイ
トなどを例示することができる。これらのうちで
はトリス(ノニルフエニル)フオスフアイト、ト
リス(デシルフエニル)フオスフアイト、トリス
(ジノニルフエニル)フオスフアイトなどのアル
キル置換、特に炭素数8以上のアルキル置換フエ
ニル基を有するフオスフアイトが好ましい。 本発明の効果は、上記一般式(1)と一般式(2)で示
される添加剤を単独で用いたときに比してすぐれ
た相乗効果が認められる。しかも、フエノール系
酸化防止剤として最もよく知られ常用されている
BHT(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエ
ノールを添加したのでは本発明の効果を得ること
ができず、一般式(1)で特定した化合物の選択によ
つてはじめて、本発明の著しく高められた安定化
組成物を得ることができたのである。 次に、これら添加剤の添加量については特に制
限はなく、ポリウレタン組成物が使用される条件
によつて任意に決定される。通常は各添加剤とも
0.05〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%の範
囲である。添加量がこの範囲より少ない場合に
は、安定化効果が認め難く、またこの範囲よりも
多くなると得られる製品の強度、伸度などの物性
が低下することがあるので好ましくない。なお、
各々の添加剤の配合割合は必ずしも均等である必
要はなく、原料となるポリイソシアネート化合物
や活性水素基含有化合物の種類などによつて任意
に決定される。同様に各々の添加剤の中の具体的
化合物についても任意に選定すればよい。 かくして得られたポリウレタン組成物からなる
ものは熱、光あるいは大気成分による黄変・劣化
を著しく減少することを可能としたものである。
従つて、弾性成形体、塗料、接着剤、粘着剤、合
成皮革、発泡体などにおいて従来制限されていた
用途にも適用でき、その利用範囲を著しく拡大す
るものである。 以下、実施例および比較例により本発明を説明
する。 実施例、比較例 末端水酸基含有液状ポリブタジエン(数平均分
子量2800、粘度50ポイズ(30℃)、水酸基含有量
0.83meq/g)100重量部に、第1表に示す安定
剤を所定量(単位:重量部)添加し、70〜120℃
で10〜20分間加熱撹拌して安定剤を溶解させた。 次に4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネー
ト液状変性体プレポリマー(前記末端水酸基含有
液状ポリブタジエンとポリオキシプロピレングリ
コール(分子量2000)の等量仕込、NCO基含有
量;9重量%)38.3重量部とジ−n−ブチルスズ
ジラウレート0.03重量部を加え十分混合撹拌し
た。この混合物を脱泡後、厚み1mmの金型に流し
こみ、70℃で60分間圧縮して硬化物シート(100
mm×100mm×1mm)を得た。 得られたシートを70℃で7日間ギヤーオーブン
中で熱処理試験を行なつた。また同時にカーボン
アークウエザーメーター(降雨周期120分、降雨
時間18分)を用いて500時間の耐候試験を行なつ
た。試験後の試料の黄変度を観察し、その結果を
第1表に示す。 なお、実験に用いた試験機は以下のとおりであ
る。 (1) ギヤーオーブン……上島製作所(株)製ギヤー式
老化試験機 (2) カーボンアークウエザーメーター……スガ試
験機(株)製デユーサイクルサンシヤインスーパー
ロングライフウエザーメーター・WEL−SUN
−DC また、熱処理試験および耐候試験における黄変
度評価は次のとおりである。 1……ほとんど無色 2……やや微黄色 3……微黄色 4……やや黄色 5……黄色 6……やや茶褐色 7……茶褐色
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリイソシアネート化合物と活性水素基含有
    化合物からなるポリウレタンに、 一般式(1) 【式】(ここでR1は水素、アルキル 基、R2,R3はアルキル基である。) で示される化合物と 一般式(2) 【式】(ここでR4,R5およびR6は同一 もしくは異なるC8〜C22のアルキル基、フエニル
    基、C1〜C22のアルキル置換フエニル基である。) で示される化合物を添加混合してなるポリウレタ
    ン組成物。 2 一般式(1)の化合物においてR1が水素である
    もの、すなわちジ−アルキルハイドロキノン類で
    ある特許請求の範囲第1項記載のポリウレタン組
    成物。 3 一般式(1)の化合物においてR1が水素、R2
    R3が炭素数4以上のアルキル基である特許請求
    の範囲第2項記載のポリウレタン組成物。 4 一般式(2)の化合物においてR4,R5,R6がア
    ルキル置換フエニル基である特許請求の範囲第1
    項記載のポリウレタン組成物。 5 活性水素基含有化合物が水酸基、アミノ基、
    カルボキシル基のうちの1種を含有する液状ジエ
    ンポリマーあるいはコポリマーである特許請求の
    範囲第1〜4項のいずれかに記載のポリウレタン
    組成物。
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JP3350922B2 (ja) * 1997-08-21 2002-11-25 荒川化学工業株式会社 反応性ホットメルト型接着剤
JP4663881B2 (ja) * 1999-02-05 2011-04-06 エセックス スペシャリティ プロダクツ,リミティド ライアビリティ カンパニー ポリウレタンシーラント組成物

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