JPS63198210A - 自動車用ワイヤハーネスの封止構造の形成方法 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスの封止構造の形成方法

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JPS63198210A
JPS63198210A JP3009587A JP3009587A JPS63198210A JP S63198210 A JPS63198210 A JP S63198210A JP 3009587 A JP3009587 A JP 3009587A JP 3009587 A JP3009587 A JP 3009587A JP S63198210 A JPS63198210 A JP S63198210A
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JP
Japan
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wire harness
polyurethane
water
automobile
wires
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博之 大谷
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Nippon Mektron KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車の例えばエンジンルームから壁部を挿
通してルーム内に配線されるワイヤハーネスの封止構造
に関する。
[従来の技術] 一般に、自動車の各種配線が集束されたワイヤハーネス
が壁部を挿通する部分には、ハーネス外周に保護用ゴム
環のグロメットが嵌着され、このグロメットによるハー
ネスの締め付けによって封止する構造となっている。
ところが、この従来のゴム製グロメットによる封止構造
においては、グロメットによる締付力が充分ではなく、
配線同士の門に生じる間隙から毛細管現象によって浸水
するのを遮断し得ず、車室内の計器類の故障原因となっ
ていた。
かかる不具合を解消するために、従来よりワイヤハーネ
スの配線同士の間隙にエポキシ樹脂、シリコン樹脂ある
いはゴムシーラントなどを注入して封止する手段が採用
されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、エポキシ樹脂の注入による封止構造の場
合、エポキシ樹脂が非常に硬度の大きい固体状態となる
ために、ハーネス配線同士の自由度がなくなり、配線が
無理に屈曲して断線などに至らしめる原因になるなどの
問題点がある。また、シリコン樹脂の場合、材質的にも
締付圧力が充分ではないために、先のゴム製グロメット
と同様に、浸水に対する封止力が弱く、更にこれらの両
樹脂では、硬化するまでの間に垂れを生じて作業性に劣
るという問題点がある。
そこで、本発明はかかる従来の問題点を解決すべくなさ
れ、壁部挿通部におけるワイヤハーネスからの浸水など
を遮断する自動車用ワイヤハーネスの封止構造の提供を
目的としている。
[問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決するために、本発明による自動車用ワ
イヤハーネスの封止構造は、複数の配線を集束したワイ
ヤハーネスの壁部への挿通部において、前記配線同士の
間隙にポリウレタンを充填して発泡させることにより、
配線を互いに固定しかつ封止するようにしている。
ここで、前記ポリウレタンとしては、次の配合率のもの
が用いられる。
(配合例1) ポリオキシプロピレングリコール  50重吊部(HW
looo) ポリオキシプロピレントリオールエ 50重吊部チレン
グリコール (MW 700) シリコン系整泡剤         4(II CC社
製量Y −4347) 同                        
  2(UCC社製品Y −4499) 水                        
    1錫オクテート            0.
25トル工ンジイソシアネート混合物  43.5(2
,4体65%、2.6体35x) (配合例2) ポリオキシプロピレントリオール  95重量部ポリオ
キシプロピレンジオール   5fHW1000) N 、 N 、 N ’ 、 N”  −テトラメチル
−1,3−ブタンジアミン        0.5ジブ
チル錫ジマレエート       0.05シリコン系
整泡剤         2(UCC社製品L −53
10) セルオーブン剤          0.2(ローム・
アンド・ハース社製品 アクリロイド) 水                        
  4ポリイソシアネート(NCO31,5%)   
85該だ、これらの配合に対し、シリコーン系オイル、
フッ素系オイル、鉱物油などを数重吊部程度添加したも
のは、更に防水性などの封止効果が向上する。
このような配合処方から得られるポリウレタン発泡体は
、フリー光泡時の値として約0.1g/cc以下、好ま
しくは約0.1〜0.03g/ccの密度となるように
高発泡させる。その結果、高発泡圧により間隙が完全に
充填され、しかも独立気泡率が高いため密閉性も大とな
り、更に形成されたポリウレタンの良好な接着性により
配線と強固に接着し、剥れなどを生ずることのない封止
構造がそこに形成される。
第1図および第2図は本発明の一態様を示し、複数本の
配線の束1からなるワイヤハーネスHの壁部B等への貫
通部には保護用ゴム環のグロメット2が嵌着され、この
グロメット2の一方側の配線束1にポリウレタン3を発
泡させて封止処理部Sを形成する。即ち、配線1同士の
間隔にポリウレタン発泡液3を注入して発泡させ、間隔
を埋めて配線1を互いに固定することによって、間隔を
通して漏水するのを防止するなどの作用を行なう封止I
I4造を形成させる。
第3図(a)〜(C)に示すように、封止処理部Sの外
周に嵌合し得る内周径の筒体4を準備し、この筒体4の
内周面には離型剤を塗布しておく[第3図(a) ]。
次に、筒体4を封止処理部Sを榎う手前までスライドさ
せて一旦待機させ[第3図(b)]、封止処理部Sに予
定される個所の配線1同士を互いにほぐし、はぐされた
配線1同士の間隔にウレタン発泡液3−を注入し[第3
図(C)]、この注入部に向かってすばやく筒体4を矢
印方向にスライドさせて覆う[第3図(d)]。筒体4
内のポリウレタン3を発泡硬化させて所定時間経過した
後、筒体4を発泡部から抜き取ると、発泡したポリウレ
タン3によって配線1同士の間隔を埋めて固定された封
止処理部Sが第2図で示したように得られる。このとき
、ポリウレタン3の硬化時間は短いので施工時の垂れ落
ちがなく、現場での作業性も良好である。
[1ii1水試験] 封止処理部Sを形成したワイヤハーネスのサンプルの漏
水度を第4図に示す漏水試験装置で測定した。
即ち、外形25m、径で形成したハーネスサンプルの封
止処理部SをシリコンRTVによって固定し、この固定
部を直径75IR#I径の透明なポリウレタン管5の内
部に液密的に取り付け、鉛直に立てたポリウレタン管5
内に上方開口から染料による着色水6を深さ60 ct
n程度まで注水する。この時の封止処理部Sに作用する
着色水6による水圧は、通常の計算式で約0.54に9
/ctdである。このような試験の結果、8時間放置後
に、グロメット2の近辺およびこの後方のワイヤハーネ
ス部位での着色水6の漏水は全く見出されなかった。
[比較例] 封止処理部Sを形成しない現行のワイヤハーネスをサン
プルとして、第4図の漏水試験B置による同一条件のも
とて漏水具合を測定したところ、着色水6の注水後、お
よそ1〜2分で漏水が見られ、15分程で着色水6の殆
どが流出した。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による自動車用ワイヤハー
ネスの封止構造は、エンジンルームからルームへ配線さ
れる各種ワイヤハーネスの壁部挿通部にあって、この挿
通部におけるハーネスの多数の配線同志の間隙をポリウ
レタンで発泡硬化させて埋め、配線を互いに固定するよ
うにしたので、配線を伝わって侵入する外部からの水が
壁部挿通部で遮断され、ルーム内への浸水を防止するこ
とで、計器類を浸水による故障から保護することができ
るなど実用的な効果が得られる。
また、得られた封止処理部としては、通常ワイヤハーネ
スの被覆外皮として巻き付き使用される通常の塩ビ製被
覆テープとの接着性、密着性も良好である。さらに、ポ
リウレタンの硬化後は化学的にも安定しており、揮発物
質などによる周辺機器への影響も殆どない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明による自動車用ワイヤハ
ーネスの封止構造の一態様を示す断面図および斜視図で
ある。第3図(a)〜(d)は封止構造の実施例の作製
手順を示し、第4図は漏水試験装ばの断面図を示す。 [符号の説明] 1・・・ワイヤハーネスの配線 2・・・保護用ゴム環のグロメット 3・・・ポリウレタン 4・・・筒体 5・・・ポリウレタン管 6・・・着色水 S・・・封止処理部 代理人 弁理士 吉 1)俊 夫 第3図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の配線を集束したワイヤハーネスの壁部への
    挿通部において、前記配線同士の間隙にポリウレタンを
    充填して発泡させることにより、配線を互いに固定しか
    つ封止するようにした自動車用ワイヤハーネスの封止構
    造。
  2. (2)フリー発泡時の値として約0.1g/cc以下の
    密度を有する高発泡ポリウレタンを充填させた特許請求
    の範囲第1項記載の封止構造。
JP62030095A 1987-02-10 1987-02-10 自動車用ワイヤハーネスの封止構造の形成方法 Expired - Fee Related JPH061645B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63254605A (ja) * 1987-04-10 1988-10-21 日本メクトロン株式会社 自動車用ワイヤハ−ネスの封止絶縁構造
JPS63254604A (ja) * 1987-04-10 1988-10-21 日本メクトロン株式会社 自動車用ワイヤハ−ネスの封止構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5355789A (en) * 1976-11-01 1978-05-20 Nissan Shatai Co Unified covering process for automobile wire
JPS61138415A (ja) * 1984-12-10 1986-06-25 豊田合成株式会社 ワイヤハ−ネス

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JPS63254604A (ja) * 1987-04-10 1988-10-21 日本メクトロン株式会社 自動車用ワイヤハ−ネスの封止構造体

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