JPS6319688B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6319688B2
JPS6319688B2 JP1376481A JP1376481A JPS6319688B2 JP S6319688 B2 JPS6319688 B2 JP S6319688B2 JP 1376481 A JP1376481 A JP 1376481A JP 1376481 A JP1376481 A JP 1376481A JP S6319688 B2 JPS6319688 B2 JP S6319688B2
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JP
Japan
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vane
turbine
nozzle
compressor
nozzle blade
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Expired
Application number
JP1376481A
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English (en)
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JPS57129226A (en
Inventor
Takane Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP1376481A priority Critical patent/JPS57129226A/ja
Publication of JPS57129226A publication Critical patent/JPS57129226A/ja
Publication of JPS6319688B2 publication Critical patent/JPS6319688B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C9/00Controlling gas-turbine plants; Controlling fuel supply in air- breathing jet-propulsion plants
    • F02C9/16Control of working fluid flow
    • F02C9/20Control of working fluid flow by throttling; by adjusting vanes
    • F02C9/22Control of working fluid flow by throttling; by adjusting vanes by adjusting turbine vanes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧縮機とタービンとに可変式ベーン
および可変式ノズル翼をそれぞれ有するガスター
ビンエンジンの制御装置に関し、特にガスタービ
ンエンジンの過渡状態において圧縮機に発生する
サージングを防止するようにした制御装置に関す
るものである。
例えば、自動車用のガスタービンエンジンにお
いては、加減速の頻度が多いのでエンジンの運転
状態の大半が過渡状態または部分負荷状態におか
れていると考えてよい。従つて、かかるガスター
ビンエンジンでは、過渡性能や部分負荷性能の改
善が殊に重要な課題となるが、部分負荷性能を向
上させるためにタービンのノズル翼を可変ノズル
翼となし、更に、圧縮機のデイフユーザベーンを
も可変構造とすることが検討されてきた。また、
過渡性能を向上させるためには、特に、加速時に
おいて圧縮機に発生しがちなサージングを防止す
る必要がある。
第1図は圧縮機のデイフユーザやタービンのノ
ズル翼に可変機構を有しない従来のガスタービン
エンジンの一例を示すもので、ここで1は圧縮機
であり、圧縮機1は軸2を介してタービン3に連
結されている。また、圧縮機(遠心圧縮機)1は
第2図に示す如くインペラ4とデイフユーザ部5
を有する。インペラ4は圧縮機1の回転部分であ
り、インペラ4には反りを持つ半径方向の複数羽
根6が形成されていて、軸2の囲りに高速回転す
る。インペラ4の外周部に沿つて外方に設けられ
たデイフユーザ部5には、複数のデイフユーザベ
ーン7が等間隔に配設されており、ベーン7はデ
イフユーザ裏板8と裏板8に対向する壁部(図示
せず)に挾持されて各ベーン7の間に圧縮空気の
流出通路9を形成している。第3図はタービン
(半径流タービン)3の構成を示し、ここで10
はタービンロータである。タービンロータ10に
は半径方向の複数の動翼11が形成されていて、
軸2の囲りに高速回転する。12はタービンロー
タ10の外周部に沿つて設けられたタービンノズ
ル部であり、タービンノズル部12には複数枚の
ノズル翼13が等間隔に配設され、各翼間に高温
ガスの流入通路(ノズル)14を形成している。
このように構成されたガスタービンの圧縮機1
とタービン3にあつて、圧縮機1のインペラ4に
よつて圧縮された空気は高速の空気流となつてデ
イフユーザ部5に流入し、ここで減速されると共
に更に圧力が高められて第1図に示す如く燃焼器
15に送られる。かくして、燃焼器15で燃料の
燃焼により発生した高温高圧のガスはタービン3
のノズル部12からタービンロータ10に流入
し、これによりタービンロータ10が回転駆動さ
れる。タービン3の出力の一部は圧縮機1を駆動
すると共に残余の軸出力は軸16を介して減速機
17に伝達され、更に軸18を介して負荷19に
伝達されて負荷19を駆動する。自動車ではこの
負荷19は駆動輪に相当する。
しかしながら、このような従来の可変機構を有
しない圧縮機1やタービン3で構成されたガスタ
ービンエンジンにあつては、圧縮機1のデイフユ
ーザベーン7やタービン3のノズル翼13が予め
設定した運転条件に最適の角度で固定されてい
る。従つて、圧縮機1およびタービン3のそれぞ
れの性能特性が固定化されてしまい、圧縮機1と
タービン3とのマツチングの条件を勘案すると、
エンジンの部分負荷時または無負荷時に回転数を
無条件に下げる訳にいかない。一般には、その下
げられる限度はエンジンの定格出力回転数の40〜
50%程度までである。このために、かかる運転状
態における燃料効率は極めて低いものとなり、燃
料消費率が増大する。
そこで、かかる問題点を解消するために、低負
荷時において、回転数は定格の40〜50%程度であ
つても、圧縮機1のデイフユーザベーン7やター
ビン3のノズル翼13の取付ける角度を運転条件
に即応して変化させることにより、デイフユーザ
部5やノズル部12を通過する空気やガスの流量
を低減し、以て燃料流量をも低減して燃料を節減
することが検討されてきた。
第4図は可変式としたデイフユーザベーンの一
例を示すもので、20はデイフユーザベーンであ
り、21はデイフユーザベーン20に形成された
スロツトである。このスロツト21にはリングプ
レート22に設けられたピン23が摺動自在に嵌
め込まれている。またリングプレート22は裏板
8の外周部に沿つて設けられ第2図示の回転軸2
の囲りに回動自在としてある。24はデイフユー
ザ裏板8に埋め込み回動自在としたピボツトピン
であり、このピボツトピン24にデイフユーザベ
ーン20のインペラ4側の端部が固着されてい
る。このように構成されたデイフユーザ部25で
のガスタービンの定格点出力時におけるデイフユ
ーザベーン20の位置が実線Aで示されている。
いま、このAの状態から、リングプレート22を
時計方向に回動させることによりデイフユーザベ
ーン20を破線で示すCの位置に向つて動かした
とすると、ベーン20の間に形成されている流出
通路9が狭められることとなり、空気の流量を絞
ることができる。デイフユーザベーン20のCの
位置は例えばガスタービンの無負荷点における好
適のノズル翼の姿勢である。
第5図は、可変式としたタービンノズルのノズ
ル翼の一例を示す。ここで、26はノズル部12
に設けられた可変式のノズル翼であり、ノズル翼
26はノズル背板27の回動自在としたピン28
に取付けられている。また、実線で示されるノズ
ル翼26の位置はタービンの定格点出力における
ノズル翼26の好適な姿勢を示す。このAの位置
からピン28を時計方向に回動させることにより
ノズル翼26を破線で示すCの位置に可変するこ
とができる。ノズル翼26のCの位置は、例え
ば、タービンの無負荷点に好適なノズル翼26の
姿勢を示すもので、このようなノズル翼26の時
計方向への回動により流入通路14を狭め、以
て、タービンロータ10に流入するガスの流量を
絞ることができる。
次いで、遠心圧縮機1の特性および圧縮機1と
タービン3のマツチングの問題点について説明す
る。
第6図は遠心圧縮機1の特性曲線を示すもの
で、ここで、横軸は修正流量G*、縦軸は圧力比
πであり、またパラメータとして修正回転数N*
が示されている。
第6図においてAで示される曲線群はガスター
ビンが定格状態で運転されているときの圧縮機1
の特性曲線を示すもので、曲線のうち一点鎖線U
は本例における運転線である。すなわち、ガスタ
ービンの運転状態において圧縮機1はこの運転線
U上の何れかの作動点で作動していることを示
す。また、破線はサージング線Sであり、このサ
ージング線Sより左側ではサージングが発生して
圧縮機1は運転不能となる。
そこで、いま第4図に示したような可変式デイ
フユーザベーン20を第4図中のAの位置からC
の位置に向けて変化させていくと、ベーン20の
変化角度に応じてデイフユーザ部25における流
量が低減していき、第6図においてAで示される
特性曲線は、例えば低負荷点ならB、無負荷点な
らCで示される特性曲線のように変化してゆく。
なお曲線群BおよびCにおいて一点鎖線ならびに
破線はそれぞれの状態における運転線(UB、
UC)ならびにサージング線(SB、SC)を示す。
しかしながら、タービン3のノズル翼13が可
変でない限り、タービン3の特性の方が変わらな
い。そこで、このようにデイフユーザベーン20
のみを可変式となして、ノズル翼13が可変でな
い場合には、圧縮機1から燃焼器15に向けて流
出する空気の流量に絞られて低減しているにもか
かわらず、タービン3は元の流量に適した運転特
性で運転されてしまい、圧縮機とタービン3とが
マツチングできないことになる。すなわち、エン
ジンは運転不能状態に陥るか、または仮に運転状
態を保持し得たとしても極めて効率の悪い状態と
なる。このようなガスタービンにおけるマツチン
グの問題から、圧縮機1においてデイフユーザベ
ーン20を変化させると共に、タービン3におい
てもデイフユーザベーン20の変化に対応した流
量が得られるように、可変ノズル翼26を同時に
採用することが必要となる。
ここで、圧縮機1およびタービン3の特性に影
響を及ぼす流量の変化は、デイフユーザベーン2
0およびノズル翼26の翼角を変化させ、これに
より、デイフユーザ部25およびノズル部12に
おけるスロート面積をそれぞれ変化させることに
より行つている。第7図には、ガスタービンの
種々の運転状態でマツチングするようなデイフユ
ーザ部25におけるスロート面積とノズル部12
におけるスロート面積との相対関係を示した。こ
こで横軸はノズル部12におけるスロート面積
(%)を示し、縦軸はデイフユーザ部25におけ
るスロート面積(%)を示す。なおAは定格点、
Cは無負荷点を示す。
すなわち、このように圧縮機1およびタービン
3を共に可変機構となして、しかも、圧縮機1の
デイフユーザベーン20の翼角を、第7図に示す
ように、タービン3のノズル翼26の翼角に対応
して変位させ、以てデイフユーザ部25における
スロート面積が、常に、運転条件に応じてノズル
部12におけるスロート面積に対応する如く変化
させることによつて、低負荷点または無負荷点に
おいてさほどエンジン効率を低下させることな
く、ガス流量、すなわち必要燃料流量を絞ること
ができ、以て燃料消費量を低減することができ
る。
しかしながら、このような可変機構が圧縮機1
およびタービン3に構成されたとしてもなお次の
様な問題点がある。今、ガスタービンを定格運転
し、圧縮機1が第6図のAに示す運転線U上のあ
る運転点で運転されているものとする。ここで、
減速しようとする場合に、ノズル翼26をベーン
20よりも早く閉じたり、逆に加速時にベーン2
0をノズル翼26よりも早く開いたりすると、圧
縮機1の運転点がサージング線5の左側に移行し
てしまうのでサージングが発生してしまう。すな
わち、圧縮機1およびタービン3の制御装置にお
いては上述したような動作が起らないような配慮
がなされないとエンジンを破損に至らしめる虞れ
があつた。
本発明の目的は、このような問題点に着目し
て、圧縮機1とタービン3とに可変機構を設けて
制御するにあたり、過渡状態において圧縮機のデ
イフユーザベーンが行う変位動作とタービンのノ
ズル翼が行う変位動作との間に極く僅かな時間的
遅れを持たせることにより過渡時に発生するサー
ジングを防止するようにしたガスタービンの制御
装置を提供することにある。
以下に図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
第8図は本発明の一実施例を示すもので、ここ
で30はガスタービンエンジンである。ガスター
ビン30において、31は可変式ベーンを有する
圧縮機1のデイフユーザベーン駆動装置であり、
32は可変式ノズル翼を有するタービン3のノズ
ル翼駆動装置である。これらの駆動装置31およ
び32は電動モータまたは電動油圧サーボバルブ
を用いた油圧回路で構成できる。また、ベーンお
よびノズル翼の可変機構としては例えば第4図お
よび第5図で示したようなものを用いる。
33はガスタービンエンジンの燃料供給装置で
あり、例えば燃料制御機構を有する燃料噴射弁
(図示せず)等で構成し、マイクロコンピユータ
等で構成した駆動信号発生手段としてのコントロ
ーラ34からの指令信号を受けて、第1図に示し
た燃焼器15に送る燃料流量等を制御する。35
は運転状態検出装置であり、例えばエンジン30
におけるタービン回転数や所要部の温度等を検出
し、それらの検出信号をコントローラ34に供給
する。36はエンジン30に送出する加減速の指
令信号を発生させる回転数指令信号発生装置(以
下で指令装置と呼ぶ)である。指令装置36は例
えば自動車ではアクセルペダルである。すなわ
ち、このアクセルペダルの踏み代に応じてエンジ
ンの目標回転数に対応する指令信号を差動増幅器
37に向けて出力する。差動増幅器37には圧縮
機回転数検出器38からの回転数検出出力と指令
装置36からの指令信号とを入力し、その差出力
ΔNを取り出す。この差出力ΔNをコントローラ
34に供給することによつてコントローラ34で
は燃料供給信号を発生し、この供給信号を燃料供
給装置に出力する。このとき、同時にコントロー
ラ34では運転状態検出装置35からの信号と差
出力ΔNに基づきデイフユーザベーン20および
ノズル翼26の角度設定の駆動信号を発生してこ
れをデイフユーザベーン駆動装置31およびノズ
ル翼駆動装置32に向けて出力する。これによ
り、加速時にはベーン20おびノズル翼26が開
く方向に駆動され、減速時には逆に絞る方向に駆
動される。
一点鎖線で囲んで示すブロツク39は、エンジ
ン30の過渡状態において、デイフユーザベーン
20の変位動作とノズル翼26の変位動作との間
の時間遅れを持たせるために設けた過渡制御装置
である。この過渡制御装置39は遅延回路40と
41および二連スイツチ42ならびにスイツチ作
動信号発生回路43によつて作動するスイツチ駆
動装置44を有する。ここで、遅延回路40およ
び41の各遅延時間は、デイフユーザベーン20
およびノズル翼26をそれぞれ駆動する駆動装置
31および32の動特性をそれぞれ勘案し、実験
等によつて得られた最適値に設定しておく。
スイツチ作動信号発生回路43は加減速判断手
段としての比較回路を有する信号発生回路であ
り、エンジンの加減速を判断してスイツチ42の
切換えを行う信号を発生する。すなわち、回路4
3には比較信号として加速時用のΔNACおよび減
速時用のΔNDEを予め設定しておく。かくして差
動増幅器37から差出力ΔNが入力すると、この
差出力ΔNを比較信号ΔNACおよびΔNDEと比較し
て、 ΔN>ΔNAC>0の場合は加速状態と判断し、 ΔN<ΔNDE<0の場合は減速状態と判断して
スイツチ作動装置44に作動信号を送る。
作動信号を供給されたスイツチ作動装置44に
あつて、作動信号が加速の判断に基づくものであ
れば、二連スイツチ42の2つの可動接点42D
および42Tを、第8図に示す如く、接点DSA
およびTSAに接触させるように回動させ、作動
信号が減速の判断に基づくものであれば可動接点
42Dおよび42Tを接点DSBおよびTSBに接
触させるように回動させる。
このように構成した過渡制御装置39におい
て、コントローラ34からデイフユーザベーン駆
動装置31に送られる駆動信号DSは遅延回路4
0を介してスイツチ42の接点DSAに供給され
ると共に接点DSBにも供給される。また、コン
トローラ34からタービンノズル翼駆動装置32
に向けての駆動信号TSは遅延回路41を介して
スイツチ42の接点TSBに供給されると共に接
点TSAにも供給される。
そこで、このような過渡制御装置39を設けた
ガスタービンエンジン30において加速が行われ
る場合には、差動増幅器37によつて発生した差
出力によりコントローラ34から燃料供給装置3
3に燃料流量を増加させる供給信号が送られると
同時に、駆動装置31および32に向けてはそれ
ぞれ差出力ΔNに見合つたデイフユーザ20およ
びノズル翼26の駆動信号DSおよびTSが送られ
る。このとき、スイツチ作動信号発生回路43で
は、ΔN>ΔNAC>0による加速判断に基づいた
作動信号がスイツチ作動装置44に送られるの
で、作動装置44はスイツチ42の可動接点42
Dおよび42Tを回動してそれぞれ接点DSAお
よびTSAに接続する。よつて、まずタービン3
のノズル翼26が信号TSによつて開く方向に変
位し、設定した時間遅れの後圧縮機3のデイフユ
ーザベーン20が信号DSによつて開く方向に変
位する。
また、ガスタービン30において減速が行われ
る場合には、同様にして、供給燃料の流量が低減
されると同時に、駆動装置31および32に向け
ては、差出力ΔNに見合うだけデイフユーザベー
ン20およびノズル翼26を絞る方向に駆動する
駆動信号が送られる。また、スイツチ作動信号発
生回路43では、ΔN<ΔNDE<0による減速判
断に基づいた駆動信号がスイツチ作動装置44に
供給されて可動接点42Dおよび42Tをそれぞ
れ接点DSBおよびTSBに接続する。よつて、ま
ず圧縮機1のデイフユーザベーン20が信号DS
によつて絞られ、その後所定の時間遅れでノズル
翼26が絞られる。すなわち過渡状態におけるデ
イフユーザベーン20およびノズル翼26の変位
動作が上述したような時間遅れをもつて行われる
ので圧縮機1においてサージングが発生するよう
なことがない。
次にコントローラ34からデイフユーザベーン
駆動装置31およびノズル翼駆動装置32に供給
する駆動信号の発生装置について述べる。第9図
はコントローラ34に組み込まれるかかる駆動信
号発生装置の一例を示すもので、ここで50およ
び51は関数発生器である。関数発生器50は、
圧縮機1の回転数Nと回転数Nに対応する好適な
デイフユーザベーン20の姿勢を示す角度との関
係に基いた出力特性を有し、コントローラ34で
は、得られた回転数検出信号を関数発生器50に
入力させることにより、過度時における最適なデ
イフユーザベーン角度に変位させる駆動信号をデ
イフユーザ駆動装置31に供給することができ
る。
更に、関数発生器50で得られたデイフユーザ
ベーン角度信号を関数発生器51に入力させる。
関数発生器51は、いかなる運転状態にあつても
圧縮機とタービンとが適切にマツチングするよう
に定めたデイフユーザベーン角度とタービンノズ
ル翼角度との関係に基いた出力特性を有する。よ
つて、関数発生器51では、入力したデイフユー
ザベーン20の角度を対応するノズル翼26のマ
ツチングに好適な角度が得られ、コントローラ3
4では同様にして、ノズル翼26の角度を変位さ
せる駆動信号をノズル翼駆動装置32へ供給す
る。
第10図は駆動信号発生装置の他の実施例を示
すもので、ここで60および61は関数発生器で
ある。本例では、関数発生器60が圧縮機回転数
Nと回転数Nに対応する好適なデイフユーザベー
ン20の角度との関係に基いた出力特性を有し、
また、関数発生器61が圧縮機回転数Nと回転数
Nに対応する好適なタービンノズル翼26の角度
との関係に基いた出力特性を有するようになし、
これらの関数発生器60および61を並列にして
用いる。すなわち、コントローラ34に入力する
回転数検出信号を関数発生器60および61に同
時に供給して、それぞれの関数発生器60および
61から圧縮機回転数に見合うデイフユーザベー
ン20およびノズル翼26の角度を得るようにし
たもので、このような関数発生器を用いても同様
にしてコントローラ34から過渡時における駆動
装置31および32への駆動信号が得ることがで
きる。
以上説明してきたように、本発明によれば、ガ
スタービンエンジンの加減速を検出し、加速時に
はタービンノズル翼を開く方向に駆動してから所
定の時間遅れでデイフユーザベーンを開く方向に
駆動し、減速時にはデイフユーザベーンを閉じる
方向に駆動してから所定の時間遅れでタービンノ
ズル翼を閉じる方向に駆動するようにしたので、
圧縮機およびタービンに可変機構を有するガスタ
ービンエンジンの運転過渡時において、圧縮機の
サージング発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスタービンエンジンの構成の
概要を示すブロツク図、第2図はその遠心圧縮機
のインペラとデイフユーザの構成の一例を示す正
面図、第3図はその半径流タービンのタービンロ
ータとタービンノズル部との構成の一例を示す線
図、第4図は従来の可変式デイフユーザベーンを
有するデイフユーザ部の可変機構の一例を示す線
図、第5図は従来の可変式ノズル翼を有するター
ビンノズル部の可変機構の一例を示す線図、第6
図は圧縮機の特性曲線図、第7図はベーンデイフ
ユーザ部のスロート面積とタービンノズル部のス
ロート面積の好適な相対関係の一例を示す線図、
第8図は本発明ガスタービン制御装置の構成の一
例を示すブロツク図、第9図および第10図はそ
れぞれその駆動信号発生部の構成の一例を説明す
る説明図である。 1……圧縮機、2……軸、3……タービン、4
……インペラ、5……デイフユーザ部、6……羽
根、7……デイフユーザベーン、8……裏板、9
……流出通路、10……タービンロータ、11…
…動翼、12……タービンノズル部、13……ノ
ズル翼、14……流入通路、15……燃焼器、1
6,18……軸、17……減速機、19……負
荷、20……デイフユーザベーン、21……スロ
ツト、22……リングプレート、23……ピン、
24……ピポツトピン、25……デイフユーザ
部、26……ノズル翼、27……背板、28……
ピン、30……ガスタービンエンジン、31,3
2……駆動装置、33……燃料供給装置、34…
…コントローラ、35……運転状態検出装置、3
6……指令装置、37……差動増幅器、38……
圧縮機回転数検出器、39……過渡制御装置、4
0,41……遅延回路、42……二連スイツチ、
42D,42T……可動接点、43……スイツチ
作動信号発生回路、44……スイツチ駆動装置、
DS,TS……駆動信号、DSA,TSA,DSB,
TSB……接点、50,51,60,61……関
数発生器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可変式デイフユーザベーンを有する圧縮機
    と、可変式ノズル翼を有するタービンと、前記可
    変式デイフユーザベーンおよび前記可変式ノズル
    翼をそれぞれ駆動するベーン駆動装置およびノズ
    ル翼駆動装置とを備えたガスタービンエンジンの
    制御装置において、ベーン駆動信号およびノズル
    翼駆動信号を取り出して前記ベーン駆動装置およ
    びノズル翼駆動装置にそれぞれの信号を供給する
    駆動信号発生手段と、前記ガスタービンエンジン
    の加速および減速を判断する加減速判断手段と、
    該加減速判断手段によつて加速と判断されたとき
    には、前記ノズル翼駆動信号を前記ノズル翼駆動
    装置に供給した後に所定遅延時間をおいて前記ベ
    ーン駆動信号を前記ベーン駆動装置に供給し、減
    速と判断されたときには、前記ベーン駆動信号を
    前記ベーン駆動装置に供給した後に所定遅延時間
    をおいて前記ノズル翼駆動信号を前記ノズル翼駆
    動装置に供給する過渡制御装置とを有し、加速時
    には前記ノズル翼および前記ベーンを開くように
    し、減速時には前記ベーンおよび前記ノズル翼を
    絞るようにしたことを特徴とするガスタービンエ
    ンジンの制御装置。
JP1376481A 1981-02-03 1981-02-03 Control device of gas turbine engine Granted JPS57129226A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1376481A JPS57129226A (en) 1981-02-03 1981-02-03 Control device of gas turbine engine

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