JPS63194659A - 内視鏡装置用椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は例えば医療用の内視鏡を使用する場合に用い
られる内視鏡装置用椅子に関する。

［従来の技術］ 一般的な医療用内視鏡は、その挿入部を体腔内に挿入し
て操作部に設けられた接眼部より、上記挿入部の先端側
の部位を観察することができる。

このように構成された内視鏡は、その操作部がら挿入部
にかけて設けられた鉗子チャンネルを介して、各種の処
置具を体腔内に挿入して外部より直接治療を行なうこと
ができるよう構成されている。

また、特開昭５５−１３８４３６号公報に示されるよう
に、上記接眼部に内視鏡用カメラを装着して、体腔内を
撮影するものもある。このように内視鏡を操作するとと
もに、各種の内視鏡用装置を操作する場合には、上記内
視鏡の操作部の他に別体にフットスイッチ等が設けられ
、手による操作を助ける構造をとっていた。そして、こ
のようなフットスイッチは床に単に配置され、内視鏡使
用者が立った状態で足をっがって操作するよう構成され
ていた。

また、内視鏡用装置としての例えば電光源やビデオプロ
セッサー等の周辺装置のスイッチは不動の位置に設置さ
れたその周辺装置の操作パネルに設けられていることが
多かった。

［発明が解決しようとする問題点］ このように、内視鏡には内視鏡本体に設けられた各種ス
イッチの他に操作性を向上させる例えばフットスイッチ
等が設けられている。しかし、このフットスイッチは単
に床上に置かれて使用するものであるため、診察および
治療中に顛繁に移動する使用者の足下で邪魔になり、不
用意な誤操作の原因になる危険性があった。また、各種
周辺装置等は上記内視鏡本体と別体に、不動の位置に設
置されているため、使用者は操作のたびに周辺装置の処
まで行かなければならなかった。

さらに、使用者は内視鏡の観察位置を保持しながら診断
や治療をするため、疲労しやすく、椅子に座って作業を
行なうことが望ましいが、上述のように各種スイッチの
操作のため動作が煩雑であり、椅子に座ることで使用時
の疲労を軽減することができないという事情があった。

この発明は上記事情に着目してなされたものであり、内
視鏡用装置のスイッチ操作を術者が椅子に座ったままで
きるようにすることで使用者の疲労を軽減するとともに
、使用者を煩雑な作業から開放することで作業に専念で
きる内視鏡装置用椅子を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段及び作用コこの発明は、
本体に内視鏡のスイッチを付設することにより、内視鏡
の使用者が椅子に腰掛けたまま患者に対して診察および
治療を行うことができ、また、使用者の煩雑な移動を低
減できる内視鏡装置用椅子にある。

［実施例］ 以下この発明における各実施例を第１図乃至第７図を参
照して説明する。

第１図に示されるのはこの発明における第１実施例であ
り、図中における１は内視鏡装置用椅子の本体である。

この本体１における座部２の下部には後述する電光源３
が設けられ下方でこの座部２と電光源３を固定的に支え
る支柱４および、この支柱４を床に対して移動自在に支
持するベース５が設けられている。このベース５の下部
には複数のキャスター６・・・が設けられている。

そして、上記内視鏡用装置の本体としての電光源３には
内視鏡７のユニバーサルコード７ａの端部に設けられた
コネクタ８が接続されることで照明光の伝達や情報の交
換を行なう。また、このコネクタ８の接続部３ａが設け
られた電光源３の一側面には操作パネル９が設けられ、
この操作パネル９には電光源３を操作するスイッチ９ａ
が設けられている。

また、この操作パネル９ａの前部には上記本体１の幅方
向に突出する支持部１０が設けられている。この支持部
１０には支持柱１１が支持されており、この支持柱１１
の中途部にはＬ字状に折曲されたアーム１２の端部が支
持柱１１の周方向に回動および軸方向に摺動可能に固定
されている。

そして、このアーム１２の先端にはスイッチボックス１
３が設けられている。

また、上記ベース５にはフットスイッチ１４゜１４が設
けられて使用者の足下に位置するようになっている。こ
のように内視鏡装置用椅子の本体１に対してフットスイ
ッチ１４を付設することにより使用者等の歩行移動時に
このフットスイッチ１４が足下、で邪魔になることを防
止できるとともに、誤操作の危険性を低減できる。

そして、これら各種スイッチは、その操作頻度によって
設けられる位置が考慮されている。

つまり、上記操作パネル９に設けられる操作スイッチは
一度セットしておけばよいという程度の使用頻度の低い
ものであり、例えばメインスイッチ、送気量、非常灯切
換え等のスイッチである。

また、上記スイッチボックス１３には比較的使用頻度の
高いものが設けられる。例えば、光量調整、自動調光等
のスイッチが設けられる。

さらに、上記フットスイッチ１４は上記スイッチボック
ス１３と同様に使用頻度の高いスイッチが設けられると
ともに、両手で内視鏡を操作しながら操作することが必
要な例えば撮像装置や記録装置におけるレリーズ等のト
リガースイッチが設けられる。これら操作頻度の高いス
イッチは内視鏡７の操作部７ｂに設けられる場合が多い
が、内視鏡７の操作状態や両手を他の操作に使っている
場合等には双方のスイッチを併用することにより操作を
容易にすることができる。そして、この内視鏡装置用椅
子に着座したまま使用者が移動しても各種スイッチが、
この椅子の本体１に設けられているため常に使用者に対
して同じ位置にあり従来構造に比較して操作性を向上で
きる。さらに、座部２に使用者が腰掛けて内視鏡を操作
できるため従来に比較して内視鏡操作時の疲労を著しく
低減できる。

また、入出力コード１５はカールコードで形成されてお
り、電源供給や他の周辺装置等の信号ケーブルに使用で
きる。そして、上記本体１の移動時にはカールコードで
形成されているため邪魔にならない。

なお、上記内視鏡用装置の本体としての電光源３を固体
撮像装置内蔵の電子内視鏡に用いられるビデオプロセッ
サーとしたもの等も含まれる。この場合上記撮像装置や
記録装置のレリーズにはフリーズも追加される。

、　以下第２図を参照して第２実施例の説明をするが、
その基本的構造は第１実施例と略同様のため同一構成部
分に関しては同一符号を付して説明の重複を避ける。

図中において１は内視鏡装置用椅子の本体であり、この
本体１の座部２におけるすぐ下部には内視鏡用装置の本
体としてのレーザ焼灼装置１６が設けられている。

そして、このレーザ焼灼装置１６には内視鏡７の図示し
ない鉗子チャンネルに挿通されるレーザプローブ１７が
接続されている。また、このレーザ焼灼装置１６のトリ
ガースイッチはベース５（；管部自在に設けられたフッ
トスイッチ１４であり、その他の各種スイッチは上記内
視鏡用装置の本体としてのレーザ焼灼装置１６の操作パ
ネル１８に設けられている。また、上記レーザ焼灼装置
１６には電源の供給およびアースコードとして入出力コ
ード１’ｌ（？ｌ続されている。

また、上記フットスイッチ１４とレーザ焼灼装置１６は
接続コード２０によって接続されている。

また、上記フットスイッチ１４はベース５から外すこと
ができるため使用者が例えば内視鏡装置用椅子の本体１
からはなれて立った状態でレーザ焼灼装置１６を操作す
る場合でも、上記フットスイッチ１４を使用者の足下に
配置させることが容易である。

なお、上記内視鏡用装置の本体としてのレーザ焼灼装置
１６を高周波電源としてもよく、この場合は上記レーザ
プローブ１７を高周波スネアとする。また、内視鏡７の
操作部７ｂもしくは操作部７ｂ近傍を支える図示しない
ホルダーを本体１に対して設けるものも含まれる。さら
に、上記座部２の材質は滑りにくいものがよく、凹凸等
を設けて滑りにくい構造としたものも含まれる。

以下この発明における第３実施例を第３図を参照して説
明するが、上記各実施例と同一構成部分に関しては同一
符号を付して説明を省略する。

図中において１は内視鏡装置用椅子の本体であり、この
本体１における座部２の下部には内視鏡用装置のコント
ロールボックス２１が設けられている。このコントロー
ルボックス２１には内視鏡用装置のスイッチ２１ａが設
けられている。ここで、上記座部２はベース５に対して
周方向に回動自在に設けられている。また、上記コント
ロールボックス２１には入出力コード２２．２３が接続
されている。この入出力コード２２．２３は内視鏡用装
置の本体としての周辺装置２４．２５にそれぞれ接続さ
れている。

また、ベース５にはフットスイッチ１４が設けられて、
接続コード２６によって上記コントロールボックス２１
に接続されている。

また、上記座部２には着座部分に図に示すような凹部２
７を設けて、使用者が着座した状態で容易に座部２の回
動移動を確実にコントロールできるよう構成されている
。

そして、図に示すように、使用者が内視鏡７の視野方向
を変えるために内視鏡７を例えば矢印入方向へ回動しよ
うとする場合、使用者は体をねじる状態になるが、上記
座部２とベース５が回動自在なので容易に体をねじるこ
とができる。

さらに、上記座部２とベース５には双方をロックする図
示しないロック機構が設けられて、本体１ごとキャスタ
ー６・・・を介して床上を回動させることもできる。

このように構成することで、椅子を移動させずに使用す
る場合に座部２のみが回転できるので操作性を向上でき
る。

以下第４図を参照してこの発明の第４実施例を説明する
が、上記各実施例と同一構成部分に関しては同一符号を
付して説明を省略する。

図中において１は内視鏡装置用椅子の本体であり、この
本体１の座部２は支柱４によって回動自在に支持されて
おり、この支柱４は下部にキャスター６・・・を有する
ベース５によって支持されている。そして、上記座部２
は、略自転車のサドル状に形成されて両足の側面を座部
２に接して着座できるので容易に回動をコントロールで
きるよう構成されている。

また、上記座部２の一側部には支持部１０が設けられ、
この支持部１０には支持柱１１が設けられている。そし
て、この支持柱１１の中途部には例えば水平方向へＬ字
状に折曲されたアーム１２の端部が上記支持柱１１の軸
周方向に回動および軸方向に摺動可能に固定されている
。さらに、上記アーム１２の先端部には表示パネル２７
が設けられている。この表示パネル２７には例えば図示
しない内視鏡用装置のスイッチ２８やモニターおよび表
示部等が設けられている。また上記ベース５にはフット
スイッチ１４．１４が設けられて、図示しない内視鏡用
装置を操作するように構成されている。

以下第５図を参照してこの発明における第５実施例につ
いて説明するが、上記各実施例と同一構成部分に関して
は同一符号を付勢て説明を省略する。

図中における２は内視鏡装置用椅子の本体１に設けられ
た座部であり、この座部２は伸縮可能な例えば矩形状の
支柱４に支持されて、使用者の足の長さや、図示しない
ベッドの高さに合せて調節できるよう構成されている。

また、上記座部２はおしりの半分ぐらいがのる程度の寸
法に形成されている。また、この座部２の着座部分には
凹部２９が設けられて、その外側部には枠状に凸部３０
が設けられている。この凹部２９および凸部３０によっ
て着座時の安定性を向上している。

また、ベース５の外側先端にはプレート状の足掛は部３
１が設けられている。この足掛は部３１の上面には滑り
止めが施されており、内視鏡７を操作しながら本体１を
引寄せる場合にも使用できる。

さらに、上記ベース５の支柱４付近には円柱状の足乗せ
部３２が設けられるとともに、同ベース５の先端側には
フットスイッチ１４が設けられている。そして、このフ
ットスイッチ１４を操作する場合には上記足乗せ部３２
に、かかとを乗せて爪先で操作して、操作の準備中には
足乗せ部３２に足を乗せておくこともできる。そして、
移動時においても常にフットスイッチ１４に爪先がとど
く位置にかかとを維持できる。

このように構成することで、例えば胃の集団検診等のよ
うに多数の患者を診察し、頻繁に移動しなければならな
い場合や、例えば色素内視鏡検査をする場合のように長
時間を要する場合等において、短時間の着座が容易であ
るため従来に比較して疲労度を著しく低減できる。

また、本体１が小形に形成されているため片足で引寄せ
ることができ、患者に挿入された内視鏡７の操作に影響
を与えることなく着座することができる。

さらに、着座状態においても腰掛けていない方の足が自
由な状態なので、本体１の移動や回動が容易で確実であ
る。

なお、上記座部２に凹部２９および凸部３０が設けられ
なくてもよくこの場合には、座部２と足掛は部３１は互
いに回動可能に設けてもよい。

以下この発明における第６実施例を第６図を参照して説
明する。

図中において３３は診察や治療時に患者が使用するベッ
ドであり、このベッド３３の一側に設けられた脚部３４
．３５の間にはレール体３６の両端が固定されている。

そして、このレール体３６の中途部にはこのレール体３
６に沿って摺動する摺動支持部３７が設けられている。

この摺動支持部３７には伸縮自在なアーム３８の一端部
が一定角度回動できるように枢支されている。さらに、
このアーム３８の他端部には上部に座部３９が回動自在
に設けられた支柱４０が固定されている。そして、この
支柱４０は上下方向に伸縮可能であり下端にはキャスタ
ー６が設けられている。そして、それぞれの伸縮部およ
び回動部には図示しないロック機構が設けられている。

さらに、上記アーム３８の中途部には内視鏡用装置のス
イッチとしてのフットスイッチ４１が設けられている。

このように、ベッド３３に設けられる椅子に対して摺動
部分および回動部分を設け、さらに、これら摺動部分お
よび回動部分にロック機構を設けることで使用者が移動
方向を自由に選択でき、また任意の位置に固定して使用
できる。

なお、上記ロック機構は電気的な遠隔操作によるもの等
も含まれる。

以下第７図を参照してこの発明における第７実施例につ
いて説明する。

図中において４２は内視鏡装置用椅子の本体であり、こ
の本体４２は略コ字状に折曲して形成された脚部４３．
４３が設けられている。そして、この脚部４３．４３に
レール４４の両端が固定されて、このレール４４の中途
部にはこのレール４４に沿って摺動自在な摺動支持部４
５が設けられている。この摺動支持部４５には上下に伸
縮可能な支柱４６が設けられており、この支柱４６の上
端には回動可能な座部４７が設けられている。

そして、上記摺動支持部４５にはアーム４８の一端が固
定されており、このアーム４８の他端には内視鏡用装置
のスイッチとしてのフットスイッチ４９が設けられてい
る。そして、図中において５０は患者が使用するベッド
である。

このように構成することにより、第６実施例に比較して
自由度が低下するが足下に障害物がない内視鏡装置用椅
子を提供できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば内視鏡用装置の
スイッチを椅子本体に付設することで、内視鏡使用者が
内視鏡の操作中に椅子ごと移動しても、使用者に対して
各種スイッチが常に手近な位置にあり、従来煩雑になり
がちであった内視鏡用装置におけるスイッチの操作を著
しく容易にできる。そして、各種スイッチが使用者の椅
子に設けられることでスイッチが邪魔になることがなく
誤操作を防止できる。さらに、使用者の必要移動量が軽
減され、内視鏡の操作を着座状態のまま継続できるよう
構成することで、使用者の疲労を従来に比較して著しく
低減する内視鏡装置用椅子を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図はこの発明における各実施例であり、
第１図は第１実施例を示す斜視図、第２図は第２実施例
を示す斜視図、第３図は第３実施例を示す斜視図、第４
図は第４実施例を示す斜視図、第５図は第５実施例を示
す斜視図、第６図は第６実施例を示す斜視図、第７図は
第７実施例を示す斜視図である。 ３・・・電光源（内視鏡用装置）、９ａ・・・スイッチ
。 出願人代理人　弁理士　坪井　　淳 第２図 第３図 第４図 第５図 第　６図 第７図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）術者が座りながら操作できる位置に内視鏡用装置
   のスイッチを付設したことを特徴とする内視鏡装置用椅
   子。
2. （２）内視鏡用装置を電光源としたことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の内視鏡装置用椅子。
3. （３）上記内視鏡用装置の本体を椅子本体に付設したこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の内視鏡装置
   用椅子。
4. （４）上記スイッチは上記内視鏡用装置の操作パネルに
   あるスイッチであることを特徴とする特許請求の範囲第
   ３項記載の内視鏡装置用椅子。