JPS6319463A - 揺動開閉窓の付勢装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、窓枠の開口を開閉する窓板の一縁を窓枠に蝶
着した揺動開閉窓においてその窓板を開窓方向に付勢す
る装置に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点窓枠の開
口を開閉する窓板の一縁を窓枠に蝶着した揺動開閉窓に
おいて、その窓板を開窓方向に付勢する方法の１つに、
シリンダ内に収容したロッドをばね弾力やガス圧により
突出する方向に付勢してなる伸縮ステイを窓枠と窓板の
辺縁との間に差し渡して連結し、そのロッドの突出力に
よって窓阪を開窓方向に押圧する方法があるが、窓板に
はロッドの突出力の、窓板の揺動力向と直角をなす方向
の分力が作用するため、窓板を窓枠に蝶着した蝶番の蝶
番軸に径方向の荷重が作用するのであって、これにより
、蝶番が早期に摩耗し易い欠点があり、また、窓板と窓
枠との間に差し渡して連結された伸縮ステイは窓板の開
窓方向への揺動にともなって揺動を生ずるため、揺動し
た伸縮ステイが開窓時に目障りとなる欠点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するための手段として、窓枠
にその窓枠の開口を開閉する窓板の一縁を蝶着し、その
窓仮の蝶着縁と隣り合う辺縁に沿ってアームを配置して
そのアームの前記窓板の蝶着縁側の端部を前記窓枠に軸
支するとともに他方の端部を前記窓板の辺縁にその窓板
を開窓方向に押圧可能に係合させ、シリンダ内に収容し
たロッドを突出する方向に付勢してなる伸縮ステイを前
記窓枠の前記アームを支持した辺縁に沿って配置し、そ
の伸縮ステイの前記シリンダを前記窓枠に固定するとと
もに、前記ロッドの先端に一端を軸支した連結リンクの
他端を前記アームに軸結合し、前記伸縮ステイから突出
する前記ロッドの突出力により前記連結リンク及び前記
アームを介して前記窓板を開窓方向に付勢する構成とし
た。

発明の作用及び効果 本発明の揺動開閉窓の付勢装置は上記構成になり、伸縮
ステイが窓仮に直に連結されていないから、ロッドの突
出力の窓仮に沿った方向の分力によって窓板の蝶番軸に
径方向の荷重が作用することがなく、蝶番が早期に摩耗
するのが防止され、また、伸縮ステイのシリンダを窓枠
に沿って固定し、ロッドの突出力を連結リンクを介して
アームに伝達するようにしたから、窓板が揺動しても伸
縮ステイは揺動しないで窓枠に沿ったままの姿勢を保持
し、これにより、開窓時の外観がすっきりするとともに
雨に曝されて腐食するのが防止される。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図において、１は建物の壁２に嵌着された窓枠であ
って、横方向に複数の窓孔が連設されており、各窓孔に
は夫々ガラス板３を嵌着した窓板５が下縁を窓孔の下縁
部に蝶着して外側への揺動自由に取付けられ、各窓板５
の上縁の左右両側部に滑車６が夫々支持されているとと
もに、各窓孔の上縁に窓板５の各滑車６に対応する転向
滑車がブラケット７により支持されており、一端を窓枠
１の右端部に連結したワイヤロープ８が窓枠１の転向滑
車とこれに対応する窓板５の滑車６との間に掛は渡され
、窓枠１の左方において壁２に支持された滑車１０を凹
曲して下方に垂下され、壁２の下方部の手元位置に設置
された電動の巻取り装置１１に連結されている。各窓板
５の側縁には、一端部に係合ローラ１２が支持されてい
るとともに他端部が斜め角度に屈曲されたアーム１４が
略平行に配置され、その屈曲した部分の端部が窓枠１の
縦枠１６の側面の下端部にピン１７により軸支されてい
るとともに、他端の係合ローラ１２が、窓板５の側徐に
これに沿って固着された断面コ字形の案内部材１８の案
内溝２０内に嵌入されており、また、窓枠１のアーム１
４を支持した縦枠１６の側面には、シリンダ２１内に収
容したピストンロッド２２をシリンダ２１内に充填した
高圧ガスの圧力によりシリンダ２１から突出する方向に
付勢してなる伸縮ステイ２３のシリンダ２１が縦枠１６
に沿って固定され、そのピストンロッド２２の先端には
支持部材２４によって連結ピン２５が支持され、この連
結ピン２５に嵌着されたローラ２６が、シリンダ２１の
下方において縦枠１６に固定された案内部材２８のピス
トンロッド２２と平行な方向の案内溝２７内に嵌入され
ており、ピストンロッド２２の先端部には短尺の連結リ
ンク３０の一端部が連結ピン２５により軸支され、その
他端部がアーム１４の屈曲部にピン３１により軸支され
ており、伸縮ステイ２３のピストンロッド２２の突出力
が連結リンク３０を介してアーム１４に作用することに
より、第２図において、アーム１４がピン１７を中心と
して反時計方向に　　・揺動付勢されており、アーム１
４の係合ローラ１２が窓板５に取付けられた案内部材１
８の案内溝２０の溝面２０ａを押すことにより、窓板５
が開窓方向に付勢されている。

そして、各窓板５が起立して閉窓された状態において、
巻取り装置１１からワイヤローブ８を繰り出すと、第２
図において、ピストンロッド２２の先端部がローラ２６
と案内部材２８によりガイドされて下方に移動し、連結
リンク３０を介してアーム１４が開窓方向に揺動するの
であって、アーム１４はその係合ローラ１２が窓板５に
取付けられた案内部材１８の案内溝２０の溝面２０ａを
触転しながら押圧して揺動するため、窓板５がアーム１
４ととも揺動して、第１図に示すように開窓され、また
、この開窓状態において、巻取り装置１１によりワイヤ
ロープ８を巻き取ると、各窓板５が各アーム１４の開窓
方向への揺動力に抗して窓枠１に引き寄せられて閉窓さ
れるのであって、この場合にも、アーム１４の係合ロー
ラ１２が案内溝２０の溝面２０ａと触転しながら案内溝
２０内を移動する。

本実施例においては、各窓板５がアーム１４を介して開
窓方向に付勢されているため、窓板を伸縮ステイ２３の
ピストンロッド２２の先端に直接に連結して付勢するよ
うにした場合のように、ピストンロッド２２の突出力の
窓板５に沿った方向の分力が窓板５の蝶番軸の径方向に
作用することはない。

なお、本実施例においては、アーム１４の一端を窓枠ｌ
に軸支したピン１７が窓板５の蝶番軸と同軸上でないこ
とにより生ずる窓板５及びアーム１４の揺動にともなう
アーム１４の他端部の窓板５に対する相対的移動を許容
するために、アーム１４の端部に係合ローラ１２を軸支
するとともにこの係合ローラ１２を嵌入する案内部材１
８を窓板５に取付けて、窓板５及びアーム１４の揺動に
ともなって係合ローラ１２が案内溝２０内を触転するよ
うにしたのであるが、アーム１４のピン１７を窓板５の
蝶番軸と同軸上に支持することによりアーム１４及び窓
板５の揺動中心を一致させる場合には、アーム１４の他
端部を窓枠５に固定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した窓の全体斜視図、第２図は付
勢装置の作動状態を示す正面図、第３図は付勢装置の取
付関係を示す一部断面図である。 １：窓枠　５：窓板　１２：係合ローラ　１４：アーム
　１８：案内部材　２１ニジリンダ２２：ピストンロッ
ド　２３：伸縮ステイ　３０：連結リンク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 窓枠に該窓枠の開口を開閉する窓板の一縁を蝶着し、該
   窓板の蝶着縁と隣り合う辺縁に沿つてアームを配置して
   該アームの前記窓板の蝶着縁側の端部を前記窓枠に軸支
   するとともに他方の端部を前記窓板の辺縁に該窓板を開
   窓方向に押圧可能に係合させ、シリンダ内に収容したロ
   ッドを突出する方向に付勢してなる伸縮ステイを前記窓
   枠の前記アームを支持した辺縁に沿つて配置し、該伸縮
   ステイの前記シリンダを前記窓枠に固定するとともに、
   前記ロッドの先端に一端を軸支した連結リンクの他端を
   前記アームに軸結合し、前記伸縮ステイから突出する前
   記ロッドの突出力により前記連結リンク及び前記アーム
   を介して前記窓板を開窓方向に付勢する構成としたこと
   を特徴とする揺動開閉窓の付勢装置