JPS63194186A - 冶金炉補修用吹付パイプの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明ｉま冶金炉補修用吹付パイプ着脱式自動吹付装置
に関する。さらに詳細には本発明は、全体としてコンパ
クトで、吹付パイプが着脱自在に構成されている、転炉
、電気炉等の冶金炉の耐火内張り材の補修用吹付パイプ
着脱式自動吹付装置に関する。

従来の技術 製鋼用転炉、電気炉等の不定形耐火物の吹付補修はつぎ
のような方法で行われていた。

（１）吹付作業員が吹付パイプを炉内に装入して行なう
手作業による吹付法。

（２）水冷及び伸縮機構を有する吹付パイプを備えた自
動吹付装置をリモートコントロールにて遠隔操作で吹付
する自動吹付法。

しかしながら（１）の手作業による補修作業は、作業員
が高熱の炉内に長くて重い吹付パイプを装入して吹付を
行う高温環境下での重筋労働である。

（２）の方法では、主に自走式台車に装置が取付けられ
、吹付パイプが水冷され且つ伸縮機構を備え、遠隔操作
による吹付が苛能である。しかしながら装置が大型で、
機構が複雑であり、また高価である。

発明の解決しようとする問題点 上記した従来技術の自動吹付装置は機構が複雑であり、
またその製造原価も高い。

特に、吹付パイプは伸縮機構を備えていても、その収縮
状態でも全長が依然として長く、特に狭い場所での取扱
いおよび運転、操作は複雑で熟練を要する。また、作業
待機時の装置の保管にも広い面積を要する。

さらに、吹付パイプは水冷管に内蔵されているもの５、
摩耗および熱による曲がりのためしばしば長時間作業で
ある交換を要し、その整備、保全も大変である。

従って、本発明の目的は上記の従来技術の問題を解決す
ることにあり、より詳細には簡単な構造の吹付パイプ、
例えば従来から手作業による吹付補修で一般に使用され
ている吹付パイプを使用でき、構造が簡素な冶金炉補修
用吹付パイプ着脱式自動吹付装置を提供することにある
。

さらに本発明の目的は、吹付パイプが装置に着脱自在で
あり、吹付作業開始時に吹付パイプを装置に装着し、遠
隔操作で吹付作業を行い、吹付作業終了時には使用した
吹付パイプを装置から取外せるように構成されたコンパ
クトな冶金炉補修用吹付パイプ着脱式自動吹付装置を提
供することにある。

問題点を解決するための手段 上記した本発明の目的を達成するため、本発明者は種々
の検討を行った結果、本発明を完成したものである。

すなわち、本発明に従う冶金炉補修用吹付パイプ着脱式
自動吹付装置は、補修用耐火材料の供給手段と、該供給
手段に着脱可能な吹付パイプと、該吹付パイプを軸方向
に送り駆動する一対のピンチローラと、該吹付パイプを
挿通包囲する回転ドラムと、該回転ドラムをその軸を中
心として回転駆動子る複数の軸回転用駆動ローラと、該
軸回転用駆動ローラを支持する支持台と、該支持台を軸
支する支柱と、該支持台を傾動する手段とを備え、該回
転ドラムの周方向の一部分は開放可能であり、さらに、
該ピンチローラの支持部分が該回転ドラムと剛構に連結
されて、該回転ドラムの回転により該吹付パイプが軸回
転するよう構成されていることを特徴とする。

本発明の好ましい態様に従うと、上記軸回転用駆動ロー
ラは、該吹付パイプの軸と平行な軸を有するように該回
転ドラムに密着配置されたローラから構成されている。

本発明の補修用吹付パイプ着脱式自動吹付装置に使用す
る吹付パイプは、手作業による補修吹付作業で通常使用
されるものでよい。

さらに、本発明の補修用吹付パイプ着脱式自動吹付装置
はフォークリフトによる移動或いは移動パレットに搭載
されてもよく、または自走する型式やクレーン等で吊り
下げる型式でもよい。

九月 本発明の冶金炉補修用吹付パイプ着脱式自動吹付装置に
おいては、吹付パイプが装置本体に着脱自在であり、取
付は後は、吹付パイプ軸方向の前後進動、吹付パイプ軸
を中心とする正、逆回転、および吹付パイプの傾動を自
動操作できる。このようにして吹付パイプ先端のノズル
の位置を自動的に変更でき、また吹付方向を自動的に変
更することができる。

また、吹付パイプを軸方向に移動させる駆動用ピンチロ
ーラは、−力価が取り外し可能、例えばはね上げ式ピン
チローラで構成されている。従って、装置全体が簡素な
構造をなし、小型化されている。

以下、本発明を添付の図面を参照する実施例の記載によ
り詳細に説明する。

実施例 第１図および第２図はそれぞれ、本発明に従う冶金炉補
修用吹付パイプ着脱式自動吹付装置の１実施例の側面図
および一部断面で示した背面図である。

この吹付装置は、吹付パイプ１を装着した状態で図示さ
れている。図示の如く、吹付パイプ１はスウィーベルジ
ョイント３を介して混合器５に接続されている。混合器
５には材料供給ホース７および水供給ホース９が接合さ
れ、混合器５内で水と補修用耐火材料とが混合される。

混合器５内への水供給量はバルブ１１により調整される
。

吹付装置は、一対のピンチローラ１３．１５と受はロー
ラ１７．１９とを備える支持台２１を有する。これらの
ローラのうち、上側のピンチローラ１３および受はロー
ラ１７ははね上げ式であって、吹付パイプ１を着脱する
ときははね上げる構造となっている。

下側、すなわち固定側のピンチローラ１５はモータ駆動
され、支持板２３上に搭載されている。一方、支持板２
３は、回転ドラム２５に固定され、回転ドラム２５とと
もに回動する構造となっている。

支持台２１には上部開放式カバー２７が取付けられてお
り、内部に回転ドラム２５が収容されている。

第２図に示すように、回転ドラム２５は２個の軸回転用
駆動ローラ２９により支持され、ローラ２９と協働する
押えローラ３１で押えられながら回転駆動される。回転
駆動ローラ２９はギヤ３３を介して図示を省略したモー
タにより回転駆動される。

さらに、回転ドラム２５の周方向の一部分２５ａは、は
ね上げることによってその部分が開放して吹付パイプ１
を回転ドラム２５内に収容し、閉止することによって外
表面が円滑な円筒ドラムを形成する。

第１図に示すように支持台２１からアーム３７が前方に
延び、このアーム３７に先端、すなわち固定側受はロー
ラ１９が支持されている。固定側受はローラ１９の上方
には、はね上げ大麦はローラ１７が配置されて、受はロ
ーラ１９と協働して吹付パイプ１を挟持する。

支持台２１はピン３９を介して支持柱４１に軸支されて
いる。さらに支持台２１は、１端部を支持柱４１に連結
した電動シリンダ４３の他端邪に支持されている。従っ
て、電動シリンダ４３の伸縮動作に従って支持台２１は
ピン３９を中心として傾動する。

支持柱４１はブーム台４５上に回転可能に垂直に支持さ
れ、且つウオームホイール４７を備えている。

ウオームホイール４７は、回転駆動されるウオーム４９
と噛合い、ウオーム４９が回転駆動されると支持柱４１
が旋回するように構成されている。

以上に説明した本発明の冶金炉補修用吹付パイプ着脱式
自動吹付装置の動作を説明する。

吹付パイプの装着方法は、まず、上側のピンチローラ１
３、回転ドラムのはね上げ板２５ａおよび受はローラ１
７をはね上げておく。この状態で吹付パイプ１を上部開
放式カバーの開放部回転ドラム２５内に装入し、ピンチ
ローラ１５および受はローラ１９上にセットする。次い
で上側のピンチローラ１３および受はローラ１７を降下
させ、下側のピンチローラ１５および受はローラ１９の
それぞれで吹付パイプ１を挟持し、回転ドラムはねあげ
板２５ａを閉じる。

吹付パイプの取り外し方法は、回転ドラムはねあげ板２
５ａをはねあげ、次いで上側のピンチローラ１３そして
受はローラ１７をはねあげ、吹付パイプ上方を全て開放
状態にして、ドラムの開放部より取り出す。

吹付パイプ１の軸方向の移動はピンチローラ１５を回転
駆動すること１こよって行なう。すなわち、ピンチロー
ラ１５は上側のピンチローラ１３と協働して吹付パイプ
を挟持し、ピンチローラ１５を回転駆動すると、その回
転方向に吹付パイプ１が前進または後退する。

吹付パイプ１の軸を中心とする回転は軸回転用駆動ロー
ラ２９を駆動することによって行うことができる。すな
わち、軸回転用駆動ローラ２９を回転駆動すると、回転
ドラム２５が回転する。ピンチローラ１３および１５を
支持する支持板２３は回転ドラム２５に固定されている
ので回転ドラム２５とともに回転する。従って、ピンチ
ローラ１３と１５とによって挟持されている吹付パイプ
１が回転する。このようにして吹付パイプ１の先端に設
けられた吹付ノズル５１が回転する。

さらに吹付パイプ１はピン３９を中心として傾動可能で
ある。これは電動シリンダ４３を伸縮駆動することによ
って支持台２１を傾動することによって実現できる。

さらにウオームギア機構４７．４９によって吹付パイプ
ｌを支持柱４１を中心に旋回可能である。すなわち、ウ
オーム４９を回転駆動すると、ウオーム４９と噛合うウ
オームホイール４７を取付けた支持柱４１が自転し、こ
れによって吹付パイプ１が旋回される。

なお、固定側ピンチローラ１５、駆動ローラ２９、電動
シリンダ４３およびウオーム４９は遠隔制御することが
できるのは勿論である。

発朋の効果 以上説明の如く、本発明の冶金炉補修用吹付パイプ着脱
式自動吹付装置は、耐火材料吹付用の吹付パイプを取り
外し自在に装着し、吹付パイプの軸方向の移動および軸
中心の回転、さらには傾動、旋回も簡素な構造で可能と
なっている。特に、吹付パイプは、従来手作業の補修作
業で一般に用いられる吹付パイプでもよく、構造が簡単
で、余分の設備費を必要としない。

本発明の冶金炉補修用吹付パイプ着脱式自動吹付装置は
、コンパクトな構造であり、フォークリフトで移動可能
であり、或いは支持台に車輪を取付けて自走型としても
よく、さらには天井クレーンで吊り下げて移動してもよ
い。

さらに本発明に従う冶金炉補修用吹付パイプ着脱式自動
吹付装置は、転炉、電気炉等の精錬炉の補修用に使用で
きるとともに、各種受鋼、精錬鋼の内張り耐火材の補修
にも使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ、本発明の冶金補修自動
吹付装置の１実施例の側面図および一部断面で示した背
面図である。 （主な参照番号） １・・吹付パイプ、 ３・・スウィーベルジョイント、 ５・・混合器、 １３、１５・・前後進用のピンチローラ、１７、　１９
・・受はローラ、 ２１・・支持台、 ２３・・支持板、　　２５・・回転ドラム、２９・・軸
回転用駆動ローラ、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）補修用耐火材料の供給手段と、該供給手段に着脱
   可能な吹付パイプと、該吹付パイプを軸方向に送り駆動
   する一対のピンチローラと、該吹付パイプを挿通包囲す
   る回転ドラムと、該回転ドラムをその軸を中心として回
   転駆動する複数の軸回転用駆動ローラと、該軸回転用駆
   動ローラを支持する支持台と、該支持台を軸支する支柱
   と、該支持台を傾動する手段とを備え、該回転ドラムの
   周方向の一部分は開放可能であり、さらに、該ピンチロ
   ーラの支持部分が該回転ドラムと剛構に連結されて、該
   回転ドラムの回転により該吹付パイプが軸回転するよう
   構成されていることを特徴とする冶金炉補修用吹付パイ
   プ着脱式自動吹付装置。
2. （２）上記軸回転用駆動ローラは、該吹付パイプの軸と
   平行な軸を有するように該回転ドラムに密着配置された
   ローラから構成されたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の冶金炉補修用吹付パイプ着脱式自動吹付装
   置。