JPS6319265Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6319265Y2
JPS6319265Y2 JP16377483U JP16377483U JPS6319265Y2 JP S6319265 Y2 JPS6319265 Y2 JP S6319265Y2 JP 16377483 U JP16377483 U JP 16377483U JP 16377483 U JP16377483 U JP 16377483U JP S6319265 Y2 JPS6319265 Y2 JP S6319265Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tire
spare tire
spare
house
end panel
Prior art date
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Expired
Application number
JP16377483U
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English (en)
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JPS6070479U (ja
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Publication date
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Priority to JP16377483U priority Critical patent/JPS6070479U/ja
Publication of JPS6070479U publication Critical patent/JPS6070479U/ja
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Publication of JPS6319265Y2 publication Critical patent/JPS6319265Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両のスペアタイヤ保持装置に関
する。
(従来例) 一般にスペアタイヤは、車両の後部に設けたト
ランクルーム内に装備され、その一方式として、、
縦置き式のものがある。
この縦置き方式は、第1図に示すようにトラン
クルーム1内におけるリヤタイヤハウス2とエン
ドパネル3間に対応する個所のフロアを他とは一
段低く形成し、その凹所4にタイヤ下部が余裕を
もつて嵌り込むようにしてスペアタイヤ5が縦置
きされる。
このスペアタイヤ5は、そのままでは不安定で
あるため、保持具でもつて固定される。
この保持具の一例としては、たとえば、特開昭
57−60978号公報に開示されたものがある。
この方式は、縦置きとされたスペアタイヤをク
ランプベルトを用いて固定するものであるが、つ
ぎの点で問題がある。
つまり、上記のようにスペアタイヤを、クラン
プしておくと、第1図の説明図のように追突され
て後方から衝撃荷重を受けた場合に、バンパー2
3からスペアタイヤ5に達するまでの車体部分B
はつぶされるが、いぜん縦置き状態を保つスペア
タイヤ5はつぶされず、したがつて、車体のスペ
アタイヤ5に対応する前後間も同様につぶれない
ものとなる。
その結果、スペアタイヤ5は、大きな抵抗体と
なるため、むしろ、タイヤ前方のリヤタイヤハウ
ス2の方が前へつぶされ、それと同時に、スペア
タイヤ5とその対応するフロア部分とが、そのま
ま前方へ移動する現象を起す。
このように、前方にフロアが移動すると、その
フロア部分に取り付けられた燃料タンク6も同じ
く前方へ移動する結果、タンク前方とデフアレン
シヤル装置7との間に、余裕寸法Aがあつたとし
ても、このデフアレンシヤル装置7とかリヤサス
ペンシヨンなどの前方の装置に、燃料タンク6が
衝突し、燃料タンク6の破損を招くおそれがあつ
た。
(考案の目的) この考案は、上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、衝突時における燃料タンクの破
損を防止することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、この考案は、タイヤ
保持具は、中央部に設けられるタイヤ取付部と前
部および後部とから成り、前部がリヤタイヤハウ
スに、後部がエンドパネルにそれぞれ固定される
とともに、該タイヤ保持具は、タイヤ取付部を前
部のリヤタイヤハウス側固定部と後部のエンドパ
ネル側固定部とを結ぶ線よりも車体内方に位置さ
せてくの字状に形成されているものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第2図に示すように、1は乗用車の後部に形成
したトランクルームであり、その内部には、第3
図に示すように、車両のフロア8から一体的に延
長されたトランクルームフロア9が形成されてい
る。
このフロア9の右側部には、リヤタイヤハウス
2とエンドパネル3間に対応する個所に凹所4が
形成され、この凹所4に、タイヤ下部が嵌り込む
状態でスペアタイヤ5を縦置式にセツトし、つぎ
の特殊なタイヤ保持具10によつて固定してあ
る。
つまり、このタイヤ保持具10は、第2図によ
うにコの字形チヤンネル材によつて全体が形成さ
れ、各部は、前部11と後部12、それに前後間
のタイヤ取付部13から成る。
上記前部11は、その前端に備えた一体型の前
部取付舌片14を、リヤタイヤハウス2の周面に
突設した前部取付受体15に取り付けることによ
つて固定され、その長手方向の中心は、第4図に
示すように前部11の後端が車両の中心側にくる
ように一定量傾斜させてある。
一方、後部12も、その後端の後部取付舌片1
6をエンドパネルに突設した前部取付受体17に
取り付けて固定され、上記前部11とともにくの
字状をなすように後部12の前端を中心側にもつ
てくるようにしてある。
上記タイヤ取付部13は、前部11と後部12
との間にそれぞれ切欠からなる折曲促進部18を
介して連結され、この場合、山形状をなすタイヤ
取付部13の裏面に裏ナツト19を備えつけ、ス
ペアタイヤ5のボルト孔20の一つを利用して挿
通された蝶ボルト型の締付具21によつてタイヤ
5が取外し自在に固定されるように構成されてい
る。
上記構成においては、後方からの衝突に対しつ
ぎのように作用する。
つまり、第3図に示すように衝撃を受けると、
バンパー23からスペアタイヤ5の後方に至る車
体部分Bが、従来同様につぶれると同時に、タイ
ヤ保持具10が後方から荷重を受け、このタイヤ
保持具10は、リヤタイヤハウス2の抵抗を受け
て第4図の矢印X方向に折れ曲がる。
この際、折曲促進部18がこの折れ曲がりを容
易化するために寄与する。この容易化によつて衝
撃がリヤタイヤハウス2に伝わりにくくなる。
その結果、タイヤ保持具10がくの字状に大き
く折れ曲がり、スペアタイヤ5は、2点鎖線で示
すように車両の中心方向に瞬間的に飛び出すこと
になり、こうして、リヤタイヤハウス2とエンド
パネル3間の空間がスペアタイヤ5のない状態と
なることにより、第3図の燃料タンク6に至るま
での部分Cがつぶれることになる。
このようにタイヤ保持具10が折れ曲つてリヤ
タイヤハウス2に衝撃荷重を伝えにくく作用する
ことと、上記C部分のつぶれが作用して衝撃力を
十分吸収することにより、スペアタイヤ5付近の
フロア部分が前方へ移動することがなくなり、こ
のフロア部分に取り付けられた燃料タンク6がデ
フアレンシヤル装置7とか図示しないリヤサスペ
ンシヨンなどに衝突することはなく、したがつ
て、燃料タンク6が破損にいたることもない。ま
た、タイヤ保持具10でスペアタイヤ5が保持さ
れているから、衝突時にスペアタイヤ5がトラン
クルーム外に飛び出すおそれもない。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、後方
からの衝撃荷重を受けた際に、スペアタイヤを、
車体内方側へ移動させてこのスペアタイヤが衝撃
吸収の際の抵抗体となることを防止でき、この結
果燃料タンクの破損のおそれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す車両後部の右側面図、第
2図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第3図
は第2図H方向からの矢視説明図、第4図は第2
図V方向からの矢視説明図である。 1……トランクルーム、2……リヤタイヤハウ
ス、3……エンドパネル、5……スペアタイヤ、
10……タイヤ保持具、13……タイヤ取付部、
18……折曲促進部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランクルームにおけるリヤタイヤハウスとエ
    ンドパネル間に対応する一側部に、縦置きにスペ
    アタイヤが配置されていて、上記スペアタイヤ
    が、タイヤ保持具によつて取外し自在に保持され
    た車両のスペアタイヤ保持装置であつて、上記タ
    イヤ保持具は、中央部に設けられるタイヤ取付部
    と前部および後部とから成り、前部がリヤタイヤ
    ハウスに、後部がエンドパネルにそれぞれ固定さ
    れるとともに、該タイヤ保持具は、そのタイヤ取
    付部を前部のリヤタイヤハウス側固定部と後部の
    エンドパネル側固定部とを結ぶ線よりも車体内方
    に位置するように、略くの字状に形成されている
    ことを特徴とする車両のスペアタイヤ保持装置。
JP16377483U 1983-10-22 1983-10-22 車両のスペアタイヤ保持装置 Granted JPS6070479U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16377483U JPS6070479U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 車両のスペアタイヤ保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16377483U JPS6070479U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 車両のスペアタイヤ保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6070479U JPS6070479U (ja) 1985-05-18
JPS6319265Y2 true JPS6319265Y2 (ja) 1988-05-30

Family

ID=30359245

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JP16377483U Granted JPS6070479U (ja) 1983-10-22 1983-10-22 車両のスペアタイヤ保持装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4049385B2 (ja) * 2004-08-04 2008-02-20 本田技研工業株式会社 車両後部のスペアタイヤ保持構造
JP6023668B2 (ja) * 2013-07-04 2016-11-09 本田技研工業株式会社 車両収納スペースにおけるタイヤの取付構造

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Publication number Publication date
JPS6070479U (ja) 1985-05-18

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