JPS6319202Y2 - - Google Patents

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JPS6319202Y2
JPS6319202Y2 JP1982179808U JP17980882U JPS6319202Y2 JP S6319202 Y2 JPS6319202 Y2 JP S6319202Y2 JP 1982179808 U JP1982179808 U JP 1982179808U JP 17980882 U JP17980882 U JP 17980882U JP S6319202 Y2 JPS6319202 Y2 JP S6319202Y2
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JP
Japan
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tube
flange
connecting end
shaft
tapered
Prior art date
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JP1982179808U
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English (en)
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JPS5983104U (ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車に於ける非駆動側ホイールを
自由回転可能に支持するためのアクスルビーム
(死軸)に関するものであつて、強靭性を損うこ
となくその製造が著しく容易化されると同時に製
造コストも著減化されるように成したことを特徴
とするものである。
第5図は従来のアクスルビームを示したもので
あつて、自由回転用ベアリングを具えたホイール
を取付けるためのシヤフト部Aと、該ホイールに
於けるベアリングの固定側ガイドを固設するため
のフランジ部Bと、該フランジ部Bの背面側に突
出状に設けたチユーブ取付け用部Cとを鍛造に依
り一体成形し、該取付け用部CにはチユーブDを
アーク溶接に基き固着して成るものであつた。然
し乍ら、このようなものであると、シヤフト部
A、フランジ部B、取付け用部Cの三者を鍛造に
依り一体成形するのは、その形状の複雑性(特に
フランジ部分の突出性)に基き顕著な困難性が伴
うばかりでなく歪みまたは亀裂等が生じ易く、従
つて、その検品には最善の注意を払うことが要求
された。
本考案はシヤフト部とフランジ部とを別体成形
することに依つて上記の如き成形上の難点の解消
化を図ると同時に、上記した取付け用部Cの形成
を不要化することに依つて使用材料の節減化を図
つたことを特徴とするものである。
以下、本考案の構成を図面について詳細に説明
する。
図に於て、1はアクスルビームの主体をなす丸
パイプ状チユーブであつて、その両端部には先細
状とする如き角度約35〜50度程度のテーパー状連
結用端部1aが形成されており、該端部1aの端
面1bは軸線と直角な垂直端面とすることに依り
(第4図参照)、該端面1bの幅はチユーブ1の肉
厚寸法より四割程度大きな寸法と成つている。
2はホイールに於けるベアリングの固定側ガイ
ド(図示してない)を取付けるための螺子孔2a
を周縁部に所要数形成してなるフランジであつ
て、その中央部には上記チユーブ1のテーパー状
連結用端部1aをしつくりと嵌入可能とするチユ
ーブ溶着用テーパー孔2bが開設されている。上
記したチユーブ1は連結用端部1aを該テーパー
孔2bに対しその先端がフランジ2の前方にやや
突出させた状態で嵌入すると共に、摩擦溶接法
(Friction welding)に基き溶着Pされている。
3は基端周縁に前記チユーブ1における連結用
端部1aの先端をしつくりと嵌合させるための切
欠き溝3aを形成してなるシヤフトであつて、該
切欠き溝3aに対し、フランジ溶着済みであるチ
ユーブ1の連結用端部1aを嵌合させた状態下に
於て摩擦溶接法に基き該シヤフト3をチユーブ1
に対し確乎に溶着Qしてある。
尚、図面に示す実施例にあつては、アクスルビ
ームの一端部のみを示してあるが、アクスルビー
ムは左右対称的軸状体であり、従つて、フランジ
2及びシヤフト3は所定長さを具えたチユーブ1
の両端部に固設されるものである。
また、シヤフト3に対するホイールの取付け形
態は、在来のアクスルビームの場合と全く同一で
あるため、これの設明は省略する。
処で、チユーブ1とフランジ2、及びチユーブ
1とシヤフト3との溶着に採用した摩擦溶接法で
あるが、これは金属部材を突合せて加圧しながら
接触面に回転運動を起させ、発生する摩擦熱を利
用して行なう圧接法であり、適当な圧接推力を加
えつつ相対回転運動を続けることに依り、突合せ
面及びその近傍が摩擦熱によつて塑性流動を起し
て圧接が行なわれるものである。またその特徴と
して、同溶接法にあつては接合面は常に閉ざされ
ており、酸化、窒化などの恐れがなく、しかも接
合面は塑性流動を伴つているので固相接合とする
ことができ、従つて、極めて高い接合強度を得る
ことができ、更に、同溶接法は高度な精度を具え
た回転機構によつて接合が行なわれることと、発
熱が極めて狭い範囲に均等に行なわれることなど
から、溶接変形が極めて小さく、寸法精度が著し
く高いと云う利点を有するものである。
本考案は、フランジ部を具えたホイール取付け
用シヤフトをチユーブの両端に固設して成る自動
車用アクスルビームに於て、両端部に先細状を呈
するテーパー状連結用端部1aを形成して成る丸
パイプ状チユーブ1と、中央部に開設したチユー
ブ溶着用テーパー孔2bに対して上記連結用端部
1aをその先端を前方に突出させて嵌入すると共
に摩擦溶接法に基づき溶着Pして成るフランジ2
と、基端周縁に形成した切欠き溝3aに対して連
結用端部1aの上記前方突出先端を嵌入すると共
に摩擦溶接法に基づき溶着Qして成るシヤフト3
とで構成したことを特徴とする自動車用アクスル
ビームを要旨構成とするものである。
本考案は以上のような構成を採用したから、従
来一体的なものであつた処のシヤフト3とフラン
ジ2とが別体成形化され、従つて、これの製造は
鍛造に依存しても凹凸部分の僅少性(在来にあつ
てはフランジ部が著しく突出されているために鍛
造成形上種々の問題が生ずることを余儀なくされ
た)に基きその製造が著しく容易化され、かつ出
来上り製品も極めて正確なものとされる。また、
該シヤフト3とフランジ2との結合は、チユーブ
1のテーパー状連結用端部1a部分を介在させか
つ摩擦溶接法に基き溶着させてあるから、シヤフ
ト3とフランジ2は連結用端部1a部分に対する
接触面がすべて接合溶着面となり、従つて、例え
ばシヤフト3とフランジ2とを単に突合せてアー
ク溶接を施した場合に比してその接合強度は著し
く強力化されることとなる。
更に本考案は、チユーブ1とフランジ2との接
合を、チユーブ1の端部に形成のテーパー状連結
用端部1aをフランジ2のテーパー孔2b内に嵌
入させると共に摩擦溶接法に基き溶着Pさせてあ
るから、両者のテーパー周面が接合面となりその
接合強度が著しく高められると同時に、在来の如
くアーク溶接に依存した場合に必要不可欠とする
取付け用部c(第5図参照)の形成が全く不要化
され、これに基く使用材料の節減性により製造コ
ストが著しく廉価化されることとなる。また、こ
のような取付け用部cの省略化は、既述したフラ
ンジ2とシヤフト3の分割化が許容され、かつ鍛
造成形上の容易化に大きく貢献することとなる。
本考案は以上のように構成至簡にして卓越した
実用的効果を奏するものであるから、自動車用ア
クスルビームとしてその利用価値はとみに高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであつて、第
1図は本考案の要部を示す正面図、第2図は同上
左側面図、第3図は同上縦断面図、第4図はチユ
ーブにおけるテーパー状連結用端部1aに対する
フランジとシヤフトの係合状態を示す拡大断面
図、第5図は在来アクスルを示す縦断面図であ
る。 1……チユーブ、1a……テーパー状連結用端
部、1b……端面、2……フランジ、2a……螺
子孔、2b……テーパー孔、3……シヤフト、3
a……切欠き溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジ部を具えたホイール取付け用シヤフト
    をチユーブの両端に固設して成る自動車用アクス
    ルビームに於て、両端部に先細状を呈するテーパ
    ー状連結用端部1aを形成して成る丸パイプ状チ
    ユーブ1と、中央部に開設したチユーブ溶着用テ
    ーパー孔2bに対して上記連結用端部1aをその
    先端を前方に突出させて嵌入すると共に摩擦溶接
    法に基づき溶着Pして成るフランジ2と、基端周
    縁に形成した切欠き溝3aに対して連結用端部1
    aの上記前方突出先端を嵌入すると共に摩擦溶接
    法に基づき溶着Qして成るシヤフト3とで構成し
    たことを特徴とする自動車用アクスルビーム。
JP17980882U 1982-11-26 1982-11-26 自動車用アクスルビ−ム Granted JPS5983104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17980882U JPS5983104U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 自動車用アクスルビ−ム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17980882U JPS5983104U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 自動車用アクスルビ−ム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5983104U JPS5983104U (ja) 1984-06-05
JPS6319202Y2 true JPS6319202Y2 (ja) 1988-05-30

Family

ID=30390031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17980882U Granted JPS5983104U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 自動車用アクスルビ−ム

Country Status (1)

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JP (1) JPS5983104U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625361Y2 (ja) * 1980-10-02 1987-02-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5983104U (ja) 1984-06-05

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