JPS63191325A - 対物レンズ支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学式記録再生装置に使用する光学ヘッドにお
ける対物レンズ支持装置に関するものである。

従来の技術 近年、光ディスクを用いた映像、音響等の記録再生装置
が数多く発表され、それに伴って関連技術も進歩してき
ている。特に、光ピツクアップにおいては種々の方法が
提案されているが、コンピュータの外部記憶装置として
使用するためにはアクセスの高速性において問題がある
。光ディスクにおける高速アクセスという点では未解決
の問題が多くこの分野における技術開発が望まれている
。

光学的情報読み取り装置は従来より既知であり、特にフ
ォーカシングおよびトラッキングを応答よく補正するた
め、対物レンズを２次元的に駆動する機構が特願昭５９
−２４５０５６号に示されている。

第６図、第７図は従来例による対物レンズ支持装置を用
いた構成の一例である。第６図には対物レンズ支持ｖ装
置の斜視図を示し、第７図には第６図における矢印入方
向からの断面図を示す。

２は対物レンズで、その光軸がフォーカシング方向１０
０１と平行になるように可動部材４に固定されている。

６は上下一対の弾性部材で、フォーカシング方向１００
１に垂直な２つの平面に配置され、一端は可動部材４に
、他端は回動部材８に各々固定されている。ｌＯは回動
部材８と一体的に、回動軸１２を中心として回動する回
動ヨーク１４に固定されたトラッキング駆動用マグネッ
トでフォーカシング方向１００１に磁束を発生させてお
り、コイルヨーク１６に固定されたトラッキング駆動用
コイル１８によって回動軸１２を中心としてトラッキン
グ方向１００２に駆動される。

コイルヨーク１６はハウジング２０に固定されている。

回動軸１２は２個の軸受２２．２４によって対物レンズ
２の光軸１００と平行にハウジング２０に回動可能に支
持されており、回動軸１２の中心には穴２６が設けられ
ている。固定光学系２８より発射されたレーザー光３０
は穴２６を通り、回動部材８上に固定されたプリズム３
２の両端面３４．３６で反射されて対物レンズ２の光軸
１００に導かれる。

３８はフォーカシング駆動用マグネットで、ヨ一り４０
，４２によって形成されたギャップ４４においてトラッ
キング方向１００２およびフォーカシング方向１００１
各々に垂直な方向に磁束を発生している。なお、ギャッ
プ４４は円弧状に形成されその中心は回動軸１２０回動
中心に一致している。

４６はフォーカス駆動コイルでギャップ４４に位置し、
ヨーク４０．４２と適当な隙間をもって可動部材４の対
物レンズ２が固定されているのとは反対側の端面に固定
されている。

弾性部材６は上下で一対の平行ばねとしてフォーカシン
グ方向１００１に柔軟に可動に取り付けられているため
、対物レンズ２の光軸１００はフォーカシング方向１０
０１に移動しても傾かない。

以上のように構成された装置においては、トラッキング
駆動用コイル１８にトラッキング誤差に応じた電流を流
すことによって回動部材８と一体的に動く対物レンズ２
をトラッキング方向１００２に回動的に駆動し、また、
フォーカス駆動用コイル４６にフォーカシング誤差に応
じた電流を流すことによって対物レンズ２をフォーカシ
ング方向１００１に駆動することができる。

さらに、トラックアクセスやトラックジャンプを行う場
合においても所定の電流をトラッキング駆動用コイル１
８に流すことによって行う。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の構成においては、フォーカシング
方向１００１には柔軟に、トラッキング方向１００２に
は剛に支持する必要があるため、弾性部材６は板の厚さ
が数１０μｍ程度になる。

したがって弾性部材６のソリやクワミが組立時に発生し
やす（、フォーカス方向１００１に駆動した場合にヒス
テリシスが発生したり、可動部材４のねじり共振等を引
き起し、トラッキング方向１００２やフォーカシング方
向１００１の周波数特性に悪影響を与えたり、対物レン
ズ２の光軸が１頃いたりすることがあった。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の対物レンズ支持
装置は、対物レンズまたは前記対物レンズの保持部材と
一体的に動く可動部材を、前記対物レンズの光軸方向に
柔軟に移動可能に支持する弾性部材と、前記可動部材を
前記対物レンズの光軸方向に駆動するフォーカシング駆
動手段と、前記弾性部材と前記可動部材を一体的に前記
光軸とは垂直な方向に駆動するトラッキング駆動手段を
有し、前記弾性部材は、一端は可動部材に固定され他端
はトラッキング駆動手段に固定され、前記弾性部材の中
央部の断面係数が前記弾性部材の両端部の断面係数より
も大きくなるように、たとえば、前記弾性部材の両端面
に適当な間隔を設けて、前記弾性部材の実効長よりもや
や短い長さを有する第２の薄板部材を固定したものであ
る。

作用 本発明は、上記の構成により、弾性部材を取付ける時の
ソリやタワミを低減し、弾性部材のフォーカシング方向
のヒステリシスを低減し、さらに、トラッキング方向や
フォーカシング方向の周波数特性を改善し、対物レンズ
の光軸の傾きも減少し得るものである。

実施例 以下、本発明の一実施例の対物レンズ支持装置について
図面を参照しながら説明する。

第１図、第２図、第３図、第４図、第５図は本発明によ
る対物レンズ支持装置を用いた構成の一例である。第１
図には対物レンズ支持装置の斜視図を示し、第２図には
第１図における矢印六方向からの断面図を示す。第３図
は本発明の対物レンズ支持装置の部分拡大図を、第４図
、第５図は本発明の対物レンズ支持装置の他の実施例を
示す。

５０は対物レンズで、その光軸がフォーカシング方向１
００１と平行になるように可動部材５２に固定されてい
る。６６は対物レンズ５０から回動軸６２の方向に向か
って開脚したＶ字形状の薄板状部材によって構成された
上下で一対の弾性部材で、平行バネとして構成されてお
り、フォーカシング方向１００１に垂直な２つの平面に
配置され、一端は可動部材５２に、他端は回動部材６８
に各々固定されている。６７は弾性部材６６に固定され
た板状の薄板部材で弾性部材６６の実効長よりもやや短
く、弾性部材６６と回動部材６８との接合部および弾性
部材６６と可動部材５２との接合部から適当な隙間部６
５を設けて配置されている。

７４は回動部材６８と一体的に、回動軸６２を中心とし
て回動する回動ヨーク６９に固定されたトラッキング駆
動用マグネントでフォーカシング方向１００１に磁束を
発生させており、コイルヨーク７７に固定されたトラッ
キング駆動用コイル７８によって回動軸６２を中心とし
てトランキング方向１００２に駆動される。コイルヨー
ク７７はハウジング７６に固定されている。

回動軸６２は２個の軸受９２．９４によって対物レンズ
５０の光軸１００と平行にハウジング７６に支持されて
おり、回動軸６２の中心には六８０が設けられている。

固定光学系８２より発射されたレーザー光８６は穴８０
を通り、回動部材６８上に固定されたプリズム８４の両
端面８８．。

９０で反射されて対物レンズ５０の光軸１００に導かれ
る。

５４はフォーカシング駆動用マグネットで、ヨーク５６
．５８によって形成されたギャップ６０においてトラッ
キング方向１００２およびフォーカシング方向１００１
各々に垂直な方向に磁束を発生している。なお、ギャッ
プ６０は円弧状に形成されその中心は回動軸６２の回動
中心に一致している。

６４はフォーカス駆動コイルでギャップ６０に位置し、
ヨーク５６．５８と適当な隙間をもって、可動部材５２
の対物レンズ５０が固定されているのとは反対側の端面
に固定されている。

弾性部材６６は平行ばねとしてフォーカシング方向１０
０１に柔軟に可動に取り付けられているため、対物レン
ズ５０の光軸１００は、対物レンズ５０がフォーカシン
グ方向１００１に移動しても傾かない。

第３図（ｂｌに可動部材５２がフォーカス方向１００１
に変位した場合の図を示す。

可動部材５２のフォーカス方向１００１への変位は、弾
性部材６６の弾性変形によって発生する。

薄板部材６７は、弾性部材６６の実効長ｌよりもやや短
く両端部に隙間部６５をもって弾性部材６６に固定され
ているため、弾性部材６６の弾性変形は主に隙間部６５
に集中して発生する。したがって弾性部材６６のフォー
カス方向１００１へのばね定数がやや大きくなるため実
用上は隙間部６５の長さは板厚以上であることが望まし
い。

この薄板部材６７を貼ることにより、弾性部材６６を可
動部材５２および回動部材６日に取付ける際のソリやタ
ワミが少なくなり組立が容易になる。また、ねじり共振
に対しても剛性が向上するためフォーカシング方向１０
０１およびトラッキング方向１００２０周波数特性も向
上する。

本発明の他の実施例を第４図、第５図に示す。

第４図は適当な隙間部６５を設けて切り起し部９０を配
置したものである。切り起し部９０の曲げ部９２には応
力集中が発生するため適当なアールを設けて切り起しで
ある。

第５図は適当な隙間部６５を設けて弾性部材６６の中央
部に肉厚部９４を設けたものである。

この弾性部材６６はたとえば、樹脂等の一体成型によっ
ても構成することができる。

発明の効果 対物レンズまたは前記対物レンズの保持部材と一体的に
動く可動部材を、前記対物レンズの光軸方向に柔軟に移
動可能に支持する弾性部材と、前記可動部材を前記対物
レンズの光軸方向に駆動するフォーカシング駆動手段と
、前記弾性部材と前記可動部材を一体的に前記光軸とは
垂直な方向に駆動するトラッキング駆動手段を有し、前
記弾性部材は、一端は可動部材に固定され他端はトラッ
キング駆動手段に固定され、前記弾性部材の中央部の断
面係数が前記弾性部材の両端部の断面係数よりも大きく
なるように、たとχば、前記可動部　　−材と前記弾性
部材との接合部および前記トラッキング駆動部材と前記
弾性部材との接合部との間に、適当な隙間を設けて第２
の薄板部材を前記弾性部材に固定することによって、弾
性部材６６を可動部材５２と回動部材６８に取付ける場
合のソリやタワミを低減することができる。そのためフ
ォーカシング方向１００１に駆動した場合のヒステリシ
スを低減し、フォーカシング方向１００１およびトラッ
キング方向１００２０周波数特性を改善することができ
る。また、対物レンズ５０の光軸の傾きも小さくするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の対物レンズ支持装置の斜視図、第２図
は本発明の対物レンズ支持装置の第１図におけるＡ方向
からの断面図、第３図は本発明の対物レンズ支持装置の
部分拡大図、第４図、第５図は本発明の対物レンズ支持
装置の他の実施例を示す部分拡大図、第６図は従来例の
対物レンズ支持装置の斜視図、第７図は従来例の対物レ
ンズ支持装置の第６図におけるＡ方向からの断面図であ
る。 ５０・・・・・・対物レンズ、５２・・・・・・可動部
材、６６・・・・・・弾性部材、６８・・・・・・回動
部材、６９・・・・・・回動部材、７４・・・・・・ト
ラッキング駆動用マグネット、７６・・・・・・ハウジ
ング、７７・・・・・・コイルヨーク、７８・・・・・
・トラッキング駆動用コイル、８４・・・・・・プリズ
ム。 ド　　　→ ミ 凶　　　ミ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　曽′ｔＫ　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　綜−ゴー −（：１′２ く〕 ｄ　　　　　”＝　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　ｗ第４図 Ｏ 第　５　図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）対物レンズまたは前記対物レンズの保持部材と一
   体的に動く可動部材を、前記対物レンズの光軸方向に柔
   軟に移動可能に支持する弾性部材と、前記可動部材を前
   記対物レンズの光軸方向に駆動するフォーカシング駆動
   手段と、前記弾性部材と前記可動部材を一体的に前記光
   軸とは垂直な方向に駆動するトラッキング駆動手段を有
   し、前記弾性部材は、一端は可動部材に固定され他端は
   トラッキング駆動手段に固定され、前記光軸方向に柔軟
   に支持する平行ばねで、フォーカシング方向に板厚方向
   が一致するように配置された複数の薄板部材によって構
   成され、前記光軸と垂直な方向において、前記弾性部材
   の前記トラッキング駆動部材の取付け部の幅が、前記可
   動部材の取付け部の幅よりも長く、前記弾性部材の長さ
   方向の中央部の板厚方向の断面係数が、前記トラッキン
   グ駆動部材への取付け部および前記可動部材への取付け
   部の板厚方向の断面係数よりも大きい対物レンズ支持装
   置。
2. （２）弾性部材は複数の薄板部材によって構成され、前
   記弾性部材の取付け部の両端面から適当な間隔を設けて
   、前記弾性部材の実効長よりも短い長さを有する第２の
   薄板部材を固定した、特許請求の範囲第（１）項記載の
   対物レンズ支持装置。
3. （３）弾性部材は複数の薄板部材によって構成され、前
   記弾性部材の取付け部の両端面から適当な間隔を設けて
   、前記弾性部材の実効長よりも短い長さを有して前記薄
   板部材の板厚方向に切り起された切り起し部を有する特
   許請求の範囲第（１）項記載の対物レンズ支持装置。