JPS63190931A - すべり軸受とその製造方法 - Google Patents

すべり軸受とその製造方法

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JPS63190931A
JPS63190931A JP62019941A JP1994187A JPS63190931A JP S63190931 A JPS63190931 A JP S63190931A JP 62019941 A JP62019941 A JP 62019941A JP 1994187 A JP1994187 A JP 1994187A JP S63190931 A JPS63190931 A JP S63190931A
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Zenichiro Kato
善一郎 加藤
Yoshiyuki Hagiwara
萩原 義幸
Yoshio Kumada
喜生 熊田
Eizaburo Goto
英三郎 後藤
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Taiho Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Taiho Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1産業上の利用分野」 本発明はすべり軸受とその製造方法に関し、より詳しく
は防振材を備えたすべり軸受とその製造方法に関する。
「従来の技術」 従来、クランク軸のすべり軸受として、エンジンの振動
、特に打音を防止するために、内周側から外周側ヘライ
ニング材、内周側裏金、防振材および外周側裏金を順次
積層したすべり軸受を用いることが提案されている(実
開昭55−161918号、実開昭57−71812号
)。
1発明が解決しようとする問題点」 しかるに、上記構成のすべり軸受を用いて各種の実験を
行なったところ、特に各構成部材の厚さの変動に応じて
打音の低減効果にかなりのバラツキが生じ、また耐焼付
性がかなり低下するものがあることか見出された。
「問題点を解決するための手段」 本発明は上述した事情に鑑み、上記構成のすべり軸受、
すなわち内周側から外周側ヘライニング材、内周側裏金
、防振材および外周側裏金を順次積層したすべり軸受に
おいて、上記内周側裏金、外周側裏金および防振材の各
厚さを、その順に薄くなるように設定したものである。
また、そのようなすべり軸受を製造する本発明の製造方
法は、ライニング材と内周側裏金となる第1帯状素材と
を重合密着させてストリップ材を製造した後に、このス
トリップ材の上記第1帯状素材側に、この第1帯状素材
よりも薄い防振材となる帯状防振素材を重合密着させる
とともに、この帯状防振素材に、上記第1帯状素材より
も薄くかつ防振素材よりも厚い外周側裏金となる第2帯
状素材を重合密着させて帯状複合素材を製造し、さらに
この帯状複合素材からすへり軸受を製造するようにした
ものである。
「作用」 上述のように、すべり軸受の内周側裏金、外周側裏金お
よび防振材の各厚さを、その順に薄くなるように設定す
ると、後の実験結果で示すように、耐焼付性の低下を来
すことなく確実に打音の低減効果を果すことができるよ
うになる。
また本発明の製造方法においては、上記ライニング材と
第1帯状素材とを重合密着させてストリップ材を製造し
た後に、第1帯状素材よりも薄い防振材となる帯状防振
素材と、第1帯状素材よりも薄くかつ防振素材よりも厚
い第2帯状素材とをそれぞれ重合密着させるようにして
いるので、上記第1帯状素材と第2帯状素材とを防振材
を介して重合密着させた後に、その複合材にライニング
材を圧接或いは焼結により重合密着させるようにした場
合のように、圧接時の圧接圧力や焼結時の高温の焼結温
度によって防振材か破壊されたり分解されることかなく
、したがって防振材本来の性能を維持することにより、
上述した耐焼付性の低下を来すことなく確実に打音の低
減効果を果すことができる、という効果を確保すること
が可能となる。
「実施例」 以下図示実施例について本発明を説明すると、第1図に
おいて、本発明に係る半割すへり軸受1は、内周側から
外周側ヘライニング材2、内周側裏金3、防振材4およ
び外周側裏金5を順次積層して構成してあり、上記内周
側裏金3、外周側裏金5および防振材4の各厚さを、そ
の順に薄くなるように設定している。
上記ライニング材2は例えばオーバレイ層を有する複合
材であって良いことは勿論であり、また上記防振材4と
して粘弾性樹脂を用いることができる。
第2図は上記すべり軸受1の製造工程を示す図で、まず
ライニング材2となる帯状ライニング素材12と内周側
裏金3となる第1帯状素材13とを一対の圧接ローラ2
0間に通過させて圧接し、相互に重合密着させてストリ
ップ材21を製造する。上記帯状ライニング素材12と
第1帯状素材13とを重合密着させる他の手段としては
、第1帯状素材13上にライニング材12を散布して焼
結により形成し、結果的に帯状ライニング素材12と第
1帯状素材13とを相互に重合密着させてもよい。
上記帯状ライニング素材12と第1帯状素材13とを圧
接してストリップ材21を製造したら、次に、このスト
リップ材21と、上記第1帯状素材13よりも・薄い防
振材4となる帯状防振素材14と、下記第1帯状素材1
3よりも薄くかつ防振素材14よりも厚い外周側裏金5
となる第2帯状素材15とを重合させて一対の圧接ロー
ラ22間に通過させて圧接し、相互に重合密着させて帯
状複合素材23を製造する。
このとき、上記ストリップ材21の第1帯状素材13側
に帯状防振素材14の一側面を重合させ、°かつこの帯
状防振素材14の他側面に第2帯状素材15を重合させ
ている。またこのとき、予め上記帯状防振素材14と第
2帯状素材15とを圧接しておき、これと北記ストリッ
プ材21とを圧接して上記帯状複合素材23を製造する
ようにしてもよい。
なお、上記圧接では防振素材14が破壊される虞かある
場合には、或いは必要に応じて、上記ストリップ材21
、防振素材11および第2帯状素材15をそれぞれ接着
剤で接着し、或いは融着するようにしてもよく、さらに
は帯状防振素材14と第2帯状素材15とを圧接した後
、これと上記ストリップ材21とを接着剤で接着しても
よい。
以上のようにして帯状複合素材23を製造したら、次に
この帯状複合素材23から従来公知の適宜の製造方法に
よって、半割すベリ軸受lや円筒すへり軸受を製造する
ことができることは明らかであろう。
次に、本発明の効果を実験結果に基づいて説明1−る。
第3図は打音の大きさとして最大振動加速度を測定した
結果を、第4図は耐焼付性として焼付面圧を測定した結
果をそれぞれ示すものである。
上記打音についての実験は、直列4気筒1600ccエ
ンジンに8 Kg−mのトルクを付加して2000rp
ltlで回転させた状態において、1サイクルすなわち
クランク軸か2回転する間のエンジンブロックの振動加
速度を計測し、その最大振動加速度をプロットしたもの
である。
また第4図の焼付面圧の試験条件は下記のとおりである
試験機 :ジャーナル型焼付試験機 相手材 :FCD70 油種  : S A E 7.5W−30軸粗さ : 
0.4〜0.6 μmRz油温  :140±5℃ 軸回転数: 1300rpm 軸径  : 40mmφ 軸硬度 : Hv 200〜300 軸受径 : 40mmφx 17mm (幅)荷重  
=45分毎に98にg/crn2ずつ焼付に至るまで増
加。
上記2つの実験に用いた本発明品Aは、その内周側裏金
の厚さを1.4mm 、防振材の厚さを0.1[11[
0および外周側裏金の厚さを0.2+nmとして、内周
側裏金(]、4[111!1) 、外周側裏金(0,2
mm)および防振材(0,Imm)の順に厚さが薄くな
るようにしている。
これに対し、比較材Bは内周側裏金(1,2+nm)、
防振材(0,3+nm) 、および外周側裏金(0、2
+nm)の順に厚さか薄くなるように、また比較材Cは
外周側裏金(1,4mm) 、内周側裏金(0,2mm
)および防振材(0,lc+m)の順にそれぞれ厚さか
薄くなるようにしている。さらに比較材りでは外周側裏
金を省略し、内周側裏金の厚さを1.6+++m 、防
振材の厚さを0、In+mとしている。そしていずれも
、合計の厚さが等しくなるようにしている。
第3図、71g4図に示す実験結果から理解されるよう
に、本発明品Aによれば、優れた耐焼付性能を維持した
まま優れた打音の低減効果を期待することかてきる。こ
れに対し、比較材Bでは打音の低減効果は優れているが
、耐焼付性か大幅に悪化している。また比較材Cでは比
較材Bとは逆に、耐焼付性は良好な状態を維持できるが
打音の低減効果が小さく、大きな打音が発生している。
さらに比較材りでは優れた打音の低減効果を得ているか
、耐焼付性に相対的に大きなバラツキか生じている。
上記比較材りについて、耐焼付性に相対的に大きなバラ
ツキが生じる原因を調査したところ、すべり軸受の組込
み時にその最外周側となる防振材4に傷が付くと、耐焼
付性か低下することが判明した。すなわち、半割すべり
軸受1においては、通常、クランクケース又はキャップ
に形成した円弧状凹部にその半割すベリ軸受1を落し込
み、円周方向にすべり軸受1を移動させて正規の位置に
位置決めするようにしているが、その際、防振材4に傷
が付くことがある。そして防振材4に傷が付くと耐焼付
性が低下するようなり、他方、傷のない比較材りにおい
ては良好な耐焼付性を維持するので、耐焼付性に大きな
バラツキを生じるようになり、したがって耐焼付性の平
均値は低下する。
「発明の効果」 以上のように、本発明によれば、良好な耐焼付性能を維
持したまま、確実に打音の低減効果を果すことができる
という効果が得られる。
また本発明の製造方法においては、防振材が軸受成形時
の圧力や焼結時の・高温の焼結温度によって破壊された
り分解されることを防止することかでき、したがって防
振材本来の性能を維持することにより、上述した良好な
性能を存するすべり軸受を製造することかできるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は本発
明の製造方法を説明する製造工程図、第3図は打音の大
きさとして最大振動加速度を測定した結果を示す図、第
4図は耐焼付性として焼付面圧を測定した結果を示す図
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内周側から外周側へライニング材、内周側裏金、
    防振材および外周側裏金を順次積層したすべり軸受にお
    いて、上記内周側裏金、外周側裏金および防振材の各厚
    さを、その順に薄くなるように設定したことを特徴とす
    るすべり軸受。
  2. (2)ライニング材と内周側裏金となる第1帯状素材と
    を重合密着させてストリップ材を製造した後に、このス
    トリップ材の上記第1帯状素材側に、この第1帯状素材
    よりも薄い防振材となる帯状防振素材を重合密着させる
    とともに、この帯状防振素材に、上記第1帯状素材より
    も薄くかつ防振素材よりも厚い外周側裏金となる第2帯
    状素材を重合密着させて帯状複合素材を製造し、さらに
    この帯状複合素材からすべり軸受を製造することを特徴
    とするすべり軸受の製造方法。
  3. (3)上記ライニング材と第1帯状素材とを圧接して重
    合密着させたことを特徴とする特許請求の範囲第2項に
    記載のすべり軸受の製造方法。
  4. (4)上記第1帯状素材上にライニング材を焼結により
    形成して、そのライニング材と第1帯状素材とを重合密
    着させたことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    のすべり軸受の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014062647A (ja) * 2008-09-30 2014-04-10 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh 振動減衰滑り平軸受複合材、滑り平軸受ブシュおよび滑り平軸受アセンブリ、並びに滑り平軸受複合材を製造するための方法
US8979376B2 (en) 2007-04-04 2015-03-17 Saint-Gobain Performance Plastics Pampus Gmbh Spherical plain bearing

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