JPS63190572A - ステ−ジ用位置決め駆動装置 - Google Patents

ステ−ジ用位置決め駆動装置

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JPS63190572A
JPS63190572A JP62022999A JP2299987A JPS63190572A JP S63190572 A JPS63190572 A JP S63190572A JP 62022999 A JP62022999 A JP 62022999A JP 2299987 A JP2299987 A JP 2299987A JP S63190572 A JPS63190572 A JP S63190572A
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Japan
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piezo
drive
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stage
movable
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JP62022999A
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English (en)
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Hitoshi Tanpo
仁志 丹保
Noriyoshi Takemura
典美 武村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/021Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors using intermittent driving, e.g. step motors, piezoleg motors
    • H02N2/023Inchworm motors

Landscapes

  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、移動ステージの精密位置決めに好適な位置決
め移動装置、特にピエゾ素子の伸縮を利用した位置決め
用移動装置に関する。
(従来の技術) □ピエゾ素子の伸縮を利用して移動するいわゆる尺取り
虫(インチウオーム)型移動機構については、従来から
種々の考案がなされている。その中で、径方向と軸方向
とにそれぞれ伸縮する円筒型のピエゾ素子を組み合せた
ピエゾ駆動素子を固定の丸棒上で連続変位させるよう−
に構成されて直動型ピエゾ駆動素子が精密位置決め機構
として注目されている。この公知の直動型ピエゾ駆動素
子は、第5図に示す如く、固定の丸棒4に嵌合して、こ
れをチャフキングする2個一対のピエゾ素子1および3
と、その両者に挟持されて伸び縮み可能な中間ピエゾ素
子とから構成されている。以下、その尺取り虫型移動機
構の動作原理を説明する。
先ず、第5図(a)に示すように左側のチャッキング用
ピエゾ素子1の印加電圧を変えてその内径を収縮させ、
丸棒4を把握させる。次に、第5図(b)に示すように
中間ピエゾ素子に印加される電圧を変えて、これを右方
へ伸長させ、右側のチャッキング用ピエゾ素子3を右方
へ変位させる。
ピエゾ素子2が伸張したならば、右側のチャッキング用
ピエゾ素子3に印加される電圧を変えて内径を収縮させ
、丸棒4を把握させる。次に、左側のチャッキング用ピ
エゾ素子lへの印加電圧を変えて、その内径を開かせ、
同時に第5図(c)に示すように、中間ピエゾ素子2へ
の印加電圧を変えてこれを収縮させ、左側のチャッキン
グ用ピエゾ素子lを右方へ移動させる。左側のチャッキ
ング用ピエゾ素子lが移動したならば、次に、左側のチ
ャッキング用ピエゾ素子への電圧を変えて、丸棒4を把
握させ、引き続き右側のチャフキング用ピエゾ素子3へ
の電圧を変えて、その内径を開き、第5図(d)に示す
ように、第5図(a)と同じ状態にする。
上記の動作によって、ピエゾ駆動素子(1,2,3)は
中間ピエゾ素子2の伸縮量lたけ右方へ移動する。また
、上記のステップを繰り返すことにより、変位量の限ら
れたピエゾ駆動素子(1,2,3)をもって丸棒4上を
連続移動させることが可能となる。さらに、1回の変位
量は印加電圧の高さに応じて変化し、従って、ピエゾ駆
動素子(1,2,3)の移動速度は、印加する電圧と単
位時間中のステップ数とを変えることによって、ある程
度変化させることができる。また、このピエゾ駆動素子
(1,2,3)の変位をステージの位置決め移動に利用
すれば、ステージを一体に移動させる直動型駆動装置を
構成することが可能である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ピエゾ素子に印加する電圧と、応答可能
な駆動周波数とには限界が有るため、1ステップ当りの
変位量が制約され、また、単位時間当りのステップ数が
制限されるため、ピエゾ駆動素子の最高速度が制限され
るという問題点があった。また、中間ピエゾ素子の応答
できる最小電圧と、最小の変位量が存在するためピエゾ
駆動素子の移動分解能が制限され、例えばサブミクロン
程度の位置決め移動が困難となるという問題があった。
本発明は、上記従来装置の問題点を解決し、従来のもの
よりさらに小さい移動分解能を得ることができ、しかも
ピエゾ素子単独の移動速度より速い位置決めできる位置
決め移動装置を提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明は、ステージの移動
方向に長く伸びた駆動軸と、その駆動軸を把握可能な2
個一対の第1チャッキング用ピエゾ素子と、その第1チ
ャッキング用ピエゾ素子に挟持されて駆動軸の軸方向に
伸縮可能な第1中間ピエゾ素子とを有し且つ第1中間ピ
エゾ素子の伸縮に応じて駆動軸を軸方向に駆動する第1
ピエゾ駆動手段と、駆動軸を把握可能な2個一対の第2
チャッキング用ピエゾ素子とその第2チャッキング用ピ
エゾ素子に挟持されて駆動軸の軸方向に伸縮可能な第2
巾間ピエゾ素子とを有し且つ第2中間ピエゾ素子の伸縮
に応じてステージを駆動軸に対して相対移動させる第2
ピエゾ駆動手段とを含むことを問題解決の手段とするも
のである。
(作用) 第1ピエゾ駆動手段(20A、20B)によって支持さ
れた駆動軸(14)は第1巾間ピエゾ素子(22)の伸
張または収縮に応じて軸方向に変位する。その駆動軸(
14)とに配置された第2ピエゾ駆動手段(30)は、
第2中間ピエゾ素子(32)の伸張または収縮に応じて
駆動軸(14)の軸方向に変位する。従って駆動軸(1
4)と第2ピエゾ駆動手段(30)の単独での変位方向
を互いに異なるように第1ピエゾ駆動手段(2OA、2
0B)と第2ビニ°ゾ駆動手段(30)とを同時に制御
することにより、第2ピエゾ駆動手段と連結するステー
ジを、駆動軸(14)の1ステップ当りの変位量と第2
ピエゾ駆動手段(30)単独の1ステップ当りの変位量
の差に等い量でステージ10を変位させることができる
。また、駆動軸(14)と第2ピエゾ駆動手段とを同方
向に変位させるように制御することにより、第1ピエゾ
駆動手段(20A、20B)による駆動量と第2ピエゾ
駆動手段による駆動量の和に等しい量だけ、変位速度を
高めることができる。
(実施例) 次に、本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図は本発明の実施例を示す概略構成図で、移動ステ
ージ10は、ベアリング1)を介して支持台12上を布
石に一次元移動できるように構成されている。一方、装
置本体の一部13には、駆動軸14を軸方向に移動可能
に支持する2個の固定ピエゾ駆動素子20A、20Bが
固設され、また、2個の固定ピエゾ駆動素子20Aと2
0Bの間には移動ステージ10と連結する可動ピエゾ駆
動素子30が設けられ、駆動軸14に対して相対移動可
能に結合している。
固定ピエゾ移動素子20A、20Bと可動ピエゾ素子3
0とは、それぞれ、駆動軸14の軸方向に伸び縮み可能
な中間ピエゾ素子22.32を挟んで径方向に伸縮可能
な2個一対のチャッキング用ピエゾ素子21.23.3
1.33が設けられている。チャッキング用ピエゾ素子
21.23.31.33の内径の縮小、拡大による駆動
軸14のチャッキング、および中間ピエゾ素子22.3
2の伸縮はそれぞれ印加される電圧によって制御される
。なお、チャッキング用ピエゾ素子21.23、および
中間ピエゾ素子22はシェル24内に納められ、また、
チャッキング用ピエゾ素子31.33および中間ピエゾ
素子32はシェル34内に納められており、シェル24
は装置本体の固定部13に固設され、シェル34はステ
ージ10に連結される。
さて、第1図に示す位置決め駆動装置において、中間ピ
エゾ素子22の左右いずれの端部をシェル24に固定す
るかによって駆動軸14の移動方向が異り、また中間ピ
エゾ素子32の左右いずれの端部をシェル34に固定す
るかによって可動ピエゾ駆動素子30単独の移動方向が
異なる。また、当然のことながら中間ピエゾ素子22.
32を縮小させたときと伸張させたときとでは、駆動軸
14および可動ピエゾ駆動素子30の移動方向が異なる
第2図は、上記中間ピエゾ素子22.32の状態の相異
による駆動軸14と可動ピエゾ駆動素子30単体の移動
方向を示したものである。第2図(a)のように、中間
ピエゾ素子22、および33がそれぞれ左端をシェル2
4.34に固定されている場合には、中間ピエゾ素子2
2.32が短縮すると、駆動軸14は左方へ変位し、可
動ピエゾ駆動素子30は右方へ変位する。また中間ピエ
ゾ素子22.32が共に伸張すると、駆動軸14は右方
へ変位し、可動ピエゾ駆動素子30は左方へ変位する。
また第2図(b)に示すように、中間ピエゾ素子22.
32の右端をシェル24.34にそれぞれ固定した場合
には、駆動軸14と可動ピエゾ駆動素子30の変位方向
は、第2図(a)とは逆になる。上記第2図(a)およ
び第2図(b)の場合には、中間ピエゾ素子22と32
とが同時に短縮または伸張するとき、駆動軸14と可動
ピエゾ駆動素子30との移動方向が互いに反対となる。
従って、上記のように中間ピエゾ素子22.32の同じ
側の端部をそれぞれシェル24.34に固定した場合に
は、中間ピエゾ素子22と32の双方を同時に短縮また
は伸張させることにより差動機構を構成することができ
る。従って固定ピエゾ駆動素子20Aの中間ピエゾ素子
22と可動ピエゾ駆動素子30の中間ピエゾ素子32の
1ステップ当りの伸縮量にわずかな差をつけると、その
差に等しいわずかな量で1ステツプ毎にステージ10を
移動制御することができる。
また、第2図(a)および第2図(b)かられかる通り
、固定ピエゾ駆動素子20Aの中間ピエゾ素子22が収
縮(または伸張)したときの駆動軸14の変位方向と、
可動ピエゾ駆動素子30の中間ピエゾ素子32が伸張(
または収縮)したときの可動ピエゾ駆動素子30の変位
方向とは一敗している。このように一方の中間ピエゾ素
子(例えば22)が収縮(または伸張)するとき、同時
に他方の中間ピエゾ素子(例えば32)を伸張(または
収縮)させる′と、ステージ10を、雨中間ピエゾ素子
22.32の1ステップ当りの伸縮量の和に等しい量だ
けステージ10を移動させることができる。この場合、
ステージの早送りが可能となる。
第2図(C)および第2図(d)は共に、固定ピエゾ駆
動素子20Aの中間ピエゾ素子22と可動ピエゾ駆動素
子30の中間ピエゾ素子32の互いに反対側の端部をシ
ェル24.3゛4に固定した場合の駆動軸14と可動ピ
エゾ駆動素子30の変位方向に示した説明図である。第
2図(C)および第2図(d)においては、固定ピエゾ
駆動素子20Aの中間ピエゾ素子22の収縮(または伸
張)による駆動軸14の変位方向と、可動ピエゾ駆動素
子30の中間ピエゾ素子32の収縮(または伸張)によ
る可動ピエゾ駆動素子30の変位方向とは一敗している
。従って、雨中間ピエゾ素子22および23を同時に収
i(または伸張)したときに駆動軸14と可動ピエゾ駆
動素子30とが変位するように構成すると、両者の変位
量の和に等しい量でステージ10を移動させることがで
きる。
また、第2図(c)及び第2図(d)に示すようにピエ
ゾ駆動素子20A、30を左右反対にして配置した構成
の位置決め駆動装置において、差動機構として動作させ
るためには、一方の中間ピエゾ素子(例えば22)が収
縮(または伸張)したときに、他方の中間ピエゾ素子(
例えば32)が伸張(または収縮)し、その際、駆動軸
14と可動ピエゾ駆動素子30とが同時に変位するよう
にすればよい。勿論、雨中間ピエゾ素子22.32の1
ステツプあたりの伸縮量は異なるように、電圧制御され
る。
上記の固定ピエゾ駆動素子20A及び可動ピエゾ駆動素
子30のチャッキング用ピエゾ素子21・23.31.
33の内径の縮小、拡大および中間ピエゾ素子22.3
2の収縮、伸張及びそのタイミングは、それぞれに印加
する電圧によって制御される。特に中間ピエゾ素子22
、および32を同時に収縮(または伸張)させる場合に
は、それを互いに異ならせる場合に比し、制御回路の構
成が簡単になる。従って、第2図(a)及び(b)に示
すように、シェル24.34を左右を同友に配置した構
成のものは、ステージ10を微動変位させるのに有利で
あり、また第2図(c)及び(d)に示すようにシェル
24.34の左右を反対にして配置した構成のものでは
、ステージ10を早送りするのに有利である。
超精密位置決めのための最小変位量(以下「最小移動分
解能」と称する。)をピエゾ駆動素子単独の最小移動分
解能よりさらに小さいものにするには、最小移動分解能
が互いに異なる固定ピエゾ駆動素子と可動ピエゾ駆動素
子とを、例えば第2図(a)に示すように組み合わせる
とよい。
第3図は、第1図の装置を差動機構として動作させ、最
小移動分解能を個々のピエゾ駆動素子の最小移動分解能
より更に小さくした位置決め装置の動作説明図である。
第3図において、装置本体の一部13に固設された固定
ピエゾ駆動素子20A(他方の固定ピエゾ駆動素子20
Bは20Aと全く同じ動作をするので省略されている。
)の最小移動分解能λ1は、可動ピエゾ駆動素子30の
最小移動分解能λ2より小さいものに構成されている。
以下、第3図の(a)〜(g)の順にその動作を詳しく
説明する。
先ず第3図(a)において、固定ピエゾ駆動素子2OA
のチャッキング用ピエゾ素子21.23及び可動ピエゾ
駆動素子30のチャッキング用ピエゾ素子31.33は
、共に駆動軸14を把握しており、ステージ10は停止
されている。
次に、それぞれ右側のチャッキング用ピエゾ素子23.
33に所定の電圧を印加して、第3図(b)に示すよう
にそのチャッキング用ピエゾ素子23.33の内径を拡
張させて開かせる。この場合、それぞれの中間ピエゾ素
子22.23は第3図(a)と同様に収縮したままに保
持される。
次に、固定ピエゾ駆動素子20Aと可動ピエゾ駆動素子
30の中間ピエゾ素子22および32に所定電圧を印加
して第3図(C)に示す如く一方の中間ピエゾ素子22
を最小移動分解能λ、たけ右方へ伸張させ、同時に他方
の中間ピエゾ素子32を最小分解能λ2だけ右方へ伸張
させる。第3図の実施例では、固定ピエゾ駆動素子20
Aの最小分解能λ1は、可動ピエゾ駆動素子30の最小
分解能λ2より小さい。これにより、固定ピエゾ駆動素
子20Aの右側のチャッキング用ピエゾ素子23はλ1
だけ右方へ変位し、可動ピエゾ駆動素子30の右側のチ
ャッキング用ピエゾ素子33はλ2だけ右方へ変位する
双方の中間ピエゾ素子22.32がそれぞれ伸張したな
らば、右側のチャッキング用ピエゾ素子23.33に印
加される電圧を変え、それぞれの内径を縮小させて第3
図(d)に示すように、駆動シャツl−14を把握させ
る。双方の右側のチャフキング用ピエゾ素子23.33
が駆動シャフト14を把握したならば、次に双方の左側
のチャッキング用ピエゾ素子21.31の印加電圧を変
え、第3図(e)゛に示すように双方の左側チャッキン
グ用ピエゾ素子21.31を開かせる。次に中間ピエゾ
素子22.32への電圧の印加を断つと、中間ピエゾ素
子22及び32はそれぞれλ1、λ2だけ縮小する。そ
の際、駆動軸14は第3図(e)に示すようにλ、だけ
左方へ移動し、可動ピエゾ駆動素子30は駆動軸14に
対してλ2だけ右方へ移動する。従って可動ピエゾ駆動
素子30の総合最小移動分解能Δλは次式によって与え
られる。
Δλ=λ2−λ1 可動ピエゾ駆動素子30がΔλだけ変位したならば、左
側のチャッキング用ピエゾ素子21.31の印加電圧を
変え、それぞれの内径を縮小させて、第3図(g)に示
す如く駆動軸14を固定ピエゾ駆動素子20Aにより固
定し、可動ピエゾ駆動素子30はその駆動軸14に対し
て固定される。
上記のステップを繰り返すことにより、比較的長い移動
距離内で極めて小さい最小移動分解能Δλを維持するこ
とができる。
第3図の実施例の動作から明らかな如く、2個の中間ピ
エゾ素子21.31を互いに同じ方向に伸縮させること
によりステージlOの最小移動分解能をより小さくする
ための差動機構が構成される。その中間ピエゾ素子21
.31を互いに異なる方向に伸縮させると、ステージ1
0の1ステップ当りの変位量は、駆動軸14の変位量と
可動ピエゾ駆動素子30の変位量との和とすることがで
き、ステージ10の移動速度を速くすることが可能とな
る。第4図は、ステージ10の移動速度を可動ピエゾ駆
動素子の2倍にまで高めた実施例の動作図である。
第4図において、固定ピエゾ駆動素子20Aと可動ピエ
ゾ駆動素子30のチャッキング用ピエゾ素子21.23
.31.33は、第4図(a)に示すように、それぞれ
駆動軸14をチャッキングしており、ステージIOは装
置本体の固定部13に対して移動不能に固定されている
。また、双方の中間ピエゾ素子22.32はそれぞれ短
縮状態に置かれている。先ず、固定ピエゾ駆動素子20
Aの左側のチャッキング用ピエゾ素子21と可動ピエゾ
駆動素子30の右側のチャッキング用ピエゾ素子33へ
の印加電圧を変えて、それぞれの内径を拡張させて、第
4図(b)に示す如く、それぞれのチャッキング作用を
解除させる。次に双方の中間ピエゾ素子22.32に所
定の電圧を印加して、双方共に変位量aだけ伸張させる
。これにより、固定ピエゾ駆動素子20Aの左側のチャ
ッキング用ピエゾ素子21は第4図(c)に示すよ−う
にaだけ左方へ変位し、また、可動ピエゾ駆動素子30
の右側のチャフキング用ピエゾ素子33はaだけ右方へ
変位する。
次に、第4図(d)に示すように、チャ7キング用ピエ
ゾ素子21.33の印加電圧を変えて、駆動14をチャ
ックさせ、引き続き第4図(e)に示すように、固定ピ
エゾ駆動素子20Aの右側のチャッキング用ピエゾ素子
23と可動ピエゾ駆動素子30の左側のチャッキング用
ピエゾ素子31との内径を開かせる。この状態において
中間ピエゾ素子22.32を第4図(f)に示すように
それぞれaだけ縮小させると、駆動軸14は固定ピエゾ
駆動素子2OAに対してaだけ変位し、さらに可動ピエ
ゾ駆動素子30は、その駆動軸14に対してaだけ変位
し、都合2aだけ最初の位置〔第4図(a)の位置〕か
ら右方へ変位する。
従って印加電圧の周期が一定であってもその移動速度を
可動ピエゾ駆動素子30の変位量の2倍にすることがで
きる。最後に第4図(g)に示すように、チャッキング
用ピエゾ素子21.23.31.33にて駆動軸14を
チャックさせ、ステージ10を装置本体の固定部13に
対して固定し一連の動作を終了する。
なお、第3図に示す実施例において、一方の中間ピエゾ
素子(例えば22)が収縮(または伸張)するとき、他
方の中間ピエゾ素子(例えば32)が伸張(または収縮
)するように回路構成がなされていないときは、いずれ
か一方のピエゾ駆動素子(20Aまたは30)のみを動
作させ、且つ印加電圧の周波数を上げることによって、
ある程度までステージ10の移動速度を上げることがで
きる。また同様に、第4図に示す実施例において、雨中
間ピエゾ素子22と32との伸縮動作を互い反対にさせ
るように回路構成がなされていない場合には、いずれか
一方のピエゾ駆動素子(20Aまたは30)のみを動作
させることにより、そのピエゾ駆動素子の最小移動分解
能でステージを変位させて精密位置決めを行わせること
ができる。また、第3図および第4図の動作図では、共
に中間ピエゾ素子22.32が収縮したときに駆動軸1
4と可動ピエゾ駆動素子30とが同時に変位するように
構成されているが、双方共に伸張したときに駆動軸14
と可動ピエゾ駆動素子30とが変位するように構成して
もよい。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、固定ピエゾ駆動素子(第1
ピエゾ駆動素子)によって軸方向に駆動される駆動軸上
を、ステージと連結する可動ピエゾ駆動素子(第2ピエ
ゾ駆動素子)が移動するように構成したから、双方のピ
エゾ駆動素子の合成変位量でも、また、それぞれのピエ
ゾ駆動素子単独の変位量でも自由に選択してステージを
移動させることができる。従って、比較的簡単な構成で
ピエゾ駆動素子単独の最小移動分解能より小さい移動分
解能をもって、ステージの全移動域に亘って位置決めす
ることが可能となり、また単独のピエゾ駆動素子による
送り速度より速い速度でステージを移動させることも可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略構成図で、第2図は
、第1図実施例における固定ピエゾ駆動素子と可能ピエ
ゾ駆動素子との異なる組合せ配置によって駆動軸と可能
ピエゾ駆動素子単独の変位方向が変化することを示す説
明図、第3図は、可動ピエゾ駆動素子単独の変位方向と
固定ピエゾ駆動素子による駆動軸の変位方向とが異なる
場合の、双方のピエゾ駆動素子の動作の一例を示す動作
説明図、第4図は、可動ピエゾ駆動素子単独の変位方向
と固定ピエゾ駆動素子による駆動軸の変位方向が同じ場
合の、双方のピエゾ駆動素子の動作の一例を示す動作説
明図、第5図は従来公知の位置決め用ピエゾ移動機構の
動作説明図である。 〔主要部分の符合の説明〕 10・・・ステージ、   14・・・駆動軸20A、
20B・・・固定ピエゾ駆動素子(第1ピエゾ駆動手段
) 21.23・・・チャッキング用ピエゾ素子(第1チャ
ッキング用ピエゾ素子) 22・・・中間ピエゾ素子(第1中間ピエゾ素子)30
・・・可動ピエゾ駆動素子(第2ピエゾ駆動手段)31
.33・・・チャッキング用ピエゾ素子(第2チャッキ
ング用ピエゾ素子) 32・・・中間ピエヅ素子(第2中間ピエゾ素子)24
.34・・・シェル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステージの移動方向に長く伸びた駆動軸と; 前記駆動軸を把握可能な2個一対の第1チャッキング用
    ピエゾ素子と該第1チャッキング用ピエゾ素子に挟持さ
    れて前記駆動軸の軸方向に伸縮可能な第1中間ピエゾ素
    子とを有し且つ前記第1中間ピエゾ素子の伸縮に応じて
    前記駆動軸を軸方向に駆動する第1ピエゾ駆動手段と; 前記駆動軸を把握可能な2個一対の第2チャッキング用
    ピエゾ素子と該第2チャッキング用ピエゾ素子に挟持さ
    れて前記駆動軸の軸方向に伸縮可能な第2中間ピエゾ素
    子とを有し且つ前記第2中間ピエゾ素子の伸縮に応じて
    前記ステージを前記駆動軸に対して相対移動させる第2
    ピエゾ駆動手段とを含むことを特徴とするステージ用位
    置決め駆動装置。
  2. (2)前記第1ピエゾ駆動手段(20A、20B)と前
    記第2ピエゾ駆動手段(30)とは、それぞれ異なる最
    小移動分解能を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のステージ用ピエゾ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09258828A (ja) * 1996-03-25 1997-10-03 Seiko Seiki Co Ltd 超精密位置決め装置
CN104753389A (zh) * 2015-02-05 2015-07-01 西安交通大学 含有不对称门形结构的大行程直线步进作动器及方法

Cited By (3)

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