JPS6319038Y2 - - Google Patents

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JPS6319038Y2
JPS6319038Y2 JP8336383U JP8336383U JPS6319038Y2 JP S6319038 Y2 JPS6319038 Y2 JP S6319038Y2 JP 8336383 U JP8336383 U JP 8336383U JP 8336383 U JP8336383 U JP 8336383U JP S6319038 Y2 JPS6319038 Y2 JP S6319038Y2
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JP
Japan
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water
tank
dehydration
rinsing
dehydration tank
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JP8336383U
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JPS59188088U (ja
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は脱水槽内で注水すすぎを行なう洗濯機
に関する。
(ロ) 従来技術 この種の洗濯機では脱水槽内の下部まで充分に
注水することが難しい。
例えば、脱水槽内の中央に下部から小径の注水
筒を立設し、この注水筒に上部から注水すると共
に、この筒周側面の小孔群から放水し、洗濯物の
上部から下部にまで吸水せしめるものがある。こ
の場合は比較的上下むら無く吸水できるが、槽内
の中心に筒が突出しているので洗濯物の出し入れ
がしにくく、また槽内容量を実際よりも小さく見
せ、更に注水筒に対する外部からの注水手段に精
度が要求される。
また、脱水槽の内面に縦溝を一体形成し、或い
はその縦溝を残すために槽内に大径の波板状筒を
挿着するものもある。この場合は注水筒を立設し
た前者の欠点を解消できているが、縦溝が槽内下
部(底部)まで到達していないし、また、洗濯物
が縦溝内に入いり込まないと云う保証もないの
で、必要量のすすぎ水を下部まで供給することが
できず、上下部でのすすぎむらが発生していた。
特に、脱水槽が低速ででも回転していると、縦溝
内を流下しようとする水に対して回転力が水平に
働くので、下方へ流下しにくかつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は脱水槽内の下部までよく注水して上下
むらなくすすぎができるようにすることを目的と
する。
(ニ) 考案の構成 本考案は脱水槽内に大径の注水筒を配設して槽
内面と筒外面間に注水路を確立し、この注水路に
よつて槽内下部へ給水する一方、筒周側面に上下
に亘つて多数の通水孔を形成し、また、筒周側面
に上下に亘る複数本の凹溝を傾斜して形成し、こ
の凹溝の下部を脱水槽回転方向とは逆方向に傾け
たものである。従つて、回転力が凹溝と直交する
方向に働いた時にその分力が下向きに働き、この
分力が水に対して流下させる力と成る。よつて、
凹溝内を流下せんとする水は低速回転時から槽内
下部に進み、そこの洗濯物に吸収される。即ち、
槽内の洗濯物は上下部共に十分に吸水できてお
り、これを脱水することにより上下むらの少い注
水すすぎが実行される。
(ホ) 実施例 図面に基づいて説明すると、1は機枠2内に洗
濯槽3及び脱水受槽4を並設した二槽式洗濯機
で、上後部にコントロールボツクス5を配設して
いる。洗濯槽3の内底部には山形の大径パルセー
タ(図示せず)が配設されており、洗濯時には低
速反転する。脱水受槽4内には上端開口縁を内側
にカールした脱水槽6が配設されている。この脱
水槽6は周側面上部に脱水孔7…を穿設し、モー
タ回転軸8に連結されて連続的な右回転による。
“脱水”と、注水しつつ停止を挾んだ継続右回転
による“すすぎ”とを行なうものである。
9は脱水受槽7の上部開口を開閉する皿状の安
全カバーで、底面には多数の小孔10…を穿設し
ている。11は洗濯槽3内の上部に配設された箱
状の目安装置で、供給された水を槽内に放水巾を
変えて放水したり、特定の放水口から放水して給
水量を表示する。
上記コントロールボツクス5内には給水ホース
の取付口12に対し切替バルブ13を介して連通
する洗濯水の供給路14とすすぎ水の供給路15
が設けてあり、供給路14は目安装置11に給水
し、供給路15は安全カバー9の側壁に臨んでカ
バー内に給水する。この供給路15でのすすぎ水
の供給量は、予め切替バルブ13を洗濯側に合め
て目安装置11で計り、その後に脱水側に切替え
ることにより適量に設定することができる。
16はモータ回転軸8との連結部分を隠すため
に脱水槽6の内底面に配設された樹脂製椀状のキ
ヤツプで、第3図イ,ロで示すように上面中央を
上方に徐々に膨出させると共に、この中央膨出部
17から周辺に向けて3個の翼片18…を突設
し、翼片18…で囲まれた中央膨出部17の側面
及び最低面には三列の注水孔19…を穿設してい
る。そして、このキヤツプ16は下面に幾分弾性
を有する取付ピン20…を下向きに突設し、この
取付ピン20…の下部の係合孔を槽内底面に固定
されている係止片21…に係合して止着される。
このキヤツプ16の下面と槽内底面との間には下
部注水路22が形成される。23はこのキヤツプ
16の外周縁を幾分外向きに拡開させたガイドリ
ブである。また、24…はキヤツプ16の下面に
放射状に配設され且つ一体形成された補強リブで
ある。
25は脱水槽6内に同軸的に配設された円筒状
の注水筒で、比較的柔軟な樹脂を用いた一体成型
品である2枚の同一の板体26,26を夫々の両
端部で互いに係合することにより形成してある。
各板体26は、第4図イ,ロで示すように内面の
中央とその両側に互いに間隔を置いて凹溝27…
を上下方向に且つ左傾斜(即ち、該凹溝27…の
各上端を基点とし、脱水槽6の回転と逆の方向に
傾斜)して形成し、この凹溝27…間にはこの凹
溝に沿つて円形及び横長形状の通水孔28…を縦
列状態で形成している。この横長形状の通水孔2
8…は少し外面側に凹んだ状態にしてあり、上下
辺間を桟で一体に連結してある。29…は板体2
6の右端部に間隔を置いて形成した係合孔、30
…は各係合孔29…の右端に左方向に少しだけ突
設させた突起、31は板体26の左端部全域の外
面に枠状に突出形成したフツク、32…はフツク
31の係合孔対応部位の両側に形成した爪、33
…は爪32の右端を貫通させた爪の型抜き孔であ
る。34は板体26の外面の左右の中心に突設し
た位置決めボスで、脱水槽6の周側面に穿設され
ている位置決め孔35に嵌入する。
尚、ボス34とその孔35は例えば円形以外の
六角形等の適宜の形状を採用することができる。
36…は板体26の外面に上下方向に多数突出形
成された間隔保持リブで、脱水槽6の内周面と注
水筒25(板体26)の外面間に上部注水路37
を確保し、また注水筒25(板体26)を補強す
る。
両板体26,26は第5図で示すようにまず一
方のフツク31及び爪32…を他方の係合孔29
…内に押入れる。爪32…は係合孔29…の孔縁
及び突起30…に係合し得るので、板体26,2
6が反つても仲々外れず、また一方だけを反らせ
て外そうとしても両側で係合している爪32…は
まず外れない。型抜き孔33…内には突起30…
が嵌入するのでこの型抜き孔33…を埋めて隠す
ことができる。このように一枚の板体に接合した
後、全体を円筒形状に丸め、他方のフツク及び爪
を一方の係合孔に上述と同様に押入れ且つ係合せ
しめるのである。こうして注水筒25は作られ、
脱水槽6内に入れられるが、筒25の下端開口は
キヤツプ16のガイドリブ23の外端に相互の弾
性により弾力的に圧着している。
取付手順としては、最初に注水筒25を少し変
形させて脱水槽6内に入れ且つ位置決めボス34
を位置決め孔35内に嵌着する。次いで、キヤツ
プ16を注水筒24内に入れ、ガイドリブ23を
筒内面に摺接させながら下降させ、取付ピン20
…の係合孔を係止片21…に係合して止着する。
この際に、上述のようにガイドリブ23が筒25
の下端開口内に圧接し、上下部注水路37,22
を連通させている。
38は脱水槽6の上端開口に適宜施される柔軟
な脱水槽蓋で、カール部で止められており、また
多数の小孔を形成してある。
而して、この洗濯機1は洗濯槽3内で洗い、ま
た必要によりすすぎを行ない、脱水受槽4内で注
水すすぎと脱水を行なう。特に、脱水受槽4内で
の動作について説明すると、まず通常の“脱水”
はタイマを時間設定することにより脱水槽6が
1400rpm程度で右回転し、遠心脱水を行なう。
“注水すすぎ”は同じタイマで設定するが、脱
水の表示と隣接した別の注水すすぎの表示に合せ
且つ注水すすぎの程度(回数)も合せる。する
と、脱水槽6はまず約50秒右回転し、次いで制動
や惰性回転の時間約30秒を経て約40秒停止する。
そして、これを一サイクルとして最大5回、最少
3回繰返す。一方、切替バルブ13は脱水側に合
せられており、よつてすすぎ水は供給路15から
安全カバー9内に連続的に入れられ、そこから小
孔10…等を通つて脱水槽6内に落下する。脱水
槽6内のすすぎ水は直接槽内の上部の洗濯物に吸
水されると共に、順次中部に浸入し、吸水されて
いく。一方、上下部注水路37,22を流下して
中、下部の洗濯物にも注水孔19…及び通水孔2
8…から吸水される。そして、注水孔19…は洗
濯物に塞がれにくいように翼片18…によつてカ
バーされているので、すすぎ水を円滑に供給でき
るものである。即ち、水は脱水槽6の脱水孔7…
が上部だけに在るので、下部からそのまま抜け出
ることが無く、中、下部の洗濯物によく吸水され
る。また、すすぎ水は凹溝27…を流下して吸水
される。
ここで、遠心力が加わると、洗濯物の中に吸収
された水は通水孔28…、脱水孔7…を介して排
出され、このように吸水と脱水を数回繰返すこと
により洗濯物の中の洗剤液が希釈され、所謂すす
ぎが行なわれるのである。
特に、脱水槽6が継続的に回転するので、その
停止前の低速回転時には連続的に供給されている
すすぎ水が槽内に入いることに成る。この時に凹
溝27…が左傾斜しているので、回転力が凹溝2
7…に直交するよう働くと、その分力が少し下向
きに生じてすすぎ水に働き、よつてすすぎ水は流
下しやすくなる。即ち、すすぎ水は低速回転時か
ら凹溝27…を介して槽内に流下、中下部の洗濯
物に吸収されていく。
(ヘ) 考案の効果 本考案は注水筒に形成した凹溝を傾斜させたの
で、低速回転時からすすぎ水を槽内下部に供給す
ることができ、下部での吸水量を増加させて上下
でむらの少い注水すすぎを実行でき、極めて高性
能な洗濯機を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による洗濯機の一部を破断し且
つ一部を透視した正面図、第2図は脱水受槽等の
断面図、第3図イ,ロはキヤツプの斜視図と平面
図、第4図イ,ロは注水筒を成す板体の正面図と
底面図、第5図は板体の結合を示す要部断面図、
第6図は脱水槽の横断面図である。 6……脱水槽、25……注水筒、27……凹
溝、28……通水孔、22,37……注水路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脱水孔を上部に設けるか或いは無くした遠心型
    の脱水槽と、脱水槽内に同軸的に配設された大型
    の注水筒と、脱水槽にすすぎ水を上部から供給す
    る給水手段とを備え、上記脱水槽の内面と注水筒
    の外面との間に槽内下部に連通する注水路を形成
    し、注水筒の周側面には上下に亘る複数本の凹溝
    を傾斜して形成すると共に、多数の通水孔を形成
    し、上記凹溝は下部が脱水槽の回転と逆方向に傾
    いていることを特徴とした洗濯機。
JP8336383U 1983-05-31 1983-05-31 洗濯機 Granted JPS59188088U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8336383U JPS59188088U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8336383U JPS59188088U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59188088U JPS59188088U (ja) 1984-12-13
JPS6319038Y2 true JPS6319038Y2 (ja) 1988-05-27

Family

ID=30213322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8336383U Granted JPS59188088U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 洗濯機

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JP (1) JPS59188088U (ja)

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JPS59188088U (ja) 1984-12-13

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