JPS6115823Y2 - - Google Patents
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- JPS6115823Y2 JPS6115823Y2 JP1982125715U JP12571582U JPS6115823Y2 JP S6115823 Y2 JPS6115823 Y2 JP S6115823Y2 JP 1982125715 U JP1982125715 U JP 1982125715U JP 12571582 U JP12571582 U JP 12571582U JP S6115823 Y2 JPS6115823 Y2 JP S6115823Y2
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- JP
- Japan
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- dehydration
- washing
- tank
- tub
- laundry basket
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- 238000001035 drying Methods 0.000 description 8
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Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 本考案の技術分野
本考案は脱水槽内で脱水の他に洗濯も行なうこ
とができる洗濯機に関する。
とができる洗濯機に関する。
(ロ) 従来技術及びその問題点
脱水槽内に筒状槽を挿着すると共に、槽内底部
に槽と共に回転する翼片を設けた洗濯機が提案さ
れている。これは小容積の脱水槽内で小物等を洗
い、水量を節約するものであり、既に市販されて
いる小物専用槽を有したものに比して脱水槽を兼
用しているだけに価格上のメリツトがある。筒上
槽内には翼片によつて回転水流が生起され、筒状
槽と、脱水槽間には翼片のポンプ作用によて洗濯
水が押上げられる。そして、押上げられた洗濯水
は筒状槽の周側面に、穿設されている透孔から吐
出され、且つ以下循環し、水平方向の回転水流に
対して下方向の水流を作る。従つて、衣類はこの
二種類の交叉する水流に晒されて的確に洗濯され
るのである。この従来例では下方向の水流を作る
ために槽壁間を押上げられた洗濯水は翼片によつ
て回転力を受けており、螺旋状に上昇する。従つ
て、筒状槽の透孔に対して斜めに侵入し且つ通過
するので、この時に抵抗を受け、吐出力が弱かつ
た。この結果、下方向への水流は筒状槽の内面付
近にだけ形成され、洗浄に寄与しないことがあ
り、その分翼片の回転による洗浄を強化する必要
があつた。しかし、翼片の高さを高くし、或いは
回転数を上げると、衣類か翼片に直接触れた時に
損傷を受けやすく、好ましくなかつた。
に槽と共に回転する翼片を設けた洗濯機が提案さ
れている。これは小容積の脱水槽内で小物等を洗
い、水量を節約するものであり、既に市販されて
いる小物専用槽を有したものに比して脱水槽を兼
用しているだけに価格上のメリツトがある。筒上
槽内には翼片によつて回転水流が生起され、筒状
槽と、脱水槽間には翼片のポンプ作用によて洗濯
水が押上げられる。そして、押上げられた洗濯水
は筒状槽の周側面に、穿設されている透孔から吐
出され、且つ以下循環し、水平方向の回転水流に
対して下方向の水流を作る。従つて、衣類はこの
二種類の交叉する水流に晒されて的確に洗濯され
るのである。この従来例では下方向の水流を作る
ために槽壁間を押上げられた洗濯水は翼片によつ
て回転力を受けており、螺旋状に上昇する。従つ
て、筒状槽の透孔に対して斜めに侵入し且つ通過
するので、この時に抵抗を受け、吐出力が弱かつ
た。この結果、下方向への水流は筒状槽の内面付
近にだけ形成され、洗浄に寄与しないことがあ
り、その分翼片の回転による洗浄を強化する必要
があつた。しかし、翼片の高さを高くし、或いは
回転数を上げると、衣類か翼片に直接触れた時に
損傷を受けやすく、好ましくなかつた。
又、この従来例では脱水時には脱水槽から筒状
槽を引き出す必要があり、洗濯から脱水までの一
連の作業が切れると云う欠点がある。
槽を引き出す必要があり、洗濯から脱水までの一
連の作業が切れると云う欠点がある。
(ハ) 本考案の目的
本考案はまず洗濯、脱水の際に脱水槽から洗濯
かご(筒状槽)を引き出す必要がないようにする
こと、透孔から吐出する洗濯水の吐出力を増加し
て下方向の水流を強化すること、脱水時に槽内の
水をバランサーとして作用させることを目的とす
る。
かご(筒状槽)を引き出す必要がないようにする
こと、透孔から吐出する洗濯水の吐出力を増加し
て下方向の水流を強化すること、脱水時に槽内の
水をバランサーとして作用させることを目的とす
る。
(ニ) 本考案の構成及び作用
本考案は筒状の洗濯かごを脱水槽内に配設する
と共に、このかごを脱水槽に対して洗濯時に固定
し、脱水時には連動回転可能に成し、脱水槽の槽
壁内面に適当な回転角毎に縦長のバツフルを突設
したものである。この結果、洗濯、脱水の際に脱
水槽及び翼片が回転して槽とかご周側面間に洗濯
水を押上げると、この洗濯水は螺旋状に上昇しよ
うとするところをバツフルによつて回転を抑制さ
れ、バツフルに沿つてほとんど真直ぐに上昇す
る。従つて、洗濯水は洗濯時には透孔に対して正
面から浸入し且つ通過するので、あまり抵抗を受
けず、大きな吐出力で吐出されて下方向の水流を
太くする。又、洗濯水は脱水時には螺旋状に上昇
して脱水槽を横振れさせるところ、バツフルで、
回転を抑制されるので、各バツフルの間で規制さ
れつつほぼ均一に上昇し、所謂バランサーとして
作用するのである。
と共に、このかごを脱水槽に対して洗濯時に固定
し、脱水時には連動回転可能に成し、脱水槽の槽
壁内面に適当な回転角毎に縦長のバツフルを突設
したものである。この結果、洗濯、脱水の際に脱
水槽及び翼片が回転して槽とかご周側面間に洗濯
水を押上げると、この洗濯水は螺旋状に上昇しよ
うとするところをバツフルによつて回転を抑制さ
れ、バツフルに沿つてほとんど真直ぐに上昇す
る。従つて、洗濯水は洗濯時には透孔に対して正
面から浸入し且つ通過するので、あまり抵抗を受
けず、大きな吐出力で吐出されて下方向の水流を
太くする。又、洗濯水は脱水時には螺旋状に上昇
して脱水槽を横振れさせるところ、バツフルで、
回転を抑制されるので、各バツフルの間で規制さ
れつつほぼ均一に上昇し、所謂バランサーとして
作用するのである。
(ホ) 本考案の実施例
図面に於て、1は機枠2内に互いに一体成型さ
れた洗濯槽3と脱水受槽4とを装着した二槽式洗
濯機で、上部後部に横長のコントロールボツクス
を配設し、樹脂成型品の基台5に機枠2を載置し
且つ止着している。基台5は機枠2に挿着される
上向きのピン6……と機枠側面に外方から係着さ
れる爪片7……を形成し、特に爪片7……を薄肉
ヒンジにより一体形成している。
れた洗濯槽3と脱水受槽4とを装着した二槽式洗
濯機で、上部後部に横長のコントロールボツクス
を配設し、樹脂成型品の基台5に機枠2を載置し
且つ止着している。基台5は機枠2に挿着される
上向きのピン6……と機枠側面に外方から係着さ
れる爪片7……を形成し、特に爪片7……を薄肉
ヒンジにより一体形成している。
8は洗濯槽3の内底部に配設されたパルセータ
で、洗濯タイマーによつて制御される洗濯モータ
9によつて駆動される。10は洗濯タイマーを時
間設定するツマミである。
で、洗濯タイマーによつて制御される洗濯モータ
9によつて駆動される。10は洗濯タイマーを時
間設定するツマミである。
11は脱水受槽4内に配設された脱水槽で、内
底部に脱水モータ12の回転軸を連結すると共
に、この連結部分を隠すキヤツプ13を固定して
いる。そして、槽上部周側にのみ脱水孔14……
を穿設し、カール部15より下方の周側面には適
当な回転角毎に中心に向う、バツフル16……を
設けている。17は脱水モータ12を制御する脱
水タイマーを時間設定するツマミで、右回転して
時間固定した時には脱水モータ12を一方向に高
速で連続回転せしめ、左回転して時間設定した時
には脱水モータ12を両方向に低速で間欠回転せ
しめるものである。尚、脱水モータ12を高、低
に分けて回転させるために、巻線から中間タツプ
が取出してある。又、バツフル16……の出張り
度合はカール部15のそれよりも、少なくしてあ
る。18……はキヤツプ13の外面に形成された
翼片である。
底部に脱水モータ12の回転軸を連結すると共
に、この連結部分を隠すキヤツプ13を固定して
いる。そして、槽上部周側にのみ脱水孔14……
を穿設し、カール部15より下方の周側面には適
当な回転角毎に中心に向う、バツフル16……を
設けている。17は脱水モータ12を制御する脱
水タイマーを時間設定するツマミで、右回転して
時間固定した時には脱水モータ12を一方向に高
速で連続回転せしめ、左回転して時間設定した時
には脱水モータ12を両方向に低速で間欠回転せ
しめるものである。尚、脱水モータ12を高、低
に分けて回転させるために、巻線から中間タツプ
が取出してある。又、バツフル16……の出張り
度合はカール部15のそれよりも、少なくしてあ
る。18……はキヤツプ13の外面に形成された
翼片である。
19は脱水槽11内に取出し可能に挿着された
円筒状槽の洗濯かごで、カール部15に於ける内
径とほぼ同じ外径を有する。そして、下部開口縁
を内方に絞つて縮径してあり、周側面には透孔2
0……を穿設し、上部開口縁にはカール部15上
に載置される縦断面がI字型のフランジ21を全
周に亘つて設けている。22……はフランジ21
の外側上辺に中心を挾んで開口した係合孔であ
る。22,23はフランジ21の内側上辺及び垂
直辺を切り下げ且つ同じ円周方向に切り進み、最
後に上向きに切り上げて成る係止孔で、中心を挾
んで対向している。24は洗濯かご19の内底部
に挿着された別体の底板で、浅い逆椀状に形成す
ると共に洗濯かご19の下部開口縁上に載置され
る程度の外径を有している。そして、表面にはほ
とんど凹凸を形成さず、裏面にはキヤツプ13の
翼片18……間に係合し得る係合翼25……を形
成している。
円筒状槽の洗濯かごで、カール部15に於ける内
径とほぼ同じ外径を有する。そして、下部開口縁
を内方に絞つて縮径してあり、周側面には透孔2
0……を穿設し、上部開口縁にはカール部15上
に載置される縦断面がI字型のフランジ21を全
周に亘つて設けている。22……はフランジ21
の外側上辺に中心を挾んで開口した係合孔であ
る。22,23はフランジ21の内側上辺及び垂
直辺を切り下げ且つ同じ円周方向に切り進み、最
後に上向きに切り上げて成る係止孔で、中心を挾
んで対向している。24は洗濯かご19の内底部
に挿着された別体の底板で、浅い逆椀状に形成す
ると共に洗濯かご19の下部開口縁上に載置され
る程度の外径を有している。そして、表面にはほ
とんど凹凸を形成さず、裏面にはキヤツプ13の
翼片18……間に係合し得る係合翼25……を形
成している。
26はフランジ21の内径より少しだけ小さな
外径を有する押え蓋で、柔軟な樹脂から成る一対
の半円状の分割体を直線部分で合せ且つヒンジ2
7,27によつて連結して重合可能にしてある。
そして、その直線に対して中心上で直交する対称
な位置には把手孔28,28を夫々形成し、この
把手孔28,28に近接した周縁にはフランジ2
1の内側上下辺間に自身の撓みにより係合する突
出片29,29を一体形成し、中央には円形のの
ぞき孔30を形成している。又、この押え蓋26
は連結直線部分の周縁に円柱状のフツクピン3
1,31を突出状に一体形成し、このフツクピン
31,31をフランジ21の係止孔23,23内
に上方から入れて回動させることにより係合する
ことができる。
外径を有する押え蓋で、柔軟な樹脂から成る一対
の半円状の分割体を直線部分で合せ且つヒンジ2
7,27によつて連結して重合可能にしてある。
そして、その直線に対して中心上で直交する対称
な位置には把手孔28,28を夫々形成し、この
把手孔28,28に近接した周縁にはフランジ2
1の内側上下辺間に自身の撓みにより係合する突
出片29,29を一体形成し、中央には円形のの
ぞき孔30を形成している。又、この押え蓋26
は連結直線部分の周縁に円柱状のフツクピン3
1,31を突出状に一体形成し、このフツクピン
31,31をフランジ21の係止孔23,23内
に上方から入れて回動させることにより係合する
ことができる。
32は脱水受槽4の上部開口を閉じる上面板
で、後部をコントロールボツクスのところで止
め、又その後部に薄肉ヒンジ33を形成し、この
ヒンジ33を中心に前部を回動させることにより
上部開口を開放することができる。そして、この
開放時には洗濯かご19の出入れや受け槽4内に
誤つて落ちた衣類の引き上げが可能である。又、
この上面板32は衣類投入口34を挾んだ両側上
面に下面及び後面を開放した状態の箱35,35
を膨出形成している。この箱35,35内には前
後方向に長尺な作動板36,36を後端が突出す
るよう配設すると共に、この作動板の中程を軸支
している。この作動板36,36は前端に下向き
に突出した作動ピン37,37を形成すると共に
このピン37,37をスプリング38,38によ
つて常時下向きに弾付勢している。
で、後部をコントロールボツクスのところで止
め、又その後部に薄肉ヒンジ33を形成し、この
ヒンジ33を中心に前部を回動させることにより
上部開口を開放することができる。そして、この
開放時には洗濯かご19の出入れや受け槽4内に
誤つて落ちた衣類の引き上げが可能である。又、
この上面板32は衣類投入口34を挾んだ両側上
面に下面及び後面を開放した状態の箱35,35
を膨出形成している。この箱35,35内には前
後方向に長尺な作動板36,36を後端が突出す
るよう配設すると共に、この作動板の中程を軸支
している。この作動板36,36は前端に下向き
に突出した作動ピン37,37を形成すると共に
このピン37,37をスプリング38,38によ
つて常時下向きに弾付勢している。
39は衣類投入口34を開閉すべく回動する脱
水蓋で、裏面の後部両側には閉成時に上記作動板
36,36の後端を押下げる作動突起40,40
を設けている。
水蓋で、裏面の後部両側には閉成時に上記作動板
36,36の後端を押下げる作動突起40,40
を設けている。
尚、41は洗濯槽3の排水弁(図示せず)を開
閉操作するツマミ、42は洗濯時には完全に取外
される洗濯槽上蓋である。
閉操作するツマミ、42は洗濯時には完全に取外
される洗濯槽上蓋である。
次に本実施例に於ける動作について説明する。
通常の洗濯は洗濯槽3内で実行する。損傷しやす
い小物等の衣類を洗濯する場合は脱水槽11内で
実行する。この場合はまず脱水槽11内に洗濯か
ご19を挿着し、貯水する。衣類を入れ、適宜洗
剤を入れてから脱水タイマーのツマミ17を左回
動して時間設定する。脱水蓋39を開放したまま
実行するので、作動板36,36の作動ピン3
7,37はスプリング38,38の力によつて下
向きに移動し、洗濯かご19のフランジ21の係
合孔22,22内に係入して洗濯かご19の回転
方向の動きを止めている。かくして、静止された
洗濯かご19に対して脱水槽11は脱水モータ1
2によつて短周期で左右に反転駆動され、同時に
キヤツプ13及びその翼片18……と底板24及
びその係合翼25……とを反転させる。この結
果、洗濯かご19内では衣類を底板24に乗せて
回転させ、即ち撹拌する。そして、この撹拌の結
果回転水流を生起する。又、洗濯かご19の外周
面と脱水槽11の内周面間に洗濯水を下方から押
上げると共に、透孔20……からかご19内に戻
し、結局循環水流を形成する。こうして、衣類は
水流と撹拌とによつて所謂ソフトに洗濯される。
バツフル16……は回転しつつ押上げられている
洗濯水の回転力を抑制し、透孔20……に正面か
ら侵入させ、透孔20……を抜ける際の抵抗を減
少させて循環水流を強化するものである。
通常の洗濯は洗濯槽3内で実行する。損傷しやす
い小物等の衣類を洗濯する場合は脱水槽11内で
実行する。この場合はまず脱水槽11内に洗濯か
ご19を挿着し、貯水する。衣類を入れ、適宜洗
剤を入れてから脱水タイマーのツマミ17を左回
動して時間設定する。脱水蓋39を開放したまま
実行するので、作動板36,36の作動ピン3
7,37はスプリング38,38の力によつて下
向きに移動し、洗濯かご19のフランジ21の係
合孔22,22内に係入して洗濯かご19の回転
方向の動きを止めている。かくして、静止された
洗濯かご19に対して脱水槽11は脱水モータ1
2によつて短周期で左右に反転駆動され、同時に
キヤツプ13及びその翼片18……と底板24及
びその係合翼25……とを反転させる。この結
果、洗濯かご19内では衣類を底板24に乗せて
回転させ、即ち撹拌する。そして、この撹拌の結
果回転水流を生起する。又、洗濯かご19の外周
面と脱水槽11の内周面間に洗濯水を下方から押
上げると共に、透孔20……からかご19内に戻
し、結局循環水流を形成する。こうして、衣類は
水流と撹拌とによつて所謂ソフトに洗濯される。
バツフル16……は回転しつつ押上げられている
洗濯水の回転力を抑制し、透孔20……に正面か
ら侵入させ、透孔20……を抜ける際の抵抗を減
少させて循環水流を強化するものである。
洗濯後には脱水蓋39を閉成して脱水する。こ
の場合は作動突起40,40が作動板36,36
を押圧して作動ピン37,37を係合孔22,2
2から引き上げる。従つて、洗濯かご19はフラ
ンジ21でカール部15に載置された状態になる
ので、脱水槽11と共に回転することができる。
かくして、脱水タイマーのツマミ17を右方向に
回動操作して脱水時間を設定すると、衣類中の水
や槽内の水は遠心力によつて透孔20……を抜け
て槽壁に沿つて上昇し、脱水孔14……から排出
される。この時、かご19と槽壁間の狭い空間を
上昇する水はバツフル16……によつて円周方向
の移動が抑制されているので、回転を安定させる
ための重りとして寄与するものである。
の場合は作動突起40,40が作動板36,36
を押圧して作動ピン37,37を係合孔22,2
2から引き上げる。従つて、洗濯かご19はフラ
ンジ21でカール部15に載置された状態になる
ので、脱水槽11と共に回転することができる。
かくして、脱水タイマーのツマミ17を右方向に
回動操作して脱水時間を設定すると、衣類中の水
や槽内の水は遠心力によつて透孔20……を抜け
て槽壁に沿つて上昇し、脱水孔14……から排出
される。この時、かご19と槽壁間の狭い空間を
上昇する水はバツフル16……によつて円周方向
の移動が抑制されているので、回転を安定させる
ための重りとして寄与するものである。
押え蓋26は洗濯かご19を用いて洗濯、脱水
する際に使用するのであるが、特に脱水の際には
衣類の飛び出しを防ぐために必らず使用する。こ
の場合、予め分割体を重合して全体を半円状にし
ておき、フツクピン31,31を係止孔23,2
3に入れて回動し、次いで円形に拡大すると共に
突出片29,29を撓ませてフランジ21の内側
上下辺間に係合する。すると、衣類が多い場合は
押上げられ、フツクピン31,31が係止孔2
3,23の上向き切り上げ部分に嵌入すると共
に、突出片29,29がフランジ21の内側上辺
に係合する。
する際に使用するのであるが、特に脱水の際には
衣類の飛び出しを防ぐために必らず使用する。こ
の場合、予め分割体を重合して全体を半円状にし
ておき、フツクピン31,31を係止孔23,2
3に入れて回動し、次いで円形に拡大すると共に
突出片29,29を撓ませてフランジ21の内側
上下辺間に係合する。すると、衣類が多い場合は
押上げられ、フツクピン31,31が係止孔2
3,23の上向き切り上げ部分に嵌入すると共
に、突出片29,29がフランジ21の内側上辺
に係合する。
そして、洗濯後、脱水後に衣類を取出す時はま
ず上面板32を薄肉ヒンジ33を中心に回動して
開放し、押え蓋26の突出片29,29をフラン
ジ21から外し且つフツクピン31,31を係止
孔23,23に係合したまま重合する。すると、
把手孔28,28が合致するので、ここを手指で
持つてかご19毎引き上げる。そして、このまま
物干し場に運ぶことができる。
ず上面板32を薄肉ヒンジ33を中心に回動して
開放し、押え蓋26の突出片29,29をフラン
ジ21から外し且つフツクピン31,31を係止
孔23,23に係合したまま重合する。すると、
把手孔28,28が合致するので、ここを手指で
持つてかご19毎引き上げる。そして、このまま
物干し場に運ぶことができる。
尚、かご19を用いずに脱水することも当然可
能である。
能である。
第7図では洗濯かご19を洗濯だけに使用する
他の実施例を示している。ここでは洗濯かご19
はフランジ21に代えて簡単な翼状のフランジ7
1,71を両側だけに設け、上面板32は箱35
や作動板36等に代えてU字型の受溝72,72
を設けている。又、かご19は把手としてアーム
73を取付けている。かくして、かご19をカー
ル部15に合せつつ脱水槽11内に入れ、フラン
ジ71,71を受溝72,72内に嵌合して回り
止めを成すのである。この第7図では省略してあ
るが、かご19の他の部分(下部)は既述の実施
例と同一であり、同様の洗濯効果を得る。洗濯後
はかご19を引き上げて水を切る。損傷しやすい
小物等の衣類には遠心脱水しない方が良い物があ
るから、その場合はそのまま干す。又、引き上げ
た後にこの脱水槽11内に入れられて遠心脱水し
ても良い。
他の実施例を示している。ここでは洗濯かご19
はフランジ21に代えて簡単な翼状のフランジ7
1,71を両側だけに設け、上面板32は箱35
や作動板36等に代えてU字型の受溝72,72
を設けている。又、かご19は把手としてアーム
73を取付けている。かくして、かご19をカー
ル部15に合せつつ脱水槽11内に入れ、フラン
ジ71,71を受溝72,72内に嵌合して回り
止めを成すのである。この第7図では省略してあ
るが、かご19の他の部分(下部)は既述の実施
例と同一であり、同様の洗濯効果を得る。洗濯後
はかご19を引き上げて水を切る。損傷しやすい
小物等の衣類には遠心脱水しない方が良い物があ
るから、その場合はそのまま干す。又、引き上げ
た後にこの脱水槽11内に入れられて遠心脱水し
ても良い。
(ヘ) 本考案の効果
本考案は洗濯、脱水の際に脱水槽から洗濯かご
を出し入れする必要がない。又バツフルによつて
洗濯時には下方向の水流を強化し、例えば翼片に
よる洗浄効果を抑制することによつて、ソフトな
洗濯を可能にする。更に、バツフル間で上昇する
洗濯水の回転方向の移動を規制するので、槽の横
振れを防止すると共に、むしろ洗濯水をバランサ
ーとして作用させ、脱水運転を非常に安定させる
ことができるものである。
を出し入れする必要がない。又バツフルによつて
洗濯時には下方向の水流を強化し、例えば翼片に
よる洗浄効果を抑制することによつて、ソフトな
洗濯を可能にする。更に、バツフル間で上昇する
洗濯水の回転方向の移動を規制するので、槽の横
振れを防止すると共に、むしろ洗濯水をバランサ
ーとして作用させ、脱水運転を非常に安定させる
ことができるものである。
第1図は本考案による洗濯機の正面断面図、第
2図は要部の平面断面図、第3図は要部を切欠せ
る斜視図、第4図は側断面図、第5図は要部の斜
視図、第6図はフツクピンの係合状態の説明図、
第7図は他の実施例の正面断面図である。 11……脱水槽、14……脱水孔、19……洗
濯かご、20……透孔、18……翼片、16……
バツフル。
2図は要部の平面断面図、第3図は要部を切欠せ
る斜視図、第4図は側断面図、第5図は要部の斜
視図、第6図はフツクピンの係合状態の説明図、
第7図は他の実施例の正面断面図である。 11……脱水槽、14……脱水孔、19……洗
濯かご、20……透孔、18……翼片、16……
バツフル。
Claims (1)
- 槽壁上部に脱水孔を有する脱水槽内に、周側面
に透孔を有する筒状の洗濯かごを、洗濯時には固
定し脱水時には連動回転できるように配設し、上
記脱水槽の内底部に、槽回転時に槽壁とかご周側
面間に洗濯水を押し上げる翼片を設け、この脱水
槽の槽壁内面には、適当な回転角毎に縦長のバツ
フルを突設して成る洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12571582U JPS5931386U (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12571582U JPS5931386U (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5931386U JPS5931386U (ja) | 1984-02-27 |
JPS6115823Y2 true JPS6115823Y2 (ja) | 1986-05-16 |
Family
ID=30286114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12571582U Granted JPS5931386U (ja) | 1982-08-19 | 1982-08-19 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931386U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936457U (ja) * | 1972-07-04 | 1974-03-30 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4876769U (ja) * | 1971-12-22 | 1973-09-21 | ||
JPS5262681U (ja) * | 1975-11-05 | 1977-05-09 |
-
1982
- 1982-08-19 JP JP12571582U patent/JPS5931386U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936457U (ja) * | 1972-07-04 | 1974-03-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5931386U (ja) | 1984-02-27 |
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