JPS63190096A - 紙 - Google Patents

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JPS63190096A
JPS63190096A JP21521087A JP21521087A JPS63190096A JP S63190096 A JPS63190096 A JP S63190096A JP 21521087 A JP21521087 A JP 21521087A JP 21521087 A JP21521087 A JP 21521087A JP S63190096 A JPS63190096 A JP S63190096A
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fossil
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は和紙、用紙の原料パルプに富山県高岡市富山鉱
山、国土高岡鉱山から産出される貝化石[従来の技術] 従来和紙、用紙等の紙質を改善しようとする手段が多数
試みられている。しかし従来の紙はほとんど通常植物繊
維を密に平にからみ合せ、必要に応じてサイズ、填料1
色素などを調合するという範囲を出ていない。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の紙は前記のとおりであるから、長期にわたり果実
や食品の鮮度を保持する作用や吸臭、吸水力を強化する
作用、紙質に劣化を防止する作用、遠赤外線効果をもた
らすことができなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、和紙、用紙の原料パルプに富山県高りなる貝
化石の粉末を混入して抄紙してなる紙である。
[修   用] 本発明は、前記の構成により通常の紙質の機能すなわち
、天然上オライドの有する活性吸着凝集性とイオン交換
、物理的化学的性質と、ゼオライ線放射体として作用す
る。
[実 施 例] この明細書において、貝化石とは、考古学名、有孔虫化
石、地質学名1石灰質砂岩であって、富山県高岡市富山
鉱山岩坪A、B、C採掘場において採掘された試料につ
いて、昭和54年8月7日、名古屋通商産業局より分析
報告(54名通産工業第564号)のあった下記定量分
析第1表と富山県高岡市国土富山鉱山採掘場において採
掘された試料について、昭和52年lO月20日1名古
屋通商産業局より分析報告(52名通商工業第。
1071号)のあった下記定量分析第2表によるものを
いう。
又、富山県高岡市で採掘される貝化石は日本の他の地域
で採掘される貝化石の成分構成と分子集合形態が大きく
違い、特に炭酸カルシウムの占める比率が高いことが特
長である。そのため、他の類する貝化石と異なることか
ら、国の資源として法定鉱物に指定されている。
図面において、lはパルプより抄いた紙であって、和紙
、又は洋紙、或いは板紙よりなる。紙Aは、用意された
パルプlを約20%重量比以上と、富山県高岡市富山鉱
山から産出される貝化石を焼き、微粉末状に加工したち
の2を約80%重量比以下とを混合し叩解機にて適宜配
合し、さらに目的に合せて適僅のサイズ、填料、色素を
調合する。これを抄紙機の歯のあるロールにかけて繊維
束を叩解して全体をかゆ状にする。その後除液機、ロー
ル、ベルトコンベア笠を経て抄紙機の漉網に送り、加熱
乾燥され、光沢機を経て巻取機又は裁断機に送られ、製
紙されたものである。貝化石微粉末2は、前記鉱山の貝
化石を砂状に破壊し、貝化石内にある結晶水を熱処理に
より除去した後微粉末状に加工したものであって、これ
を第1図(イ)の如く紙Aに混在させ、又、第1図(ロ
)の如く紙又は不織布Bの表面に一体に塗布し又は第1
図(ハ)の如く紙又は不織布Bにサンドウィッチ状に一
体に挟在させたものである。前記の貝化石は、水質改良
材、肥料、土壌改良材、畜産用試料としては実用化され
ている。それはこの貝化石の成分と微粒な分子の集合体
には一定の有効径をもつ穴が無数にあり、その穴の結晶
水を除去すれば天然セオライトとして、活性吸着凝集し
8.6〜l000であるが、酸性土壌、酸性水質の中に
混入することにより、それらを弱アルカリに安定させる
効果機能をもっているからである。
[効   果] 本発明は前記の構成により、天然ゼオライトのもつ、活
性吸着凝集し、同時にイオン交換、物理的化学的作用に
より、長期間にわたり果実、食品の鮮度保持作用がある
ため、包装紙、パッケージ用として有効であり、ゼオラ
イトの特性で吸臭、吸水力の作用を活かして紙おむつに
使用することができ、弱アルカリ度に安定させる作用に
より、紙の酸化による紙質の劣化を防ぎ、長期保存洋紙
として最適であり、又前、2貝化石は遠赤外線放射体(
放射率100%の黒対比が約80%)であることから本
発明の紙は、今後医療用、健康保持用、植物や生体の活
性化用等に広く利用され得る効果がある。又、吸臭の実
用試験例として、財団法人化学品検査協会の試験報告書
(下記参照)によると、静岡県製紙工業試験場にて本発
明の貝化石を混入した手抄きによる紙を、悪臭の元素の
硫化水素(酸性系)とトリメチルアミン(アルカリ系)
の脱臭効率を試験、その結果は両性の悪臭元素を吸臭す
ることが実証された。
即ち、本発明貝化石はアルカリ度が(pH8゜6〜10
.0)であり、弱アルカリに安定させる効果機能を持っ
ていることから、紙全体が中性(p+−18,0)であ
り、脱臭効果も両性の元素を吸臭する機能をもつことに
なるのである。本発明と類似する他の無機質を混入して
、脱臭を実用目的にした紙は、両性の元素を吸臭する機
能はなく、機能はいずれかにか偏っている。又、本発明
の機能と同じように両性の元素を吸臭するものでは活性
炭入りの紙があるが、これは活性炭そのものの色が黒い
ため、紙の色がグレイとか、黒い繊維が目立つため幅広
い紙として実用化に限界がある。
それに比較して本発明は貝化石の粉末が殆ど白色に近い
ので、脱臭機能をもった紙としても実用範囲は幅広く、
実用価値の高い紙である。
1、試験期間 自 昭和61年12月 8日 至 昭和61年1り月!5日 2、試験目的及び項目 貝化石入り紙(10%、30%、60%)。
市販脱臭紙による硫化水素、トリメチルアミンの脱臭効
率把握 3、試験方法 各資料をテトラバック(11)に入れ、封じ、各試験ガ
ス(硫化水素−15,9□、。
トリメチルアミン−10,8,、、)を封入し、20分
後、60分後の各試験ガス濃度をガスクロマトグラフ法
により分析する。
(2) トリメチルアミン(10,8ppm)(受付N
o、68−0392)       −以上一5、試験
紙 静岡県製紙工業試験場による試作条件は下記の通りであ
る。
パルプ LBにP(広葉樹)8:NBKP(針葉樹)2
叩解度 350 ml  c、s、f 貝化石 定量分析第2表の粉末 75ミクロン pH8,6 内添楽品(対原料=パルプ+貝化石) ポリストロン  191  0.4% ハイホルダー  351  0.旧% バイレックス  104  0.2% [具体的な実例] (特殊製紙■技術開発本部研究所に
て抄造) 本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明におけくる
貝化石及び繊維状物以外の添加物については下記実施例
に限定されるものではない。
実施例、1 貝化石(定量分析第2表の粉末5ミクロン、p II 
10.0) 70重量部と叩解パルプ(NBKP:LB
KP−1=1叩解度CSF30cc) 30重量部を含
む水懸濁液(濃度3%)に攪拌しながらカチオン性ポリ
アクリルマイト系凝集剤0.002重量部(固形分)、
アニオン性ポリアクリルマイト系凝集剤0.002重量
部(固形分)を順次添加、攪拌して凝集スラリーを得た
。次いでこのスラリーを長網式抄紙機を用い坪tit2
18g/m”のシートに抄造した。
実施例、2 貝化石(定量分析第2表の粉末5ミクロン、p )I 
10.0)  15重量部と叩解パルプ(NBKP:L
BKP・1:l叩解度CSF450cc ) 85重量
部を含む水懸濁液(濃度2%)に攪拌しながらアルキル
ケテンダイマー0.2重量部、アニオン性ポリアクリル
マイト0.2重量部、カチオン性デンプン1.0重量部
を順次添加しスラリーを調整した。次いでこのスラリー
を長網式抄紙機を用い坪量96.Og/m”のシートに
抄造した。
実施例、I  実施例、2 坪rl g/m”       218.0    9
6.0厚さmm          O,3130,1
97密度g/cm”       0.70    0
.49引張り強さにgf715mmタテ 3.6   
  7.0ヨコ  2.2          4.2
引裂度g「     タテ92.0     + 10
.0ヨコ 85.0         +20.0引裂
強度Kgf/cm”    0.45    1.70
アル力リ度       8.0     8.0[具
体的な実施例1,2の脱臭試験] 1、試験期間 自 昭和62年3月 2日 至 昭和62年4月11日 2、試験目的及び項目 貝化石入り紙(70%、15%)による硫化水素、トリ
メチルアミンの脱臭効果把握3、試験方法 各試料をテトラバック(II2)に入れ、封じ、各試験
ガス(硫化水素−15,9ppm。
トリメチルアミン−1O,8ppm)を封入し、20分
後、60分後の各試験ガス濃度をガスクロマトグラフ法
により分析する。
46試験結果 (+)硫化水素(15,9ppm) (2) トリメチルアミン(I 0.8 ppm)(受
付No、68−0495.68−0538)[具体的な
実施例1.2の遠赤外線放射率測定](■東しリサーチ
センター) 1、測定期間 自 昭和62年7月15日至 昭和62
年8月11日 2、測定目的 貝化石の放射効率把握 3、試  料 No、 l :貝化石粉末4 点   
   (5ミクロン) NO,2:貝化石粉末 (75ミクロン) 本発明に直接関係がないの で、以後省略 No、 3 :貝化石混入紙(15%)[実施例・2] No、 4 :貝化石混入紙(70%)[実施例・1] 4、測定方法 rFT−IRによる発光スペクトル測定
」 装置:IF5−113V (Bruker5m ) 検知機: DTGS、条件;分解能 =8cm−’、積算回数=256回 附属装置二発光スペクトル測定用 附属装置、参照試料:黒体 60℃ 5、測定結果(別紙参照) 第2図:No、3の放射率(参照試料60℃黒体、横軸
: 2〜25μm) 第3図:No、4の放射率(参照試料60℃黒体、横軸
= 2〜25μm) 第4図:理想黒体、(60℃)の発光エネルギー分布及
び試料(NO,3,4)発光エネルギー分布(横軸=2
〜25μm) 用いた黒体の発光が理想的な黒体の 発光強度分布をもつと仮定して、理 想黒体の発光強度分布曲線(Plankの式)に各試料
の放射率を掛けたも のを試料の発光分布とした Plankの式 □ 省略 6、測定担当 ■東しリサーチセンター構造化学研究部
第一研究室 ・報告NO・+5337 7、別紙評価 生物が成長に必要とする遠赤外線波長(
6〜14μm)の放射率が 60℃ 黒体に対して約80%弱で ある0発光エネルギー分布におい ても、理想黒体の分布ラインに約 80%弱で添っていることから、 本発明の実施例1・2の抄造した 紙は、遠赤外線を効果的に放射す る紙であることが判る。
(資 源) 富山鉱山 第99号鉱区 25,011ア一ル国土高岡
鉱山 第104号鉱区 29.008  アール上2両
鉱山の殆どは海抜50メートル以内の山林で、山林の地
肌数メートル下から貝化石の層であり、海抜地下20〜
30メートル位までの厚い層を形成しており、採掘は露
天掘、天然資源は有限ではあるが、豊富にあり資源活用
は有意五である。日本の他の地域で産出される貝化石は
、含有する炭酸カルシウムが28%より数%以上下回り
、ケイ産の含有が非常に高く、法定鉱物とじて認められ
ていない。即ち、富山間高岡市の両鉱山から産出される
貝化石は、現在のところ、日本のどこにもない化学的な
機能と成分をもった法定鉱物である。又、理想黒体(6
0℃)に対して約80%の遠赤外線放射率を持った鉱物
である6
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)はパルプと貝化石微粉末とを混合して製造
した紙の拡大断面図、第1図(ロ)は貝化石微粉末を紙
又は不織物の表面に一体に塗布した紙の拡大断面図、第
1図(ハ)は貝化石微粉末を紙又は不織物にサンドウィ
ッチ状に一体に挟在させた紙の拡大断面図、第2図は貝
化石混入紙(15%)の遠赤外線放射率測定グラフ、第
3図は貝化石混入紙(70%)の遠赤外線放射率測定グ
ラフ、第4図は理想黒体(60℃)の発光エネルギー分
布と貝化石混入紙(15%)及び貝化石混入紙(70%
)の発光エネルギー分布の比較図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パルプに富山県高岡市にある富山鉱山と国土高岡
    鉱山から産出される貝化石に熱加工を施し、超微粒にし
    た貝化石の粉末(以後貝化石の粉末という)を混入させ
    て抄紙した紙。
  2. (2)富山県高岡市富山鉱山、国土高岡鉱山以外の地域
    から産出された貝化石であって富山鉱山、国土高岡鉱山
    から産出される貝化石の成分と同一又は類似した成分よ
    りなる貝化石の粉末を混入させて抄紙した特許請求の範
    囲第1項記載の紙。 同一又は類似した成分とは、貝化石に含有している炭酸
    カルシウムが28%以上(法定鉱物)のものを指す。
JP62215210A 1986-09-10 1987-08-31 脱臭、吸着、中性紙としての効果と常温付近における遠赤外線領域のエネルギ−を吸収、放射する機能を付与した3つの複合的作用効果を同時に有する紙 Expired - Fee Related JPH0718120B2 (ja)

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