JPS63190091A - 湿潤シ−ト体移送装置 - Google Patents

湿潤シ−ト体移送装置

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JPS63190091A
JPS63190091A JP1956487A JP1956487A JPS63190091A JP S63190091 A JPS63190091 A JP S63190091A JP 1956487 A JP1956487 A JP 1956487A JP 1956487 A JP1956487 A JP 1956487A JP S63190091 A JPS63190091 A JP S63190091A
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JP
Japan
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paper
felt
wet
roll
canvas
Prior art date
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Pending
Application number
JP1956487A
Other languages
English (en)
Inventor
藤田 得生
安部 英人
明仁 永野
弘 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば抄紙機におけるプレスパートからドラ
イヤパートへの紙移送装置、或は不織布等の湿潤シート
体の移送装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の抄紙機におけるプレスパート21からドライヤバ
ート22への紙移送方法の例を第4図に示す。同図にお
いて、まずワイヤパート20で抄造された湿紙1はプレ
スパート21で脱水され、最終プレス10(本図ではN
O,4プレス。)後にドライヤバート22へ送られ、複
数のドライヤロール8で乾燥されて図示しないカレンダ
ー等の次工程へと送られ製品となる。尚、最終プレス後
の湿紙1の水分は、一般的に約55〜65%程度で、紙
の強さとしては、まだ非常に弱い状態にある。
上記プレスパート21とドライヤパート22間の移送は
、古くは第4図に示すようなトランスファボックス18
も設置されず、プレスパート21とドライヤパート22
間は全くフリーな状態で行なわれていたが、抄紙機のス
ピードが増加するに伴ない、この間の湿紙1のバタつき
による紙切れ等の問題が生じ、これが操業効率を悪くす
る重要な原因となっていた。そこで、この湿紙1のバタ
つきを無くすための対策として出現したのが、同図に示
すトランスファボックス18で、湿紙1の一面とトラン
スファボックス18間の空間に通気性のあるカンバス又
はフェルト2′を介して真空又は差圧を生じさせ、カン
バス又はフェルト2′面に湿紙を保持し、ドライヤロー
ル8に移送する手段をとるものである。
このトランスファボックス18の形状及び使用方法を第
5図及び第6図に示す。第5図の場合は、トランスファ
ボックス18′を真空配管17を介して真空状態で使用
する方法で、カンバス又′はフェルト2′側に多くの目
孔を持ち、通気性のあるカンバス又はフェルト2′を介
してトランスファボックス18′の吸引作用で湿紙1を
保持する。また、第6図の場合は送風配管17″から送
られてくる空気を本図矢印のようにカンバス又はフェル
ト2′面を掃くようにトランスファボックス18″から
吹出させ、カンバス又はフェルト2′表面にコアンダー
効果(トランスファボックス18とカンバス又はフェル
ト2′間の静圧が周囲の圧力より低目になる。)を生じ
させ、この間の差圧により湿紙1をカンバス又はフェル
ト2′に保持しようとするものである。
なお、これらの図において、2はプレスフェルト、4は
小ロール、9,11はサクションロール、10は最終プ
レスロール、12.13はプレスロール、14はサクシ
ョンピックアップロール、15はクーチロール、16は
ワイヤ、17はトランスファボックス用配管、23は一
木目のドライヤロールへの湿紙噴込部である。
(発明が解決しようとする問題点) プレスパートとドライヤパート間の湿紙移送装置として
トランスファボックスを使用する従来の方法には、次に
挙げるような多様な問題点がある。
(11湿紙を保持するためのトランスファボックスと湿
紙間の真空又は差圧が高すぎると、カンバス又はフェル
トとトランスファボックス間の摩擦が大きくなり、カン
バス又はフェルトの自信の原因となる。また、逆にこれ
ら負圧が低すぎると保持力が低下し、湿紙がカンバス又
はフェルトから離れてバタついたり、シワになってドラ
イヤ接触部に入り、紙切れの原因となる。
(2)トランスファボックスの反対面が自由面となって
いるので、−木目のドライヤロール噴込み部23で伴流
空気によるブローイングが生じ、紙切れ及びシワ発生の
原因となる。このため、操業効率が期待値はど高められ
なかった。
(3)上記(1)項の紙離れ及び(2)項のブローイン
グ対策として、水分の未だ多い状態にある湿紙にドロー
をかけることが行われるが、このドローにより紙品質(
縦横強度化、寸法安定性等)が最終的に要求されている
値と変ってくる。
(4)湿紙の保持力発生源としてファン動力が必要、で
あり、省エネに反する。
本発明はこれらの諸問題を一挙に解消すべくなされたも
ので、格別な動力が不要でカンバス、又はフェルトを傷
めることなく、同時に湿潤シートを無理な力が働くこと
なく姿勢を安定した状態で確実に把持して移送する湿潤
シートの移送装置を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため、本発明は前工程から次工程への湿潤シート体
の移送受渡し部において、前記シート体を上下から挾む
ように二枚の走行するカンバス又はフェルト状帯を配設
することを構成とし、これを上記問題点の解決手段とす
るものである。
(作用) カンバス又はフェルトにより湿潤シートを機械的に挾ん
で移送するので湿潤シート自身のバタつきはなくなる。
また、たとえ−木目のドライヤロール噴込み部において
ブローイングが生じても、湿潤シートが上下から完全に
保持されているため全くその影響を受けることがなく、
湿潤シートに対する必要以上のドローも必要ない。
(実施例) 以下、本発明を抄紙機のプレスパートとドライヤパート
間の移送部に適用した実施例につき図面に基づいて説明
する。第1図及び第2図は共に従来の同移送部における
カンバス又はフェルト2′の配列をそのまま利用して本
発明が適用された場合の実施例を示している。
両図から明らかなように、これらの実施例では第4図に
示した従来のカンバス又はフェルト2′との間で湿紙1
を挾むようにして無端のカンバス又はフェルト2′が一
木目のドライヤロール8に懸は渡されている。こうして
、最終プレス10からの湿紙1は、上下二つのループか
らなるカンバス又はフェルト2′に挾まれ、一本口のド
ライヤロール8に移送される。湿紙を一木目のドライヤ
ロール8から次ドライヤロールへ移送するために上下の
カンバス又はフェルト2’、2’の性状をかえると共に
、下部ループから湿紙1が剥離される部分で下部カンバ
ス又はフェルト裏面からエアノズル7によりエアを噴出
して下部ルiブから湿紙を剥離させる。両実施例ともに
上下二つのループの湿紙噴込み部のロール3は伴流空気
によるブローイング防止のためにロール円周方向に複数
の溝を持つグループトロールとなっている。但し、運転
操作上の都合から、二つのロール3のうち上下のいずれ
か一方、もしくは双方共に真空を作用させる構造(サク
ションロール)としてもよい。これらの実施例では、上
下の二つのロール3のうち最終プレスからの湿紙1と最
初に遭遇するロールは、下部ループ側のものとなってい
るが、運転操作上、上部ループ側のロール3を湿紙1と
最初に遭遇させてもよいし、更には上下はぼ同時に遭遇
するようにしてもよい。
下部ループ側に配される小ロール群中には、カンバス又
はフェルト2′の蛇行防止用のガイドロール5及びテン
シラン調整用ストレッチロール6を含む、また、上部ル
ープ中にも同様の装置を含むことは言うまでもない。
尚、ここで一本口のドライヤロール8は、内部に蒸気を
吹込まない単なる中空ロールとしても構わない。
第2図に示す例はドライヤロール8が千鳥状に配された
場合の例であるが、同側においては図示の如く一木目ド
ライヤロール8から二本面ドライヤロール8への紙の転
移部に前記エアノズル7に加えて従来使用されている真
空ボックス24又はブローボックス26等を設けること
で、次のドライヤロールへ紙がカンバス又はフェルトか
ら離れることなく確実に移送されるようにすれば更によ
い。
第3図は本発明の他の実施例を示し、最終プレス10が
ダブルフェルト形式のもので、プレスフェルト2を一木
目のドライヤロールまで懸は渡し、かつトップカンバス
又はフェルト2′を最終プレストップロールにかけて、
プレスパートとドライヤパート間の湿紙移送路を完全に
クローズ化したものである。尚、このトップカンバス2
′を懸けるドライヤロール8の本数は、湿紙1の乾燥具
合と紙の強さを考慮し、適当な本数とすることができる
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、湿潤し切れ
易いシートを連続的に移送するとき、同シートを上下か
ら通気性あるカンバス又はフェルトで挾むようにして共
に移送するため、次の諸効果を奏するようになる。
(1)例えば、抄紙機におけるプレスパートからドライ
ヤパートへの湿紙の移送において、紙切れ及びシワが激
減し、高速にあっても運転効率が著しく向上する。
(2)  抄紙により得られる製品(祇)についてみる
と、プレスパート直後の湿紙水分の多い個所でドローを
減少できるために引張り強度の縦横比が小さべ、寸法安
定性に富んだ良質紙が得られる。
(3)トランスファボックスが無用となった分、ファン
動力が削減できるために省エネとなる。
なお、これらの効果は湿紙の移送に限るものでなく、不
織布等の湿潤シート体の移送についても同等の効果が期
待できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す湿紙移送装置の概略
構成図、第2図は同第2実施例を示す湿紙移送装置の概
略構成図、第3図は本発明の第3実施例を示す湿紙移送
装置の概略構成図、第4図は従来の抄紙機における主要
部概略構成図、第5図及び第6図は従来の異なる湿紙移
送例を示す概略構成図である。 図の主要部分の説明 1−湿紙        2−プレスフェルト2′−・
−カンバス又はフェルト 3・・・グループトロール(又はサクションロール)7
−エアノズル    8−・ドライヤロール1〇−最終
プレスロール 20− ワイヤパート21・・−プレス
パート   22−  ドライヤパート23−−−一木
目ドライヤロールへの湿紙噴込み部特許 出 願人三菱
重工業株式会社 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 前工程から次工程への湿潤シート体の移送受渡し部にお
    いて、前記シート体を上下から挾むように二枚の走行す
    るカンバス又はフェルト状帯を配設することを特徴とす
    る湿潤シート体移送装置。
JP1956487A 1987-01-29 1987-01-29 湿潤シ−ト体移送装置 Pending JPS63190091A (ja)

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JP1956487A JPS63190091A (ja) 1987-01-29 1987-01-29 湿潤シ−ト体移送装置

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JP1956487A JPS63190091A (ja) 1987-01-29 1987-01-29 湿潤シ−ト体移送装置

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JPS63190091A true JPS63190091A (ja) 1988-08-05

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ID=12002791

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JP1956487A Pending JPS63190091A (ja) 1987-01-29 1987-01-29 湿潤シ−ト体移送装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02127586A (ja) * 1988-09-27 1990-05-16 Beloit Corp ウエブの移送方法と移送装置
WO2011037116A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 デュプロ精工株式会社 製紙装置および製紙方法
JP2015209603A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 北越紀州製紙株式会社 新聞用紙の製造方法

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