JPS63189724A - 空気調和機の排水処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷房時に室内の空気を熱交換することにより
室内側熱交換器から発生するドレン水や、暖房時の除霜
サイクルにおいて室外側熱交換器に付着した雷を溶融す
ることにより発生する水を処理する空気調和機の排水処
理装置に関するものである。

従来の技術 一般に、室内側熱交換器によって空気を冷却すると、空
気中の湿気が凝縮してドレン水が生じる。

このドレン水を室外に排出する方法の１つとして噴霧器
により霧状にして室外に吐出させる方法がある。

以下図面を参照しながら、上述した従来の空気調和機の
一例について説明する。

第７図は従来の空気調和機本体１（以下本体と称す）の
断面図であり、３は室内側熱交換器、４は水受皿、５は
噴霧器、６は吐出口、７は室外側熱交換器である。

以上のように構成された空気調和機のドレン水処理につ
いて説明する。

まず同図において、室内の空気を熱交換することにより
室内側熱交換器３から発生した露は、水受皿４に回収さ
れ、噴霧器５により霧状にされた後吐出口６から室外へ
と飛散させられる。

このような構成の従来の空気調和機については、例えば
実開１１８５Ｂ−８５１２３号公報に示されるものがあ
る。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、噴霧器５により発
生する霧２の粒子は、噴霧器５の振動子等によって与え
られた小さな初速度しか持ってなく、本体１の室外側近
傍に煙状になって滞留し、使用者に機器の故障により煙
が発生しているかのような不安感を与えるという不具合
があった。

また、暖房時の除霜サイクルにおいて、室外側熱交換器
７に付着した霜を溶融することにより発生する水を霧に
して、冬季に屋外へ排出することはできなかった。

本発明は上記問題点に鑑み、冷房運転時に発生するドレ
ン水と、暖房運転時の除霜サイクルにおいて発生する溶
融水とを霧状にし、その霧を本体１０室外側近傍に煙状
に滞留させることなく、屋外へ排出することができる空
気調和機を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の空気調和機の排水
処理装置は、室内側熱交換器と、室外側熱交換器と、水
受皿と、超音波振動子を有する噴霧器と、前記超音波振
動子を作動させる発振回路と、前記発振回路の周波数を
制御する制御装置と、前記水受皿に回収された水の水温
を検知する水温検知手段と、前記水受皿に回収した水の
水面高さを検知する水面高さ検知手段と、前記室外側熱
交換器に対する風の流れを正逆二方向可能にした室外側
送風機とを備えたものである。

作　　用 本発明は上記構成によって、冷房時は、室内側熱交換器
で発生したドレン水を水受皿で回収し、風の流れを室外
側送風機で正妥方向とし、水受皿で回収したドレン水が
噴霧器で噴霧可能な時、すなわち、水面高さ検知手段で
検知し噴霧可能な水位の時に発振回路を作動させ所定の
周波数で超音波振動子を振動させ、このドレン水を噴霧
し、屋外から吸込んだ外気とこの霧状のドレン水を混合
し、室外熱交換器へ導き、熱交換し、屋外へ霧状にして
滞留させることなくドレン水を排出することができる。

また暖房時では、除霜により室外側熱交換器に付着した
霜を溶融して発生した水を水受皿で回収し、水温検知手
段で検知した水温が凍結する前の温度の時、発振回路の
発振周波数を制御回路で高め、噴霧器の超音波振動子の
振動を増加させ、噴霧器を加熱し、これにより水受皿で
回収した水の凍結を防止し、風の流れを室外側送風機で
冷房時とは逆方向とし、回収した水が噴霧器で噴霧可能
な時、すなわち水面高さ検知手段で検知した水位が噴霧
可能な水位の時に、発振回路を作動させ、所定の周波数
で超音波振動子を振動させ、回収した水を噴霧し、屋外
から吸込み室外側熱交換器と熱交換した外気と混合して
屋外へ霧状にして滞留することなく排出することができ
る。

実施例 以下本発明の実施例の空気調和機の排水処理装置につい
て、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における空気調和機第２図は
第１図の同空気調和機の排水処理装置内 の側面断面図を示し、空気調和機本体１内の室外側に室
内側熱交換器３、室内側送風機７、室内側水受皿８、電
源箱９、しきり板１０があり、室外側には、室外側熱交
換器１１、室外側送風機１２、水受皿４及び室外側送風
機１２と室外側熱交換器１１の間に噴霧器５がある。６
は吐出口である。

１３は水受皿４に回収した水である。

第３図は同空気調和機の排水処理装置の上面断面図を示
す。なお第２図、第３図の矢印は冷房時は水受皿４で回
収した水１３の水温を検知する水温検知手段、１６は水
受皿４で回収した水１３の水面高さを検知する水面高さ
検知手段、２２は噴霧器５の超音波振動子である。

第６図は同空気調和機における噴霧器５の制御回路を示
し、１５は水受皿４に回収された水１３の温度を検知す
る水温検知手段、２５は発振回路、２２は超音波振動子
、２１は水面高さ接点、２６は超音波振動子２２を作動
する発振回路２５の発振周波数を制御する制御装置（以
下制御装置という）である。

以上のように構成された空気調和機の排水処理装置の動
作について、以下第１図〜第６図を用いて説明する。

まず冷房運転時を考えると、室内側熱交換器３のフィン
表面に凝縮した露は、室内側水受皿８に集収され、水受
皿４に徐々に回収される。この徐々に回収された水１３
の水面高さが噴霧器５の噴霧可能となった時、すなわち
水面高さ検知手段１６で検知し、第６図の水面高さ接点
２１を閉じ、噴霧器５の超音波振動子２２の発振回路２
５に通電され、制御装置２６で噴霧の最適となる所定の
周波数で振動させ、噴霧器５の吐出口６より水１３を霧
にして噴霧する。

そしてこの霧になった水１３は、矢印のごとく室外側送
風機１２による正方向の風の流れにより、屋外より吸い
込んだ空気と混合して、室外側熱交換器１１を通り、滞
留することなく屋外へ排出される。

またこの時、室内側熱交換器３で発生した水１３の温度
は約１０°Ｃ位であり、室外の気温（約３０’Ｃ）より
低い為、この霧になった水１３が室外側熱交換器１１を
通る際、熱交換し放熱能力が増加し、冷房能力の増加及
び、消費電力の低下にもなる。

つぎに暖房運転時は、室外側熱交換器１１は蒸発器とし
て働き、そのフィン表面に霜を付着成長させ、例えば室
外側熱交換器１１の配管温度がある値以下になると除霜
運転を開始し、霜は溶融して室外側熱交換器１１の下方
に設けられた水受皿４に貯水される。そして冷房時と同
じく、回収された水１３の水面高さが噴霧器５の噴霧可
能となった時、すなわち水面高さ検知手段１６で検知し
、第６図の水面高さ接点２１を閉じ、噴霧器５の超音波
振動子２２の発振回路２５に通電され、制御装置２６で
噴霧の最適となる所定の周波数で振動させ、噴霧器５の
吐出口６より水１３を噴霧する。

この霧になった水１３は、室外側送風機１２により逆方
向の風の流れとなり、屋外より吸い込んだ空気は、室外
側熱交換器１１を経て混合し、屋外へ滞留することなく
排出される。

この時、発生した水１３の温度は外気が１０°Ｃ位の時
５°Ｃ位であり、霧となった水１３が室外側熱交換器１
１を通らず直接室外へ排出されるので、熱交換すること
がないため、吸熱量が減少せず、したがって室内への放
熱量の減少がない。また水受皿５で回収した水１３は０
°Ｃ以下の水温では氷結する恐れがあり、そこで、水受
皿５で回収した水１３の水温を検知する水温検知手段１
５を設け、例えばＯ′Ｃ以下の場合には、第５図の７０
−チャートに示すように、超音波振動子２２の発振周波
数を高め、噴霧器１８を発熱体として利用し、水１３を
加熱し、水温が０°Ｃよりも高くなると超音波振動子２
２を停止させ、水受皿１５に回収された水＄３の凍結を
防ぐことができる。また水面高なお、本実施例において
は、室外側送風機１２、噴霧器５の吐出口６、室外側熱
交換器１１の順に設置したが、噴霧器５の吐出口６、室
外側送風機１２、室外側熱交換器１１の順でもよく、ま
た、室外側送風機１２、室外側熱交換器１１、噴霧器５
の吐出口６の順序としてもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、冷房時では、室内側熱交換器で
発生した水を超音波振動子を有する噴霧器により霧化し
、室外側送風機により屋外より吸い込んだ空気と混合し
、室外側熱交換器を通り屋外へ煙状に滞留することなく
排出し、冷房能力の増加及び消費電力の低下にもなる。

また暖房時では、超音波振動子への発振周波数を変える
ことにより、水の露化から、噴霧器自体を発熱体として
利用することができ、冬季においても、水受皿に回収さ
れた水の凍結が防止でき、よって回収した水を霧化でき
、室外側送風機により風の流れを逆方向にすることによ
り、屋外より室外側熱交換器を通った外気とこの霧化し
た水と混合して屋外へ滞留することなく排出でき、暖房
能力の低下にもならず、また冷房、暖房共に水受皿に回
収した水の水面高さを検知する水面高さ検知手段により
、噴霧器の空運転を防止できる等種々の利点を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における空気調和機の概略斜
視図、第２図は同空気調和機の側面断面は同空気調和機
の排水処理装置における加熱手段と噴霧器との動作を示
すフローチャート、第６図は同空気調和機の排水処理装
置における加熱手段と噴霧器との電気回路図、第７図は
従来の空気調和機の縦断面図である。 ３・・・・・・室内側熱交換器、４・・・・・・水受皿
、５・・・・・・噴霧器、１１・・・・・・室外側熱交
換器、１２・・・・・・室外側送風機、１３・・・・・
・水、１５・・・・・・水温検知手段、１６・・・・・
・水面高さ検知手段、２２・・・・・・超音波振動子、
２５・・・・・・発振回路、２６・・・・・・制御装置
。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　畝　男　ほか１名３−
ｖ同剥勲交罠籾 ４−　ｙＪ＜受ニ ４−７に色■ ｔ３−７〕（ ？？−刀看汲吸ヤ子 第　４　図 ５　／ｊ 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内側熱交換器と、室外側熱交換器と、水受皿と、超音
   波振動子を有する噴霧器と、前記超音波振動子を作動さ
   せる発振回路と、前記発振回路の周波数を制御する制御
   装置と、前記水受皿に回収された水の水温を検知する水
   温検知手段と、前記水受皿に回収した水の水面高さを検
   知する水面高さ検知手段と、前記室外熱交換器に対する
   風の流れを正逆二方向可能にした室外側送風機とを備え
   た空気調和機の排水処理装置。