JPS6318916Y2 - - Google Patents

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JPS6318916Y2
JPS6318916Y2 JP4646281U JP4646281U JPS6318916Y2 JP S6318916 Y2 JPS6318916 Y2 JP S6318916Y2 JP 4646281 U JP4646281 U JP 4646281U JP 4646281 U JP4646281 U JP 4646281U JP S6318916 Y2 JPS6318916 Y2 JP S6318916Y2
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gas
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gas detection
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sensing element
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、温度、湿度、ガスもれ等々の何等
かの原因により正常な空気が異常になつたとき、
直ちにランプを点灯して異常を報知させるととも
に前記ガス検知素子の異常加熱を抑制するように
したランプ式空気異常表示装置に関するものであ
る。
従来、空気異常表示装置の一種としてガス警報
装置と呼ばれるものがある。その一例を図面によ
つて説明する。
第1図は従来のガス警報装置の一例を示すもの
で、1は商用電源、2は電源変圧器で一次巻線3
と二次巻線4とを備えている。5はガス検知素子
で、通常半導体形のものが用いられ、その構成は
通常、2個の同一仕様のコイル状に巻いた白金、
パラジウムのような貴金属、またはこれらの合金
線からなる電極6,7を適当な間隔を置いて平行
に配置し、これをSnO2,ZnO等の金属酸化物半
導体8で一体に覆つたものである。そして一方の
電極6は電源変圧器2の二次巻線4に接続され
る。9はブザで電極7と商用電源1との間に接続
される。なお、10は定電圧放電管、11は抵抗
器、12はヒユーズである。
その動作を説明すると、使用時には二次巻線4
により電極6に1.0〜1.5Vの電圧を加えて電極6
をヒータとして発熱させ、金属酸化物半導体8を
200〜300℃に加熱しておく。この状態にあると
き、ガスが金属酸化物半導体8に吸着されるとそ
の電気抵抗は急激に低下する。したがつて両電極
6,7間は低抵抗となり、ブザ9は商用電源1に
よつて鳴動し、ガス検知されたことを報知する。
上記のようなガス警報装置は、感度がよく、か
つ安価なためプロパンガス爆発事故防止用として
急速に普及しつゝある。ところがこのような半導
体形のガス検知素子を用いたガス警報装置の問題
点は、常時、電極6をヒータとして用い加熱しな
ければならないことであり、そのために装着とし
て電源変圧器2を必要とすることである。
この問題を解決するものとして、第2図のよう
なガス警報装置が提案された。これは、ブザ9と
直列にガス検知素子5′を直列に接続したもので、
ガス検出素子5′としては一例として第3図に示
すような構成をとつているものを用いている。
すなわち、第3図において、13はセラミツク
スのような電気絶縁性および耐熱性のよい材料か
らなる棒または筒の支持体で、この両端には貴金
属またはそれらの合金からなるキヤツプ、環等の
電極14を設け、これにリード線15が接続され
る。16は半導体層で、支持体13と電極14と
を一体に覆うようにZnO,SnO2等の金属酸化物
半導体を塗布焼成することにより形成される。
このようなガス検知素子5′を用いた第2図の
ガス警報装置では、電源電圧(商用電源)に対し
適当な抵抗値のガス検知素子5′を使用すれば、
常時ガス検知素子5′に電流を流すことができ、
この電流によつてガス検知素子5′は自己加熱に
よつて所定温度に加熱されている。そしてガス吸
着によつてガス検出素子5′の電気抵抗は急激に
低下し、それによつてブザ9を鳴動させる。
ところで、このようなガス警報装置は第1図の
ものにくらべるとはるかに構成が簡略になつてい
るが、ブザ9の内部抵抗は一定値であるため一旦
ガス吸着によりガス検知素子5′の抵抗値が下が
ると、その後ガス吸着が止んでガス検知素子5′
の抵抗値が大となつたときには、直ちにガス検知
素子5′に十分な電流を供給することはできず、
そのためガス検知素子5′の作動の回復に相当の
時間を必要とする欠点があり、さらにブザ9を使
用するため、装置が大形になり、かつ、電力もそ
れに応じて大とならざるを得ない欠点があつた。
この考案は上述の点にかんがみなされたもの
で、必要最小限の部品で構成するとともに、作
動、復帰動作の迅速な空気異常表示装置を提供す
ることを目的とするものである。以下この考案に
ついて説明する。
第4図はこの考案の一実施例を示すもので、2
0は半導体形のガス検知素子、21は白熱ランプ
であり、両者は直列に接続される。なお、1は商
用電源、12はヒユーズである。
次に第4図の実施例の動作について説明する。
空気が正常であれば、ガス検知素子20の電気
抵抗値は大きく、一方、白熱ランプ21のタング
ステンフイラメント(図示せず)の抵抗値はガス
検知素子20に比べ極めて低い。したがつて商用
電源1の電源電圧の大部分はガス検知素子20の
両端に印加されることになり、ガス検知素子20
は自己加熱によつて所要の温度に保たれる。
この状態のところにガスが到達しガス検知素子
20にガス吸着が行われると、その電気抵抗値は
急速に減少する。その結果、タングステンフイラ
メントの白熱ランプ21に大きな電流が瞬間流れ
るが、タングステンフイラメントの白熱ランプ2
1の特性によつてタングステンフイラメントの温
度が急上昇し、タングステンの抵抗温度係数が大
きいので白熱ランプ21の電気抵抗値は急速に増
加する。したがつて、今度は商用電源1の電源電
圧は大部分が白熱ランプ21に印加されるように
なる。かくして白熱ランプ21は点灯し空気が異
常になつたことを報知する。すなわち、ガス吸着
によつて、タングステンフイラメントが加熱され
て点灯すると同時に、タングステンフイラメント
の抵抗値増加に伴つて電流増加が抑制され、ガス
検知素子20の温度上昇も抑制され速かに平衡に
達する。すなわち、タングステンフイラメントの
大きな正の抵抗温度係数特性によつて、ガス検知
素子20の温度上昇に負帰還がかかるのである。
ガス吸着が止むと、ガス検知素子20の電気抵
抗値は急速に上昇し、白熱ランプ21の電気抵抗
値は急速に減少する。かくして急速に全体は復旧
する。
第5図はこの考案の実施例と従来例とのレスポ
ンス特性を比較して示す図である。この図で横軸
は時間t、縦軸は出力電圧Eであり、曲線Aはこ
の考案の実施例のレスポンス特性で、ガス検知素
子20として長さ6mm、内径0.5φ、外径1.5φ、正
常空気中で8KΩのものを用い、また白熱ランプ
21として5W、100Vの夏目球を用いた。曲線B
は従来例のレスポンス特性であり、第2図のブザ
9にかえて2.2KΩの抵抗器を用いた。そして曲線
A,Bともにイソブタン0.2%のガス濃度を用い
た。なお、出力電圧Eは、曲線Aの場合は白熱ラ
ンプ21の両端、曲線Bの場合は抵抗器の両端の
電圧である。
時間tがt0〜t1の間は正常空気中にあり、時間
t1にイソブタン0.2%のガス中に入れ、時間t2で再
び正常空気中に戻した。この結果、曲線Aと曲線
Bが得られたもので、この考案のものがいかにレ
スポンス特性に優れているかゞ明瞭に示されてい
る。
この考案に用いるガス検知素子20としては、
例えば、第3図に示したようなものが用いられる
が、第6図に示すようなものでもよい。すなわ
ち、アルミナ、ベリリヤ磁器、耐熱性硬質ガラス
などでできた高絶縁性基板22の一方の面に、ニ
クロム、マンガニンなどでできた加熱抵抗体蒸着
層23を設け、この両端に金,銀,白金などでで
きた薄膜電極24を設け、この薄膜電極24に白
金,ニツケルなどの高温で酸化しにくい材料から
なるリード線25をそれぞれ取付ける。
高絶縁性基板22の他方の面にはSnO2,ZnO,
V2O5などでできたガス敏感性金属酸化物の半導
体蒸着層26を設け、この両端にも薄膜電極27
を設け、この薄膜電極27にリード線28をそれ
ぞれ取付ける。そして両端のリード線25と28
をそれぞれ一緒にしてガス検知素子20とする。
このような構成のものは、ガス吸着以前は加熱
抵抗体蒸着層23の電気抵抗値の方が半導体蒸着
層26のそれより低いため発熱は殆んど加熱抵抗
体蒸着層23で行われるが。ガス吸着をした場合
は、半導体蒸着層26の方がはるかに電気抵抗値
が低くなり、白熱ランプ21を点灯させることに
なる。なお、加熱抵抗体蒸着層23と半導体蒸着
層26とは同じ面に重ねて設けてもよい。
上記実施例の説明では、ガス吸着を例にして空
気異常の報知を行つているが、この考案はこの
他、燃料の不完全燃焼、煙、高湿度、酸素欠乏等
をはじめ、ヘアスプレー、塗装、噴霧等や、酒、
アルコールの発散等による空気のよごれが所定値
に達すればいつでも白熱ランプ21を点灯して空
気異常を報知する。そして、バイメタルを白熱ラ
ンプ21に組込むなどしておけば、ガス吸着時に
白熱ランプ21を点滅させることもできる。
以上詳細に説明したように、この考案はガス吸
着により抵抗値が急激に減少する半導体形のガス
検知素子とタングステンフイラメントの白熱ラン
プとを直列に接続した構成であるから、ガス検知
素子に加熱のためのヒータを具備する必要がな
く、もつとも単純化された構成となつており、電
流が流れるまでは低い抵抗値で、電流が流れると
急激に高い抵抗値となるタングステンフイラメン
トの白熱ランプの特性を巧みに利用して負帰還作
用をさせており、そのため作動、復旧速度を著し
く向上させることができる。また、ガス脱離時、
ガス検知素子の抵抗増大に伴つて負荷抵抗である
タングステンフイラメントの抵抗が急減するた
め、その分だけ電源電圧がガス検知素子にかかり
ガス検知素子の温度の急低下が抑制され、ガスの
脱離が促進されるので、復帰が速い。また、白熱
ランプは、ガス検知素子が直列に接続されている
ので、空気異常のない時はもちろん、空気異常の
ふん囲気においても、ガス検知素子が保護抵抗の
役割を果すため通常の使用よりもはるかに寿命が
長く使用できる。さらに、最少の部品点数で構成
され、しかもそれらはいずれも小形のものである
から、照明スタンド、本棚、電灯笠、机等々にい
ずれも組込みが容易であるなど、従来のこの種装
置の常識を打破る優れた幾多の実用的効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガス警報装置の一例を示す回路
図、第2図は同じく他の従来例を示す回路図、第
3図は第2図の従来例に用いられたガス検知素子
の構成の詳細を示す断面図、第4図はこの考案の
一実施例を示す回路図、第5図はこの考案の実施
例および従来例のレスポンス特性を比較して示し
た図、第6図はこの考案に用いるガス検知素子の
一例を示す断面図である。 図中、1は商用電源、20はガス検知素子、2
1は白熱ランプである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス吸着により抵抗値が急激に減少する半導体
    形のガス検知素子と、前記ガス検知素子と直列に
    接続され前記ガス検知素子のガス吸着前は前記ガ
    ス検知素子に自己加熱のための電流を流しガス吸
    着後は点灯してガス検出を報知するとともに前記
    点灯により抵抗値を増大して前記ガス検知素子の
    異常加熱を抑制するタングステンフイラメントの
    白熱ランプとからなることを特徴とするランプ式
    空気異常表示装置。
JP4646281U 1981-04-02 1981-04-02 Expired JPS6318916Y2 (ja)

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JPS56159763U JPS56159763U (ja) 1981-11-28
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