JPS63189037A - 回線品質測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電話回線網の品質を測定する回線品質測定装
置に係わり、特に回線接続状態と回線品質測定機能との
一体化を図った回線品質測定装置に関する。

（従来の技術） 一般に、この種の電話回線網には市外５電−話回線１〆 晴と市内電話回線網の２通りがある。従来、この市外電
話回線網に回線品質測定器を接続して回線の品質を測定
する場合、第７図に示すように各交換ｔａ１．２側にそ
れぞれ回線接続器３．４が設けられ、遠隔試験装置５か
ら予め定められた試験ルートに基づいて前記回線接続器
３．４をアクセスする。この回線接続器３．４は遠隔試
験装置５からアクセスを受けると制御ライン６．７を介
して各交換１１１１１．２間の回線８を接続した後、引
続き、回１ｉ１８に測定器９．１０を接続する。しかる
後、各測定器９．１０は予め定められたプログラムに基
づいて所要とする項目の回線品質を交互に測定しその測
定データをメモリ等に保管している。

一方、市内電話回線網にあっては、第８図に示すように
交換機１１と電話器１３との間に回線切替器１４が設け
られ、前記電話器１３のオフ・フック後交換機１１から
のダイヤルトーンを確認しダイヤル信号を送出する。し
かる後、電話器１３においてリングバンクトーンあるい
は極性反転により相手側電話器１５から接続応答を受け
ると、人為的に回線切替器１４を操作して回線１６に測
定器１７を接続する。以後、測定器１７は前述した様に
所定のプログラムに基づいて所要とする項目の回線品質
を測定しその測定データをメモリ等に保管するものであ
る。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、以上述べた市外電話回線網の回線品質測定装置
は、市外回線上の回線品質の測定であり、交換１１．２
と回線接続器３．４との間に特別なインターフェースが
必要であり、かかる交換機１゜２に対するインターフェ
ースがなければ回線の品質を測定できない。また、回線
品質の測定中に回線断となったとき、測定器９．１０は
その回線断を知ることができないので、そのまま本来の
測定を続行して誤った回線品質データを得ることになる
。その結果、測定結果の信頼性が著しく低下し、かつ、
その測定結果の誤りを発見したときに再度回線の品質を
測定しなければならないので測定作業の効率が非常に悪
いものであった。

一方、市内電話回線網の回線品質測定＠置は、電話器１
３および回線切替器１４を人為的に操作しながら測定器
１７の接続を行うので、測定作業の能率低下を招き、相
手側ビジィ−の時でも測定を行い、かつ、前述同様に回
線断の時の判断ができない。しかも、両回線品質測定装
置においては回線接続機能と回線品質測定機能とがそれ
ぞれ独立しており、取扱いおよび点検・保守等に不便な
ものであった。

本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、回線接続機
能と品質測定器の一体化を図って自動的に回線接続およ
び回線品質測定を行い、かつ・、回線の状態を把握して
効率よく回線の品質を測定でき、しかも容易に測定項目
の追加を行い得る回線品質測定装置を提供することを目
的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明による回線品質測定装置は、発着信時の回線接続
およびダイヤルパルスの送出を行う回線接続系と、各種
のトーン信号および回線品質のための信号を送出する信
号送出部１回線接続状態および回線品質測定信号を受信
する信号受信部を有する回線品質測定系と、これらの回
線接続系および回線品質測定系を所定のシーケンスプロ
グラムで自動的に回線接続を行って前記回線の品質を測
定する回線品質測定手段とを備えたものである。

（作用） 従って、以上のような手段とすることにより、回線品質
測定系の中に各種トーン信号の送出機能および電話回線
網の交換機との接続検出機能を取込んで、前記回線接続
系と回線品質測定系とを一体化し、これらを回線品質測
定手段で所定のプログラムに基づいて回線接続および回
線品質の測定を行うので、適切に回線状態を把握するこ
とが可能であり、かつ、測定項目を任意に変更・追加す
ることができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について口面を参照して説明す
る。第１図および第２図はそれぞれ一般的な電話回線網
に対する本発明測定ｆｉ置の接続箇所を示す図である。

即ち、第１図は電話回線網２１に接続されたエンド・オ
フィス（Ｅｎｄｏｆｆｉｃｅ）交換１２２．２３に回線
接続機能を持った回線品質測定装置２４．２５を直接接
続したものであり、また、第２図は各エンド・オフィス
交換ａ２２．２３にそれぞれ接続された構内交換機２６
．２７に回線品質測定＠置２４゜２５を接続したもので
ある。すなわち、本測定装置は電話回線網階梯の段階、
つまり電話器の接続できるインターフェースを有してお
り、特別なインターフェースを用いることなく任意の加
入者階梯をエンドとして回線品質を測定することにある
。

しかして、前記測定”４５１１２４．２５は、電話回線
に対してアクセスする回線接続系とこの電話回線から得
られた信号を測定する回線品質測定系とが一体化された
もので、概略的には第３図に示すような構成を有してい
る。図中、３１は着信用リンギング検出回路、３２．３
２は回線接続時に使用される例えば７５ｖの高電圧を回
線品質測定系に与えないための高圧阻止用スイッチ、３
３はダイヤルパルス送出制御回路、３４はオフ・フック
機能を持ったダイヤルパルス送出接点、３５は制御部で
あってこれは電話回線の接続および回線品質測定系３６
．つまり回線接続用および回線品質測定用の信号を送出
する信号送出部３７および相手側との回線接続および電
話回線から得られた測定信号を受信する信号受信部３８
を制御する機能を有する。３９はハイブリッドコイルで
ある。

従って、以上のような測定装置としては、回線接続系と
してリンギング検出回路等３１〜３５で構成され、ここ
で高圧阻止用スイッチ３２のオフ・オフ制御を行い、か
つ、オン・フック、オフ・フック制御およびダイヤルパ
ルスの送出等、つまり回線接続制御を行う。一方、回線
品質測定系３６は制御部３５を含む信号送出部３７およ
び信号受信部３８等により構成され、ここではダイヤ７
′　　　ルトーンおよびリングバックトーン等の送受信
。

回線測定信号の送受信その他の制御信号の受信等を行う
。すなわち、発呼時、制御部３５ではリンキング検出回
路３１の出力信号から着信なしと判断し、スイッチ３２
を回線品質測定系３６側に接続する。その後、前記信号
受信部３８を介してダイヤルトーンを確認した後、制御
部３５からダイヤルパルス送出制御回路３３を通して接
点３４をオン・オフ制御しダイヤルパルスを送出する。

そして、相手側回線品質測定装置との接続を信号受信部
３８を介して検出し回線品質の測定を開始する。一方、
着信の場合、制御部３５では電話回線２１に呼出信号を
リンギング検出回路３１を通して確認した後、前記スイ
ッチ３２および接点３４を切替えて回線を接続し回線品
質の測定を行う。

次に、第４図は本発明装置の具体的な構成例を示す図で
ある。この装置は、所定のシーケンスプログラムに基づ
いて回線接続および回線品質の測定を実行するＣＰＵ４
１を有し、このＣＰＵ４１からアドレス、データ等のバ
ス４２が導出されている。このバス４２にはＩ１０イン
ターフェース４３を介して前記リンギング検出回路３１
．ダイヤルパルス送出制御回路３３のほか、電話回線間
の極性反転検出回路４４が接続されている。また、バス
４２には回線接続処理プログラム、回線品質測定処理プ
ログラムおよび固定データ等を格納するＲＯＭ４５．受
信データおよび処理データ等を一時格納するＲＡＭ４６
が接続されている。

ざらに、前記ハイブリッドコイル３９とバス４２との間
には信号送出部３７および信号受信部３８が接続されて
いる。すなわち、この信号送出部３７は、バス４２側に
各種トーン信号および測定用信号等の複数種類の信号を
送出可能にした信号送出回路５１および２つの正弦波信
号を組み合わせてディジタル的な意味を持った一般的に
呼称するＰＢ信号を送出するＤＴＭＦ　（Ｄｕａ　ｌ　
−Ｔｏｎｅ　１１Ｍｕｉｔｉ　ＩＩＦｒｅＱｕｅｎＣｙ
）送出回路５２が接続され、更にこれら両回路５１゜５
２の出力側に信号切替スイッチ５３．Ｄ／Ａ変換回路５
４．低域ろ波回路５５およびブＯグラマプル・アッテネ
ータ５６の順序で接続され、かつ、このアッテネータ５
６の出力端が前記ハイブリッドコイル３９の中間端子に
接続されている。一方、前記信号受信部３８は、ハイブ
リッドコイル３９の外側端子からブＯグラマプル・アッ
テネータ６１、低域ろ波器６２．Ｄ／Ａ変換回路６３の
順序で接続され、該Ｄ／Ａ変換回路６３の出力が２分岐
され、その−万端が交換機との接続信号等を検出する回
線状態検出回路６４を介してバス４２に接続され、他方
端がＩＩｌ　ａｌｌ信号を検出するモデム機能を有し、
かつ、回線品質信号を測定する測定部６５を介してバス
４２に接続されている。そして、前記バス４２にＩ１０
インターフェース６６が接続され、このインターフェー
ス６６より前記アッテネータ５６．６１の制御および信
号切替スイッチ５３の切替え制御を行う様になっている
。

次に、以上のように構成された装置の動作について説明
する。

（１）　発信動作°について。

ＣＰＬＩ４１は、発信指令を受けるとＩ１０インターフ
ェース４３を介してリンギング検出回路３１の出力を見
て着信なしと判断し、同様にＩ１０インターフニー５ス
４３を通してリンギング検出回路３１に指令をあたえて
スイッチ３２を回線品質測定系３６側へ切替える。しか
る後、ＣＰＬＪ４１は、回線状態、信号検出回路６４を
通してダイヤルトーンを確認すると、ダイヤルパルス送
出制御回路３３を動作させて接点３４をオン・オフ副葬
し所要とするダイヤルパルスを送出する。

そして、相手側との接続を回線状態検出回路６４を通し
て検出すると、回線品質測定プログラムに基づいて回線
品質の測定を開始する。

（２）　着信動作について。

まず、ＣＰＩＪ４１は、第５図の支テップＳ１に示すよ
うにリンギング検出回路３１の出力を見ながら着信があ
るか否かを判断し、着信有りと判断するとＩ１０インタ
ーフェース４３を通してスイッチ３２を回線品質測定系
３６側に接続するとともに、接点３４を閉成する（ステ
ップ８２゜８３＞。しかる後、ＣＰＵ４１は、ステップ
＄４に示す如く信号送出回路５１を動作させ、該信号送
出回路５１から所定周波数のパスチェック信号（正弦波
）を送出する。ここで、発信側は回線状態検出回路を通
してその信号を検出し、確認応答信号として発信側信号
送出回路から所定周波数のバスチェック信号が送出され
てくる。

着信側においては、ステップＳ５に示すように相手側か
らバスチェック信号が到来したが否かを回線状態検出回
路６４を通して検出し、相手側からｆ１認応答があれば
着信側による信号送出回路５１によるバスチェック信号
の送出を停止し、電話回線の回線品質測定処理に移行す
る。なお、発信側では着信側のバスチェック信号の送出
停止を検出して同様に発信側パスチェック信号の送出を
停止する。

（３）　回線品質測定処理動作について。

この回線品質測定処理動作は、プログラム上。

発信側がマスター、着信側がスレーブとなり、相互に前
記測定部６５のモデム機能により制御信号の授受を行な
いながら回線品質順序を定めて測定を開始する。即ち、
第３図および第４図を着信側とすると、該着信側のＣＰ
Ｕ４１は第６図のステップＳ１１に示すように発信側の
信号送出回路５１から測定項目を定める制御信号（ＦＳ
Ｋ信号）が到来したか否かを判断する。この判断は、Ｃ
ＰＬＩ４１において発信側の制御信号を測定部６５でｌ
ｌｗＡすることにより行う（ステップＳ１２〉。しかる
後、ＣＰＬＩ４１は、ステップ８１３に示すように信号
送出回路５１を動作させて確認信号を送出する。ここで
、発信側はかかる確認信号を受けると、ＦＳＫ信号で測
定要求信号を送出して欲しい旨の信号を送出する。そこ
で、着信側のＣＰＵ４１は、ステップ８１４において測
定部６５の復調信号から測定要求有りか否かを判断し、
測定要求有りと判断した場合には再び信号送出回路５１
を動作させて発信側に確認信号を送出する（ステップ５
１５）。しがる後、ＣＰＵ４１は、ステップ８１６に示
す如く信号送出回路５１を動作させて例えば音声帯域周
波数（例えば３００Ｈｚ　〜３４００Ｈ２）で、がっ、
予め定められたレベルの回線品質測定用信号を送出した
後、測定部６５を通して回線品質の測定データを取り込
んでＲＡＭ４６に格納する。以上のように着信側は発信
側からの測定項目信号を受けて当該測定項目の回線品質
測定を実行する。発信側は着信側測定後、着信側よりの
信号送出により測定を行う。

従って、以上のような実施例の構成によれば、従来の回
線接続機能の一部を回線品質測定系３６に取り込んで、
回線接続系と回線品質測定系３６とを１つの制御部３５
で所定のプログラムに基づいて回線接続制御および回線
品質測定制御を行うようにしたので、従来の回線接続機
能と回線品質測定機能との一体化が可能となり、回線接
続および電話回線ｍ等の保守点検が比較的容易に行うこ
とができる。また、回線品質測定中に何らかの原因によ
り回線断となれば、回線状態検出回路６４を介してビジ
ートーンを検出し、これをＣＰＵが検出し、回線接続系
のリンギング検出回路３１を動作させて回線品質測定系
３６を切り離す。このように回線状態を適切に把握して
回線品質を測定できる。また、信号送出回路５１から複
数種類の信号を送出可能とし、かつ、測定部６５自身に
モデム機能を持たせることにより、容易に測定項目を変
更・追加することができる。

なお、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施できる。

（発明の効果） 以上詳記したように本発明によれば、回線接続機能と品
質測定器の一体化を図って自動的に回線接続および回線
品質測定を行うことができ、がっ、回線の状態を把握し
て効率よく回線の品質を測定でき、しかも容易に測定項
目の追加を行い得る回線品質測定装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は本発明に係わる回線品質測定装置
の一実施例を説明するために示したもので、第１図およ
び第２図はそれぞれ本発明装置の接続箇所を示す図、第
３図は本装置を概略的に示す構成図、第４図は本装置を
具合的に示す構成図、第５図および第６図は本装置の動
作を説明するフ′　　　ローチャート、第７図および第
８図はそれぞれ従来の回線品質測定＠置を説明する図で
ある。 ２１・・・電話回線、２４．２５・・−回線品質測定装
置、３１・・・リンギング検出回路、３３・・・ダイヤ
ルパルス送出制御回路、３４・・・ダイヤルパルス送出
接点、３５・・・制御部、３６・・・回線品質測定系、
３７・・・信号送出部、３８・・・信号受信部、４１・
・・ＣＰＬＪ、４５・・・ＲＯＭ、４６・・・ＲＡＭ、
５１・・・信号送出回路、６４・・・回線状態検出回路
、６５・・・測定部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図 第３図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電話回線網の各端末間の回線品質を測定する回線品質測
   定装置において、 発着信時の回線接続およびダイヤルパルスの送出を行う
   回線接続系と、各種のトーン信号および回線品質のため
   の信号を送出する信号送出部、前記回線接続状態および
   回線品質測定信号を受信する信号受信部を有する回線品
   質測定系と、これらの回線接続系および回線品質測定系
   を所定のシーケンスプログラムで自動的に回線接続を行
   って前記回線の品質を測定する回線品質測定手段とを備
   えたことを特徴とする回線品質測定装置。