JPS63188831A - 光ピツクアツプ傾角調整機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、ピックアップベースに内蔵されたレーザ光
源の光軸を光ディスクのディスク面に対して直角となる
ように調整する光ピックアップ傾角調整機構に関する。

（従来の技術〉 光ディスクを用いた例えばディジタルオーディオシステ
ムとしてコンパクトディスク（ＣＤ）プレーヤーがあり
、このＣＤにはピットによってディジタル情報が記録さ
れている。この記録＋ａ報は光ピックアップでピットに
よる光量変化を電気信号に変換して読み取るようになワ
ており、光ピックアップのピックアップベースはＣＤの
ディスク面に対して平行に配置された一対のガイド軸に
移動可能に支持され、内蔵されたレーザ光源の光軸がデ
ィスク面に対して直角になるように取付けられている。

そして、このレーザ光源の光軸がディスク面に対して直
角のとき得られる信号が最良の音信号となるように設定
されており、光軸が傾くと信号か悪くなり、例えば音飛
び等が生じるおそれがある。

（発明が解決しようとする問題点） 従って、光ピックアップがＣＤのディスク面に対して平
行に移動し、しかもそのレーザ光源の光軸がディスク面
に対して直角にするために、まずピックアップベースに
内蔵されるレーザ光源の光１！＋ｌｉｌを調整する。そ
して、このピックアップベースをＣＤのディスク面に対
して平行に取付けられた一対のガイド軸に神通し、ガイ
ド軸上を摺動して移動可能に組付けられる。

ところて、製造工程で厳格な製品管理が行なわわても、
ピックアップベースのレーザ光源の光軸の調整誤差や、
このピックアップを組付ける一対のガイド・袖の平行度
の誤差や、ピックアップベースの軸挿通孔の加工誤差か
生じる。しかも０、このそわぞれの誤差が公差の範囲内
であっても、駆動部に組付けるとそれぞれの誤差が加算
され、レーザ光源の光軸がディスク面に対して傾き、常
に直角となるように取付けることか困難である。

この発明はかかる実情に鑑みなされたもので、機械部分
の精度のバラツキに関係なく、光ピックアップの光軸と
光ディスクとの角度が最適になるように調整可能な光ピ
ックアップ傾角調整機構を提供することを目的としてい
る。

（問題点を解決するための手段） この発明は前記の問題点を解決するため、光ディスクの
ディスク面に対して平行に配置された一対のガイド軸に
ピックアップベースが移動可能に支持され、このピック
アップベースに内蔵されたレーザ光源での前記光ディス
クのピットによる光量変化を電気信号に変換する光ピッ
クアップにおいて、前記ピックアップベースに偏心軸部
をイ「する傾角調整軸を回動可能に設け、この傾角調整
軸の偏心軸部を前記一方のガイド軸に圧接して支持し、
前記傾角調整軸の回動でピックアップベースを他方のガ
イド軸を支点として回動しレーザ光源の光軸調整をする
ようになしたことを特徴としている。

（作用） この発明では、ピックアップベースに設けた傾角調整軸
を回動すると、その一方のガイド軸に当接している偏心
軸部によりピックアップベースが一方のガイド軸を支点
として回動する。このようにして、ピックアップベース
が組付けられた状態で、内蔵されたレーザ光源の光軸と
光ディスクのディスク面との角度が直角となるように調
整される。従って、一対のガイド軸と光デイスク面との
平行度を厳格に管理するだけで、機械的部分のバラツキ
に関係なく、光デイスク面とレーザ光源の光軸との直角
度を簡単に得ることができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。

第１図において符号１はコンパクトディスク（ＣＤ）で
、光ディスクを用いた例えばディジタルオーディオシス
テムとしてコンパクトディスクプレーヤーに用いられ、
このＣＤＩは図示しないモータで回転される。ＣＤ１の
ディスクには図示しないピットが螺旋状に設けられてお
り、このピットによってディジタル情報か記録されてい
る。

ＣＤＩの下側には光ピックアップ２が配置され、この光
ピックアップ２はピックアップベース３とアクチュエー
タ４とから構成されている。

ピックアップベース３にはレーザ光源としてのレー°ザ
ダイオード５、ハーフプリズムレンズ６、集光レンズ７
及び光検出部８が内蔵され、アクチュエータ４には対物
レンズ９か組付けら九ている。このアクチュエータ４は
対物レンズ９をディスク面方向へ移動させるとともに、
トラック方向へ移動させるようになっており、ＣＤＩの
ピットによる光量変化を電気信号に変換してディジタル
情報を読み取る。

このレーザダイオード５の光軸りはＣＤＩのディスク面
に対して直角になっており、この直角度を得るため、一
対のガイド軸１０．１１かＣＤＩのディスク面に対して
平行に配置され、この一対のガイド軸１０．１１はその
軸間も平行になっている。このガイド軸１０．１１にピ
ックアップベース３が移動可能に支持され、図示しない
駆動機構によってＣＤＩの内外周両方向に移動する。

このピックアップベース３の一端部３ａはガイド軸１０
に挿通して回動可能に支持され、他端部３ｂはその凹部
３Ｃをガイド軸１１に当てがい、レーザーダイオード５
の光ｌＩ＋１１１Ｌと直交する方向に配置された傾角調
整軸１２の偏心軸部１２ａに当接されている。この傾角
調整軸１２は偏心軸部１２ａの両側に形成された小径軸
部１２ｂと大径軸部１２ｃによってピックアップベース
３に回動可能に支持され、この偏心軸部１２ａはビス１
３でピックアップベース３に固定された弾性部材として
のハネ１４によってガイド軸１１に圧接されている。

傾角調整＠１２の回動は頭部形成されたマイナス溝１２
ｄに、例えばドライバーを係合して行なわれ、回り止め
はピックアップベース３に螺着されている固定ビス１５
がその大径部１２ｃを押圧することによって行なわれる
。この固定ビス１５の回動は頭部に形成された例えば図
示しない六角溝にスクリュを係合して行なわれる。

従って、光ピックアラ″：Ｘ２の組付けは、ガイド＠１
０にピックアップベース３の一端部３ａを挿通するとと
もに、他端部３ｂは固定ビス１５を緩めた状態で、傾角
調整軸１２の偏心軸部１２ａとバネ１４との間にガイド
軸１１を挿通して組付ける。そして、例えばドライバー
等て傾角調整軸１２を回転させると、その偏心軸部１２
ａによって傾角調整＠１２とガイド軸１１との軸芯距離
りが変化し、この結果ピックアップ３がガイド軸１０を
支点として回動し、これによりレーザーダイオード５の
光軸りがＣＤＩのディスク面に対して直角になるように
調整される。

このときの直角状態は光ピックアップ２の受光部８から
得られる電気信号に基つく音によって判断され、この調
整が終了すると固定ビスエ５を締付けて傾角調整＠１２
の回転を規制する。

このようにして、光ピックアップ２の光軸の調整が、ピ
ックアップベース３を一対のガイド軸１０．１１に組み
付けられた状態で行なわれるため、ＣＤＩのディスク面
と一対のガイド軸１０゜１１との平行度を得るだけてよ
く、機械的部分の１ｎ度誤差のバラツキによる光ｌ１ｉ
Ｉ！ＩＬのズレを簡単がつ確実に調整することができる
。

さらに、傾角１週整軸１２の軸方向が光軸りと直交方向
に回動可能に設けられているため、一対のガイド軸ｉｏ
、ｉｔ間の平行度が損なわれることがあっても、ディス
ク面との平行度か維持されている限り、傾角調整軸１２
の回動で光ピックアップ２の光＠Ｌの調整が可能であり
、しかも光ピックアップ２のディスク内外周方向の移動
によって光軸しか変化することがない。

（発明の効果） この発明は前記のように、ピックアップベースを光ディ
スクのディスク面と平行な一対のガイドＩ袖に移動可能
に組付け、このピックアップベースに回動可能に設けた
傾角調整軸を回動してピックアップベースがカイト軸を
支点として回動させるようになしたから、光ピックアッ
プを組付けた状態で光ディスクのディスク面に対する光
ピックアップの光軸の角度調整を行なうことができる。

従って、機械部分の精度のバラツキに関係なく、光ピッ
クアップの光軸の傾角を最適なるように調整することが
可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した光ピックアップ傾角：Ａ整
機構の概略図、第２図は第１図のＩＩ　−ＩＩ断面図で
ある。 図中符号１はＣＤ、２は光ピックアップ、３はピックア
ップベース、４はアクチュエータ、１０．１１はガイド
軸、工２は傾角調整軸、１２ａは偏心軸部、１４はバネ
、１５は固定ビスである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　光ディスクのディスク面に対して平行に配置された一
   対のガイド軸にピックアップベースが移動可能に支持さ
   れ、このピックアップベースに内蔵されたレーザ光源で
   の前記光ディスクのピットによる光量変化を電気信号に
   変換する光ピックアップにおいて、前記ピックアップベ
   ースに偏心軸部を有する傾角調整軸を回動可能に設け、
   この傾角調整軸の偏心軸部を前記一方のガイド軸に圧接
   して支持し、前記傾角調整軸の回動でピックアップベー
   スを他方のガイド軸を支点として回動しレーザ光源の光
   軸調整をするようになした光ピックアップ傾角調整機構
   。