JPS63188044A - 積層構造物 - Google Patents

積層構造物

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JPS63188044A
JPS63188044A JP1975087A JP1975087A JPS63188044A JP S63188044 A JPS63188044 A JP S63188044A JP 1975087 A JP1975087 A JP 1975087A JP 1975087 A JP1975087 A JP 1975087A JP S63188044 A JPS63188044 A JP S63188044A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明はエチレン含有率20〜60モル%、酢酸ビニル
成分の鹸化度が90%以上のエチレン−酢酸ビニル共重
合体鹸化物(以下EVOHという)を主体とした樹脂組
成物層を有する積層構造物に関する。
旦工l見1丘 熱可塑性樹脂成形物は包装用フィルム、シート、積層物
、中空容器などとして広く使われており、多くの好まし
い性質をもっているが、なお改善すべき点も多くある。
例えば、内容物の酸化防止あるいは香りの保持が必要と
される食品分野などにおいてはハイガスバリア性が要求
されている。また、軟質塩化ビニルからなる塩ビ壁紙、
塩ビレザー等では可塑剤のブリードに起因する臭いや、
汚れ易く、汚れが落ちにくいという欠点がある。そこで
、透明性が良好であり、しかもガスバリア性、保香性、
および耐油性に優れたEVOHを外層あるいは中間層に
設けることによって上記欠点を改良する方法が広〈実施
されている。
熱可塑性樹脂成形物に新たにEVOH層を形成する方法
として、基材にEVOHフィルムをラミネートする方法
やEVOH溶液を基材に塗布し乾燥することによってE
VOH被膜層を形成する方法等が実施可能であるが、比
較的膜厚の薄い被膜が形成できる点、中空容器等の複雑
な形の基材に対しても容易に被膜を形成できる点、及び
比較的簡単な装置で塗工操作ができる点から、EVOH
を溶媒に溶解した溶液を基材に塗布する溶液コーティン
グ法が注目されている。
前記溶液コーティング法を用いて基材とEVOH層を積
層する場合、中間層に接着剤層を設けなければ両者は全
く接着しない。かかる用途に使用される接着剤としては
主としてウレタン系接着剤が使用されるが、通常、基材
に該接着剤溶液を塗布乾燥し、その後頁にEVOH溶液
を塗布乾燥することによって基材とEVOHとの積層構
造物が得られる。しかしながら、接着剤溶液とEVOH
溶液をそれぞれ塗布乾燥する工程は、設備が複雑になる
うえコスト的にも不利である。そこで、接着剤をEVO
H溶液に混合した溶液を用いることができれば、塗布乾
燥工程の簡略化及び接着剤溶液の溶媒の省略化によって
コストの面から非常に有利になる。そのような方法とし
てポリエチレンイミンをEVOH溶液に配合することが
特公昭45−30600号公報で提案されている。しか
し、この方法ではポリオレフィン系ポリマーには強固に
接着するが、他のポリマーに対しては良好な接着力を示
きない。
C8ぽか  しようとする  1、 本発明は、接着剤の塗布乾燥工程の簡略化をはかりつつ
、熱可塑性樹脂基材とEVOHが強固に接着した積層構
造物を提供することにある。
D、  を °するための 本発明によれば、上記の目的は、熱可塑性樹脂基材に(
A)エチレン含有率(A工)20〜60モル%、酢酸ビ
ニル成分の鹸化度が90%以上のエチレン−酢酸ビニル
共重合体鹸化物と、(B)エチレン含有率(B1)10
〜55モル%、酢酸ビニル成分の鹸化度が5〜48%の
エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物からなり、かつ次
式を満足する樹脂組成物 3 ≦ B/ (A+B)  ≦ 30 (重量%)・
・・ (1) IAニーB工1 ≦ 20  (モル%)・・・ (I
I ”) 以下余白 を有する積層構造物を提供することによって達成される
E、 「のよりざ細な;B 本発明の最大の特長は、(A)エチレン含有率20〜6
oモル%、酢酸ビニル成分の鹸化度が90%以上のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体鹸化物に、(B)エチレン含
有率10〜55モル%、酢酸ビニル成分の鹸化度が5〜
48%のエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物(以下、
部分鹸化EV○Hという)を3〜30重量%ブレンドし
た樹脂組成物が熱可塑性樹脂基材に強固に接着すること
にある。
本発明で用いる(A)EVOHは、エチレン含有率20
〜60モル%、好ましくは25〜55モル%、酢酸ビニ
ル成分の鹸化度が90%以上、好ましくは95%以上で
ある。エチレン含有率が20モル%未満では高湿時のガ
スバリア性が低下し、一方60モル%以上では充分なガ
スバリア性が得られない。また鹸化度が90%未満では
ガスバリア性や耐湿性が低下する。
本発明で用いる(B)部分鹸化EVOHのエチレン含有
率(B□)は10〜55モル%、好ましくは10〜50
モル%である。この範囲外では、EVOHと部分鹸化E
VOHの相溶性低下による積層構造物の透明性及びガス
バリア性等が著しく低下する。
(B)部分鹸化EVOHの鹸化度については、鹸化度が
低すぎるとEVOHと部分鹸化):VOHの相溶性が低
下してくるために、積層構造物の透明性が低下するばか
りでなくガスバリア性等の性質も低下してくる。一方、
鹸化度が高すぎると基材との接着力が低下してくるため
に満足な積層構造物が得られなくなる。部分鹸化EVO
Hの鹸化度は、5〜48%、好ましくは5〜45%、特
に好ましくは5〜40%である。
また、(A)EVO)(及び(B)部分鹸化EVOHは
更に少量のプロピレン、インブテン、α−オクテン等の
α−オレフィン、不飽和カルボン酸またはその塩、その
部分アルキルエステル、その完全アルキルエステル、そ
のニトリル、そのアミド、その無水物、不飽和スルホン
酸またはその塩等のコそツマ一単位を含んでいても差し
支えない0 (B)部分鹸化EVOHの配合率については、部分鹸化
EVOHの配合率が低いと基材との接着力が低いために
満足な積層構造物が得られず、一方部分岐化EVOHの
配合率が高くなり過ぎると該積層構造物のガスバリア性
及び透明性が低下する。従って部分鹸化EVOHの配合
率は、EVOHと部分鹸化EVOHの全重量に対して3
〜30重量%、好ましくは5〜20重量%の範囲内が適
当である。
、また、EVOH及び部分鹸化EVOHのエチレン含有
率については、次式 %式%)) B:(B)部分鹸化EVOHのエチレン含有率 の範囲内であることが望ましい。この範囲外ではEVO
Hと部分鹸化EVOHの相溶性が低下してくるために、
積層構造物の透明性が低下するばかりでなく、ガスバリ
ア性等の性質も低下してくる。
EVOHに部分鹸化EVOHをブレンドした樹脂組成物
を基材に設ける方法としては、EVOHと部分鹸化EV
OHをこれらの共通の溶媒に溶解し、該溶液を基材に塗
布乾燥する方法が最も効果的である。ここで共通の溶媒
としては、メチルアルコール、エチルアルコール、プロ
ピルアルコール、ブチルアルコール等の一級アルコール
、エチレングリコール、プロピレングリコール等の二級
アルコール、グリセリン等の三級アルコール、フェノー
ル、クレゾール等のフェノール類、エチレンジアミン、
トリメチレンジアミン等のアミン類、蟻酸等の酸類、ジ
メチルスルフォキサイド、ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドン、あるいはこれらの含水物等が単独で
または2種以上混合されて使用される。特に好適に使用
される溶媒は、水−アルコール系の混合溶媒、例えば水
−ノルマルプロピルアルコール、水−イソプロビルアル
コール、水−メチルアルコール等である。
上記の溶液を塗布乾燥する熱可塑性樹脂基材としては、
フィルム、シート、予備成形物、または中空容器等が挙
げられる。特に、溶解性パラメーターが9〜14、好適
には9〜12の熱可塑性樹脂基材に対して、EVOHと
部分鹸化EVOHからなる樹脂組成物は強固に接着する
。その中でも、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド及び
ポリ塩化ビニル樹脂等が基材として適当であり、なかで
も飽和ポリエステル411111.ポリ塩化ビニル樹脂
が好適である。ここでいう溶解性パラメーターとは、E
ncyclopedia  of  Polymer 
 5cience  and  Techn。
l o g y (Vo l 、 3) ノ850〜8
55頁に掲載されたSmallの方法に基づいて計算し
た値である。              以下余白E
VOHに部分鹸化EVOHをブレンドした樹脂組成物の
溶液を塗布する方法としてはローラーコーティング法、
スプレーコーティング法、ディップコーティング法等の
任意の公知方法が適用でき、基材の塗布面は1面、2面
あるいは全面いずれでもよい。また、該溶液の濃度は任
意の濃度で塗工可能であるが、通常は2〜20重量%程
度が好ましい。
EVOHに部分鹸化EVOHをブレンドした樹脂組成物
を基材に塗布した後に乾燥がおこなわれるが、乾燥温度
は30〜200℃、好ましくは50〜150℃程度の温
度で10秒〜10分程度乾燥すればよい。被膜の乾燥は
揮発分がほとんどなくなるまで行なうこともできるが、
被膜にクラッキングが発生するのを防止したり、被膜の
透明性や層間接着力を長期間にわたって維持できるよう
に揮発分を被膜中に0.5〜5重量%残存きせるのが有
利である。          以下余白該溶液中には
耐候性安定剤、酸化防止剤、フィラー、補強剤(ガラス
繊維)、着色剤、界面活性剤、可溶性無機塩などを添加
しても良い。
本発明において、基材に塗布されたEVOHに部分鹸化
EVOHをブレンドした樹脂組成物層の膜厚(溶剤を蒸
発させな後の厚ざ)は0.5〜20μ程度が大月的であ
る。0.5μ以下ではガスバリア性等の性質を充分に発
揮しがたく、一方20μ以上では目的とする膜厚の被膜
を得るために塗布回数を増す等の操作が必要となり、生
産性が著しく低下するという問題が生じてくる。
該積層構造物の形成は溶液コーティングに限らず、ホッ
トプレス、共押出と呼ばれる方法でも行なうことができ
る。例えば、EVOHと部分鹸化EVOHとの溶融ブレ
ンドフィルムを加熱下で圧着したり、EVOHと部分鹸
化EVOHとのブレンド物を共押出することによりて該
積層構造物を形成することもできる。
ざらに、必要に応じて該積層構造物のEVOHに部分鹸
化EVOHをブレンドした樹脂組成物層上に塩化ビニリ
デン樹脂コート、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂
コート等によって防湿層を形成させたり、ポリオレフィ
ン、ポリアミド等のフィルムをラミネートした複合材料
として使用することもで営る。
これらの積層構造物の用途としては、ガスバリア性を付
与した食品、飲料、薬品、医薬品用の包装材料あるいは
容器等、また可塑剤ブリード防止性及び耐油性を付与し
た塩ビ壁紙あるいはデスクマット等に使用す・ることが
できる。また、EVOHと部分鹸化E’VOHとのブレ
ンド物を熱可塑性樹脂基材にコートまたは積層したのち
、延伸および/またば熱処理などにより所望の成形物と
することもできる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をざらに詳し
く説明する。%、部とあるのは、特にことわりのない限
りいずれも重量基準である。
ヱーX羞亘 実施例1            以下余白エチレン含
有率31モル%、鹸化度99.6%のEVOH9,5部
、エチレン含有$20モル%、鹸化度11%の部分鹸化
EVOH0,5部を水35%、n−プロピルアルコール
65%を含む混合溶媒90部にそれぞれ加え、70〜8
0℃にて約2時間攪拌し透明な溶液を得た。この溶液を
25℃まで冷却した後、可塑剤ジオクチルフタレートを
5.2部含有する硬質ポリ塩化ビニル(硬質PVC)フ
ィルム70μ、およびポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルム25μに前記溶液をアプリケーターコー
ト法にて塗布し70℃で10分間の乾燥を行ない、基材
表面に揮発分2.7%のEVOHコート膜(膜厚5μ)
が形成きれた。
該積層構造物(EVOHコート硬質PVCフィルム)の
透明性をJIS  K−7105に従って測定したとこ
ろ、ヘイズ値6.5%であり良好な透明性を示した。
また、該該積層構造物(EVOHコートPETフィルム
)の酸素透過率を20℃−65%RHの条件下にて、酸
素透過率測定! (OX−TRAN10150AiMO
DERN  C0NTR0LS社!りで測定したところ
、2.5cc/m  −day−atmであった。
更に、該積層構造物の基材フィルムとEVOHコートM
(セロテープで裏打しコート展を補強した)間のT型剥
離強度を測定したところ、80g/15mm(硬質PV
Cフィルム)、30g/15mm (PETフィルム)
であフた。    ゛実施例2 エチレン含有率38モル%、鹸化度99.5%のEVO
H9部、エチレン含有率31モル%、鹸化度24%の部
分鹸化EVOH1部を水30%、n−プロピルアルコー
ル70%を含む混合溶媒90部にそれぞれ加え、7o〜
80℃にて約2時間攪拌し透明な溶液を得た。この溶液
を25℃まで冷却した後、可塑剤ジオクチルフタレート
を33部含有するポリ塩化ビニルフィルム70μ、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム25μ及びナイロンフ
ィルム20μに前記溶液をアプリケーターコート法にて
塗布し80℃で5分間の乾燥を行ない、基材に揮発分1
.5%のEVOHコート膜(膜厚5μ)が形成された。
該積層構造物(EVOHコート軟質PVCフィルム)の
透明性を測定したところ、ヘイズ値7゜2%であり良好
な、透明性を示した。
また、該該積層構造物(EVOHコートPETフィルム
)の酸素透過率を20℃−65%RHの条件下にて測定
したところ、4.1 cc/rn2・dayaatmで
あった。
更に、該積層構造物の基材フィルムとEVOHコート膜
間のT型剥離強度を測定しhところ、120g/15m
m(軟質PvCフィルム)、100g/15mm (P
ETフィルム)、35g/15mm (ナイロンフィル
ム)であった。
実施例3 エチレン含有率31モル%、鹸化度99.6%のEVO
H6部、エチレン含有率31モル%、鹸化度40%の部
分鹸化EVOH2部を水40%、n−プロピルアルコー
ル60%を含む混合溶媒92部にそれぞれ加え、70〜
80℃にて約2時間攪拌し透明な溶液を得た。この溶液
を25℃まで冷却した後、可塑剤ジオクチルフタレート
を5゜2部含有するポリ塩化ビニルフィルム70μ、お
よびポリエチレンテレフタレートフィルム25μに前記
溶液をアプリケーターコート法にて塗布し100℃で5
分間の乾燥を行ない、基材表面に揮発分1.2%のEV
OHコート膜(Wc膜厚、5μ)が形成きれた。
該積層構造物(EVOHコート硬質PVCフィルム)の
透明性を測定したところ、ヘイズ値11.8%であり良
好な透明性を示した。
また、該該積層構造物(EVOHコートPETフィルム
)の酸素透過率を20℃−65%RHの条件下にて測定
したところN 6.lcc/m2・clay@atmで
あった。
更に、該積層構造物の基材フィルムとEVOHコート膜
間のT型剥離強度を測定したところ、60g/15mm
(硬質PVCフィルム)、35g/15mm(PETフ
ィルム)であった。
実施例4 エチレン含有率44モル%、鹸化度99.5%のEVO
H11部、エチレン含有率48モル%、鹸化度20%の
1部分鹸化EVOH2部を水30%、n−プロピルアル
コール55%、蟻m15%を含む混合溶媒87部にそれ
ぞれ加え、70〜80℃にて約2時間攪拌し透明な溶液
を得た。この溶液を25℃まで冷却した後、可塑剤ジオ
クチルフタレートを5.2部含有するポリ塩化ビニルフ
ィルム70μ、およびポリエチレンテレフタレートフィ
ルム25μに前記溶液をアプリケーターコート法にて塗
布し100℃で5分間の乾燥を行ない、基材表面に揮発
分0.8%のEVOHコート膜(膜厚2μ)が形成され
た。
該積層構造物(EVOHコート硬質PVCフィルム)の
透明性を測定したところ、ヘイズ値9゜2%であり良好
な透明性を示した。
また、該該積層構造物(EVOHコートPETフィルム
)の酸素透過率を20℃−65%RHの以下余白 条件下にて測定したところ、14.1cc/m”daY
−atmであった。
更に、該積層構造物の基材フィルムとE V OHコー
ト膜間のT型剥離強度を測定したところ、95g/15
mm(硬質PVCフィルム) 、65g/ 15mm 
(P E Tフィルム)であった。
比較例1 エチレン含有431モル%、鹸化度99.6%のEVO
H6,5部、エチレン含有率31モル%、鹸化度40%
の部分鹸化EVOH3,5部を水35%、n−プロピル
アルコール65%を含む混合溶媒90部にそれぞれ加え
、70〜80℃にて約2時間攪拌し透明な溶液を得た。
この溶液を25℃まで冷却した後、可塑剤ジオクチルフ
タレートを5.2部含有する硬質PVCフィルム70μ
、およびPETフィルム25μに前記溶液をアプリケー
ターコート法にて塗布し100℃で5分間の乾燥を行な
い、基材表面に揮発分1.5%のEVOHコート膜(膜
厚5μ)が形成された。
以下余白 該積層構造物(EVOHコート硬質PVCフィルム)の
透明性を測定したところ、ヘイズ値22.2%であり透
明性は非常に悪か1な。
また、該該積層構造物(EVO)IコートPE下フイル
ム)の酸素透過率を20℃−65%RHの条件下にて測
定したところ、34cc/m  −day−atmであ
ワた。
比較例2 エチレン含有率31モル%、鹸化度99.6%のEVO
H9,8部、エチレン含有率31モル%、鹸化度7%の
部分鹸化EVOHO,2部を水35%、n−プロピルア
ルコール65%を含む混合溶媒90部にそれぞれ加え、
70〜80℃にて約2間攪拌し、透明な溶液を得た。こ
の溶液を25℃まで冷却した後、可塑剤ジオクチルフタ
レートを5.2部含有する硬質PVCフィルム70μ、
およびPETフィルム25μに前記溶液をアプリケータ
ーコート法にて塗布し100℃で5分間の乾燥を行ない
、基材表面に揮発分1.2%のEVOHコート膜(膜厚
2μ)が形成された。
該積層構造物の基材フィルムとEVOHコート膜間のT
型剥離強度を測定したところ、Log/l 5 m m
以下(硬質PVCフィルム及びPETフィルム)であり
、基材とEVOHコート膜は容易に剥離した。
比較例3 エチレン含有率23モル%、鹸化度99.3%のEVO
H8,5部、エチレン含有率48モル%、鹸化度20%
の部分鹸化EVOH2,5部を水4Q%、n−プロピル
アルコール60%を含む混合溶媒89部にそれぞれ加え
、70〜80℃にて約2時間攪拌し透明な溶液を得た。
この溶液を25℃まで冷却した後、可塑剤ジオクチルフ
タレートを5.2部含有する硬質PVCフィルム70μ
、およびPETフィルム25μに前記溶液をアプリケー
ターコート法にて塗布し100’Cで5分間の乾燥を行
ない、基材表面に揮発分1.8%のEVOHコート膜(
膜厚5μ)が形成された。
以下余白 該積層構造物(EVOHコート硬質PVCフィルム)の
透明性を測定したところ、ヘイズ値17.2%であり透
明性は非常に悪かフな。
比較例4 エチレン含有率27モル%、鹸化度99.6%のEVO
H8部、エチレン含有率31モル%、鹸化度55%の部
分鹸化EVO82部を水40%、n−プロピルアルコー
ル60%を含む混合溶媒90部にそれぞれ加え、70〜
80℃にて約2時間攪拌し透明な溶液を得た。この溶液
を25℃まで冷却した後、可塑剤ジオクチルフタレート
を5゜2部含有する硬質PVCフィルム70μ、および
PETフィルム25gに前記溶液をアプリケーターコー
ト法にて塗布し100℃で5分間の乾燥を行ない、基材
表面に揮発分1.6%のEVOHコート膜(PJ厚5μ
)が形成された。
該積層構造物の基材フィルムとEVOHコート膜間のT
型剥離強度を測定したところ、Log/15mm以下(
硬質PVCフィルム及びPET)以下余白 ィルム)であり、基材とEVOHコート膜は容易に剥離
した。
−9−jL服IIL里 本発明によれば、ガスバリア性、可塑剤ブリード防止性
、及び耐油性等の性質に優れ、しかも基材にEVOHが
強固に接着した積層構造物を得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂基材の少なくとも一面に(A)エチ
    レン含有率(A_1)20〜60モル%、酢酸ビニル成
    分の鹸化度が90%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合
    体鹸化物と、(B)エチレン含有率(B_1)10〜5
    5モル%、酢酸ビニル成分の鹸化度が5〜48%のエチ
    レン−酢酸ビニル共重合体鹸化物からなり、かつ次式を
    満足する樹脂組成物を有する積層構造物。 3≦B/(A+B)≦30(重量%) ・・・( I ) |A_1−B_1|≦20(モル%) ・・・(II)
  2. (2)エチレン含有率(B_1)が10〜50モル%で
    ある特許請求の範囲第1項記載の積層構造物。
  3. (3)基材がフィルム、シート、予備成形物、または中
    空容器である特許請求の範囲第1項記載の積層構造物。
  4. (4)基材が溶解性パラメーター9〜14の熱可塑性樹
    脂である特許請求の範囲第1項記載の積層構造物。
  5. (5)基材が飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド、また
    はポリ塩化ビニルである特許請求の範囲第1項記載の積
    層構造物。
  6. (6)(A)及び(B)の混合溶液を熱可塑性樹脂基材
    の少なくとも一面に塗布して得た特許請求の範囲第1項
    記載の積層構造物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1671784A4 (en) * 2003-10-03 2010-03-24 Kureha Corp MULTILAYER CONTAINERS MANUFACTURED BY STRUCTURES AND METHOD OF MANUFACTURING THEREOF

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EP1671784A4 (en) * 2003-10-03 2010-03-24 Kureha Corp MULTILAYER CONTAINERS MANUFACTURED BY STRUCTURES AND METHOD OF MANUFACTURING THEREOF

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