JPS63187901A - 誘電体フイルタ - Google Patents

誘電体フイルタ

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JPS63187901A
JPS63187901A JP2094687A JP2094687A JPS63187901A JP S63187901 A JPS63187901 A JP S63187901A JP 2094687 A JP2094687 A JP 2094687A JP 2094687 A JP2094687 A JP 2094687A JP S63187901 A JPS63187901 A JP S63187901A
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JP
Japan
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coaxial resonator
characteristic impedance
electrical angle
dielectric
coaxial
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JP2094687A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Yorita
寄田 忠弘
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は誘電体フィルタに関し、特に1つの誘電体ブ
ロック中に同軸共振器が形成された一体形の誘電体フィ
ルタに関する。
(従来技術) 従来、この種の誘電体フィルタでは、その同軸共振器の
軸方向の長さを短くして全体を小型化するためには、同
軸共振器の一部を構成する誘電体ブロックの比誘電率を
高くする方法と、誘電体ブロックの開放端にストレイ容
量を付加する方法とがあった。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、誘電体ブロックの比誘電率を高くする方法で
は、同軸共振器の一部を構成する誘電体ブロックの材料
として温度変化に対する誘電率の変化率や誘電損失が小
さい材料を用いなければならないという制約からその材
料が限定され、あまり、大きな比誘電率を得ることがで
きなく、その小型化が十分に図れない。
一方、開放端にストレイ容量を付加する方法では、その
容量の00値により共振器の00値が低下し、その結果
、全体のQ値が悪化してしまうだけでなく、その付加し
た容量精度によって共振器の共振周波数の精度が決まる
ため、付加容量として非常に厳しい容量精度が必要であ
って、その製造が困難であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、小型化が可能で
しかも簡単に製造することができる、誘電体フィルタを
提供することである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、1つの誘電体ブロック内に同軸共振器が形
成された一体形の誘電体フィルタであって、誘電体ブロ
ックの外周面に形成された外導体と、誘電体ブロックに
形成された孔と、孔の内周面に形成されかつ外導体と協
働して同軸共振器を構成する内導体と、同軸共振器の開
放端側の部分の特性インピーダンスが同軸共振器の他の
部分の特性インピーダンスより小さくなるようにするた
めに、同軸共振器の特性インピーダンスを変化するため
のインピーダンス変化手段とを備えた、誘電体フィルタ
である。
(作用) インピーダンス変化手段によって、同軸共振器の開放端
側の部分の特性インピーダンスが同軸共振器の他の部分
の特性インピーダンスより小さくされ、それによって、
全体の実効誘電率が上げられる。
(発明の効果) この発明によれば、全体の実効誘電率が上げられるので
、同軸共振器の軸方向の長さを短(することができ、し
たがって、誘電体フィルタの小型化が可能となる。しか
も、たとえばストレイ容量などの付加容量を必要としな
いので、付加容量を備えたものに比べて、全体のQ値の
悪化が少なくかつ簡単に製造することができる。
さらに、同軸共振器の開放端側の部分の電気角と同軸共
振器の他の部分の電気角とを等しくするか、あるいは、
それらの電気角を異ならせかつそれらの電気角を30″
以外の電気角にすれば、たとえば3倍波の共振が基本波
の周波数の3倍の周波数からずれた周波数で生じる。し
たがって、たとえば3倍波などによる高次モードのスプ
リアス特性を改善することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(発明の原理) この発明では、−同軸共振器の開放端側の部分の特性イ
ンピーダンスを同軸共振器の他の部分の特性インピーダ
ンスより小さくすることによって、全体の誘電率を上げ
、それによって、誘電体フィルタの小型化を可能にした
そこで、以下にこの発明の原理について式を用いて説明
する。
第1図はこの発明の詳細な説明するための等価回路図で
ある。この回路例では、同軸共振器Rはその長さ方向に
分割された2つの部分を含み、開放端側の部分の特性イ
ンピーダンスおよび電気角がそれぞれZlおよびθ、で
表され、他の部分の特性インピーダンスおよび電気角が
それぞれz2およびθ2で表されている。この場合、同
軸共振器R全体の入力インピーダンスZinは次式(1
)%式% このとき、同軸共振器Rの共振条件は、入力インピーダ
ンスZinが無限大となることである。したがって、(
1)式の分母をOにすればよく、その共振条件は次式(
2)で表される。
tanθ、tanθ”z =Z+ /Zz      
・・121また、次式(3)が成立する。
(3)式に従って(2)式を変形すると、同軸共振器R
の共振条件として次式(4)が得られる。
そこで、まず、同軸共振器Rの開放端側の特性インピー
ダンスZlとその他の部分の特性インピーダンスz2と
が等しい場合(従来例)についてみると、(4)式から
同軸共振器Rの共振条件として次式(5)が得られる。
θ1+θ2=π/2        ・・・(5)また
、同軸共振器Rの特性インピーダンスZlを特性インピ
ーダンスZ2より大きくした場合(Z+>Zzの場合)
についてみると、(4)式からその共振条件として次式
(6)が得られる。
θ、+θ2〉π/2        ・・・(6)さら
に、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ、を特性イン
ピーダンスZ2より小さくした場合(Z+<Zz)につ
いてみると、(4)式から共振条件として次式(7)が
得られる。
θ1 +θ2〈π/2        ・・・(7)こ
こで、従来例すなわち特性インピーダンスZ1と特性イ
ンピーダンスZ2とが等しい場合において、同軸共振器
Rの軸方向の長さを10とし同軸共振器Rが周波数f0
で共振したとする。
すると、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ1を特性
インピーダンスZ2より大きくした場合には、電気角(
θ1 +θ2)がπ/2より大きい周波数で同軸共振器
Rが共振するので、同軸共振器Rの軸方向の長さlを従
来例の長さ10と同じ長さにすれば、その共振周波数f
は、従来例の共振周波数r0より高くなる。したがって
、特性インピーダンスZ、を特性インピーダンスZtよ
り大きくした場合には、同軸共振器Rの共振周波数fを
従来例の共振周波数f0と同じ周波数にするためには、
同軸共振器Rの軸方向の長さ!を従来例の長さ10より
長くしなければならない。
一方、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ1を特性イ
ンピーダンスZ2より小さくした場合には、電気角(θ
1+02)がπ/2より小さい周波数で同軸共振器Rが
共振するので、同軸共振器Rの軸方向の長さlを従来例
の長さ10と同じ長さにすれば、その共振周波数fは、
従来例の共振周波数f0より低くなる。したがって、次
式(8)に示すように、同軸共振器Rの開放端例の部分
の特性インピーダンスZ、を同軸共振器Rの他の部分の
特性インピーダンスZ2より小さくすれば、同軸共振器
Rの共振周波数fを従来例の共振周波数f0と同じ周波
数にするためには、同軸共振器Rの軸方向の長さlを従
来例の長さ10より短くすることができるのである。
zl <22            ・・・(8)こ
の発明は、この(8)式の条件を構造的に実現して誘電
体フィルタを構成したものである。
(実施例) 第2A図および第2B図は、それぞれ、この発明の一実
施例を示し、第2A図はその斜視図であり、第2B図は
第2A図の線IIB−11Bにおける断面図である。こ
の誘電体フィルタ10は、1つの直方体形状の誘電体ブ
ロック12を含む。誘電体ブロック12には、その1つ
の端面12aから対向端面にまで延びる孔14aおよび
14bが、間隔を隔てて相互に平行に形成される。
これらの孔14aおよび14bには、特に第2B図に示
すように、ステップ状の段差15aおよび15bがそれ
ぞれ形成される。この場合、段差15aおよび15bは
、誘電体ブロック12の端面12a側の孔14aおよび
14bの径がその対向端面倒の孔14aおよび14bの
径より大きくなるように、それぞれ形成される。さらに
、孔14aおよび14bの内周面には内導体16aおよ
び16bがそれぞれ形成され、誘電体ブロック12の外
周面には外導体18が形成される。また、誘電体ブロッ
ク12の端面12aに対向する端面ば外導体18によっ
て被覆される。したがって、この実施例の誘電体フィル
タ10には、2つのTEM誘電体同軸共振器がλ/4の
ものとして形成される。
さらに、2つの同軸共振器間、すなわち、誘電体ブロッ
ク12の孔14aおよび14b間には、結合用のたとえ
ば角孔20が形成され、この角孔20によって、2つの
同軸共振器が結合される。
この実施例では、孔14aおよび14bの段差15aお
よび15bによって、各同軸共振器の内導体16aおよ
び16bと外導体18との間の媒質(誘電体)の上部の
厚みが下部の厚みより薄く形成され、したがって、各同
軸共振器の上部(開放端側の部分)の特性インピーダン
スがその下部(他の部分)の特性インピーダンスより小
さく形成され、前述の(8)式が実現される。
第3図は第2A図および第2B図実施例の変形例を示す
断面図である。この実施例では、特に段差15aおよび
15bがテーパ状に形成された点で第2A図および第2
B図実施例と異なる。このように、段差15aおよび1
5bをテーパ状に形成しても、(8)式を実現すること
ができる。
第4A図および第4B図は、それぞれ、この発明の他の
実施例を示し、第4A図はその斜視図であり、第4B図
は第4A図の線rVB−rVBにおける断面図である。
この実施例では、(8)式を実現するために、特に、誘
電体ブロック12の上部の対向する側面にステップ状の
段差部13aおよび13bがそれぞれ形成され、それら
の段差部13aおよび13bによって、内導体16aお
よび16bと外導体18との間の誘電体の上部の厚みが
その下部の厚みより薄く形成されている。その代わり、
この実施例では、孔16aおよび16bに段差が形成さ
れていない。
第5図は第4A図および第4B図実施例の変形例を示す
断面図である。この実施例では、第4A図および第4B
図実施例に比べて、特に、孔14aおよび14bに段差
15aおよび15bがそれぞれ形成されている。そして
、この実施例では、誘電体ブロック12の段差部13a
および13bと孔14aおよび14bの段差15aおよ
び15bとによって、(8)式が実現されている。
第6A図および第6B図は、それぞれ、第4A図および
第4B図実施例の他の変形例を示し、第6A図はその斜
視図であり、第6B図は第6A図の線VIB−VIBに
おける断面図である。この実施例では、第4A図および
第4B図実施例に比べて、特に、誘電体ブロック12の
上部の4側面にステップ状の段差部13が形成されてい
る。このように、段差部13を誘電体ブロック12の上
部の4側面に形成しても、(8)式を実現することがで
きる。
さらに、この実施例では、第4A図および第4B図実施
例に比べて、誘電体ブロック12が、大きさの異なった
2つの直方体形状の誘電体ブロック12′および12#
を上下に貼り合わせることによって形成されている。し
たがって、この実施例では、誘電体ブロック12の段差
部13を容易に形成することができる。
なお、上述の第6A図および第6B図以外の各実施例に
おいても、第6A図および第6B図実施例と同様に、誘
電体ブロック12を、2つの誘電体ブロックを上下に貼
り合わせることによって形成してもよい。この場合、孔
の段差や誘電体ブロックの段差部が容易に形成され得る
また、(8)式を実現するためには、第4A図および第
4B図実施例、第5図実施例、第6A図および第6B図
実施例において、段差部をテーパ状に形成してもよい。
上述の各実施例では、いずれも、(8)弐が実現されて
いるが、このように(8)式を実現した場合に、たとえ
ば3倍波などによる高次モードのスプリアス特性を改善
することができる場合があるので、次に、高次モードの
スプリアス特性について式を用いて説明する。
基本波の周波数r0および基本波の3倍の周波数3fo
で、同軸共振器Rが共振するすなわち前(2)式が成立
するとすれば、周波数3foにおける同軸共振器Rの上
部(開放端側の部分)の電゛気角およびその下部(他の
部分)の電気角をそれぞれθ1.およびθ23で表すと
、次式(9)で表されるAは0となる。
A=tanθ、3tanθ23  tanθ、 tan
θ2・・・(9) また、同軸共振器Rの基本波での電気角θ1およびθ2
は次式(10)および(11)で、基本波の3倍の周波
数3foの3倍波での電気角θ13およびθ2.は次式
(12)および(13)で、それぞれ表される。
Co                 ・ ・ ・α
ωなお、(I O) 、  (11) 、  (12)
および(13)式において、ω、ε1./!l  (x
z)およびC8は、それぞれ、角速度、誘電率、実効長
および光速を示す。
したがって、(9)弐のAは、次式(14)で%式% ここで、まず、同軸共振器Rの電気角θ1と電気角θ2
とが等しい場合(θ1 =02=θの場合)について考
えてみると、(14)式のAは次式(15)で表される
・・・αつ また、電気角θ1と電気角θ2とが等しい場合(θ1=
θ2=θの場合)には、前述の(2)式は次式(16)
で表される。
tanθ=f−フ弓      ・・・Oeこの(16
)弐を(15)式に代入すれば、Aは次式(17)で表
される。
・・・αη (17)式より、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ
、と特性インピーダンスZ2とが等しければ、AはOと
なり、同軸共振器Rは基本波の周波数f0の3倍の周波
数3f、で共振することがわかる。
また、(17)式より、同軸共振器Rの特性イ゛ンビー
ダンスZ、と特性インピーダンスZ2とが異なれば、A
はOではなくなり、すなわち、同軸共振器Rは基本波の
周波数f。の3倍の周波数3f0で共振しないことがわ
かる。
そこで、次に、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ、
と特性インピーダンスZ2とが異なる場合について考え
てみる。
まず、特性インピーダンスZ、が特性インピーダンスZ
2より大きい場合には、(17)式よりAがOより小さ
くなる。AがOより小さければ、(15)式より ta
n 3θがtanθより小さくなる。
この場合、tan 3θおよびtanθは単調増加関数
であるので、同軸共振器Rは基本波の周波数r0の3倍
の周波数3foではまだ共振が始まらないことを示し、
すなわち、同軸共振器Rは基本波の周波数f0の3倍の
周波数3f0よりも高い周波数で共振することになる。
一方、特性インピーダンスZ1を特性インピーダンスZ
2より小さくした場合には、(17)式よりAが0より
大きくなる。AがOより大きければ、(15)式より 
tan 3θがtanθより大きくなるので、特性イン
ピーダンスZ1が特性インピーダンスZ2より大きい場
合とは逆に、同軸共振器Rは基本波の周波数f。の3倍
の周波数3r。
よりも低い周波数で共振することになる。この場合は、
上述の各実施例において、同軸共振器Rの電気角θ1と
電気角θ2とを等しくした場合にほかならないので、上
述の各実施例において、同軸共振器Rの電気角θ1と電
気角θ2とを等しくすれば、同軸共振器Rは基本波の周
波数f0の3倍の周ぼ数3foよりも低い周波数すなわ
ち周波数3f、からずれた周波数で共振することになる
このような誘電体フィルタを構成すれば、たとえば3倍
波などの高調波成分を減衰することができ、そのため、
高次モードのスプリアス特性を改善することができる。
なお、同軸共振器Rの電気角θ1と電気角θ2とを等し
くした場合において、高次モードのスプリアス特性を改
善するためには、上述したように、特性インピーダンス
Z1を特性インピーダンスZ2より大きくしてもよい。
特性インピーダンスZ1を特性インピーダンスZ2より
大きくするためには、上述の各実施例とは逆に、たとえ
ば、第7図に示すように、同軸共振器の短絡端側の孔1
4aおよび14bに段差22aおよび22bを形成した
り、第8図に示すように、同軸共振器の短絡端側の誘電
体ブロック12に段差部24を形成したり、第9図に示
すように、同軸共振器の短絡端側の孔14aおよび14
bに段差22aおよび22bを形成しかつ短絡端側の誘
電体ブロック12に段差部24を形成して、同軸共振器
において、内導体16aおよび16bを取り囲む誘電体
ブロック12の厚みを、同軸共振器の開放端例の部分の
厚みが他の部分の厚みより厚くなるように形成すればよ
い。
次に、同軸共振器Rの電気角θ、と電気角θ2とが異な
る場合について説明する。
この場合、前述の(14)式は、それに前述の(2)式
を代入することによって、次式(18)で表される。
(1−3jan”θt) (1−3jan”θ2)・・
・aIR ここで、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ1と特性
インピーダンスZ2とが等しい場合についてみると、(
18)式よりAがOとなり、したがって、同軸共振器R
は基本波の周波数f0の3倍の周波数3foで共振する
ことがわかる。
また、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ。
を特性インピーダンスZ2より大きくした場合には、(
18)式の右辺の分子がOより小さくなり、(18)式
の右辺の分母の項(1+πtanθ1)(1+vq t
anθ2)が0より大きくなるので、次式(i9)で表
されるBの正負によってAの正負が決定される。
B = (I IF; tan fJ +) (1−6
tanθ2)・・・qsこの場合、電気角θが30°の
ときtanθが1/Eとなるので、(18)式および(
19)式ヨリ、N気角13 + + を気角θ2+  
1−5 tarθt、  1−J’; tanθ2.B
およびAの関係が、別表1に表される。
一方、同軸共振器Rの特性インピーダンスZ1を特性イ
ンピーダンスZ2より小さくした場合には、(18)式
の右辺の分子が0より大きくなり、(18)式の右辺の
分母の項(1+E tanθ1)(1+vq tanθ
2)が0より大きくなるので、この場合の電気角θ1.
電気角θt 、  1  h tanθ1゜1−v’T
 tanθ2.BおよびAの関係が、別表2に示される
以上のように同軸共振器Rの電気角θ、と電気角θ2と
が異なる場合も、電気角θ1と電気角θ2とが等しい場
合と同様に考えて、別表1および別表2に示すAが0よ
り大きい場合には、同軸共振器Rが基本波の周波数f0
の3倍の周波数3f。よりも低い周波数で共振し、Aが
Oよりも小さい場合には、同軸共振器Rが周波数3fo
よりも高い周波数で共振し、AがOの場合には、同軸共
振器Rが周波数3foと同じ周波数で共振する。
すなわち、上述の各実施例において、同軸共振器Rの電
気角θ、と電気角θ2とを異ならせかつ電気角θ1およ
び電気角θ2を30°以外の電気角にすれば、同軸共振
器Rは基本波の周波数f0の3倍の周波数3foからず
れた周波数で共振し、その高次モードのスプリアス特性
を改善することができるのである。
また、同軸共振器Rの電気角θ1と電気角θ2とが異な
る場合において、高次モードのスプリアス特性を改善す
るためには、特性インピーダンスZIを特性インピーダ
ンスZ2より大きくし、かつ、電気角θ1および電気角
θ2を30°以外の電気角にしてもよいのである。
上述のように同軸共振器Rの電気角θ1および電気角θ
2を変えるためには、同軸共振器Rの上部(開放端例の
部分)およびその下部(他の部分)の軸方向の実効長を
変えればよい。
なお、上述の各実施例において、同軸共振器の特性イン
ピーダンスを変化させた部分の寸法が所定値より違って
その同軸共振器の共振周波数が所定値より違った場合に
は、たとえば、その同軸共振器の開放端面に誘電体チッ
プを貼り付けたりその開放端面を削ったりして、その同
軸共振器のみの共振周波数を調整することができるので
、誘電体フィルタ全体としての特性のばらつきをなくす
ことができる。
また、同軸共振器の特性インピーダンスを変化すること
によって、同じ周波数で共振する同軸共振器の軸方向の
長さを変えることができるので、それぞれが異なった周
波数で共振する複数の同軸共振器を備えた多段の誘電体
フィルタを構成しても、それぞれの同軸共振器の特性イ
ンピーダンスを適当に選択することによって、複数の同
軸共振器の軸方向の長さを一致することができ、そのた
め、誘電体フィルタの全長を一敗することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の詳細な説明するための等価回路図で
ある。 第2A図および第2B図は、それぞれ、この発明の一実
施例を示し、第2A図はその斜視図であり、第2B図は
第2A図の線TIB−nBにおける断面図である。 第3図は第2A図および第2B図実施例の変形例を示す
断面図である。 第4A図および第4B図は、それぞれ、この発明の他の
実施例を示し、第4A図はその斜視図であり、第4B図
は第4A図の線IVB−IVBにおける断面図である。 第5図は第4A図および第4B図実施例の変形例を示す
断面図である。 第6A図および第6B図は、それぞれ、第4A図および
第4B図実施例の他の変形例を示し、第6A図はその斜
視図であり、第6B図は第6A図の線VIB−VIBに
おける断面図である。 第7図ないし納9図は、それぞれ、高次モードのスプリ
アス特性を改善した誘電体フィルタを示す断面図である
。 図において、10は誘電体フィルタ、12は誘電体ブロ
ック、13,13aおよび13bは段差部、14aおよ
び14bは孔、15aおよび15bは段差、16aおよ
び16bは内導体、18は外導体を示す。 特許出願人 株式会社 村田製作所 代理人 弁理士 岡 1) 全 啓 (ほか1名) 表1 表2 1りa      15t) m4A″″    m 第6A図 第6B図     曵

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1つの誘電体ブロック内に同軸共振器が形成された
    一体形の誘電体フィルタであって、前記誘電体ブロック
    の外周面に形成された外導体、 前記誘電体ブロックに形成された孔、 前記孔の内周面に形成されかつ前記外導体と協働して同
    軸共振器を構成する内導体、および、前記同軸共振器の
    開放端側の部分の特性インピーダンスが前記同軸共振器
    の他の部分の特性インピーダンスより小さくなるように
    するために、前記同軸共振器の特性インピーダンスを変
    化するためのインピーダンス変化手段を備えた、誘電体
    フィルタ。 2 前記インピーダンス変化手段は、前記同軸共振器に
    おいて、前記内導体を取り囲む前記誘電体ブロックの厚
    みを、前記同軸共振器の開放端側の部分の厚みが他の部
    分の厚みより薄くなるように違える手段を含む、特許請
    求の範囲第1項記載の誘電体フィルタ。 3 前記厚みを違える手段は前記孔に形成された段差を
    含む、特許請求の範囲第2項記載の誘電体フィルタ。 4 前記厚みを違える手段は前記誘電体ブロックの側面
    に形成された段差部を含む、特許請求の範囲第2項記載
    の誘電体フィルタ。 5 前記厚みを違える手段は 前記孔に形成された段差、および 前記誘電体ブロックの側面に形成された段差部を含む、
    特許請求の範囲第2項記載の誘電体フィルタ。 6 前記同軸共振器の前記開放端側の部分の電気角と前
    記同軸共振器の前記他の部分の電気角とを等しくした、
    特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の
    誘電体フィルタ。 7 前記同軸共振器の前記開放端側の部分の電気角と前
    記同軸共振器の前記他の部分の電気角とを異ならせ、か
    つ、前記開放端側の部分の電気角および前記他の部分の
    電気角を30°以外の電気角にした、特許請求の範囲第
    1項ないし第5項のいずれかに記載の誘電体フィルタ。
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