JPS6318671Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、建造物の塗壁下地や型枠等に使用
されるリブラスに関するものである。

従来のリブラスは、第１図に示すように切り込
み１を原鋼板２に加工後、矢印Ａの方向にエキス
パンドして得られる。

しかし、このようにして得られたリブラス３
は、第２図に示すように網目を形成しているリブ
４と条片５との付け根６が、細くなつている。そ
のためリブラス３は、リブ４の長手方向に加わる
力に対する強度を持たせなければならないのに、
応力が付け根部６に集中してしまい、長手方向の
力に対する強度が不十分であつた。

この考案は、前述した従来の事情に鑑み創案さ
れたもので、その目的は、リブの長手方向に加わ
る力に対する強度が、十分あるリブラスを提供す
ることにある。

以下この考案を図示する実施例によつて説明す
る。

３は薄鉄板製ラス本体で、そのラス本体１に縦
横に網目７が連設されており、所定間隔に平行に
リブ４が突設されている。

リブ４は、網目７を形成している条片５の付け
根部６が細くならず、ほぼ同一形状に形成されて
いる。（第３図参照） このようなリブラス３を作成するには、原鋼板
２に第４図に示すような切り込み１の加工後、図
面に対して左右方向へエキスパンドして作成され
る。

そして条片５は、二本の条片が一端の一側部で
連続し、また他端の他側部でおのおの両側のリブ
４に連続して略Ｖ字状に形成されていると共に、
その切断線が第４図の如くそれぞれリブ４の軸線
と平行になつている。

この考案は以上の構成からなり、次に述べる効
果を有する。効果を有する。

リブを条片との付け根部が細くならず同一形状
としたことにより、リブ長手方向に加わる力に対
する強度を十分強くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のリブラスを作成するための切り
込み加工後の原鋼板を示す正面図、第２図は第１
図の原鋼板をエキスパンドした後のリブラスを示
す正面図、第３図はこの考案のリブラスを示す正
面図、第４図はこの考案のリブラスを作成するた
めの切り込み加工後の原鋼板を示す正面図であ
る。 １……切り込み、２……原鋼板、３……リブラ
ス、４……リブ、５……条片、６……付け根部、
７……網目。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 エキスパンドによつて縦方向のリブと横方向の
   条片とから網目を形成してなるリブラスであり、 前記リブは、前記条片との付け根部が細く絞ら
   れることなく、長手方向にほぼ一定形状に形成さ
   れ、 前記条片５は、二本の条片が一端の一側部で連
   続し、また他端の他側部でおのおの両側の前記リ
   ブに連続して略Ｖ字状に形成されていると共に、
   その前記エキスパンド用切断線がそれぞれリブの
   軸線と平行になつていることを特徴とするリブラ
   ス。