JPS63186660A - 体液浄化剤 - Google Patents

体液浄化剤

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JPS63186660A
JPS63186660A JP62189009A JP18900987A JPS63186660A JP S63186660 A JPS63186660 A JP S63186660A JP 62189009 A JP62189009 A JP 62189009A JP 18900987 A JP18900987 A JP 18900987A JP S63186660 A JPS63186660 A JP S63186660A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は体液す止材及びそれを用いる体液の浄化方法に
関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 血漿交換療法は、慢性関節リウマチ、重症筋無力症、全
身性エリテマトーデス、(SLE)、劇症肝炎、輸血後
紫斑病、高粘度症候群、レフサム(Refsum)病、
白血病、グッドパスチ+  (Goodpasture
 )症候群、薬物中毒、血栓性血小板減少性紫斑病、血
液型不適合妊娠、鎌状赤血球貧血症、血管炎に伴う急速
進行性糸球体腎炎、慢性肝不全、血小板増多症、クリオ
グロプリン血症、多発性骨髄腫による腎不全、癌、家族
性高コレステロール血症なとの難病に対する治療手段と
して広く利用されつつある。
しかし、血漿交換療法においては、1回の血漿交換に2
〜4文の血漿が必要であり、このような量の血漿又はア
ルブミンを持続的に入手するのはきわめて困難である。
このような背景のもとに、患者から分離した血漿を浄化
して再び患者の体内に戻す方法が検討され実施されてき
た。その方法の一つに、有機高分子(ヒ合物の中空糸を
用いる方法がある。しかしながら、この方法は、分子の
大きさだけで血漿成分をふるい分けるもので、有効成分
をも除去し、また目づまりにより除去成分の変動をきた
すという欠点を有する。
また、吸着剤を用いる血漿浄化法も検討され、臨床的に
応用されている。血漿中の不用因子を除去するための吸
着剤としては1例えばプロティンA担持吸着剤、DNA
担持吸着剤、トリプトファン担持吸着剤、メチル化アル
ブミン担持吸着剤、t\バリン担持吸着剤等が挙げられ
る。これらのうち、生体由来のもの、例えば、プロティ
ンA担持吸着剤、DNA@持吸着剤は、吸着特異性に優
れているが、滅菌、貯蔵、製造の際に吸着特性の低下を
招くという欠点を有する。また、抗原や抗体をリガンド
とする吸着剤では、リガンドが吸着剤から脱離した場合
、免疫複合体を形成し副作用を招く恐れがある。このよ
うな理由で生体由来の生理活性高分子をリガンドとする
吸着剤は、実用上問題が多い。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段と作用)本発明の体液浄
化材は水酸基を有する高分子化合物の1種又は2種以上
と、イソシアナト基を有する化合物とを反応させて得ら
れる水不溶性高分子化合物からなるものである。
本発明に用いる水酸基を有する高分子化合物は、例えば
アガロース、セルロース、デキストラン、キチン、キト
サン、ポリビニルアルコール又は。
次式CI) HO−(−C−C−0)n−H(I) 3 R4 (式中、R,、R2,R3及びR4は、互いに独立して
、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表し、nは
10〜200の整数を表す) で示される化合物が挙げられ、これらは単独でも2種以
上の混合物として用いてもよいが、架橋したものを用い
ることが好ましい。
前記式CI)で示される化合物としては、例えばポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ−
(1,2−ブタンジオール)が挙げられる。前記式(I
)において、nが10〜200である化合物は、平均分
子量500〜50.000のものに相当する。かかる化
合物としては、前記式(I)において、nが40〜10
0である化合物(平均分子[2,000〜20.000
に相当)が特に好ましい。
イソシアナト基を有する化合物としては1例えばメチル
イソシアネート、エチルイソシアネート、プロピルイソ
シアネート、ブチルイソシアネート、オクチルイソシア
ネート、デシルイソシアネート、オクタデシルイソシア
ネート、フェニルインシアネート、トリルイソシアネー
ト、ナフチルイソシアネート等の一官能性イソシアネー
ト及び次式(II ) OCN −R−N G O(II ) (式中、Rは炭素数2〜12の脂肪族鎖又は炭素数6〜
15の芳香族鋼を表わす、) で示される二官能性インシアネート及び三官能性以上の
多官能性インシアネートが挙げられる。二官能性インシ
アネートとしては、例えばヘキサメチレンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート、0−トリジン
イソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフチレ
ン−1,5−ジイソシアネート、4,4′−ジフェニル
メタンジインシアネートが挙げられ、多官能性イソシア
ネートとしては、例えばトリフェニルメタン−4,4′
、4”−)ジイソシアネートが挙げられる。
本発明の体液浄化材となる水不溶性高分子化合物として
は、架橋アガロースとへキサメチレンジイソシアナート
との反応生成物が好ましい、また、分子内に2個以上の
イソシアナト基を有する化合物と、水酸基を有する高分
子化合物を反応させた後、さらに引続き、水酸基を有す
る高分子化合物、特に上記式CI)で示される化合物を
反応させて得た水不溶性高分子化合物も好ましい。その
ようなものとしては、架橋アガロースとヘキサメチレン
ジイソシアネートとの反応生成物にさらにポリエチレン
グリコールを反応させて得られるものが挙げられる。
本発明の体液浄化材となる水不溶性高分子化合物は、乾
燥状態における窒素含量が3.0〜9.0重量%である
のが好ましく、さらに好ましくは4.5〜5.5重量%
である。その範囲のものが、体液中の不用因子を最も良
く吸着する。
本発明の体液浄化材となる水不溶性高分子化合物は、例
えば次のようにして製造することが出来る。
水酸基を有する高分子化合物は、通常乾燥状態のものを
使用する。該高分子化合物が水分を含有する場合には、
凍結減圧乾燥、減圧乾燥等の通常の手段によって乾燥す
るか、無水有機溶媒で置換処理を繰り返した後、使用す
る。置換に用いる有機溶媒は、通常、反応に用いる溶媒
と同一であり、例えば、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロ
フラン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンが挙げられる。
反応は、有機溶媒に、水酸基を有する高分子化合物を懸
濁又は溶解させ、イソシアナト基を有する化合物を加え
、通常10〜200℃、好ましくは30〜110℃で撹
拌しながら行う、この場合、水酸基を有する高分子化合
物に存在する水酸基(−OH)とイソシアナト基を有す
る化合物に存在するイソシアナ)基(−NGO)との割
合は特に制限はないが、好ましくは、−NCO/−0H
(モル比)が1以上である。
分子内に2個以上のイソシアナト基を有する化合物と水
酸基を有する高分子化合物を反応させた後、さらに引続
き、水酸基を有する高分子化合物、特に上記式(I)で
示される化合物を反応させて水不溶性高分子化合物を得
る場合には、次に述べるような方法で行なわれる。
所定時間攪拌し、水酸基とイソシアナト基が反応した後
、過剰で未反応のインシアネート化合物及びその他の副
生成物を除去するため、溶媒で綴り返し反応生成物を洗
浄する。洗浄液にイソシアネート化合物を含まないこと
を確かめた後、反応生成物と溶媒からなる系に、前述の
水酸基を有する高分子化合物、特に前記式(I)で示さ
れる化合物を加え、通常10〜200℃、好ましくは5
0〜110℃で攪拌しながら反応を行う0以上の反応は
すべて反応系に水分が入らない条件で行う。
反応終了後、反応系にアミン、アルコールもしくは水を
加えて残存するイソシアナト基を不活性化する。
使用するアミンとしては、メチルアミン、エチルアミン
、ブチルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン等
、アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロ
パツール、ブタノール等が挙げられるがこれらに限定さ
れるものではない。
モノイソシアネートの場合、残存している時は溶媒で洗
い流すので不活性化処理は一般に不要である。しかし、
上記のアミン、アルコールもしくは水で処理しても良い
反応物を吸引枦取した後、反応溶媒中に加え、常温でし
ばらく攪拌して残余の未反応物を溶媒に溶解させる0反
応物を吸引枦取し、水で繰り返し洗浄し、通常は生理食
塩水中にウェット状態で保存する。
反応生成物のイソシアナト基の不活性化を水又はアルコ
ールで行なったものについては、生成した水不溶性高分
子化合物の窒素含量は、乾燥状態で3.0〜8.0重量
%、とりわけ4.5〜5.5重量%のものが体液中の不
用因子をよく吸着し、また、反応生成物のイソシアナト
基の不活性化をアミンで行ったものについては、その窒
素含量は、乾燥状態で3.5〜9.0重量%のものが良
い。
本発明の体液浄化材は、このような水不溶性高分子化合
物からなり、その形状は、粒子状、繊維状、膜状、中空
糸状等、特に制限はないが、取扱いの容易さから粒子状
及び繊維状のものが好ましい0粒子状の場合、カラムに
充填した時の目づまり及び吸着物の吸着速度の面から球
径が通常10〜5,000IL、好ましくは50〜t、
ooogであるが、これらに限定されるものではない。
また、球状架橋物の場合、水で湿潤して含水量50〜9
5%の高台水物が好ましい。
また、本発明の体液浄化材は、高圧蒸気圧滅菌、EOG
滅菌、γ−線照射滅菌等の方法により滅菌を行うことが
できる。
さらに、本発明には、上述の体液浄化材を用いる体液の
浄化方法も含まれる。
体液の浄化方法の具体例としては、次のような方法が挙
げられる0例えば血液の場合には、遠心分離法又は膜分
離法により分離した血漿を上記本発明による材料を充填
したカラム内を流通させる。または血漿と本発明の体液
浄化材を容器に入れて一定時間撹拌した後、血漿を濾過
する。カラム流通及びバッチによる場合とも10〜42
℃、好ましくは25〜37℃である。血漿分離器によっ
て分離された血漿をプールしておき、それをカラム流通
またはバッチ法で浄化することも可能であるが、連続的
にカラムを流通させ、再び体内に戻すことが実用上好ま
しい。
本発明の血液浄化材は、全血を用いて浄化することも可
能である。
本発明の血液浄化材を使用した場合、血液等体液中の不
用物としては、免疫グロブリン、多発性骨髄腫患者のI
gG、免疫複合体、リウマチ因子等をよく吸着除去でき
、さらに、ll器移植患者の体内に生じた拒絶反応因子
についてもよく吸着除去することができる。特に腎移植
患者では拒絶反応因子である抗T細胞抗体(抗T wa
rm抗体)を有効に除去することができる。
なお、全身性エリテマトーデス、用溝の血漿中の抗DN
A抗体及び免疫複合体、橋本病患者の血漿中の抗サイロ
グロブリン抗体及び抗甲状腺マイクロゾーム抗体も良く
吸着除去することができる。
また、ガン患者の血液中には免疫抑制因子が生じ、それ
が増加していくと患者の免疫作用が低下するが、本発明
の体液浄化材は、ガン患者の血液に生じた免疫抑制因子
も吸着除去することができる。
さらに、エイズ(後天性免疫不全症候群)患者の血液中
のエイズウィルス(HI V)も吸着除去することがで
きる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、こ
れらの実施例は本発明の範囲を何ら制限するものではな
い。
実施例1 代庚権囮1豆1】 (1)架447ガロース[商品名セファロース(Sep
harose)CL −48; 7 フルマシア社製]
を蒸留水で繰り返し洗浄し、吸引濾過して水を充分絞り
切った。このようにして得たつ17ト状の架橋アガロー
ス20.0g(絶乾状で1.54g)を、脱水したジメ
チルスルホキシド(以下rDMsOJという。)250
−中に加えて常温で2時間撹拌した。水分の入らない系
でDMSOを除去した後、新たに脱水DMSO100−
を加えて、常温で4時間撹拌した。以下同様に100a
Z(10時間)、5O−(2時間)の操作を繰り返し、
最後にDMSO50−を加えた。
この時の系内のDMSO中の水分をカールフィッシャー
法で分析するとloppm以下であった。この系にヘキ
サメチレンジイソシアネート(以下rHMDI」 とい
う)2.5gを脱水DMS 020w&tに加えた溶液
を仕込み、100℃で3時間撹拌して反応を行った0反
応溶媒を除去後、新たなりMSO70dを仕込み常温で
2時間撹拌して洗浄を行った。以後同様に50sJ(2
時間)、50aZ(1時間)、50sJ(3時間)、5
0d(5時間)の条件で順次洗浄した。最後の洗浄液5
〇−中のイソシアナト基を滴定分析するとイソシアナト
基は検出されなかった0反応物を3等分し、それぞれに
脱水DMSO50−ずつ加え、更にエタノールアミン(
5m□、エタノール(10aZ)及び水(10J)をそ
れぞれ加えて撹拌(90″C12時間)を行った0反応
物は多量の水で洗い溶出物が出ないことを確認してから
、121°Cで30分間水蒸気圧滅菌した後ウェット状
(生理食塩水)で保存した。
上記の方法で製造したものを、それぞれ体液浄化材A(
エタノールアミン処理物)、体液浄化材B(エタノール
処理物)及び体液浄化材C(水処理物)とする。
(2)架橋デキストラン[商品名セファデックス(Se
phadex) ;ファルマシア社]を蒸留水で繰り返
し洗浄し、吸引7濾過して水を充分絞り切った。
このようにして得たウェット状の架橋デキストラン15
0.0gを凍結乾燥した(凍結乾燥後の重量6.83g
)、凍結乾燥した架橋デキストラン5、Ogを脱水した
ジメチルアセトアミド(以下rDMAAJ という、)
150−中に加え、更に、この系にHMDI  4.0
gを脱水DMAA30−に加えた溶液を仕込み、80℃
で5時間撹拌して反応を行った0反応溶媒を乾燥雰囲気
下室部で吸引濾過して除去後、新たなりMAA200−
を仕込み、常温で1時間撹拌して洗浄した。以後、同様
に、200m1(2時間)の条件で順次5回洗浄した。
最後の洗浄液70d中のイソシアナト基を滴定分析する
とイソシアナト基は検出されなかった0反応物を3等分
しそれぞれに。
脱水DMAA  50−ずつ加え、更にエチルアミン(
io+aZ)、プロパツール(10mg)及び水(10
aZ)をそれぞれ加えて、撹拌(80℃、2時間)を行
った0反応物は多量の水で洗い溶出物が出ないことを確
認してから、121℃で30分間水蒸気圧滅菌した後ウ
ェット状(生理食塩水)で保存した。
上記の方法で製造したものを、それぞれ体液浄化材D(
エチルアミン処理物)、体液浄化材E(プロパツール処
理物)及び体液浄化材F(水処理物)とする。
ilス1 (1)内径Low履のガラス製カラムに上記により製造
した本発明の体液浄化材をそれぞれ充填し、カラムの出
入口に網目50ミクロンのフィルターをつけた、血漿は
腎移植後血漿交換を行って、聴者から分離したものを用
いた。吸着テスト装置内に流通させた全血漿量は28−
1血漿循環速度は0.3.l7分、カラムの温度は37
℃であった。
体液浄化材量、循環時間を種々変えて流通吸着テストを
行った後の血漿中の総タンパク(以下「TP」という)
、アルブミン(以下rALJ という、)、IgG、抗
T細胞抗体及び抗B細胞抗体を分析した。TPはビウレ
ット法、ALはBCG法、IgGは一元放射免疫拡散法
、抗T細胞抗体及び抗B細胞抗体はCD C(Comp
lement −dependent cytotax
icity)テストにより測定した。
結果は表1に示した。この表から明らかなように、本発
明による体液浄化材A、B、C,D、E及びFを使用し
た場合は、ドナーリンパ球に対する抗体において、T 
−warm1士スコアボスコア小さくなり、腎移植時に
出現した抗T−warm抗体を吸着除去することがわか
る。なお、本吸着試験のいずれにおいても、カラム流通
による大きな圧損は生じなかった(はとんどの場合、圧
損は0〜5mdgであった)。
(2)腎移植後の患者の血漿の代わりに、多発性骨髄腫
患者の血漿を用いた他は、上記吸着試験(1)の場合と
同様にして行った結果は、表2の通りである。但し、こ
の試験では抗B細胞抗体及び抗B細胞抗体を分析のため
のCDCテストは行わなかった。
表2から1本発明による体液浄化材A、B、C,D、E
及びFを使用すると、多発性骨髄腫患者の血漿中のIg
Gをよく吸着除去することが明らかである。なお、本吸
着試験のいずれにおいても、カラム流通による大きな圧
損は生じなかった(はとんどの場合、圧損はO〜5 m
mHgであった)。
(3)本発明による体液浄化材A  0.5Jを新鮮ヒ
ト血漿1.5d中に加えて、37℃で3時間振盪撹拌し
た後、300 Orpmで15分間遠心分離を行い上澄
み液を分析した。その結果は次の通−りである。
TP    AL    I gG (g/d交)  (g/d文)   (+g/d文)木
吸若試験前  8.5   4.2    1852本
吸着試験後  5.3   3.8     +138
     i上記の結果より、本発明による体液浄化材
Aは、IgGをよく吸着することがわかる。
実施例2 代l権北上豆X】 架橋アガロース[商品名セファロース (Sepharose) CL −48;ファルマシア
社製]を蒸留水で緑り返し洗浄し、吸引濾過して水を充
分絞り切った。このようにして得たウェット状の架橋ア
ガロース60.0g(絶乾状で4.0g)を、脱水した
DMSOL 25−中に加えて、常温で1時間攪拌した
。水分の入らない系で)MSOを除去した後、新たに脱
水DMS 0100−を加えて、以後同様な操作を繰り
返しp、系内のDMSO中の水分量が50ppm以下に
忙った時、この系にHMDI  2.28gを脱水DM
SO25−に加えた溶液を仕込み、100Cで1.5時
間攪拌して反応を行った(反応系内7)DMSO量は1
25aZ)、反応溶媒を除去後、訴たなりMSO200
−を仕込み、常温で1時用攪拌して洗浄を行った。以後
同様にして、系内7)DMSO中のイソシアナト基が滴
定分析でlXl0”当量以下になるまで繰り返し洗浄し
辷、引き続き、脱水DMSO200−にポリエ升レンゲ
リコール(平均分子量6 、000 ;以下rPEGJ
 という、)30gを溶解した溶液を仕込み、100℃
で1.5時間攪拌して反応を行った。室温まで温度を下
げて、水50−を加え、1時間攪拌した0反応生成物は
多量の蒸留水で洗い、溶出物が出ないことを確認してか
ら、121℃で30分間高圧蒸気滅菌した。
このようにして製造した含有の水不溶性高分子化合物を
吸引戸数し1体液浄化材NO,1として以下の試験に供
した。この吸引戸数した水含有の水不溶性高分子化合物
の含水率は72%であり、また、これの乾燥物の窒素含
量は4.68%であった。
吸Jj還胎 (a)体液浄化材として、上記のようにして製造した本
発明による体液浄化材NO,lを用いた他は実施例1の
吸着試験(3)と同様の吸着試験を行い、その結果を表
3に示した。
(b)内径10mmのガラス製カラムに、上記のように
して製造した本発明による体液浄化材NO,1の 3g
(ウェット状)を充填し、リウマチ患者血漿5−を流速
0 、3aJ/分、カラム温度37℃で流通させた後、
血漿中のリウマチ因子(IgG−RF)を分析し、その
結果を表3に示した。
なお、リウマチ因子はELISA法により測定した。
(C)上記のようにして製造した本発明による体液浄化
材N001及び全身性エリテマトーデス患者の血漿が容
積比1:3である系を37℃で。
2時間インキュベートした後、血漿中の抗DNA抗体及
び免疫複合体を分析し、その結果を表3に示した。
なお、抗DNA抗体はRIA(硫安塩析)法により、免
疫複合体はEIA法により測定した。
(d)上記のようにして製造した本発明による体液浄化
材N001及び橋本癌患者の血漿が容積比1:3である
系を37℃で、表4に示した所定時間インキュベートし
た後、血漿中の抗サイログロブリン抗体及び抗甲状腺マ
イクロゾーム抗体を分析し、その結果を表4に示した。
なお、抗サイログロブリン抗体及び抗甲状腺マイクロゾ
ーム抗体は粒子凝集法により測定した。
(e)体液浄化材として、上記のようにして製造した本
発明による体液浄化材NO,lを用いたこと、及び流通
させた全血漿量が30wJであったことの他は実施例1
の吸着試験(1)と同様の吸着試験を行い、血漿中のT
P、AL、IgG、抗B細胞抗体及び抗B細胞抗体を分
析し、その結果を表5に示した。
実施例3 生1権囮上辺1】 仕込みのHMDIの量及びセファロースCL−4BとH
MDI反応時の系内のDMSO量を表3に示した量とし
た他は実施例2と同様にして本発明の体液浄化材を製造
し、体液浄化材NO,2゜3.4.5,6,7,8.9
及び10とした。これらの窒素含量は表3に示したとお
りである。
i豆ヌに 実施例2で製造した体液浄化材の代わりに、それぞれ上
記のようにして製造した本発明による体液浄化材NO,
2,3,4,5,6,7,8゜9及び10を用いた他は
実施例2の吸着試験(a)、(b)及び(C)と同様の
吸着試験を行い、その結果を表3に示した。
実施例4 良1東上且五I】 架橋アガロース[商品名セファロース (Sepharose) CL −4B ; 7 フル
マシア社製]を蒸留水で繰り返し洗浄し、吸引濾過して
水を充分絞り切った。このようにして得たウェット状の
架橋アガロース30゜Og(絶乾状で2.0g)を、脱
水したDMSO80−中に加えて、常温で1時間攪拌し
た。水分の入らない系でDMSOを除去した後、新たに
脱水DMS 050−を加えて、以後同様な操作を繰り
返した。
系内のDMSO中の水分量が50ppm以下になった時
、この系にHMDll、4g を脱水DMSO15wJ
に加えた溶液を仕込み、100℃で1.5時間攪拌して
反応を行った(反応系内のDMSO量は65−)。反応
溶媒を除去後、新たなりMSO100−を仕込み、常温
で1時間攪拌して洗浄を行った。以後同様にして、系内
のDMSO中のイソシアナト基が滴定分析でlXl0”
当量以下になるまで繰り返し洗浄した0反応生成物は多
量の蒸留水で洗い、溶出物が出ないことを確認してから
、121℃で30分間高圧蒸気滅菌した。
このようにして製造した水不溶性高分子化合物を吸引戸
数し、体液浄化材NO,llとして以下の試験に供した
。この吸引戸数した水含有の水不溶性高分子化合物の含
水率は69.2%であり、また、これの乾燥物の窒素含
量は5.11%であった・ 吸iK胎 実施例2で製造した体液浄化材の代わりに、上記のよう
にして製造した本発明による体液浄化材NO,11を用
いた他は実施例2の吸着試験(a)、(b)及び(C)
と同様の吸着試験を行い、その結果を表3に示した。
実施例5 代嵐止上上五】】 15gの乾燥ポリビニルアルコール(重合度的1.50
0)、3gのDeSmodur R()リフェニルメタ
ン−4,4′、4“−トリイソシアネートの20重量%
塩化メチレン溶液; Ba7er A、 G、社)及び
50fIJの脱水したDMSOを撹拌装置付きフラスコ
に仕込み、110℃で2時間撹拌して反応を行った。反
応混合物は水の中に加え、沈殿物を集めて、水及びエタ
ノールで順次洗浄した後、水及びエタノールで24時間
ずつソックスレー抽出した。抽出後の残留物を体液浄化
材とし、以下の試験に供した。
この抽出後の残留物の乾燥物の窒素含量は8.21%で
あった。
Ltぷj 体液浄化材として、上記により製造した体液浄化材を用
いた他は、実施例1の吸着試験(3)と同様の吸着試験
を行い、その結果を次に示した。
TP    AL    IgG (g/d文)  (g/d文)   Cmgld文)本
吸着試験前  8.3   4.3    1823本
吸着試験後  5.5   4.0    1280[
発明の効果1 本発明の体液浄化材を用いれば、血液等体液中の不用因
子のみを選択的に除去することができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸基を有する高分子化合物の1種又は2種以上
    と、イソシアナト基を有する化合物とを反応させて得ら
    れる水不溶性高分子化合物からなることを特徴とする体
    液浄化材。
  2. (2)水酸基を有する高分子化合物が、アガロース、セ
    ルロース、デキストラン、キチン、キトサン、ポリビニ
    ルアルコール又は 次式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は、互いに
    独立して、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を表
    し、nは10〜200の整数を表す) で示される化合物である特許請求の範囲第1項記載の体
    液浄化材。
  3. (3)イソシアナト基を有する化合物が、分子内に2個
    以上のイソシアナト基を有する化合物である特許請求の
    範囲第1項記載の体液浄化材。
  4. (4)イソシアナト基を有する化合物が次式(II) OCN−R−NCO(II) (式中、Rは炭素数1〜12の脂肪族鎖又は炭素数6〜
    15の芳香族鎖を表す) で示される化合物である特許請求の範囲第1項記載の体
    液浄化材。
  5. (5)水酸基を有する高分子化合物が架橋アガロースで
    あり、イソシアナト基を有する化合物がヘキサメチレン
    ジイソシアネートである特許請求の範囲第1〜4項のい
    ずれか1項に記載の体液浄化材。
  6. (6)水酸基を有する高分子化合物が架橋アガロース及
    びポリエチレングリコールであり、イソシアナト基を有
    する化合物がヘキサメチレンジイソシアネートである特
    許請求の範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の体液浄
    化材。
  7. (7)水不溶性高分子化合物が、架橋アガロースとヘキ
    サメチレンジイソシアネートの反応後、さらにポリエチ
    レングリコールを反応させて得られるものである特許請
    求の範囲第1〜4項及び6項のいずれか1項に記載の体
    液浄化材。
  8. (8)水不溶性高分子化合物が、乾燥状態での窒素含量
    が3.0〜9.0重量%である特許請求の範囲第1〜7
    項のいずれか1項に記載の体液浄化材。
  9. (9)水酸基を有する高分子化合物の1種又は2種以上
    と、イソシアナト基を有する化合物とを反応させて得ら
    れる水不溶性高分子化合物からなる体液浄化材を用いる
    体液の浄化方法。
  10. (10)免疫グロブリン、臓器移植拒絶因子、免疫複合
    体、リウマチ因子、抗DNA抗体、抗サイログロブリン
    抗体及び抗甲状腺マイクロゾーム抗体の1種又は2種以
    上を除去する特許請求の範囲第9項に記載の体液の浄化
    方法。
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