JPS63186579A - 誘導電動機の駆動制御装置 - Google Patents

誘導電動機の駆動制御装置

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JPS63186579A
JPS63186579A JP62015790A JP1579087A JPS63186579A JP S63186579 A JPS63186579 A JP S63186579A JP 62015790 A JP62015790 A JP 62015790A JP 1579087 A JP1579087 A JP 1579087A JP S63186579 A JPS63186579 A JP S63186579A
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JP
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torque
primary
vector
signal
induction motor
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JP62015790A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tanaka
正浩 田中
Fumitaka Kimura
木村 文孝
Kazunobu Oyama
大山 和伸
Kiyoshi Furuya
古屋 清
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、誘導雷f!1IIaを制御する@置に関し、
1次鎖交磁束ベクトルとトルクに基づいてインバータの
スイッチングモードを定めて誘導電動機を制御する駆動
制御装置に係るものである。
′(従来の技術) 近年、三相誘導電動機の制御はベクトルIII til
lによって過渡的にも良好な制御特性が得られるように
なっている。しかし、このベトクル制御はit、II制
御法が複雑であり、パラメータの調整箇所も多く、その
上、個々の電動機に応じて調整が必要となるなどの問題
があった。
そこで、新たな制御方法として、電気学会論文誌198
6年1月号に開示されているように瞬時トルク制御方法
が提案されている。この瞬時トルク制御方法は、三相誘
導雷!lI機と該誘導雷vJIjllを回転制御するイ
ンバータとを一体的にとらえ、上記誘導電動機の瞬時磁
束と瞬時トルクの制御を同時に行い、上記誘導電動機の
状態からR短時間でトルク制御が達成されるようにイン
バータのスイッチングモードを決定している。
次に、この瞬間トルク制御の原理について説明する。
先ず、第4図に示す三相誘IJ電勅機(1)の1次側に
三相インバータ(2)が接続された原理図において、該
インバータ(2)における仮想中性点に対する出力相電
圧をVat 、Vb+ 、VC+とじ、各相の正側のス
イッチがオン状態であることをスイッチング関数を用い
てSa  (又はSb。
5C)−1とし、逆に負側のスイッチがオン状態である
ことをSa  (又はSb、5G)−0とする。
上記各相の出力相電圧Va + 、Vb + 、Vc 
lは各スイッチ3a 、Sb 、Scに応じて直流電源
電圧±V/2のいずれか一方の値をとるので、前記イン
バータ(2)が出力する誘導電動は(1)の1次側の瞬
時電圧ベクトル(1次電圧ベトクルフ1は各スイッチS
a 、Sb 、Scの関数として次式のように表わされ
る。
v+=、fi)3V tsa +Sb E2  トSc
 E3 )・・・(1) (ただしE2 =exp  (j  (1/3)7r)
E3 =exp  (j  (4/3)π))従って、
前記インバータ(2)には23通りのスイッチングモー
ドが存在し、各スイッチングモードに対応する1次電圧
ベクトルワ1は上記(1)式より次のように求められる
(ただしEz −0XD  (j  (1/3 ) 7
C)E4 −exp  (j  (5/3)  π) 
)そして、この1次電圧ベクトルV1は第5図に示すよ
うに、2次座標であるdq平面に表わすことができる。
従って、前記インバータ(2)が出力可能な1次電圧ベ
クトルv1は7f1!1!類の離散値となり、そのうち
1次電圧ベクトルV+  (0,O,O)及びv+  
(1,1,’l)は大ぎさをもたない零ベクトルとなる
次に、前記誘導電動1N(1)の1次鎖交磁束ベクトル
ψ1について検討すると、該1次鎖交磁束ベクトルψ1
は前記誘導電動機(1)の特性方程式から次式で表わさ
れ、 W+  =V’+   (Sa  、  Sb  、 
 Sc  )  t−JR+  丁+  dt+i2j
+o             −(3)t=時間 R1:1次巻線抵抗 丁1 ニー次電流の瞬時値 σ+a:t=Oにおけるψ1の初期値 となる。上記(3)式において、1次巻線抵抗R1は小
さいので、1次鎖交磁束ベクトルψ1は1次電圧ベクト
ルv1の方向に変化することになる。この際の変化移動
速度は、直流電源電圧Vに比例して一定であるが、零ベ
クトルである1次電圧ベクトル+  (0,O,O)及
(/V’+  (1,1,1>を選択すると、1次鎖交
磁束ベクトルψ1は停止することになる。
従って、特定の1次電圧ベクトル1が出力されると、1
次鎖交磁束ベクトルψ1はその1次電圧ベクトルv1の
方向に回転変化することになる。
そして、前記3相インバータ(2)おいては、完全な円
形軌跡をもつ回転磁界を1ζノることは不可能であるが
、第5図に示す7種の1送電圧ベクトルv′+の中から
適宜なものを選択して出力することにより、第6図に示
すように、はぼ一定の回転磁界を作ることができる。
また、上記1次鎖交磁束ベクトルψ1を回転させる1次
電圧ベクトルテと、はぼ停止させる零ベクトルの1次電
圧ベクトルV’lを交互に用いることによって、すべり
周波数を瞬時に制御づ°ることができる。
続いて、上記1次鎖交磁束ベクトル11の絶対値lψ1
1と、前記誘II電動は(1)の瞬時トルクTを目標値
に対して一定に保つためのスイッチングパターンの選択
方法について説明する。先ず、上述した1次電圧ベクト
ルv1を分類すると下記に示′1j3種類のものがある
(i)1次鎖交磁束ベクトルψ1を回転させながら絶対
値1ψ11を大きくするものく電流、トルクは増加) (i)1次鎖交磁束ベクトルσ1を回転させながら絶対
値(ψI 1を小さくするもの(電流、トルクは増加) 01次鎖交磁束ベクトルψ1を停止させるものく電流、
トルクは減少) これらの1送電圧ベクトルV’lを用い、前記誘導雷f
IJ機(1)の1次鎖交磁束ベクトルψ1と瞬時トルク
Tが目標値に対して所定の誤差範囲内におさまるように
、しかも、インバータ(2)のスイッチング周波数が最
小となるように1次電圧ベクトルワ1を選択する。つま
り、第6図に示すように、1次鎖交磁束ベクトルψ1の
上限値ψl maXと下限値ψ、 minとを設定し、
1次鎖交磁束ベクトルψ1の絶対値1σI 1が下記の
式を満足するように前記(D、(i)の1次電圧ベクト
ル】を選択する。
ψ+ win < 1ψ11くψ1 wax     
 ・・・(4)例えば、第6図に示す91点のように1
次鎖交磁束ベクトルψ1が上限値′?lj+maxに達
すると、1次電圧ベクトル1のうちV+  (0,1,
O)を用いることにより絶対値1σ11を減少させなが
ら1次鎖交磁束ベクトルψ置を回転させる。逆に、P2
点のように下限値σ+ 1nに達すると、1次電圧ベク
トルT1のうちV+(1,1,0)を用いることにより
絶対値1f11を増大させながら1次鎖交磁束ベクトル
ψ1を回転させる。この動作を繰り返して1次鎖交磁束
ベク!−ルψ1の絶対値1i21r+lをほぼ一定に制
御する。
この際、上記1次鎖交磁束ベクトルψ)の絶対値1ψ1
1の他に、その方向も考慮する必要があり、第6図に示
すように、d軸と1次鎖交磁束ベク1〜ルσ1とのなす
角度αとし、dq平面を第7図に示すように、(2n−
3)π/6≦α≦(2n−1)π/6.n=1.・・・
6の6領域に分割する。
そして、各領域■〜■において選択する1次電圧ベクト
ルV1が異なるので、各領域工〜■で適宜1次電圧ベク
トルvI8選択して1次鎖交磁束ベクトルψ1の絶対値
1ψ+lを制御する。
次に、瞬時トルク下の制御について説明する。
この瞬時トルクTは、前記誘導電動機(1)の特性方程
式から次式のように表わされ、 T=Im  (M了2 XT + >        
−(5)1m :虚数部 〒1 =1次電流の瞬時値 了2窄:2次電流の瞬時値下2の共役瞬時ベクトル M:1次、2次巻線間相互インダクタンスとなり、1次
鎖磁束ベクトルφ1が次式で表わされるので、 ′?!I+=L+下++MT2        ・・・
(6)Ll :1次巻株自己インダクタンス 上記(9式は、 T−111(iZi’+寡T+)         ・
・・(′7)に変形される。従って、瞬時トルクTは1
次鎖交磁束ベクトルψ1によって変化するので、1次電
圧ベクトルV1の選択により一定値に制御できることに
なる。
そこで、第8図に示すように、横軸に時間t。
縦軸に瞬時トルクTをとり、時計方向のトルクを正とし
、いま、誘3g電動機(1)を時計方向に回転させる場
合を考える。そして、指令値Trefを基準とした微小
領blj、 T ref−ΔT内に瞬時トルクTを前記
1次鎖交磁束ベクトルσ1と同様にリミットサイクル制
御する( T ref−ΔT≦T≦Tref)。例えば
、第8図に示す83点に瞬時トルクTが指令値7 re
fに達すると、前記に)の零ベクトルである1送電圧ベ
クトルV+  (1,1,1)又はvl  (0,O,
O)を選び、1次鎖交磁束ベクトルψlを停止させ、瞬
時トルクTを減少させる。
逆に、P4点のように微小領域の下限値Tref −Δ
王に達すると、前記の又はα)の1次電圧へクトルv+
を選び、1次鎖交磁束ベクトルφ1を高速に回転させ、
瞬時トルクTを増加させる。この動作を繰り返し、瞬時
トルクTを微小領域内に制御する。
以上に延べた1次鎖交磁束ベクトルψ1の絶対値l′?
Ij+1と瞬時トルクTを、第9図に示すように、ヒス
テリシスコンパレータ(3)、(4)に入力して目標値
に対する偏差値を比較判断し、1bitのアドレス信号
として磁束信号φ及びトルク信号τをスイッチングテー
ブル(5)に入力する。
一方、1次鎖交磁束ベクトルσ1を領域判定回路(6)
に入力し、その方向の領域■〜■を判別し、3 bit
のアドレス信号として領域信号θをスイッチングテーブ
ル(5)に入力する。このスイッチングテーブル(5)
には、第10図に示すように、各アドレス信号φ、τ、
θに対応した1次電圧ベクトルv1が設定されており、
アドレス信号φ。
τ、θの組合わせにより最適な1次電圧ベクトル1が一
義的に決定され、3次元的なスイッチングを用いてイン
バータ(2)が制御されることになる。
次に、第11図に示すように、上述した瞬時トルク制御
方法を適用した三相誘導電動機(1)の駆動制御回路に
基づいてインバータ(2)の制御を説明する。
上記誘導電動機(1)は、図示しない電源より整流回路
(7)及びインバータ(2)を介して電力供給されてい
る。そして、該インバータ(2)の出力は上記誘導雷v
J機(1)の他、2つの3/2相変換器(8)、(9)
に入力されて、上記誘導電動機(1)の1次電圧■1及
び1次電流■1が3相より2相に変換され、各相の1次
電圧ベクトルV d + * V Q +及び1次電流
ベクトル丁dI。
丁q1が次式に基づいて与えられて出力される。
この各相の1次電流ベクル丁’I+TqIは1次巻線抵
抗R1の抵抗乗算回路(10)、(11)を介して1次
電圧ベクトルV d I+ V Q + と比較されて
積分回路(12)、(’13)に入力される。
該積分回路(12>、(13)は前記(3)式を適用し
て各成分の1次鎖交磁束ベクトルiZi’d+、ψql
を次式のように算出する。
この各1次鎖交磁束ベクトルψd1.ψq1は絶対値算
出回路(14)に入力され、次式より絶対値1ψ1 I
が算出される。
lψ1)−ル〒ココ覆了「「  ・・・(IDそして、
上記3/2相変換器(8)、(9)、抵抗乗算回路(1
0)、(11)、la分回m(12>、(13)及び絶
対値算出回路(14)によって誘導電動機(1)の1次
鎖交磁束ベクトルψiを算出する磁束検出手段(15)
が構成されている。
一方、前記3/2相変換器(9)で変換された各成分の
1次電流ベクトル了dl+T”q+ と、前記積分回路
(12)、(13)で算出された各成分の1次鎖交磁束
ベクトルFd+、σQ+は、乗算回路(16)、(17
)に入力された後、該乗算回路(16,、)、(17)
の出力が比較され、前記(力式に基づいて誘導電動機(
1)の瞬時トルク下が次式のように尊出され、トルク検
出手段(18)が構成されている。
T=ψdlTQ+ −σQ’+Td+     ・・・
02]そして、この瞬時トルクTは指令1aTrefと
比較されて偏差値Tref −Tが算出されている。
また、前記磁束検出手段(14)における絶対値算出回
路(14)が尊出した1次鎖交磁束ベクトルψ1の絶対
値1ψ11はヒステリシスコンパレータ(3)に入力さ
れ、第5図及び第6図に曇づいて説明したように、予め
設定された上限値f、 maXと下限値ψ、 minと
比較される。該コンパレータ(3)は絶対値1ψ11が
上限値ψI maX又は下限値ψ1 minのいずれか
に達すると限界信号であるi bitの磁束信号φを出
力し、この磁束信号φが制御回路(19)にアドレス信
号として入力される。
前記磁束検出手段(15)における積分回路(12)、
(13)が算出した各成分の1次鎖交磁束ベクトルψd
l+ψq1は領域判別回路(6)に入ノコされ、第6図
及び第7図に基づいて説明したように、1次鎖交磁束ベ
クトルσ1の絶対値IF+lの方向が判別される。そし
て、該領域判別回路(6)は絶対値1ψ11の方向が予
め設定区分された6つの領域工〜■Iのうちいずれに属
するか否かを判別し、3 bitの領域信号θを出力し
、この領域信号θが制御回路(19)にアドレス信号と
して入力される。
更に、前記トルク検出手段(18)が陣出した瞬時トル
クTは指令値Trefと比較された後、ヒステリシスコ
ンパレータ(4)に入力され、第4図及び第8図に基づ
いて説明したJ:うに、偏差値Tref −Tが予め設
定された微小領域ΔTと比較される。該コンパレータ(
4)は偏差値Tref −下が微小領域ΔTの上限又は
下限の何れかに達すると限界信号である1 batのト
ルク信号τを出力し、このトルク信号τが制御回路(1
9)にアドレス信号として入力される。
該制御回路(1つ)は、第10図に基づいて説明したよ
うに、1次電圧ベクトルv1の電圧パターンであるスイ
ッチングテーブルが予め設定記憶された制御手段(RO
M>であり、磁束信号φ。
トルク信号τ及び領域信号θに基づいて1つの1次電圧
ベクトル1を抽出し、スイッチング信号を前記インバー
タ(2)に出力している。
従って、前記誘導雷llJ機(1)の回転駆動時におい
て、該誘導電動機(1)の1次電圧■1及び1次電流i
1に基づき該誘導電動機〈1)の1次鎖交磁束ベクトル
ψ゛1と瞬時トルクTとを磁束検出手段(15)及びト
ルク検出手段(18)により算出する。そして、該1次
鎖交磁束ベクトルψ1及び瞬時トルクTを制御変数とし
、指令値に対する誤差をコンパレータ(3)、(4)で
算出し、上記1次鎖交磁束ベクトルψ1の方向を判別し
つつ該1次鎖交磁束ベクトルσ1と瞬時トルクTとが所
定範囲ψI maX 〜ψ+ min 、 Tref 
〜△Tに納まるように制御回路(1つ)が前記誘導電動
機(1)の1次電圧ベクトルV+を特定する。この1次
電圧ベクトルV’lによりインバータ(2)のスイッチ
ングモードが決定され、該スイッチングモードでインバ
ータ(2)を動作させ、前記誘導電動機(1)を回転制
御している。これにより高速なトルク応答を可能とする
と共に、1次鎖交磁束一定tilJ御で制υ11回路の
簡素化を図り、湿度変化による2次抵抗変動に伴う制御
演算の悪影響を防止している。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した誘導電動機の駆動制御S!置においては、1次
鎖交磁束ベクトルψ1と瞬時トルクTとを所定の変動範
囲に納めることにより誘導電動1N < 1 )をIt
、II Inしているため、始動時などにおいて、トル
クの変動周期が定まらないと、インバータ(2)のチョ
ッピング周波数が定まらないという問題がある。そして
、このチョッピング周波数が定まらないと、ノイズが発
生したり、回転ロスが生じるなどの欠点があり、しかも
、インバータ(2)のパワートランジスタに定格電流以
上の電流が流れ、熱破壊が生起するという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑み、インバータのスイッチング
モードを決定するトルク変数をのこぎり波を利用して定
めることにより、スイッチング信りのチョッピング周波
数を一定にすることを目的とするものである。
(問題点を解決づるための手段) 上記目的を達成するために、本発明が講じた手段は、第
1図に示すように、誘導’fPi動機(1)をインバー
タ〈2)で回転制御するものであって、該誘導電動1f
f(1)の1次鎖交磁束ベクトルを検出する磁束検出手
段〈15)が設けられている。
更に、上記誘導電動機(1)の瞬時トルクを検出するト
ルク検出手段(18)が設けられている。
また、前記誘導電動機(1)のトルクを制御するための
のこぎり波状の基本信号を発生する基本信号発生手段(
24)が設けられている。更にまた1、ト記トルク検出
手段(18)及び基本信号発生手段(24)が出力する
瞬時トルク及び基本信号から前記誘導電動n(1)のト
ルク制御信号を出力するトルク信号出力手段〈25〉が
設けられている。加えて、上記磁束検出手段(15)の
1次鎖交磁束ベクトル信号及び上記トルク信号出力手段
(25)のトルク制御信号により上記誘導電動機〈1)
の1次鎖交磁束ベクトル及び瞬時トルクが所定範囲内で
変動するように上記インバータ(2)を制御する制御手
段(19)が設けられ、上記誘導電動機(1)を1次鎖
交磁束ベクトル及び瞬時トルクによって制御する構成と
したものである。
(作用) 上記構成により、本発明では、誘導電動機(1)がイン
バータ(2)によって回転制御されている。
そして、磁束検出手段(15)が上記誘導電動機(1)
の1次鎖交磁束ベクトルを検出すると共に、トルク検出
手段(18)が上記誘導電動m(1)の瞬時トルクを検
出している。
一方、基本信号発生手段(24)はのこぎり波状の基本
信号を発生しており、この基本信号と上記トルク検出手
段(18)の瞬時トルク信号とからトルク13号出力手
段(25)が上記誘導電動機(1)のトルク制御信号を
出力する。その後、制御手段(19)がこのトルク制御
信号と上記磁束検出手段(15)の1次鎖交磁束ベクト
ル信号とより上記誘導電動n(1)の1次鎖交磁束ベク
トルと瞬時トルクとが所定範囲内で変動するように上記
インバータ(2)のスイッチング信号を定めて該インバ
ータ(2)を制御し、上記誘導電動機(1)を回転制御
している。これにより前記インバータ(2)のチョッピ
ング周波数が定まることになり、ノイズやロスが防止さ
れると共に、パワートランジスタの熱破壊等が防止され
ることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図に示すように、三相誘3g電動機 < 1 )は
、図示しない電源より整流回路く7)及び三相インバー
タ(2)を介して電力供給されている。そして、該誘導
電動a(1)は、第5図〜第11図に基づいて説明した
瞬時トルク制御が行われており、磁束検出手段(15)
、1〜シルク出手段(18)並びにコンパレータ(3)
領域判別回路(6)及び制御回路(19)については既
述しているので、同一符号でもって示し、その詳細な説
明は省略する。
上記トルク検出手段(16)が算出した瞬時トルクTは
減算回路(20)に入力されており、該減詐回路(20
)にはトルク指令回路〈21〉より予め設定されたトル
ク指令1aTrefが入力され、上記瞬時トルクTと指
令値Trefとを比較してその偏差値が算出されている
。そして、この偏差値信号はpt制御回路(22)に入
力され、該PI制御回路(22)で比例積分処理されて
PI値が樟出され、このPI値が比較器(23)に入力
されている。
一方、上記比較器(23)はのこぎり波発生器(24)
が発生するのこぎり波Wが入力され、こののこぎり波W
と上記PI値とが比較されている。
そして、該発生器(24)は前記誘S電肋R(1)のト
ルクを制御するための基本信号発生手段で、のこぎり波
Wが基本信号と成っている。また、上記比較器(23)
は、第3図に示すように、上記PI制御回路(22)の
PI値がスライスレベルLどなっており、のこぎり波W
をPI値のスライスレベルして切って矩形波のトルク信
号τを制御回路〈19)に出力し、上記PI値が変化す
ると、スライスレベルLが上下に変動し、トルク信号τ
のデユーティ−比が変化するように構成されている。更
に、上記比較器(23)の他、減算回路(2o)、トル
ク指令回路(21)及びPl制御回路(22)によりト
ルク信号出力回路(25)が構成され、前述した第11
図のヒステリシスコンパレータ(4)に対応し、比較器
(23)のトルク信号τがトルク変動範囲の限界信号と
して前記制御回路(19)に入力されている。
次に、制御]vJ作について説明すると、上記誘導電動
1m (1)の回転駆動時において、該誘導電動機(1
)の1次電圧V+ と1次電流iIに基づいて磁束検出
手段(15)が1次鎖交磁束ベクトルψ1を算出すると
共に、トルク検出手段(18)が瞬時トルクTを算出し
ている。そして、上記1次鎖交磁束ベクトルψ1に基づ
いてコンパレータ(3)が磁束信号φを、領域判別回路
(6)が領域信号θをそれぞれii制御回路(19)に
出力している。
一方、上記トルク検出手段(18)の瞬時トルクTは減
算回路(20)において、トルク指令回路(21)の指
令値Trefと比較されて偏差値が算出され、該偏差値
はP■制御回路(22)で比例積分処理され、このPI
値が比較器(23)に入力される。そして、該比較器〈
23)では上記PI値とのこぎり波Wとが比較されて矩
形波状のトルク信号τが前記制御回路(19)に出力さ
れる。
その後、前述したように各コンパレータ(3)。
(4)及び領域判別回路(6)が出力する磁束信号φ、
トルク信号τ及び領域信号θにより制御回路(19)が
1次電圧ベクトルv1を選定し、該1次電圧ベクトルワ
1に対応したスイッチング信号をインバータ(2)に出
力し、上記誘導電動機(1〉が制御される。
従って、上記誘導電動FjM(1)はトルクT h<高
くなると、PI制御回路(22)のPI値が小さくなり
、比較器(25)が出力するトルク信号τのデユーティ
−比が小さくなり、1次鎖交磁束ベクトルσ1の停止時
間が増加し、誘導電動機(1)のトルクTが低下する。
逆に、トルク下が低くなると、pt値が上昇し、トルク
信号τのデユーティ−比が^くなり、1次鎖交磁束ベク
トルψ1の回転時間が増加し、トルクTが上昇すること
になる。
よって、必要、なトルクに相当するのこぎり波Wを発生
させてトルク信号τを得ているので、インバータ(2)
のチョッピング周波数が一定となり、ノイズやロスを防
止することができると共に、パワートランジスタの熱破
損を防止することができる。
尚、各実施例において、誘導電動機(1)の正転のみを
考慮し、トルク信号τはO又は1のIb1tのアドレス
信号としたが、逆転も考慮し、トルク信号τは−1も合
む2 bitのアドレス信号としてもよい。その際、ス
イッチングテーブルく5)にはで−一1の領域が増加す
ることになる。
(発明の効果) 以上のように、本発明の誘導電動機の駆動制御装置によ
れば、誘導雷f、IJ機における1次鎖交磁束ベク!−
ルの大ぎさ及び方向の他にのこぎり波を利用したトルク
制御信号に基づいてインバータを制御づるJ:うにした
ために、任意の速度で回転駆動させることができると同
時に、インバータのチョッピング周波数が常に定まるこ
とになるので、ノイズ発生や回転ロスを防止することが
できると共に、パワートランジスタに定格以下の電流が
常に流れることになり、熱破壊を確実に防±することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図であり、第2図
及び第3図は本発明の実施例を示し、第2図は駆動制御
装置のブロック図、第3図はトルク信号を示す波形図で
ある。第4図〜第10図は瞬時トルク制御の原理を示し
、第4図は誘導電動機とインバータとの接続回路図、第
5図は1次電圧ベクトルを示すベクトル“図、第6図は
1次鎖交磁束ベクトルを示す状態図、第7図は1次鎖交
磁束ベクトルの領域図、第8図はトルク変動を示す変化
図、第9図はスイッチングテーブルの入出力信号を示す
図、第10図はスイッチングテーブルを示す図である。 第11図は従来の駆動制御装置を示すブロック図である
。 (1)・・・誘導雷#JIa、(2〉・・・インバータ
、(3)・・・ヒステリシスコンパレータ、〈6〉・・
・領域判別回路、(15)・・・磁束検出手段、(18
)・・・トルク検出手段、(20)・・・減算回路、(
22)・・・PI制御回路、(24)・・・発生器(λ
11信号発生手段)、〈25)・・・ドルクイご号出力
手段。 特 許 出 願 人 ダイキン工業株式会社代    
 理     人    館  1)    弘   
 °゛−一1+ 第1図 第4図 第9図 第10図 第5図 d 第6図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)誘導電動機(1)と、該誘導電動機(1)を回転
    制御するインバータ(2)と、上記誘導電動機(1)の
    1次鎖交磁束ベクトルを検出する磁束検出手段(15)
    と、上記誘導電動機(1)の瞬時トルクを検出するトル
    ク検出手段(18)と、上記誘導電動機(1)のトルク
    を制御するためののこぎり波状の基本信号を発生する基
    本信号発生手段(24)と、上記トルク検出手段(18
    )及び基本信号発生手段(24)が出力する瞬時トルク
    及び基本信号から前記誘導電動機(1)のトルク制御信
    号を出力するトルク信号出力手段(25)と、上記磁束
    検出手段(15)の1次鎖交磁束ベクトル信号及び上記
    トルク信号出力手段(25)のトルク制御信号により上
    記誘導電動機(1)の1次鎖交磁束ベクトル及び瞬時ト
    ルクが所定範囲内で変動するように上記インバータ(2
    )を制御する制御手段(19)とを備え、上記誘導電動
    機(1)を1次鎖交磁束ベクトル及び瞬時トルクによつ
    て制御するように構成したことを特徴とする誘導電動機
    の駆動制御装置。
JP62015790A 1987-01-26 1987-01-26 誘導電動機の駆動制御装置 Pending JPS63186579A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05292778A (ja) * 1992-04-14 1993-11-05 Toyo Electric Mfg Co Ltd トルク制御方式
US7673701B2 (en) 2006-08-31 2010-03-09 Matsushita Electric Works, Ltd. Power tool having control means for monitoring screw tightening operations

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05292778A (ja) * 1992-04-14 1993-11-05 Toyo Electric Mfg Co Ltd トルク制御方式
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