JPS63186511A - 箱形ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は箱形容器内に遮断器等の機器を収納して構成し
た箱形ガス絶縁開閉装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、この種の箱形ガス絶縁開閉装置が用いられる変
電所等は、第４図あるいは第５図に示すスケルトンが採
用される。

第４図のスケルトンでは、送電線に接続した受電用の導
入手段１に、両側に断路器３，５を接続した遮断器４を
接続して成る受電側ユニットと、断路器８および絶縁導
出手段１０を介して図示しない変圧器に接続される変圧
器接続側ユニットと、これら両ユニット間を接続するよ
うに設けられた使用電力量測定器６とから成る。

一方、第５図においては、変圧器接続側ユニットの構成
が第４図の場合と相違し、断路器８の他に遮断器７を備
えている。

第６図は第４図に対応するガス絶縁開閉装置で、特開昭
５８−１１２４０４号公報に示されている。同図の受電
用導入手段１はケーブルであり、変圧器側の導出手段１
０はブッシングである。構成機器全体は大気圧に近い絶
縁性ガスを封入した箱形容器９内に構成されている。つ
まり、導入手段１によって箱形容器９内に導いた導体は
、断路器３を介して遮断器４の一端に接続され、遮断器
４の他端は断路器５に接続されている。断路器５の他端
は導体び導出手段１０を介して変圧器１１に接続されて
いる。

このような構成によれば、１つの箱形容器９内に受電側
ユニットと変圧器接続側ユニットを一括して構成するこ
とができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の箱形ガス絶縁開閉装置は上述のように１つの箱形
容器内に多数の構成機器を平面的に配置して構成してい
たため、空間の利用率は高い。しかし、前述したように
変電所等のスケルトンは第４図と第５図に示す如きもの
があり、第５図に相当する箱形ガス絶縁開閉装置を構成
する場合は、改めて第５図に対応する箱形容器および内
部の機器配置を設計し製作しなければならず、回路的に
は遮断器を付加するだけであるのに第６図の箱形ガス絶
縁開閉装置を利用することができなかった。

本発明の目的とするところは、同一の箱形容器を用いて
第４図、第５図の両方のスケルトンに対応できるよう構
成することのできる箱形ガス絶縁開閉装置を提供するに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、受電側ユニットと
変圧器接続側ユニットとを、気中の前面室と、大気圧に
近い絶縁性ガスを封入した奥側ガス室とを有する箱形容
器内に収納し、上記受電側ユニットは、上記前面室に配
置した遮断器と、上記奥側ガス室に構成した断路器とを
有して構成し、上記変圧器接続側ユニットは、上記前面
室に遮断器配置用の空間を有すると共に、上記奥側ガス
室に断路器を構成して成ることを特徴とする。

〔作用〕

本発明は上述の如く構成したため、変圧器接続側ユニッ
トの前面室に遮断器を配置して奥側ガス室の断路器と接
続することにより第５図のスケルトンに対応する箱形ガ
ス絶縁開閉装置が得られ、また同前面室の遮断器を配置
しない状態では第４図のスケルトンに対応する箱形ガス
絶縁開閉装置が得られ、スケルトンに違いがあっても同
一構成の箱形容器等、基本構成を同一とした箱形ガス絶
縁開閉装置が得られる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は第５図のスケルトンに基づく箱形ガス絶縁開閉
装置の平面図で、第２図および第３図は第１図のＡ−Ａ
線およびＢ−Ｂ線に沿った受電側ユニットおよび変圧器
接続側ユニットの断面側面図である。

先ず、第２図の受電側ユニットについて説明する。導入
手段であるブッシング１は、箱形容器９の上部に取付け
られており、内部の中心導体１４は箱形容器９内に絶縁
物１５で支持された導体１６へ集電子１７を介して接続
されている。また中心導体１４には、その下部に集電子
１２を介して接続された避雷器２が接続されている。導
体１６は断路器３を介して遮断器４の一端に接続されて
いる。一方、遮断器４の他端は断路器５を介して導体１
８に接続され、この導体１８は第１図から分かるように
、直線的に構成されて箱形容器９．１３間のフランジ接
続部２０を通る内部導体１９に接続され、この内部導体
Ｉ９は使用電力量測定器６０箱形容器１３の次に配置さ
れた箱形容器２１内の断路器に接続されている。

この断路器は第５図に示すもう１つの送電線に至る受電
用ユニットを構成している。また導体１９は詳細な図示
を省略しているが、箱形容器１３内の使用電力量測定器
６の一端に接続されている。

第３図に示す変圧器接続側ユニットにおける導量測定器
６の他端に接続されて箱形容器９，２１側に延び、その
一端は一方の変圧器１１に至る断路器８に接続され、ま
た他端は第１図の箱形容器２１内に収納されて図示しな
い他方の変圧器に至る断路器２３に接続されている。断
路器８と変圧器１１との間には遮断器７と導出手段１０
が接続されている。

このような構成の受電側ユニットと変圧器接続測定器６
の左方に配置し、また対称構成であって箱形容器２１内
に構成したものを使用電力量測定器６の右方に配置して
箱形ガス絶縁開閉装置全体が構成されている。

箱形容器９を見ると、その内部は２つに分けられている
。その２つの部屋とは、断路器３，５および８と導体１
９．２２等を収納した奥側の奥側ガス室９ａと、遮断器
４，７等を収納した前面に位置する前面室９ｂである。

前面室９ｂは箱形容器９の前面のＪｍ９ｃを開いたとき
に現われる気中の部屋であり、一方、奥の奥側ガス室９
ａ内には大気圧に近い圧力の絶縁性ガスが封入されてい
る。これらの両部屋は箱形容器９を構成する隔壁や遮断
器４，７の両端の図示しない絶縁スペーサによって区分
されている。

第１図の箱形容器９，１３および２１のそれぞれの対向
部には、フランジ接続部２０が形成されており、各箱形
容器内の機器間の電気的接続を行なう導体１９、２２が
、このフランジ接続部２０内を通っている。

図示のフランジ接続部２０は、相分離形であるが三相一
括形でも良い。また箱形容器９．２１は、それぞれ別々
の変圧器に接続されるため、２台の変圧器を並置するの
に必要な距離を隔てて導出手段１０゜１０′を構成して
いる。

第１図から分かるように各箱形容器９，１３および２１
は、その前面もしくは背面のいずれか少なくとも一方が
一直線上に並ぶようにして列盤構成としており、据付に
必要な面が整然とした形となり、また少ない据付面積で
箱形ガス絶縁開閉装置が据付けられる。しかし、各箱形
容器間には、フランジ接続部２０があるため若干の隙間
が生ずるが、前面にカバー等を設けて隙間を塞ぐように
すれば、外観上もすっきりする。このような箱形ガス絶
縁開閉装置は、従来のものに比べて据付面積を縮小する
ことができ、また各箱形容器間の電気的接続がガス雰囲
気中で行われているので、ケーブル使用の場合に比べて
経済性および信頼性に優れている。

以上の構造は第５図に示したスケルトンに対応して構成
した場合であるが、次に第４図に示したスケルトンで箱
形ガス絶縁開閉装置を構成する場合について説明する。

このスケルトンで変更になるのは、第３図に示す変圧器
接続側ユニットの構成である。つまり、気中の前面室に
配置した遮断器７が省略される。

このとき、導体２２に一端を接続した断路器８の他端は
、奥側ガス室９ａ内で導入手段１０へ直接に接続され、
前面室９ｂと奥側ガス室９ａ間に存在する開口は盲蓋に
よって密封する。従って、この方法によれば一部の導体
の構造や形状等をスケルトンによって代えなければなら
ないが、遮断器７に代えて、内部にＳ％　’ｈｋ性ガス
を封入した容器内に断路器８の他端と導出手段１０間を
接続する導体を収納して構成した接続用のガス絶縁母線
を用いるなら、奥側ガス室９ａ内の構成は両スケルトン
とも同一構造になる。

上記の実施例では、第１図に示すように受電側ユニット
と変圧器接続側ユニットを、共通の箱形容器９内に構成
したが、別々の専用箱形容器にそれぞれのユニットを構
成しても良い。いずれにせよ、箱形容器の前面側に気中
の前面室を形成すると共に奥側に奥側ガス室を形成し、
前面室に配置する遮断器の有無によって第４図および第
５図のスケルトンに対応するようにすれば良く、この構
成によって、スケルトンが変わっても同一の箱形容器を
用いて対応することができる。しかも、第５図に示すス
ケルトンに基づいて構成した第１図の構成によれば、両
ユニットの各遮断器４．７が前面室９ｂ内に全て並置さ
れるので、遮断器の点検は一側から容易に行なうことが
できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、変圧器接続側ユニットに
おける箱形容器を、気中の前面室と奥の奥側ガス室とに
区分し、奥側ガス室内の断路器と導出手段間に接続され
る遮断器を配置可能な所定の大きさの前面室としたため
、スケルトンが異なる場合でも同一の箱形容器を用いる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による箱形ガス絶縁開閉装置
の平面図、第２図および第３図は第１図のＡ−Ａ線およ
びＢ−Ｂ線に沿って断面した受電側ユニットおよび変圧
器接続側ユニットの断面図、第４図および第５図は本発
明を適用するそれぞれ異なるスケルトン図、第６図は従
来の箱形ガス絶縁開閉装置の断面側面図である。 ３．５．８・−・・−断路器、４．７−−−−−−・遮
断器、９・・・・−箱形容器、９ａ−・・−奥側ガス室
、９ｂ・・−・前第１図 第２図　　　　　第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、遮断器の両側に断路器を接続して成る受電側ユニッ
   トと、少なくとも断路器を有し導出手段を介して変圧器
   に接続される変圧器接続側ユニットとを有する箱形ガス
   絶縁開閉装置において、上記変圧器接続側ユニットは、
   前面側に形成した所定の大きさの気中の前面室と、奥側
   に形成した奥側ガス室とを有する箱形容器を備え、上記
   奥側ガス室に上記断路器を構成したことを特徴とする箱
   形ガス絶縁開閉装置。 ２、上記特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、上
   記受電側ユニットは、上記遮断器を配置して前面側に形
   成した気中の前面室と、上記両断路器を配置して奥側に
   形成した奥側ガス室とを有する箱形容器を備え、上記変
   圧器接続側ユニットの上記前面室は、上記受電側ユニッ
   トの上記前面室に並置して形成したことを特徴とする箱
   形ガス絶縁開閉装置。 ３、上記特許請求の範囲第２項記載のものにおいて、上
   記受電側ユニットと上記変圧器接続側ユニットは、共通
   の上記箱形容器を用いて、その前面に共通の前面室を形
   成し、また奥側に共通の奥側ガス室を形成したことを特
   徴とする箱形ガス絶縁開閉装置。