JPS63186504A - パンタグラフ型集電装置 - Google Patents

パンタグラフ型集電装置

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JPS63186504A
JPS63186504A JP1629787A JP1629787A JPS63186504A JP S63186504 A JPS63186504 A JP S63186504A JP 1629787 A JP1629787 A JP 1629787A JP 1629787 A JP1629787 A JP 1629787A JP S63186504 A JPS63186504 A JP S63186504A
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JP
Japan
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pantograph
lift
wing
running
downward
Prior art date
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Application number
JP1629787A
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English (en)
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JPH0458243B2 (ja
Inventor
Tetsuji Oshima
大島 哲二
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両用のパンタグラフの改良に関するも
のである。
〔従来の技術〕
一般的な鉄道車両用のパンタグラフは車両の屋根上に配
置され、車両の上方に離れて位置する架空電車線からの
集電を行っており、車両走行時は常に走行に伴う風(以
下走行風という)に晒らされている。
第6図は一般的なパンタグラフを示す要部構成図であり
、lはトロリー線、2は主軸、3は主ばね、4は下ワク
、5は上ワク、6はばね、7は舟体、8はすり板、9は
アームである。
第6図において、パンタグラフは、下ワク4が回動可能
なように主軸2に支承され、主軸2にはアーム9を介し
て主ばね3が取着され、下ワク4の他方には回動自在に
上ワク5の一端が取着され、この他方にはばね6を介し
て上部にすり板8を取着した舟体7を備えて一体形成さ
れている。
パンタグラフがトロリー線1を押し付ける力(以下押上
刃という)は主ばね3により発生し、通常5.5kg程
度に設定されている。この押上刃ですり板8とトロリー
線1は摺動接触し、集電を行っているが、車両が高速で
走行すると走行風の影響により押上刃も変ってくる。
第5図にワク組の揚力F(縦軸)と車速V(横軸)との
関係が示されており1図中の従来品においては車速Vが
増すと揚力Fの増加が著るしく、従ってパンタグラフの
押上刃も増大する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このためにトロリー線1の押上量が増し、所定限界を越
えると、トロリー線1に与える応力が過大となる。渡り
線がある場合にはこれらの線に支障が生ずるなど種種の
不都合が発生する。
このようにトロリー線1の押上量限界によっては、車両
を高速走行させることができない一因ともなっている。
本発明は、上述のような点に鑑みて創案されたもので、
その目的とするところは、パンタグラフのりり組の揚力
を減少させることによって、車両の高速化達成の一要素
となる鉄道車両用パンタグラフを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
その目的を達成するための手段は、車両走行時の気流に
より、下向きの揚力を発生させることが可能な断面弓張
月形状の翼を形成し、この翼の凸曲面を下向きにして、
車両の進行方向あるいは逆方向に対応して第6図に示す
左右の下ワク4または上ワク5の対称位置に取着するよ
うにして構成したものである。
かような手段からなるパンタグラフの作用について説明
する◇ 〔作用〕 パンタグラフは、車両走行中、トロリー線1の上昇ある
いは下降する高低差により、常にある範囲内で高さが変
動するよう構成されている。このため、上ワク5または
下ワク4の水平線に対する角度がある範囲内で変動し、
上ワク5または下ワク4に取着した翼の走行風に対する
迎え角も、正負にある範囲内で変動する。
しかし1本発明で取着する翼の断面形状は、下側に凸曲
面を形成し、通常の走行中に発生する迎え角の正負に対
しては常に下向きの力を発生するように翼が取着されて
いるので、常にワク組の揚力を減少するよう作用する。
また、翼から発生する下向きの力は主軸2に対してパン
タグラフを下げる方向の回転モーメントとして作用する
ので、同じ下向きの力でも翼の主軸2からの取り付は高
さによって主軸2に与える下げモーメントが異なり、翼
の取り付は高さをダえることによってワク組の押上刃の
増減度合を調整することが可能な機能を有している。
かような翼の作用により、車速が従来品の制限速度以上
となっても、パンタグラフの押上刃を適切な値とするこ
とが可能である。
以下、本発明の鉄道用パンタグラフの一実施例を、図面
に基づいて詳述する。
〔実施例〕
第1図は本発明のパンタグラフの一実施例を示す要部構
成図、第2図は翼の迎え角と上向き揚力との関係を示す
特性図、第3図(a) 、 (b) 、 (C)は走行
風による種種の迎え角に対する翼の状態図、第4図(a
l 、 (b)はパンタグラフの高さが変った場合の翼
の迎え角の変化を示し、第4図(a)は高さが低くなり
た場合、第4図(b)は高くなった場合である。図中、
第6図と同符号のものは同じ構成9機能を有する部分で
ある。
第1図において、10 、10’は本発明の翼、Aは走
行風であり、翼10 、10’は車両走行時の気流によ
り下向きの揚力を発生することが可能なように、下部に
凸曲面を有する断面弓張月状のものである。
そして、この翼10 、10’は、凸曲面を下向きにし
て下ワク4の内側対向位置に取着されている。
ここで、実施例の翼10 、10’の形状は弓張月状で
あるが、これに類した三日月形状などパンタグラフのワ
ク組の揚力を減少させるものであれば如何な形状であっ
てもよい。また、実施例では一組のlit 10 、1
0’がパンタグラフの作用標準高さにおいて水平となる
よう設置されているが、複数組のものを対称位置に取着
してもよい。
次に、かようなごとく構成されるパンタグラフの走行風
による翼の迎え角などについて第2図および第3図を参
照して説明する◇ 第2図において、g 10 、10’と迎え角αとの関
係は、翼10 、10’が水平方向のとき、迎え角α=
0で、ある値の下向きの揚力−F1が発生している。こ
の揚力−F1は、翼10 、10’の凸曲面の形状を選
定することにより調整が可能である。
そして、迎え角αが増すに従って揚力Fは増加し、ある
角度に達すると、下向きの揚力Fは上向きの揚力Fとな
る。
この様子は第3図(a) 、 (b) 、 (C)に示
されており、水平方向の走行風Aに対して、第3図(a
)は翼10 。
10’が水平方向に位置するとき迎え角α=0、第3図
(b)は翼10 、10’の凸曲面部分の走行風Aの当
る面積が増した位置のとき迎え角α〉0、第3図(C)
は凸曲面部分には全く走行風Aが当らず逆に反対側の部
分の当る面積が増した位置のとき迎え角α〈0となる。
なおこれらの関係は、パンタグラフの高さが標準的な使
用状態の場合である。
次に、本発明のパンタグラフの高さが、走行中、トロリ
ー線1の高さの変化により変った場合の翼10 、10
’の状態を、第4図(a) 、 (b)を参照しながら
説明する。
(1)翼が水平方向に位置する場合 第1図に示すように、走行風Aが水平方向iこ位置する
翼10 、10’に作用した場合には、翼10゜10′
に下向きの揚力Fが発生し、ワク組の押上刃は減少する
(2)翼の凸曲面が上向き方向に位置する場合第4図(
a)に示すようにパンタグラフが低い場合、走行風Aが
作用すると、迎え角α〈0の位置に取着された翼10の
迎え角αは、第2図に示す−a1となり、α〉0の位置
に取着された翼10′の迎え角αは、+α1となる。従
って、これらの迎え角−α1.+−に対するワタ組の揚
力Fは、 al  a2となり、F’<Oとなる。
これは、走行風Aによる翼10 、10’の発生力が下
向きとなり、ワク組の揚力Fは減少する。
(3)翼の凸曲面が下向き方向に位置する場合第4図(
b)に示すようにパンタグラフが高い場合、走行風Aが
作用すると、翼10 、10’は、前述のごとく第2図
から+α2.−α2の迎え角となり、揚力Fは+b、−
b2となり、F<Oとなる。
ここで、bl<Ib21である。
前述(2)と同様、翼10 、10’の発生力は下向き
となり、ワク組の揚力Fは減少する。
以上のごとく、翼10 、10’は第2図に示すような
特性を有するので、パンタグラフの高さが変化してもワ
タ組に対する押上力減少効果がある。
従りて、本発明のパンタグラフの車速Vとワク組の揚力
Fの関係は、第5図に示すごとく、翼10゜10′によ
る下向きの力が発生するので、その分の力が減少して、
従来品より小さい揚力Fの本発明品を可能ならしめ、ト
ロリー線1の押上刃が過大となることなく、車両の高速
化に宮与できる。
また、910 、10’により発生する下向きの力は主
IPj12に対してパンタグラフを下げる方向の回転モ
ーメントを与えているので、下ワク4に対する翼10 
、10’の取り付は高さを変えることにより翼10゜1
0′と、主1!11:11の距離Hが変わる。このこと
によって、主軸2に与える下げ方向の回転モーメントが
変わるので、ワク組に対する押し下げ力の効果が変わる
。すなわち、g 10 、10’により発生する下向き
力が同じであっても、翼10 、10’の取り付は位置
を変えることによりワク組の揚力に対する減少効果を調
整することが可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したごとく本発明によれば、上ワク5または下
ワク4に迎え角αが変化しても常に下向きの力を発生す
る形状の翼を取1つ付け、その取り付は位置を適宜に選
定することにより、走行風Aにより発生するりり組の揚
力Fを適切に減少することができるので、パンタグラフ
の使用可能速度を増すことができ、高速車両用のパンタ
グラフとして性能向上に著しい効果を発揮する。
なお、本実施例においては下りり交叉式 パンタグラフ
について説明を行ったが、シングルアーム式 パンタグ
ラフや菱形パンタグラフに対しても同様な効果を有する
ことは勿論である。
よって本発明の鉄道車両用パンタグラフは、実用上、極
めて有用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパンタグラフの一実施例を示す要部構
成図、第2図は翼の迎え角と上向き揚力との関係を示す
特性図、第3図(a) 、 (bl 、 (c)は走行
風による種種の迎え角に対する翼の状態図、第4図(a
) 、 (b)はパンタグラフの高さが変った場合の翼
の迎え角の変化を示し、第4図(a)は高さが低くなっ
た場合、第4図(b)は高くなった場合、第5図はりり
組の揚力と車速との関係を示す特性図、第6図は一般的
なパンタグラフを示す要部構成図である0 4・・・・・・下ワク、5・・・・・・上ワク、10 
、10’・・・・・・翼、F・・・・・・揚力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車両走行時の気流により、下向きの揚力を発生する断面
    弓張月形状の翼を形成し、該翼の凸曲面を下向きにして
    、パンタグラフの上ワクまたは下ワクに取着するように
    して構成したことを特徴とする鉄道車両用パンタグラフ
JP1629787A 1987-01-28 1987-01-28 パンタグラフ型集電装置 Granted JPS63186504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1629787A JPS63186504A (ja) 1987-01-28 1987-01-28 パンタグラフ型集電装置

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JP1629787A JPS63186504A (ja) 1987-01-28 1987-01-28 パンタグラフ型集電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63186504A true JPS63186504A (ja) 1988-08-02
JPH0458243B2 JPH0458243B2 (ja) 1992-09-17

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ID=11912610

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05328512A (ja) * 1992-05-15 1993-12-10 Toyo Electric Mfg Co Ltd シングルアーム形パンタグラフの揚力制御翼
KR100687263B1 (ko) * 2004-12-30 2007-02-27 한국철도기술연구원 고속열차 집전장치용 양력조절장치
CN111907332A (zh) * 2020-08-04 2020-11-10 北京中车赛德铁道电气科技有限公司 一种受电弓导流板设计方法

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KR100687263B1 (ko) * 2004-12-30 2007-02-27 한국철도기술연구원 고속열차 집전장치용 양력조절장치
CN111907332A (zh) * 2020-08-04 2020-11-10 北京中车赛德铁道电气科技有限公司 一种受电弓导流板设计方法

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JPH0458243B2 (ja) 1992-09-17

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