JPS63185413A - 槽底沈澱物の除去装置 - Google Patents

槽底沈澱物の除去装置

Info

Publication number
JPS63185413A
JPS63185413A JP24178387A JP24178387A JPS63185413A JP S63185413 A JPS63185413 A JP S63185413A JP 24178387 A JP24178387 A JP 24178387A JP 24178387 A JP24178387 A JP 24178387A JP S63185413 A JPS63185413 A JP S63185413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
groove
precipitate
water
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24178387A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Baba
治 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPS63185413A publication Critical patent/JPS63185413A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水槽設備の槽底に沈積する種々の沈澱物を、
槽内液に拡散又は再懸濁を生ぜしめることなく、効率良
く槽外へ排出できる槽底沈澱物の除去装置に関するもの
である。
(従来の技術及びその問題点) 水処理用の各種沈澱槽、濃縮槽、処理槽、養殖槽等の水
槽は設置する目的により、その形状や大きさは多様であ
る。
槽底に沈積する沈澱物を簡便に取出すため、槽底の形状
を漏斗状にした円筒形タンクもあるが、この形状のまま
、水産養殖や廃水処理等の取扱い水量の大きい設備に適
用することは、建造費、処理能力等の面で適切ではない
又、魚類・甲殻類等の水産動物の養殖槽では、槽底に残
餌及び排せつ物が沈積し、これを放置すれば変質、腐敗
によりヘドロ化して、溶存酸素の欠乏等、水質の悪化を
招き、病害、さらに死亡の原因となる。
特に、ガザミ等の甲殻類は、脱皮を境にして摂餌量に大
幅な変動がみられ、脱皮期の拒食状態の摂餌量Oから、
1日の摂餌量が体重の20%以上に達する鱈大量まで変
動する。しかも、最大摂餌量を示すときに飽食させるこ
とが肥育のポイントとなっている6通常の群飼育では、
摂餌平均量を推定し投与することが可能であるが、個体
別飼育では、個体ごとに見分けて投餌旦を加減するべき
であるが、その様な手間を掛けることは事実上不可能で
あり、常に各個体の最大摂餌量の総和を投与することに
なるから、残餌量が相当多量となり、沈澱物の増大が避
けられない。
槽底に広く沈降又は沈積した沈澱物の除去には、前記の
様に槽底を漏斗状に形成することの他にも、種々の手段
が提案されているが、最も一般的なものは掻寄せ板で槽
底をさらえる方法である。
掻寄せ板の駆動法は種々あるが、共通しているのは、 (イ) 槽底の一部を切込んで、排泥錐又は排泥ピット
を設けること (ロ) 掻寄せ板を、槽底に摺動させ、沈澱物をさらえ
て排泥錐又は排泥ピットへ集めること(ハ) 集めた沈
vi物は、排泥錐又は排泥ピットに通ずるパイプ等で、
水圧により処理水と共に槽外へ排出すること である。
このような、槽底の沈澱物を機械的に駆動される部材に
よって掻き集める従来技術では、(a)  掻き寄せら
れた゛沈澱物が集中する排泥錐又は排泥ピットは、沈澱
物が再び水中へ拡散しな−いように、しかも、パイプ等
を通じて沈澱物を槽外ヘスムーズに排出させるため、そ
れらの壁面は水面に対して45度以上の角度で傾斜した
形態とする必要がある。また、方形槽の場合は槽幅に比
例して排泥ピットも大きくなり、建設費が高くなる。
(b)掻寄せ板は、円形水槽の場合は中心部を軸として
回転し、方形水槽の場合は細長い掻き寄せ板を一定間隔
で取付けた周回チェノが常時回動し、ランニングコスト
が高くなる。
等の問題がある。
水中の固形物や懸濁物質の沈澱効率は、水中の浮遊固体
粒子の沈降を妨げる因子となる水力学釣部れを、如何に
して少なくするかにより決まる。
常に一定の速度で掻寄せ板を駆動させ、沈澱物をさらえ
る手段による限り、槽内に水力学釣部れを生ずることは
不可避で、沈降効率を悪くしている。特に周回チェノに
よって掻寄せ板を駆動するときは、上下の掻寄せ板が反
対方向に移動し回動するため、水力学釣部れを一層助長
している。又、槽底に沈積した沈澱物を、排泥錐等まで
掻寄せ板で押しながら移動させるから、移動距離も長く
、一旦槽底に沈積した固形物が再び水中へ拡散し、これ
も効率低下の要因となっている。
又、水産動物の方形の飼育水槽に於て、掻寄せ板を回動
させることは、槽内の水産動物にとって一層 有害である。
残餌及び代謝排せつ物の取出しには、サイホン又はポン
プの吸入口で掃除機のように槽底をさらえるか、或は槽
内に人が潜って取出すしか方法かなく、多くの労力を要
した。種苗生産に用いる比較的小容量の方形水槽では、
センサーを利用して槽上部を移動しながら、槽底沈澱物
を吸い上げていく自動機が開発されているが、高価な上
、企業規模の水産動物の養殖槽に対しては適用すること
は困難であった。
(問題点を解決する為の手段) 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、方形の水槽施設に適合し、従来の掻寄せ板方式
に比べて、水槽のtM造が筒車であり、沈澱効率が優れ
、沈澱物の水中への再拡散が少なく、濃縮度のきわめて
高い状暦で沈澱物を取出すことができる槽底沈澱物の除
去装置を明らかにするものである。
本発明の槽底沈澱物の除去装置は、水処理用の各種沈澱
槽、養殖用水槽等の槽(20)の底部に設け一 られ上面が開口した7R(2)と、該消(2)に沿って
配備され槽底沈澱物を溝(2)内に案内する傾斜面を有
する案内部材(8)とjll(2)上に配備され溝(2
)を開閉する蓋体(9)とで構成され、前記溝(2)に
は通水孔(14)及び排出口(18)が開設されている
(作 用) 槽(20)の水中に懸濁し、沈降した沈澱物は案内部材
(8)の傾斜面を辷って、溝(2)内に沈澱する。
沈澱物の除去作業は、蓋体(9)にて講(2)の上面[
#10を塞ぎ、排出口(18)から沈澱物を含む水を排
水することにより、槽外へ効率良く排出できる。
(発明の効果) 本発明の槽底沈澱物の除去装置は、沈澱物の沈積状況に
応じ、沈澱物を取出す必要のある時だけ、掻く短時間稼
動させればよい、装置を稼動させている時間は通常1分
以内である。しがち、その間、水槽内の水は静止又は沈
澱による浄化処へを連続して行なう場合などに必要な一
定方向のごく緩慢な流動となり、浮遊・懸濁固体粒子の
沈降を妨げる水力学釣部れは生じず、沈降効率を向上す
る。
更に、沈澱物が、溝内に注ぎ込まれるために移動する距
雛も短く、従来の掻寄せ板方式に比軸すれば沈澱物が水
中l\再拡散する難点は解消する。
又、濃縮度の高い沈澱物を取出そうとするときには、槽
底に沈澱物を成る程度以上沈積させる方が有利となるこ
とがある。
このような場合に本発明装置は優れた効果を奏す、即ち
、従来の掻寄せ板方式では、槽底を常時掻寄せ板が摺動
しているため、槽底に沈澱物を沈積しておくことは不可
能である。仮に沈積させることができたとしても、排泥
錐又は排泥ビットまで沈積を維持しながら移動させるこ
とは不可能である(上記のごとく再拡散するから)。
本発明装置では、掻く短時間の稼動時以外は、他に支障
がない限りいくらでも長時間にわたって沈澱物を沈積さ
せることが可能となる。そして、再拡散を生じないで溝
中に注ぎ込んで集めることが出来る。
又、従来手段に比べて数倍以上の濃縮度の高い沈澱物を
取出すことが可能である。
又、水処理用の各種沈澱槽では、槽内に於ける沈澱物の
分布状態は、原水流入口に近い程沈降性の良好なものが
多く、処理水流出口に近くに従い浮遊性が強く沈降が遅
くなる。従来の掻寄せ板にて槽底をさらえる場合、沈澱
物の分布量に応じて、局部的に沈澱物を排出することは
出来ないが、この装置は必要に応じて渭(2)を区画し
て設置し、又、区画毎の溝容量、設置列数を変えること
が出来るから、槽内の沈澱物の質や量の分布状態に応じ
てこれを選別して排出できる。
更に、必要に応じて、沈澱槽の全部又は、一部に傾斜板
沈降分離装置の設置が可能となり、処理水質の向上を画
ることか出来る。
(実施例) 以下実施例に基ずき本発明を具体的に説明する。
11    1″ 冨+4 第1実施例は水産動物の養殖槽に本発明を実施したもの
である。
沈澱物除去装W(30)は水槽(20)の槽底域に設置
されている。
方形の水槽(20)の中心線(長方形の水槽の場合には
長手方向の中心線)に沿う清り2)を有し、槽底に設置
できる枠組(’1)を設ける。枠組(1)は不銹処理を
施した金属又は合成樹脂質の剛体の棒状構造材にて形成
されている。
第3図に示すように、枠組(1)の下部は、槽壁(19
)に接する両側の支架部(21)と、溝(2)を挟持す
るコ字形部(22)を有している。支架部(21)の隅
角部にはフロート回転軸(4)を設け、これに軸支して
先端部にフロート(3)を具えたフロート連結体(5)
を取付けている。
上記枠組(1)に沈澱物を溝(2)に案内する一対の案
内部材(8)(8)を配備する。各案内部材(8)は下
部可動底板(81)と上部可動底板(82)とで構成さ
れている。
前記枠組(1)のコ字形部(22)を形成するフランジ
片の縁端に複動ヒンジ(23)を介して下部可動底板(
81)を取付ける。この下部可動底板(81)の槽壁(
19)寄り縁辺は、フロート連結体(5)の適当な箇所
で支保され、水平を保っている。第4図はこの状態を示
す要部拡大図であり、下部可動底板(81)は控え足部
分をもつ複動ヒンジ(23)により、枠組(1)のコ字
形部(22)に取付けられている。下部可動底板(81
)が水平となっているときは、相対向する2つの下部可
動底板(81)の間、並びに溝(2)上縁端面にそれぞ
れ介在させたパツキン(13)(13)により、各底板
どうし及び溝(2)と各底板とは密接する。即ち、可動
底板(81)の突合わせ端部が蓋体(9)を兼用してい
る。
又、雨下部可動底板(81)(81)の密接部は、枠組
(1)の垂下部下端に付設した溝覆蓋押え(12)によ
り位置決めされ、他端縁辺におけるフロート連結体(5
)による支保と協働して、I(2)をF[している9 枠組(1)の上部の槽壁(19)に接する隅角部に、下
方に揺動可能に上部可動底板(82)を枢支する。
上部可動底板(82)は、水面に対し38〜45度程度
の傾斜姿勢にて下縁が下部可動底板(81)の槽壁寄り
部に下縁が掛る。
実施例では、フo−)(3)は、注排水孔(7)を穿設
した外殻をもち、内部に中袋を入れ、該中袋に空気ホー
ス(6)を連結している。このようにすれば、フロート
(3)を浮揚させるときは、中袋内に送気し、中袋の膨
満につれて注排水孔(7)から殻内の水を徐々に排出さ
せる。フロート(3)は浮揚し、フロート連結体(5)
がストッパー(18)に当接するまで下部可動底板(8
1)を直接持ち上げ、同時に上部可動底板(82)を間
接的に持ち上げる=第3図の破線で示す如く、下部可動
底板(81)が傾斜姿勢、上部可動底板(82)が水平
姿勢の状態が、沈積した沈澱物が溝(2)中へ注下され
る除去操作中のものである。フロート(3)の中袋から
空気を抜くと、中袋は収縮し、水が侵入するにしたがっ
て浮力を失って、フロート(3)は槽底に沈降する。
第3図の実線で示す如く、下部可動底板(81)が水平
を保ち、かつ講(2)を覆蓋し、上部可動底板り82)
が傾斜してこれに掛り、この状態が沈澱物が沈積する定
常状態である。
実施例の場合、フロート(3)の浮揚・沈降に際して水
中に激しく気泡を噴出することがないから水は撹乱され
ることはなく、水槽中は常時鎮静し、残餌等の懸濁質の
沈降並びに沈積が安定して行なわれるのに貢献する。定
常状態の上部可動底板(81)、(82)が、フロート
(,3)の機能により除去操作状態となり、さらに定常
状態に復帰するのに、各可動底板(81)、(82)の
自重により適当な沈降速度を維持するが、この沈降速度
は上部可動底板(82)の昇降端縁側にアジャスター(
11)を付着し、調整することができる。
第1図及び第2図に示すように、溝(2)、下部可動底
板(81)並びに上部可動底板(82)は水槽(20)
の長手方向と等しい長さとし、フロート連結体(5)並
びに消覆蓋押え(12)は適宜ピッチで配設し、フロー
ト(3)は各フロート連結体(5)ごとに若しくは複数
のフロート連結体(5)<5)を連繋し、これらはすべ
て枠組(1)に密着している。   、また、涌(2)
の一端は水槽(20)を貫通して排水口(18)を開口
し、該排水口にバルブ(19)を具えている。
渭(2)の他端には下部可動底板(81)の’Fl蓋部
又は溝(2)fill g1面に通水孔(14)が穿設
されている。
尚、下部可動底板(81)を持ち上げる他の実施例とし
て、フロート(3)に代えて、鎖、ワイヤー等の吊り索
又は適当なリンク機構、シリンダ装置を用いることがで
き、エアレーション用の圧縮空気源を具備しない水槽に
便利な手段である。
然して定常状態では、第3図の実線で示す如く、対向す
る下部可動底板(81)は水平に連接しており、各中心
線寄り縁辺が突き合さって上記溝(2)を覆蓋している
上部可動底板(82)は、適宜高さ位置で軸支された槽
壁(19)寄り縁辺から下向き傾斜し、その下縁を下部
可動底板(81)の槽壁(19)寄り上面に掛けている
次に、フロート(3)を作用させるなどの手段により、
下部可動底板(81)の槽壁(19)寄り部を持ち上げ
ると、下部可動底板(81)は、互に離れて消(2)を
開放しながら傾斜し始め、定常状態における上部可動底
板(82)とほぼ同じ勾配となる。
従って、水槽の水中に懸濁し、沈降した沈澱物は、定常
状態の場合は、上部可動底板(82)の傾斜面を流下し
て、下部可動底板(81)の上面に沈積する。沈澱物の
除去作業状態の場合は、下部可動底板(81)の片縁が
上がり、下部可動底板(81)が傾斜すると共に溝(2
)を開放し、該底板上に沈積していた沈澱物を溝中に注
入する。
各可動底板を定常状態に復帰させ、溝上面を覆蓋して、
溝をパイプ体と成した後、溝(2)から沈澱物集め升(
16)に連通ずるバルブ(14)を開く。これによって
溝(2)の反対側端に穿設されている通水孔〈14)か
ら溝(2)内に水が流入し、溝(2)内の残餌等はパイ
プ状となった溝内を通過する一定の排水流により集め升
(16)中に集められる。この集め升(16)に集めら
れた残餌等は予め挿入しである受網(17)にて捕集さ
れ、再使用に供され、或は処理される。
排水は排水漬(15)から排出され、同時に適宜手段で
用水は補給され、水槽(20)内の水位を保つ。
各可動底板の傾斜角度と、水産動物の残餌・排せつ物等
の沈澱物が傾斜面にそって沈降する速度との関係は、各
可動底板表面の平滑度、飼料の粒径・形状・比重等によ
り差がある。通常、水産動物に飼料として使用される、
鰯の全身若しくはぶつ切り、湿式若しくは乾式のベレッ
トやクランプル等の飼料が、静止水中において傾斜面を
滑り落ち、100%沈降するために必要な傾斜角度(θ
)は、水面に対し38度ないし43度の範囲である。
更に実施例の装置は、槽の広い水槽には、複数並列して
設置し、逆に槽幅の狭い水槽には溝(2)と下部稼動底
板(81)だけを、片側又は両側に設置することも実施
できる。
カザミ等の甲殻類の養成槽に実施例の沈澱除去装置を設
置するときは、日に数回性なう投餌毎、摂餌が完了した
ときを見計らって、残餌等の除去作業を行なっても、掻
く短時間で済むから管理作業面での負担は軽い。
従って、飼育環境水が悪化する主因となる槽内残留餌の
変質、腐敗も未然に防止され、成長促進や周年生産を目
的とした水温制御養成時のろ過循環水質の保全にも効果
を奏し、省スペース、省エネルギーを達成すること併せ
、産業上の利用効果は大である。
以下に第2、第3、第4実施例について説明するが、第
1実施例と共通する作用効果については説明を省略する
一、2−    t5°゛ 至Ij9図第2実施例は活
性汚泥法による廃水処理の最後沈澱槽に本発明を実施し
たものである。
第5図、第6図に於て、汚水は槽(20)の右側上部に
配備した原水流入堰(25)から槽に流入し、徐々に左
側に移行し、移行途上にて汚泥を沈降させ、槽の左側上
部に゛形成した処理水流出堰(26)から流出する。
槽の底面に長手方向に複数の溝(2)を形成し、隣合う
溝間に案内部材(8)を槽の全長に亘って配備している
。溝(2)の両端には整流板(29)(29)が配備さ
れている。
第8図の如く、案内部材(8)は上部が屋根状を呈す長
尺筺体に形成され稜線から両溝側に向けて水面に対して
約55°低く傾斜する傾斜面(83)を有している。
案内部材(8)の下部には溝(2)の開口面を覆う蓋体
(9)が出没可能に上下2段に配備されている。
各蓋体(8)は溝の開口幅の172を覆う幅に形成され
、溝の両側の案内部材から突出した蓋体(9) (9)
よって講(2)を全開する。
溝上には隣合う案内部材(8)に跨がって、等間隔にガ
イド棒(91)が配備され、前記蓋体(9)の前端に突
設したガイド環(96)がガイド棒(91)に摺動可能
に嵌まっている。
案内部材(8)の下部には該案内部材の長手方向に等間
隔にシリンダ装置(92)が配備され、該シリンダ装置
のピストンロッド(93)が蓋体(9)に連結され、蓋
体を開田する。
シリンダ装! (92)を駆動する、エアー配管(94
)或は油圧配管は案内部材(8)内に設けられている。
水槽の長手方向の両槽壁に接する両案内部材(8a)は
、講(2)側の左側に傾斜面(83)を形成している。
案内部材(8)内の上部には吸込みパイプ(84)が案
内部材(8)の長手方向の略全長に亘って配備され、第
6図の如く、水槽の上流端にてパイプの先端は案内部材
(8)の上面に開設された通水孔(14)に連通し、パ
イプ(84)の他端は斜め下向きに屈曲して講(2)内
に開口している。
通水孔(14)側の溝(2)の端部には槽壁を貫通して
パルプ<19)行きの排水口(18)を開口している。
排水口(18)に吸込みポンプ(図示せず)が連繋され
ている。
然して、蓋体(9)を案内部材(8)内に収容して、講
(2)の上面をロロしておくと、槽内の汚水に含まれた
汚泥が沈降し、各案内部材(8)の傾斜面(83)に案
内されて、溝(2)内に沈澱する。
講(2)の沈澱物の排出に際し、シリンダ装置(92)
によって蓋体(9)を水平に突出させて、溝(2)の上
面開口を閉じる。
ポンプを稼動して、湧(2)内の沈澱物を吸引除去する
。吸引による溝(2)内の負圧によって吸込みパイプか
ら水槽内の水が流入する。
講(2〉内の沈澱物はポンプの吸引と、吸い込みパイプ
(84)を通じて溝(2)の上流側に流入する流入水に
押されて、短時間で講(2)外に排出される。
汚水は槽の上流側から下流側にゆっくり移動し、その間
に汚水の中の汚泥が沈降するため、上流側の汚水に含ま
れる汚泥の量は、下流側のそれよりも多い。
従って、上記の如く、溝(2)内の沈澱物を排出する際
、槽の上流側から汚水を溝(2)内に導入することによ
って、湧(2)内の汚泥の濃度を維持出来る。
更に、水槽の上流側から講(2)内I\給水するため、
水槽の出口側付近を揺動することがない。
上記の様に長尺の汚水処理槽では、槽の上流側と下流側
とでは、汚水の汚泥濃度、汚泥の沈澱量が異なるなめ、
谷溝(2)を長手方向に2〜3分割して、夫々独立して
講(2)内の沈澱物の吸引除去を行なっても可い。
1L灯II 第10図は槽の底部全体が1条の丸底溝(2)となった
他の実施例であって、講(2)の幅方向の中央には案内
部材(8)が配備されている。
案内部材(8)は前記第8図に示す案内部材(8)と同
様の構成であって、両端を槽の上流側及び下流側の壁に
固定されている。
案内部材(8)には、上下2段に蓋体(9) (9)が
配備され、シリンダ装置(92)によって水平に出没し
、講(2)の上開口を開開する。
案内部材(8)の下方には撹はんg (24)が配備さ
れる。撹はんg (24)の回転軸は槽壁を回転可能に
貫通して、回転駆動装置(図示せず)に連繋されている
講(2)中の沈澱物の中に粒径や比重が異なった物が混
在するとき、又は密圧部が生じたときは満<2)底部は
流動性が失われ、溝(2)内にて水流は上部を素通りし
て、沈澱物の均一な排出が困難となる。
溝(2)の上部開口面を閉鎖後、前記撹はん翼(24)
を回転させることにより、沈澱物を撹はんし、又、密圧
部を破壊して、溝(2)内の流動性を均一に保ち、沈′
lB物を速やかに吸引除去できる。
策U口1随 第11図は、シリンダ装置(92)によって案内部材(
8)及び蓋体(9)を駆動する他の実施例を示している
槽の底面に複数条の溝(2)を形成し、多溝(2)に蓋
体(9)を被せる。
隣合う講(2)の蓋体(9)(9)に跨がって屋根状の
案内部材(8)を配備し、案内部材(8)の両傾斜面(
83) (83)の下端を蓋体の案内部材(8)側に枢
支連結する。
蓋体の他端は講(2)上に設けたガイドレール(95)
に摺動可能に係合している。
案内部材(8)の下方に、漬(2)の長手方向に等間隔
にシリンダ装置(9z)が配備されている。
各シリンダ装置(92)はピストンロッド(93)を上
向きにして配備され、ピストンロッド(93)を案内部
材(8)の頂部の内面に連結している。
ピストンロッド(93)を突き出すことにより、案内部
材(8)が上昇し、それに追従して蓋体(9)がガイド
レール(94)を滑りながら持ち上がって開く。
本発明は上記実施例の構成に限定されることはなく、例
えば、通水孔(14)を槽壁を貫通して形成し、槽の外
部から水を導入することも出来、その他、上記の各実施
例を組み会わせる等、特許請求の範囲に記載の技術範囲
で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の断面図、第2図は同上の平面図、
第3図は第2図■−■線に沿う断面図、第4図は要部拡
大図、第5図は第2実施例の平面図、第6図は同上の断
面図、第7図は第5図■−■線に沿う断面図、第8図は
第5図■−■線に沿う断面図、第9図は第8図IX −
II線に沿う断面図、第10図は第3実施例の断面図、
第11図は第4実施例の断面図である。 (2)・・・溝      (20)・・・槽(8)・
・・案内部材   (9)・・・塁 体(14)・・・
通水孔   (18)・・・排出口第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]水処理用の各種沈澱槽、養殖用水槽等の槽(20
    )の底部に設けられ上面が開口した溝(2)と、該溝(
    2)に沿つて配備され槽底沈澱物を溝(2)内に案内す
    る傾斜面を有する案内部材(8)と、溝(2)上に配備
    され構(2)の開口を開閉する蓋体(9)とで構成され
    、前記溝(2)は通水孔(14)及び排出口(18)が
    開設されている槽底沈澱物の除去装置。 [2]案内部材(8)は溝(2)の長手方向の側縁の近
    傍を回転中心として回転可能に配備され、案内部材(8
    )が略水平状態のとき、案内部材の回転中心側の端部が
    蓋体(9)を兼用している特許請求の範囲第1項に記載
    の槽底沈澱物の除去装置。 [3]案内部材(8)は稜線から両側に低く傾斜した傾
    斜面(81)(81)を有する長尺筺体に形勢され、該
    案内部材の下部に蓋体(9)が出没可能に配備されてい
    る特許請求の範囲第1項に記載の槽底沈澱物の除去装置
    。 [4]溝(2)には撹はん翼(24)が配備されている
    特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の槽底
    沈澱物の除去装置。
JP24178387A 1986-09-27 1987-09-26 槽底沈澱物の除去装置 Pending JPS63185413A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-228813 1986-09-27
JP22881386 1986-09-27

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7485590A Division JPH0368404A (ja) 1990-03-22 1990-03-22 槽底沈澱物の除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63185413A true JPS63185413A (ja) 1988-08-01

Family

ID=16882261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24178387A Pending JPS63185413A (ja) 1986-09-27 1987-09-26 槽底沈澱物の除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63185413A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093805A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Torao Inoue 吸泥開口部が移動する揚泥装置。
JP2007330954A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Torao Inoue 濁らせずに長い範囲の沈澱物を回収除去する装置。
KR100871327B1 (ko) 2008-08-05 2008-12-01 주식회사 한국종합기술 정수장 침전지 슬러지 제거장치
JP2012236148A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Aquaintec Corp 沈砂池およびその集砂方法
JP2014144392A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Aquaintech Corp 沈砂池
JP2015213915A (ja) * 2015-07-31 2015-12-03 アクアインテック株式会社 沈砂池
JP2018108586A (ja) * 2018-02-19 2018-07-12 アクアインテック株式会社 沈砂池
JP2018118252A (ja) * 2018-04-25 2018-08-02 アクアインテック株式会社 移送装置
KR102194686B1 (ko) * 2020-06-12 2020-12-24 엔에스하이드로(주) 수중펌프용 자동 탈착장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921334U (ja) * 1972-05-24 1974-02-22
JPS5033555A (ja) * 1973-07-30 1975-03-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921334U (ja) * 1972-05-24 1974-02-22
JPS5033555A (ja) * 1973-07-30 1975-03-31

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093805A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Torao Inoue 吸泥開口部が移動する揚泥装置。
JP2007330954A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Torao Inoue 濁らせずに長い範囲の沈澱物を回収除去する装置。
KR100871327B1 (ko) 2008-08-05 2008-12-01 주식회사 한국종합기술 정수장 침전지 슬러지 제거장치
JP2012236148A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Aquaintec Corp 沈砂池およびその集砂方法
JP2014144392A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Aquaintech Corp 沈砂池
JP2015213915A (ja) * 2015-07-31 2015-12-03 アクアインテック株式会社 沈砂池
JP2018108586A (ja) * 2018-02-19 2018-07-12 アクアインテック株式会社 沈砂池
JP2018118252A (ja) * 2018-04-25 2018-08-02 アクアインテック株式会社 移送装置
KR102194686B1 (ko) * 2020-06-12 2020-12-24 엔에스하이드로(주) 수중펌프용 자동 탈착장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0651605B1 (en) Process for the supply of water to a pond
US3638616A (en) Fish-growing aquarium
CN100393396C (zh) 过滤单元、该过滤单元的设置方法以及过滤装置
KR100875803B1 (ko) 순환 유수식 양어장
US4141318A (en) Fish culture tank
JP2838130B2 (ja) 粒子トラップ
NO171584B (no) Filterarrangement
JPS63185413A (ja) 槽底沈澱物の除去装置
KR101033272B1 (ko) 크리너
JPH09234465A (ja) スカム・水分離装置ならびに分離水の利用方法
TWI751914B (zh) 水產類之養殖裝置及方法
CN115053853A (zh) 一种新型高效生态漂浮水产苗种流水培育养殖系统
US3565043A (en) Fish-growing aquarium
JPH0368404A (ja) 槽底沈澱物の除去装置
JPH04358504A (ja) 槽底沈澱物の除去装置
JP2982927B2 (ja) 養魚池
JP3045661B2 (ja) 飼育濾過装置
JPH10230256A (ja) 浮遊物除去装置
CN206895595U (zh) 一种虾类育苗池
JPH0847354A (ja) 魚介類飼育水槽
CN218164010U (zh) 一种智慧农业循环水养殖排污装置
CN218709248U (zh) 一种应急化污水处理设备
CN109111018A (zh) 一种苗圃用废水的处理再利用方法
JP2002262706A (ja) 海水等利用水槽
CN218483570U (zh) 一种鱼塘流水槽养殖装置