JP2014144392A - 沈砂池 - Google Patents

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Abstract

【課題】砂を十分に移動させながら砂の巻き上がりと汚水に含まれている紐状の混入物の巻き付きを抑えることができる沈砂池を提供する。
【解決手段】空間S2を形成し吸込口32aが設けられた空間形成部材32と、空間S2内に流体を吐出する吐出口とを備え、吸込口32aは、溝内に堆積した砂を、吐出口7から流体が吐出されることで空間S2内に吸い込む開口として機能するものであり、空間形成部材32は、空間S2内に吸い込まれた砂が、吐出口7から流体が吐出されることで流体の吐出方向下流側に向かって移動する経路として機能するものであり、空間形成部材32は、溝を形成する溝形成体31の、溝の延在方向に直交した幅方向における一端側と他端側とのうち、他端側と離間した状態で一端側に接続し、溝の延在方向に沿って設けられたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、受け入れた水に含まれている砂が池下部に設けられた溝内に沈降する沈砂池に関する。
下水処理システムには、下水または雨水などの汚水を受け入れ、その汚水に含まれている砂を池下部の底面や池下部に設けられた溝内に沈降させた後、池下部の、底面や溝内に堆積した砂を集めるために所定方向に移動させ、集まった砂を汚水から取り除く沈砂池が設けられているものがある。この沈砂池には、池下部の、底面や溝内に堆積した砂を、吐出口から吐出した流体の流れによりその流体の吐出方向下流側に向かって移動させる集砂手段を備えたものが知られている。この流体を用いた集砂では、せっかく堆積した砂が、吐出された流体によって巻き上がってしまうことがある。このため、池下部の上方に、吐出方向下流側に向かって下方へ傾斜した傾斜板を、吐出方向に沿って間隔をあけて配置し、その傾斜板によって砂の巻き上がりを防止しようとする沈砂池が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平9−70503号公報
しかしながら、特許文献1に記載された傾斜板では、吐出方向に対向するように傾斜板が配置されていることになり、吐出口から吐出される流体が遮られ、砂が十分に移動しない恐れがある。このため、砂を十分に移動させようとして吐出口の吐出圧を高めると、今度は、吐出された流体の勢いによって砂が傾斜板に沿って巻き上がってしまい、この巻き上がった砂によって池下部への砂の沈降が阻害されてしまう恐れがある。また、特許文献1に記された傾斜板では、吐出方向に沿って間隔をあけて配置された傾斜板に、受け入れた汚水に含まれている紐状の混入物(例えば、髪の毛やビニール紐)が巻き付きやすい。傾斜板に紐状の混入物が巻き付いてしまうと、この傾斜板に巻き付いた混入物によっても池下部に砂が沈降し難くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑み、砂を十分に移動させながら砂の巻き上がりと汚水に含まれている紐状の混入物の巻き付きを抑えることができる沈砂池を提供することを目的とする。
上記目的を解決する本発明の沈砂池は、受け入れた水に含まれている砂が池下部に設けられた溝内に沈降する沈砂池であって、
上端部分が閉塞した空間を形成し、該上端部分より下方に前記溝の底から離間した吸込口が設けられた空間形成部材と、
前記空間内に流体を吐出する吐出口とを備え、
前記吸込口は、前記溝内に堆積した砂を、前記吐出口から流体が吐出されることで前記空間内に吸い込む開口として機能するものであり、
前記空間形成部材は、前記空間内に吸い込まれた砂が、前記吐出口から流体が吐出されることで該流体の吐出方向下流側に向かって移動する経路として機能するものであり、
前記池下部は、前記溝を形成する溝形成体を有するものであり、
前記空間形成部材は、前記溝形成体の、前記溝の延在方向に直交した幅方向における一端側と他端側とのうち、該他端側と離間した状態で該一端側に接続し、該溝の延在方向に沿って設けられたものであることを特徴とする。
ここで、前記空間形成部材は、十分な長さを持ちながら溝の延在方向に間隔をあけて設けられたものであってもよい。なお、ここにいう十分な長さとは、通常考えられる紐状の混入物の長さよりも長ければよい。
また、上記溝形成体と上記空間形成部材それぞれは、断面形状がC字状(円弧状)、U字状、V字状、コ字状等であってもよい。
上記空間形成部材は、上記溝形成体の上記一端側の上端部分に接続するものであってもよく、該一端側の、上下方向における途中部分に接続するものであってもよい。
本発明の沈砂池によれば、上記吐出口から上記空間内に流体が吐出されることで、上記空間形成部材の内(上記空間)と外とで圧力差が生じ、上記池下部に堆積した砂が、上記吸込口から上記空間内に吸い込まれる。さらに、その空間内では、吸い込まれた砂が、上記流体の流れによって吐出方向下流側に向かって移動する。上記空間内を移動する砂は、上記圧力差が生じている部分では、上記空間形成部材の外に出にくく、砂の巻き上がりが抑えられる。また、上記空間形成部材は、上記溝形成体の、上記他端側と離間した状態で上記一端側に接続し、上記溝の延在方向に沿って設けられたものであるため、上記溝形成体の他端側と上記空間形成部材との間から砂の沈降を受入れることができる。このため、上記空間形成部材を上記溝の延在方向に長く形成することができ、長い混入物の巻き付きを抑えることができる。
また、本発明の沈砂池において、上記空間形成部材は、上記溝内に設けられたものであって、
上記吸込口は、上記溝の開口よりも下に位置するものであってもよい。
この態様によれば、上記溝内に沈降した砂が上記吸込口から上記空間内に吸い込まれ易くなり、砂をより効率的に移動させることができる。
また、本発明の沈砂池において、上記空間形成部材は、一部を上記溝形成体の一部と共通にしたものであってもよい。
このように一部を共通にすることによって、上記溝内へ砂を沈降させる、上記溝形成体の上記他端側と上記空間形成部材との間の空間を確保しやすくなり、砂が溝内により沈降しやすくなる。
ここで、上記空間形成部材と上記溝形成体それぞれは、断面形状が、曲率が異なる円弧状のものであってもよい。この場合、上記空間形成部材と上記溝形成体との共通部分は、該空間形成部材の曲率のものであってもよいし、該溝形成体の曲率のものであってもよく、該空間形成部材の曲率の部分と該溝形成体の曲率の部分とを組み合せたものであってもよい。
さらに、本発明の沈砂池において、上記空間形成部材は、上記上端部分が曲面で構成されたものであってもよい。
こうすることで、砂が上記空間形成部材上に溜まってしまうことが抑制される。
また、本発明の沈砂池において、上記池下部は、上記溝の幅方向の両側に、該溝に向かって下方に傾斜した一対の傾斜面を有するものであり、
上記一対の傾斜面のうちの一方は、下端部分が上記溝形成体の上記他端側に接続したものであり、
上記一対の傾斜面のうちの他方は、下端部分が上記空間形成部材の上記上端部分に接続したものであってもよい。
上記一対の傾斜面のうちの一方は、下端部分が上記溝形成体の上記他端側に接続したものであるため、該一方の傾斜面から上記溝内に砂が流れ込む。また、上記一対の傾斜面のうちの他方は、下端部分が上記空間形成部材の上記上端部分に接続したものであるため、該他方の傾斜面から、曲面で構成された該空間形成部材の該上端部分に流れ落ちた砂が、該空間形成部材の該上端部分に溜まることなく該溝内にスムーズに流れ込む。
さらに、本発明の沈砂池において、上記空間形成部材は、上記溝の略全長にわたって上記一端側に接続したものであってもよい。
こうすることで、上記溝の略全長にわたって、砂を上記空間に吸い込むことができ、また、上記空間形成部材自身に混合物が巻き付く可能性がより低減される。
本発明によれば、砂を十分に移動させながら砂の巻き上がりと汚水に含まれている紐状の混入物の巻き付きを抑えることができる沈砂池を提供することができる。
本発明の一実施形態に相当する沈砂池を上方から見た平面図である。 図1に示す沈砂池のA−A断面図である。 (a)は、図2におけるB−B断面図であり、(b)は、(a)におけるC−C断面図である。 図3に示すトラフにおける、空間形成部材と溝形成体を概念的に説明するための図である。 (a)は、トラフの吐出方向最上流端付近を拡大して示した部分断面図であり、(b)は、(a)を右方から見た部分断面図である。 砂除去方法の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の沈砂池を幅方向の中央で切断した断面図である。 図7に示す沈砂池のD−D断面図である。 (a)は、図3に示す吐出口の変形例を示す断面図であり、(b)は、(a)におけるE−E断面図である。 溝形成体と空間形成部材それぞれの変形例を示す図である。 溝形成体と空間形成部材それぞれの変形例を示す図である。 (a)は、沈砂池において、砂を十分に移動させながら砂の巻き上がりを抑えるために考えられる工夫をした沈砂池における池下部の一例を示す断面図であり、(b)は、(a)に示す支持部材の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本発明の一実施形態である沈砂池は、下水処理システムの上流側に配置され、下水または雨水などの汚水に含まれる砂を沈降させた後、沈降させた砂を集砂ピットに移動させて汚水から取り除くものである。
図1は、本発明の一実施形態に相当する沈砂池を上方から見た平面図であり、図2は、図1に示す沈砂池のA−A断面図である。
図1に示すように、沈砂池1は、除塵機2と、トラフ3と、集砂ピット4と、ポンプ井5とを備えた平面視長方形状の池である。以下、沈砂池1の長辺方向を長手方向と称し、短辺方向を幅方向と称することがある。図1に示す沈砂池1は、図の右側から汚水を受け入れ、受け入れた水は図の左側に向かってゆっくりと流れていく(図1および図2に示す直線の矢印参照)。すなわち、沈砂池の長手方向が水の流れの方向になり、図1および図2では図の右側が沈砂池における水の流れの上流側になり左側が下流側になる。また、後述する吐出口7からは、図1および図2の右側に水が吐出される。すなわち、図1および図2では図の右側が吐出方向下流側になり左側が吐出方向上流側になる。
除塵機2は、沈砂池1に流れ込んできた汚水に混入している混入物(し渣)を除去するためのものであり、トラフ3よりも上流側に設置されている。除塵機2は、無端チェーン21と、その無端チェーン21に間隔をあけて取り付けられた複数のレーキ22と、水中に没する濾過スクリーン23とを有する。無端チェーン21は、沈砂池1の幅方向両側それぞれに斜めに起立した状態で設けられたものであり、図2に示すように、地上側スプロケット211と、池底側スプロケット212に巻きかけられている。無端チェーン21が駆動すると、レーキ22は水中を出入りする。濾過スクリーン23は、無端チェーン21の下流側に配置されている。この濾過スクリーン23は、上下方向に延びるバーが所定間隔(例えば、25mm〜75mm)で並べられたものであり、所定間隔以上の大きさの混入物の通過を遮る。濾過スクリーン23で遮られた混入物は、レーキ22によって掻き揚げられ、掻き揚げられた混入物は、地上側で不図示のベルトコンベア等の運搬手段に載せられる。
除塵機2の下流側には、池下部1aに堆積した砂が集められる集砂ピット4が設けられている。集砂ピット4の内部には、揚砂ポンプ41が設けられている。この揚砂ポンプ41は、集砂ピット4の底面近傍に配置されており、集砂ピット4に集められた砂を沈砂池1の外部に搬送するものである。揚砂ポンプ41には揚砂管42が接続されている。揚砂ポンプ41によって吸引された砂は、この揚砂管42を通して沈砂池1の外部に送られる。
トラフ3は、集砂ピット4とポンプ井5の間に設けられている。すなわち、トラフ3は、集砂ピット4よりも下流側であって、ポンプ井5よりも上流側に設けられている。このトラフ3は、後述するように、沈砂池1の池下部1aに設けられた溝を形成する溝形成体31を有するものである。池下部1aには、後述するように傾斜面6が設けられ、傾斜面6につながるようにトラフ3が設けられている。沈砂池1に流れ込んだ汚水中の砂は、池下部1aに向かって沈降し、池下部1aに堆積する。
ポンプ井5は、砂が取り除かれた汚水が貯留されるものである。ポンプ井5は、沈砂池1の最も下流側に配置されている。また、図2に示すように、ポンプ井5の底面が沈砂池1における最深部となっている。ポンプ井5の内部には、揚水ポンプ51が設けられている。この揚水ポンプ51は、ポンプ井5に貯留された汚水を沈砂池1の外部に移動するものである。揚水ポンプ51には揚水管52が接続されている。揚水ポンプ51によって吸引された汚水は、この揚水管52を通して不図示の沈殿池等に送られる。図2に示すWLは汚水の水面を表している。なお、この水面WLの位置は、沈砂池1へ流れ込む汚水の量によって、トラフ3の底面からの高さが例えば1m以上5m以下の範囲で変化する。
トラフ3は、図1に示すように沈砂池1の幅方向中央に設けられ、ポンプ井5よりも上流側となる位置から所定方向に延在したものである。すなわち集砂ピット4に向かって延在したものである。トラフ3の上流端は集砂ピット4に接続されており、このトラフ3に堆積した砂は、後述する吐出口から吐出される水の流れによって集砂ピット4まで移動させられる。
また、図1に示す沈砂池1のトラフ3は、空間形成部材32を備えている。この空間形成部材32はトラフ3の全長にわたって形成されたものである。空間形成部材32についての詳しい説明は後述する。
図3(a)は、図2におけるB−B断面図である。この図3(a)では図の左右方向がトラフ3の幅方向になる。
図3(a)には、池下部1aに設けられた一対の傾斜面6の下部と、その傾斜面6につながるように設けられたトラフ3が示されている。図3(a)に示すように、傾斜面6は、トラフ3の幅方向両側に設けられている。この傾斜面6は、トラフ3に向かって下方に傾斜したコンクリート製のものであり、ポンプ井5よりも上流側となる位置と集砂ピット4との間で長手方向に延在している。
また、トラフ3は、図3(a)に示すように、それぞれ5/8円弧の断面形状をもち全長15m程度の、第1円弧状部材3aと第2円弧状部材3bとを有している。第1円弧状部材3aと第2円弧状部材3bは、ステンレス製等のパイプ材の一部を切り欠いて形成したものである。第1円弧状部材3aは、厚さが3〜4mm程度、直径が250mm程度のパイプ材における、時計の短針がさす、9時から、1時と2時との間までの部分(3/8円弧)を切り欠いたものである。また、第2円弧状部材3bは、厚さが3〜4mm程度、直径が150mm程度のパイプ材における、時計の短針がさす、4時と5時との間から9時までの部分(3/8円弧)を切り欠いたものである。トラフ3は、第1円弧状部材3aにおける上記9時に相当する端部に、第2円弧状部材3bにおける上記9時に相当する端部を突き合わせて接合することによって形成されている。これら第1円弧状部材3aと第2円弧状部材3bによって、空間形成部材32と溝形成体31が形成されている。
図4も参照しつつ、空間形成部材32と溝形成体31を説明する。図4は、図3に示すトラフにおける、空間形成部材と溝形成体を概念的に説明するための図である。同図(a)は、トラフを示す図であり、同図(b)は、空間形成部材を示す図であり、同図(c)は、溝形成体を示す図である。図4では、左右方向がトラフ3の幅方向になり、紙面と直交する方向がトラフ3の延在方向になる。
図3(a)および図4に示すように、トラフ3は、このトラフ3の全長にわたって延在した、空間形成部材32と溝形成体31を有している。これら空間形成部材32と溝形成体31の幅方向は、トラフ3の幅方向に一致し、これら空間形成部材32と溝形成体31の延在方向は、トラフ3の延在方向に一致している。したがって、溝形成体31によって形成される溝の幅方向も、トラフ3の幅方向に一致し、溝の延在方向も、トラフ3の延在方向に一致している。空間形成部材32と溝形成体31それぞれは、一部を互いに共通にした共通部33を有している。なお、図4では、共通部33を塗潰して示している。この共通部33は、上記9時に相当する部分よりも下側の部分が、図3(a)に示す第1円弧状部材3aによって形成され、該9時に相当する部分よりも上側の部分が第2円弧状部材3bによって形成されている。このため、共通部33は、上記9時に相当する部分よりも下側の部分が、第1円弧状部材3aの曲率になり、該9時に相当する部分よりも上側の部分が、第2円弧状部材3bの曲率になる。
図4(b)に示すように、空間形成部材32は、下方に向かって開口している。以下、下方に向かって開口している部分を空間形成部材32の吸込口32aと称する。この吸込口32aは、トラフ3の幅方向に80mm以上の長さLをもった開口であり、図4(a)に示すように、溝形成体31の底31aから離間している。溝形成体31の底31aは、本発明にいう、溝の底に相当する。すなわち、吸込口32aは、溝の底から離間している。空間形成部材32の上端部分321は閉じているが、円弧状であり、下方へ向かって傾斜している。空間形成部材32は、下端より上の部分が閉塞した空間S2を形成するものである。この空間S2は、吸込口32aにつながる下端部分が、その吸込口32aに近づくほど狭くなっている。
図4(c)に示すように、溝形成体31は、上方に向かって開口している。以下、図4(c)に示す、溝形成体31の、幅方向における左側半分を溝形成体31の一端側と称し、溝形成体31の、幅方向における右側半分を溝形成体31の他端側と称する。なお、トラフ3は、図3(a)に示すように、第1円弧状部材3aと第2円弧状部材3bとを接合することによって形成したものであるが、溝形成体31を、傾斜面6と一体にコンクリートで形成してもよい。
図4(a)に示すように、空間形成部材32は、溝形成体31の他端側と離間した状態で、共通部33によって溝形成体31の一端側に接続している。これにより、溝形成体31の他端側と空間形成部材32との間は、上方に向かって開口している。以下、上方に向かって開口している部分をトラフ3の開口34と称する。また、溝形成体31内の空間のうち、空間形成部材32の空間S2を除いた空間を、空間S1と称する。すなわち、空間S1と空間S2を併せた空間が溝に相当し、トラフ3の開口34は、本発明にいう、溝の開口に相当する。本実施形態における空間形成部材32は、溝内に設けられたものであって、吸込口32aは、溝の開口よりも下に位置するものである。
このように、空間形成部材32は、溝形成体31の他端側と離間した状態で一端側に接続したものであるため、空間形成部材32を支持する部材を省略することができる。この結果、トラフ3の全長にわたり、空間形成部材32を支持する部材によって溝内への砂の沈降が阻害されることがなくなり、空間形成部材32を支持する部材に紐状の混入物が巻き付きついてしまう問題が解消される。
また、上述のごとく、本実施形態のトラフ3は、直径が250mm程度の第1円弧状部材3aと、直径が150mm程度の第2円弧状部材3bとを接合することによって形成されている。したがって、空間形成部材32と溝形成体31の他端側との隙間Wは、トラフ3の全長にわたって100mm程度は確保されている。さらに、空間形成部材32と溝形成体31は、一部を互いに共通にした共通部33を有しているため、隙間Wを確保しやすく、この結果、トラフ3の幅方向における大きさを抑えることができる。なお、上述のごとく上流側には濾過部材(ここでは濾過スクリーン23)が設置されており、空間形成部材32と溝形成体31の他端側との隙間Wは、その濾過部材を通過してしまう混入物の最大長(ここではスクリーンの目幅であって75mm)よりも長いことが、上流側の濾過部材を通過してしまった混入物がその隙間Wに詰まることを防止する上で好ましい。
図3(a)に示すように、一対の傾斜面6のうちの一方(図3(a)では右側)は、下端部分が溝形成体31の他端側の端部に接続し、一対の傾斜面6のうちの他方(図3(a)では左側)は、空間形成部材32の上端部分321に接続している。本実施形態では、一方の傾斜面6は下方に45度傾斜し、他方の傾斜面6は下方に42度傾斜している。沈砂池1に流れ込んだ汚水に含まれている砂は、汚水が下流側へ流れていく課程において池下部1aに沈降していくが、沈砂池1の上流側の池下部1aに堆積しやすい。池下部1aに沈降してきた砂のうち、傾斜面6に沈降した砂は、傾斜面6に沿ってさらにトラフ3に向かって流れ落ちる。一方の傾斜面6から流れ落ちた砂は、トラフ3の開口34から溝内に入り込む。また、他方の傾斜面6から流れ落ちた砂は、空間形成部材32における円弧状の側面322をつたって、トラフ3の開口34から溝内に入り込む。他方の傾斜面6は、空間形成部材32の上端部分321に接続しているため、空間形成部材32の上端部分321と他方の傾斜面6との接続部分に砂が残り難くなる。これらによって、池下部1aに沈降してきた砂は、まずは、溝の底部分に集められる。
ここで、図1や図2に示すように、給水管71が、5m程度おきにトラフ3に接続されている。
図3(b)は、同図(a)におけるC−C断面図である。この図3(b)では図の左右方向がトラフ3の延在方向になり、図の右側が上流側(集砂ピット4側)になり左側が下流側(ポンプ井5側)になる。
図3(a)および同図(b)に示すように、給水管71は、他方(図3(a)では左側)の傾斜面6に沿って配置され、下端部分が空間形成部材32の上端部分321を貫通し、空間形成部材32の空間S2と連通している。また、空間形成部材32の空間S2における、給水管71が連通する領域には、空間S2内に流体を吐出する吐出口7が設けられている。この吐出口7は、空間形成部材32における空間S2の上側部分を、仕切部材72で仕切ることによって形成されている。仕切部材72は、トラフ3の延在方向に水平な状態で延在した水平部721と、この水平部721の下流側(ポンプ井5側)の端部から上方に向けて傾斜した傾斜部722を有している。水平部721は、空間形成部材32の内周面における、上端部を挟んだ幅方向の両側に接続し、その上流側(集砂ピット4側)の端部が給水管71の下端部分よりも上流側に位置している。また、傾斜部722は、その下流側の端部が、空間形成部材32の内周面における、給水管71の下端部分が接続した部分よりも下流側に接続し、吐出口7の下流側を閉塞している。これらによって、空間形成部材32の空間S2における、給水管71が連通する領域が、仕切部材72によって仕切られている。このように、仕切部材72は、水平部721の幅方向の両端部が空間形成部材32に接続し、傾斜部722の下流側の端部が空間形成部材32に接続しているため、この仕切部材72に紐状の混入物が巻き付くことが防止される。
吐出口7からは、給水管71から供給された水が、上流側に向けて水平方向あるいは略水平方向に吐出される(図3(b)中の右向きの矢印参照)。すなわち、図3(b)では、図の右側が吐出方向下流側になり、図の左側が吐出方向上流側になる。
図3に示す吐出口7は、吐出方向最下流側、すなわち集砂ピット4に最も近い位置に設けられたものである。
吐出口7から空間形成部材32の空間S2内に水が吐出されることで、空間形成部材32の内(空間S2)と外(空間S1)とで圧力差が生じ、溝の底に堆積した砂は、図3(a)に示す曲線の矢印のように、吸込口32aから空間S2内に吸い込まれる。さらに、その空間形成部材32の空間S2内では、吸い込まれた砂が、吐出口7から吐出された水の流れによって吐出方向下流側(集砂ピット4側)に向かって移動する。図3(a)に示すように、吸込口32aは、幅方向(空間形成部材32の延在方向に直交する方向)に絞られた開口であって、空間S2はその吸込口32aから拡がった空間である。このように吸込口32aが絞られた開口であることによって、空間S2内を移動する砂がその空間S2内から外に出にくくなり、砂の巻き上がりがより抑えられる。また、空間S2内における水の流れを維持しやすくなり、砂をより遠くまで移動させることができる。
以上説明した吐出口7の構造は、給水管71に接続したいずれの吐出口7においても同様である。また、吐出口7は、トラフ3の吐出方向最上流端部分にも設けられている。以下、トラフ3の吐出方向最上流端部分に設けられた吐出口7を上流吐出口と称し、図1や図2に示す、給水管71が接続した吐出口7のうち、集砂ピット4から遠い方の吐出口7を中間吐出口と称し、集砂ピット4に近い方の吐出口7を下流吐出口(図3に示す吐出口7)と称して区別することがある。すなわち、トラフ3の上流側に設けられた吐出口7が上流吐出口になり、トラフ3の下流側に設けられた吐出口7が下流吐出口になり、上流吐出口と下流吐出口の間に設けられた吐出口が中間吐出口になる。なお、図1に示す沈砂池からみると、上記上流吐出口は沈砂池における水の流れの下流側に設けられたものになるり、上記下流吐出口はその上流側に設けられたものになる。 図5(a)は、トラフの吐出方向最上流端付近を拡大して示した部分断面図である。この図5(a)では、図の右側が吐出方向下流側になり、図の左側が吐出方向上流側になる。
図5(a)に示すように、トラフ3の吐出方向最上流端となる端面には、板状の上流端面壁36が取り付けられている。
図5(b)は、図5(a)を右方から見た部分断面図である。すなわち、図5(b)は、上流端面壁36を吐出方向下流側から見た図であり、紙面の奥側が吐出方向上流側になる。
図5(a)および同図(b)には、トラフ3の吐出方向最上流端部分に設けられた上流吐出口7が示されている。この上流吐出口7は、下流吐出口7(図3に示す吐出口7)の仕切部材72における傾斜部722が省略され、水平部721の吐出方向上流側端部が上流端面壁36に接続されて形成されている。上流端面壁36における、上流吐出口7の吐出方向上流側には、扁平な長孔形状の吐出開口36aが形成されている。この吐出開口36aの吐出方向上流側には、L型管73が接続されている。このL型管73は、平面視でL字型をした管であり、水を供給する不図示の供給管が接続されている。供給官から供給される水は、L型管73を通って吐出開口36aから吐出方向下流側に吐出され、さらに上流吐出口7から水平方向あるいは略水平方向に吐出される(図5(a)の矢印参照)。なお、上流吐出口7は、下流吐出口7(図3に示す吐出口7)と同様に、L型管73に代えて、給水管71を空間形成部材32の上端部分321に接続する構成にしてもよい。
これら3つの吐出口7は、いずれも水の吐出流速を8m/sec以上とすることが好ましい。8m/sec未満では、流速不足になってきてしまい、水圧との関係では砂を所定距離移動させられない場合も生じる。砂を所定距離移動させられなくなると、砂の移動方向に吐出口が多く必要になり、吐出口までの配管の数も多くなるため装置が雑多となり不経済である。また、各吐出口7における水の吐出圧は、0.05MPa以上0.3MPa以下である。
以上説明した本実施形態の沈砂池1によれば、砂を十分に移動させながら砂の巻き上がりを抑えることができる。また、汚水に含まれている紐状の混入物の巻き付きを十分に抑えることができる。
続いて、本実施形態の沈砂池1の池下部1aに堆積した砂をその沈砂池1から除去する砂除去方法について説明する。
図6は、砂除去方法の流れを示すフローチャートである。
沈砂池1に流れ込んだ汚水は図2に示す除塵機2を通過する際に、その汚水に混入している混入物(し渣)が取り除かれる。除塵機2を通過した汚水は、集砂ピット4を越えて、トラフ3の上流端に到達し、トラフ3の延在方向に向かってさらに流れる。汚水は、トラフ3の上流側部分を流れる間に、汚水に含まれている砂の多くが沈砂池1の池下部1aに沈降していく。集砂ピット4に沈降する砂もあれば、傾斜面6に沈降する砂もあり、傾斜面6に沈降した砂は傾斜面6に沿って更にトラフ3に向かって流れ落ちる。また、空間形成部材32の上端部分321まで沈降した砂は、空間形成部材32の円弧状の側面322をつたって、溝形成体31の底部に向かって流れ落ちる。こうして、溝内に砂が堆積する。
本実施形態における砂除去方法では、まず、図1や図2に示す揚砂ポンプ41を駆動させ、後述する集砂工程を実施する前に集砂ピット4内の砂を集砂ピット4から除去しておく(ステップS1)。この段階で集砂ピット4に堆積している砂は、沈砂池1に流れ込んだ汚水中の砂のうち、主として、集砂ピット4に沈降して集砂ピット4に堆積した砂である。
次に、揚砂ポンプ41を駆動させた状態で、3つの吐出口7のうち図3に示す下流吐出口7のみから、毎分1500リットルの水を水中下で3分間吐出する(ステップS2)。このステップS2では、空間形成部材32によって仕切られた空間S2内に、水が吐出される。下流吐出口7から空間S2内に水が吐出されることで、空間形成部材32の内(空間S2)と外(空間S1)とで圧力差が生じ、溝内の上流側部分に堆積した砂は、吸込口32aから空間S2内に吸い込まれる(図3(a)に示す曲線の矢印参照)。さらに、その空間形成部材32の空間S2内では、吸い込まれた砂が、下流吐出口7から吐出された水の流れによって集砂ピット4に向かって移動する。空間形成部材32の空間S2内を移動する砂は、上記圧力差が生じている部分では、空間形成部材32の外に出にくく、砂の巻き上がりが抑えられる。こうして、溝内の吐出方向下流側部分に堆積した砂は、空間形成部材32の空間S2内を移動し、やがて集砂ピット4に到達する。集砂ピット4に到達した砂は、先のステップS1で駆動を開始した揚砂ポンプ41によって沈砂池1の外部に搬送され、沈砂池1からの砂が除去される。ここでの砂の除去が、排出工程の一例に相当する。
次いで、下流吐出口7からの水の吐出を中止し、今度は、3つの吐出口7のうち中間吐出口7のみから、毎分1500リットルの水を水中下で3分間吐出する(ステップS3)。このステップS3の実施中にも、揚砂ポンプ41の駆動は継続している。ステップS3でもステップS2と同様に空間形成部材32の空間S2内に水を吐出することで、空間形成部材32の内(空間S2)と外(空間S1)とで圧力差が生じ、今度は、溝内の中間吐出口7周辺に堆積した砂が、吸込口32aから空間S2内に再び吸い込まれる。さらに、吸い込まれた砂は、中間吐出口7から吐出された水の流れによって図3に示す下流吐出口7に向かって空間形成部材32の空間S2内を移動し、下流吐出口7の周辺まで到達する。下流吐出口7の周辺では中間吐出口7からの水の勢いが低下することで、下流吐出口7の周辺まで到達した砂は、吸込口32aから溝形成体31の底部に向かって降下し、一旦、トラフ3の空間S1に戻る。すなわち、トラフ3の空間S1における下流吐出口7周辺に砂が堆積する。
次に、中間吐出口7からの水の吐出を中止し、再び、図3に示す下流吐出口7のみから、ステップS2と同様に、毎分1500リットルの水を水中下で3分間吐出する(ステップS4)。このステップS4によっても、トラフ3の空間S1における下流吐出口7周辺に堆積した砂が、吸込口32aから空間S2内に吸い込まれ、吸い込まれた砂は、集砂ピット4に向かって空間S2内を移動し、やがて集砂ピット4に到達する。このステップS4の実施中にも、揚砂ポンプ41の駆動は継続しており、集砂ピット4に到達した砂は、揚砂ポンプ41によって沈砂池1から除去される。すなわち、ここでも排出工程の一例に相当する、揚砂ポンプ41による砂の除去が、併せて行われる。
今度は、下流吐出口7からの水の吐出を中止し、3つの吐出口7のうち上流吐出口7のみから毎分1500リットルの水を水中下で3分間吐出する(ステップS5)。このステップS5の実施中にも、揚砂ポンプ41の駆動は継続している。ステップS5でもステップS2〜ステップS4と同様に空間形成部材32の空間S2内に水を吐出することで、空間形成部材32の内(空間S2)と外(空間S1)とで圧力差が生じ、トラフ3の空間S1における上流吐出口7周辺に堆積した砂が、吸込口32aから空間S2内に吸い込まれる。さらに、吸い込まれた砂は、上流吐出口7から吐出された水の流れによって中間吐出口7に向かって空間形成部材32の空間S2内を移動し、中間吐出口7の周辺まで到達する。中間吐出口7の周辺では上流吐出口7からの水の勢いが低下することで、中間吐出口7の周辺まで到達した砂は、吸込口32aから溝形成体31の底部に向かって降下し、トラフ3の空間S1における中間吐出口7周辺に砂が堆積する。
続いて、上流吐出口7からの水の吐出を中止し、再び、中間吐出口7のみから、ステップS3と同様に、毎分1500リットルの水を水中下で3分間吐出する(ステップS6)。このステップS6の実施中にも、揚砂ポンプ41の駆動は継続している。ステップS6によっても、トラフ3の空間S1における中間吐出口7周辺に堆積した砂が、吸込口32aから空間S2内に吸い込まれ、吸い込まれた砂は、下流吐出口7に向かって空間S2内を移動し、やがてトラフ3の空間S1における下流吐出口7周辺に砂が堆積する。
次に、中間吐出口7からの水の吐出を中止し、三度、図3に示す下流吐出口7のみから、ステップS2と同様に、毎分1500リットルの水を水中下で3分間吐出する(ステップS7)。このステップS7によっても、トラフ3の空間S1における下流吐出口7周辺に堆積した砂が、吸込口32aから空間S2内に吸い込まれ、吸い込まれた砂は、集砂ピット4に向かって空間S2内を移動し、やがて集砂ピット4に到達する。このステップS7の実施中にも、揚砂ポンプ41の駆動は継続しており、集砂ピット4に到達した砂は、揚砂ポンプ41によって沈砂池1から除去される。すなわち、ここでも排出工程の一例に相当する、揚砂ポンプ41による砂の除去が、併せて行われる。また、揚砂ポンプ41は、下流吐出口7からの水の吐出を終了した後も所定時間の間は駆動し続け、排出工程の一例に相当する砂の除去は継続して行われる。
こうして、受け入れた水に含まれていた砂は、6段階にわたる空間形成部材32の空間S2内の移送を経て、集砂ピット4に集まる。以上説明したステップS2〜ステップS7までが、集砂工程に相当する。この集砂工程は、沈砂池1の水を排水し、沈砂池1の水を減らしたり、総て無くしてから行う必要はなく、沈砂池に汚水を連続的に受け入れている状態で実施する。なお、集砂工程で吐出口7から吐出する流体は、汚水処理場に受け入れた汚水を使用してもよいが、その他の流体であってもよい。
そして、上記所定時間が経過すると、ステップS1で駆動を開始した揚砂ポンプ41を停止し(ステップS8)、所定時間が経過すると、あるいは沈降してきた砂によって集砂ピット4に砂がある程度堆積すると、再びステップS1が実施される。このように、ステップS1〜ステップS8は、汚水の受け入れを開始してから、繰り返し実施される。
なお、以上の説明では、揚砂ポンプ41の駆動は、ステップS1で開始してからステップS8で停止するまで継続するが、集砂ピット4内の砂が一定量まで減ったら停止するようにしてもよいし、揚砂ポンプ41の駆動を、ステップS3,ステップS5〜ステップS6の実施中には、停止するようにしてもよい。
本実施形態の砂除去方法によれば、沈砂池1内で、砂の巻き上がりを抑えつつ砂を十分に移動させて、その沈砂池から砂を除去することができる。また、本実施形態の砂除去方法では、砂の移送方向を、下流側から上流側に向かう方向とすることで、沈砂池1の最も下流側に配置されたポンプ井5に砂が流入することを防止している。すなわち、本実施形態では、吐出方向下流側、すなわち砂の移送方向下流側(本実施形態では沈砂池1の上流側に相当)に集砂箇所(本実施形態では集砂ピット4)を設け、吐出方向上流側、すなわち砂の移送方向上流側(本実施形態では沈砂池1の下流側に相当)に汚水排出箇所(本実施形態ではポンプ井5)を設けている。
次に、第2実施形態の沈砂池1について説明する。これより後の説明では、これまで説明した構成要素の名称と同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号を付して説明し、重複する説明は省略することがある。
図7は、第2実施形態の沈砂池を幅方向の中央で切断した断面図である。この図7でも図の右側が上流側になり左側が下流側になる。
図7に示す沈砂池1は、図1に示す沈砂池1とは集砂ピット4を設けた位置が異なる。図7に示す沈砂池1では、集砂ピット4の上流側に上流側トラフ3’を有し、集砂ピット4の下流側に下流側トラフ3’’を有する。上流側トラフ3’の全長は、5m程度であり、下流側トラフ3’’の全長は、上流側トラフ3’の2倍の10m程度である。上流側トラフ3’には、給水管71が接続した吐出口7が上流端部分に1つ設けられ、下流側トラフ3’’には、給水管71が接続した吐出口7が、その延在方向の中間部分と下流端部分それぞれに設けられている。なお、上流側トラフ3’の吐出口7と、下流側トラフ3’’の下流端部分に設けられた吐出口7を、第1実施形態の沈砂池1における、図5に示す吐出口7と同様の構成にしてもよい。また、上流側トラフ3’よりもさらに上流側には、図2に示す除塵機2と同じ除塵機2が設置されているが、この図7では図示省略されている。
図8は、図7に示す沈砂池のD−D断面図である。この図8では図の左右方向がトラフの幅方向になる。
第2実施形態の沈砂池1は、スクリューコンベア等が配置されていたトラフを有する、池の池下部1aを改修した池である。改修前のトラフは、集砂ピット4の、上流側、下流側ともに幅方向に2つ並べて形成されており、トラフそれぞれの幅方向の寸法が、400mm程度である。また、これらトラフそれぞれには、幅方向の両側に傾斜面が接続されている。図8では、池下部1aの、改修される前の部分8をクロスハッチングで示している。以下、改修前のトラフを、既存トラフ83と称し、改修前の傾斜面を、既存傾斜面86と称する。
第2実施形態の沈砂池1は、スクリューコンベアを撤去等した既存トラフ83内に、上流側トラフ3’および下流側トラフ3’’それぞれを配置し、既存傾斜面86を利用して傾斜面6を形成した池である。
図8に示すように、第2実施形態の沈砂池1は、下流側トラフ3’’が、2つの既存トラフ83内にそれぞれ配置され、既存トラフ83と下流側トラフ3’’との間にコンクリートCが打設されている。2つの下流側トラフ3’’は、それぞれの空間形成部材32が、幅方向の外側に位置するように幅方向に対象な状態に配置され、それぞれの空間形成部材32の上端部分には、幅方向の外側から一点鎖線で示す給水管71が接続されている。また、打設したコンクリートCによって、傾斜面6における、既存傾斜面86から下流側トラフ3’’に接続する部分が形成されている。なお、この傾斜面6における、既存傾斜面86から下流側トラフ3’’に接続する部分は、金属等の板材で形成してもよい。以上説明した下流側トラフ3’’とこの下流側トラフ3’’に接続する傾斜面6の構造は、上流側トラフ3’とこの上流側トラフ3’に接続する傾斜面6においても同様である。
第2実施形態の沈砂池1では、スクリューコンベア等が配置されていたトラフを有する既存の池下部を利用することができる。なお、図1に示す第1実施形態の沈砂池1も、スクリューコンベア等が配置されていたトラフを有する既存の池下部を改修したものであってもよい。
続いて、これまで説明してきた沈砂池1の変形例について、これまで説明した構成とは異なる点を中心に説明する。また、以下に説明する変形例の図面では、円で囲んだ部分に、空間形成部材32と溝形成体31を概念的に示している。
図9(a)は、図3に示す吐出口の変形例を示す断面図であり、同図(b)は、同図(a)におけるE−E断面図である。図3(a)では図の左右方向がトラフ3の幅方向になり、図3(b)では図の左右方向がトラフ3の延在方向になる。
図9に示す池下部1aは、図3に示す池下部1aと比べて、吐出口7を空間形成部材32から取り外すことができる点が異なる。図9に示すように、空間形成部材32の上側部分には、着脱自在な蓋体323が設けられ、この蓋体323に上方から給水管71が接続されるとともに、蓋体323の下面に仕切部材72が取り付けられている。給水管71の、蓋体323に接続する先端部分には、取り外し自在なL型継手711が設けられている。仕切部材72は、U字状の断面形状を有するU字状部723と、このU字状部723の下流側端部に接続した傾斜部722を有し、U字状部723の幅方向両端部分と、傾斜部722の下流側端部が蓋体323の下面に溶接等で固着されている。U字状部723と蓋体323とによって、吐出口7が形成されている。
図9に示す池下部1aでは、給水管71からL型継手711を取り外した後、空間形成部材32から、蓋体323とともに吐出口7を取り外し、この吐出口7のメンテナンス等を行うことができる。なお、空間形成部材32における、仕切部材72が取り付けられている部分の近傍に開口を設け、この開口から手を伸ばして吐出口7のメンテナンス等を行うことができるようにしてもよい。なお、この開口は、取り外し自在な蓋体や、ヒンジ等で連結された開閉自在な蓋体等で閉塞される。
図10および図11は、溝形成体と空間形成部材の変形例を示す図である。図10および図11では図の左右方向がトラフ3の幅方向になる。なお、図10および図11では、図面を簡略化するため、給水管は省略している。
図10(a)に示すトラフ3は、図の円内に概念的に示すように、U字状の断面形状をもったコンクリート製の溝形成体31と、図3(a)に示す第2円弧状部材3bと同じ形状の空間形成部材32とを有している。空間形成部材32は、溝形成体31の一端側における上端部分(図10(a)の点線参照)に接続している。これにより、空間形成部材32の空間S2は、溝形成体31によって形成された溝よりも上方に位置する領域を有している。すなわち、本変形例の空間形成部材32は、その一部が溝の外に設けられたものである。
図10(b)に示すトラフ3は、図の円内に概念的に示すように、U字状の断面形状をもった溝形成体31と、この溝形成体31における一端側の一部を共通にした空間形成部材32とを有している。溝形成体31と空間形成部材32との共通部分は、溝形成体31の一端側部分における上下方向の途中部分に相当する。すなわち、本変形例の空間形成部材32は、溝内に設けられたものであって、溝形成体31の一端側における上下方向の途中部分に接続したものである。これにより、空間形成部材32の空間S2は、溝形成体31によって形成された溝における上下方向の間に位置している。なお、空間形成部材32の、溝内に突出した部分は、下方に向けて円弧状に湾曲しているため、空間形成部材32上に砂が溜まってしまうことが少なくなる。
図11(a)に示すトラフ3は、図の円内に概念的に示すように、上方が開放したコ字状の断面形状をもった溝形成体31と、下方が開放したコ字状の断面形状をもった空間形成部材32とを有している。これらのように、溝形成体31と空間形成部材32は、断面形状がコ字状であってもよく、また、V字状等であってもよい。さらに、円弧状やU字状の断面形状を持った、溝形成体31または空間形成部材32と、コ字状の断面形状を持った、溝形成体31または空間形成部材32との組合せでもよい。
図11(b)に示すトラフ3の溝形成体31は、U字状の断面形状をもったU字状部311と、このU字状部311の一端側端部からトラフ3の幅方向の内側に延在した水平部312と、この水平部312の先端部分から下方に向いた取付部313を有している。空間形成部材32は、下方に開口した、3/4円弧の断面形状をもったものである。空間形成部材32は、その上端部分が、溝形成体31の取付部313に取り付けられている。本変形例の、空間形成部材32は、溝形成体31の一部と共通にした共通部を有しないものである。
これら図10および図11に示す変形例においても、空間形成部材32を支持する部材を省略することができ、トラフ3の全長にわたってトラフ3の開口34から溝内への砂の沈降が確保される。また、空間形成部材32を支持する部材に紐状の混入物が巻き付いてしまうといった問題を解消することができる。
本発明は上述の実施の形態に限られることなく特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更を行うことが出来る。例えば、上記実施の形態では、空間形成部材32を、トラフ3の全長にわたって設けているが、受け入れた汚水に含まれている紐状の混入物が巻きつく恐れのない範囲で、空間形成部材32を、トラフ3の全長よりやや短くしてもよい。特にトラフ3の全長が長い場合などは、空間形成部材32を、紐状の混入物が巻きつく恐れのない範囲で、トラフ3の延在方向に分割してもよい。また、吐出口7の配置位置は、空間形成部材32の空間S2における上側に限られず、空間S2における下側や中央等、空間S2内のどの位置に設けてもよい。さらに、吐出口7は、空間形成部材32の空間S2内に設置されている必要は必ずしもなく、空間形成部材32(吸込口32a)よりも下方で斜め上方を向いて設置され、空間形成部材32の空間S2内に流体を吐出することができるものであってもよい。
なお、以上説明した各変形例の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の変形例に適用してもよい。
最後に、本発明とは直接は関係ない技術的思想について開示しておく。
図12(a)は、沈砂池において、砂を十分に移動させながら砂の巻き上がりを抑える工夫をした沈砂池における池下部の一例を示す断面図である。
図12(a)に示す、池下部9は、溝を形成するトラフ91と、このトラフ91の幅方向両側に設けられた傾斜面92と、トラフ91に沿って延在した空間形成部材93と、空間形成部材93を支持する支持部材94と、吐出口95を備えている。図12(a)では、紙面と直交する方向がトラフ91の延在方向になり、図の左右方向がトラフ91の幅方向になる。トラフ91は、例えば、全長10〜20m程度で幅が300〜350mm程度に形成されている。空間形成部材93は、トラフ3の全長にわたって延在し、上端部分が閉塞した空間S9を形成するものである。また、空間形成部材93には、下方に開放しトラフ91の底部から離間した吸込口93aが設けられている。吐出口95は、空間S9内に配置され、図示しない給水管から供給された水が空間形成部材93に沿って吐出されるものであり、図12(a)では、紙面手前側が吐出方向下流側になる。
図12(b)も参照しつつ、支持部材94を説明する。同図(b)は、同図(a)に示す支持部材の斜視図である。
図12(b)に示すように、支持部材94は、板状の水平部941と、この水平部941に溶接等によって固定された、板状の垂直部942を有している。同図(a)に示すように、支持部材94は、水平部941がトラフ91の上方を塞ぐように設置されている。支持部材94は、トラフ91内への砂の沈降を阻害しないように、トラフ91の延在方向における水平部941の長さが、例えば100〜200mm程度に形成され、トラフ91に沿って数mおきに複数設置される。空間形成部材93は、その上端部分が、水平部941の下面に固定されている。また、垂直部942には、円弧状の切欠942aが形成され、この切欠942aに空間形成部材93が嵌り込んだ状態で固定されている。この垂直部942は、受け入れた汚水に含まれている紐状の混入物(例えば、髪の毛やビニール紐)の巻き付きを防止するためのものである。
図12(a)に示す池下部9は、受け入れた汚水によって水中に没した状態になっており、その汚水に含まれている砂がトラフ91内に沈降する。吐出口95から水を水中下で吐出すると、空間形成部材93の内(空間S9)と外とで圧力差が生じ、トラフ91に堆積した砂は、吸込口93aから吸い込まれる(図12(a)に示す曲線の矢印参照)。さらに、空間形成部材93の空間S9内では、吸い込まれた砂が、吐出口95から吐出された水の流れによって吐出方向下流側に移動する。この結果、砂を十分に移動させながら砂の巻き上がりを抑えることができる。
1 沈砂池
1a 池下部
3 トラフ
31 溝形成体
32 空間形成部材
321 上端部分
33 共通部
34 開口
4 集砂ピット
6 傾斜面
7 吐出口
S1,S2 空間

Claims (6)

  1. 受け入れた水に含まれている砂が池下部に設けられた溝内に沈降する沈砂池であって、
    上端部分が閉塞した空間を形成し、該上端部分より下方に前記溝の底から離間した吸込口が設けられた空間形成部材と、
    前記空間内に流体を吐出する吐出口とを備え、
    前記吸込口は、前記溝内に堆積した砂を、前記吐出口から流体が吐出されることで前記空間内に吸い込む開口として機能するものであり、
    前記空間形成部材は、前記空間内に吸い込まれた砂が、前記吐出口から流体が吐出されることで該流体の吐出方向下流側に向かって移動する経路として機能するものであり、
    前記池下部は、前記溝を形成する溝形成体を有するものであり、
    前記空間形成部材は、前記溝形成体の、前記溝の延在方向に直交した幅方向における一端側と他端側とのうち、該他端側と離間した状態で該一端側に接続し、該溝の延在方向に沿って設けられたものであることを特徴とする沈砂池。
  2. 前記空間形成部材は、前記溝内に設けられたものであって、
    前記吸込口は、前記溝の開口よりも下に位置するものであることを特徴とする請求項1記載の沈砂池。
  3. 前記空間形成部材は、一部を前記溝形成体の一部と共通にしたものであることを特徴とする請求項1または2記載の沈砂池。
  4. 前記空間形成部材は、前記上端部分が曲面で構成されたものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の沈砂池。
  5. 前記池下部は、前記溝の幅方向の両側に、該溝に向かって下方に傾斜した一対の傾斜面を有するものであり、
    前記一対の傾斜面のうちの一方は、下端部分が前記溝形成体の前記他端側に接続したものであり、
    前記一対の傾斜面のうちの他方は、下端部分が前記空間形成部材の前記上端部分に接続したものであることを特徴とする請求項4記載の沈砂池。
  6. 前記空間形成部材は、前記溝の略全長にわたって前記一端側に接続したものであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の沈砂池。
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