JPS6318461B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タバコ加工機械における棒状物品、
たとえばフイルタロツドを縦軸線方向に搬送する
ための２つあるいはそれ以上の空気力式の搬送導
管を備えた空気力式搬送区域の受取りステーシヨ
ンであつて、複路式の縦軸線方向の分離装置と、
該分離装置の搬送路の下流側に配設されていて縦
軸線と直交する搬送方向で棒状物品を運ぶための
変向通路を有する変向装置とから成つており、前
記分離装置の搬送路が、それぞれ１つの搬送導管
の開口に配設されていてかつ搬送方向で下流側に
棒状物品の表面をつかむ連続する２つの搬送機構
を有しており、該搬送機構のうち、搬送方向の下
流側に設けられた搬送機構が高速度で運転する形
式のものに関する。

タバコ加工業においては次第に、棒状物品、特
にフイルタロツドが加工機械への台に供給され機
械の貯蔵部にあけられるのではなく、棒状物品を
縦軸線方向に相前後して並べて空気力式の搬送導
管で貯蔵部へ送るようになつてきており、このば
あいには搬送導管からの取り出しが搬送導管から
流出する物品の縦軸線方向の搬送運動を、縦軸線
と直交する貯蔵室内への搬送運動に変えることに
よつて行なわれる。

縦軸線方向に相前後して並んで空気力式の搬送
導管から流出する棒状物品を受け取るために、棒
状物品をこの棒状物品の縦軸線に沿つた搬送方向
から縦軸線と直交する搬送方向に変向して、次の
加工ステーシヨンへ引き続き搬送する受取りステ
ーシヨンが役立つ。

ドイツ連邦共和国出願公開第2641934号明細書
により公知である受取りステーシヨンは、分離装
置と変向装置とから成つている。このばあい分離
装置は、縦軸方向で相前後する制動装置と加速装
置とを有しており、前記制動装置によつて搬送導
管から流出した物品が減速され、このばあい物品
は一様な速度を維持し、さらに前記加速装置によ
つて、制動装置から流出した物品が加速され相前
後しているこれらの物品間に軸線方向の間隔を生
ぜしめられる。前記変向装置は、壁の間隔が物品
の直径よりわずかに大きい平行な壁を有する落下
シヤフトから成つている。棒状物品は、加速装置
によつて縦軸線に沿つた搬送方向で落下シヤフト
内に搬入される。公知のばあい傾斜する面から成
る変向装置と、空気ノズルから成る空気ジエツト
装置とによつて、変向装置において縦軸方向で到
達する物品の縦軸線に直交する搬送方向への変向
が行なわれ、この搬送方向で物品は変向装置から
次の加工機械へ搬送される。この公知の受取りス
テーシヨンは制限された搬送能力しか有していな
い。さらに分離装置あるいは変向装置における空
気力式の搬送導管内の故障が、直接に、接続され
た加工機械への物品の搬送を完全に遮断する。

送り側及び受取り側に接続された機械の出力が
増大すると共に、空気力式の搬送装置及び受取り
ステーシヨンの搬送出力に課せられる要求を増大
することになる。このような要求に応じるため
に、搬送区分に空気力式の複数の搬送導管及び相
応する受取りステーシヨンが設けられている。こ
のような搬送区分はシガレツトを搬送するために
公知である（アメリカ合衆国特許第3222110号明
細書）。このような搬送区分は、共通の集め装置
もしくは後加工機械を備えた複数のシガレツト製
造機械と結合している。複路式の搬送区分に接続
された受取りステーシヨンは同じく複路式に形成
されており、このばあい受取りステーシヨンの搬
送路の数は、空気力式の搬送導管の数と同じであ
る。受取りステーシヨンは分離装置及び変向装置
から成つている。アメリカ合衆国特許第3222110
号明細書に示されている搬送区分には、４つの平
行な搬送導管が設けられている。相応して分離装
置が四路式に形成されている。分離装置が、それ
ぞれ２つの搬送導管のために、それぞれ１つの速
度コントロール用のローラと加速ローラから成つ
ており、これらのローラはエンドレスな搬送路と
協働する。搬送路の周囲において、これらのロー
ラが、シガレツト外周に適合する互いに並ぶ２つ
の環状みぞを有しており、この環状みぞによつて
ローラはエンドレスな搬送路上のシガレツトをつ
かむ。

コントロールローラによつて、搬送導管から出
るシガレツトは縦軸線方向において同じ速度を維
持される。加速ローラは、コントロールローラよ
り高い速度で回転し、従つてシガレツトは加速装
置を通過するさいに、シガレツトが変向装置に送
られるために必要な縦軸方向での間隔を後続のシ
ガレツトとの間に生ぜしめられる。変向装置は、
分離装置の搬送路に配設された下方へ向かう４つ
の変向通路から成つており、該変向通路は、包装
機械もしくは集めステーシヨンの入口に直接位置
している共通の集め区域に開口している。

アメリカ合衆国特許第3222110号明細書におい
て示されるように、分離装置はモータによつて駆
動される。全ての搬送路のためのコントロールロ
ーラ及び加速ローラは、それぞれ共通の軸に固定
されている。軸は永久的に同時に駆動される。し
かも変向通路の監視は、光電検出装置によつて、
変向通路が充てんされるばあいに空気力式な搬送
区分からのシガレツトの供給を停止するように配
慮されている。しかしこのようなばあいにも、該
当する搬送導管に配設された分離装置の搬送路は
引き続き運転される。個々の搬送路が停止される
ことはない。それ故に搬送導管あるいは分離装置
の搬送路において故障が生じると、このような故
障を取り除くために分離装置全体がスイツチオフ
されなければならない。しかしこのことによつて
後続の機械へのシガレツトの供給は完全に遮断さ
れる。さらに、集め区域からのシガレツトの搬送
の制御装置は、公知の装置のばあい容易に設ける
ことが不可能である。それ故に公知の空気力式の
複路式搬送装置はきわめて妨害を受けやすい。

本発明の課題は、２つあるいはそれ以上の空気
力式の搬送導管を有する空気力式の搬送区分のた
めの搬送能力の大きい受取りステーシヨンを提供
して、この受取りステーシヨンによつて単数ある
いは複数の搬送導管において故障が生じたばあい
でも加工ステーシヨンの貯蔵部もしくはマガジン
へ搬送される物品が中断されずに確実に搬送され
るようにすることである。

この課題を解決するための本発明では、制御可
能な伝動機構が設けられており、該伝動機構によ
つて、分離装置のそれぞれの搬送路の搬送機構
が、他方の搬送路の搬送機構とは別個に駆動され
るようにした。

分離装置の搬送路の駆動を分けることによつ
て、故障が生じたさいに固有の搬送路が遮断さ
れ、これに対して別の搬送路は引き続き運転され
る。１つの空気力式の搬送導管もしくは分離装置
の搬送路の１つに故障が生じたことにより分離装
置全体がスイツチオフされる必要はもはやない。
従つて、搬送すべき物品の中断されない流れは、
ばあいによつて時間的に搬送量が減少されあるい
は故障が生じたばあいにも維持される。

本発明により、分離装置の搬送路のために、固
有の別個に制御可能な伝動装置が設けられてい
る。さらに本発明の有利な実施態様によれば、分
離装置の全ての搬送路のために共通の伝動装置が
設けられており、さらにそれぞれ１つの搬送路の
搬送機構に、前記共通の伝動装置からの回転モー
メント伝達のための連結部材が配設されていて、
該連結部材が他方の連結部材とは無関係に操作可
能である。本発明により提供された受取りステー
シヨンの構成は、構成的にかつ機械的にとりわけ
簡単に実現される。

さらに本発明の別の実施態様により、前記変向
通路の範囲又は空気力式の搬送導管の範囲に、棒
状物品の搬送を監視するための監視装置が設けら
れており、分離装置のそれぞれ１つの搬送路の搬
送機構に配設された伝動装置もしくは連結部材
が、前記監視装置によつて制御されており、この
ばあい搬送路における故障がこの搬送路の搬送機
構によつて伝動装置の遮断を生ぜしめるように制
御されている。要するに、分離装置のそれぞれの
搬送路の駆動は、空気力式な搬送導管及び変向装
置における物品の搬送を監視する監視装置によつ
て制御される。このような形式で、分離装置の
個々の搬送路の駆動装置の直接的な影響が可能で
ある。監視装置として、光電式の変換器が設けら
れる。

以下に図示の実施例につき本発明を説明する。

図面に示された受取りステーシヨンは、２つの
空気力式の搬送導管２を有する空気力式の搬送区
分１に相応して複路式に構成されている。

受取りステーシヨンの両方の通路のそれぞれが
搬送導管２の１つに配設されている。

受取りステーシヨンが分離装置３及び変向装置
４から成つており、該変向装置が縦軸線方向で搬
送される棒状物品を、実施例のばあいにはフイル
タロツド５を縦軸線に直交する方向で搬送装置６
に引渡す。

分離装置３は縦軸線方向で相前後して搬送導管
２から流出するフイルタロツド５の速度を等速化
するための搬送装置と、該搬送装置７の下流側に
続く加速装置８とから成つている。縦軸方向に搬
送されるフイルタロツド５の速度を等速化するた
めの搬送装置７として、ローラ９，１２もしくは
１１及び１３から形成されている２つのローラ対
が設けられている。ローラ９，１１が軸１４に、
ローラ１２，１３が軸１６にそれぞれ回動可能に
支承されている。それぞれの軸に支承されたロー
ラの間隔は、搬送導管２の開口相互間の距離と正
確に同じになつている。軸１４，１６は、搬送導
管２の開口範囲で搬送方向に対して直角な１つの
平面内に互いに軸線平行に配置されていて、搬送
導管２から流出するフイルタロツド５の表面がそ
れぞれ２つのローラの周面によつてつかまれるよ
うになつている。この目的のためにローラの周面
は縦軸に対して同心的に延びる半円形のみぞ１７
を有しており、該みぞの横断面は、搬送すべき物
品の横断面に相応する。ローラ９，１１は軸１４
に自由に回動可能に支承されている。

搬送装置７の下流側に続く加速装置８は同じく
２つのローラ対から成つている。第１のローラ対
はローラ１８，１９から形成され、第２のローラ
対はローラ２１，２２から形成されている。ロー
ラ１８，２１はそれぞれ自由に可動可能に軸２３
に支承されている。ローラ１９，２２が共通の軸
２４に回動可能に支承されている。ローラ１８，
１９から成るローラ対は、搬送装置７のローラ対
９，１２の下流側に配設されており、これに対し
てローラ２１，２２から成るローラ対はローラ１
１，１３から成るローラ対に配設されている。加
速装置８のローラ対は、ローラ対１８，１９もし
くは２１，２２の周面が、縦軸線方向で搬送装置
７から一様な速度で搬送されるフイルタロツド５
をつかまえるように配置されている。

分離装置３を駆動するために駆動モータ２６が
設けられている。駆動モータは、回転モーメント
伝達のためにベルト伝動装置２７を介して分離装
置３の駆動軸１６と結合されている。ベルト伝動
装置２７はベルト車２８を駆動し、該ベルト車は
自由に回動可能に駆動軸１６に支承されている。
ベルト車２９がローラ１２と不動に結合されてい
る。別のベルト車３１がローラ１３と不動に結合
されている。

駆動されるベルト車２８からローラ１２，１３
への回転モーメント伝達は連結部材３２，３３を
介して行なわれる。このような連結部材として、
たとえば電磁的に操作される連結部材が設けられ
ている。ベルト車２９及びベルト伝動装置３４を
介して、ローラ１２の下流側に続くローラ１９が
伝動装置に連結されている。相応してローラ２２
がベルト車３１及びベルト伝動装置３６を介して
ローラ１３の伝動装置に連結されている。ベルト
伝動装置３４もしくは３６を介して回転モーメン
トを伝達するさいの適当な変速比によつて、ロー
ラ１９，２２がローラ１２，１３より速く回転さ
れるようになる。それ故に、ローラ対１８，１９
もしくは２１，２２によつてつかまれるフイルタ
ロツド５が、縦軸方向で後続するフイルタロツド
から引離され、従つて相前後するフイルタロツド
間に縦軸方向の間隔が生ぜしめられる。加速装置
８によつて生ぜしめられる高い速度によつて、こ
のばあい軸方向で相前後するフイルタロツド５が
変向装置４に引き続き送られる。

搬送装置７と加速装置８との間でフイルタロツ
ド５を確実に案内するために案内レール３７，３
８が設けられている。前述の分離装置３におい
て、ローラ９，１２の周面におけるみぞ、ローラ
１８，１９の周面における相応するみぞ及び案内
レール３７がフイルタロツド５のための１つの搬
送路を形成し、ローラ１１，１２もしくは２１，
２２の周面における半円形状のみぞ１７及び案内
レール３８がフイルタロツド５のための別の搬送
路を形成している。

複路式の分離装置３の後方には同じく複路式の
変向装置４が配置されている。この変向装置４
は、平行な２つの変向通路３９，４１から成つて
いる。変向通路は側方を互いに平行な壁４０，４
５によつて制限されている。変向通路３９，４１
内へは、フイルタロツド５が加速装置８によつて
所定の規定された速度で縦軸線に沿つた搬送方向
で放出される。図示されない、しかし公知である
装置によつて、縦軸線に沿つた運動方向から下方
へ変向され、このことによつてフイルタロツドは
縦軸線に直交した運動方向を取る。このような変
向装置はたとえばドイツ連邦共和国特許出願公開
第2641934号明細書及びアメリカ合衆国特許第
3222110号明細書において記載されている。

変向通路３９，４１が共通の集め区域４２に開
口しており、該集め区域からフイルタロツドが図
示の実施例のばあいには、ベルトコンベヤ４３を
介して多層流で縦軸線に直交した搬送方向で搬送
される。ベルトコンベヤ４３はエンドレスなコン
ベヤベルトから成つており、このコンベヤベルト
はローラ４４，４６によつて案内されている。ベ
ルトコンベヤ４３の駆動は、軸が伝動装置４７を
介してモータ４８に接続されているローラ４６に
よつて行なわれる。フイルタロツド５をベルトコ
ンベヤ４３上で確実に位置修正するために互いに
平行な隆起部４９を備えている。

集め区域４２からのフイルタロツド５の搬送
は、１つの層を形成するように行なわれる。しか
し図示の実施例のばあいには、集め区域は同時に
多層状フイルタロツド流のための受取り範囲を成
しており、多層状のフイルタロツド流の高さが、
ローラ５２，５３によつてベルトコンベヤ４３に
対して平行に案内されるエンドレスなベルト５１
によつて制限される。ベルトコンベヤ４３はフイ
ルタロツドを、フイルタ取付け機械（図示せず）
のマガジン内へ供給する。フイルタ取付け機械の
制限壁５４のみが示されている。

フイルタロツド流を監視するために、変向装置
及び空気力式の搬出導管に監視装置に設けられて
いる。その上、変向通路に光学的な光電検出装置
５６，５７が配置されている。空気力式の搬出導
管にも、フイルタロツド流の監視のための光電検
出装置５８，５９を設けることができる。

搬送区分１の搬送導管２内に縦軸線方向で相前
後して並んでいるフイルタロツド５は、まず分離
装置３内に達する。ここでフイルタロツドは、搬
送導管２から出た後に、所定の速度で運転される
ローラ９，１２もしくは１１，１３の周面によつ
てつかまれる。このような形式で相前後して並ん
でいるフイルタロツド５全部の搬送速度が等速化
される。フイルタロツドは搬送装置７から一様な
速度で縦軸線方向に相前後して並べて引き続き送
られる。フイルタロツドは案内レール３７，３８
上を案内されて加速装置８に達し、ここでフイル
タロツドは、搬送装置７のローラよりも高い速度
で回転されるローラ１８，１９もしくは２１，２
２の周面の間でつかまれる。このようにしてフイ
ルタロツド５に生ぜしめられる加速によつて、縦
軸線方向でフイルタロツド間に、このフイルタロ
ツドを縦軸線に沿つた運動方向から縦軸線に直交
する運動方向へ変向するために必要であるフイル
タロツド相互間隔が得られる。今やフイルタロツ
ドは高い速度で変向装置４の変向通路３９，４１
内へ送られる。図示されないが当業者にとつては
周知である適当な変向機構を用いてフイルタロツ
ドの変向が行なわれる。適当な変向機構は、たと
えばフイルタロツドの前方端部が下方へ案内され
るように楔形に傾斜された面か、もしくはフイル
タロツドを縦軸線に沿つた搬送方向から下方へ変
向させる空気ノズルより構成されている。

フイルタロツドは変向通路３９，４１を通つて
集め区域４２に達し、ここでフイルタロツドは１
つのフイルタロツドの流れにまとめられる。集め
区域４２はベルトコンベヤ４３の受取り範囲に設
けられており、該ベルトコンベヤ４３は伝動装置
４７を介して駆動モータ４８によつて制御可能に
駆動される。フイルタロツドは、図示の実施例に
おいて変向通路３９，４１の集め区域から、高さ
がエンドレスなベルト５１によつて制限される多
層状の１つの流れで搬出されて、後続フイルタ取
付け機械のマガジン内へ達する。

正常なかつ故障のない運転のばあい、搬送装置
７の両ローラ１２，１３が連結部材３２，３３に
よつてベルト伝動装置２７を介して駆動モータ２
６に連結されている。今や監視装置として役立つ
光電検出装置５８もしくは５９の一方によつて、
一方の空気力式の搬送導管２に故障が確認される
と、故障した空気力式の搬送導管に配属されたロ
ーラ１２もしくは１３の連結部材３２もしくは３
３が操作されれる。次いでローラの駆動部が外さ
れる。このばあい駆動されるベルト車２８から該
当するローラ１２もしくは１３への回転モーメン
ト伝達はもはや行なわれない。

たとえば左側の空気力式の搬送導管の光電検出
装置５８が故障を報告すると、連結部材３２の連
結が外される。このことによつて、ベルト伝動装
置２７を介して駆動モータ２６によつて所定の速
度で駆動されるベルト車２８からの回転モーメン
ト伝達が、左側の空気力式の搬送導管２に配設さ
れたローラ１２において遮断される。このことに
よつて、ローラ９，１２によつて形成されたロー
ラ対は停止され、これに対して軸１４，１６に支
承されていてローラ１１，１３を形成するローラ
対は引き続き回転する。ローラ１２とベルト車２
９が不動に結合されている。要するにローラ１２
が停止するばあいベルト車２９も停止する。ベル
ト車２９を介して、加速装置８の左側ローラ対の
ローラ１９を駆動するベルト伝動装置３４が運転
される。それ故に、ローラ１２が左側の空気力式
の搬送導管における故障により停止されると、ベ
ルト伝動装置３４を介してローラ１９も停止され
る。要するに左側の空気力式搬送導管における故
障によつて、該搬送導管に配設された、分離装置
３の搬送路がスイツチオフにされる。分離装置３
の、故障しない空気力式の搬送導管に配属された
右側の搬送路は、これに対して引き続き運転され
たままである。このような形式で、フイルタロツ
ドの搬送が、一方の搬送導管内でフイルタロツド
の搬送が中断されているばあいでも、中断されて
いない搬送路で行なわれるということが保証され
ている。今や故障を取り除くために、もはや全分
離装置を停止しかつこのことによつて物品を完全
に中断する必要はない。

本発明により分離装置３の一方の搬送路のみを
遮断することができることにより、一方のあるい
は固有の空気力式の搬送導管内で搬送が中断され
るばあいでも棒状物品のきわめて確実な搬送が有
利に行なわれる。故障の取除きは、故障されない
部分の搬送装置全体を停止することなく行なわれ
る。それ故に本発明により提供された受取りステ
ーシヨンは、空気力式の搬送装置のきわめて経済
的な運転を許容する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による受取りステーシヨンの１
実施例の概略的斜視図、第２図は第１図の−
線に沿つた断面図である。 １……搬送区分、２……搬送導管、３……分離
装置、４……変向装置、５……フイルタロツド、
６……搬送装置、７……搬送装置、８……加速装
置、９，１１，１２，１３……ローラ、１４，１
６……軸、１７……みぞ、１８，１９，２１，２
２……ローラ、２３，２４……軸、２６……駆動
モータ、２７……ベルト伝動装置、２８，２９，
３１……ベルト車、３２，３３……連結部材、３
４，３６……ベルト伝動装置、３７，３８……案
内レール、３９……変向通路、４０……壁、４１
……変向通路、４２……集め区域、４３……ベル
トコンベヤ、４４……ローラ、４５……壁、４６
……ローラ、４７……伝動装置、４８……モー
タ、４９……隆起部、５１……ベルト、５２，５
３……ローラ、５４……制限壁、５６，５７，５
８，５９……光電検出装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ タバコ加工機械における棒状物品を縦軸線方
   向に搬送するための２つあるいはそれ以上の空気
   力式の搬送導管を備えた空気力式搬送区域の受取
   りステーシヨンであつて、複路式の縦軸線方向の
   分離装置と、該分離装置の搬送路の下流側に配設
   されていて縦軸線と直交する搬送方向で棒状物品
   を運ぶための変向通路を有する変向装置とから成
   つており、前記分離装置の搬送路が、それぞれ１
   つの搬送導管の開口に配設されていてかつ搬送方
   向で下流側に棒状物品の表面をつかむ連続する２
   つの搬送機構を有しており、該搬送機構のうち、
   搬送方向の下流側に設けられた搬送機構が高速度
   で運転する形式のものにおいて、制御可能な伝動
   機構が設けられており、該伝動機構によつて、分
   離装置３のそれぞれの搬送路の搬送機構７，８
   が、他方の搬送路の搬送機構とは別個に駆動され
   ることを特徴とするタバコ加工機械における棒状
   物品搬送用の空気力式搬送区域の受取りステーシ
   ヨン。 ２ 前記分離装置３の搬送路のために、固有の別
   個に制御可能な伝動装置が設けられている特許請
   求の範囲第１項記載の受取りステーシヨン。 ３ 分離装置３の全ての搬送路のために共通の伝
   動装置２６が設けられており、さらにそれぞれ１
   つの搬送路の搬送機構７，８に、前記共通の伝動
   装置２６からの回転モーメント伝達のための連結
   部材３２，３３が配設されていて、該連結部材が
   他方の連結部材とは無関係に操作可能である特許
   請求の範囲第１項記載の受取りステーシヨン。 ４ 前記変向通路３９，４１の範囲又は空気力式
   の搬送導管２の範囲に、棒状物品５の搬送を監視
   するための監視装置５６，５７，５８，５９が設
   けられており、分離装置３のそれぞれ１つの搬送
   路の搬送機構に配設された伝動装置もしくは連結
   部材３２，３３が、前記監視装置によつて制御さ
   れており、このばあい搬送路における故障がこの
   搬送路の搬送機構によつて伝動装置の遮断を生ぜ
   しめるように制御されている特許請求の範囲第３
   項記載の受取りステーシヨン。 ５ 前記監視装置として、光電式の変換器が設け
   られている特許請求の範囲第４項記載の受取りス
   テーシヨン。