JPS63184324A - ランタノイド元素ドープ半導体の気相成長方法 - Google Patents

ランタノイド元素ドープ半導体の気相成長方法

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JPS63184324A
JPS63184324A JP62222556A JP22255687A JPS63184324A JP S63184324 A JPS63184324 A JP S63184324A JP 62222556 A JP62222556 A JP 62222556A JP 22255687 A JP22255687 A JP 22255687A JP S63184324 A JPS63184324 A JP S63184324A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はランタノイド元素をドープした■−■族半導体
の結晶成長、特にエピタキシャル成長に関するものであ
る。ランタノイド元素ドープm−■族半導体は、半導体
としての電気的特性を保ちながらランタンイドイオン特
有の内殻遷移に基づく鋭い発光スペクトルを示す材料で
あり、レーザー、発光ダイオード等の発光デバイス用材
料および非線形光学材料として有用である。
(従来技術及び発明が解決しようとする問題点)ネオジ
ム(Nd)、エルビウム(Rr)等のランタノイド元素
は固体レーザー用材料として用いられている。特に、N
dをドープしたイツトリウムアルミニウムガーネット(
YAG)は、測定用或は加工用レーザー材料として広く
用いられている。これらの固体レーザーは、たとえば第
9図に示すような構造を持っている。即ち、Ndを含む
YAG結晶をロッド状にしたものを励起ランプで両側か
らはさみ、励起ランプからの発光をこのロッドに集め、
その中に含まれるNdイオンを光励起し、レーザー発振
を起こさせる。励起ランプの代わりに半導体レーザー又
は発光ダイオード等の光源を用いるものもあるが、この
構造は、本質的に離散部品で構成されているため、(1
)レーザー自体の寸法を小さくすることができない、(
2)入力エネルギーからレーザー出力への変換効率が0
.1%程度と低い、等の欠点があった。
上記の欠点を克服するために、半導体にランタノイドイ
オンをドープし、電流注入によって発光させる半導体レ
ーザー又は発光ダイオードが提案された(ヘルムート 
エネン及びニルゲル シュナイダー:ドイツ連邦共和国
特許DH334413BA11984年6月14日公開
)。その構造を第10図に示す。
この構造に用いて、電流注入によりレーザー発振が実現
できれば、通常の固体レーザーの発光線なみの単色性、
波長安定性を確保できるばかりでなく、(1)光励起の
ための励起ランプが不用となりレーザ一本体の小型化が
可能となる、(2)電気エネルギーからレーザー出力へ
の変換効率が数十%迄あげられる、等のメリットがある
このように■−■族半導体にランタノイド元素をドープ
する技術は、発光デバイスの高性能に大きく貢献するが
、従来半導体にランタノイド元素をドープする方法は、
以下の三つの方法に限られていた。即ち、(1)イオン
注入とその後のアニールを併用する方法、(2)液相成
長用融液にランタノイド元素を添加して、エピタキシャ
ル成長をする方法、(3)分子線エピタキシ(MBE)
法で、ランタノイドイオンをドープしながら、エピタキ
シャル成長をする方法、である。
これらの方法には、以下のような欠点があった。
まず(1)の方法では、第10図に示した構造の活性層
のような薄い領域(〜0.In)に選択的にドープする
ことが困難であり、かつ結晶成長後の試料にイオン注入
及びアニール等のプロセスを加えねばならず、工程が増
加し、不便である。(2)の方法では、原理的には第1
0図に示す構造を作製することが可能であるが、ランタ
ノイド元素は、きわめて酸化しやすいため、成長融液に
ランタノイド元素を添加してから成長を終了するまでの
全工程を不活性ガスで置換したグローブボックス中で行
わねばならず、通常の液相成長に比べ、大幅に作業能率
が低下する。また、このように酸素や水分の混入を防ぐ
十分な注意を行って成長をしても、液相成長で作製した
ランタノイド元素ドープ■−V族半導体の場合ランタノ
イドイオンの発光効率は一般に低く、結晶欠陥に起因す
る深い準位からの発光が強く見られるのが通常である。
また、液相から固相へのランタノイド元素の偏析係数が
小さいこともドープを困難にしている。(3)の方法で
も第1O図に示す構造を作製することができるが、MB
E法で、酸化性の強いランタノイド元素のドーピングを
行うためには、特に成長装置内を超高真空に保たねばな
らず、装置が高価となるとともに保守に多大の労力を要
する。また一般にランタノイド元素のような高融点金属
は、蒸発源の温度を高温にする必要があり、そのため原
料容器等に特別の工夫が必要である。
上記の欠点を解決するための方法として、ランタノイド
元素の有機化合物の蒸気を含むガスを気相成長系の反応
ガス中に添加し、ランタノイド元素ドープ半導体を気相
成長させる方法が提案されている。しかし、この方法に
おいても、水素ガスを用いて、ランタノイド元素の有機
化合物の蒸気を気相成長炉の中へ導入すると、添加しよ
うとするランタノイド元素以外に、鉄、マンガン、クロ
ム、ニッケルなどの遷移金属が、1O−IS〜1O−1
60IIl−3以上の濃度、エピタキシャル成長層の中
に取り込まれるという問題があった。これらの不純物は
、添加しようとするランタノイド元素の有機化合物とガ
ス配管に用いる配管材の構成元素(主として遷移金属)
が水素雰囲気中で反応し、ランタノイド元素と配管材の
構成元素との置換反応が起こり、配管材の構成元素の一
部が有機化合物の形になってガス中を輸送されるためと
考えられる。
(発明の目的) 本発明の目的は、多元混晶やダブルへテロ構造。
超格子構造などを容易に作製できデバイス作製に最適と
される有機金属化学気相蒸着法(MOCVD )によっ
て、ランタノイド元素をドープした■−V族化合物を作
製する方法を提供することにある。
さらに本発明は、鉄、マンガン、クロム、ニッケルなど
の遷移金属の濃度が非常に低く、ランタノイド元素の内
殻遷移に基づく発光の効率が高いランタノイド元素添加
■−■族化合物を作製する方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明は■−■族化合物の
気相成長において、ランタノイド元素の有機化合物の蒸
気を含むガスを気相成長系の反応ガス中に添加し、該ガ
スを基板上に流通させて、該ランタノイド元素を含む■
−■族化合物を該基板上に形成することを特徴とするラ
ンタノイド元素ドープ半導体の気相成長方法を発明の要
旨とするものである。
しかして本発明は、MOCVDによって■−■族化合物
の成長中にイッテルビウム(Yb) 、エルビウム(E
r)、ネオジム(Nd) 、プラセオジム(Pr)等の
ランタノイド元素を含む有機化合物の蒸気を適当なキャ
リアガスを用いて、結晶成長用反応管内に導入し、ラン
タノイド元素ドープ■−V族化合物を作製することを最
も主要な特徴とする。この方法によれば、ダブルへテロ
、超格子などヘランタノイド元素を均一に或は特定の層
に選択的にドープした構造を極めて容易に作製すること
ができるので、各種の応用、特にランタノイド元素を含
む発光デバイスおよび非線形光学デバイスの作製などを
容易に行うことができるなど、その実用上における効果
は極めて大である。
さらに本発明は、■−■族化合物の気相成長において、
イッテルビウム(Wb) 、エルビウム(Er) 。
ネオジム(Nd) 、プラセオジム(Pr)等のランタ
ノイド元素を含む有機化合物の蒸気を、ヘリウム、アル
ゴン等の希ガス、又は窒素等の不活性ガスの内掛なくと
も一種を成分の一部もしくは全部として含むキャリアガ
スを用いて、結晶成長用反応管内に導入し、鉄、マンガ
ン、クロム、ニッケルなどの遷移金属不純物の濃度の低
いランタノイド元素ドープ■−■族化合物を作製するこ
とを最も主要な特徴とする。この方法によれば、従来技
術の欄で述べたランタノイド元素の有機化合物とガスの
配管材の構成元素との反応を防ぐことができ、従って、
ガス配管材の構成元素を含む有機化合物の生成を防ぐこ
とができる。このため、純粋な水素のみを用いてランタ
ノイド元素を含む有機化合物の蒸気を反応管に導入する
場合に比べ、遷移金属不純物の濃度の極めて低い、従っ
て、非発光再結合中心の濃度が低く、発光効率の極めて
高いランタノイード元素ドープ■−■族化合物を作製す
ることができる。
次に本発明の実施例について説明する。なお、実施例は
一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲で
、種々の変更あるいは改良を行いうることは言うまでも
ない。
(実施例1) 第1図は本発明の実施に使用されたMOCVD装置の概
要を示すものである。基板としてInPを用い、その上
にランタノイド元素ドープInPを成長させる場合を例
にとり、成長方法について図面を追って説明する。まず
パイプ8により精製された希釈用水素ガスを送る。そし
て、高周波加熱(RFコイル12)によって石英反応管
13内のサセプタ14を加熱してInP基板15を加熱
する。InP基板が約300°Cになったら、基板から
のPの蒸発を防ぐためにパイプ9よりホスフィン(PH
s) (20%水素希釈)を反応室に導入する。InP
基板が所定の温度に達したら、トリエチルインジウム1
7を10のパイプで送られたキャリア水素ガスにより反
応管13に導入する。
更にあらかじめ18のヒーターで所定の温度に加熱され
たトリスシクロペンタジェニルイッテルビウム(Yb(
CsHs)s ) 19を11から送られた水素によっ
てヒーター20により加熱されたパイプを通って反応管
13に導入する。この時ヒーター20の温度はトリスシ
クロペンタジェニルイッテルビウムの容器の温度より1
0℃から50°C程度高くし、配管中へのトリスシクロ
ペンタジェニルイッテルビウムの堆積を防ぐ。以上のよ
うにして所定の時間トリエチルインジウムとトリスシク
ロペンタジェニルイッテルビウムを導入すれば所望のイ
ッテルビウムドープInP結晶が成長する。例えば、I
nP基板は温度650℃で保持し、希釈用水素をパイプ
8を通して2800/分流入させ、トリエチルインジウ
ムを30°Cに保ち、これに300cc/分の水素を流
し、ホスフィンを300cc 7分(20%水素希釈)
流し、トリスシクロペンタジェニルイッテルビウムを2
23℃に保ち、この容器中に200cc/分の水素を流
し、180分間1nPの結晶成長を行った。二次イオン
質量分析と化学分析を併用して成長した結晶を評価した
ところ、3.6 XIO”個/C11l’のイッテルビ
ウムがドープされたInP結晶が厚さ6n成長していた
この結晶を液体窒素中で77Kに保ち、ヘリうムネオン
レーザーからの波長633nmの光で励起しフォトルミ
ネセンスを測定したところ、第2図に見られるスペクト
ルが得られ、高品質の光学特性を有するイッテルビウム
ドープInP結晶が成長していることが判った。
(実施例2) トリスシクロペンタジェニルイッテルビウム容器の温度
を50°Cから250℃の間で変化させた点を除いて、
実施例1の工程を用いた。この条件で作製したイッテル
ビウムドープInP中のイッテルビウム濃度を二次イオ
ン質量分析と化学分析を併用して調べたところ、第3図
に実線で示すようなイッテルビウムの容器温度とInP
結晶中のイッテルビウム濃度の関係が得られた。
(実施例3) トリスシクロペンタジェニルイッテルビウム容器に流す
水素の流量を300cc/分に変えた点を除き実施例2
の工程を用いた。トリスシクロペンタジェニルイッテル
ビウムの容器温度とInP結晶中のイッテルビウム濃度
の関係を調べると第3図に破線で示すような関係が得ら
れた。
以上の結果かられかるように、インテルビウムをInP
中に発光中心として有効な濃度だけドープするためには
、トリスシクロペンタジェニルイッテルビウムの容器を
50’C以上に保つ必要がある。
また、トリスシクロペンタジェニルイッテルビウムの容
器を250°Cより高い温度に保つと、容器中又は反応
管へ輸送される配管の途中で分解する可能性が高くなり
、やはり有効なドーピングができない。
(実施例4) トリスシクロペンタジェニルイッテルビウムをトリスシ
クロペンタジェニルエルビウムに代え、その容器温度を
50°Cから300°Cの間で変化させ、実施例1の工
程を行った。トリスシクロペンタジェニルエルビウムの
容器に流す水素の流量が100cc/分の場合と300
cc/分の場合についてInP結品にドープされるエル
ビウムの濃度を調べたところ第4図の関係を得た。実線
はトリスシクロペンタジェニルエルビウムの容器に流す
水素流量が100 cc/分の場合、破線はトリスシク
ロペンタジェニルエルビウムの容器に流す水素流量が3
00cc/分の場合である。これらの条件で作製したエ
ルビウムドープlnP結晶を液体窒素中で77Kに保ち
、ヘリウムネオンレーザ−からの波長633nI11の
光で励起したところ、第5図のスペクトルを得た。
(実施例5) トリスシクロペンタジェニルエルビウムをトリスシクロ
ペンタジェニルネオジムに代えた点を除き、実施例4と
同じ工程を用いた。トリスシクロペンタジェニルネオジ
ム容器温度を150°Cから350°Cの間で変化させ
、トリスシクロペンタジェニルネオジム容器に流す水素
の流量が100cc/分と300cc/分の場合につい
て実験を行ったところ、第6図の関係を得た。実線は、
トリスシクロペンタジェニルネオジム容器に流す水素流
量が100cc/分の場合、破線は300cc 7分の
場合である。
(実施例6) トリスシクロペンタジェニルエルビウムをトリスシクロ
ペンタジェニルプラセオジムに代えた点を除き、実施例
4と同じ工程を用いた。トリスシクロペンタジェニルプ
ラセオジム容器温度を180°Cから350°Cの間で
変化させ、トリスシクロペンタジェニルプラセオジム容
器に流す水素の流量が100 cc/分と300 cc
/分の場合について実験を行ったところ、第7図の関係
を得た。実線は、トリスシクロペンタジェニルプラセオ
ジム容器に流す水素流量が100cc/分の場合、破線
は300cc 7分の場合である。
(実施例7) 実施例4と同様の成長条件で、トリスシクロペンタジェ
ニルエルビウムの容器に流す水素ガスをヘリウム、アル
ゴン、窒素の各々に代えて、結晶を作製した。トリスシ
クロペンタジェニルエルビウムの容器に流すヘリウム、
又はアルゴン、又は窒素の流量は2cc/分から200
cc/分の間で変化させた。二次イオン質量分析を用い
て調べたところ、何れのガスを用いた場合もエルビウム
濃度は、水素を使用した場合に比べ、有意な変化を示さ
ないのに対し、鉄、マンガン、クロム、ニッケルなどの
遷移金属不純物の濃度は、十分の一以下となった。また
、トリスシクロペンタジェニルエルビウムの容器に流す
ガスを、ヘリウム、又はアルゴン、又は窒素として成長
させたエルビウムドープInPヲ77Kに保ち、ヘリウ
ムネオンレーザ−からの波長633nmの光で励起した
ところ、1.54nにエルビウムからの発光がみられた
が、その発光強度は、純粋な水素をトリスシクロペンタ
ジェニルエルビウムの容器に流して作製したエルビウム
ドープInPの10倍以上であった。
(実施例8) トリスシクロペンタジェニルエルビウムをトリスメチル
シクロペンタジェニルエルビウム((CH2−CsHs
)s Er)に代え、且つ、トリスメチルシクロペンタ
ジェニルエルビウム容器に流すガスを、ヘリウム、又は
アルゴン、又は窒素とした点を除き、実施例4と同じ工
程を用いた。トリスメチルシクロペンタジェニルエルビ
ウム容器温度を30℃〜100℃の間で変化させ、トリ
スメチルシクロペンタジェニルエルビウム容器に流すガ
スの流量を200 ccZ分として実験を行ったところ
、第8図の関係を得た。トリスメチルシクロペンタジェ
ニルエルビウム容器に流すガスの種類が、ヘリウム、ア
ルゴン、窒素のいずれの場合もこの関係は変わらなかっ
た。二次イオン質量分析を用いて、成長した結晶中の不
純物を調べたところ、実施例7で述べた方法で作製した
結晶と同程度の低い濃度の鉄、マンガン、クロム、ニッ
ケルなどの遷移金属不純物が見られた。また、この結晶
を77Kに保ち、ヘリウムネオンレーザ−からの波長6
33nmの光で励起したところ、1.54nにエルビウ
ムからの発光がみられたが、その発光強度は、実施例7
で述べた方法で作製した結晶と同程度であった。
以上の結果から明らかなように、本発明によれば、10
IS10l5台から1019c+a−’台の間の所望の
範囲にランタノイド元素をエピタキシャル層に制御性良
くドープでき、従来行われているイオン注入や液相成長
によるドープによっては得られない高品質のランクノイ
ドドープ■−V族化合物結晶が得られることがわかった
以上の結果は、InP基板上のInP成長について述べ
たが、本発明はInP以外の■−■族化合物例えばGa
As、 GaP+ AlAs、 AIP及びこれらの混
晶全般に対し、実施できることは言うまでもない。また
、ドーピング用原料として、ランタノイドのトリスシク
ロペンタジェニル化合物(CsHs)z Ln(Ln:
ランタノイド元素)、トリスメチルシクロペンタジェニ
ル化合物(CHs−CsHs) sLn以外に(CsH
s) * LnC1+(CHsCsHn)xLncl 
、 ((CsHs)tLncHs) t 、  (Cs
Hs)tLnCCJs 、  (CsHs)宜LnCC
R(R=CJs+ n−CaHw+ n−CJ+5C−
C6HIl)+  ((CsHs)gLn CC(CH
3)り tなども使用できる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明のランタノイド元素ドープ■
−■族化合物の気相成長法によれば、ドーパントとして
ランタノイド元素の有機化合物を用いてエピタキシャル
成長中にドーピングを行うようにしたので、ダブルへテ
ロや超格子などの複雑な構造に、精度良く所望の厚さに
101101S’台から10110l9’台の間の所望
の濃度のランタノイド元素のドーピングを行い、高品質
のランタノイドドープ■−■族化合物結晶を得ることが
できる。この方法を用いれば、ダブルへテロ構造の活性
層中に選択的にランタノイド元素ドープを行うことがで
きるのでランタノイド元素を発光源とする電流注入型半
導体レーザーの実現が可能となる。
また、本発明のランタノイド元素ドープ■−■族化合物
の気相成長法は、ドーパントとしてランタノイド元素の
有機化合物を用いてエピタキシャル成長を行う場合に、
ランタノイド元素の有機化合物の容器に、ヘリウム、ア
ルゴン等の希ガス、又は窒素等の不活性ガスの内少な(
とも一種を成分の一部もしくは全部として含むキャリア
ガスを流すことにしたので、ランタノイド元素の有機化
合物の容器に純粋な水素のみを流す場合に比べて、鉄、
マンガン、クロム、ニッケルなどの遷移金属不純物の濃
度が、十分の一以下となる。また、これに伴い、ドープ
されたランタノイド元素からの発光強度は、純粋な水素
を用いる場合に比べ10倍以上になり、高効率の発光ダ
イオードや、半導体レーザーの実現が可能となる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の気相成長法を実現する装置の構成を示
す説明図、第2図は本発明の気相成長法で作製したイッ
テルビウムドープInP層の発光スペクトル、第3図は
トリスシクロペンタジェニルイッテルビウム容器の温度
とInP中のイッテルビウム濃度の関係を示すもので、
図中実線はトリスシクロペンタジェニルイッテルビウム
容器に流す水素流量が200cc 7分の場合、破線は
トリスシクロペンタジェニルイッテルビウム容器に流す
水素流量が300cc/分の場合を示す。第4図はトリ
スシクロペンタジェニルエルビウムの容器温度とInP
中のエルビウムの濃度の関係を示すもので、図中実5a
utt−リスシクロペンタジエニルエルビウム容器に流
す水素流量が100cc/分の場合、破線はトリスシク
ロペンタジェニルエルビウム容器に流ス水素流量が30
0cc/分の場合を示す。第5図は本発明の気相成長法
で作製したエルビウムドープInP層の発光スペクトル
、第6図はトリスシクロペンタジェニルネオジムの容器
温度と1nPJi中のネオジムの濃度の関係を示すもの
で、図中実線はトリスシクロペンタジェニルネオジム容
器に流す水素流量が100cc/分の場合、破線はトリ
スシクロペンタジェニルネオジム容器に流す水素流量が
300cc/分の場合を示す。第7図はトリスシクロペ
ンタジェニルプラセオジムの容器温度とInP層中のプ
ラセオジムの濃度の関係を示すもので、図中実線はトリ
スシクロペンタジェニルプラセオジム容器に流す水素流
量が100cc/分の場合、破線はトリスシクロペンタ
ジェニルプラセオジム容器に流す水素流量が300cc
/分の場合を示す。第8図はトリスメチルシクロペンタ
ジェニルエルビウムの容器温度とInP層中のエルビウ
ムの濃度の関係、第9図は励起ランプを用いる従来の固
体レーザー、第10図は電流注入によって発光させるラ
ンタノイド元素ドープ半導体レーザーを示す。 ■・・・パンピング空洞 2・・・レーザーロッド 3・・・励起ランプ 4・・・電極 5・・・p型層 6・・・ランタノイド元素がドープされた活性層7・・
・n型層 8・・・希釈用水素を送るガス導入口 9・・・ホスフィンと水素の混合ガスを送るガス導入口 10・・・トリエチルインジウムを輸送する水素系11
・・・ランタノイド元素の有機化合物を輸送する水素系 12・・・RFコイル 13・・・透明石英管 14・・・SiCでコートされたカーボンサセプタ15
・・・InP基板 16・・・熱電対 17・・・トリエチルインジウム 18・・・ランタノイド元素の有機化合物を加熱するた
めのヒーター 19・・・ランタノイド元素の有機化合物20・・・パ
イプを加熱するヒーター 第8図 トリXメチルシ20′くンタ丘ニル工lレピ′ウム容七
4のWxlQ5(に−1) 2.5      3.0 第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)III−V族化合物の気相成長において、ランタノ
    イド元素の有機化合物の蒸気を含むガスを気相成長系の
    反応ガス中に添加し、該ガスを基板上に流通させて、該
    ランタノイド元素を含むIII−V族化合物を該基板上に
    形成することを特徴とするランタノイド元素ドープ半導
    体の気相成長方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4979003A (en) * 1988-12-20 1990-12-18 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. Field effect transistor and process for the production of a field effect transistor
JP2005064512A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 集積光学装置及びその製造方法

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JP2005064512A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 集積光学装置及びその製造方法

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