JPS63183454A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPS63183454A
JPS63183454A JP1704987A JP1704987A JPS63183454A JP S63183454 A JPS63183454 A JP S63183454A JP 1704987 A JP1704987 A JP 1704987A JP 1704987 A JP1704987 A JP 1704987A JP S63183454 A JPS63183454 A JP S63183454A
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JP
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JP1704987A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Suematsu
末松 浩之
Ryoichi Fujita
亮一 藤田
Kenji Okado
謙次 岡戸
Mitsuru Uchida
充 内田
Hiroyuki Kobayashi
廣行 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乾式現像剤を用いて現像剤担持体上に少量の磁
性粒子のブラシを形成して現像に供するための現像方法
に関する。
(従来の技術〕 従来、乾式現像方式としては各種方法が提案され又実用
化されている。
例えば、2成分系現像剤を用いた現像方法ては現像ロー
ラー上に塗布された該現像剤によって潜像の画像部を現
像する場合、現像剤中のトナーは、現像ローラー上に塗
布された現像剤の内数パーセント以下しか使用していな
い。このことは現像器構成から考慮して非常に効率の悪
いものである。なぜならば所定の十分な現像濃度を得る
ために多量の現像剤を現像ローラーか回転毎に現像ロー
ラー上に一定量かつトナー濃度を均一にして塗布する必
要かあるためである。
このため現像器構成を大型化・複雑化していた。
もちろんこの種の現像方式においても現像効率の向上は
試みられた。たとえは本出願人は特開昭55−3206
0.55−133058.56−70560を提案し、
且つNP8500複写機に実用化されている。これによ
れば、現像濃度をあげることができ、現像効率を上昇す
ることかできるものの、画像部において100%に近い
現像効率を達成するには至らず、この種の現像方式は未
だ改善の余地を残している。
現像効率の向上という点では1成分現像方法の方が2成
分現像方法よりも優れている。その中でも特に本出願人
か先に出願した特開昭54−4’3037では、現像ロ
ーラー上に200μm以下のトナー薄層を形成し、スリ
ーブ上に塗布したトナーを画像部においてほぼ100%
に近い現像効率で現像している。このため現像器構成を
小型化・簡略化して実用化することができた。
これは現像ローラー上に200μm以下という薄層を形
成することがてれたため達成されたものである。しかし
1成分現像、2成分現像いずれの現像方式においても乾
式現像剤の薄層を形成することは極めて難かしく、この
ため1成分現像においても本出願人以外は比較的厚い層
の形成で現像装置を構成している。画質の点からも現像
画像の鮮明度、解像力等の向上が求められている現在、
乾式現像剤の薄層形成方法及びその装置に関する開発は
必須となっている。
ところで、上述の本出願人の方法は、磁性トナーの薄層
形成に関するものであった。磁性トナーは磁性を持たせ
るためトナー内に磁性体を内添しなければならず、これ
は転写紙に転写した現像像を熱定着する際の定着性の悪
さ、トナー自身に磁性体を内添するため(磁性体は通常
黒色である)そのカラー再現の際の色彩の悪さ等の問題
点がある。
このため非磁性トナーの薄層形成方式としてビーバーの
毛のような柔い毛を円筒状のブラシにして、これにトナ
ーを付着塗布する方法や、表面がベルベラ1−等の繊維
で作られた現像ローラーにドクターブレード等により塗
布する方式が提案されている。
しかしながら、上記繊維ブラシにドクターブレードとし
て弾性体ブレードを使用した場合、トナー量の規制は可
能であるが、均一な塗布は行われず、現像ローラー上の
繊維ブラシを摺擦するたけで、ブラシの繊維間に存在す
るトナーへの摩擦帯電電化賦与は行われないため、かぶ
り等の発生しやすい問題点があった。
又、磁性トナーは磁力を利用してトナーの飛散を防止す
ることが容品にできるが、非磁性トナーは磁力を利用す
ることができす、トナーの機内飛散を生しやすかった。
上述の不都合な点は、コピ一時のみならず、装置の搬送
時にも振動や衝撃が与えられた場合にも生じるものであ
った。
本件出願人は上述の従来方法と全く異なる現像装置とし
て、非磁性トナーと磁性粒子を用い、トナー担持部材に
対向して磁性粒子拘束部材な設け、該保持部材表面の8
動方向に関し、磁性粒子拘束部材の上流に磁界発生手段
の磁気力によって磁性粒子の磁気ブラシを形成し、磁性
粒子拘束部材によって磁気ブラシを拘束し、非磁性トナ
ーの薄層をトナー保持部材上に形成する方法を既に提案
した(特開昭58−143360)。
この方法により、現像部において潜像保持体とトナー担
持体との間隙をトナ一層厚よりも広く設定し、交番電解
を印加することによってイ替像保持体表面に非磁性トナ
ー現像画像を得る方法を実用化した。これにより、現像
効率が極めてたかく、小型・簡素な現像器構成でカラー
現像像を得ることができる様になった。特に2成分磁気
ブラシ摺擦現像において、ベタ画像部に発生する摺擦跡
が無く良質のベタ画像が得られたのである。しかし、さ
らに現像画質の改善、例えは長期放置後の初期画質をさ
らに良くする現像方式の開発が望まれていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上述の従来の事情に鑑みてなされたもので、現
像効率が極めてたかく、かつ従来現像方式に優るとも劣
らない現像画像を得ることができる現像方式の提供を目
的とする。
とりわけ、本発明の目的は、長期放置後の初期複写にお
いて放置前と同様の良画像を得ることができる現像方式
の提供にある。
〔問題点を解決するための手段及び作用)即ち本発明の
特徴は、潜像を保持するための潜像保持体と対向する現
像剤担持体の現像領域で、現像剤担持体と潜像保持体と
の間に交番電界を付与しながら潜像を非磁性現像剤で現
像する画像形成方法において、真比重が6以下であり且
つ電気的絶縁性樹脂で被覆されている磁性粒子によって
、現像剤担持体の現像領域に該磁性粒子の存在量が5〜
100 m g / c rn’となるように磁気ブラ
シを形成し、現像領域で潜像保持体と現像剤担持体表面
および現像剤担持体表面に形成されている該磁気ブラシ
表面との間で少なくともり1[水溶性の脂肪酸もしくは
脂肪酸銹導体を全結着樹脂に対して001〜20重量%
含有する正荷電性トナーと正荷電性ケイ酸微粉体とから
なり、該正荷電性トナーの摩擦帯電量TAがTA≧+2
0μc/gであり、該正荷電性トナーと該ケイ酸微粉体
との混合物の摩擦帯電量をT8とした場合に 1≦TA/TB≦4 である非磁性現像剤を往復させなから潜像を現像する画
像形成方法にある。
ここで言う非磁性現像剤とは外部磁界50000eで、
10emμ/g以下の磁化しか示さない、実質的に磁性
現像剤として挙動できない現像剤を指す。
ここで言うトナーとは、原材料な混練・分砕・分級或は
、溶融・噴霧(分散)造粒、或は重合造粒して得られた
一体化した粒子を指し、その後の流動化剤・荷電制御剤
との粒子混合により実用に付する現像剤の形態とは異な
る。
本発明者らは、本件出願人が前記特開昭58−1433
60を提案後、その改良について鋭意研究した結果、現
像部において、明確な現像磁極を形成し、局部的に集中
した現像を行うこと、1成分系現像方式においては、現
像剤への摩擦帯電賦与が主としてスリーブ表面との間で
行われるため、実質的にスリーブ表面積を増大させるこ
と等により現像剤への摩擦帯電性の安定化。
スリーブ上への現像剤供給の安定化1階調性・均−性等
の画質の向上などが達成されることを見い出したのであ
る。さらに、本発明において用いられる現像剤は、その
摩擦帯電能力をトナー母体自身が強く保持しており、シ
リカ等の添加剤への依存性が少ないこと、トナー母体の
摩擦−1l!=電性が脂肪酸類を含有することにより、
局部的に極めて強い部位が存在すること等の理由により
、磁性粒子或はスリーブとのわずかの接触においても早
急に正帯電が可能である、即ち長期間使用せずに放置後
も、1枚目から良好な画像の提供が可能であることを見
い出したのである。
以下、 a)現像方法の説明 b)現像メカニズムの詳細 C)材料の構成 の順で説明する。
a)現像方法の説明 以下、実施例に沿って本現像方式を説明する。
第1図は本発明に係る一実施例である。第1図において
、3は潜像保持部材、21は現像剤供給容器、22は非
磁性スリーブ、23は固定磁石、24は磁性又は非磁性
ブレード、26は磁性粒子循環域限定部材、27は磁性
粒子、28は非磁性現像剤、29は現像剤捕集容器部、
30は飛散防止部材、31は磁性部材、32は現像領域
、34はバイアス電源を示す。スリーブ22はb方向に
回転し、それに伴い磁性粒子27はC方向に循環する。
それによってスリーブ面と磁性粒子層との接触・摺擦が
起こりスリーブ面上に非磁性現像剤層が形成される。又
、磁性粒子はC方向に循環しつつも、その一部か磁性又
は非磁性ブレード24とスリーブ22との間隙によって
所定量に規制され、非磁性現像剤層上に塗布される。即
ち非磁性現像剤は、スリーブ表面と磁性粒子表面との両
方に塗布される構成となり、実質的にスリーブ表面積を
増大したのと同等の効果が示される。
又、現像領域32においては、固定磁石23の磁極の1
つを潜像面に対向させることにより明確な現像極を形成
し、交番電界によってスリーブ上及び磁性粒子上から現
像剤を、飛翔現像する。
(この現象については後述する。)現像後磁性粒子及び
未現像現像剤はスリーブの回転と共に現像容器内に回収
される。
スリーブ22は紙筒や合成樹脂の円筒でもよいが、これ
ら円筒の表面を導電処理するか、アルミニウム・真ちゅ
う・ステンレス鋼等の導電体で構成すると現像電極ロー
ラーとして用いることができる。
本発明で用いる磁性粒子としては、交番電界によるスリ
ーブと潜像担持体間との放電を除去するためには電気的
に高抵抗であることが望ましく、電気絶縁性樹脂で表面
を全部又は一部被覆されていることが好ましい。ここで
いう電気絶縁性とは108Ω・am以上を指す。
さらに、本発明で用いられる磁性粒子は、それにより構
成される磁気ブラシが交番電界により軽快に挙動できる
べく、比重の小さいものが望ましく、具体的には真比重
6以下であることが望ましい。
本発明での磁性又は非磁性ブレード24の下流側スリー
ブ表面での磁性粒子の塗布量は、磁気ブラシとスリーブ
22表面の両者を充分活用するためには5〜100mg
/crn’、好ましくは10〜80 m g / c 
rn’程度の少量であることが望ましい。前記スリーブ
表面上の磁性粒子の存在量が多すぎる場合プレート24
による規制力か弱まり、スリーブと磁性粒子の摺擦力か
低下してしまい、現像剤への帯電付与を滑らかに行うこ
とができない。更に現像剤の飛翔現像時に磁性粒子も同
様に飛y]1シてしまい潜像保持体3上に付着してしま
う欠点がある。反対に磁性粒子の現像領域32における
スリーブ表面の存在量が少なすぎる場合、現像領域への
現像剤の塗布量が低下し、?IAt’Aムラや画像濃度
低下を生じてしまう。スリーブ表面上の磁性粒子の存在
量は主にスリーブ22との間隙、固定磁石23のN1極
の位置、S1極の磁力密度等によって調整できる。
本発明における磁性粒子の存在量の測定法を下記に述べ
る。まず、スリーブ上に磁性粒子のみによる磁気ブラシ
を形成し現像領域に相当する部分の磁性粒子を円筒ろ紙
をフィルターとして吸引し、その重さM(mg)を測定
した。次に磁性粒子の吸引された後のスリーブ上の残り
の磁性粒子を透明な粘着テープでサンプリングし、吸引
された磁性粒子の占有面積5(crn”)を求めた。磁
性粒子の存在量m(mg/crn”)を下記の如く算出
した。
m = M / S なお、現像領域とは潜像保持体と現像剤担持体との最接
近部を中心としてスリーブ周方向に10mm幅の領域を
いう。
点25位置における非磁性ブレード24の先端部と現像
スリーブ22面との前記間隙間隔dは50〜650μm
1好ましくは100〜600μmである。この間隔dが
50μmより小さいと、後述する磁性粒子が詰まり、ス
リーブを傷つける欠点がある。また650μmより大き
いと、後述する非磁性トナー及び磁性粒子が多量に漏れ
出して薄層が形成できなくなる。
第1図で26は磁性又は非磁性ブレード24の上面側に
下面を接触させ、前端面なアンダカット面とした磁性粒
子循環域限定部材である。
27.28は現像剤供給容器21内に順次に収容した磁
性粒子と非磁性現像剤である。
現像剤供給容器21の底板は、現像剤保持部材たる現像
スリーブ22の下方に延長位置させて現像剤が外部に漏
れないようにしである。またこの現像剤の外部への漏出
の防止をさらに確実ならしめるために、その延長底板の
上面に漏出現像剤を受は入れて拘束する漏出現像剤捕集
客器部29と、延長底板の先端縁長手に沿って飛散防止
部材30を配設しである。この部材30には後述する電
圧が印加されている。
磁性粒子27は一般に平均粒径が30〜100μm、好
ましくは40〜80μmである。各磁性粒子は磁性材料
のみから成るものでも、磁性材料と非磁性材料との結合
体でもよいし、二種以上のEn性粒子の混合物でも良い
。そしてこの磁性粒子27を先ずはしめに現像剤供給容
器21内に投入することにより、その磁性粒子27が容
器21内に臨んでいるスリーブ面領域、即ちスリーブ2
2を配設した現像剤供給容器21からの磁性粒子ないし
は現像剤の漏出を防止するための磁性部材31から磁性
粒子拘束部材たるブレード24の先端部までのスリーブ
面領域各部にスリーブ22内の磁石23による磁界によ
り吸着保持され磁性粒子層として該スリーブ面領域を全
体的に覆った状態となる。非磁性現像剤28は上記磁性
粒子27の投入後容器21内に投入されることにより上
記スリーブ22に対する第1層としての磁性粒子層の外
側に多量に貯溜して第2層として存在する。
上記最初に投入する磁性粒子27は、磁性粒子に対して
、もともと約2〜70%(重量)の非磁性現像剤28を
含むことが好ましいが、磁性粒子のみとしても良い。又
磁性粒子27は一旦上記スリーブ面領域に磁性粒子層と
して吸着保持されれば、装置振動や、装置をかなり大き
く傾けても実質的に片寄り流動してしまうことはなく、
上記スリーブ面領域を全体的に覆った状態が保持される
而して容器21内に上記のように磁性粒子27と非磁性
現像剤28を順次に投入収容した状態に於いて、磁石2
3の磁極s2位置に対応するスリーブ表面付近の磁性粒
子層部分には磁極の強い磁界で磁性粒子の磁気ブラシが
形成されている。
又磁性粒子規制部材たるブレード24の先端部近傍部の
磁性粒子層部分は、スリーブ22が矢印す方向に回転駆
動されても重力と磁気力及びブレード24の存在による
効果に基づく規制力と、スリーブ22のB動方向への搬
送力との釣合によってスリーブ22表面の点25位置で
溜り、多少は動ぎ得るが動きのにぷい静止層を形成する
又スリーブ22を矢印す方向に回転させた時、磁極の配
置位置と磁性粒子27の流動性及び磁気特性を適宜選ぶ
ことによって、前記磁気ブラシは磁極S2の付近で矢印
C方向に循環し、循環層を形成する。該循環層において
、スリーブ22に比較的近い磁性粒子分はスリーブ22
の回転によって磁極S2近傍からスリーブの回転下流側
にある前記の静止層の上へ盛り上る。すなわち上部へ押
し上げる力を受ける。その押し上げられた磁性粒子分は
、ブレード24の上部に設けた磁性粒子循環域限定部材
26により、その循環領域の上限を決められているため
、ブレード24上へ乗り上がることはなく、重力によっ
て落下し再び磁極S2近傍へ戻る。この場合スリーブ表
面から遠くに位置するなどして受ける押し上げ力の小さ
い磁性粒子分は、磁性粒子循環域限定部材26に到達す
る前に落下する場合もある。つまり該循環層では重力と
磁極による磁気力と摩擦力及び磁性粒子の流動性(粘性
)によって矢印Cの如く磁性粒子の磁気ブラシの循環が
行われ、磁気ブラシはこの循環の際に磁性粒子層の上に
ある現像剤層から非磁性現像剤28を逐次取込んで現像
剤供給容器21内の下部に戻り、以下スリーブ22の回
転駆動に伴ないこの循環を繰返す。
現像バイアス電圧34はプラス側、マイナス側のピーク
電圧が同じ交番電圧又はこの交番電圧に直流電圧を重畳
したものが使用できる。例えはBB部潜像電位−600
V、明部潜像電位−200■の静電潜像に対して、−例
として、スリーブ22に直流電圧−300■を重畳して
波形のピーク電圧Vpp300〜2000V、周波数1
000〜3000Hzの範囲で選択される交番電圧を印
加し、感光体トラム3を設置電位に保持する。
一般には磁気ブラシの電気抵抗は比較的高く(108Ω
cmより犬)、この場合現像バイアスのピーク電圧中V
PPは高い方がよ<1kHz以上で高い方が充分濃度の
ある良画質が得られた。しかしVPPのみ高ぎても周波
数が低いと濃度は低く、良画質は得にくい。いずれにし
てもVPpの上限は現像部の間隙放電限界値で決まり、
下限はスリーブ上及び磁性粒子上の現像剤の飛翔限界値
で決められる。
上述のことを考慮に入れた場合、現像磁気ブラシ全体の
抵抗としては、潜像保持体1に現像ブラシが接触した状
態で現像ブラシの厚み方向の抵抗が108Ωcm以上で
あることが好ましい。
尚、本発明で述べている磁性粒子・磁気ブラシの抵抗値
とは、第1図に示す現像装置により、現像スリーブ22
上に50 m g / c m’磁性粒子の磁気ブラシ
を形成し、これに対向して現像スリーブと間隙約300
μmを保った金属ドラムを設け、これらと直列に約IM
Ωの抵抗を接続した回路に直流200■の電圧を印加し
たときに流れる電流値より算出して求めたものである。
b)現像メカニズムの詳細 以下本発明に係る現像法について現像部32ての現象を
記述する。
第2図、第3図は本発明に係る現像方法について現像部
の拡大説明図である。50は潜像保持体上の暗部の潜像
電荷である。28は非磁性現像剤である。34は直流成
分を重畳した交番電圧電源である。第2図はスリーブ2
2に交番電圧のプラス波形成分が加わった場合で、第3
図は交番電圧のマイナス波形成分が加わった場合を示す
。潜像電荷の極性はマイナス、現像剤の極性はプラスと
して示しである。
現像ブラシ51の抵抗が比較的大きい(約103Ωcm
より犬)ため、現像ブラシ51自身の材質その他による
電荷の充放電時定数に依存して、現像ブラシ51には現
像剤28との摩擦帯電電荷もしくは鏡映電荷、潜像保持
体3上の潜像電界及び潜像保持体3とスリーブ22間の
交番電界によって注入される電荷が存在することになる
潜像保持体3上の暗部の潜像電荷50による電界と交番
電界による電界とが一致しないとき、現像ブラシ51に
はスリーブ22方向に最大屈伏状態となる。
潜像保持体3上のン替像電荷による電界と交番電界によ
る電界の方向が一致したとき、現像ブラシ51の屈伏は
小さくなり、潜像保持体へ接触する。
いずれにせよ上述の如く交番電界によって現像ブラシ5
1は微細な、しかし激しい振動状態となり、潜像保持体
上に余分に付着したカブリ現像剤は上記現像ブラシによ
って擢擦されて潜像保持体3から除去され、ブラシ上に
引き戻される。またブラシの上記振動により現像剤はブ
ラシ51から離脱し易くなり、潜像保持体3に併給され
易くなるから、画像濃度も向上する。
また、ブラシ51の上記振動によりブラシ51内で現像
剤がほぐされ、これは画像濃度の向上やゴースト防止に
寄与する。さらに、この振動状態が皺しい場合、磁気ブ
ラシの一部がブラシないしはスリーブ上から離脱し、潜
像保持体とスリーブ表面との間で往復運動を発生する。
この往復運動するブラシの運動エネルギーは大きく、効
率良く上述の振動による効果が期待される。以上の現像
部での磁性粒子の挙動は、高速度カメラで1秒間に80
00コマの高速度撮影の結果、観測された現象である。
C)材料の構成 本発明に使用されるトナー塗布用磁性粒子としては、真
比重6 g / c m”以下のものであればすへて使
用可能であり、例えば表面酸化または未酸化の鉄、ニッ
ケル、コバルト5マンガン。
クロム、希土類等の金属及びそれらの合金または酸化物
などが使用できるが、好ましくは金属酸化物、より好ま
しくはフェライト粒子か使用できる。又その製造方法と
して特別な制約はない。
又、上記磁性粒子の表面を樹脂等で被覆する方法として
は樹脂等の被覆材を溶剤中に溶解もしくは懸濁せしめて
塗布しキャリアに付着せしめる方法、単に粉体て混合す
る方法等、従来公知の方法がいずれも適用できる。
キャリア表面への被覆樹脂としてはトナー材料により異
なるが、例えばポリテトラフル才口エチレン・モノクロ
ロトリフルオロエチレン重合体・ポリフッ化ビニリデン
・シリコーン樹脂・ポリエステル樹脂・ジターシャリー
プチルサリチリ酸の金属錯体、スチレン系樹脂・アクリ
ル系樹脂・ボリアシト・ポリビニルブチラール・ニグロ
シン・アミノアクリレート樹脂・塩基性染料及びそのレ
ーキ・シリカ微粉末・アルミナ微粉末などを単独或いは
複数で用いるのが適当であるが、必ずしもこれに制約さ
れない。
上記化合物の処理量は、キャリアが前記条件を満足する
よう適宜決定すれば良いか、一般には総量で未発明のキ
ャリアに対し0.1〜30重景%(好ましくは0.5〜
20重量%)が望ましい。
本発明のトナーは、従来知られている正帯電性を有する
物質を含むことにより製造されつるものであり、本発明
で示される脂肪酸もしくは脂肪酸誘導体もトナーを正帯
電化させる能力は保持している。しかしながら、トナー
を脂肪酸もしくは脂肪酸誘導体のみで正帯電性化した場
合、その帯電量は低く、長期間の放置後での摩擦帯電の
立ち上かりに関しては、その能力は充分ではない。そこ
で本発明のトナーとしては、特にアミノアクリル単量体
を1〜15重量%含有するスチレン系共重合体を50重
量(%)以上含むものが大ぎな摩擦帯電量を有するため
最も好ましい。アミノアクリル単量体としては従来知ら
れているものすべて使用できるが、一般には下記構造式
で示されるものが有効である。
CH2=C R1は水素又はメチル基又はエチル基 R2は炭素数1〜4のアルキレン基 R3,R4は炭素数1〜4のアルキル基上記共重合体の
アミノアクリル以外の構成成分としては従来知られてい
る単量体がすへて使用できるが、一般には、スヂレンー
アクリル系共単量体を70重量%以上含むことが望まし
い。メチルン系単量体としては、例えばスチレン、ビニ
ルトルエン、α−メチルスチレン等が、アクリル系単量
体としてはアクリル酸、アクリル酸のメチル・エチル・
プロピル・ブチル・2−エチルヘキシル各々のエステル
、メタクリル酸、メタクリル酸のメチル・エチル・プロ
ピル・ブチル・2−ヘキシル各々のエステル等がそれぞ
れ挙げられる。共重合体の重合方法としては、従来知ら
れている方法かすべて使用できるが、塊状重合或は溶液
重合という均−系が特に好ましい。
本発明の難水溶性脂肪酸もしくはその誘導体は、上記構
成のトナー長期放置後の摩擦帯電の立ち上がり能力をよ
り一層向上させる目的で添加されるものであり、炭素数
12〜30の脂肪酸、脂肪酸から誘導される金属セッケ
ン、エステル、硫酸エステル、スルホン酸塩などが用い
られ、好ましくは炭素数12〜30の脂肪酸またはその
金属塩又はエステル、たとえばラウリン酸、バルミチン
酸、ステアリン酸、ナフテン酸のような飽和脂肪酸ある
いはオレイン酸、リノール酸のような不飽和脂肪酸が脂
肪酸単独であるいは塩との混合物で或はアルコールとの
エステルで用いられる。
さらに好ましくはバルミチン酸、ステアリン酸。
オレイン酸、ナフテン酸および/またはその多価金属塩
又はグリセリンとのエステルが単独或は2種以上で用い
られる。
本発明の難水溶性脂肪酸もしくはその誘導体は、結着樹
脂とともに混練してトナーに含有させても良いし、予め
結着樹脂中に担持させておいても良い。予め結着樹脂中
に担持させる場合、前記アミノアクリル系正帯電性樹脂
に担持させても良いし、その他の含有結着樹脂に担持さ
せても良い。
その含有量は、全結着樹脂に対して0.01〜20wt
%(好ましくはO,1〜5部)含有することが好ましい
脂肪酸または脂肪酸誘導体含有量が上記範囲内であるの
は、0.01wt%より少ないとトナー構成成分の相溶
分散が不十分で、トナーの凝兆。
流動性低下、高温高湿下でのトナーの摩擦91F電性お
よび荷電制御性の低下現象等が発生する。また20wt
%より多いと、トナー構成成分の相溶分散は十分に行わ
れるが、高湿下においてトナーの塊化現象、耐久におけ
る濃度低下現象等が発生する。
本発明に用いられるケイ酸微粉体としては、トナーとの
混合による摩擦帯電量の変動が上記条件を満足するもの
がすべて用いられるが、トナーの帯電をできるだけ乱さ
ないことが望ましいため、それ自身が正帯電性を有する
ケイ酸微粉体、例えばアミノアルキルシラン化合物によ
るカップリング処理、或は側鎖にアミンを有するシリコ
ーンオイルで処理等を施したケイ酸微粉体が好ましく、
内でも側鎖にアミンを有するシリコーンオイルで処理さ
れたケイ酸微粉体か環境安定性の面から最も好ましい。
ケイ酸微粉体の母体としては、乾式法及び湿式法で製造
したケイ酸微粉体が使用できる。
ここで言う乾式法とは、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相
酸化により生成するケイ酸微粉体の製造方法である。例
えば、四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱分解酸
化反応を利用する方法で、基礎となる反応式は次の様な
ものである。
S i CIl、 +2H2+02→S i O2+4
HC,Q又、この製造工程において例えば、塩化アルミ
ニウム又は、塩化チタンなど他の金属ハロゲン化合物を
ケイ素ハロゲン化合物と共に用いる事によってケイ酸と
他の金属酸化物の複合微粉体を得る事も可能であり、そ
れらも包含する。
本発明に用いられるケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化
により生成された市販のケイ酸微粉体としては、例えば
以下の様な商品名で市販されているものがある。
AERO3TL           130(日本ア
エロジル社)           200x50 T600 0X80 0X170 0K84 Ca−0−SiL                 
 M −5(CABOT  Co、社)       
   MS−7S−5 H−5 Wacker  HDK  N  20       
    V  1 5(WAcKER−cHEMrr、
  GMBH社)  N20ED−CFine  5i
lica (ダウコーニング Co、社) Fransol (Fransi1社) 一方、本発明に用いられるケイ酸微粉体を湿式法で製造
する方法は、従来公知である種々の方法が適用できる。
たとえば、ケイ酸ナトリウムの酸による分解、一般反応
式で示せば(以下反応式は略す)、 Naz O・XS 102 +HCk十H2C)”S 
102 ・nH2O+NaC11゜その他ケイ酸ナトリ
ウムのアンモニア塩類またはアルカリ塩類による分解、
ケイ酸ナトリウムよりアルカリ土類金属ケイ酸塩を生成
せしめた後、酸で分解しケイ酸とする方法、ケイ酸ナト
リウム溶液をイオン交換樹脂によりケイ酸とする方法。
天然ケイ酸またはケイ酸塩を利用する方法などがある。
ここでいうケイ酸微粉体には、無水二酸化ケイ素(シリ
カ)、その他ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、
ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸亜鉛など
のケイ酸塩をいずれも適用できる。
湿式法で合成された市販のケイ酸微粉体としては、例え
ば以下のような商品名で市販されているものがある。
カープレックス          塩野義製薬二一プ
シール          白木シリカトクシール、フ
ァインシール     徳山曹達ビタシール     
        多木製肥シルトスシルネツクス   
    水沢化学スターシル            
 神品化学ヒメジール             愛媛
薬品サイロイド          富士デビソン化学
H4−5it(ハイシール) Pittsburgh  Plate  Glass 
 Co。
(ピッツバーグ プレート グラス) Durosi+   (ドウロシール)Ultrasi
l   (ウルトラシール)Fiillstoff−G
esellschaft Marquart(フユール
ストツフ・ゲゼールシャフト マルクオルト)Mano
sil   (マノシール) Hardman  and  Ho1den(ハードマ
ン アンド ホールデン) Hoesch  (ヘラシュ) Chemische  Fabrik  Hoesch
  K−G(ヒエミツシエ・ファブリーク ヘラシュ)
Sil−Stone  (シル−ストーン)Stone
r  Rubber  Co。
(ストーナー ラバー) Nalco  (ナルコ) Nalco  Chem、   Co。
(ナルコ ケミカル) Quso  (クツ) Philadelphia  Quartz  Co。
(フィラデルフィア クォーツ) Santocell   (サントセル)Monsan
to、   Chemical  Co、(モンサンド
ケミカル) Imsil   (イムシル) 111inois  Minerals  Co。
(イリノイス ミネラル) Calcium  5ilikat  (カルシウムシ
リカート)Chemische Fabrik Hoe
sch K−G(ヒエミッシェ フアプリーク ヘラシ
ュ)Calsil   (カルジル) Fiillstoff−Gesellschaft M
arquart(フユールストツフーゲゼールシャフト
 マルクオルト)Fortafil   (フォルタフ
イル)Imperial  Chemical  In
dustries  Ltd。
(インペリアル ケミカル インダストリーズ)Mic
rocal   (ミクロカル)Joseph  Cr
osfields  &  5ons  Ltd 。
(ジョセフ クロスフィールド アンド サンプ)Ma
nosil   (マノシール) Hardman  and  Ho1den(ハードマ
ン アンド ホールデン) Vulkasil   (ブルカジール)Farben
fabriken Bayer、A、 −G。
(フアルペンファブリーケン バイエル)Tufkni
t  (タフニット) Durham  Chemicals  Ltd。
(ドウルハム ケミカルズ) シルモス            白石工業スターレッ
クス         神島化学フリコシル     
      多木製肥上記ケイ酸微粉体のうちで、BE
T法で測定した窒素吸着による比表面積が30m2/g
以上(特に50〜4oom2/g)の範囲のものが良好
な結果を与える。
上記ケイ酸微粉体の処理に用いる側鎖にアミンを有する
シリコーンオイルとしては、一般に(1) 式テ表J)
セる構成単位を含むシリコーンオイルが使用で診る。
R。
■ R3Ra (ここでR1は水素、アルキル基、アリール基又はアル
コキシ基を表わし、R2はアルキレン基、フェニレン基
を表わし、R3,R4は水素。
アルキル基或はアリール基を表わす。ただし上記アルキ
ル基、アリール基、アルキレン基、フェニレン基はアミ
ンを含有していても良いし、また帯電性な損ねない範囲
でハロゲン等の置換基を有していても良い。) 市販の側鎖にアミンを有するシリコーンオイルとしては
、例えば次の構造式で表わされるアミノ変性シリコーン
オイルがあり好ましい。それは(ここでR,、R5はア
ルキル基、アリール基を表わし、R2はアルキレン基又
はフェニレン基或はアミンを含むアルキル基を表わし、
R3は水素、アルキル基、アリール基を表わす。m、n
は1以上の数である。) で表わされるシリコーンオイルてあり、具体的には次の
ものが好ましく、これらは1種又は2種以5F8417
   (トーμ・シリコーン社製)1200    3
500KF393        (信越化学社製)6
0360KF857        (信越化学社製)
70830KF860        (信越化学社製
)  250   7600KF861       
  (信越化学社製)3500   2000KF86
2        (信越化学社製)  750   
1900KF864        (信越化学社製)
1700   3800KF865        (
信越化学社製)   90   4400KF369 
       (信越化学社製)20320KF383
        (信越化学社製)20320X−22
−3680(信越化学社製)   90   8800
X−22−380D    (信越化学社製)2300
   3800X−22−3801C(信越化学社製)
3500   3800X−22−3810B   (
信越化学社製)1300   1700なおアミン当量
とはアミン1個あたりの当量(g/eqiv)で、分子
量を1分子あたりのアミンの数で割った値である。
本発明における側鎖にアミンを有するシリコーンオイル
の処理量は、処理されたケイ酸微粉体全量の0.2〜7
0重量パーセント、現像剤中に0.0001〜10重量
パーセントとなるようにするのが良い。さらに側鎖にア
ミンを有するシリコーンオイルの適正な処理量は、上記
シリコーンオイルで処理する前のケイ酸微粉体100重
量部に対してこのシリコーンオイルの使用重量部をXと
し、用いるケイ酸微粉体の比表面積をbm2/gとし、
側鎖にアミンを有するシリコーンオイルのアミン当量を
aとすると、(II)式の関係を満した場合、特に良好
な結果を与える。
≦X≦−・・・(n )式 3式% 上式で、X〉−の場合、側鎖にアミンを有するシリコー
ンオイルがケイ酸微粉体に対して大過剰となり、側鎖に
アミンを有するシリコーンオイルのケイ酸微粉体からの
浸み出し等の問題を生じる性が不充分で本発明の目的を
達成することが困難となる。
一方、側鎖にアミンを有するシリコーンオイルの25℃
での粘度は5000cps以下が好ましく、特に300
0cps以下が好ましい。粘度か5000cps以上だ
と側鎖にアミンを有するシリコーンオイルのケイ酸微粉
体への分散が不充分となり、カブリ等の不良画像の原因
となり易い。
上記ケイ酸微粉体の側鎖にアミンを有するシリコーンオ
イルによる処理は、例えば次のようにして行い得る。必
要に応じて加熱しながらケイ酸微粉体を激しく撹乱して
おぎ、これに上記側鎖にアミンを有するシリコーンオイ
ル或はその溶液をスプレーもしくは気化して吹ぎつける
か、又はケイ酸微粉体をスラリー状にしておき、これを
攪拌しつつ側鎖にアミンを有するシリコーンオイル或は
その溶液を添加することによって容易に処理することか
できる。
特に側鎖にアミンを有するシリコーンオイル或はその溶
液をスプレーもしくは気化してケイ酸微粉体に吹きつけ
る方法は、処理の均一性の上から好ましい方法である。
又、一旦処理を行って後加熱することで側鎖にアミンを
有するシリコーンオイルをケイ酸微粉体上で硬化、架橋
せしめることが、処理ケイ酸微粉体の帯電安定性の面か
ら好ましい。その加熱温度としては270〜350℃か
最も良い。それ以下の温度たと処理されたケイ酸微粉末
の摩擦帯電性が低下して、トナーに外添した場合に本発
明の条件を満足できない可能性があり、それを上回る温
度だとシリコーンオイルが分解して正帯電が不能になり
やすい。
本発明では、上述した側鎖にアミンを有するシリコーン
オイルのうちから1種或は2種類以上を混合して使用し
ても良い。
また、これらの処理されたケイ酸微粉体の適用量は摩擦
帯電量の比T A / T aが上記条件を満足するよ
うに設定すれは良いが、一般にはトナー100重量部に
対して001〜3重量部のときに効果を発揮し、特に好
ましくは0.03〜1.5重量部添加した際に優れた安
定性を有する正の帯電性を示す。
又、本発明に用いられるケイ酸微粉体に、必要に応じて
従来公知の疎水化処理剤でさらに処理してもよく、その
方法も公知の方法が用いられ、ケイ酸微粉体と反応ある
いは物理吸着する有機ケイ素化合物などで化学的に処理
することによって付与される。
その様な有機ケイ素化合物の例は、ヘキサメチルジシラ
ザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルラン、トリ
メチルエトキシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチ
ルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、ア
リルフェニルジクロルシラン、ヘンシルジメチルクロル
シラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロ
ルエチルトリクロルシラン、β−クロルエチルトリクロ
ルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオ
ルガノシリルメルカプタン、トリメチルシリルメルカプ
タン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメチ
ルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシラン、ジフェニルジェトキシシラン、ヘ
キサメチルジシロキサン、1.3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1.3−ジフェニルテトラメチルジシ
ロキサン、および1分子当り2から12個のシロキサン
単位を有し末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のSi
に結合した水酸基を含有するジメチルポリシロキサン等
かある。これらは1f重あるいは2種以上の混合物で用
いられる。
本発明においては上記共重合体以外にも他の樹脂・重合
体等をトナーに加えることが可能である。その例として
は、ポリスチレン、ポリスチレン・ブタジェン共重合体
、スチレン・アクリル共重合体等のスチレン系共重合体
、ポリエチレン。
ポリエチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンヒニル
アルコール共重合体のようなエチレン系共重合体、フェ
ノール系樹脂、エポキシ系樹脂、アリルフタレート樹脂
1ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸系樹
脂等である。またいすれの樹脂もその製造法等は特に制
約されるものではない。
本発明のトナーに用いる着色材料としては、従来公知の
カーボンブラック、染料、顔料などの色材が使用できる
又トナーに他の滑剤、研磨剤等を添加して現像剤とする
ことも可能である。
又、本発明の構成をマイクロカプセルトナーにおいて、
その芯材或は殻材或はその両方で実施することも可能で
ある。
又、本発明の画像形成方法に関わる感光体上の転写残現
像剤のクリーニング方式は任意であるが、所要のクリー
ニングを確実に達成し得るプレートクリーニング方式又
はファーブラシクリーニング方式のものであることが好
ましく、高速の画像形成に対しても十分に対応せしめる
ことができる。ブレードクリーニング方式とは、掻ぎ落
としプレートをその先端縁が移動される静電荷像支持体
の表面に接触するよう設けてクリーニングを行う方式で
あり、構造が簡単でしかもエネルギーが不要である。本
発明のトナーとの組合せとしてはブレードクリーニング
方式が好ましい。
特に光導電性感光体として有機光導電体(opC)を用
い、プレートクリーニング方式での転写残現像剤のクリ
一ニングを行った場合、本発明の現像剤は極めて良好な
りリーニング性を示す。これはケイ酸微粉体がトナーと
同極性で、かつトナーより弱い帯電性を示すため、トナ
ー表面に強く付着しすぎたり或は完全に離れすきたりす
ることな(トナー上に適度の付着力で分散しているため
、滑材或は研磨剤として働くことか可能となり、opc
とブレードとの適度の研磨性−滑り性を調整しているた
めと考えられる。
次に本発明における摩擦帯電量の測定方法を述べる。
第4図は摩擦−1lF電量測定装置の説明図である。
底に400メツシユ(磁性粒子の通過しない大ぎさに適
宜変更可能)の導電性スクリーン13のある金属製の測
定容器12に摩擦帯電量を測定しようとするトナー又は
トナー構成微粒体と、200〜300メツシュ間の粒径
の不定系鉄分(日本鉄分製EFV200/300、表面
は未処理でトナー担持体と同様に自らの摩擦帯電性は実
質上ない)の重量比1:9の混合物(現像剤)約4gを
入れ金属製のフタ14をする。このときの測定容器2全
体の重量を秤りW+(g)とする。
次に吸引機11 (測定容器2と接する部分は少なくと
も絶縁体)において、吸引口17から吸引し風量調節弁
16を調整して真空計15の圧力を70mmHgとする
。この状態で充分(約1分間)吸引を行い、トナー又は
トナーとケイ酸微粉体との混合体を吸引除去する。この
ときの電位計19の電位をV(ボルト)とする。ここで
18はコンデンサーであり容量をC(μF)とする。ま
た吸引後の測定容器全体の重量を秤りW2 (g)とす
る。この摩擦帯電量T(μc/g)は下式の如く計算さ
れる。
但し測定条件は23℃、50%RHとする。
〔実施例〕
以下実施例により本発明をさらに詳しく説明する。例で
示す部は重量部である。
現像装置としては第1図に示したものを使用した。
実施例装置において感光体ドラム3は矢印a方向に60
mm/秒の周速度で回転する。22は矢印す方向に66
mm/秒の周速度で回転する外径32mm、厚さ0.8
mmのステンレス(SO5304)製のスリーブで、そ
の表面は#600のアランダム砥粒を用いて不定型サン
ドブラストを施し、周方向表面の粗面度を0.8μm(
R2−)にした。
一方、回転するスリーブ22内にはフェライト焼結タイ
プの磁石23を固定して配設し、磁極配置は第1図の如
く、表面磁束密度の最大値は約800ガウスとした。
非磁性ブレード24は1.2mm厚の非磁性ステンレス
を用いた。プレート−スリーブ間隙は250μを標準と
した。
このスリーブ22に対向するOPCドラム3表面には、
静電潜像として暗部−600■で明部−150Vの電荷
模様を形成し、スリーブ表面との距離を300μmに設
定した。そして上記スリーブに対し電源34により周波
数800Hz。
ピーク対ピーク値が1.4kVで、中心値が一300V
の電圧を印加し現像を行った。
又、転写残現像剤のクリーニングはブレードクリーニン
グ方式を用いた。
実施例1 スチレン−ブタジェン共重合体(85:15)95部と
ステアリン酸亜鉛4部との混練物25部とスチレン−2
−エチレンへキシルアクリレート−ジメチルアミノエチ
ルアクリレート共重合体(83:12+5)75部とフ
タロシアニン顔料1部、ジスアゾ系黄色顔料4部とを混
練1粉砕。
分級して平均粒径12μの緑色トナーを得た(TA=4
2.8μc/g)。
一方、乾式法で合成されたケイ酸微粉体(商品名アエロ
ジル$130.比表面積およそ130m2/g、アエロ
ジル社製)100重量部を攪拌しながら側鎖にアミンを
有するシリコーンオイル(25℃における粘度70cp
s、アミン当量800)15重量部を噴霧し1o分間で
処理し、そのまま攪拌を続けながら約280tl:で加
熱処理した。
前記緑色トナニ100重量部に上記の側鎖にアミンを有
するシリコーンオイルで処理したケイ酸微粉体1.0重
量部を添加し、現像剤とした。その現像剤の摩擦帯電量
Ta=21.5μc/gであり、TA/T、=2.0と
本発明の条件を満足した。
又、磁性粒子としてスチレン−ブチルアクリレート共重
合体(電気抵抗1o14Ωcm以上)で表面被覆したフ
ェライト粒子(粒径200〜300メツシュ間、真比重
51)を用意した。
上記トナーと磁性粒子とを12:100の重量比率で混
合し、第1図の現像装置に適用して、現像部におけるス
リーブ上の磁性粒子の存在量m = 50 m b /
 c m 2となるように設定して画像を出したところ
、カブリのない階調性の良好な鮮明な画像が得られた。
この現像装置をそのまま1ケ月間放置していきなり1枚
複写したところ、放置前とほとんど変わらずカブリのな
い良好な画像が得られた。同様の試験を15℃、10%
RHという低温低湿下や35℃、85%RHという高温
高湿下で行ったところ、同様に良好な結果が得られた。
又、感光体上の転写残トナーのクリーニング不良は発生
しなかった。
実施例2 からなる平均粒径10μのトナー(TA=52.2μc
/g)ioo部に実施例1の処理ケイ酸微粉体1.2部
を添加し現像剤としたところ、TB=16.3(μc/
g)、TA /T11 =3.2となり本発明の条件を
満足した。
この現像剤10部とポリエステルで表面被覆したフェラ
イト粒子(粒径250〜350メツシュ間、真比重4.
8)100部とを混合し、スリーブ上の磁性粒子の存在
量m=18mg/cm2となるように設定して実施例1
と同様の試験を行ったところ、同様の良好な結果が得ら
れた。
実施例3 ステアリン酸亜鉛の替りにステアリン酸グリセリドを用
いた以外は実施例1と同様に行ったところ、TA=38
.6μc/g、Tl1=26.2μc/g、TA/TB
となり、同様に良好な結果が得られた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば簡単な構成により
磁性粒子を使用する現像装置において、少量の磁性粒子
を現像粒子を現像領域に介在させ、かつ本発明の材料構
造に基づく正帯電性トナー及び正帯電性ケイ酸微粉体を
用いることによりカブリのない良好な画像が得られ、こ
の画像は現像装置を長期間使用せずに放置した後も再現
することができた。
又、現像に寄与するトナーをスリーブ上と磁性粒子上と
で効率良く分配し、その両者から飛翔現像させることで
、交番電界中においてほぼ100%近い現像効率を達成
することができた。これは現像装置構成として小型化1
簡素化を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る現像方法による現像装置の縦断正
面図、 第2図、第3図は本発明に係る現像方法による現像部の
拡大説明図、 第4図は本発明に係る摩擦帯電量の測定装置の説明図で
ある。 i  −−一−−−静電潜像保持体、 3 −−−−−一ン替像保持部材、 21−−−−−一現像剤供給容器、 22 −−−−−一非磁性スリーブ、 23−−−−−一同定磁石、 24−−−−−一非磁性ブレード、 26 −−−−−一磁性粒子循環域限定部材、27−−
−−−−磁性粒子、 28−−−−−一非磁性トナー、 29−−−−−一現像剤捕集容器部、 30 −−−−m−飛散防止部材、 31 −−−−−一磁性部材、 32 −−−−−一現像領域、 34 −−一−−−バイアス電源、 50 −−−−−一静電潜像、 51−−−−−一磁気ブラシ、 11 −−−−−一吸引器、 12−−−−−一測定容器、 13 −−−一−−導電性スクリーン、14 −−−−
−一金属性のフタ、 15 −−−−−一真空計、 16 −−−−−一風!調節弁、 17 −−−−−一吸引口、 18 −−−−−−コンデンサー、 19 −−−−−一電位計、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 潜像を保持するための潜像保持体と対向する現像剤担持
    体の現像領域で、現像剤担持体と潜像保持体との間に交
    番電界を付与しながら潜像を非磁性現像剤で現像する画
    像形成方法において、真比重が6以下であり且つ電気的
    絶縁性樹脂で被覆されている磁性粒子によって、現像剤
    担持体の現像領域に該磁性粒子の存在量が5〜100m
    g/cm^2となるように磁気ブラシを形成し、現像領
    域で潜像保持体と現像剤担持体表面および現像剤担持体
    表面に形成されている該磁気ブラシ表面との間で少なく
    とも、難水溶性の脂肪酸もしくは脂肪酸誘導体を全結着
    樹脂に対して0.01〜20重量%含有する正荷電性ト
    ナーと正荷電性ケイ酸微粉体とからなり、該正荷電性ト
    ナーの摩擦帯電量T_AがT_A≧+20μc/gであ
    り、該正荷電性トナーと該ケイ酸微粉体との混合物の摩
    擦帯電量をT_Bとした場合に 1≦T_A/T_B≦4 である非磁性現像剤を往復させながら潜像を現像するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
JP1704987A 1987-01-26 1987-01-26 画像形成方法 Pending JPS63183454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0313977A (ja) * 1989-06-13 1991-01-22 Canon Inc 現像装置

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JPH0313977A (ja) * 1989-06-13 1991-01-22 Canon Inc 現像装置

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