JPS63183222A - 吸気通路開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＬＩＬ匹且ユ且１ 本発明はエンジンの燃焼室に連通する吸気マニホルドの
少なくとも一部に形成された吸気通路の開閉装置に関す
るものである。

従来の技術 従来、たとえば燃焼室にスワールを発生させるためエン
ジンの一つの燃焼室に対して二つの吸気通路を設けたも
のが知られている。そして、この二つの吸気通路の一つ
を常時燃焼室に連通させ、もう一つを制御弁で開閉する
ことによってスワールの強度を負荷に応じて変化させる
ことができるようにしたものも提案されている（たとえ
ば特開昭５４−９９８２６号公報参照）。

発明が解決しようとする問題点 ところが、二つの吸気通路の一方のみを制御弁で開閉す
る方式ではスワール発生だけを目的としており、たとえ
ばエンジンの吹き返しによる脈動圧が常時開いている吸
気通路を通って吸気系の入口まで及んで気化器の燃料系
統に悪影響を与える。

一方、吸気の慣性過給効果を活用するため吸気管有効長
をエンジン速度に応じて変化させることや低負荷時に一
部の燃焼室の吸気通路を閉鎖して減筒運転を行なわせる
ことなどが知られているが、これらの多用な要求を満足
させる単一の吸気通路開閉装置は現在まで提案されてい
ない。

そこで、本発明はこれらの要求を満足させることが可能
な吸気通路開閉装置を提供するものである。

問題５１、を解決するための手段 上記問題点を解決づるため本発明である吸気通路開閉装
置は、 エンジンの燃焼室に連通ずる吸気マニホルドの少なくと
も一部に形成された二つの吸気通路のそれぞれの一部を
構成する第一通路および第二通路が設けられた本体と、 前記第一通路、第二通路を横切って前記本体に支持され
た第−軸および前記第一通路、第二通路を横切ることな
く前記第−軸と平行に配置され前記本体に支持された第
二軸と、 前記第−軸に固着されて前記第一通路を開閉する第一制
御弁および前記第−軸に回動自由に支承されて前記第二
通路を開閉する第二制御弁と、 前記第−軸および第二軸を各別に回動させる第一アクチ
ュエータおよび第二アクチュエータと、 前記第二軸の回動を前記第二制御弁に伝達するため前記
本体の前記第二通路に連通した空室内に配置されたリン
ク機構と を具え、且つ前記第二軸は前記第−軸の上方に配置され
ていることを特徴とする。

作　　用 第−および第二アクチュエータによりエンジンの一つの
燃焼室に連通する吸気マニホルドの少なくとも一部に形
成された第一および第二通路に配置された第一および第
二制御弁をそれぞれ個別に制御して、それぞれ所望の開
閉位置とし前記第一および第二通路の吸気通路面積を変
化させる。

実施例 図は囲気筒エンジンについての本発明の一実施例を示す
ものであり、全体がほぼ細長の直方体にＶ！造成形され
た本体１は、吸気制御用の絞り弁とエンジンの燃焼室と
の間に設置される吸気マニホルドの途中に配設され、前
記それぞれの吸気マニホルドの位置に合せて円筒形の第
一および第二通路２，３の一組ずつが一直線上に形成さ
れているとともにその第二通路３の形成部分に沿って上
方へと膨出部４が突設され、この膨出部４にはその外側
端面に開口するとともに前記第二通路３に連通ずる円筒
状の空室５がそれぞれ形成されている。

また、本体１には第−軸６が前記第一および第二通路２
．３を横切って回動自在に配設されており、第二軸７が
前記空室５を横切るとともに前記第一および第二通路２
．３を横切ることなく、且つ前記第−軸６の上方にこれ
と平行に複数の軸受８により回動自在に配設されている
。

これらの第一および第二軸６．７は本体１に固着された
ダイヤスラム式の第一および第二アクチュエータ９．１
０により回動される。尚、１１゜１２は前記第一および
第二軸６．７に固着されるとともに前記第一および第二
アクチュエータ９゜１０の作動杆が連結されてアクチュ
エータの直線運動を回転運動に変換して伝達する腕部材
であり、１３．１４は復帰ばねである。

また、前記第−軸６の前記第一通路２内を横切る部位に
はこの第一通路２を開閉する第一制御弁１５が固着され
ており、前記第二通路３内を横切る部位にはこの第二通
路３を開閉する第二制御弁１６が回動自由に支承されて
いる。

更に、前記第二軸７の前記空室５内を横切る部位と前記
第二制御弁１６とがそれぞれリンク機構１７を介して連
結されており、第二軸７の回動により第二制御弁１６が
開閉する。この本実施例では、前記リンク機構１７は前
記第二軸７に固着された固定部材１８と前記第二軸７に
回動自由に支承された腕部材１９とこの腕部材１９に連
結されたリンク部材２０と前記第二制御弁１６に結合さ
れた支持部材２１とからなり、腕部材１９は平板状の上
方受部２２を有しているとともにリンク部材２０は前記
上方受部２２に対向する下方受部２３を有し、これら上
下の受部２２．２３の間に装入したばね２４およびこれ
らに螺装架設された調節ねじ２５とから構成されている
。即ち、調節ねじ２５を回して固定部材１８と腕部材１
９との間の角度を調節することにより前記第二制御弁１
６の開度位置調整、或いは各リンク機構１７のばらつき
による開度位置の不整合などを調整することが可能であ
るが、基本的には前記第二軸７の回転により前記第二制
御弁１６を開閉することができればよく、リンク機構１
１は他の構成であってもよい。

尚、２６は前記空室５の外側間口面をを覆う蓋体であり
、この蓋体２６はＯリング、ガスケットなどのシール部
材を介装して気密に固着される。

また、前記第−軸６は一端が盲栓２７により気密に支持
されるとともに腕部材１３を連結したもう一端側が軸受
３０により支持され、前記第二軸７は両端が盲栓２９に
より気密にされるとともに前記膨出部４を貫通する部分
が軸受８により支持される。更に、前記各軸受８，３０
にはシール部材２８が並設され、軸と軸孔の隙間からの
大気の吸い込みを防止している。

このように構成される本実施例は、エンジンの一つの燃
焼室に連通ずる吸気マニホルドが二つの吸気通路を有し
ているものにおいて、第一通路２、第二通路３をそれぞ
れ対応する吸気通路と接続し、且つ前記第一および第二
アクチュエータ９，１０をそれぞれ吸気マニホルドに連
結しておくもので、エンジンの運転により吸気マニホル
ド内の負圧が前記第一および第二アクチュエータ９．１
０に導入されてこれらが作動したとき第一および第二軸
６，７がそれぞれ復帰ばね１３．１４の付勢力に抗して
回動し第一軸６に固着された第−制御弁１５およびリン
ク機構１７を介して第一＠６に支承された第二制御弁１
６がそれぞれ開閉する。したがって前記第一制御弁１５
および第二制御弁１６のセット位画、第一および第二ア
クチュエータ９．１０のダイヤフラムの面積ならびに戻
しばねの付勢力などをエンジンの負荷に応じて前記前記
第一制御弁１５および第二制御弁１６がそれぞれ所望の
開閉状態となるように予め定めておくことにより、たと
えば従来のように第一制御弁１５を常時開放状態として
第二制御弁１６の開度を制御して発生するスワールの強
度を無段階に変化させることができることは勿論のこと
、第一制御弁１５を制御して更に幅広い強度のスワール
を得ることができる。また、第一および第二制御弁１５
．１６をともに半開として低速時のエンジンの脈動圧に
よる吸気系の入口への吹き返しを阻止して気化器の燃料
系統へ悪影響を与えることを防止できる。更に、エンジ
ンの回転速度に応じて吸気通路面積を吸気の慣性過給効
果を最大限に活用できるように無段階に制御することが
可能でありきわめて有効に吸気効率を高めることができ
る。更にまたエンジンの燃焼室に対応して配置した第一
および第二通路２，３のそれぞれをたとえばそれぞれ二
つの第一通路同志および第二通路同志をそれぞれ燃焼室
に接続しておけば低負荷時に一部の燃焼室の吸気通路を
閉鎖して減筒運転を行なわせることなどができる。

殊に本実施例では第二軸７の回動を第二制御弁１６に伝
達するためのリンク機構１７が本体１に構成した第二通
路３に連通した空室５内に配置されているので第二通路
３の気密保持が容易であるばかりか、第二軸は第一軸の
上方に配置されているため、エンジンからの吹返しゃブ
ローバイガスが空室５内に流入することがなく従ってこ
れらに含有されているオイル、カーボン或いはタールな
どの異物がリンク機構１７に耐着堆積してその作動を損
うという不都合がない。

また、本実施例では第一通路２、第二通路３を横切って
配置された第一軸６に第一通路２を開閉する第一制御弁
１５を固着するとともに第二通路３を開閉する第二制御
弁１６を回動自由に支承しこの第二制御弁１６を前記第
一通路２、第二通路３を横切ることなく前記第一軸６と
平行に配置された第二軸７とをリンク機構１７で連結し
た構成であるため第一通路２、第二通路３の長さを短く
することができ経済的であるとともに装着スペースが少
なくて済む。

更に、本実施例では前記第一および第二アクチュエータ
１０．１１をダイヤフラム式としてそれぞれ吸気マニホ
ルドに連結しておき、エンジンの運転により生じる吸気
マニホルド内の負圧により作動させる構成としたが、こ
れらのダイヤプラムを他の個所の負圧、或いは別に設け
た負圧発生器により駆動させてもよく、更に前記第一お
よび第二アクチュエータ１ｏ、　ｉｉとしてたとえばス
テップモータを用い、これらのステップモータをコンピ
ュータにより制御するなど他の構成のものであってもよ
い。

更にまた、本実施例では吸気通路開閉装置を吸気マニホ
ルドと別体に構成したが、エンジンの一つの燃焼室に連
通する吸気マニホルドの少なくとも一部に形成された二
つの吸気通路のそれぞれの一部を構成する第一通路およ
び第二通路が存在すれば吸気マニホルドと一体に形成し
てもよい。

発明の効果 本発明は以上のように構成されるためため、第一および
第二アクチュエータにより第一および第二制御弁をそれ
ぞれ個別に制御して、エンジンの一つの燃焼室に連通す
る吸気マニホルドの少なくとも一部に形成された第一、
第二通路をそれぞれ所望の開閉状態とすることができ、
幅広い強度のスワールを有効に且つ無段階に発生させる
ことができるとともに、エンジンの吹き返しによる脈動
圧が吸気通路を通って吸気系の入口に達するのを防止し
ながらスワールを有効に発生させることができ、また、
エンジンの回転速度速に応じて吸気の慣性過給効果を最
大限に活用できるように吸気通路面積を無段階に制御し
てきわめて有効に吸気効率を高めることができ、更に低
負荷時に一部の燃焼室の吸気通路を閉鎖して減筒運転を
行なわせることなどを単−装置できわめて容易に行なう
ことができ、更にまたエンジンからの吹返しゃブローバ
イガスが空室内に流入して含有されるオイル、カーボン
或いはタールなどの異物がリンク機構に耐着堆積すると
いうことがなく、従ってリンク機構の作動が不良となら
ず、長期間に亘り円滑に行なわれ第二制御弁を確実に制
御して所定の開閉動作を行なわせるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであり、第１図は一
部を切截した側面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う
断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ線に沿う断面図、第４
図はリンク機構を示す斜視図である。 １・・・本　体、２・・・第一通路、３・・・第二通路
、５−空　室、６・・・第−軸、　７・・・第二軸、９
・・・第一アクチュエータ、１０・・・第二アクチュエ
ータ、　１５・・・第一制御弁、　　１６・・・第二制
御弁、　１７・・・リンク機構。 ″）、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　エンジンの燃焼室に連通する吸気マニホルドの少なく
   とも一部に形成された二つの吸気通路のそれぞれの一部
   を構成する第一通路および第二通路が設けられた本体と
   、 前記第一通路、第二通路を横切って前記本体に支持され
   た第一軸および前記第一通路、第二通路を横切ることな
   く前記第一軸と平行に配置され前記本体に支持された第
   二軸と、 前記第一軸に固着されて前記第一通路を開閉する第一制
   御弁および前記第一軸に回動自由に支承されて前記第二
   通路を開閉する第二制御弁と、 前記第一軸および第二軸を各別に回動させる第一アクチ
   ュエータおよび第二アクチュエータと、 前記第二軸の回動を前記第二制御弁に伝達するため前記
   第二通路に連通して前記本体に形成された空室内に配置
   されたリンク機構と を具え、且つ前記第二軸は前記第一軸の上方に配置され
   ていることを特徴とする吸気通路開閉装置。