JPS63182386A - 粘着性ブロツク共重合体組成物 - Google Patents

粘着性ブロツク共重合体組成物

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JPS63182386A
JPS63182386A JP1243887A JP1243887A JPS63182386A JP S63182386 A JPS63182386 A JP S63182386A JP 1243887 A JP1243887 A JP 1243887A JP 1243887 A JP1243887 A JP 1243887A JP S63182386 A JPS63182386 A JP S63182386A
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Toshinori Shiraki
利典 白木
Yasurou Hatsutori
服部 靖郎
Masao Karaushi
唐牛 正夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、初期粘着性、接着力、耐クリープ特性に優れ
、高温熱処理性能が改善された粘着性組成物に関し、粘
着テープ・ラベル等に好適な組成物を提供する。
〔従来の技術〕
従来、粘着剤は粘着テープ・ラベル等種々の用途に使用
されてきている。テープ類への粘着剤の塗布は、一般に
粘着剤を溶剤に溶かした粘着剤溶液をロール、スプレー
等の手段によって基材へ塗布する方法がとられている。
しかしながら、かかる溶剤の使用は、大気汚染、火災、
労働環境・衛生等の面から問題を多く含んでおり、近年
社会問題として重大視されつつある。そこで、かかる不
都合を解決する手段として、最近非溶剤凰のホットメル
ト粘着剤が注目されてきている。
ホットメルト粘着剤のペースポリマーとしては、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、共役ジエンとビニル芳香族炭
化水素とから成るブロック共重合体、エチレン・α−オ
レフィン共重合体、ポリエステル樹脂等の種々のポリマ
ーが使用されているが、とシわ7けブロック共重合体は
粘着性と耐クリープ性との・zランスが比較的良好であ
ることから好適に使用される傾向にある。例えば、特公
昭44−17037号、特公昭45−41518号には
、ポリスチレン−ポリブタジェン−ポリスチレンあるい
はポリステンンーポリインプレンーポリステレン等の直
鎖状ブロック共重合体による接着剤組成物が開示されて
いる。又特公昭56−49958号には(ポリスチレン
−ポリブタジェン)nXの有枝鎖ブロック共重合体を用
いた熱溶融型(ホットメルト)粘着剤組成物が開示され
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、スチレンとブタジェンからなるブロック
共重合体は初期粘着力に劣るため、特に初期粘着力が要
求される粘着テープ、粘着ラベル用としては該特性に優
れるスチレンとイソプレンからなるブロック共重合の使
用が最近増加している。しかしスチレンとイソプレンか
らなるブロック共重合体は、粘着剤配合物を高温で長時
間放置すると熱劣化に起因する分子鎖の切断が起とシ、
粘度や物性が変化する。そのため分子鎖の切断が起こら
ないスチレンとブタジェンからなるブロック共重合体の
初期粘着性の向上が望まれている。
スチレンとブタジェンからなるブロック共重合体の初期
粘着の向上に関しては従来から種々検討されている。例
えば特公昭54−20972号では粘着性付与樹脂とし
て、重合性芳香族炭化水素を主成分とする石油留分を重
合して得られる石油樹脂をその芳香族成分の核内水添率
力40〜80%になる割合で水素添加して得られる芳香
族系石油樹脂の水素化樹脂を使用する方法が開示されて
いる。また特開昭57−2375号では、1.2−ブタ
ジェンとシクロペンタジェンのデイールスアルダー反応
よシ生成する反応混合物中から、主生成物でめるピニル
ノルゼルネンの大部分を留去して得られる留分てあって
ジシクロペンタジェンの濃度10〜70%、テトラヒド
ロインデンおよび/またはビニルシクロヘキセンの濃度
30〜80%の留分を220°〜320℃で加熱共重合
させて得られる樹脂をさらに水素化して製造される軟化
点50〜160℃を有する水素化樹脂を使用する方法が
開示されている。しかしながら、かかる方法によっても
初期粘着性の向上は不充分でsbその改良が望まれてい
る。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕かかる現状に
鑑み、本発明者らはブタジェンとビニル芳香族炭化水素
からなるブロック共重合体を配合した粘着剤組成物の初
期粘着性の改良について鋭意検討した結果、ビニル芳香
族炭化水素の含有量及びブタジェン部のビニル結合含有
量が特定範囲であシ、シかもそれらの関係が特定化され
たブタジェンとビニル芳香族炭化水素からなるブロック
共重合体を使用することによシその目的が達成されると
とを見い出し、特願昭61−101133号にて特許出
願した。本発明者らは上記の特定化されたブロック共重
合体を用いた組成物に特定のフェノール系化合物を組合
せることにょシ更に高温熱処理性能が改善されることを
見い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、 (鳳)少なくとも1つのビニル芳香族炭化水素を主とす
る重合体ブロックと少なくとも1つのブタジェンを主と
する重合体ブロックカラ成り、(イ) ビニル芳香族炭
化水素の含有量が10〜35重量%、 (ロ) ブタジェン部のビニル結合含有量が15〜55
% であるブロック共重合体 ioo重量部(b)  粘着
付与剤樹脂 40〜200重量部(、)  下記一般式
〔I〕〜(III)で示されるフェノール系化合物から
選ばれる少なくとも1種0.05〜5重量部 几I       R。
(上式において、几lは炭素数1〜4のアルキル基、石
は炭素数2〜4のアルケニル基、R,3はtart−ブ
チル基又はシクロヘキシル基、R4は水素又は炭素数1
〜18のアルキル基を示す。)(d)  イオウ系安定
剤 0.05〜5重量部からなる粘着性組成物に関する
本発明の組成物は、初期粘着性、接着力及び耐クリープ
特性が優れるばかシでなく、高温熱処理性能、例えば高
温加熱下或いは長期加熱下での粘着特性・溶融粘度特性
等の安定性に優れ、ホットメルト粘着剤として好適に利
用できる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用する成分(−)のブロック共重合体は、少
なくとも1つ、好ましくは2個以上のビニル芳香族炭化
水素を主とする重合体ブロックと少なくとも1つのブタ
ジェンを主とする重合体ブロックから成る。ビニル芳香
族炭化水素を主とする重合体ブロックとはビニル芳香族
炭化水素を50重量%以上含有するビニル芳香族炭化水
素とブタジェンとの共重合体ブロック及び/又はビニル
芳香族炭化水素単独重合体ブロックを示し、ブタジェン
を主とする重合体ブロックとはブタジェンを50重量%
を超える量で含有するブタジェンとビニル芳香族炭化水
素との共重合体ブロック及び/又はブタジェン単独重合
体ブロックを示す。共重合体ブロック中のビニル芳香族
炭化水素は均一に分布していても、又テーパー状に分布
していてもよい。
均一に分布した部分及び/又はテーパー状に分布した部
分は各ブロック中に複数個共存してもよい。
本発明で使用する成分(a)のブロック共重合体のビニ
ル芳香族炭化水素の含有量〔S〕は10〜35重量%、
好ましくは15〜30重量%であシ、ブタジェン部のビ
ニル結合含有量〔v〕は15〜55%、好ましくは20
〜50%、更に好ましくは25〜45%である。
ビニル芳香族炭化水素の含有量が10重量%未満の場合
は耐クリープ特性が劣シ、35重量%を超える場合は初
期粘着性が劣る。又、ブタジェン部のビニル結合含有量
が上記範囲を満足しないときは初期粘着性が劣る。本発
明で使用する成分(、)のブロック共重合体として好ま
しいブロック共重合体は、[81と(V)との関係が下
式 3式% の関係を満足するブロック共重合体である。
本発明で用いるビニル芳香族炭化水素としてはスチレン
、O−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−te
rt−ブチルスチレン、1.3−ジメチルスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラ
センなどがあるが、特に一般的なものとしてはスチレン
が挙げられる。これらは1種のみならず281以上を温
合して使用してもよい。
本発明で使用するブロック共重合体の製造方法としては
公知の方法、例えば特公昭36−19286号、特公昭
40−24915号、特公昭43 17979号、特公
昭45−31951号、特公昭46−32415号、特
公昭47−14132号などに記載された方法がめげら
れるが、ビニル芳香族炭化水素含有量〔s〕及びブタジ
ェン部のビニル結合含有量〔v〕が本発明で規定する範
囲でなければならない。ビニル結合含有量の調整は炭化
水素溶媒中、有機リチウム化合物を開始剤とする重合方
法においてビニル化剤として極性化合物を用い、極性化
合物の種類・使用量・重合温度等をコントロールするこ
とによシ行なうことができる。
炭化水素溶媒としてはブタン、ペンタン、ヘキサン、イ
ンペンタン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン等の脂
肪族炭化水素、シクロペンタン、メチルシクロペンタン
、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサン等の脂環式炭化水素、或いはベンゼン、トル
エン、エチルベンゼン、キ乞しン等の芳香族炭化水素等
が使用できる。有機リチウム触媒としては、有機モノリ
チウム化合物、有機ジリチウム化合物、有機ポリリチウ
ム化合物等である。これらの具体例としては、エチルリ
チウム、n−プロピルリチウム、インプロピルリチウム
、n−ブチルリチウム、  5ec−ブチルリチウム、
tert−ブチルリチウム、ヘキサメチレンジリチウム
、ブタジェニルジリチウム、インプロピルリチウム等が
あげられる。又、極性化合物としては、テトラヒPロフ
ラン、ジエチレンクリコールジメチルエーテル、シエチ
レングリコールジブテルエーテを等のエーテル類、トリ
エチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン等のアミ
ン類、チオエーテル類、ホスフィン類、ホスホルアミh
 fR、アルキルベンゼンスルホン酸塩、カリウムやナ
トリウムのアルコキシド等が挙げられる。
本発明においては、ポリマー構造が、一般式、(A−B
)n% A−(−B−A)n% B+A−B)n(上式
において、人はビニル芳香族炭化水素を主とする重合体
ブロックで6 b 、nはシタジエンを主とする重合体
ブロックである。Aブロックとブロックとの境界は必ず
しも明瞭に区別される必要はない。又、nは1以上の整
数である。)或いは一般式、 ((B−人)fl÷ゴTX、[(人−B胎→i汀X、〔
(B−A枯B十富T丁X、 C(A−n%人士11x(
上式において、A、Bは前記と同じであシ、Xは例えば
四塩化ケイ素、四塩化スズ、工?キシ化大豆油などのカ
ップリング剤の残基又は多官能有機リチウム化合物等の
開始剤の残基を示す。m及びnは1以上の整数である。
) で光されるブロック共重合体を使用することができる。
本発明で使用するブロック共重合体は上記一般式で表さ
れるブロック共重合体の任意の混合物でもよい。
本発明で使用されるブロック共重合体の数平均分子量は
10.000〜500.000のものが使用できるが、
好適なものはメルトフロー(温度200℃、加重5Kq
 )が0.5〜50 r/10 win 、好ましくは
1〜30f/10m1nのものである。メルトフローが
0.51F/10m i n未満になると粘着性組成物
の粘度が高くなシテープ等への塗布性能が低下する傾向
がみられる。
又メルトフローが509710minを超えると耐クリ
ープ特性が低下する傾向がみられる。
本発明の粘着性組成物において、特に耐クリープ特性を
要求する場合には、少なくとも2個のビニル芳香族炭化
水素を主とする重合体ブロックと少なくとも1つのブタ
ジェンを主とする重合体ブロックから成り、しかもポリ
マー鎖のすべての末端がビニル芳香族炭化水素を主とす
る重合体ブロックであるブロック共重合体を使用するの
が好ましい。
又、特に初期粘着性を要求する場合には、少なくとも1
つのビニル芳香族炭化水素を主とする重合体ブロックと
少なくとも1つのブタジェンを主とする重合体ブロック
から成り、シかもポリマー鎖の少なくとも1つがシタジ
エンを主とする重合体ブロックであるブロック共重合体
を使用するのが好ましい。更に、耐クリープ性と初期粘
着性とのノ9ランス性能にとりわけ優れた組成物を要求
する場合には、前者のブロック共重合体100重量部に
対して、後者のブロック共重合体を3〜ZOO重量部、
好ましくは5〜802141部混合して使用することが
推奨される。
又、本発明の粘着性組成物において、本発明で規定する
成分(、)のブロック共重合体の少なくとも1つの重合
体鎖末端に極性基含有原子団が結合したブロック共重合
体を使用することができる。重合体鎖末端に極性基含有
原子団を結合させることにより粘着性組成物の耐クリー
プ性を改善することができる。ここで極性基含有原子団
とは、窒素、酸素、ケイ素、リン、硫黄、スズから選ば
れる原子を少なくとも1種含有する原子団を云う。具体
的には、カルゼキシル基、カルゼニル基、チオカルノニ
ル基、酸・・ロゲン化物基、酸無水物基、カル2ン酸基
、チオカルメン酸基、アルデヒド基、チオアルデヒド基
、カルメン酸エステル基、アミP基、スルホン酸基、ス
ルホン酸エステル基、リン酸基、リン酸エステル基、ア
ミノ基、イミノ基、ニトリル基、ピリジル基、キノリン
基、エポキシ基、チオエポキシ基、スルフィド基、イソ
シアネート基、イソチオネアネート基、ハロゲン化ケイ
素基、アルコキシケイ素基、ノ・ログン化スズ基、アル
キルスズ基、フェニルスズ基等から選ばれる極性基を少
なくとも1種含有する原子団があげられる。より具体的
には、特願昭60−224806号に記載された末端変
性ブロック共重合体のうち、ビニル芳香族炭化水素の含
有量及びブタジェン部のビニル結合含有量が本発明の範
囲内である末端変性ビニル芳香族炭化水素/fタジエン
ブロック共重合体を成分(−)として使用することがで
きる。本発明で使用する成分(b)の粘着付与剤樹脂は
、従来粘着付与剤としてホットメルト粘着剤等に使用さ
れているものでアリ、例えば、クマロン・インデン樹脂
、フェノール樹脂、p−第三−ブチルフェノール・アセ
チレン樹脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、テル
ペン・フェノール樹脂、ポリテルペン樹脂、キシレン・
ホルムアルデヒド樹脂、合成ポリテルペン樹脂、芳香族
系炭化水素樹脂、脂肪族系環状炭化水素樹脂、モノオレ
フィンやジオレフィンのオリザマー、水素添加炭化水素
樹脂、炭化水素系粘着化樹脂、ポリブテン、ロジンの多
価アルコールエステル、水素添加ロジン、水添ウッドロ
ジン、水素添加ロジンとモノアルコール又ハ多価アルコ
ールとのエステル、テレピン系粘着付与剤等があげられ
る。よシ詳細には、「ヒム・プラスチック配合薬品」 
(ラノ々−Iイジエスト社m>に記載されたものが使用
できる。特に好適な粘着付与剤はテルペン系樹脂、芳香
族変性テルペン炭化水素樹脂、脂環族系飽和石油樹脂、
ロジンエステル、不均化ロジンエステル、完全水添ロジ
ンエステル、脂肪族系石油樹脂、変性脂肪族系石油樹脂
でsb、初期粘着性のよい組成物が得られる。
本発明において成分(b)の粘着付与剤樹脂は、成分(
、)のブロック共重合体100重量部に対して、40〜
200重量部、好ましくは60〜150の範囲で使用さ
れる。粘着付与剤樹脂の配合量がこの範囲外であると得
られる粘着性組成物を用いた粘着テープ類の粘着特性が
悪く好ましくない。
本発明で使用する成分(e)のフェノール系化合物は前
記一般式rI]〜rJII]で示される。置換基R1の
具体例としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソ
ブチル基、tart−ブチル基がめげられるが、特にエ
チル基又はtart−ブチル基が好まじり。R。
は炭素数2〜4のアルケニル基、具体的には、エチニル
基、インプロペニル基、プロペニル基、インブテニル基
、ブテニル基等があげられる。特に好ましいのはエチニ
ル基である。R富の好ましいのはtart−ブチル基で
ある。置換基R4の具体例としては水素、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基があげられるが、特に水
素又はメチル基が好ましい。成分(c)のフェノール系
化合物は、成分(−)のfoラック重合体ZOO重量部
に対して、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜2
重量部の範囲で使用される。成分(c)の使用量が0.
05重量部未満の場合は高温熱処理性能の改善効果が認
められず、逆に5重量部を超えても本発明の範囲以上の
効果が発揮されない。
本発明で使用する成分(d)のイオン系安定剤は、各種
安定剤の中でイオウ系安定剤として通称されているもの
が利用でき、具体例としては、ジラウリル−3,3′−
チオジプロピオン酸エステル、シミリスチル−3,3′
−チオジプロピオン酸エステル、ジステアリル−3,3
′−チオジプロピオン酸エステル、ラウリルステアリル
−3,3′−チオジプロピオン酸エステル、ジトリデシ
ル−3,3′−チオジプロピオン酸エステル又は下記一
般式(IV)、 〔V)(R5SOH20H20000
H2)40    [fV )(上式において、Rsは
炭素数3〜20のアルキル基を表わし、具体的にはヘキ
シル基、オクチル基、ドデシル基、オクタデシル基等が
あげられ、特にドデシル基が好ましい。R6及びR7は
水素原子もしくは炭素数1〜18のアルキル基を表わし
、特に水素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基が好ましい。) で示される化合物々どがあげられる。一般式(II/)
又は[V]で示される化合物の具体例としてはペンタエ
リスリトール−テトラキス−(ラウリルチオプロピオネ
−))、3.9−ビス(2−1デシルチオエチル)−2
,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウンデ
カン、3.9−ビス(2−オクタデシルチオプロピル)
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウ
ンデカンがあげられる。成分(d)のイオウ系化合物は
、成分(、)のブロック共重合体100重量部に対して
、0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜2重量部の
範囲で使用される。成分(d)の使用量が0.05重量
部未満の場合は高温熱処理性能の改善効果が認められず
、逆に5Ji量部を超えても本発明の範囲以上の効果が
発揮されない。本発明において、イオウ系化合物として
は前記一般式[11/) 、 [V〕から選ばれる化合
物がとシわけ好ましい。
本発明において、高温熱処理性能を更に向上させる目的
で下記一般式CVI) 、 C■〕、〔■〕及び〔■〕
で示される化合物から選ばれた少なくとも1種のフェノ
ール系化合物を成分[有])として、成分(、)の!ロ
ック共重合体1〜2重量部轟シ、0.05〜5重量部、
好ましくは0.1〜2重量部の範囲で使用することがで
きる。
R50HzOHzOORs         C■](
R50H20H2000H,)40       [■
〕  Re R・は炭素数2〜22のアルキル基を示す。)上記一般
式において、置換基R9は炭素数2〜22、好マシくは
4〜20のアルキル基を表わす。特に、一般式〔■〕に
おいてはオクタデシル基、一般式〔■〕においてはオク
チル基が好ましい。
本発明においては、更に必要に応じてリン系安定剤をブ
ロック共重合体100重量部当j90.05〜5重量部
、好ましくは0.1〜2重量重量部上てもよい。
リン系安定剤の具体例としては、トリス(ノニルフェニ
ル)7オスフアイト、サイクリックネオペンタンテトラ
イルビス(オクタデシルフォスファイト)、トリス(2
,4−ジーtart−ブチルフェニル)フォスファイト
、4.4−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−ter
t−プチルフェニルージートリテシル)フォスフ・アイ
ト、4.4’−ビフェニレンジホスフィン酸テトラキス
(2,4−ジーtart−ブチルフェニル)、サイクリ
ックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジーter
t −ブチルフェニル)フォスファイトなどがあげられ
る。かかるリン系安定剤を組合せることによシ色調の良
好な組成物を得ることができる。
本発明においては必要に応じて軟化剤(成分C11′)
)を使用できる。成分側)の軟化剤は、石油系軟化剤、
パラフィン、植物油系軟化剤、熱塑剤等であシ、具体的
には前述の「ゴム・プラスチック配合薬品」釦記載され
ている軟化剤が使用できる。成分側)の軟化剤は、一般
に成分(−)のブロック共重合体100重量部に対して
150重量部以下、好ましくは5〜100重量部の範囲
で使用される。150重量%を超えると得られる粘着性
組成物を用いた粘着テープ類の耐クリープ性が低下する
ため好ましくない。
本発明においては、補強性樹脂としてポリスチレン、ポ
リスチレン、Iリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体のほか、比較的低分子量の熱可塑性ポリエ
ステル系樹脂、Iリアミド系樹脂、ポリフェニレンエー
テル系樹脂などの熱可塑性樹脂を成分(、)のブロック
共重合体ioo重量部に対して50重量部以下、好まし
くは2〜40重量部、さらに好ましくは5〜30重量部
配置部て耐クリープ性や硬さを改良することができる。
補強性樹脂の配合が50重量部を超えると初期粘着性を
低下させるため好ましくない。本発明の粘着性組成物に
は、粘接着剤としての特性を失わないかぎり他の普通の
ニジストマー例えば天然ゴム、合成ポリスチレン♂ム、
ポリブタジェンゴム、スチレン−ブタジェンジム、クロ
ロプレンゴム、エチレンープロピレンビム、アクリルザ
ム、4リイソプレンイソブチレン♂ム、ポリペンテナマ
ー♂ム、或いは本発明で規定する以外のビニル芳香族炭
化水素/共役ジ二ンブロック共重合体等を混合して使用
してもよい。
〔発明の効果〕
本発明の粘着性組成物は初期粘着性、接着性、耐クリー
プ特性に優れるため、各種粘着テープ・2ペル類、感圧
性薄板、感圧性シート、各種軽量プラスチック成型品固
定用真横、カーペット固定用真横、タイル固定用真横な
どに利用でき、特に粘着テープ・ラベル用として有効で
ある。又、本発明の粘着性組成物は、プラスチック、t
ム状物質、発泡体、金属、木材、紙製品などの接着剤と
しても使用できる。
〔実施例〕
以下に実施例を示すが、これ等は本発明を代表するもの
でアシ、本発明の範囲を制限する本のではない。
実施例1〜3及び比較例1〜7 第1表に示し九人−B−人構造を有するスチレン/ブタ
ジェンブロック共重合体(分子量は、メルトローが約5
 t710 minになる様に調整した)各ioo重量
部に対して粘着付与剤樹脂(フィントンU−185、日
本ゼオン社製)100重量部、ナフテン系プロセス油(
ソニックプロセスオイルR−200、協同石油製)30
重量部、前記一般式CI)において、R1がメチル基、
R1がエチニル基、R,がtert−ブチル基、R4が
水素でらるフェノール系化合物(以後AO−1とする)
1.0重量部、前記一般式〔v〕において、几lがPデ
シル基R6及びR7が水素原子であるイオウ系安定剤(
以後人0−2とする)0.5重量部配合してホットメル
ト粘着性組成物を作製した。尚、比較例7はブロック共
重合体としてスチレン/イソプレンブロック共重合体を
使用した。
この様にして製造した粘着性組成物を背爾処理したクラ
フト紙にそれぞれ塗布してクラフト粘着テープを作成し
、次の様な性能評価を行った。初期粘着性はJ、Dow
法(Proc、 Inat、 Rud、 Inb、 、
 1.105(1954) )に準じ、傾斜30度のス
テンレス板上の斜面に長さ10℃Mの粘着テープを貼シ
つけ、テープ上端から上方10mの斜面位置よシ直径に
インチから1インチまでの32種類の大きさのステンレ
ス製ぜ−ルを初速塵0でころがして粘着テープ上で停止
する最大径の球の大きさで表示した。接着力aJI8 
Z−1522に準じ、ステンレス板に巾25鱈×長さ1
00mとして粘着テープを貼シ付け、23℃において3
00 wa/ m l nの速度で180度の方向に剥
離して測定した。耐クリープ特性はJI8 Z−152
4に準じ、ステンレス板に25mX25園の面積が接す
るように粘着テープを貼シ付け、60℃においてlid
の荷重を加えて粘着テープがずれ落ちるまでの時間を測
定した。
結果を第1表に示したが、本発明で規定する範囲内の粘
着性組成物は曳好な初期粘着性、接着力、耐クリープ特
性を示すととがわかる。
実施例4〜9及び比較例8〜11 実施例IVcおいて、人0−1及び人0−2の代わりに
第2表に示された安定剤類を配合した粘着性組酸物を作
製し、空気中180℃で48時間加熱後の粘着特性及び
溶融粘度を測定した。
第2表より明らかな様に、本発明の粘着性組成物は高温
下長時間加熱した後でも良好な粘着特性を示し、溶融粘
度が低くて粘着テープやラベル等を作製するに際し、優
れた加工性を有するものであった。
尚、比較例7の粘着性組成物を空気中180℃で48時
間加熱した後溶融粘度及び粘着特性を測定し九ところ、
I−ルタツク23、接着力530f15、耐クリープ特
性20分未満でらシ、接着力、耐クリープ特性での低下
が認められた。又溶融粘度も加熱前7000 pois
eであったものが2000 poiseまで低下してお
シ、顕著な粘度変化が認められ加工性の安定性に劣るも
のであった。
以下余白 (注2)ブロック共重合体100重量部当シの配合量(
重量部)を示す。尚、フェノール系化合物等として社風
下のものを使用した。
AO−3p前記一般式(11において、R1及びR1が
t+5rt−ブチル基、R雪がエチニル基、R+4がメ
チル基であるフェノール系化合物 AO4;前記一般式(Illにおいて、8里がメチル基
、R1カニ、テニル基、R3がtert−ブチル基、淘
が水素であるフェノール系化合物 AO−5;前記一般式Ulにおいて、R1がメチル基で
あるフェノール系化合物 ho−a :前記一般式[IV)において、RsがPデ
シル基であるフェノール系化合物 AO−7;ジステアリル−3,3′−チオジプロピオン
酸エステル AO−8; )リス(ノニルフェニル)7オスフアイト AO−9;)リス(2,4−ジーtert−ブチル7 
x = ル)フォスファイト 人0−10;2,6−ジーjart−ブチル−4−メチ
ルフェノール 人0−tt;n−オクタデシル−3−(3’、5’−ジ
ーtert−ブチルー4′−ヒr日キシフェニル)フロ
ビオネートAO−12; 1,3.5−)リメテル−2
,4,6−トリス(3,5−ジーtert−ブチルー4
−ヒ)llt!キシベンジル)ベンゼン AO−13;2,4−ビス−(n−オクチkf#)−a
−(4−ヒPロキシー3,5−ジーtert−ブfk7
二すノ)−1,3,5−)リアジン (注3)測定温度180℃。1111粘度計使用。
実施例10.11及び比較例12.13粘着性付与樹脂
及び軟化剤の配合量を第3表に示された様に変更し、フ
ェノール系化合物としてAO−1を0.5重量部、イオ
ウ系安定剤として人0−6を0.5 i量部、その他の
7工ノール系化合物としてテトラキス−〔メチレン−3
−(3’、ダージ−tert−ブチル−4′−ヒ)1o
キシフエニル)プロピオネート〕メタンを0.5重量部
、リン系安定剤としてAO−8を0.5重量部使用する
以外は実施例1と同様の方法で粘着性組成物を作製し、
その性能を評価した。結果を第3表に示した。
第  3  表 以下余白 実施例12〜14 第4表に示した配合処決に従って粘着性組成物を作製し
、その性能を評価した。尚、ブロック共重合体100重
量部に対して、第4表に示した粘着性付与剤樹脂100
重量部、軟化剤(ソニックプロセスオイル几−200)
30重量部、AO−10,5重げ部、AO−50,3重
量部、AO−60,5重量部を配合した。
実施例15 実施例1で使用したブロック共重合体にA−B構造を有
し、スチレン含有量が20重蓋%、ビニル結合含有量が
33%のブロック共重合体を200重量部配したブロッ
ク共重合体100重址部に、クイント7U−185を1
00重量部、ソニックプロセスオイルR−200を30
重量部、AO−1を1重量部、AO−2を0.5重量部
、AO−7を0.5重量部配合したホットメルト粘着性
組成物を作製し、性能を評価した。その結果、?−ルタ
ツク23、接着力850r/crR1耐クリ一プ特性1
70分でsb、人−B構造を有するブロックポリマーを
組合せることで初期粘着性が更に改良された組成物を得
ることができた。
実施例16 シクロヘキサン中、n−ブチルリチウムを触媒として重
合した、実施例3と同一のスチレン含有量及びビニル結
合含有量を有するブロック共重合体を失活させる前にN
−メチルピロリドンと反応させ、重合体鎖末端にN−メ
チルピロリドン反応残基が結合した末端変性ブロック共
重合体を作製した。ブロック共重合体として該末端変性
ブロック共重合体を使用する以外は実施例3と同様の方
法により粘着性組成物を作製し、性能評価を行なった。
その結果、ゼールタツク21、接着力900t/cm、
耐クリープ特性215分であシ、末端変性ブロック共重
合体を使用することによ#)特に耐クリープ特性の改善
が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)少なくとも1つのビニル芳香族炭化水素を主
    とする重合体ブロックと少なくとも1つのブタジエンを
    主とする重合体ブロックから成り、 (イ)ビニル芳香族炭化水素の含有量が10〜35重量
    %、 (ロ)ブタジエン部のビニル結合含有量が15〜55% であるブロック共重合体 100重量部 (b)粘着付与剤樹脂 40〜200重量部 (c)下記一般式〔 I 〕〜〔III〕で示されるフェノー
    ル系化合物から選ばれる少なくとも1種0.05〜5重
    量部 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 (上式において、R_1は炭素数1〜40アルキル基、
    R_2は炭素数2〜4のアルケニル基、R_3はter
    t−ブチル基又はシクロヘキシル基、R_4は水素又は
    炭素数1〜18のアルキル基を示す。) (d)イオウ系安定剤 0.05〜5重量部 からなる粘着性組成物
JP1243887A 1987-01-23 1987-01-23 粘着性ブロツク共重合体組成物 Granted JPS63182386A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7517932B2 (en) 2003-03-24 2009-04-14 Kraton Polymers U.S. Llc Poly(styrene-butadiene-styrene)polymers having a high vinyl content in the butadiene block and hot melt adhesive composition comprising said polymers
WO2015103241A1 (en) 2014-01-06 2015-07-09 Kraton Polymers U.S. Llc Hot melt pressure sensitive adhesive and thermoset comprising styrene-butadiene polymers having high vinyl and high di-block

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