JPH021787A - 粘着性組成物 - Google Patents

粘着性組成物

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JPH021787A
JPH021787A JP32364988A JP32364988A JPH021787A JP H021787 A JPH021787 A JP H021787A JP 32364988 A JP32364988 A JP 32364988A JP 32364988 A JP32364988 A JP 32364988A JP H021787 A JPH021787 A JP H021787A
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group
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block copolymer
adhesive
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JP32364988A
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Toshinori Shiraki
利典 白木
Yasuro Hattori
服部 靖郎
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、初期粘着性、接着力、耐クリープ特性に優れ
、高温熱処理性能が改善された粘着性組成物に関し、粘
着テープ・ラベル等に好適な組成物を提供する。
〔従来の技術〕
従来、粘着剤は粘着テープ・ラベル等種々の用途に使用
されてきている。テープ類への粘着剤の塗布は、−mに
粘着剤を溶剤に溶かした粘着剤溶液をロール、スプレー
等の手段によって基材へ塗布する方法がとられている。
しかしながら、かかる溶剤の使用は、大気汚染、火災、
労働環境・衛生等の面から問題を多く含んでおり、近年
社会問題として重大視されつつある。そこで、かかる不
都合を解決する手段として、最近非溶剤型のホットメル
ト粘着剤が注目されてきている。
ホットメルト粘着剤のベースポリマーとしては、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、共役ジエンとビニル芳香族炭
化水素とから成るブロック共重合体、エチレン・α−オ
レフィン共重合体、ポリエステル樹脂等の種々のポリマ
ーが使用されているが、とりわけブロック共重合体は粘
着性と耐クリープ性とのバランスが比較的良好であるこ
とから好適に使用される傾向にある。例えば、特公昭4
417037号、特公昭45−41518号には、ポリ
スチレンポリブタジェン−ポリスチレンあるいはポリス
チレン−ポリイソプレン−ポリスチレン等の直鎖状ブロ
ック共重合体による接着剤組成物が開示されている。又
特公昭56−49958号には(ポリスチレン−ポリブ
タジェン)7Xの有枝鎖ブロック共重合体を用いた熱溶
融型(ホットメルト)粘着剤組成物が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、スチレンとブタジェンからなるブロック
共重合体は初期粘着力に劣るため、特に初期粘着力が要
求される粘着テープ、粘着ラベル用としては該特性に優
れるスチレンとイソプレンからなるブロック共重合の使
用が最近増加している。しかしスチレンとイソプレンか
らなるブロック共重合体は、粘着剤配合物を高温で長時
間放置すると熱劣化に起因する分子鎖の切断が起こり、
粘度や物性が変化する。そのため分子鎖の切断が起こら
ないスチレンとブタジェンからなるブロック共重合体の
初期粘着性の向上が望まれている。
スチレンとブタジェンからなるブロック共重合体の初期
粘着の向上に関しては従来から種々検討されている。例
えば特公昭54−20972号では粘着性付与樹脂とし
て、重合性芳香族炭化水素を主成分とする石油留分を重
合して得られる石油樹脂をその芳香族成分の核内水添率
が40〜80%になる割合で水素添加して得られる芳香
族系石油樹脂の水素化樹脂を使用する方法が開示されて
いる。また特開昭57−2375号では、1.2−ブタ
ジェンとシクロペンタジェンのディールスアルダー反応
より生成する反応混合物中から、主生成物であるビニル
ノルボルネンの大部分を留去して得られる留分てあって
ジシクロペンタジェンの濃度10〜70%、テトラヒド
ロインデンおよび/またはビニルシクロヘキセンの濃度
30〜80%の留分を220〜320°Cで加熱共重合
させて得られる樹脂をさらに水素化して製造される軟化
点50〜160°Cを有する水素化樹脂を使用する方法
が開示されている。しかしながら、かかる方法によって
も初期粘着性の向上は不充分でありその改良が望まれて
いる。
〔課題を解決するための手段及び作用〕かかる現状に鑑
み、本発明者らはブタジェンとビニル芳香族炭化水素か
らなるブロック共重合体を配合した粘着剤組成物の初期
粘着性の改良について鋭意検討した結果、ビニル芳香族
炭化水素の含有量及びブタジェン部のビニル結合金有量
が特定範囲であり、しかもそれらの関係が特定化された
ブタジェンとビニル芳香族炭化水素からなるブロック共
重合体を使用することによりその目的が達成されること
を見い出し、特願昭61−101133号にて特許出願
した。本発明者らは上記の特定化されたブロック共重合
体を用いた組成物に特定のフェノール系化合物を組合せ
ることにより更に高温熱処理性能が改善されることを見
い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、 (a)  少なくとも1つのビニル芳香族炭化水素を主
とする重合体ブロックと少なくとも1つのブタジェンを
主とする重合体ブロックから成り、(イ) ビニル芳香
族炭化水素の含有量が10〜35重量%、 ブタジェン部のビニル結合金有量が15〜55% であるブロック共重合体、100重量部(b)  粘着
付与剤樹脂、 40〜200重量部(c)  下記一般
式〔I〕、〔II〕で示されるフェノール系化合物から
選ばれる少なくとも1種、0、旧〜5重量部 (ロ) (上式において、R,は炭素数1〜1日のアルキル基、
R2は炭素数2〜4のアルケニル基、R3はtert−
ブチル基又はシクロヘキシル基、R4は水素又は炭素数
1718のアルキル基、R3はアルキル基又は芳香族基
、R8は を表わす。) からなる粘着性組成物に関する。
本発明の組成物は、初期粘着性、接着力及び耐クリープ
特性が優れるばかりでなく、高温熱処理性能、例えば高
温加熱下或いは長期加熱下での粘着特性・溶融粘度特性
等の安定性に優れ、ホットメルト粘着剤として好適に利
用できる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用する成分(a)のブロック共重合体は、少
すくとも1つ、好ましくは2個以上のビニル芳香族炭化
水素を主とする重合体ブロックと少なくとも1つのブタ
ジェンを主とする重合体ブロックから成る。ビニル芳香
族炭化水素を主とする重合体ブロックとはビニル芳香族
炭化水素を50重量%以上含有するビニル芳香族炭化水
素とブタジェンとの共重合体ブロック及び/又はビニル
芳香族炭化水素単独重合体ブロックを示し、ブタジェン
を主とする重合体ブロックとはブタジェンを50重量%
を越える量で含有するブタジェンとビニル芳香族炭化水
素との共重合体ブロック及び/又はブタジェン単独重合
体ブロックを示す。共重合体ブロック中のビニル芳香族
炭化水素は均一に分布していても、又テーパー状に分布
していてもよい。
均一に分布した部分及び/又はテーパー状に分布した部
分は各ブロック中に複数個共存してもよい。
本発明で使用する成分(a)のブロック共重合体のビニ
ル芳香族炭化水素の含有量(S)は・10〜35重量%
、好ましくは15〜30重量%であり、ブタジェン部の
ビニル結合金有量(V)は15〜55%、好ましくは2
0〜50%、更に好ましくは25〜45%である。ビニ
ル芳香族炭化水素の含有量が10重量%未満の場合は耐
クリープ特性が劣り、35重量%を越える場合は初期粘
着性が劣る。又、ブタジェン部のビニル結合金有量が上
記範囲を満足しないときは初期粘着性が劣る。本発明で
使用する成分(a)のブロック共重合体として好ましい
ブロック共重合体は、(S)と(V)との関係が下式 %式%) の関係を満足するブロック共重合体である。
本発明で用いるビニル芳香族炭化水素としてはスチレン
、0−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−te
rt−ブチルスチレン、■、3−ジメチルスチレン、α
−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラ
センなどがあるが、特に−船釣なものとしてはスチレン
が挙げられる。これらは1種のみならず2種以上を混合
して使用してもよい。
本発明で使用するブロック共重合体の製造方法としては
公知の方法、例えば特公昭36−19286号、特公昭
40−24915号、特公昭43−17979号、特公
昭4531951号、特公昭46−32415号、特公
昭47−14132号などに記載された方法があげられ
るが、ビニル芳香族炭化水素含有1 [S)及びブタジ
ェン部のビニル結合金有量(V)が本発明で規定する範
囲でなければならない。ビニル結合金有量の調整は炭化
水素溶媒中、有機リチウム化合物を開始剤とする重合方
法においてビニル化剤として極性化合物を用い、極性化
合物の種類・使用量・重合温度等をコントロールするこ
とにより行なうことができる。
炭化水素溶媒としてはブタン、ペンタン、ヘキサン、イ
ソペンタン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン等の脂
肪族炭化水素、シクロペンクン、メチルシクロペンクン
、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサン等の脂環式炭化水素、或いはベンゼン、トル
エン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素等
が使用できる。有機リチウム触媒としては、有機モノリ
チウム化合物、有機ジリチウム化合物、有機ポリリチウ
ム化合物等である。これらの具体例としては、エチルリ
チウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム
、n−ブチルリチウム、secブチルリチウム、ter
t−ブチルリチウム、ヘキサメチレンジリチウム、ブタ
ジェニルジリチウム、イソプレニルジリチウム等があげ
られる。又、極性化合物としては、テトラヒドロフラン
、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジブチルエーテル等のエーテル類、トリエチ
ルアミン、テトラメチルエチレンジアミン等のアミン類
、チオエーテル類、ホスフィン類、ホスホルアミド類、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、カリウムやナトリウム
のアルコキシド等が挙げられる。
本発明においては、ポリマー構造が、−S式、(八−B
)n、  A−+ B−A)n  、  B−(八−〇
)n(上式において、Aはビニル芳香族炭化水素を主と
する重合体ブロックであり、Bは共役ジエンを主とする
重合体ブロックである。Aブロックとブロックとの境界
は必ずしも明瞭に区別される必要はない。又、nは1以
上の整数である。)或いは一般式、 ((B−A±r+−r−rX 、  ((A−B−h→
ゴTX。
((B −A +−E−8−3−rrr−X  、  
((A −B−)−A −)−111−1−x(上式に
おいて、A、Bは前記と同じであり、Xは例えば四塩化
ケイ素、四塩化スズ、エポキシ化大豆油などのカップリ
ング剤の残基又は多官能有機リチウム化合物等の開始剤
の残基を示す。mおよびnは1以上の整数である。) で表されるブロック共重合体を使用することができる。
本発明で使用するブロック共重合体は上記一般式で表さ
れるブロック共重合体の任意の混合物でもよい。
本発明で使用されるブロック共重合体の数平均分子量は
10,000〜500,000にのちのが使用できるが
、好適なものはメルトフロー(温度200°C1加重5
kg)が0.5〜50 g/ l 0m1n、好ましく
は1〜30 g/ 10m1nのものである。メルトフ
ローが0.5 g/ 10m1n未満になると粘着性組
成物の粘度が高くなりテープ等への塗布性能が低下する
傾向がみられる。又メルトフローが50g/10m1n
を越えると耐クリープ特性が低下する傾向がみられる。
本発明の粘着性組成物において、特に耐クリープ特性を
要求する場合には、少なくとも2個のビニル芳香族炭化
水素を主とする重合体ブロックと少なくとも1つのブタ
ジェンを主とする重合体ブロックから成り、しかもポリ
マー鎖のすべての末端がビニル芳香族炭化水素を主とす
る重合体ブロックであるブロック共重合体を使用するの
が好ましい。
又、特に初期粘着性を要求する場合には、少なくとも1
つのビニル芳香族炭化水素を主とする重合体ブロックと
少なくとも1つのブタジェンを主とする重合体ブロック
から成り、しかもポリマー鎖の少なくとも1つがブタジ
ェンを主とする重合体ブロックであるブロック共重合体
を使用するのが好ましい。更に、耐クリープ性と初期粘
着性とのバランス性能にとりわけ優れた組成物を要求す
る場合には、前者のブロック共重合体100重量部に対
して、後者のブロック共重合体を3〜100重量部、好
ましくは5〜80重量部混合して使用することが推奨さ
れる。
又、本発明の粘着性組成物において、本発明で規定する
成分(a)のブロック共重合体の少なくとも1つの重合
体鎖末端に極性基含有原子団が結合したブロック共重合
体を使用することができる。重合体鎖末端に極性基含有
原子団を結合させることにより粘着性組成物の耐クリー
プ性を改善することができる。ここで極性基含有原子団
とは、窒素、酸素、ケイ素、リン、硫黄、スズから選ば
れる原子を少なくとも1種含有する原子団を云う。具体
的には、カルボキシル基、カルボニル基、チオカルボニ
ル基、酸ハロゲン化物基、酸無水物基、カルボン酸基、
チオカルボン酸基、アルデヒド基、チオアルデヒド基、
カルボン酸エステル基、アミド基、スルホン酸基、スル
ホン酸エルテル基、リン酸基、リン酸エステル基、アミ
ノ基、イミノ基、ニトリル基、ピリジル基、キノリン基
、エポキシ基、チオエポキシ基、スルフィド基、イソシ
アネート基、イソチオネアネート基、ハロゲン化ケイ素
基、アルコキシケイ素基、ハロゲン化スズ基、アルキル
スズ基、フェニルスズ基等から選ばれる極性基を少なく
とも1種含有する原子団があげられる。より具体的には
、特願昭60−224806号に記載された末端変性ブ
ロック共重合体のうち、ビニル芳香族炭化水素の含有量
及びブタジェン部のビニル結合金有量が本発明の範囲内
である末端変性ビニル芳香族炭化水素/ブタジェンブロ
ック共重合体を成分(a)として使用することができる
。本発明で使用する成分(b)の粘着付与剤樹脂は、従
来粘着付与剤としてホットメルト粘着剤等に使用されて
いるものであり、例えば、クマロン・インデン樹脂、フ
ェノール樹脂、p−第三−ブチルフェノール・アセチレ
ン樹脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、テンベン
・フェノール樹脂、ポリテルペン樹脂、キシレン・ホル
ムアルデヒド樹脂、合成ポリテルペン樹脂、芳香族系炭
化水素樹脂、脂肪族系環状炭化水素樹脂、モノオレフィ
ンヤシオレフィンのオリゴマー、水素添加炭化水素樹脂
、炭化水素系粘着化樹脂、ポリブテン、ロジンの多価ア
ルコールエステル、水素添加ロジン、水添ウッドロジン
、水素添加ロジンとモノアルコール又は多価アルコール
とのエステル、テレピン系粘着付与剤等があげられる。
より詳細には、「ゴム・プラスチック配合薬品」 (ラ
バーダイジェスト社編)に記載されたものが使用できる
。特に好適な粘着付与剤はテルペン系樹脂、芳香族変性
テルペン炭化水素樹脂、脂環族系飽和石油樹脂、ロジン
エステル、不均化ロジンエステル、完全水添ロジンエス
テル、脂肪族系石油樹脂、変性脂肪族系石油樹脂であり
、初期粘着性のより組成物が得られる。
本発明において成分(b)の粘着付与剤樹脂は、成分(
a)のブロック共重合体100重量部に対して、40〜
200重量部、好ましくは60〜150の範囲で使用さ
れる。粘着付与剤樹脂の配合量がこの範囲外であると得
られる粘着性組成物を用いた粘着テープ類の粘着特性が
悪く好ましくない。
本発明で使用する成分(c)のフェノール系化合物は前
記一般式〔■〕、(It)で示される化合物から選ばれ
る少なくとも1種である。置換基R1は炭素数1〜18
、好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜4のアルキル
基であり、その具体例としてはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソブチル基、tert−ブチル基、イソア
ミル基、tert−アミル基、ter t−オクチル基
があげられるが、特にメチル基又はter t−ブチル
基、tert−アミル基が好ましい。R2は炭素数2〜
4のアルケニル基、具体的に、エチニル基(ビニル基)
、イソプロペニル基、プロペニル基、イソブテニル基、
ブテニル基等があげられる。特に好ましいのはエチニル
基である。P、の好ましいのはter t−ブチル基で
ある。
置換基R4の具体例としてはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基があげられるが、特にメチル基、又は
プロピル基が好ましい。R3の具体例としては炭素数1
〜24のアルキル基、シクロアルキル基、アルキル置換
シクロアルキル基、フェニル基、アルキル置換フェニル
基、ビフェニル基、アルキル置換ビフェニル基があげら
れるが、特にバラフェニレン基が好ましい。置換基R4
の具体例としでは水素、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基があげられるが、特に水素又はメチル基が
好ましい。成分(c)のフェノール系化合物は、成分(
a)のブロック共重合体100重量部に対して、0.0
1〜5重量部、好ましくは0.03〜2重量部の範囲で
使用される。成分(c)の使用量が0.01重量部未満
の場合は高温熱処理性能の改善効果が認められす、逆に
5重量部を越えても本発明の範囲以上の効果が発揮され
ない。
本発明において、高温熱処理性能を更に向上させる目的
で下記一般式(I[[)〜〔■〕で示される化合物又は
前記一般式(1)においてR1がメチル基、R2,がエ
チニル基、Rゴがter t−ブチル基、R4が水素で
ある化合物から選ばれた少なくとも1種のフェノール系
化合物を成分(D)として、成分(a)のブロック共重
合体100重量部当り、0.05〜5重量部、好ましく
は0.1〜2重量部の範囲で使用することができる。
RsCHzCHzCORq           (n
I )(1?、Cll2CII□C0CHz→1C(I
V) R7は炭素数2〜22のアルキル基、好ましくは4〜2
0のアルキル基を表わす。特に、−i式(I[I)にお
いてはオクタデシル基、一般式[VI)においてはオク
チル基が好ましい。) 本発明においては、必要に応じてリン系安定剤をブロッ
ク共重合体100重量部当り0.05〜5重量部、好ま
しくは0.1〜2重量部配合してもよい。リン系安定剤
の具体例としては、トリス(ノニルフェニル)フォスフ
ァイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(オ
クタデシルフォスファイト)、I・リス(2,4−ジー
ter t−ブチルフェニル)フォスファイト、4.4
−ブチリデン−ビス(3−メチル−5−tert−ブチ
ルフェニル−ジ−トリデシル)フォスファイト、4.4
’  −ビフェニレンジホスフィン酸テトラキス(2,
4−’; −ter t−ブチルフェニル)、サイクリ
ックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジーter
t−ブチルフェニル)フォスファイトなどがあげられる
。かかるリン系安定剤を組合せることにより色調の良好
な組成物を得ることができる。
更に、本発明においては、必要に応じてイオウ系安定剤
をブロック共重合体100重量部当り0.05〜5重量
部、好ましくは0.1〜2重量部配合してもよい。イオ
ウ系安定剤は、各種安定剤の中でイオウ系安定剤として
通称されているものが利用でき、具体例としては、ジラ
ウリル−3,3″チオジプロピオン酸エステル、シミリ
スチル−3,3′−チオジプロピオン酸エステル、ジス
テアリル−3,3゛−チオジプロピオン酸エステル、ラ
ウリルステアリル−3,3゛  −チオジプロピオン酸
エステル、ジトリデシル−3,3′  −チオジプロピ
オン酸エステル又は下記一般式〔■〕、CIX)(R,
。5CII□CIl□C00CII□hc      
[■〕(上式において、P、oは炭素数3〜20のアル
キル基を表わし、具体的にはヘキシル基、オクチル基、
ドデシル基、オクタデシル基等があげられ、特にドデシ
ル基が好ましい。R11及びIl+zは水素原子もしく
は炭素数1〜18のアルキル基を表わし、特に水素、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が好ましい。
) で示される化合物などがあげられる。一般式〔■〕又は
(IXIで示される化合物の具体例としてはぺンタエリ
スリトールーテトラキスー(ラウリルチオプロピオネー
ト) 、3.9−ビス(2−ドデシルチオエチル) −
2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウン
デカン、3.9−ビス(2−オクタデシルチオプロピル
) −2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5
〕ウンデカンがあげられる。
本発明においては必要に応じて軟化剤(成分(d)(F
))を使用できる。成分(d)(F)の軟化剤は、石油
系軟化剤、パラフィン、植物油系軟化剤、熱可塑剤等で
あり、具体的には前述の「ゴム・プラスチック配合薬品
」に記載されている軟化剤が使用できる。成分(d)(
p)の軟化剤は、−aに成分(a)のブロック共重合体
100重量部に対して150重量部以下、好ましくは5
〜100重量部の範囲で使用される。150重景景気超
えると得られる粘着性組成物を用いた粘着テープ類の耐
クリープ性が低下するため好ましくない。
本発明においては、補強性樹脂としてポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重
合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のほか、比較的低分子量の熱可塑性ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンエーテ
ル系樹脂などの熱可塑系樹脂を成分(a)のブロック共
重合体100重量部に対して50重量部以下、好ましく
は2〜40重量部、さらに好ましくは5〜30重量部配
合して耐クリープ性や硬さを改良することができる。補
強性樹脂の配合が50重量部を超えると表面粘着性を低
下させるため好ましくない。
本発明の粘着性組成物には、粘接着剤としての特性を失
わないかぎり他の普通のエラス]−マー例えば天然ゴム
、合成ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴム、スチ
レン−ブタジェンゴム、クロロプレンゴム、エチレン−
プロピレンゴム、アクリルゴム、ポリイソプレンイソブ
チレンゴム、ポリペンテナマーゴム、或いは本発明で規
定する以外のビニル芳香族炭化水素/共役ジエンブロッ
ク共重合体等を混合して使用してもよい。
(実施例) 以下に実施例を示すが、これ等は本発明の代表例を示す
ものであり、本発明の範囲を制限するものではない。
実施例1〜3及び比較例1〜7 第1表に示したA−B−A構造を有するスチレン/ブタ
ジェンブロック共重合体(分子量は、メルトフローが約
5 g/ 10m1nになる様に調整した)各100重
量部に対して粘着付与剤樹脂(フィントンU−185、
日本ゼオン社製)100重量部、ナフテン系プロセス油
(ソニックプロセスオイルR−200、協同石油製)3
0重量部、前記一般式(n)において、R,がメチル基
、R3がter t−ブチル基、R1が水素であるR5
を有し、R5がバラフェニレン基であるフェノール系安
定剤(以後AO−1とする)1重量部配合してホットメ
ルト粘着性組成物を作製した。尚、比較例7はブロック
共重合体としてスチレン/イソプレンブロック共重合体
を使用した。
この様にして製造した粘着性組成物を背面処理したクラ
フト紙にそれぞれ塗布してクラフト粘着テープを作成し
、次の様な性能評価を行った。初期粘着性はJ、Dow
法(Proc、In5t、Rub、Ind、 1.10
5(1954) )に準じ、傾斜30度のステンレス板
上の斜面に長さ10cmの粘着テープを貼りつけ、テー
プ上端から上方10cmの斜面位置より直径173イン
チから1インチまでの32種類の大きさのステンレス製
ボールを初速度0でころがして粘着テープ上で停止する
最大径の球の大きさで表示した。
接着力はJIS  Z−1522に準じて、ステンレス
板に巾25mmX長さ100 +nmとして粘着テープ
を貼り付け、23°Cにおいて300 mm/minの
速度で180度の方向に剥離して測定した。耐クリープ
特性はJIS  Z−1524に準じ、ステンレス板に
25mmX25m+nの面積が接するように粘着テープ
を貼り付け、60゛CにおいてIkgの荷重を加えて粘
着テープがずれ落ちるまでの時間を測定した。
結果を第1表に示したが、本発明で規定する範囲内の粘
着性組成物は良好な初期粘着性、接着力、耐クリープ特
性を示すことがわかる。
実施例4〜9及び比較例8,9 実施例1において、AO−1の代わりに第2表に示され
た安定剤類を配合した粘着性組成物を作製し、空気中1
80°Cで48時間加熱後の粘着特性及び溶融粘度を測
定した。
第2表より明らかな様に、本発明の粘着性組成物は高温
下長時間加熱した後でも良好な粘着特性を示し、溶融粘
度が低くて粘着テープやラベル等を作製するに際し、優
れた加工性を有するものであった。
以下 余白 (注2)ブロック共重合体100重量部当たりの配合量
(重量部)を示す。尚、安定剤類としては以下のものを
使用した。
AO−2;前記一般式(Hにおいて1.R1及びR3が
tert−ブチル基、R2がエチニル基、R4がメチル
基であるフェノール系化合物 AO−3; 2−tert−ブチル−6(3−tert
ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチル ヘンシル)−4−メチルフェニルアク リレート ACI−4,3,9−ビス(2−(3−(3−terむ
−ブチルー4−ハイドロキシー5−メチ ルフェニル)プロピオニルオキシ)= 1.1−ジメチルエチル) −2,4,8,10テトラ
オキサスピロ〔5・5〕ウンデ カン AO−5;n−オクタデシル−3−(3’ 、5’ ジ
ーtert−ブチル−4′ −ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート AO−5、テトラキス−〔メチレン−3−(3’ 、5
’ジーtert−ブチル−4゛ −ヒドロキ、ジフェニ
ル)プロピオネートコメタンAO−7,1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−ト′1ス(3,5−ジーter
 t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン AO−8;2,4−ビス−(n−オクチルチオ)=6−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジー tert−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン AO−9; )リス(ノニルフェニル)フォスファイト AO−10;  I−リス(2,4−ジーtert−ブ
チルフェニル)フォスファイト AO−11; 2,6−シーtert−ブチル−4−メ
チルフェノール AO−12; ジステアリル−3,3′  −チオジプ
ロオン酸エステル (注3)測定温度180°C,B型粘度計使用。
実施例10.11及び比較例1o、11粘着性付与樹脂
及び軟化剤の配合量を第3表に示された様に変更し、安
定剤としてAO−1を0.5重量部、AO−3を0.5
重量部、AO−6を0.5重量部使用する以外は実施例
1と同様の方法で粘着性組成物を作製し、その性能を評
価した。結果を第3表に示した。
第3表 プロセスオイルR−200)30重量部、AOl 0.
2重量部、AO−20,8重量部、AO−100,5重
量部を配合した。
以下 余白 実施例12〜14 第4表に示した配合処決に従って粘着性組成物を作製し
、その性能を評価した。尚、ブロック共重合体100重
量部に対して、第4表に示した粘着性付与剤樹脂100
重量部、軟化剤(ソニック実施例15 実施例1で使用したブロック共重合体にA−B構造を有
し、スチレン含有量が20重量部%、ビニル結合金有量
が33%のブロック共重合体を200重量部配したブロ
ック共重合体100重量部に、フィントンU −185
を100重量部、ソニックプロセスオイルR−200を
30重量部、Aolを0.1重量部、AO−2を1重量
部、トリス(2,4−ジーter t−ブチルフェニル
)フォスファイトを0.5重量部配合したホットメルト
粘着性組成物を作製し、性能を評価した。その結果、ポ
ールタック24、接着力850 g 7cm、耐クリー
プ特性175分であり、A−B構造を有するブロックポ
リマーを組合せることで初期粘着性が更に改良された組
成物を得ることができた。
実施例16 シクロへ、キサン中、n−ブチルリチウムを触媒として
重合した、実施例3と同一のスチレン含有量及びビニル
結合金有量を有するブロック共重合体を失活させる前に
N−メチルピロリドンと反応させ、重合体鎖末端にN−
メチルピロリドン反応残基が結合した末端変性ブロック
共重合体を作製した。ブロック共重合体として該末端変
性ブロック共重合体を使用する以外は実施例3と同様の
方法により粘着性組成物を作製し、性能評価を行なった
。その結果、ポールタック22、接着力92g/cm、
耐クリープ特性230分であり1.末端変性ブロック共
重合体を使用することにより特に耐クリープ特性の改善
が認められた。
実施例17 前記一般式(I)において、R1がter t−アミル
基、R7がエチニル基、R3がter t−ブチル基、
R4がメチル基であるフェノール系化合物を0.5重量
部、AO−6を1重量部、AO−10を0.5重量部安
定剤類として使用する以外は実施例4〜9と同様の粘着
性組成物を作製し、空気中180″Cで48時間加熱後
の粘着特性及び溶融粘度を測定した。
その結果溶融粘度は6200poise 、ポールタッ
クは21、接着力は800g/cm、耐クリープ特性は
160分であった。
(発明の効果) 本発明の粘着性組成物は初期粘着性、接着性、耐クリー
プ特性に優れるため、各種粘着テープ・ラベル類、感圧
性薄板、感圧性シート1.各種軽量プラスチック成型品
固定用裏糊、カーペット固定用裏糊、タイル固定用裏糊
などに利用でき、特に粘着テープ・ラヘル用として有効
である。又、本発明の粘着性組成物は、プラスチック、
ゴム状物質、発砲体、金属、木材、紙製品などの接着剤
としても使用できる。
特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)少なくとも1つのビニル芳香族炭化水素を主とす
    る重合体ブロックと少なくとも1つのブタジエンを主と
    する重合体ブロックから成り、 (イ)ビニル芳香族炭化水素の含有量が10〜35重量
    %、 (ロ)ブタジエン部のビニル結合金有量が15〜55% であるブロック共重合体、100重量部 (b)粘着付与剤樹脂、40〜200重量部(c)下記
    一般式〔 I 〕、〔II〕で示されるフェノール系化合物
    から選ばれる少なくとも1種、0.01〜5重量部 からなる粘着性組成物 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (上式において、R_1は炭素数1〜18のアルキル基
    、R_2は炭素数2〜4のアルケニル基、R_3はte
    rt−ブチル基又はシクロヘキシル基、R_4は炭素数
    1〜18のアルキル基、R_5はアルキル基又は芳香族
    基を表わす。又はR_6は ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされ、R_1及びR_3は前記と同じで、R_7
    は水素又は炭素数1〜18のアルキル基を示す。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7517932B2 (en) 2003-03-24 2009-04-14 Kraton Polymers U.S. Llc Poly(styrene-butadiene-styrene)polymers having a high vinyl content in the butadiene block and hot melt adhesive composition comprising said polymers
US7697031B2 (en) 2004-08-17 2010-04-13 Digital Imaging Systems Gmbh Intelligent light source with synchronization with a digital camera
WO2015103241A1 (en) 2014-01-06 2015-07-09 Kraton Polymers U.S. Llc Hot melt pressure sensitive adhesive and thermoset comprising styrene-butadiene polymers having high vinyl and high di-block

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