JPS63181755A - 人工血管 - Google Patents

人工血管

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Publication number
JPS63181755A
JPS63181755A JP63001773A JP177388A JPS63181755A JP S63181755 A JPS63181755 A JP S63181755A JP 63001773 A JP63001773 A JP 63001773A JP 177388 A JP177388 A JP 177388A JP S63181755 A JPS63181755 A JP S63181755A
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JP
Japan
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tube
melt
spun
wall
fibrils
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JP63001773A
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English (en)
Inventor
ナイジェル・ワード・ヘイマン
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Imperial Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/50Materials characterised by their function or physical properties, e.g. injectable or lubricating compositions, shape-memory materials, surface modified materials
    • A61L27/507Materials characterised by their function or physical properties, e.g. injectable or lubricating compositions, shape-memory materials, surface modified materials for artificial blood vessels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/04Hollow or tubular parts of organs, e.g. bladders, tracheae, bronchi or bile ducts
    • A61F2/06Blood vessels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L27/00Materials for grafts or prostheses or for coating grafts or prostheses
    • A61L27/14Macromolecular materials
    • A61L27/18Macromolecular materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は中空の移植用人工血管の分野、より詳細には溶
融紡糸された中空繊維状人工血管に関する。
ヒトの動脈または静脈を交換する理由は3つある。すな
わち疾病、年齢に伴う変質、または外傷(すなわち事故
による損傷)である。レシピエンドの平均年齢が67オ
であることから確認されるように、これらのうち前2者
が主な原因である。
人工血管の使用前に、外科医には3種の選択の道が開か
れている。ヒトまたは動物源からの死後摘出は可能であ
ったが、徹底的な予備処置を行わなければこれは通常は
免疫系により拒絶された。
第3の選択、すなわち患者自身の伏在静脈による交換は
好ましい路線である。しかしそれは罹患しているか、す
でに取去られているか、または外傷の場合には時間が不
十分である可能性があるため、これは必ずしも実現可能
ではない。従って依然として人工血管が求められている
現在、ポリエステル織物もしくは編物および多孔質ポリ
テトラフルオルエチレンチューブの人工器官(オースト
ラリア特許第549.620号明細書)か得られる。こ
れらは比較的小さな直径の移植片用として使用できるか
、それらの成功率は直径に伴って減少する。その理由は
、それらが被移植体に起こさせる。゛′異物′”反応に
ある。移植組織に対する身体の反応は、これを破壊すべ
き異物として認識することである。複雑な一連の工程を
経て、これにより動脈内に血栓、すなわち凝血味が生じ
る。比較的大きな直径の人工器官については血流はこの
問題を最小限に抑えるのに十分な程度に高く、非乱流性
である。直径が小さくなるのに伴って、血流および乱流
が共に増大し、材料を排除する。従って人工器官の性能
は直径と共に急激に低下する。
移植組織は組織学的に下記のように要約できる。
主要な要件は生体適合性である。すなわち移植組織は科
学的創傷に普通に伴うものを越える゛異物′。
反応を引き起こしてはならない。その普通の治病反応の
一部として、抗体は創傷および移植部位の囲りに群がり
、異物を抱き込むであろう。これらに線維芽細胞が付随
し、これらがコラーゲンを浸出して骨格を形成し、ここ
に新しい生体組織が形成されるであろう。この過程でコ
ラーゲン性癲痕組織が血管新生し、すなわち細い毛管で
覆われ、これがこの新しい内張り被膜に栄養を供給する
この壁土に薄い細胞層である内皮、ずなわち天然の非血
栓形成性表面が形成されるであろう。その形成過程でこ
の新たな組織が適切に固着できながった場合、材料は離
脱し、下流の動脈を遮断する可能性かある。しかしこの
組織の内部増殖には限度がなければならない。さもなけ
れば痘痕組織が人工器官壁を貫通して増殖し、これを硬
い非柔軟性のものにするであろう。またこの線維性反応
は一定の時点で停止しなければならない。さもなければ
これは人工器官の内側へ向がって広がり、閉塞する可能
性があるであろう。組織の内部増殖の程度は壁の多孔度
および移植片材料の選択により制御できる。
これらのきびしい生化学的要件と平行して、人工器官の
物理的特性に対しても同様にきびしい条件がある。血管
移植片と天然の血管との間の機械的特性が密に調和する
ことが長期的潜在能力にとって重要である。心臓からの
圧力波か吻合部を最小の反射において円滑に移動しなけ
ればならない。
円滑な移動が行われない場合、縫合部の内張り被膜に高
い剪断応力がかかり、破損の可能性を高める。さらに、
生じる乱流によって血小板の作用および内皮細胞の損傷
が増加し、血栓を生じる可能性があると考えられる。
機械的特性を調和させるのは簡単ではない。天然の血管
は複雑であり、直線的ではなく、年齢およびタイプが異
なり、罹患しやすく、その場合健康な血管と実質的に異
なる物理的特性をもつ。さらに、移植後に移植片の多孔
性表面内へ線維組織が内部増殖することによりその物理
的特性か実質的に変化する可能性があることも、この著
しく複雑な問題を増大させる。
現在、血管移植片が移m前にどのような特性をもつべき
であるかは明らかでない。しかし若干の一般的指針はあ
る。これは柔軟性があり、縦方向および半径方向の双方
に高度の柔軟度を示さなければならない。これは一般に
150iamH(lの内部圧力に耐えなければならない
。これは脈動可能であり、約4500万回/年の心臓の
脈拍を伝達し得なければならない。天然の動脈は50%
までのひずみに対し弾性的に耐容することを要求される
。しかしこれは″ゴム”弾性的にこれを行うものであっ
てはならない。それによって動脈瘤、すなわち破局的な
バルーン様の変形を生じる可能性があるがらである。
人工血管は、生体適合性であり、好ましくは移植組織と
しての利用につき証明済みの歴史をもつ(血液接触用と
してのものが最適である)材料で作成される必要がある
。これは柔軟であり、脈動可能でなければならないが、
動脈瘤を生じゃすくてはならない。これは粘弾性であり
、良好な屈曲疲れ抵抗性を示すべきである。また人工血
管はコラーゲンを強固に固着させるが、一方では組織が
過度に内部増殖するのを防ぐ程度の多孔性でなければな
らない。内部増殖により非柔軟性および/または閉塞を
生じるであろう。人工血管はまたいかなる地点において
も″よじれる“′ことなく配置し得なければならない。
50μm以下の細孔寸法が、高いコンプライアンスをな
お維持した状態で十分な組織の取込みを達成するのに有
益であろう。
最適な泊瘉および長期的潜在能力に必要な多孔性の程度
および細孔寸法分布はなお解決する必要がある。実際に
は非対称的な細孔分布が有益であろう。
本発明によれば、実質的にチューブの軸に対しして整列
した、間隔を置いた合成高分子材料のフィブリルからな
り、これらの整列した、間隔を置いたフィブリルが相互
にランダムに連結している内部構造をその壁が有する、
溶融紡糸した中空、チューブ状の、実質的に円筒状の人
工血管が提供される。
本発明においては人工器官の壁の細孔がチューブの方向
に、すなわち紡糸の方向に高度に配向しているので、こ
れは編物または編物に付随するものよりも曲がりくねっ
た多孔性の網状構造を形成すると考えられる。これによ
って、人工器官壁を貫通して組織が増殖するのは実質的
に抑制されると思われる。
また本発明の人工器官の製造に採用される溶融紡糸法の
性質のため、人工器官の壁における細孔の寸法および均
一性を狭い限界内に制御することができ、このため移植
した際に人工器官は高い効率を示すと考えられる。
本発明の人工器官は、化学的に不活性であり、かつ身体
および血液に対し適合性であるいかなる適切な繊維形成
性の溶融紡糸可能なポリマーであってもよい。特に望ま
しいポリマーはポリウレタン系ポリエーテル、より詳細
にはポリ(テトラヒドロフラン)、メチレンビス(4−
フェニルイソシアネート)および1.4−ブタンジオー
ル系のものであり、人工血管用材料としてのこの種のポ
リウレタンの適性は、ディー・アニスらによりメメル巻
トランス、アメ、ソサ、アーティフ、インナーナ、オル
ガンズ(Trans、 A1. Soc、^rtBIn
tern  organs) 、 1978.209 
 において支持されている。使用できる他のポリウレタ
ンは他のグリコール残基を基礎とするもの、たとえはポ
リエチレングリコールであり、これは人工器官にある程
度の親水性を導入するであろう。
ポリウレタン製の人工器官とは別に、これはポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、フルオ
ロポリマー、ポリスチレン、ポリ塩fヒビニル、ポリメ
チルメタクリレート、酢酸酪酸セルロースなどの繊維形
成性ポリマーであってもよいと考えられる。
同様にポリマーを慎重に選択することにより、人工器官
を生体内分解性にすることもでき、これは顕著な利点を
与える場合がある。適切なポリマーの例はポリエチレン
オキシド、ポリエチレンテレフタレート、ポリジオキサ
ン、ポリクリコール酸である。
本発明の人工器官は心血管外科処置に対する要求に応じ
て、直径、壁厚および長さを含めていがなる寸法にも作
成できる。
本発明の人工器官は単独で用いることもできるが、この
人工器官を先行技術に現在用いられている種類の織物ま
たは編物の外部クラツディングと組合わせて用いる方が
好ましいと認められる場合もある6 さらに人工器官を移植の実施前に適切な凝血防止剤で処
理することが望ましいであろう。さらに、製造の適宜な
段階で、また移植時に人工器官をたとえばγ線(たとえ
はコバルト6o源)またはエチレンオキシドガスによっ
て確実に滅菌することか望ましいであろう。
ここで本発明を実施例により説明する。
以下の実施例において人工器官用のチューブは標準的な
パックアセンブリーを備えた小型のスクリュー押出機に
より製造された。製造過程で種々の紡糸口金のデザイン
を採用することができる。
実施例1 この例ではブレンド組成物は43重量%のポリプロピレ
ン(溶融粘度、284℃で580ポイズ)、53重量%
のナイロン66(溶融粘度、284°Cで800ポイズ
)、および4%のナイロン11(リルサンー溶融粘度、
284℃で500ポイズ)(相溶化剤として)であった
。紡糸前にナイロン66およびナイロン11を共に真空
下に80℃で16時間乾燥させた。
した。紡糸口金オリフィスは100μmの幅および25
0μmの間隔を備えていた。チューブは17.5m/分
で巻き取られた。チューブを通常のエアクエンチ(a 
i r’ quench)により急冷した。
チューブの試料を攪拌下に98%@酸に2+一時間浸漬
した。実質的にすべてのナイロン(66および11)が
チューブ壁から除去され、間隔を置いたポリプロピレン
フィブリルが残された。これらは実質的にチューブの軸
に対し整列し、これらのフィブリルが相互にランダムに
連結していた。
第1図は抽出されていないチューブの横断面の顕微鏡写
真を示す。
実施例2 この例では65重量%のポリエーテル系ポリウレタン(
ニスタン58300−ビー・エフ・グツトリッチ)およ
び35重量%のポリプロピレン(プロパテンPXC31
631)によりブレンドを調製しな。
ポリウレタンは真空下に96℃で2+時間乾燥された。
ポリエーテル系ポリウレタンおよびポリプロピレンの溶
融粘度は190℃でそれぞれ10340ポイズおよび1
980ポイズであった。このブレンドいて紡糸し、外径
3.9mmおよび内径2.8Mの中空チューブを製造し
た。2C型紡糸口金の寸法は内側半径1.09mm、ス
ロット幅0.16關およびギャップ0.38關であった
チューブを通常のエアクエンチにより急冷した。
チューブの試料をフラスコ内で沸騰石油100CC中に
45分間浸漬した。溶液をデカントし、石油エーテル1
00ccを補充し、さらに60分間煮沸した。実質的に
すべてのポリプロピレンがチューブ壁から抽出され、実
質的にチューブの軸に対し整列しな、間隔を置いたポリ
ウレタンフィブリルからなる内部構造をもつ壁が残され
た。これらの整列した、間隔を置いたフィブリルは相互
にランダムに連結していた。壁の内部構造を添付の顕微
鏡写真に示す。第2a図は壁の横断面図を示す。
第2b図は実質的に整列し、連結したフィブリルの縦方
向の図を示す。
このチューブは白色、不透明、一体(inte−gra
l) 、弾性であり、人工血管として理想的に適してい
た。
実施例3 65重量%のポリエステル系ポリウレタン(ニスタン5
8271 exビー・エフ・グツドリッチ)および35
重量%ポリプロピレン(プロパテンpxc 31631
)のブレンドを調製した。ポリウレタンは70℃で真空
下に3時間乾燥された。ポリウレタンおよびポリプロピ
レンの180℃における溶融粘度はそれぞれ43850
ポイズおよび2790ポイズである。
このブレンドを180°Cの温度て二重C型紡糸2關の
中空チューブを製造した。2C型紡糸口金は内側半径1
.09m、スロット幅0.16mmおよびギャップ0.
38mmの寸法を備えていた。
通常のエアクエンチによりチューブを急冷した。
チューブの試料をフラスコ内で沸騰石油80cc中に1
05分間浸漬した。溶液をデカントし、石油エーテル1
00ccを補充し、さらに60分間煮沸した。実質的に
すべてのポリプロピレンがチューブ壁から抽出され、実
質的にチューブの軸に対し整列した、間隔を置いたポリ
ウレタンフィブリルからなる内部構造をもつ壁が残され
た。これらの整列した、間隔を置いたフィブリルは相互
にランダムに連結していた。壁の内部構造を添付の顕微
鏡写真に示す。第3図は壁の横断面図を示す。
チューブは白色、不透明、一体、弾性であり、人工血管
として理想的に適していた。
実施例4 この例では63重量%のポリエーテル系ポリウレタン(
ニスタン58300 )および35重量%のポリプロピ
レン(プロパテン PXC31631)のブレンドを調
製した。ポリウレタンを真空下に62℃で4時間乾燥さ
せた。ポリウレタンおよびポリプロピレンの溶融粘度は
190℃でそれぞれ15620ポイズおよび2017ボ
イズであった。このブレンドを190°Cで二重C型紡
糸口金を通して紡糸した。
C型紡糸口金は1.09mmの内側半径、0.16nu
++のスロット幅、および0.38mmのギャップをも
つものであのエアクエンチにより急冷した。
試料300gをシロクヘキサノン(GPR用)50cc
中に入れ、室温で4−+時間振とうした。実質的にすべ
てのポリウレタンがチューブ壁から抽出され、実質的に
チューブの軸に対し整列した、間隔を置いたポリプロピ
レンフィブリルからなる内部構造をもつ壁が残された。
これらのフィブリルは相互にランダムに連結していた。
壁の内部構造を添付の顕微鏡写真、第4図に示す。
チューブは白色、不透明、一体、弾性であり、人工血管
として用いるのに適していた。
実施例5 この例は壁を横切って半径方向に勾配のある多孔性をも
つ人工血管の製造を示す。
65重量%のポリエーテル系ポリウレタン(ニスタン5
8300exグツドリツチ)および35重量%のポリプ
ロピレン(プロパテンpxc 31631 )のブレン
ドを調製した。ポリウレタンは真空下に62℃で4時間
乾燥させた。ポリウレタンは190℃で15620ポイ
ズの溶融粘度を示し、ポリプロピレンは190°Cで2
017ポイズの溶融粘度を示した。
C型紡糸口金は内側半径2.33mm、スロット幅o、
21閣およびキャップ分離0.55m+nの寸法を備え
ていた。
試料500■を沸騰石油80cc中に90分間浸漬した
実質的にすべてのポリプロピレンかチューブ壁から抽出
された。横断面において、内縁は実質的にチューブの軸
に対し整列し、間隔を置いたポリウレタンフィブリルか
らなり、この整列したフィブリルが相互にランダムに連
結していた。外縁は多孔度の低い構造を形成していた。
従って多孔度は壁を横切って異なっており、半径方向に
外側に向って低下していた。この非対称性はチューブに
強度を与え、一方ではなおその高い弾性および多孔性を
維持していた。壁の内部構造を添付の顕微鏡写真、第5
図に示す。
上記各側で用いたポリウレタンは本発明者らが特に望ま
しいと述べた群のポリウレタンの一員であり、これらは
必すしも生体適合性であるとは限らないが、実際にはこ
の種の生体適合性ポリマーを用いる必要があると解すべ
きであることは認められるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1のチューブにつき、抽出されていない
状態の横断面の繊維の形状を示す顕微鏡写真である。 第2a図および第2b図は実施例2のチューブのそれぞ
れ横断面および縦断面の繊維の形状を示す顕微鏡写真で
ある。 第3図および第4図はそれぞれ実施例3および4のチュ
ーブにつき、横断面の繊維の形状を示す顕微鏡写真であ
る。 第5図は実施例5のチューブにつき、横断面の繊維の形
状を示す顕微鏡写真であり、多孔度が半径方向で異なる
ことを示す。 タト =    18   −

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チューブの軸に対して実質的に整列した、間隔を
    置いた合成高分子材料のフィブリルからなり、これらの
    整列した、間隔を置いたフィブリルが相互にランダムに
    連結している内部構造をその壁が有する、溶融紡糸され
    た中空、チューブ状の、実質的に円筒状の人工血管。
  2. (2)ポリエーテル系ポリウレタンからなる、特許請求
    の範囲第1項に記載の溶融紡糸された人工血管。
  3. (3)ポリエーテル系ポリウレタンがポリ(テトラヒド
    ロフラン)、メチレンビス(4−フェニルイソシアネー
    ト)および1,4−ブタンジオールを基礎とするもので
    ある、特許請求の範囲第2項に記載の溶融紡糸された人
    工血管。
  4. (4)合成高分子材料が生体内分解性である、特許請求
    の範囲第1項に記載の溶融紡糸された人工血管。
  5. (5)チューブがその壁を横切って半径方向に勾配をも
    つ多孔性を有する、特許請求の範囲第1項に記載の溶融
    紡糸された人工血管。
JP63001773A 1987-01-07 1988-01-07 人工血管 Pending JPS63181755A (ja)

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GB8700249 1987-01-07
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DE (1) DE3771199D1 (ja)
DK (1) DK2188A (ja)
ES (1) ES2022902B3 (ja)
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