JPS6318077A - 硬質炭素膜の合成方法及びその装置 - Google Patents

硬質炭素膜の合成方法及びその装置

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JPS6318077A
JPS6318077A JP16253286A JP16253286A JPS6318077A JP S6318077 A JPS6318077 A JP S6318077A JP 16253286 A JP16253286 A JP 16253286A JP 16253286 A JP16253286 A JP 16253286A JP S6318077 A JPS6318077 A JP S6318077A
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JP
Japan
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ultraviolet light
gas
reactor
chlorine
carbon film
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Pending
Application number
JP16253286A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Yagi
俊憲 八木
Yoshiyuki Goto
令幸 後藤
Haruhiko Nagai
治彦 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はダイヤモンド等の硬質炭素膜の合成方法及びそ
の装置に関するものである。
〔従来技術〕
ダイヤモンド粒などの硬質炭素の合成は旧来超高圧高温
下で合成する方法が取られていたが、硬質炭素膜につい
ては近年イオンビーム堆積合成法、熱化学的堆積合成法
、光分解堆積法等が採用されている。
第4図は従来の光分解堆積法の実施状態を示す模式図で
あり、反応器10の側壁に設けた窓10aの外部に、ミ
ラー11a2  レンズllbを介在させて紫外光発生
装置11を配設すると共に反応器10内に反応ガスを供
給するガス供給装置12、ガスを排出するガス排出装置
13を設置し、また反応器10の内部には温度コントロ
ーラ14と接続したヒータ14aにて加熱される基板S
を配置し、基板Sを適正温度に加熱しつつ反応器10内
にガス供給装置12から反応ガスを供給し、同時に紫外
光発生装置11から紫外光を基板Sに入射させて反応ガ
スを分解し、基板S表面に活性な炭素素子を堆積せしめ
て、硬質炭素膜の合成を行うようになっている(特開昭
60−112697号)。
〔発明を解決しようとする問題点〕
ところで上述した如き従来方法では反応ガスに炭化水素
系ガスを用いているため、紫外光の吸収の程度が小さく
て分解効率が低く、多光子吸収過程での光分解を行わざ
るを得す、従って高密度のエネルギが必要となり、硬質
炭素膜の成長速度も遅いという問題があった。また、成
膜過程では炭素原子の一部が紫外光を導く反応器10の
窓11aにも付着堆積し、窓11aの頻繁な保守を必要
とするなどの問題もあった。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは低いエネルギ密度でしかも高い成長
速度が得られ、反応器の窓への反応生成物の堆積を抑制
して連続した長時間の成膜を行い得る硬質炭素膜の合成
方法及びその装置を捷供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明方法にあっては反応ガスとして四塩化炭素、塩化
メチル等の塩素系炭化物を用い、また本発明装置にあっ
ては、紫外光を反応器内に導入する窓の内側にパージ用
ガスを供給する装置を具備する。
〔作用〕
塩素系炭化物は低エネルギで分解され、炭素原子の堆積
速度が速(、また窓の内側へのパージガスの供給で窓へ
の反応生成物等の堆積を抑制する。
〔実施例〕
本発明方法にあっては反応ガスとして四塩化炭素(CC
Z、)等の塩素系炭化物を用い、この反応ガスを反応器
内に所要の圧力で導入し、これに紫外光を投射して分解
し、生成された活性な炭素原子を基板上に堆積せしめて
硬質炭素膜を合成する。
塩素系炭化物としては四塩化炭素(CC1+4)の外に
、クロロホルム(CHCj’3)、ジクロロメタン(C
1bC12) 、塩化メチル(CH3C1’)等を用い
てもよい。
紫外光発生装置としては上記した塩素系炭化物ガスを分
解し得るものであればよく、特に限定するものではない
が従来知られた例えばArF、 F2 。
Ar2 + kr2エキシマレーザ装置、或いはローダ
ミン110を用いた色素レーザ装置、或いは高周波のY
AGレーザ装置等を適宜採択すればよい。
ちなみにArFレーザ(波長193n* )装置を紫外
光発生装置として用いたときの上記各塩素系炭化物の吸
収スペクトルをみると第1図(イ)、(ロ)に示す如く
である。第1図(イ)、(ロ)のグラフはいずれも横軸
に波長(nw)を、また縦軸に吸収係数をとって示して
あり、このグラフから明らかな如(、ArFレーザ装置
から発せられる波長193niiの光に対し、四塩化炭
素は22.6、また塩化メチル1.5の吸収係数を有し
ていることが解る。
これは炭化水素系ガスの吸収係数が0.5程度であるの
と比較して格段に大きな値となっている。
また反応室内の反応ガス圧力は反応ガスの種類に応じて
適宜選択すればよいがこのガス圧力と炭素原子の堆積速
度とは密接な関係にあり、夫々に応じた適正な圧力に設
定するのが望ましい。
第2図は反応器内における四塩化炭素の圧力と硬質炭素
膜の堆積速度(μm/時)との関係を示すグラフであり
、横軸にCCZ4の圧力(Torr)を、また縦軸に堆
積速度(μm/時)をとって示しである。このグラフか
ら明らかな如く反応ガス圧力の上昇と共に堆積速度も上
昇しており、四塩化炭素ガス圧力が0.3Torr以上
、望ましくは0.5Torrで5〜10μm/時の堆積
速度が得られており、特に0.5Torrのとき、電気
抵抗が高く、透明度に優れた硬質炭素膜が得られること
が確認された。
このような堆積速度は例えばグロープラズマ法によって
エチレンをI Torrの圧力で分解したときの堆積速
度は0.1 μm/時、また電子線CVO法にてメタン
を40Torrの圧力で分解したときの堆積速度は1〜
2μm/時、更にプラズマ法にてベンゼンをI X 1
O−3Torrの圧力で分解したときの堆積速度は3.
6μm/時程度であるのと比較して堆積速度が格段に大
きいことが解る。
なお、CCl4のガス圧力をl Torr以上とした場
合は膜中にスス状物が析出し易いことも確認された。
次に本発明装置につき図面に基づき具体的に説明する。
第3図は本発明装置の模式図であり、図中1は反応器、
2は紫外線発生装置、3は反応ガスの供給装置、4はパ
ージガスの供給装置を示している。反応器1はその側壁
の一部に、先端に窓1aを備えた筒体1bを延設し、ま
た筒体1bと反応器10本体部分との間には小孔又はス
リットを備えた遮蔽部材1c、 ldが設置されている
。反応器1の外部には窓1aに面してレンズllbを介
在させて紫外光発生装置2が設置され、これから発せら
れた紫外光をレンズ11b、窓1a、遮蔽部材1c、 
ldの小孔又はスリットを通して、反応器1内の加熱さ
れた基板Sに投射されるようにしである。基板Sの背面
には温度コントローラ14にて調節されるヒータ14a
が配置され、基板Sを適正温度に加熱するようにしであ
る。紫外光発生装置2としては前述した如< ArF等
のエキシマレーザ装置、色素レーザ装置、YAGレーザ
装置等が用いられる。
反応器1にはこれに反応ガスとしての塩素系炭化物ガス
を供給するガス供給装置3が流量コントローラ3aを介
して連結され、また別に反応器1からガスを排出する排
気装置13及び排ガスの処理装置5が連設設置されてい
る。
そして、反応器1における筒体1bの窓1aと遮蔽部材
1c、 Idとの間にはAr、 N2等の不活性ガスを
パージガスとして供給する供給装置4が流量コントロー
ラ4aを介在させて連結されており、筒体1b内を反応
器1の本体部分内の圧力よりも若干高く維持して筒体1
b内に反応ガスの分解生成物が侵入し窓1aに付着する
のを防止するようになっている。
而してこのような本発明装置にあっては反応器1内にガ
ス供給装置3から塩素系炭化物のガスを流量コントロー
ラ3aを通じて供給し、基板Sを温度コントローラ14
で制御されるヒータ14aにて適正温度に加熱しつつ紫
外光発生装置2で発せられた紫外光をレンズ11b、窓
1aを通じて基板S面に投射せしめる。
紫外光を投射された塩素系炭化物は高効率で光分解され
活性状態の炭素原子が多量に生成され、基板S表面に硬
質炭素膜が高速で成長せしめられる。
なお、この間筒体1b内には供給装置4からAr等の不
活性ガスがパージガスとして供給され筒体1b内への反
応器10本体部分からの反応生成物の侵入を阻止し、窓
1aを常時清浄に維持する。
〔効果〕
以上のどと(本発明方法にあっては塩素系炭化物を反応
ガスとして用いるから、紫外光の吸収による分解が迅速
でそれだけ膜成長速度も大きく、生産効率が大幅に向上
する。また本発明装置にあっては紫外光を反応器内に投
射する窓の内側にはパージガスを供給することとしてい
るから、反応ガスの分解生成物が窓に付着して紫外光の
投射が阻害されるなどのおそれがなく、連続的な作用が
可能となり、大量生産に適するなど本発明は優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法において用いる塩素系炭化物の紫外
光に対する吸収スペクトルを示すグラフ、第2図は塩素
系炭化物からなる反応ガス圧力と硬質炭素膜堆積速度と
の関係を示すグラフ、第3図は本発明方法を実施するた
めの装置の模式図、第4図は従来方法の実施状態を示す
模式図である。 l・・・反応器 1a・・・窓 1b・・・筒体 1c
、1d・・・遮蔽部材 2・・・紫外光発生装置 3・
・・反応ガス供給装置 4・・・パージガス供給装置 
5・・・排気処理装置なお、図中、同一符号は同一、又
は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塩素系炭化物からなる反応ガスに紫外光を照射して
    これを分解し、生成された活性な炭素原子を加熱した基
    板上に堆積せしめることを特徴とする硬質炭素膜の合成
    方法。 2、前記塩素系炭化物は四塩化炭素、塩化メチル、クロ
    ロホルム又はジクロロメタンである特許請求の範囲第1
    項記載の硬質炭素膜の合成方法。 3、反応ガスを分解し、基板上に炭素原子を堆積させる
    反応器と、該反応器に反応ガスとして塩素系炭化物のガ
    スを供給するガス供給装置と、反応器内にその窓を通じ
    て紫外光を投射する紫外光発生装置と、前記窓の内側に
    パージガスを供給する装置とを具備することを特徴とす
    る硬質炭素膜の合成装置。 4、前記ガス供給装置の供給する塩素系炭化物のガスは
    、四塩化炭素、塩化メチル、クロロホルム又はジクロロ
    メタンである特許請求の範囲第3項記載の硬質炭素膜の
    合成装置。5、前記紫外光発生装置はArF、F_2、
    Ar_2、Kr_2エキシマレーザ装置、ローダミン1
    10を用いた色素レーザ装置又はYAGレーザ装置であ
    る特許請求の範囲第3項記載の硬質炭素膜の製造装置。
JP16253286A 1986-07-08 1986-07-08 硬質炭素膜の合成方法及びその装置 Pending JPS6318077A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6579833B1 (en) 1999-09-01 2003-06-17 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Process for converting a metal carbide to carbon by etching in halogens

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6579833B1 (en) 1999-09-01 2003-06-17 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Process for converting a metal carbide to carbon by etching in halogens

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